JP2020084826A - オイルジェット装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルジェット用のノズル部に供給するオイルの油温が低温のときに、オイルジェットを迅速且つ確実に停止することができるオイルジェット装置を提供する。【解決手段】車両用エンジンに備えられるピストンに向けてオイルを噴射するノズル部にオイルを供給する供給油路と、ノズル部へのオイルの供給状態を制御する電磁弁と、電磁弁の開閉を制御する制御部と、を備え、電磁弁は、非通電時に供給油路を開放する開状態になり、通電時に供給油路を閉鎖する閉状態になるよう構成され、制御部は、オイルの油温Tが所定温度T1よりも高いときに、エンジンの駆動状態に基づいて電磁弁の開閉を制御するする通常モードNMと、オイルの油温Tが0℃以下のときに、通常モードNMにおいて電磁弁に印加する第1電流A1よりも高い電流値の第2電流A2を印加して電磁弁を閉状態にする低温モードLMと、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、オイルジェット装置に関する。
特許文献1および特許文献2に開示されているように、車両用エンジンには、被潤滑部分や被冷却部分にエンジンオイル(潤滑油)を供給するためのオイル供給系が設けられている。また、このオイル供給系にはオイルジェット装置が接続されており、オイルポンプから吐出されたエンジンオイル(以下、オイルと称する。)の一部がオイルジェット装置に供給されてピストン裏面側に噴射されるようになっている(以下、このオイル噴射をオイルジェットと称する。)。このオイルジェットによりピストンを冷却し、例えばノッキングの発生を防止することができる。
特許文献1には、OSV(オイルスイッチングバルブ)と、オイルジェット切り換えバルブとを備えたオイルジェット装置が開示されている。OSVは、電磁弁であって電磁ソレノイドへの通電とともにスリーブ(弁体収容部)内でプランジャ(油路開閉用弁体)を駆動して油圧ポート(油路)の開閉を行う。オイルジェット切り換えバルブは、OSVの駆動に伴ってオイルジェット用のノズル部へのオイルの供給および供給停止を切換可能に構成されている。特許文献1のオイルジェット装置では、OSVが非通電状態になると、オイルジェット切り換えバルブが開かれてオイルジェット用のノズル部からオイルジェットが行われる。一方、OSVが通電状態になると、オイルジェット切り換えバルブが閉じられてオイルジェット用のノズル部からのオイルジェットが停止される。
特許文献2には、1つのOSVでオイルジェット用のノズル部へのオイルの供給および供給停止を切換可能にするオイルジェット装置の構成が開示されている。特許文献2のオイルジェット装置では、OSVが非通電状態になると、油圧供給油路と油圧制御油路とが連通し、オイルジェット機構へのオイルの供給が行われてノズル部からオイルジェットが行われる。一方、OSVが通電状態なると、OSVによって油圧供給油路と油圧制御油路との連通が遮断されてオイルジェット機構にオイルが供給されなくなるため、オイルジェット機構のノズル部からのオイルジェットが停止される。
特開2014−126039号公報 特開2017−141767号公報
オイルジェット装置は、エンジンが暖気運転のときには、エンジン回転数やエンジン負荷が低いため、オイルをピストンに向けて噴射してピストンを冷却する必要はない。その場合は、OSV(電磁弁)に通電してOSVを閉状態に切換える。これにより、オイル供給油路が閉鎖されるため、ピストンへのオイルジェットが停止される。ここで、オイルは油温が0℃以下の低温になると粘度が高まる傾向にあり、油温が下がるにつれて粘度は上昇する。そのため、オイルの油温が0℃以下の低温のときには、OSVに電流を印加してOSVを閉状態にする際に、OSVの内部に存在する高粘度のオイルがOSVの動作の妨げになることがある。その場合、OSVに通電してもOSVを閉状態に適正に切換えることができず、ピストンに対して不要なオイルジェットが実行されることがあった。しかし、特許文献1及び2のオイルジェット装置には、オイルの油温が低温のときのオイルジェット制御については開示されていない。このため、オイルジェット装置においては、オイルの油温が低温の場合のオイルジェット制御について改善の余地があった。
上記実情に鑑み、オイルを噴射するノズル部に供給するオイルの油温が低温のときに、オイルジェットを迅速且つ確実に停止することができるオイルジェット装置が求められている。
本発明に係るオイルジェット装置の特徴構成は、車両用エンジンに備えられるピストンに向けてオイルを噴射するノズル部にオイルを供給する供給油路と、前記供給油路の途中に設けられ、前記ノズル部へのオイルの供給状態を制御する電磁弁と、前記電磁弁の開閉を制御する制御部と、を備え、前記電磁弁は、非通電時に前記供給油路を開放する開状態になり、通電時に前記供給油路を閉鎖する閉状態になるよう構成され、前記制御部は、前記供給油路に供給されるオイルの油温が所定温度よりも高いときに、前記エンジンの駆動状態に基づいて前記電磁弁の開閉を制御するする通常モードと、前記供給油路に供給されるオイルの油温が0℃以下のときに、前記通常モードにおいて前記電磁弁に印加する第1電流よりも高い電流値の第2電流を印加して前記電磁弁を閉状態にする低温モードと、を有する点にある。
通常、エンジン潤滑用のオイルは、油温が低温になるにつれて粘度が高くなる傾向にある。このため、オイルジェット用のノズル部に供給されるオイルの油温が低温のときに、オイルジェットを停止するべく電磁弁に電流を印加したとしても、電磁弁は、高粘度のオイルに妨げられて即座に閉状態に切換えることはできず、応答性が悪くなることがある。そこで、本構成では、オイルジェット装置は、オイルの油温が0℃以下の低温モードにおいて、制御部が、電磁弁に通常モードにおいて印加される第1電流よりも電流値の高い第2電流を印加する。このように、制御部が、電磁弁に印加される電流の電流値を高める制御を行うことで、電磁弁に発生する電磁力は大きくなる。これにより、電磁弁は迅速に作動して確実に閉状態にすることができる。その結果、オイルの油温が低温時であっても、オイルジェットを迅速且つ確実に停止することができる。
ただし、本構成のように、電磁弁に通常モードの第1電流よりも電流値の高い第2電流が印加された場合、電磁弁に備えられるコイルが通常モードのときよりも高温で発熱する。しかし、電磁弁に第2電流が印加されるのは、オイルの油温が0℃以下のときの低温モードの際に限定される。したがって、電磁弁に第2電流を印加しても、電磁弁のコイルの温度が高温になってコイルが損傷することを防止することができ、電磁弁の耐久性を維持することができる。
他の特徴構成は、前記制御部は、前記低温モードにおいて、前記電磁弁に対し前記第2電流を所定時間継続して印加し、その後前記第1電流を印加する制御を行う点にある。
本構成によれば、電磁弁に対して第2電流が所定時間継続して印加された後に、第2電流よりも低い電流値の第1電流を印加するので、電磁弁に対し第1電流よりも電流値の高い第2電流の印加時間を短くすることができる。これにより、電磁弁のコイルが高温で発熱する時間が短くなるので、コイルの損傷をより適正に防止することができる。その結果、電磁弁の耐久性をより確実に維持することができる。
他の特徴構成は、前記制御部は、前記低温モードにおいて、前記電磁弁に印加する電流を前記第2電流に即座に上昇させた後、当該第2電流の電流値を徐々に前記第1電流まで低下させる制御を行う点にある。
本構成によれば、制御部は、低温モードにおいて、電磁弁に対して第2電流の印加が継続されるのではなく、第2電流を徐々に第1電流まで下げながら印加を継続するので、電磁弁に対し第1電流よりも電流値の高い第2電流の印加時間を短くすることができる。これにより、電磁弁のコイルが高温で発熱する時間が短くなるので、コイルの損傷をより適正に防止することができる。その結果、電磁弁の耐久性をより確実に維持することができる。
他の特徴構成は、前記制御部は、前記低温モードのときに、前記供給油路に供給されるオイルの油温が所定温度よりも高くなると、前記第2電流の電流値を前記第1電流まで低下させる制御を行う点にある。
本構成によれば、制御部は、低温モードにおいて、供給油路に供給されるオイルの油温が所定温度よりも高くなると、第2電流の電流値を第1電流に下げて印加する。オイルの油温が所定温度よりも高くなると、それに応じてオイルの粘度が減少する。これにより、電磁弁は第2電流より電流値の低い第1電流を印加しても閉状態を維持することができる。その結果、電磁弁の動作の確実性を維持することができる。また、電磁弁に対して第1電流が印加されることで第2電流の印加時間を短くすることができる。これにより、電磁弁のコイルが高温で発熱する時間が短くなるので、コイルの損傷をより適正に防止することができる。その結果、電磁弁の耐久性をより確実に維持することができる。
他の特徴構成は、前記制御部は、前記低温モードのときに、前記供給油路の油圧が所定圧以上になると、前記第2電流の電流値を前記第1電流まで低下させる制御を行う点にある。
本構成によれば、制御部は、低温モードにおいて、供給油路の油圧が所定圧以上になると、第2電流の電流値を第1電流に下げて印加する。供給油路の油圧が所定圧以上になると、それに応じてオイルの粘度が減少する。これにより、電磁弁は第2電流より電流値の低い第1電流を印加しても閉状態を維持することができる。その結果、電磁弁の動作の確実性を維持することができる。また、電磁弁に対して第1電流が印加されることで第2電流の印加時間を短くすることができる。これにより、電磁弁のコイルが高温で発熱する時間が短くなるので、コイルの損傷をより適正に防止することができる。その結果、電磁弁の耐久性をより確実に維持することができる。
エンジンの概略的な構成を示す図である。 OSVが非通電状態のオイルジェット装置を示す図である。 OSVが通電状態のオイルジェット装置を示す図である。 OSVの制御系のブロック図である。 第1実施形態に係るオイルジェット制御の手順を示すフローチャートである。 第3実施形態の低温モードの手順を示すフローチャートである。 第4実施形態の低温モードの手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態によるエンジン100に搭載されるオイルジェット装置50の構成について説明する。
(エンジンの概略的な構成)
車両(自動車)用のエンジン100は、図1に示すように、気筒内でピストン1が往復動されることにより吸入・圧縮・膨張(燃焼)・排気の1サイクルを連続的に繰り返してクランク軸2を回転させる機能を有する。また、直列4気筒型のエンジン100は、クランク軸2の回転から駆動力を取り出すことにより車両(図示せず)を走行させる駆動源の役割を有する。
図1において、エンジン100は、シリンダブロック11と、シリンダブロック11の上側に締結されるシリンダヘッド12と、シリンダブロック11の下側に締結されるクランクケース13とを含むアルミニウム合金製のエンジン本体10を備える。また、シリンダヘッド12にはヘッドカバー14が被せられている。エンジン本体10内には、駆動力を発生させるピストン1およびコンロッド1aやクランク軸2に加えて、各気筒における混合気の爆発タイミングを制御する吸気用/排気用のカムシャフト3a、吸気バルブ4および排気バルブ5などからなるバルブ機構6がシリンダヘッド12内に組み込まれている。そして、エンジン本体10の内部におけるこれらの駆動部を連続的に駆動させるために、エンジン100には、オイル(エンジンオイル)を循環させる潤滑装置20が設けられている。
(潤滑装置の構成)
潤滑装置20は、オイルポンプ21と、オイルポンプ21によりオイルをエンジン本体10の内部で循環させるための油圧回路部30とを備える。オイルポンプ21は、クランク軸2の駆動力を利用して回転される。また、オイルポンプ21はオイルをオイルパン13aから吸入ポート21aを介して容積室21cに吸入した後、容積室21cの縮小とともに所定の油圧を発生させた状態で吐出ポート21bから吐出する機能を有する。
図1及び図2に示すように、油圧回路部30は、油路31、油路32、油路33、及び、油路34を含む。油路31は、オイルパン13aとオイルポンプ21の吸入ポート21aとを接続する。油路32は、オイルポンプ21の吐出ポート21bとオイルフィルタ22とを接続する。油路33は、オイルフィルタ22とクランク軸2の内部とを接続する。油路34は、油路33の端部から上方に延びてカムシャフト3aおよびバルブ機構6が配置されたヘッドカバー14の内部に達する。なお、油路34の末端部には、一対の給油パイプ39が取り付けられている。油路33及び油路34は、エンジン本体10内部に形成されたオイルギャラリと呼ばれている。これにより、オイルポンプ21によりオイルパン13aから汲み上げられたオイルは、油路31〜油路34を流通してピストン1まわり(シリンダ12aの内側面やコンロッド1aおよびクランク軸2)やバルブ機構6などの可動部(摺動部)に供給される。その後、オイルは、シリンダヘッド12およびシリンダブロック11内を自重により落下してクランクケース13に達するとともにオイルパン13aに戻される。
図2に示すように、油路33から分岐した油路35(供給油路の一例)の末端には、オイルジェット機構80が取り付けられている。オイルジェット機構80は、所定の油圧で弁部81が開弁することにより、ピストン1の裏側に冷却用のオイルを噴射する機能を有する。すなわち、オイルジェット機構80は、油圧が作動圧以上となった際に油路35を開状態(流通可能状態)に切り換えられる弁部81と、弁部81の出口側からピストン1の裏側に向けて延びるノズル部82とを備える。油路35は、ピストン1に向けてオイルを噴射するノズル部82にオイルを供給する油路である。弁部81は、油圧が低い通常時は圧縮スプリング83の伸長力により油路35を閉じている。そして、油圧の上昇とともに圧縮スプリング83の伸長力に抗して弁部81が押し下げられて油路35が開かれる。これにより、ノズル部82の先端から作動圧以上のオイルが、ピストン1の裏側に向けて上向きに連続的に噴射される。また、オイルジェット機構80は、エンジン100の4つのシリンダ12aの各々に設けられている。なお、図2は、オイルジェット機構80が作動され、オイルが噴射している状態を示している。
エンジン本体10には、オイルジェット機構80の動作制御を行うためのオイルジェット装置50が搭載されている。
(オイルジェット装置の構成)
オイルジェット装置50は、図2に示すように、油路33から分岐してオイルジェット機構80に接続される油路35の途中に設けられている。具体的には、オイルジェット装置50は、油路35と、油路35の途中に設けられたOSV60(電磁弁の一例)と、OSV60の駆動制御を担う制御部90とを備える。後ほど説明するが、OSV60は、制御部90の指令に基づき任意のタイミングで油路35の開閉動作を行う役割を有する。
油路35は、オイルポンプ21側(油路33側)に配置されて油圧を有するオイルが供給(流通)される油圧供給油路41と、油圧供給油路41から供給されたオイルのオイルジェット機構80への供給状態を制御する油圧制御油路42とによって構成されている。OSV60は油圧供給油路41と油圧制御油路42との間に配置されている。OSV60は制御部90によって検知されたエンジン100の運転状態に基づいて開閉動作され、OSV60の開閉動作によってオイルジェット装置50の動作が制御される。
OSV60は、非通電状態(図2参照)において開状態になり、油路35が開放されてオイルポンプ21が吐出したオイルの一部が油路35を流通してオイルジェット機構80に供給される。すなわち、ノズル部82からピストン1の裏側にオイルが噴射されてピストン1が冷却される。OSV60が通電状態(図3参照)になると閉状態になり、油路35が閉鎖されてオイルジェット機構80へのオイルの供給が停止され、ノズル部82からのオイル噴射が停止される。エンジン100は、暖機運転中においてオイルジェット機構80へのオイルの供給を停止することによって、エンジン本体10の暖機を早期に完了させる制御が行われる。暖機完了後は、エンジン100の負荷に応じてオイルジェット機構80へのオイルの供給/非供給(ピストン1の冷却および冷却停止)が適切に制御されるように構成されている。
(電磁弁の詳細な構造)
OSV60は、図2に示すように、電磁コイルがボビンに巻回されたソレノイド部61と、可動鉄心63に接続されるとともにスプール64が移動可能に収容された中空円筒形状を有するスリーブ62とを備える。なお、スリーブ62は、ソレノイド部61の側が接続部材61bに嵌め込まれて固定されている。また、OSV60には、スリーブ62のソレノイド部61の側とは反対の側の端部62aとスプール64の端部64aとの間に配置され、スプール64をソレノイド部61に向けて付勢するスプリング65が設けられている。OSV60は、全開時(油圧供給油路41と油圧制御油路42とが連通される状態)に通電されないノーマルオープン型である。
スリーブ62は、円筒状(管状)に形成された周壁部62bを有する。また、スリーブ62には、周壁部62bの所定位置を貫通する第1ポート62c(油圧供給ポートの一例)と、端部62aを貫通する第2ポート62d(油圧制御ポートの一例)とが設けられている。なお、図2では、第1ポート62cがスリーブ62の両側面に形成されているように見えるが、実際には、第1ポート62cは、1つの貫通孔(円弧状に延びた長孔)であり、第1ポート62cが形成されていない部分は周壁部62bによって繋がっている。
スリーブ62の外周側には、円筒状のスリーブカバー66が密接されている。スリーブカバー66の外周部には、スリーブ62の第1ポート62cに対応する部分に貫通孔66aが形成されている。また、OSV60は、スリーブ62がシリンダブロック11の下部の所定位置に形成された穴部に挿入されて配置される。また、スリーブ62がシリンダブロック11に配置された状態で、第1ポート62cが油路35における油圧供給油路41に接続されるとともに、第2ポート62dが油路35における油圧制御油路42に接続されている。
スプール64は、中空構造を有して柱状に形成されており、スリーブ62内部においてスリーブ62の軸芯Xに沿う方向に往復移動可能に構成されている。また、スプール64の外周部には、スプリング65の側から可動鉄心63の側に向けて、凸状かつ環状の第1摺動部71、外径が縮径された状態で環状に形成された凹部72、凸状かつ環状の第2摺動部73、及び、外柱状の第3摺動部74が設けられている。ここで、第1摺動部71とスリーブ62の端部62aとの間であってスプリング65が収容された空間75は、スプール64がソレノイド部61に向けて移動されて油圧供給油路41と油圧制御油路42とが連通された際(図2参照)にオイルが通過(流通)する部分である。また、第1摺動部71は、図3に示すように、第1ポート62cを閉塞し、油圧供給油路41と油圧制御油路42との連通を遮断する役割を有する。
スプール64には、スプール64の軸芯Xに沿って直線状に延びて内部を貫通する呼吸用油路76が形成されている。なお、呼吸用油路76は、スプール64のみならず可動鉄心63にも形成されている。したがって、呼吸用油路76は、スプール64に保持されたオイルを流動させて油圧による抵抗を作用させることなく、可動鉄心63とともにスプール64を往復移動可能にするために設けられている。
OSV60の具体的な動作について以下に説明する。ソレノイド部61が非通電の状態では、図2に示すように、スプリング65の付勢力によりスプール64が可動鉄心63に向けて付勢される。これにより、スプール64の第1摺動部71が可動鉄心63の側に移動し、スリーブ62の第1ポート62cと第2ポート62dとを連通させる。すなわち、油圧供給油路41と油圧制御油路42とが連通される。制御部90の指令に基づきソレノイド部61が通電状態になった場合、図3に示すように、スプリング65の付勢力に抗して電磁力によりスプール64がソレノイド部61から離れる方向(図3の左方向)に移動される。これにより、第1摺動部71が第1ポート62cを完全に塞ぐようになり、第1ポート62cと第2ポート62dとが連通されなくなる。すなわち、油圧供給油路41と油圧制御油路42との連通が遮断されてオイルジェット機構80へのオイルの供給が停止される。
(電磁弁の制御系)
図4は、OSV60に係る制御系を示すブロック図である。制御部90は、エンジン100の運転制御などを実行する電子制御ユニット(ECU)によって構成されている。
制御部90には複数のセンサが接続されている。具体的には、制御部90に、クランクポジションセンサ101、エアフローメータ102、アクセル開度センサ103、水温センサ104、油温センサ105、油圧センサ106等が接続されている。クランクポジションセンサ101は、エンジン100の出力軸であるクランク軸2が所定角度だけ回転する度にパルス信号を発信する。エアフローメータ102は吸入空気量を検出する。アクセル開度センサ103はアクセルペダルの踏み込み量であるアクセル開度を検出する。水温センサ104はエンジン冷却水の温度を検出する。油温センサ105はオイルの油温Tを検出する。油圧センサ106はオイルの油圧Pを検出する。これらセンサ101〜106からの信号が制御部90に入力されるようになっている。具体的に、水温センサ104は、シリンダブロック11の側部に配設されてウォータジャケット内を流れる冷却水の温度を検出する。油温センサ105は、オイルパン13aに配設され、オイルパン13aの底部に貯留されているオイルの油温Tを検出する。油圧センサ106は、例えば油路35に配置されて油路35を流れるオイルの油圧Pを検出する。
なお、制御部90は、前記各センサ以外に、周知のセンサとして、スロットル開度センサ、シフトポジションセンサ、車輪速センサ、ブレーキペダルセンサ、吸気温センサ、A/Fセンサ、O2センサ、カムポジションセンサ等(何れも図示省略)が接続されており、これらセンサからの信号も入力されるようになっている。
制御部90は、各種センサの出力信号に基づいて、エンジン100の各種アクチュエータ(スロットルモータ、インジェクタ、イグナイタ等)の制御のほか、OSV60の開閉制御(オイルジェット制御)を行うようになっている。OSV60の開閉制御については後述する。
(オイルジェット制御)
次に、オイルジェット制御について説明する。ここでは、一例としてエンジン100の暖機運転時におけるオイルジェット制御について説明する。
通常、エンジン100の潤滑用のオイルは、油温Tが低温になるにつれて粘度が高くなる傾向にある。このため、オイルジェット用のノズル部82に供給されるオイルの油温Tが低温(例えば0℃以下)のときに、オイルジェットを停止するべくOSV60に電流を印加したとしても、OSV60は、高粘度のオイルに妨げられてすぐには閉状態に移行できず、応答性が悪いものになる。そこで、制御部90は、供給油路に供給されるオイルの油温Tが所定温度T1よりも高いときに、エンジン100の駆動状態に基づいてOSV60の開閉を制御する通常モードNMと、供給油路に供給されるオイルの油温Tが0℃以下のときに、通常モードNMにおいてOSV60に印加する第1電流A1よりも高い電流値の第2電流A2を印加してOSV60を閉状態にする低温モードLMと、を有する。
以下、制御部90によるオイルジェット制御の手順について、図5のフローチャートを用いて具体的に説明する。図5に示すフローチャートは、例えば、エンジン100の運転中、数msec毎またはクランク軸2の所定回転角度毎に実行される。
ステップ#1においてエンジン100の運転動作が確認された後、ステップ#2において油温Tが予め設定された所定の温度T1以下であるかが判定される。なお、油温Tの情報は、油温センサ105から制御部90に対して継続的に入力されている。本実施形態では、温度T1は0℃に設定されており、この温度では第1電流A1を印加してもOSV60は作動しない。ただし、温度T1は0℃に限られるものではない。温度T1は0℃よりも高くてもよく、0℃より低くてもよい。第1電流A1を印加したときにOSV60が作動しない温度であればよい。
ステップ#2において、油温Tが温度T1(0℃)以下の場合(Yes)には、低温モードLMの制御としてステップ#3〜ステップ#7が行われる。一方、ステップ#2において、油温Tが温度T1(0℃)より高い場合(No)は、通常モードNMの制御としてステップ#8〜ステップ#13が行われる。
低温モードLMでは、まず、ステップ#3においてOSV60に第2電流A2が所定時間t1継続して印加される。第2電流A2は、後述する通常モードNMにおいてOSV60に印加される第1電流A1よりも電流値が高い電流である。これにより、ソレノイド部61で発生する電磁力が大きくなるため、スプリング65の付勢力に抗してスプール64が移動し、OSV60が作動する。この結果、ステップ#4に示すように、OSV60が閉状態になりオイルを供給する油路35が閉鎖されるため、オイルジェット機構80によるオイルジェットが停止する。
ステップ#3においてOSV60に印加される第2電流A2の電流値としては、例えば第1電流A1の電流値を2倍した電流値が設定される。第1電流A1の電流値が1[A]であれば、第2電流A2の電流値は2[A]に設定される。このように電流値が第1電流A1よりも高い第2電流A2がOSV60に印加されることで、油温Tが所定温度T1以下であっても、OSV60は迅速かつ確実に閉状態に移行することができる。なお、第2電流A2の電流値は、オイルの油温Tが0℃以下のときにOSV60を確実に動作させて閉状態にできる電流値であればよく、第1電流A1の電流値の2倍以外でもよい。
ステップ#3において第2電流A2が所定時間t1継続して印加された後には、OSV60に第1電流A1が印加される(ステップ#5)。通常、第1電流A1はOSV60が作動する電流値なので、ステップ#6に示すように、OSV60は閉状態が維持されて、オイルジェットの停止が維持される。その後、ステップ#7において、油温Tが温度T1を超えたか否かが判定され、油温Tが温度T1以下(ステップ#7:No)であれば、第1電流A1が継続してOSV60に印加され、油温Tが温度T1より高くなると(ステップ#7:Yes)、低温モードLMの制御が終了する。
ステップ#2において、オイルの油温Tが所定の温度T1(0℃)よりも高い場合には(ステップ#2:No)、ステップ#8からステップ#13において通常モードNMの制御が行われる。ステップ#8において、各種センサの検出値に基づく情報を取得する。当該情報とは、たとえば、エンジン回転数、エンジン負荷、水温、油温等である。エンジン回転数は、クランクポジションセンサ101からの出力に基づいて算出される。エンジン負荷は、エンジン回転数およびアクセル開度に基づいて算出される。なお、アクセル開度は、アクセル開度センサ103によって検出される。また、エアフローメータ102によって検出される吸入空気量に基づいてエンジン負荷を算出するようにしてもよい。水温は水温センサ104によって検出され、油温Tは油温センサ105によって検出される。
次に、ステップ#9において、オイルジェット停止条件を充足したか否かが判定される。オイルジェット停止条件は、例えばエンジン回転数やエンジン負荷が低くエンジン100の温度が低いためにオイルジェットを行わない、所定のオイルジェット停止領域内にあることである。
ステップ#9において、オイルジェット停止条件を充足すれば(ステップ#9:Yes)、ステップ#10において、OSV60に第1電流A1が印加される。これにより、ステップ#11に示すように、OSV60が閉状態になりオイルを供給する油路35が閉鎖されるため、オイルジェット機構80によるオイルジェットが停止する。
ステップ#9において、オイルジェット停止条件を充足しなければ(ステップ#9:No)、OSV60は非通電状態になる(ステップ#12)。これにより、ステップ#13に示すように、OSV60が開状態になりオイルを供給する油路35が開放されるため、オイルジェット機構80によるオイルジェットが実行される。
本実施形態では、上述の通り、オイルジェット装置50は、オイルの油温Tが0℃以下の低温モードLMにおいて、制御部90が、OSV60に通常モードNMにおいて印加される第1電流A1よりも電流値の高い第2電流A2を印加する。このように、制御部90が、低温モードLMにおいて、通常モードNMのときよりもOSV60に印加される電流の電流値を高める制御を行うことで、OSV60に発生する電磁力は大きくなる。これにより、油温Tが所定温度T1以下であってもOSV60は迅速に作動することができるので、OSV60は閉状態に確実に移行することができる。その結果、オイルの油温Tが低温時であっても、オイルジェットを迅速且つ確実に停止させることができる。
ただし、OSV60に通常モードNMの第1電流A1よりも電流値の高い第2電流A2が印加された場合、OSV60のコイルが通常モードNMのときよりも高温で発熱する。しかし、OSV60に第2電流A2が印加されるのは、オイルの油温Tが0℃以下のときの低温モードLMの際に限定される。したがって、OSV60に第2電流A2を印加しても、OSV60のコイル温度が高温になってコイルが損傷することを防止することができ、OSV60の耐久性を維持することができる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、オイルジェット制御における低温モードLMにおいて、OSV60に第2電流A2を所定時間t1継続して印加した後に第1電流A1を印加する例を示したが、OSV60に第2電流A2を印加する際に、OSV60に印加する電流を第2電流A2に即座に上昇させた後、当該第2電流の電流値を徐々に第1電流A1まで下げながら印加を継続する制御を行ってもよい。低温モードLMの制御以外については第1実施形態と同様である。
上述のように、低温モードLMにおいて、OSV60に対して第2電流A2を即座に印加した後に、第2電流A2を徐々に第1電流A1まで下げながら印加を継続することで、OSV60に対し第1電流A1よりも電流値の高い第2電流A2の印加時間を短くすることができる。これにより、OSV60のコイルが高温で発熱する時間が短くなるので、コイルの損傷をより適正に防止することができる。その結果、OSV60の耐久性をより確実に維持することができる。
〔第3実施形態〕
図6に、本実施形態における、低温モードLMの制御手順を示す。図6では、低温モードLMの制御手順のみを示し、通常モードNMの制御手順については図5に示す手順と同じなので省略する。図6に示すように、ステップ#30において、油温Tが温度T1(例えば0℃)以下の場合(Yes)には、低温モードLMの制御としてステップ#31〜ステップ#35が行われる。低温モードLMの制御以外については第1実施形態と同様である。
低温モードLMでは、まず、ステップ#31においてOSV60に第2電流A2が印加される。これにより、ステップ#32に示すように、OSV60が閉状態になりオイルを供給する油路35が閉鎖されるため、オイルジェット機構80によるオイルジェットが停止する。その後、ステップ#33において油温Tが温度T1より高いか否かを判定され、油温Tが温度T1より高い場合(ステップ#33:Yes)には、ステップ#34において第2電流A2の電流値を第1電流A1まで低下させて第1電流A1をOSV60に印加する。これにより、ステップ#35に示すように、OSV60は閉状態が維持されて、オイルジェットの停止が維持される。
本実施形態では、オイルの油温Tが所定温度T1よりも高くなると、それに応じてオイルの粘度が減少する。これにより、OSV60は第2電流A2より電流値の低い第1電流A1を印加しても閉状態を維持することができる。その結果、OSV60の動作の確実性を維持することができる。また、OSV60に対し第1電流A1を印加することで第2電流A2の印加時間を短くすることができる。これにより、OSV60のコイルが高温で発熱する時間が短くなるので、コイルの損傷をより適正に防止することができる。その結果、OSV60の耐久性をより確実に維持することができる。
〔第4実施形態〕
図7に、本実施形態における、低温モードLMの制御手順を示す。図7では、低温モードLMの制御手順のみを示し、通常モードNMの制御手順については図5に示す手順と同じなので省略する。図7に示すように、ステップ#40において、油温Tが温度T1(例えば0℃)以下の場合(Yes)には、低温モードLMの制御としてステップ#41〜ステップ#45が行われる。低温モードLMの制御以外については第1実施形態と同様である。
低温モードLMでは、まず、ステップ#41においてOSV60に第2電流A2が印加される。これにより、ステップ#42に示すように、OSV60が閉状態になりオイルを供給する油路35が閉鎖されるため、オイルジェット機構80によるオイルジェットが停止する。その後、ステップ#43においてオイルの油圧Pが所定圧P1以上であるか否かを判定され、油圧Pが所定圧P1以上である場合(ステップ#43:Yes)には、ステップ#44において第2電流A2の電流値を第1電流A1まで低下させて第1電流A1をOSV60に印加する。これにより、ステップ#45に示すように、OSV60は閉状態が維持されて、オイルジェットの停止が維持される。
本実施形態では、油路35の油圧Pが所定圧P1以上になると、それに応じてオイルの粘度が減少する。これにより、OSV60は第2電流A2より電流値の低い第1電流A1を印加しても閉状態を維持することができる。その結果、OSV60の動作の確実性を維持することができる。また、OSV60に対し第1電流A1を印加することで第2電流A2の印加時間を短くすることができる。これにより、OSV60のコイルが高温で発熱する時間が短くなるので、コイルの損傷をより適正に防止することができる。その結果、OSV60の耐久性をより確実に維持することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、低温モードLMは、オイルの温度T1が0℃以下として設定される例を示したが、低温モードLMを設定する上で閾値となるオイルの温度T1を、0℃よりも低い温度(例えば、−10℃、−20℃、−30℃等)にしてもよい。その場合には、上記の実施形態に比べて、オイルジェット装置50において低温モードLMの制御が行われる温度範囲が狭くなるため、OSV60に対して第2電流A2の印加時間を短くすることができる。
(2)上記の実施形態では、ピストン1の裏側にオイルを噴射するオイルジェット機構80へのオイルの供給を制御するオイルジェット装置50の例を示したが、オイルジェット装置50は、例えば、吸気用/排気用のカムシャフト3aを含むバルブ機構6などの可動部にオイルを噴射するオイルジェット機構へのオイルの供給の制御に用いてもよい。
本発明は、車両用エンジン及び車両用以外の各種エンジンのオイルジェット装置として広く用いることができる。
1 :ピストン
30 :油圧回路部
35 :油路(供給油路)
41 :油圧供給油路(供給油路)
42 :油圧制御油路(供給油路)
50 :オイルジェット装置
60 :OSV(電磁弁)
61 :ソレノイド部
62 :スリーブ
62c :第1ポート
62d :第2ポート
64 :スプール
65 :スプリング
80 :オイルジェット機構
82 :ノズル部
90 :制御部
100 :エンジン
105 :油温センサ
106 :油圧センサ
A1 :第1電流
A2 :第2電流
LM :低温モード
NM :通常モード
P :油圧
P1 :所定圧
T :油温
T1 :所定温度
t1 :所定時間

Claims (5)

  1. 車両用エンジンに備えられるピストンに向けてオイルを噴射するノズル部にオイルを供給する供給油路と、
    前記供給油路の途中に設けられ、前記ノズル部へのオイルの供給状態を制御する電磁弁と、
    前記電磁弁の開閉を制御する制御部と、を備え、
    前記電磁弁は、非通電時に前記供給油路を開放する開状態になり、通電時に前記供給油路を閉鎖する閉状態になるよう構成され、
    前記制御部は、前記供給油路に供給されるオイルの油温が所定温度よりも高いときに、前記エンジンの駆動状態に基づいて前記電磁弁の開閉を制御するする通常モードと、前記供給油路に供給されるオイルの油温が0℃以下のときに、前記通常モードにおいて前記電磁弁に印加する第1電流よりも高い電流値の第2電流を印加して前記電磁弁を閉状態にする低温モードと、を有する、オイルジェット装置。
  2. 前記制御部は、前記低温モードにおいて、前記電磁弁に対し前記第2電流を所定時間継続して印加し、その後前記第1電流を印加する制御を行う、請求項1に記載のオイルジェット装置。
  3. 前記制御部は、前記低温モードにおいて、前記電磁弁に印加する電流を前記第2電流に即座に上昇させた後、当該第2電流の電流値を徐々に前記第1電流まで低下させる制御を行う、請求項1又は2に記載のオイルジェット装置。
  4. 前記制御部は、前記低温モードのときに、前記供給油路に供給されるオイルの油温が所定温度よりも高くなると、前記第2電流の電流値を前記第1電流まで低下させる制御を行う、請求項1から3のいずれか一項に記載のオイルジェット装置。
  5. 前記制御部は、前記低温モードのときに、前記供給油路の油圧が所定圧以上になると、前記第2電流の電流値を前記第1電流まで低下させる制御を行う、請求項1から4のいずれか一項に記載のオイルジェット装置。
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