JP2020085534A - 試験装置および試験方法 - Google Patents

試験装置および試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020085534A
JP2020085534A JP2018216632A JP2018216632A JP2020085534A JP 2020085534 A JP2020085534 A JP 2020085534A JP 2018216632 A JP2018216632 A JP 2018216632A JP 2018216632 A JP2018216632 A JP 2018216632A JP 2020085534 A JP2020085534 A JP 2020085534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
conductive film
test
contact
dut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018216632A
Other languages
English (en)
Inventor
文一 柿沼
Fumikazu Kakinuma
文一 柿沼
藤野 昌男
Masao Fujino
昌男 藤野
亘 奈良崎
Wataru Narasaki
亘 奈良崎
啓 栗原
Hiroshi Kurihara
啓 栗原
田中 武
Takeshi Tanaka
武 田中
中川 勝
Masaru Nakagawa
勝 中川
俊昭 早川
Toshiaki Hayakawa
俊昭 早川
貴宏 中村
Takahiro Nakamura
貴宏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Advantest Corp
Original Assignee
Tohoku University NUC
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC, Advantest Corp filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2018216632A priority Critical patent/JP2020085534A/ja
Publication of JP2020085534A publication Critical patent/JP2020085534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】導電膜と被測定物との位置合わせを不要とする。【解決手段】試験装置1000は、被測定物2のバンプ22に接触する導電性のソケット1202と、ソケット1202と接触するインターポーザ1204とを備える。ソケット1202(導電膜1)は、弾性を有する樹脂シート12と、樹脂シート12の内部に配置され、樹脂シート12を貫通し、樹脂シート12に覆われていない端面14a、14bを有する複数の金属ロッド14とを備える。端面14aには、被測定物2のバンプ22が接触する。金属ロッド14の端面14aの直径Dと金属ロッド14の14aどうしの間隔Xとを加えたものが、バンプ22の最小幅dの半分以下であるため、バンプ22に対して複数の金属ロッド14が接触するので、樹脂シート12とバンプ22との間の位置合わせが不要である。【選択図】図15

Description

本発明は、異方性導電膜を用いた試験装置および試験方法に関する。
従来より、高いアスペクト比の金属柱を有する異方性導電膜が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような異方性導電膜の金属柱に、被測定物のバンプを接触させて、被測定物の試験を行うことがある。
特開2017−160469号公報
しかしながら、上記のような従来技術にかかる被測定物の試験によれば、金属柱とバンプとを接触させるために、異方性導電膜と被測定物との位置合わせを行う必要がある。この位置合わせには手間がかかる。
そこで、本発明は、導電膜と被測定物との位置合わせを不要とすることを課題とする。
本発明にかかる試験装置は、被測定物の電極に接触する導電性のソケットと、前記ソケットと接触する導電部材とを備え、前記ソケットと前記被測定物との間の位置合わせが不要であるように構成される。
上記のように構成された試験装置によれば、導電性のソケットが、被測定物の電極に接触する。導電部材が、前記ソケットと接触する。前記ソケットと前記被測定物との間の位置合わせが不要である。
なお、本発明にかかる試験装置は、前記ソケットが、弾性を有する絶縁部材と、前記絶縁部材の内部に配置され、前記絶縁部材を貫通し、前記絶縁部材に覆われていない端面を有する複数の導体部材とを備え、前記端面には、前記電極が接触するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる試験装置は、前記電極に対して、複数の前記導体部材が接触するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる試験装置は、前記導体部材の前記端面の直径と前記導体部材の前記端面どうしの間隔とを加えたものが、前記電極の最小幅の半分以下であるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる試験装置は、前記ソケットが異方性導電膜であるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる試験装置は、前記導体部材が、前記異方性導電膜の厚さ方向に延伸するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる試験装置は、前記導体部材が、前記異方性導電膜の厚さ方向に対し斜めに延伸するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる試験装置は、前記導体部材の直径が5μm以下であり、前記導体部材の高さが80μm以上であり、前記導体部材どうしの間隔が2μm以上であるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる試験装置は、一つの前記異方性導電膜上に、複数の前記被測定物が配置されるようにしてもよい。
本発明にかかる試験方法は、電極を有する被測定物を試験するための試験方法であって、導電部材に、導体部材を複数有する導電性のソケットを接触させる工程と、前記電極を、複数の前記導体部材に接触させる工程とを備えるように構成される。
なお、本発明にかかる試験方法は、他の被測定物の電極を、前記導体部材に繰り返し接触させるようにしてもよい。
本発明の実施形態にかかる導電膜1の平面図である。 本発明の実施形態にかかる導電膜1のII−II断面図である。 被測定物2の正面図(図3(a))、底面図(図3(b))である。 本発明の実施形態にかかる導電膜1に被測定物2のバンプ22を接触させたときの断面図(図4(a))、被測定物2をバンプ22の半径だけ右にずらした状態の断面図(図4(b))である。 比較例にかかる導電膜1に被測定物2のバンプ22を接触させたときの断面図(図5(a))、被測定物2を右にずらした状態の断面図(図5(b))である。 被測定物2のバンプ22を楕円柱(図6(a))、角柱(図6(b))とした変形例の底面図である。 金属ロッド14を厚さ方向に対し斜めに延伸させた変形例の断面図である。 一つの導電膜1上に、複数の被測定物2が配置され変形例の平面図である。 基板100上に被エッチング層200を形成した材料の正面図である。 図9に図示した材料をエッチングしたエッチング済み材料の断面図である。 図10に図示したエッチング済み材料にメッキを施したメッキ済み材料の断面図である。 図11に図示したメッキ済み材料から基板100と被エッチング層200とを除去した柱状構造体(図12(a))、さらに柱状構造体に保護シート400を取り付けたもの(図12(b))の正面図である。 図12(b)に図示した柱状構造体(保護シート貼り付け済み)にシリコーンを充填したシリコーン充填材料(図13(a))、シリコーン充填材料から保護シート400および第三メッキ材306を除去したもの(図13(b))の断面図である。 柱状構造体(保護シート貼り付け済み)における保護シート400をスライドさせる工程(図14(a))、その後にシリコーンを充填する工程(図14(b))を示す図である。 導電膜1をソケットとして利用した半導体試験装置1000の構成を示すブロック図である。 ある被測定物2aをソケット1202に接触させたときの断面図(図16(a))、さらに他の被測定物2bをソケット1202に接触させたときの断面図(図16(b))である。 実際に、本発明の実施形態にかかる導電膜1に被測定物2のバンプ22を接触させる試験(「コンタクト試験」という)を行った後に、バンプ22を撮影した電子顕微鏡写真である。 柱状構造体(保護シート貼り付け済み)にシリコーンを充填する工程(図18(a))、その後に保護シート400をスライドさせる工程(図18(b))を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる導電膜1の平面図である。図2は、本発明の実施形態にかかる導電膜1のII−II断面図である。図3は、被測定物2の正面図(図3(a))、底面図(図3(b))である。
本発明の実施形態にかかる導電膜1は、樹脂シート(絶縁部材)12、金属ロッド(導体部材)14を備える。
樹脂シート12は、弾性を有する樹脂(例えば、シリコーン)の絶縁部材である。金属ロッド(導体部材)14は、樹脂シート12の内部に配置され、樹脂シート12を貫通している。金属ロッド14は、樹脂シート12に覆われていない端面14a、14bを有する(図2参照)。なお、金属ロッド14は直径D、高さHの円柱である。多数の金属ロッド14が、間隔X(ここでは、隣接する金属ロッド14どうしの間の距離)だけ離れて樹脂シート12の内部に配置されている。金属ロッド14は、導電膜1の厚さ方向に延伸する。この導電膜1は、金属ロッド14の高さ方向には導電性があるが、金属ロッド14の幅方向には樹脂シート12によって絶縁性が保たれるため、異方性導電膜である。
例えば、金属ロッド14の直径Dは5μm以下(例えば、2μm)であり、金属ロッド14の高さHが80μm以上(例えば、100μm)であり、金属ロッド14どうしの間隔Xは2μm以上(例えば、5μm)である。なお、アスペクト比=(金属ロッド14の高さH)/(金属ロッド14の直径D)は10以上100以下であることが好ましい。
被測定物2は、バンプ(電極)22を有する(図3参照)。バンプ22は、直径dのほぼ円柱状の電極であるが、下方にやや凸である。バンプ22の直径dは、例えば20μmである。バンプ22どうしの間隔(ここでは、隣接するバンプ22どうしの間の距離)は、例えば30μmである。
導電膜1の端面14aは、被測定物2のバンプ22が接触するものである。
金属ロッド14は円柱なので、その端面14aの直径は、金属ロッド14の直径Dと等しい。金属ロッド14は円柱なので、金属ロッド14の端面14aどうしの間隔は、金属ロッド14どうしの間隔Xと等しい。また、バンプ22はほぼ円柱なので、バンプ22の最小幅は、バンプ22の幅dと等しい。ここで、金属ロッド14の端面14aの直径Dと金属ロッド14の端面14aどうしの間隔Xとを加えたものが、バンプ22の最小幅dの半分以下である(D+X≦d/2)。
これにより、バンプ22に対して、複数の金属ロッド14が接触するので、樹脂シート12とバンプ22との間の位置合わせが不要となる。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
図4は、本発明の実施形態にかかる導電膜1に被測定物2のバンプ22を接触させたときの断面図(図4(a))、被測定物2をバンプ22の半径だけ右にずらした状態の断面図(図4(b))である。なお、図4においては、金属ロッド14の端面14aの直径Dと金属ロッド14の端面14aどうしの間隔Xとを加えたものが、バンプ22の最小幅dの半分に等しい(D+X=d/2)。また、図4においては、図示の便宜上、金属ロッド14の高さHを半分程度にして図示している。
図4(a)を参照して、2つのバンプ22の各々の左端および中央付近が、2つの金属ロッド14の端面14aに接触している。なお、被測定物2は導電膜1に押し付けられているため、バンプ22が多少、導電膜1に入り込んでいる。
ここで、被測定物2の樹脂シート12に対して、被測定物2が少し右にずれると、2つのバンプ22の各々の右端が、別の金属ロッド14の端面14aに接触する。さらに、被測定物2が右にずれると、2つのバンプ22の各々の左端が金属ロッド14の端面14aから離れる。図4(a)の状態から、被測定物2がd/2だけ右にずれると、2つのバンプ22の各々の左端および中央付近が、2つの金属ロッド14の端面14aに接触する(図4(b)参照)。
したがって、導電膜1の樹脂シート12に対する位置がずれても、最低2本金属ロッド14がバンプ22に接触することとなる。これにより、金属ロッド14の端面14bに接触している図示省略した試験装置(例えば、半導体試験装置)によって、被測定物の測定および試験を行うことができる。
図5は、比較例にかかる導電膜1に被測定物2のバンプ22を接触させたときの断面図(図5(a))、被測定物2を右にずらした状態の断面図(図5(b))である。なお、図5においては、バンプ22の直径dが、金属ロッド14の直径Dと等しい。よって、D+X>d/2となる。また、図5においては、図示の便宜上、金属ロッド14の高さHを半分程度にして図示している。
図5に示す比較例の場合、図5(a)に示すようにバンプ22と金属ロッド14との位置があっている場合は、バンプ22と金属ロッド14とが接触する。しかし、図5(b)に示すように、被測定物2をある程度右にずらすと、バンプ22と金属ロッド14とが接触しないので、金属ロッド14の端面14bに接触している図示省略した試験装置(例えば、半導体試験装置)によって、被測定物の測定および試験を行うことができなくなってしまう。
本発明の実施形態によれば、金属ロッド14の端面14aの直径Dと金属ロッド14の端面14aどうしの間隔Xとを加えたものが、バンプ22の最小幅dの半分以下であるため、バンプ22に対して複数の金属ロッド14が接触する(図4参照)。
このため、バンプ22に対して金属ロッド14を接触させるための、樹脂シート12とバンプ22との間の位置合わせが不要となるので、導電膜1と被測定物2との位置合わせを不要とすることができる。
図17は、実際に、本発明の実施形態にかかる導電膜1に被測定物2のバンプ22を接触させる試験(「コンタクト試験」という)を行った後に、バンプ22を撮影した電子顕微鏡写真である。バンプ22に、金属ロッド14による複数の打痕が生成されていることが分かる。この時のバンプ22の直径dは20μmで、金属ロッド14の間隔Xは3μm、金属ロッド14の端面14aの直径Dは2μmである。従ってD+X=5μm < d/2=10μmとなり、必ず接触点が存在することが確認できる。
なお、本発明の実施形態には以下の様な変形例が考えられる。
(変形例1)
例えば、バンプ22が円柱であると説明してきたが、必ずしも円柱である必要はない。図6は、被測定物2のバンプ22を楕円柱(図6(a))、角柱(図6(b))とした変形例の底面図である。
被測定物2のバンプ22を楕円柱とした場合は(図6(a)参照)、バンプ22の最小幅d1は、楕円の短軸の長さとなる。被測定物2のバンプ22を角柱とした場合は(図6(b)参照)、バンプ22の最小幅d2は、バンプ22の平面形状である長方形の短かい方の辺の長さとなる。金属ロッド14の端面14aの直径Dと金属ロッド14の端面14aどうしの間隔Xとを加えたものを、バンプ22の最小幅d1またはd2の半分以下(D+X≦d1/2またはd2/2)とすれば、本発明の実施形態と同様な効果を奏する。
(変形例2)
また、金属ロッド14が導電膜1の厚さ方向に延伸すると説明してきたが、厚さ方向に対し斜めに延伸するようにしてもよい。図7は、金属ロッド14を厚さ方向に対し斜めに延伸させた変形例の断面図である。
金属ロッド14の傾斜角αは例えば20〜40度である。金属ロッド14を厚さ方向に対し斜めに延伸させることにより、本発明の実施形態と同様な効果を奏するばかりか、金属ロッド14をバネのようにバンプ22に対して反発させ、バンプ22に強く押し付けることができる。
(変形例3)
また、一つの導電膜1上に、一個の被測定物2が配置されると説明してきたが、複数個の被測定物2が配置されるようにしてもよい。図8は、一つの導電膜1上に、複数の被測定物2が配置され変形例の平面図である。一つの導電膜1上に、複数の被測定物2を配置しても、本発明の実施形態と同様な効果を奏する。
なお、金属ロッド14の直径Dが5μm以下(例えば、2μm)であって、高いアスペクト比(10以上100以下)の導電膜1の製造方法の一例を以下に説明する。
<製造方法1>
製造方法1は、図2に図示した金属ロッド14が導電膜1の厚さ方向に延伸するような導電膜1の製造方法である。
まず、基板100上に被エッチング層200を形成する。図9は、基板100上に被エッチング層200を形成した材料の正面図である。例えば、基板100はアルミニウム基板であり、被エッチング層200はポーラスアルミナ層である。基板100がアルミニウム基板である場合、被エッチング層200は、基板100を酸性電解液に浸して陽極酸化することにより得られる。
次に、被エッチング層200をエッチングする。図10は、図9に図示した材料をエッチングしたエッチング済み材料の断面図である。エッチングにより、被エッチング層200には微細孔202が貫通する。微細孔202は、被エッチング層200の頂面200aから、基板100と被エッチング層200との界面まで延伸する。
その後、微細孔202内に位置する基板100と被エッチング層200との界面にメッキを施す。図11は、図10に図示したエッチング済み材料にメッキを施したメッキ済み材料の断面図である。基板100へのメッキにより、微細孔202内に第一メッキ材302がメッキされる。第一メッキ材302は導体であり(例えば、ニッケル)、被エッチング層200の頂面200aのよりやや低い高さまでメッキする。第一メッキ材302の上には、エッチングされない導体(例えば、金)である第二メッキ材304をメッキする。第二メッキ材304は、被エッチング層200の頂面200aまでメッキする。頂面200aの上には第三メッキ材306(例えば、ニッケル)をメッキする。
なお、基板100がアルミニウム基板である場合、微細孔202内に位置する基板100と被エッチング層200との界面が酸化してしまい、メッキを阻害することがある。この阻害を防止するために、微細孔202内に位置する基板100と被エッチング層200との界面に亜鉛を置換メッキしてから、第一メッキ材302のメッキ(電解メッキ)を行うようにしてもよい。
さらに、基板100と被エッチング層200とを溶解させることにより除去し、さらに第一メッキ材302の端面に保護シート400を取り付ける。図12は、図11に図示したメッキ済み材料から基板100と被エッチング層200とを除去した柱状構造体(図12(a))、さらに柱状構造体に保護シート400を取り付けたもの(図12(b))の正面図である。
まず、図11に図示したメッキ済み材料を、基板100と被エッチング層200とを溶解する溶液(例えば、水酸化ナトリウム(10wt%)水溶液)に浸す。これにより、基板100と被エッチング層200が溶液に溶解し、メッキ済み材料から基板100と被エッチング層200とが除去される。すると、図12(a)に図示した柱状構造体が得られる。
さらに、図12(a)に図示した柱状構造体の第一メッキ材302の端面に保護シート400を取り付けると、図12(b)に図示した柱状構造体(保護シート貼り付け済み)が得られる。保護シート400は、PET(ポリエチレンテレフタレート)のフィルムであるが、その表面にPDMS(ポリメチルシロキサン)膜をコーティングして、第一メッキ材302の端面を保護している。
次に、図12(b)に図示した柱状構造体(保護シート貼り付け済み)の第三メッキ材306と保護シート400との間に、シリコーンを充填する。図13は、図12(b)に図示した柱状構造体(保護シート貼り付け済み)にシリコーンを充填したシリコーン充填材料(図13(a))、シリコーン充填材料から保護シート400および第三メッキ材306を除去したもの(図13(b))の断面図である。
図12(b)に図示した柱状構造体(保護シート貼り付け済み)にシリコーンを充填して硬化させてシリコーン層500を形成し、図13(a)に図示したシリコーン充填材料を得る。最後に、図13(a)に図示したシリコーン充填材料から、エッチングにより第三メッキ材306を除去し、保護シート400を剥離すると、導電膜1が得られる。なお、シリコーン層500が樹脂シート12に、第一メッキ材302および第二メッキ材304が金属ロッド14に相当する。
<製造方法2>
製造方法2は、図7に図示した金属ロッド14を厚さ方向に対し斜めに延伸させた変形例にかかる導電膜1の製造方法である。
柱状構造体(保護シート貼り付け済み)(図12(b)参照)を得るまでの工程は、製造方法1と同様である。ここで、保護シート400をスライドさせることにより第一メッキ材302を傾斜させてから、シリコーンを充填する。
図14は、柱状構造体(保護シート貼り付け済み)における保護シート400をスライドさせる工程(図14(a))、その後にシリコーンを充填する工程(図14(b))を示す図である。
まず、図14(a)に示すように、第三メッキ材306と平行に、保護シート400をスライドさせる。すると、図14(b)に示すように、第一メッキ材302が傾斜する。さらに、第三メッキ材306と保護シート400との間に、シリコーンを充填する。この後の工程は、図13を参照して説明したものと同様である。
ただし、シリコーンを充填する工程を、保護シート400をスライドさせる工程よりも前に行ってもかまわない。図18は、柱状構造体(保護シート貼り付け済み)にシリコーンを充填する工程(図18(a))、その後に保護シート400をスライドさせる工程(図18(b))を示す図である。
まず、図18(a)に示すように、第三メッキ材306と保護シート400との間に、シリコーンを充填する。この後、シリコーンを一次硬化させる。さらに、第三メッキ材306と平行に、保護シート400をスライドさせる。すると、図18(b)に示すように、第一メッキ材302が傾斜する。さらに、シリコーンを最終硬化させる。このような工程をとることにより、シリコーンを充填する際の柱状構造体(保護シート貼り付け済み)の形状の保持が容易となる。なお、この後の工程は、図13を参照して説明したものと同様である。
ただし、シリコーンを一次硬化させることにより、保護シート400がスライドできないようであれば、保護シート400をスライドさせた後で、シリコーンを一次硬化および最終硬化させてもよい。
(半導体試験装置への適用例)
導電膜1をソケットとすれば、被測定物2を試験するための半導体試験装置に用いることができる。図15は、導電膜1をソケットとして利用した半導体試験装置1000の構成を示すブロック図である。
半導体試験装置1000は、測定装置1100、テストヘッド1200、ハンドラ1300を備える。ハンドラ1300は、被測定物2をテストヘッド1200のソケット1202(導電膜1)に押し付ける。テストヘッド1200は、測定装置1100からの信号を被測定物2に与え、被測定物2からの応答を測定装置1100に与える。測定装置1100は、被測定物2に信号を与え、その応答に基づき、被測定物2の測定を行う。
測定装置1100は、送信部1102、受信部1104、測定制御部1106を有する。送信部1102は、被測定物2に与える信号を、テストヘッド1200に送信する。受信部1104は、被測定物2からの応答を、テストヘッド1200を介して受信する。測定制御部1106は、送信部1102および受信部1104を制御し、被測定物2に与える信号および被測定物2からの応答に基づき、被測定物2の測定を行う。
テストヘッド1200は、ソケット1202、インターポーザ(導電部材)1204、プローブ1206を有する。
ソケット1202は導電膜1であり、被測定物2のバンプ(電極)22に接触する導電性のものである。ソケット1202(導電膜1)および被測定物2の構造は、これまで説明してきたとおりである。また、ソケット1202(導電膜1)と被測定物2との位置合わせが不要であることも、これまで説明してきたとおりである。
インターポーザ(導電部材)1204は、ソケット1202に接触している。プローブ1206は、インターポーザ1204と測定装置1100とに接続されている。
ハンドラ1300は、被測定物2をソケット1202上に搬入し、ソケット1202に向かって押圧する。測定が終わると、被測定物2をソケット1202上から排出し、また新たな被測定物2をソケット1202上に搬入する。
次に、半導体試験装置1000の動作を説明する。
図16は、ある被測定物2aをソケット1202に接触させたときの断面図(図16(a))、さらに他の被測定物2bをソケット1202に接触させたときの断面図(図16(b))である。
まず、インターポーザ(導電部材)1204に、金属ロッド(導体部材)14を複数有する導電性のソケット1202(導電膜1)を接触させる。
次に、ハンドラ1300が、ある被測定物2aをソケット1202上に搬入し、ソケット1202に向かって押圧する(図16(a)参照)。これにより、2つのバンプ(電極)22の各々の左端および中央付近を、2つの金属ロッド(導体部材)14の端面14aに接触させる。
送信部1102から送信された信号は、プローブ1206、インターポーザ1204およびソケット1202の金属ロッド14を介して、被測定物2のバンプ22に与えられる。被測定物2の応答が、バンプ22から、ソケット1202の金属ロッド14、インターポーザ1204、プローブ1206を介して受信部1104に与えられる。測定制御部1106は、被測定物2に与える信号および被測定物2からの応答に基づき、被測定物2の測定を行う。
ある被測定物2aの測定が終わると、ある被測定物2aは、ハンドラ1300によって、ソケット1202上から排出される。
次に、ハンドラ1300が、他の被測定物2bをソケット1202上に搬入し、ソケット1202に向かって押圧する(図16(b)参照)。被測定物2とソケット1202(導電膜1)との位置合わせを正確に行うことは難しく、他の被測定物2bのソケット1202に対する位置が、図16(a)に示す場合とずれが生じることがある。例えば、図16(b)においては、他の被測定物2bが、図16(a)に示す場合よりも、d/2だけ右にずれている。このような場合でも、2つのバンプ22の各々の左端および中央付近が、2つの金属ロッド14の端面14aに接触している。
このようにして、ある被測定物2aのバンプ(電極)22に続いて、他の被測定物2bのバンプ(電極)22を、金属ロッド(導体部材)14に繰り返し接触させる。
他の被測定物2bの測定および排出も、ある被測定物2aと同様に行われる。
このようにして、半導体試験装置1000において、ソケット1202(導電膜1)と被測定物2との位置合わせを不要とすることができる。
1 導電膜
12 樹脂シート(絶縁部材)
14 金属ロッド(導体部材)
14a、14b 端面
2 被測定物
2a ある被測定物
2b 他の被測定物
22 バンプ(電極)
D、D1 金属ロッド14の直径
X、X1 端面14aどうしの間隔
d、d1、d2 バンプ22の最小幅
α 金属ロッド14の傾斜角
1000 半導体試験装置
1202 ソケット(導電膜1)
1204 インターポーザ(導電部材)

Claims (11)

  1. 被測定物の電極に接触する導電性のソケットと、
    前記ソケットと接触する導電部材と、
    を備え、
    前記ソケットと前記被測定物との間の位置合わせが不要である、
    試験装置。
  2. 請求項1に記載の試験装置であって、
    前記ソケットが、
    弾性を有する絶縁部材と、
    前記絶縁部材の内部に配置され、前記絶縁部材を貫通し、前記絶縁部材に覆われていない端面を有する複数の導体部材と、
    を備え、
    前記端面には、前記電極が接触する、
    試験装置。
  3. 請求項2に記載の試験装置であって、
    前記電極に対して、複数の前記導体部材が接触する
    試験装置。
  4. 請求項2に記載の試験装置であって、
    前記導体部材の前記端面の直径と前記導体部材の前記端面どうしの間隔とを加えたものが、前記電極の最小幅の半分以下である、
    試験装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の試験装置であって、
    前記ソケットが異方性導電膜である、
    試験装置。
  6. 請求項5に記載の試験装置であって、
    前記導体部材が、前記異方性導電膜の厚さ方向に延伸する、
    試験装置。
  7. 請求項5に記載の試験装置であって、
    前記導体部材が、前記異方性導電膜の厚さ方向に対し斜めに延伸する、
    試験装置。
  8. 請求項6または7に記載の試験装置であって、
    前記導体部材の直径が5μm以下であり、
    前記導体部材の高さが80μm以上であり、
    前記導体部材どうしの間隔が2μm以上である、
    試験装置。
  9. 請求項6ないし8のいずれか一項に記載の試験装置であって、
    一つの前記異方性導電膜上に、複数の前記被測定物が配置される、
    試験装置。
  10. 電極を有する被測定物を試験するための試験方法であって、
    導電部材に、導体部材を複数有する導電性のソケットを接触させる工程と、
    前記電極を、複数の前記導体部材に接触させる工程と、
    を備えた試験方法。
  11. 請求項10に記載の試験方法であって、
    他の被測定物の電極を、前記導体部材に繰り返し接触させる、
    試験方法。
JP2018216632A 2018-11-19 2018-11-19 試験装置および試験方法 Pending JP2020085534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216632A JP2020085534A (ja) 2018-11-19 2018-11-19 試験装置および試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216632A JP2020085534A (ja) 2018-11-19 2018-11-19 試験装置および試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020085534A true JP2020085534A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70907510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018216632A Pending JP2020085534A (ja) 2018-11-19 2018-11-19 試験装置および試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020085534A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01291168A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Canon Inc プローブカードおよびそれを用いた被測定部品の測定法
JPH07167912A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Nitto Denko Corp Lcd検査装置
JPH11354178A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Jsr Corp 異方導電性シートおよびその製造方法並びに回路装置の検査装置および検査方法
JP2000180506A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Nec Corp 半導体装置検査用コンタクト装置
JP2004061224A (ja) * 2002-07-26 2004-02-26 Shin Etsu Polymer Co Ltd 半導体検査用コネクタ
JP2005085634A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Nitto Denko Corp 異方導電性フィルムおよびその製造方法
US20050270057A1 (en) * 2004-06-03 2005-12-08 International Rectifier Corporation Test arrangement including anisotropic conductive film for testing power module
JP2010019672A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 基板体
JP2010040469A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 異方導電性シートおよび基板体

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01291168A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Canon Inc プローブカードおよびそれを用いた被測定部品の測定法
JPH07167912A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Nitto Denko Corp Lcd検査装置
JPH11354178A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Jsr Corp 異方導電性シートおよびその製造方法並びに回路装置の検査装置および検査方法
JP2000180506A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Nec Corp 半導体装置検査用コンタクト装置
JP2004061224A (ja) * 2002-07-26 2004-02-26 Shin Etsu Polymer Co Ltd 半導体検査用コネクタ
JP2005085634A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Nitto Denko Corp 異方導電性フィルムおよびその製造方法
US20050270057A1 (en) * 2004-06-03 2005-12-08 International Rectifier Corporation Test arrangement including anisotropic conductive film for testing power module
JP2010019672A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 基板体
JP2010040469A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 異方導電性シートおよび基板体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI596346B (zh) 垂直式探針卡之探針裝置
US7292056B2 (en) Membrane with bumps, method of manufacturing the same, and method of testing electrical circuit
KR101990802B1 (ko) 프로브 카드용 가이드판 및 이것을 구비한 프로브 카드
US10928422B2 (en) Semiconductor testing apparatus
KR101045671B1 (ko) 공간 변환기를 포함하는 프로브 카드
KR20130105326A (ko) 프로브 및 접속치구
US7830162B2 (en) Vertical probe and methods of fabricating and bonding the same
US20130249585A1 (en) Probe card
KR101754944B1 (ko) 테스트 소켓 및 그의 제조방법
JP2020085534A (ja) 試験装置および試験方法
JP5449719B2 (ja) 配線基板、ic電気特性検査用配線基板、及び配線基板の製造方法
KR100473430B1 (ko) 수직형 프로브 카드
JP2020087565A (ja) 導電膜
JP5755527B2 (ja) 異方導電性膜および導電性コネクタ
JP2011107118A (ja) 基板の回路パターン欠陥検査装置及び検査方法
JP2013161553A (ja) 導電性シートおよび基板検査装置
US10802071B2 (en) Elemental mercury-containing probe card
US11959941B2 (en) Probe card
US20230176089A1 (en) Contact terminal, inspection jig, and inspection apparatus
JP4159495B2 (ja) プローブカード及び半導体試験装置
KR100473891B1 (ko) 수직형 프로브 카드의 제조방법
KR20210050284A (ko) 전기 소자 검사 장치용 프로브 헤드의 제조 방법
KR20210050275A (ko) 전기 소자 검사 장치용 프로브 헤드
JP7403958B2 (ja) 異方導電性シート
JP2002176082A (ja) 半導体検査装置およびそれを用いた半導体装置の検査方法および半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220823