JP2020085057A - 開閉弁 - Google Patents
開閉弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020085057A JP2020085057A JP2018216816A JP2018216816A JP2020085057A JP 2020085057 A JP2020085057 A JP 2020085057A JP 2018216816 A JP2018216816 A JP 2018216816A JP 2018216816 A JP2018216816 A JP 2018216816A JP 2020085057 A JP2020085057 A JP 2020085057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- valve
- hole
- closed position
- open position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K47/00—Means in valves for absorbing fluid energy
- F16K47/02—Means in valves for absorbing fluid energy for preventing water-hammer or noise
- F16K47/023—Means in valves for absorbing fluid energy for preventing water-hammer or noise for preventing water-hammer, e.g. damping of the valve movement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P7/00—Controlling of coolant flow
- F01P7/14—Controlling of coolant flow the coolant being liquid
- F01P7/16—Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K1/00—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
- F16K1/02—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with screw-spindle
- F16K1/04—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with screw-spindle with a cut-off member rigid with the spindle, e.g. main valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K1/00—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
- F16K1/32—Details
- F16K1/34—Cutting-off parts, e.g. valve members, seats
- F16K1/36—Valve members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/02—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
- F16K31/04—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a motor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/44—Mechanical actuating means
- F16K31/50—Mechanical actuating means with screw-spindle or internally threaded actuating means
- F16K31/508—Mechanical actuating means with screw-spindle or internally threaded actuating means the actuating element being rotatable, non-rising, and driving a non-rotatable axially-sliding element
Abstract
【課題】弁体が作動限界に達しても衝撃の発生を抑制することができる開閉弁を構成する。【解決手段】内部空間Sを介して互いに連通する流入ポートPaおよび流出ポートPbを有するハウジング10と、内部空間Sにおいて軸芯Xに沿って作動することで閉塞位置および開放位置に切り換え自在な弁体20と、弁体20を軸芯Xに沿う方向に作動させる直流モータMとを備えると共に、直流モータMの駆動力により弁体20が開放位置と、閉塞位置との少なくとも一方に達する直前に弁体20の移動速度を減ずるダンパ部Dを備えた。【選択図】図1
Description
本発明は、弁体の開閉により流体の流れを制御する開閉弁に関する。
特許文献1には、開閉弁(文献では冷却水量制御弁)として、エンジンとラジエータとの間で循環する冷却水の流れを制御するため、駆動モータによりハウジング内部の弁体(文献では第1スプール弁)の位置を制御する技術が記載されている。
この特許文献1の開閉弁は、筒状の部材でハウジングが構成され、このハウジングに複数のポート(ラジエータ側通路、ポンプ側通路等)が形成されている。また、ハウジングの内部空間に移動自在に弁体を収容し、駆動モータで回転駆動されるロータリシャフトのねじ部を弁体に螺合させている。
これにより、駆動モータの駆動力で弁体を作動させ複数のポートの間での冷却水の流れの制御を実現している。
特許文献1に記載された開閉弁においては、冷却水の流量を制御するため、駆動モータとして回転制御が可能なステッピングモータを用いている。ステッピングモータを用いると、開閉弁の弁体の開度を自在に変化させることができると共に、流路を完全に開放する開放位置と、流路を完全に閉塞する閉塞位置とにおいても、ストッパー等を用いることなく、確実に弁体を停止させることができる。
ここで、開閉弁としてシリンダ状のハウジングの内部に、ピストン状の弁体を配置した構成を考えると、弁体の作動速度を上昇させるため、ピストンの内部と外部とを連通させる連通孔を必要とする。
ただし、ステッピングモータではなく、ブラシレスDCモータのような安価な直流モータを用いた場合には回転制御ができないため、開閉弁として、弁体の開放位置と閉塞位置との二位置に切換自在な構成を想定すると、開放位置と閉塞位置とで弁体を停止させるために機械的な限界を決めるストッパー等の当接構造等を備えたものが考えられる。しかし、例えば、開閉弁が高速で作動し開放位置と閉塞位置との何れかの作動限界に達した場合には、開閉弁が当接する際の衝撃を発生させることも考えられた。
このような理由から、弁体が作動限界に達しても衝撃の発生を抑制することができる開閉弁が求められる。
本発明に係る開閉弁の特徴構成は、軸芯に沿う姿勢の内部空間が形成され、前記内部空間を介して互いに連通する流入ポートおよび流出ポートを有するハウジングと、前記ハウジングの前記内部空間を前記軸芯に沿って作動することにより、前記流入ポートと前記流出ポートとの間での流体の流れを遮断する閉塞位置および前記流入ポートと前記流出ポートとの間での流体の流れを可能にする開放位置に切り換え自在な弁体と、前記弁体を前記軸芯に沿う方向に作動させる直流モータとを備えると共に、前記直流モータの駆動力により前記弁体が前記開放位置と、前記閉塞位置との少なくとも一方に達する直前に前記弁体の移動速度を減ずるダンパ部を有している点にある。
この特徴構成によると、直流モータの駆動力によって弁体が閉塞位置に設定されることにより、流入ポートと流出ポートとの間での流体の流れが遮断される。また、弁体が開放位置に設定されることにより、流入ポートと流出ポートとの間での流体の流れが許される。この構成では、弁体が開放位置と閉塞位置との何れかに達する直前にダンパ部が弁体の移動速度を減ずるため、閉塞位置と開放位置との少なくとも一方が弁体の作動限界に設定されていても、弁体が作動限界に達した際の衝撃の抑制が可能となる。
従って、弁体が作動限界に達しても衝撃の発生を抑制することができる開閉弁が構成された。
従って、弁体が作動限界に達しても衝撃の発生を抑制することができる開閉弁が構成された。
他の構成として、前記弁体が、前記ハウジングの前記内部空間にある流体が流入可能な弁内空間を有し、前記弁体が、前記開放位置に設定された際には、前記流入ポートからの流体が前記内部空間のうち前記弁体の外部となる弁外空間を通過して前記流出ポートに流れるように構成され、前記弁体が、前記軸芯に沿って作動する際に前記弁外空間にある流体と前記弁内空間にある流体との圧力差を低減する連通構造を有しており、前記ダンパ部は、前記弁体が前記閉塞位置または前記開放位置に達する直前に前記圧力差を増大させても良い。
これによると、弁体が作動する際には連通構造が、弁内空間と弁外空間との間の圧力差を低減することにより弁体の円滑な作動を実現する。そして、弁体が閉塞位置または開放位置に達する直前に、ダンパ部が弁内空間と弁外空間との間での圧力差を増大させるため、弁体が閉塞位置または開放位置に達する直前に弁体の作動速度を低減させることが可能となる。これにより、ダンパ部としてゴム等の緩衝部材を用いずとも、弁体が閉塞位置または開放位置に達した際の衝撃を抑制できる。
他の構成として、前記連通構造は、前記弁体が前記軸芯に沿って作動する際に前記弁外空間と前記弁内空間との前記圧力差を低減するため前記弁外空間と前記弁内空間との間での流体の流動を可能にする貫通孔であり、前記ダンパ部は、前記弁体が前記閉塞位置または前記開放位置に達する直前に前記貫通孔に接近する位置に達することにより前記貫通孔を流通する流体の流量を低減させる突起で構成されても良い。
これによると、弁体が作動する際には連通孔が、弁内空間と弁外空間との間での流体の流れを可能にするため圧力差を低減し、弁体の円滑な作動を可能にする。そして、弁体が閉塞位置または開放位置に達する直前に貫通孔に突起が接近することにより貫通孔での流体の流量を制限する結果、弁体が閉塞位置または開放位置に達する直前に弁体の作動速度を低減することが可能となる。
他の構成として、前記貫通孔が前記突起に近接する位置ほど小径に成形される部分を有する、又は、前記突起が前記貫通孔に近接する位置ほど小径に成形される部分を有しても良い。
これによると、貫通孔に突起が入り込む量が増大するほど貫通孔に流れる流体の流量を減じ、オリフィスとして機能させることが可能となる。これにより、弁体が閉塞位置または開放位置に近づくほど弁体の移動速度を低減し、弁体の急激な減速を抑制できる。
他の構成として、前記弁体が前記開放位置に達した時点で、前記貫通孔が完全に閉塞されても良い。
これによると、弁体を開放位置まで作動させた場合には、弁体の弁内空間と、弁外空間との間での流体の流れが完全に遮断され、衝撃を極めて小さくできる。
他の構成として、前記ハウジングは、前記軸芯と同軸芯でネジ軸を備え、前記弁体は、前記ネジ軸に螺合する雌ネジ部を備え、前記直流モータが前記ネジ軸を回転駆動し、前記突起が、前記ハウジングに対して相対回転不能に支持したブラケットに備えられても良い。
これによると、直流モータによってネジ軸を回転駆動することにより、弁体を移動させることが可能となる。また、弁体の作動に伴い、ハウジングに対して相対回転不能に支持したブラケットに備えられた突起を貫通孔に接近させることができる。
他の構成として、前記ハウジングは、前記軸芯と同軸芯でネジ軸を備え、前記弁体は、前記ネジ軸に螺合する雌ネジ部を備え、前記直流モータが前記ネジ軸を回転駆動し、前記突起が、前記ネジ軸のうち前記弁体を貫通する外端位置に対して前記ネジ軸と一体回転可能に支持したブラケットに備えられも良い。
これによると、直流モータによってネジ軸を回転駆動することにより、弁体を移動させることが可能となる。また、弁体の作動に伴い、ネジ軸の外端位置に支持したブラケットに備えられた突起を貫通孔に接近させることができる。
他の構成として、前記貫通孔が、前記突起に近接する位置ほど大径に成形される部分を有する、又は、前記突起が前記貫通孔に近接する位置ほど小径に形成される部分を有しても良い。
これによると、弁体を、例えば、閉塞位置まで作動させた場合には、貫通孔の大径の部分に対し突起の小径の部分が挿入され、弁外空間との間での流体の僅かな流れが許容される。
他の構成として、前記弁体が、前記閉塞位置に達した時点で前記貫通孔での流体の僅かな流れを許すように構成されても良い。
これによると、弁体が閉塞位置に達した時点で貫通孔で流体が僅かに流れるため、弁外空間と弁内空間との間で僅かな量の流体の流れが可能となる。このため、この閉塞位置から開放位置に弁体を作動させる際には、弁内空間と弁外空間との間で流体の流れを容易に作り出し、弁体の迅速な作動を可能にする。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1、図5に示すように、ハウジング10と、弁体20と、直流モータMを有する駆動機構30とを備えて開閉弁Vが構成されている。この開閉弁Vでは、ハウジング10と弁体20とが、樹脂材料と金属材料との何れの材料で形成されても良い。
図1、図5に示すように、ハウジング10と、弁体20と、直流モータMを有する駆動機構30とを備えて開閉弁Vが構成されている。この開閉弁Vでは、ハウジング10と弁体20とが、樹脂材料と金属材料との何れの材料で形成されても良い。
この開閉弁Vは、内燃機関の駆動力により走行する車両においてエンジン(図示せず)とラジエータ(図示せず)との間で、流体としての冷却水の循環を許容するように弁体20を図1に示す開放位置と、図5に示す閉塞位置とに切り換え自在に構成されている。
弁体20は開放位置と閉塞位置との何れか一方の位置に切り換え設定されるものであり、この二位置の間で移動させる際には、直流モータMを予め設定された時間だけ正転駆動あるいは逆転駆動するように制御形態が設定されている。尚、弁体20を開閉する制御は、エンジンに備えた水温センサの検知に基づいて行われる。
ハウジング10には、流入ポートPaと流出ポートPbとを備えており、駆動機構30が弁体20を軸芯Xに沿って直線的に作動させるように開閉弁Vが構成されている。尚、開閉弁Vは、3つ以上のポートを備えたものであっても良い。
尚、弁体20が閉塞位置に設定された場合には流入ポートPaと流出ポートPbを閉塞状態に維持し、弁体20が開放位置に設定された場合には、流入ポートPaから流入する冷却水を流出ポートPbから送り出すように機能する。
この開閉弁Vでは、開放位置と閉塞位置とが弁体20の作動限界に配置されているため、弁体20が作動限界(閉塞位置と開放位置)に達した際の衝撃を抑制するダンパ部Dを備えている。尚、作動限界とは機械的に作動可能な領域の端部位置であり、この実施形態では、弁体20が開放位置に達した場合には、弁体20が開放位置に固定されるが、弁体20が閉塞位置に達した際には、環状のシール体16の弾性変形により弁体20の軸芯Xに沿う方向での多少の移動が許容される。
このダンパ部Dの構成を含む開閉弁Vの各部の詳細を以下に説明する。
〔ハウジング〕
図1、図2、図5、図6に示すように、ハウジング10は、軸芯Xを中心とする筒状の内部空間Sを有するハウジング本体11と、ハウジング本体11の一方の端部(図1、図5では上側の端部)に配置された端部壁12とが一体形成されている。また、ハウジング本体11から外方に分岐筒13を突出することにより内部空間Sに連通する流入ポートPaが形成され、ハウジング本体11のうち端部壁12と反対側には内部空間Sに連通する流出ポートPbが形成されている。
図1、図2、図5、図6に示すように、ハウジング10は、軸芯Xを中心とする筒状の内部空間Sを有するハウジング本体11と、ハウジング本体11の一方の端部(図1、図5では上側の端部)に配置された端部壁12とが一体形成されている。また、ハウジング本体11から外方に分岐筒13を突出することにより内部空間Sに連通する流入ポートPaが形成され、ハウジング本体11のうち端部壁12と反対側には内部空間Sに連通する流出ポートPbが形成されている。
このハウジング10では、内部空間Sにおいて軸芯Xを中心とする筒状のスリーブ14が端部壁12の内面側から流出ポートPbに向けて突出形成されている。このハウジング10では、ハウジング本体11のうち流出ポートPbが形成された端部の外周部から外方(軸芯Xに直交する方向に)にフランジ状に突出する複数の連結部15が、ハウジング本体11に一体形成されている。
〔弁体〕
図1、図2、図5、図6に示すように、弁体20は、軸芯Xを中心に形成された円筒状部21のうち、流出ポートPbに対向する端部に円盤状部22を一体形成して有底筒状に構成されている。内部空間Sのうち、この円筒状部21と円盤状部22とで取り囲まれる空間を弁内空間Tと称し、円盤状部22より外部を弁外空間Uと称している。尚、弁内空間Tと弁外空間Uとは、概念的にハウジング本体11の内部空間Sに含まれることになる。
図1、図2、図5、図6に示すように、弁体20は、軸芯Xを中心に形成された円筒状部21のうち、流出ポートPbに対向する端部に円盤状部22を一体形成して有底筒状に構成されている。内部空間Sのうち、この円筒状部21と円盤状部22とで取り囲まれる空間を弁内空間Tと称し、円盤状部22より外部を弁外空間Uと称している。尚、弁内空間Tと弁外空間Uとは、概念的にハウジング本体11の内部空間Sに含まれることになる。
この弁体20では、円盤状部22の中央位置に駆動機構30のシャフト32と一体回転するネジ軸35に螺合する雌ネジ部23が一体形成されている。
また、弁体20は、軸芯Xに沿う方向での両端部の外周に形成された嵌合溝にゴム等の弾性材料で成るシールリング24が嵌め込み状態で支持され、このシールリング24の外周がハウジング本体11の内周面に接触する。
図2に示すように、ネジ軸35の回転時に、弁体20の回転を規制するため円筒状部21の内周に軸芯Xに平行する姿勢で溝部21aが形成され、この溝部21aに係合可能な係合部14aがスリーブ14の外周に突出形成されている。
尚、弁体20の回転を規制する構成として、例えば、弁体20の内周に突出片を形成し、この突出片が係合可能な溝状部をスリーブ14の外周において軸芯Xに沿って形成しても良い。また、弁体20の回転を規制する構成として、弁体20に対して軸芯Xと平行姿勢となる孔状部を形成し、この孔状部に挿入されるロッドをハウジング10の内部に形成することも可能である。
〔駆動機構〕
図1、図5に示すように、直流モータMは、モータケース31の内部に、シャフト32と、ロータ33と、ステータ34とを収容したブラシレスDCモータとして構成されている。
図1、図5に示すように、直流モータMは、モータケース31の内部に、シャフト32と、ロータ33と、ステータ34とを収容したブラシレスDCモータとして構成されている。
つまり、この直流モータMは、モータケース31に対し回転自在にシャフト32を支持しており、このシャフト32と一体回転するように永久磁石を有するロータ33を備え、このロータ33を取り囲む領域に界磁コイルを有するステータ34を配置している。尚、直流モータMはブラシレスDCモータに限るものではなく、ブラシを用いるDCモータでも良い。
このように、直流モータMと、この直流モータMのシャフト32と同軸芯に配置され弁体20の雌ネジ部23に螺合するネジ軸35を備えて駆動機構30が構成されている。
〔ダンパ部〕
この開閉弁Vは、直流モータMを予め設定された時間だけ駆動することにより弁体20を図1に示す開放位置と、図5に示す閉塞位置との二位置で停止するように設定される。このように時間制御される理由は直流モータMでは正確な回転制御ができないからである。このような駆動形態から、弁体が20開放位置に達する直前と、閉塞位置に達する直前とにおいて弁体20の移動速度を減じ、弁体20が開放位置と閉塞位置とに達した際には、弁体20を完全に停止させるためのダンパ部Dを備えている。
この開閉弁Vは、直流モータMを予め設定された時間だけ駆動することにより弁体20を図1に示す開放位置と、図5に示す閉塞位置との二位置で停止するように設定される。このように時間制御される理由は直流モータMでは正確な回転制御ができないからである。このような駆動形態から、弁体が20開放位置に達する直前と、閉塞位置に達する直前とにおいて弁体20の移動速度を減じ、弁体20が開放位置と閉塞位置とに達した際には、弁体20を完全に停止させるためのダンパ部Dを備えている。
弁体20が開放位置に達する直前に移動速度を減ずるダンパ部Dを第1ダンパ部D1と称し、弁体20が閉塞位置に達する直前に移動速度を減ずるダンパ部Dを第2ダンパ部D2と称する。尚、この実施形態では、開閉弁Vに第1ダンパ部D1と第2ダンパ部D2との夫々を備えた構成を示しているが、第1ダンパ部D1と第2ダンパ部D2との一方だけを開閉弁Vに備えるように構成しても良い。
〔ダンパ部:第1ダンパ部〕
第1ダンパ部D1は、図1〜図4に示すように、弁体20の円盤状部22に形成された一対の貫通孔1と、貫通孔1に挿入可能となるようにスリーブ14の延出端(図1で下端)に形成された一対の第1突起2とを備えている。
第1ダンパ部D1は、図1〜図4に示すように、弁体20の円盤状部22に形成された一対の貫通孔1と、貫通孔1に挿入可能となるようにスリーブ14の延出端(図1で下端)に形成された一対の第1突起2とを備えている。
尚、この第1ダンパ部D1に限らず後述する第2ダンパ部D2においても、貫通孔1が、弁体20の作動時に弁体20の弁内空間Tと弁外空間Uとの間での圧力差を低減する連通構造として機能する。また、ダンパ部Dでは、貫通孔1をオリフィスとして機能させることで弁内空間Tと弁外空間Uとの間の圧力差を増大させ弁体20の移動速度を減ずるように機能する。
具体的な構成として、貫通孔1は、軸芯Xに沿う方向視でスリーブ14と重複する円環状の領域において、軸芯Xを挟んで対向する2箇所に形成されている。この貫通孔1は軸芯Xに沿う方向視で円形であり、弁内空間Tから円盤状部22の厚み方向での中間部までの弁内側径より、中間部から円盤状部22の外面までの位置までの弁外側径が拡大する形状で形成されている。
また、第1突起2はスリーブ14の延出側(図1で下側)ほど小径化するように先端がテーパ状であり、最も大径の部位でも貫通孔1の弁内空間Tの側の内径より小径に形成されている。
第1ダンパ部D1では、図3、図4に示すように円盤状部22のうち弁内空間Tに露出する部位で貫通孔1を取り囲む部位を、軸芯Xに対して直交する平滑面となる内部シール面22Sとしており、スリーブ14の延出端のうち第1突起2を取り囲む部位を、軸芯Xに対して直交する平滑面となる第1シール面14Sとしている。
この構成から、弁体20が閉塞位置から開放位置に向けて作動する場合には、弁内空間Tの冷却水が貫通孔1を介して弁外空間Uに流れることにより弁内空間Tと弁外空間Uとにある夫々の冷却水の圧力差はほとんど生じず、弁体20の円滑な作動を可能にする。この作動により、図3に示すように弁体20が開放位置に近づいた場合には、貫通孔1に第1突起2の突出端部が接近しつつ入り込み、この貫通孔1をオリフィスとして機能させるため、弁内空間Tの冷却水の圧力が弁外空間Uの冷却水の圧力よりも大きくなり、貫通孔1に流れる冷却水の流量が低減され、弁体20の移動速度も減じられる。
この作動の後、弁体20が開放位置に達する直前には直前に第1シール面14Sと内部シール面22Sとの間隔が極めて小さくなり、この部位での冷却水の流れが制限される結果、弁体20の移動速度が大きく減じられ、図4に示すように最終的に第1シール面14Sと内部シール面22Sとが当接することにより弁体20の位置が決まり、この弁体20が開放位置に維持される。
〔ダンパ部:第2ダンパ部〕
第2ダンパ部D2は、図5〜図7に示すように、弁体20の円盤状部22に形成された一対の貫通孔1と、ハウジング本体11に対して相対回転不能に支持されたエンドブラケット4と、一対の貫通孔1に挿入可能となる位置関係でエンドブラケット4に突出形成された一対の第2突起5とを備えている。
第2ダンパ部D2は、図5〜図7に示すように、弁体20の円盤状部22に形成された一対の貫通孔1と、ハウジング本体11に対して相対回転不能に支持されたエンドブラケット4と、一対の貫通孔1に挿入可能となる位置関係でエンドブラケット4に突出形成された一対の第2突起5とを備えている。
具体的な構成として、貫通孔1は、第1ダンパ部D1に用いられるものと共通のものが使用される。エンドブラケット4は、弁体20が閉塞位置に達した際に、弁体20の円盤状部22の外面(図5で下側の面)が、このエンドブラケット4の内面側(図5で上側)に当接する位置に配置されている。
つまり、図6、図7に示すように、ハウジング本体11の流出ポートPbの開口縁に一対の嵌合凹部11aが形成され、これらの嵌合凹部11aに対してエンドブラケット4の両端部が係合状態で支持されている。このエンドブラケット4には、ネジ軸35の外端で円柱状となる小径部35aが挿通する孔部が形成されている。尚、小径部35aが孔部に挿通することによりネジ軸35の軸芯精度を高めている。
エンドブラケット4は、ハウジング本体11の開口縁の内周で、ハウジング本体11の開口縁より軸芯Xに沿う方向で弁体20の方向に僅かに偏位する位置に配置されている。また、図5、図7に示すように、ハウジング本体11の開口縁に嵌め込まれるシール体16の一部がエンドブラケット4の外面側(図5で下側)に重複して配置される。
尚、シール体16はゴム等の弾性材料で成るものであり、ハウジング本体11の流出ポートPbに連通する位置関係で流路構成物8が配置された状態では、図7に示すように、嵌合凹部11aの近傍において、シール体16の一部がエンドブラケット4を押圧する位置関係となる。
一対の第2突起5は、エンドブラケット4の内面側において弁体20の方向に突出する姿勢で、対応する貫通孔1に挿入可能な位置に配置されている。また、エンドブラケット4のうち第2突起5に隣接する位置には内面側から外面側に亘って複数の連通孔4aが形成されている。
特に、第2突起5は先端ほど小径化するテーパ状であり、図5に示すように、弁体20の円盤状部22がエンドブラケット4に当接した状態において、第2突起5の外周と貫通孔1との間には冷却水の流動が可能な空間が形成され、この空間が連通孔4aと連通するように構成されている。
この構成から、弁体20が閉塞位置に向けて作動する場合には、弁外空間Uからの冷却水が連通孔4aから貫通孔1を介して弁内空間Tに流れ、弁体20の円滑な作動を可能にする。この作動により図7に示すように、弁体20が閉塞位置に近づいた場合には、貫通孔1に第2突起5の突出端部が接近しつつ入り込み、この貫通孔1をオリフィスとして機能させるため、弁外空間Uの冷却水の圧力が弁内空間Tの冷却水の圧力よりも大きくなり、貫通孔1に流れる冷却水の流量が低減され、弁体20の移動速度も減じられる。
この第2ダンパ部D2では弁体20が、図5に示すように閉塞位置に達した状態では、流量は制限されるものの、貫通孔1での冷却水での流動が許容されるため、第1ダンパ部D1と比較して弁体20の移動速度の低減の程度は大きくない。
また、この第2ダンパ部D2では、弁体20が閉塞位置に達した後に弁体20からの圧力がエンドブラケット4からシール体16に作用し、このシール体16を圧縮することが可能である。このため、弁体20が閉塞位置に達して停止する際にはシール体16をダンパ部Dの一部として機能させ、このシール体16の弾性変形により弁体20がエンドブラケット4に接触する際の衝撃を吸収することができる。
特に、この開閉弁Vでは、弁体20が図5に示す閉塞位置にある状態であっても、第2ダンパ部D2において、貫通孔1での冷却水の流動を許されるため、この閉塞位置から開放位置に向けて弁体20を作動させる際には、貫通孔1での冷却水の流れが可能であるため、移動速度の高速化を短時間で行える。
〔実施形態の作用効果〕
このようにダンパ部Dとして第1ダンパ部D1と第2ダンパ部D2とを備えることにより、弁体20を開放位置に作動させた場合と、閉塞位置に作動させた場合との何れの場合でも、弁体20が開放位置に達する直前と、弁体20が閉塞位置に達する直前とにおいて移動速度を減じ、衝撃を抑制することができる弁体20の停止を可能にしている。
このようにダンパ部Dとして第1ダンパ部D1と第2ダンパ部D2とを備えることにより、弁体20を開放位置に作動させた場合と、閉塞位置に作動させた場合との何れの場合でも、弁体20が開放位置に達する直前と、弁体20が閉塞位置に達する直前とにおいて移動速度を減じ、衝撃を抑制することができる弁体20の停止を可能にしている。
特に、第1ダンパ部D1と第2ダンパ部D2との何れでも、弁体20の弁内空間Tと弁外空間Uとの間に流れる冷却水の流量を低減することで弁体20の作動速度を減ずることが可能であるため、直流モータMの駆動速度を制御するものと比較して制御形態が単純化できる。
また、第2ダンパ部D2は、流体の流量の制御による弁体20の移動速度の制御だけでなく、本来、シールに用いるシール体16にエンドブラケット4を当接させて衝撃を吸収するため、緩衝用の弾性材料を特別に用いることなく弁体20が閉塞位置に達した際の衝撃吸収を可能にしている。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)図8〜図10に示すように、ネジ軸35の外端位置に中間ブラケット6を、軸芯Xを中心にネジ軸35と一体回転可能(相対回転可能でも良い)、かつ、軸芯Xに沿う方向に移動不能に支持し、この中間ブラケット6に規制部材を備えることにより第2ダンパ部D2を構成する。
この別実施形態(a)では、弁体20の円盤状部22に一対の貫通孔1を形成すると共に、円盤状部22の外面(図8で下側に)において一対の貫通孔1に連なるように軸芯Xを中心とする環状凹部1aを形成している。また、中間ブラケット6を、環状凹部1aと対向する位置に配置し、環状凹部1aに接近しつつ入り込むように、軸芯Xを中心とする環状突起7を中間ブラケット6に形成している。
環状凹部1aは、底部ほど幅狭となるように断面形状が形成され、環状突起7は、突出端ほど幅狭となるように断面形状が形成されている。また、図9に示すように弁体20が閉塞位置に達した場合に弁体20の円盤状部22の外面に、中間ブラケット6の内面が当接し、この当接状態においても環状凹部1aと環状突起7との間に冷却水の流動を可能にする空間が形成されるように各々の関係が設定されている。
別実施形態(a)の第2ダンパ部D2では、中間ブラケット6に対し環状突起7に隣接する位置に複数の内面側から外面側に亘る連通部6aが穿設されている。特に、弁体20が閉塞位置に達した場合に弁体20の円盤状部22の外周部分に当接するように、環状のシール体16をハウジング本体11の内周に露出させている。
この構成から、弁体20が閉塞位置に向けて作動する場合には、弁外空間Uから連通部6aに流れる冷却水が貫通孔1を介して弁内空間Tに流れ、弁体20の円滑な作動を可能にする。この作動により弁体が閉塞位置に近づいた場合には、環状凹部1aに貫通孔1に環状突起7が接近しつつ入り込み、この貫通孔1に流れる冷却水の水量を減ずるため、弁体20の移動速度も減じられる。
この後、弁体20が閉塞位置に達し、中間ブラケット6に弁体20の円盤状部22が当接した状態では、流量は制限されるものの貫通孔1での冷却水での流動が許容されるため、第1ダンパ部D1と比較して弁体20の移動速度の低減の程度は大きくない。また、この別実施形態(a)では、弁体20が閉塞位置に達した場合には、弁体20の円盤状部22の外周がシール体16に接触して圧縮することから、弁体20の移動速度が減じられる。この別実施形態(a)では、シール体16が第2ダンパ部D2としても機能する。
(b)図11に示すように、弁体20の円盤状部22のうち、貫通孔1を取り囲む部位にゴムシート等の緩衝材25を備え、この緩衝材25のうち、スリーブ14の第1シール面14Sに対向する面を内部シール面22Sとするように第1ダンパ部D1を構成する。
この別実施形態(b)では、弁体20が開放位置に近づいた場合には、貫通孔1に第1突起2の突出端部が接近しつつ入り込み、この貫通孔1をオリフィスとして機能させるため、貫通孔1に流れる冷却水の流量が低減され、弁体20の移動速度も減じられる。
この後に、弁体20が開放位置に達する直前には直前に第1シール面14Sと内部シール面22Sとの間隔が極めて小さくなり、この部位での冷却水の流れが制限される結果、弁体20の移動速度が大きく減じられ、最終的に第1シール面14Sと内部シール面22Sとが当接することにより弁体20が開放位置に維持される。特に、弁体20が開放位置に達した時点で、スリーブ14の第1シール面14Sが、緩衝材25の内部シール面22Sに当接することにより衝撃が抑制される。そして、このように第1シール面14Sが、緩衝材25の内部シール面22Sに当接することにより、貫通孔1での冷却水の流れを完全に遮断することが可能となる。
(c)弁体20が閉塞位置に達した際に、弁体20に当接するゴム等の緩衝部材を用いることや、弁体20が閉塞位置に達した際に、弁体20と一体的に作動する部材に当接するゴムなどの緩衝部材を用いることによりダンパ部Dを構成する。
この別実施形態(c)の具体的な形態としては、実施形態で説明したように、弁体20が閉塞位置に達した後に、弁体20と一体的に作動するエンドブラケット4をシール体16に当接する構造や、別実施形態(a)で説明したように弁体20が閉塞位置に達した際に弁体20にシール体16を当接させる構造を採用できる。特に、緩衝部材としてシール体16を用いる構成に代えて、緩衝のための専用のゴムやスプリングを用いるように構成しても良い。
この別実施形態(c)では緩衝部材の形状や、配置は、実施形態や別実施形態(a)に示されるものに限るものではないが、弁体20の弁内空間Tと弁外空間Uとの間に流れる冷却水の水量を制御する構成を用いずに済むため、構成が簡素化できる。
(d)第2ダンパ部D2として、実施形態にはエンドブラケット4に対し、第2突起5の近傍にエンドブラケット4を貫通する連通孔4aを形成していたが、これに代えて第2突起5を貫通(図5では上下方向に貫通)する連通孔4aを形成する構成を採用しても良い。また、連通孔4aに代えてエンドブラケット4の内面側(図5で上側)において第2突起5の近傍を幅方向に向かう溝を形成することにより、この溝に冷却水が流れるように構成することも可能である。
(e)貫通孔1を、軸芯Xで沿う方向での中央位置を最も小径化、このように小径化した位置を基準に弁内空間Tに近い位置ほど大径化すると共に、小径化した位置を基準に弁外空間Uに近い位置ほど大径化するように構成する。
このように貫通孔1の形状を設定することにより、貫通孔1をオリフィスとして機能させる際の冷却水の流れの抑制を効率的に行うことが可能となる。また、この別実施形態(e)の構成では、例えば、第1ダンパ部D1の第1突起2と、第2ダンパ部D2の第2突起5との何れもストレートの棒状に形成することも可能となる。
本発明は、直流モータで弁体を作動させる開閉弁に利用できる。
1 貫通孔(ダンパ部、連通構造)
2 第1突起(突起、ダンパ部)
4 エンドブラケット(ブラケット)
6 中間ブラケット(ブラケット)
5 第2突起(突起、ダンパ部)
10 ハウジング
20 弁体
23 雌ネジ部
35 ネジ軸
D ダンパ部
D1 第1ダンパ部(ダンパ部)
D2 第2ダンパ部(ダンパ部)
M 直流モータ
Pa 流入ポート
Pb 流出ポート
S 内部空間
T 弁内空間
U 弁外空間
X 軸芯
2 第1突起(突起、ダンパ部)
4 エンドブラケット(ブラケット)
6 中間ブラケット(ブラケット)
5 第2突起(突起、ダンパ部)
10 ハウジング
20 弁体
23 雌ネジ部
35 ネジ軸
D ダンパ部
D1 第1ダンパ部(ダンパ部)
D2 第2ダンパ部(ダンパ部)
M 直流モータ
Pa 流入ポート
Pb 流出ポート
S 内部空間
T 弁内空間
U 弁外空間
X 軸芯
Claims (9)
- 軸芯に沿う姿勢の内部空間が形成され、前記内部空間を介して互いに連通する流入ポートおよび流出ポートを有するハウジングと、
前記ハウジングの前記内部空間を前記軸芯に沿って作動することにより、前記流入ポートと前記流出ポートとの間での流体の流れを遮断する閉塞位置および前記流入ポートと前記流出ポートとの間での流体の流れを可能にする開放位置に切り換え自在な弁体と、
前記弁体を前記軸芯に沿う方向に作動させる直流モータとを備えると共に、
前記直流モータの駆動力により前記弁体が前記開放位置と、前記閉塞位置との少なくとも一方に達する直前に前記弁体の移動速度を減ずるダンパ部を有している開閉弁。 - 前記弁体が、前記ハウジングの前記内部空間にある流体が流入可能な弁内空間を有し、
前記弁体が、前記開放位置に設定された際には、前記流入ポートからの流体が前記内部空間のうち前記弁体の外部となる弁外空間を通過して前記流出ポートに流れるように構成され、
前記弁体が、前記軸芯に沿って作動する際に前記弁外空間にある流体と前記弁内空間にある流体との圧力差を低減する連通構造を有しており、
前記ダンパ部は、前記弁体が前記閉塞位置または前記開放位置に達する直前に前記圧力差を増大させる請求項1に記載の開閉弁。 - 前記連通構造は、前記弁体が前記軸芯に沿って作動する際に前記弁外空間と前記弁内空間との前記圧力差を低減するため前記弁外空間と前記弁内空間との間での流体の流動を可能にする貫通孔であり、
前記ダンパ部は、前記弁体が前記閉塞位置または前記開放位置に達する直前に前記貫通孔に接近する位置に達することにより前記貫通孔を流通する流体の流量を低減させる突起で構成されている請求項2に記載の開閉弁。 - 前記貫通孔が前記突起に近接する位置ほど小径に成形される部分を有する、又は、前記突起が前記貫通孔に近接する位置ほど小径に成形される部分を有している請求項3に記載の開閉弁。
- 前記弁体が前記開放位置に達した時点で、前記貫通孔が完全に閉塞される請求項3又は4に記載の開閉弁。
- 前記ハウジングは、前記軸芯と同軸芯でネジ軸を備え、
前記弁体は、前記ネジ軸に螺合する雌ネジ部を備え、
前記直流モータが前記ネジ軸を回転駆動し、
前記突起が、前記ハウジングに対して相対回転不能に支持したブラケットに備えられている請求項3に記載の開閉弁。 - 前記ハウジングは、前記軸芯と同軸芯でネジ軸を備え、
前記弁体は、前記ネジ軸に螺合する雌ネジ部を備え、
前記直流モータが前記ネジ軸を回転駆動し、
前記突起が、前記ネジ軸のうち前記弁体を貫通する外端位置に対して前記ネジ軸と一体回転可能に支持したブラケットに備えられている請求項3に記載の開閉弁。 - 前記貫通孔が、前記突起に近接する位置ほど大径に成形される部分を有する、又は、前記突起が前記貫通孔に近接する位置ほど小径に形成される部分を有している請求項6に記載の開閉弁。
- 前記弁体が、前記閉塞位置に達した時点で前記貫通孔での流体の僅かな流れを許すように構成されている請求項6又は8に記載の開閉弁。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018216816A JP2020085057A (ja) | 2018-11-19 | 2018-11-19 | 開閉弁 |
DE102019130892.5A DE102019130892A1 (de) | 2018-11-19 | 2019-11-15 | ÖFFNUNGS- UND SCHLIEßVENTIL |
CN201921988460.4U CN211449662U (zh) | 2018-11-19 | 2019-11-18 | 开关阀 |
US16/688,027 US20200158258A1 (en) | 2018-11-19 | 2019-11-19 | Opening and closing valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018216816A JP2020085057A (ja) | 2018-11-19 | 2018-11-19 | 開閉弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020085057A true JP2020085057A (ja) | 2020-06-04 |
Family
ID=70470635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018216816A Pending JP2020085057A (ja) | 2018-11-19 | 2018-11-19 | 開閉弁 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20200158258A1 (ja) |
JP (1) | JP2020085057A (ja) |
CN (1) | CN211449662U (ja) |
DE (1) | DE102019130892A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112212064B (zh) * | 2020-09-18 | 2022-06-03 | 西安航天自动化股份有限公司 | 一种出水控制阀、供水控制系统及控制方法 |
US20230140167A1 (en) * | 2021-10-28 | 2023-05-04 | Stanadyne Llc | Compact egr valve |
CN116717609B (zh) * | 2023-08-04 | 2023-10-10 | 科达阀门科技有限公司 | 一种具有加固结构的密封式闸阀 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60125404A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-04 | Kayaba Ind Co Ltd | シリンダのクツシヨン装置 |
JPH0365074U (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-25 | ||
JPH09296877A (ja) * | 1996-05-02 | 1997-11-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 弁 |
US6032924A (en) * | 1999-01-22 | 2000-03-07 | Sparco Inc. | Motorized valve actuating device |
JP2000230657A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Mitsubishi Electric Corp | バルブ装置 |
JP2006029113A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Denso Corp | 冷却水流量制御弁 |
JP2009002378A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Denso Corp | スプール弁 |
JP2010230149A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Fuji Koki Corp | 電動弁 |
-
2018
- 2018-11-19 JP JP2018216816A patent/JP2020085057A/ja active Pending
-
2019
- 2019-11-15 DE DE102019130892.5A patent/DE102019130892A1/de not_active Withdrawn
- 2019-11-18 CN CN201921988460.4U patent/CN211449662U/zh not_active Expired - Fee Related
- 2019-11-19 US US16/688,027 patent/US20200158258A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60125404A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-04 | Kayaba Ind Co Ltd | シリンダのクツシヨン装置 |
JPH0365074U (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-25 | ||
JPH09296877A (ja) * | 1996-05-02 | 1997-11-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 弁 |
US6032924A (en) * | 1999-01-22 | 2000-03-07 | Sparco Inc. | Motorized valve actuating device |
JP2000230657A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Mitsubishi Electric Corp | バルブ装置 |
JP2006029113A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Denso Corp | 冷却水流量制御弁 |
JP2009002378A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Denso Corp | スプール弁 |
JP2010230149A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Fuji Koki Corp | 電動弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE102019130892A1 (de) | 2020-05-20 |
US20200158258A1 (en) | 2020-05-21 |
CN211449662U (zh) | 2020-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020085057A (ja) | 開閉弁 | |
KR102252705B1 (ko) | 밸브 장치 | |
KR101943695B1 (ko) | 냉매 밸브 장치 | |
JP6505745B2 (ja) | ソレノイドバルブ装置 | |
JPWO2011052371A1 (ja) | ソレノイドバルブ | |
EP1990557B1 (en) | Vehicle damper of variable damping force | |
CN110036226B (zh) | 电磁阀 | |
CN212536667U (zh) | 流量控制阀 | |
US11221087B2 (en) | Electromagnetic switching valve | |
CN112013134B (zh) | 一种控制阀 | |
JP7118567B2 (ja) | ソレノイドバルブ装置 | |
CN211261369U (zh) | 电子膨胀阀 | |
JP7036555B2 (ja) | ボールバルブ | |
JP6955952B2 (ja) | ボールバルブ | |
JP3753228B2 (ja) | 止水機能付き流量調整弁 | |
JP2000274551A (ja) | 流体圧力制御用の電磁弁 | |
US11408532B2 (en) | Electromagnetic switching valve | |
WO2020184032A1 (ja) | 流体制御弁 | |
JP2014105774A (ja) | 三方弁 | |
CN112128426B (zh) | 球阀 | |
JP6999502B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP4158038B2 (ja) | 電磁弁 | |
JP3005947U (ja) | 流量制御弁 | |
JP2016138542A (ja) | ウォータポンプ | |
CN112460860A (zh) | 电子膨胀阀 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221004 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230328 |