JP2020083785A - 臓器保存装置および臓器保存方法 - Google Patents

臓器保存装置および臓器保存方法 Download PDF

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    • A01N1/0247Apparatuses, i.e. devices used in the process of preservation of living parts, such as pumps, refrigeration devices or any other devices featuring moving parts and/or temperature controlling components for perfusion, i.e. for circulating fluid through organs, blood vessels or other living parts

Abstract

【課題】体外において臓器に液体を灌流させつつ臓器を保存する際に、臓器内を流れる液体の圧力上昇を抑えつつ、臓器内における液体の流量を確保することができる臓器保存装置の提供。【解決手段】内部に閉鎖された臓器収容空間13を形成可能な臓器収容器10、臓器収容空間13において臓器9を保持する臓器保持部20、臓器保持部20に保持された臓器9に対して液体を供給する給液管40、臓器保持部20に保持された臓器9から液体を排出する排液管50、及び臓器収容空間13の気圧を調整する気圧調整部60を備え、臓器収容空間13の気圧を調整することにより、臓器9内を流れる液体の圧力を調整し、液体の圧力上昇を抑えつつ、臓器内における液体の流量を確保することができる臓器保存装置。【選択図】図1

Description

本発明は、体外において臓器に液体を灌流させつつ臓器を保存する臓器保存装置および臓器保存方法に関する。
肝臓移植等の臓器の移植手術では、ドナーから臓器を摘出した後、当該臓器をレシピエントへ移植するまでの間、一時的に臓器を体外で保存する。このとき、臓器が虚血状態となることを防止するために、臓器内に保存液を灌流させる。臓器を体外で保存する従来の装置については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1の装置では、容器内に収容された臓器片に灌流回路を接続し、灌流ポンプの圧力によって、臓器片に灌流溶液を灌流させている。
特開2011−520839号公報
しかしながら、心停止状態のドナーから摘出した臓器では、血栓などが抵抗となって、臓器へ流入させる液体の圧力が上昇し、想定通りの灌流量を得ることができない、という問題がある。このような場合、従来の装置で灌流量を確保するためには、液体を送るポンプの圧力をさらに高めるしかなかった。しかしながら、ポンプの圧力を高めると、臓器への負担が大きくなり、臓器が損傷する要因となる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、体外において臓器に液体を灌流させつつ臓器を保存する際に、臓器内を流れる液体の圧力上昇を抑えつつ、臓器内における液体の流量を確保することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、体外において臓器に液体を灌流させつつ臓器を保存する臓器保存装置であって、内部に閉鎖された臓器収容空間を形成可能な臓器収容器と、前記臓器収容空間において臓器を保持する臓器保持部と、前記臓器保持部に保持された臓器に対して液体を供給する給液管と、前記臓器保持部に保持された臓器から液体を排出する排液管と、前記臓器収容空間の気圧を調整する気圧調整部と、を備える。
本願の第2発明は、第1発明の臓器保存装置であって、前記気圧調整部は、前記臓器収容空間から気体を吸引する減圧機構を有する。
本願の第3発明は、第2発明の臓器保存装置であって、前記減圧機構を、所定の時間間隔で繰り返し駆動させる制御部をさらに備える。
本願の第4発明は、第2発明または第3発明の臓器保存装置であって、前記気圧調整部は、前記臓器収容空間へ気体を供給する加圧機構と、前記減圧機構と前記加圧機構とを切り替える切り替えバルブと、をさらに有する。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の臓器保存装置であって、前記臓器保持部に保持される臓器よりも高い位置において、供給前の液体を保持する液体保持部をさらに備え、前記給液管の上流側の端部が、前記液体保持部に接続される。
本願の第6発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の臓器保存装置であって、前記給液管に設けられた給液ポンプと、供給前の液体が貯留されたタンクと、をさらに備え、前記給液管の上流側の端部が、前記タンクに接続される。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明までのいずれか1発明の臓器保存装置であって、前記排液管に設けられた排液ポンプをさらに備える。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれか1発明の臓器保存装置であって、前記臓器収容器は、下フレームと、前記下フレームの上部を覆う上フレームと、を有し、前記下フレームおよび前記上フレームの少なくとも一方は、溝を有し、前記溝と、前記下フレームおよび前記上フレームの他方との間に、前記給液管または前記排液管が保持される。
本願の第9発明は、体外において臓器に液体を灌流させつつ臓器を保存する臓器保存方法であって、a)閉鎖された臓器収容空間において、臓器を保持する工程と、b)前記臓器収容空間の気圧を調整しつつ、臓器への液体の供給と臓器からの液体の排出とを行う工程と、を有する。
本願の第1発明から第9発明によれば、臓器収容空間の気圧を調整することにより、臓器内を流れる液体の圧力上昇を抑えつつ、臓器内における液体の流量を確保することができる。
臓器保存装置の構成を示した図である。 臓器収容器の一部分と、給液管の断面とを示した図である。 気圧調整部の構成を示したブロック図である。 臓器保存装置による臓器の保存手順を示したフローチャートである。 臓器収容空間の気圧の変化の一例を示した図である。 臓器収容空間の気圧の変化の他の例を示した図である。 臓器収容空間の気圧の変化の他の例を示した図である。 ラットの肝臓を閉鎖された空間に配置して、肝臓に液体を灌流させつつ、当該空間の圧力を変化させた場合の、液体の流量変化を示すグラフである。 ブタの腎臓を閉鎖された空間に配置して、腎臓に液体を灌流させつつ、当該空間の圧力を変化させた場合の、液体の流量変化を示すグラフである。 第1変形例に係る臓器保存装置の構成を示した図である。 第2変形例に係る臓器保存装置の構成を示した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本願において「ドナー」および「レシピエント」は、ヒトであってもよいし、非ヒト動物であってもよい。すなわち、本願において、「臓器」は、ヒトの臓器であってもよいし、非ヒト動物の臓器であってもよい。また、非ヒト動物は、マウスおよびラットを含む齧歯類、ブタ、ヤギ、およびヒツジを含む有蹄類、チンパンジーを含む非ヒト霊長類、その他の非ヒトほ乳動物であってもよいし、ほ乳動物以外の動物であってもよい。
<1.臓器保存装置の構成>
図1は、一実施形態に係る臓器保存装置1の構成を示した図である。
この臓器保存装置1は、臓器の移植手術を行うときに、ドナーから摘出された臓器9を、レシピエントへ移植するまでの間、体外において一時的に保存するための装置である。臓器9の例としては、肝臓、腎臓、心臓、膵臓を挙げることができる。ただし、臓器保存装置1において保存される臓器9は、他の臓器であってもよいし、臓器の一部分であってもよい。臓器保存装置1は、臓器9内の血管に対して生理食塩水などの保存液を灌流させつつ、臓器9を保存する。
図1に示すように、本実施形態の臓器保存装置1は、臓器収容器10、臓器保持部20、液体保持部30、給液管40、排液管50、気圧調整部60、および制御部70を備える。
臓器収容器10は、下フレーム11と上フレーム12とを有する。下フレーム11は、上部に開口を有するカップ状の部材である。上フレーム12は、下フレーム11の上部の開口を覆うカップ状の部材である。下フレーム11と上フレーム12とを組み合わせると、下フレーム11の環状の上端部と、上フレーム12の環状の下部とが、互いに接触する。これにより、筐体である臓器収容器10が構成される。そして、臓器収容器10の内部に、閉鎖空間である臓器収容空間13が形成される。なお、下フレーム11の上端部および上フレーム12の下端部の少なくとも一方には、気密性を高めるための環状のシール部材が設けられていてもよい。
臓器収容器10は、気圧計14を有する。気圧計14は、臓器収容器10内の臓器収容空間13の気圧を計測する。気圧計14の計測結果は、後述する制御部70へ出力される。
臓器保持部20は、臓器収容器10内の臓器収容空間13において、臓器9を保持する部位である。臓器保持部20は、柔軟に変形可能な保持シート21を有する。保持シート21の端部は、下フレーム11に固定された支持部材22に接続される。これにより、保持シート21が略水平に開かれた状態に維持される。臓器9は、保持シート21の上面に載置される。臓器9が載置されると、保持シート21は、臓器9の表面形状に沿って変形する。これにより、臓器9の変形を抑制して、臓器9への負担を軽減しつつ、臓器9を保持することができる。
保持シート21の材料には、生体適応性および滅菌保持性を有し、かつ、柔軟性を有する樹脂が用いられる。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、エラストマー樹脂、シリコン、ゴム、ゲル材料、またはポリアミドを、保持シート21の材料として用いることができる。
図1に示すように、臓器収容器10の底部には、水または保存液が貯留される。これにより、臓器収容器10内の臓器9が乾燥することが抑制される。特に、後述のように、臓器収容器10内の臓器収容空間13が減圧されると、臓器9から水分が気化しやすくなるが、臓器収容器10の底部に水または保存液を貯留しておくことで、臓器9の乾燥を抑制することができる。なお、保持シート21に水または保存液を含浸させることによって、臓器9の乾燥を抑制してもよい。また、臓器9の上部を、水または保存液を含浸させたシートで覆うことによって、臓器9の乾燥をより抑制してもよい。
液体保持部30は、供給前の保存液を保持するための部位である。本実施形態の液体保持部30は、臓器保持部20に保持される臓器9よりも高い位置に、保存液が貯留されたパウチバッグ(いわゆる点滴バッグ)Bを保持するバッグ保持部31を有する。ただし、液体保持部30は、パウチバッグBに代えて、保存液が貯留されたボトルを保持するものであってもよい。また、液体保持部30は、保存液を貯留可能なタンクであってもよい。
給液管40は、液体保持部30から、臓器保持部20に保持された臓器9へ、保存液を供給するための管である。給液管40の上流側の端部は、液体保持部30に保持されたパウチバッグBに接続される。給液管40の下流側の端部は、臓器9の動脈に、カテーテルにより接続される。なお、本実施形態では、給液管40の経路上に給液ポンプが設けられていない。パウチバッグBと臓器9との間の高低差によって、給液管40内の保存液に、臓器9側へ向かう緩やかな圧力(重力)が加わる。これにより、パウチバッグBから給液管40を通って臓器9の動脈へ、保存液が流入する。このように、給液ポンプを省略することによって、保存液の流入による臓器9への圧力負担を軽減することができる。
排液管50は、臓器保持部20に保持された臓器9から、保存液を排出するための管である。排液管50の上流側の端部は、臓器9の静脈に、カテーテルにより接続される。排液管50の下流側の端部は、排液タンク51に接続される。臓器9の静脈から排出された保存液は、排液管50を通って、排液タンク51へ回収される。なお、液体保持部30が、保存液を貯留するタンクである場合には、排液タンク51に回収された保存液を、液体保持部30へ循環させて、再利用してもよい。
図2は、臓器収容器10の一部分と、給液管40の断面とを示した図である。図2に示すように、下フレーム11は、その上端部の一部分に、ゴムまたは弾性を有する樹脂により形成された下側ホルダ111を有する。下側ホルダ111の上面には、給液管40を保持するための第1溝111aが設けられている。また、上フレーム12は、その下端部の一部分に、ゴムまたは弾性を有する樹脂により形成された上側ホルダ121を有する。上側ホルダ121の下面には、給液管40を保持するための第2溝121aが設けられている。第1溝111aおよび第2溝121aは、給液管40の外径と略同一の径を有する円弧状の溝である。
下フレーム11と上フレーム12とを組み合わせると、下側ホルダ111の第1溝111aと、上側ホルダ121の第2溝121aとの間に、給液管40が挟まれて保持される。給液管40は、臓器収容器10の外部から、第1溝111aおよび第2溝121aにより構成される貫通孔を通って、臓器収容器10の内部まで延びる。これにより、臓器収容器10の内部を閉鎖空間に維持しながら、給液管40を配置することができる。
また、下フレーム11は、排液管50と接触する箇所に、図2と同様の下側ホルダを有する。また、上フレーム12は、排液管50と接触する箇所に、図2と同様の上側ホルダを有する。下フレーム11と上フレーム12とを組み合わせると、下側ホルダの溝と、上側ホルダの溝との間に、排液管50が挟まれて保持される。これにより、臓器収容器10の内部を閉鎖空間に維持しながら、排液管50を配置することができる。
なお、給液管40および排液管50を保持するための溝は、下フレーム11および上フレーム12の少なくとも一方に設けられていればよい。そして、当該溝と、下フレーム11および上フレーム12の他方との間に、給液管40または排液管50が保持されればよい。
気圧調整部60は、臓器収容器10内の臓器収容空間13の気圧を調整する機構である。図3は、気圧調整部60の構成を示したブロック図である。図3に示すように、本実施形態の気圧調整部60は、減圧機構61と、加圧機構62と、切り替えバルブ63とを有する。
切り替えバルブ63は、臓器収容器10に対する減圧機構61および加圧機構62の接続を切り替えるためのバルブである。切り替えバルブ63を減圧機構61側へ切り替えると、減圧機構61の後述する吸引管610が、臓器収容空間13に接続される。これにより、減圧機構61による臓器収容空間13の減圧が可能となる。切り替えバルブ63を加圧機構62側へ切り替えると、加圧機構62の後述する給気管620が、臓器収容空間13に接続される。これにより、加圧機構62による臓器収容空間13の加圧が可能となる。
減圧機構61は、吸引管610、減圧ポンプ611、第1レギュレータ612、および第1電子制御バルブ613を有する。吸引管610の上流側の端部は、切り替えバルブ63に接続される。吸引管610の下流側の端部は、減圧ポンプ611に接続される。第1レギュレータ612および第1電子制御バルブ613は、吸引管610の経路上に設けられる。切り替えバルブ63を減圧機構61側へ切り替えて、減圧ポンプ611を動作させると、臓器収容器10内の気体が、吸引管610を介して外部空間へ排出される。これにより、臓器収容器10内の臓器収容空間13の気圧が低下する。第1レギュレータ612は、減圧ポンプ611により発生する負圧を、それよりも高い一定の負圧に昇圧させる。第1電子制御バルブ613は、臓器収容空間13の気圧を精密に調整するためのバルブである。制御部70は、気圧計14の計測結果に基づいて、第1電子制御バルブ613の開度を調節する。
加圧機構62は、給気管620、加圧ポンプ621、第2レギュレータ622、および第2電子制御バルブ623を有する。給気管620の上流側の端部は、加圧ポンプ621に接続される。給気管620の下流側の端部は、切り替えバルブ63に接続される。第2レギュレータ622および第2電子制御バルブ623は、給気管620の経路上に設けられる。切り替えバルブ63を加圧機構62側へ切り替えて、加圧ポンプ621を動作させると、加圧ポンプ621から、給気管620を通って臓器収容器10内へ、気体が供給される。これにより、臓器収容器10内の臓器収容空間13の気圧が上昇する。第2レギュレータ622は、加圧ポンプ621により発生する陽圧を、それよりも低い一定の陽圧に降圧させる。第2電子制御バルブ623は、臓器収容空間13の気圧を精密に調整するためのバルブである。制御部70は、気圧計14の計測結果に基づいて、第2電子制御バルブ623の開度を調節する。
制御部70は、気圧調整部60を動作制御するための手段である。制御部70は、例えば、CPU等のプロセッサおよびRAM等のメモリを備えた電子回路基板またはコンピュータにより構成される。また、制御部70は、上述した減圧ポンプ611、第1レギュレータ612、第1電子制御バルブ613、加圧ポンプ621、第2レギュレータ622、第2電子制御バルブ623、および切り替えバルブ63と、それぞれ電気的に接続されている。制御部70は、予め設定されたプログラムに基づいて、これらの各部を動作制御する。これにより、臓器収容空間13の気圧が調整される。
<2.臓器保存の手順>
続いて、上記の臓器保存装置1を用いて臓器9を保存する手順について、説明する。図4は、臓器保存装置1による臓器9の保存手順を示したフローチャートである。
図4に示すように、まず、ドナーから臓器9を摘出する(ステップS1)。この際、執刀者は、臓器9の動脈を切断して、当該動脈の切断部に、カテーテルを介して給液管40を接続する。また、執刀者は、臓器9の静脈を切断して、当該静脈の切断部に、カテーテルを介して排液管50を接続する。その後、例えば、給液管40の図示を省略したクランプを解除することにより、臓器9内への保存液の流入を開始する。
次に、臓器収容器10内に臓器9を収容する(ステップS2)。具体的には、まず、臓器収容器10の上フレーム12を取り外すことによって、下フレーム11の上部を開放する。そして、臓器保持部20の保持シート21の上面に、臓器9を載置する。このとき、給液管40は、下フレーム11の下側ホルダ111に設けられた第1溝111aに、嵌め込まれる。また、排液管50は、下フレーム11の他の下側ホルダに設けられた溝に嵌め込まれる。
その後、下フレーム11の上部を上フレーム12により閉鎖する。これにより、臓器収容器10内に、閉鎖された空間である臓器収容空間13が形成される。そして、当該臓器収容空間13に、臓器9が配置された状態となる。給液管40は、下フレーム11の下側ホルダ111と上フレーム12の上側ホルダ121とに挟まれた状態で、保持される。排液管50は、下フレーム11の他の下側ホルダと上フレーム12の他の上側ホルダとに挟まれた状態で、保持される。
続いて、臓器収容器10内の臓器収容空間13の気圧を調整する(ステップS3)。具体的には、制御部70が、気圧計14の計測結果に基づいて、気圧調整部60を動作制御する。これにより、臓器収容空間13からの気体の吸引または臓器収容空間13への気体の供給が行われる。その結果、臓器収容空間13の気圧が調整される。
図5は、臓器収容空間13の気圧の変化の一例を示した図である。図5の例では、制御部70は、切り替えバルブ63を、減圧機構61側と加圧機構62側とに交互に切り替えながら、減圧機構61と加圧機構62とを、所定の時間間隔で交互に動作させる。これにより、臓器収容空間13の気圧を、大気圧P0よりも低い負圧P1と、大気圧P0との間で、繰り返し変化させる。負圧P1は、−20mmHg以上とすることが望ましく、例えば、−5mmHgとすればよい。気圧の変化の周期Tは、生体の呼吸の周期に合わせて、例えば、3〜6秒とすればよい。ただし、周期Tは、必ずしも生体の呼吸の周期に合わせなくてもよく、状況に応じて適切な値に設定すればよい。
図6は、臓器収容空間13の気圧の変化の他の例を示した図である。図6の例では、制御部70は、切り替えバルブ63を、減圧機構61側と加圧機構62側とに交互に切り替えながら、減圧機構61と加圧機構62とを、所定の時間間隔で交互に動作させる。これにより、臓器収容空間13の気圧を、大気圧P0よりも低い負圧P1と、大気圧P0よりも高い陽圧P2との間で、繰り返し変化させる。負圧P1は、−20mmHg以上とすることが望ましく、例えば、−5mmHgとすればよい。陽圧P1は、+20mmHg以下とすることが望ましく、例えば、+5mmHgとすればよい。気圧の変化の周期Tは、生体の呼吸の周期に合わせて、例えば、3〜6秒とすればよい。
図7は、臓器収容空間13の気圧の変化の他の例を示した図である。図7の例では、制御部70は、切り替えバルブ63を減圧機構61側に固定するとともに、減圧機構61を連続的に動作させる。これにより、臓器収容空間13の気圧を、大気圧P0よりも低い負圧P1に維持する。負圧P1は、−20mmHg以上とすることが望ましく、例えば、−5mmHgとすればよい。
図5〜図7のように、臓器収容空間13の気圧を負圧にすると、臓器9の膨張に伴い、臓器9内の血管の流路面積が大きくなる。したがって、臓器9内の血管の流路抵抗が小さくなる。これにより、給液管40から臓器9内の血管へ、保存液が流入しやすくなる。そして、保存液の流入に伴う臓器9への圧力負担を低減できる。すなわち、臓器収容空間13の気圧を負圧にすることで、保存液の圧力を高めることなく、臓器9内における保存液の流量を確保することができる。
レシピエントへの臓器9の移植の準備が整うと、臓器収容器10から臓器9を取り出す(ステップS4)。具体的には、まず、気圧調整部60による減圧または加圧を解除して、臓器収容空間13の気圧を大気圧P0に戻す。また、臓器収容器10の上フレーム12を取り外して、下フレーム11の上部を開放する。そして、臓器保持部20の保持シート21の上面から、臓器9を取り出す。
その後、レシピエントへ臓器9を移植する(ステップS5)。具体的には、レシピエントの体腔内に臓器9を配置する。そして、執刀者は、臓器9の動脈から給液管40を取り外して、臓器9の動脈と、レシピエントの動脈とを吻合する。また、執刀者は、臓器9の静脈から排液管50を取り外して、臓器9の静脈と、レシピエントの静脈とを吻合する。
<3.気圧調整に関する実験結果>
図8および図9は、臓器を閉鎖された空間に配置して、臓器に液体を灌流させつつ、当該空間の圧力を変化させた場合の、液体の流量変化を示すグラフである。図8のデータは、ラットの肝臓を用いて計測した結果である。図9のデータは、ブタの腎臓を用いて計測した結果である。図8および図9に示すように、臓器が配置される空間の圧力が低いほど、液体の流量は上昇することが分かる。したがって、上記の臓器保存装置1により、臓器収容空間13の気圧を調整することで、臓器9内を流れる保存液の流量を調整できることが分かる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
<4−1.第1変形例>
図10は、第1変形例に係る臓器保存装置1の構成を示した図である。図10の例では、液体保持部30は、供給前の保存液を貯留するタンク32である。給液管40の上流側の端部は、タンク32に接続されている。また、給液管40の経路上には、給液ポンプ41が設けられている。臓器9の保存時には、制御部70からの指令により、給液ポンプ41が動作する。これにより、臓器9内の血管に、保存液が送り込まれる。このように、給液ポンプ41を用いる場合でも、気圧調整部60で臓器収容空間13の気圧を低下させれば、臓器9内の血管を流れる保存液の圧力を低下させることができる。したがって、保存液の流入に伴う臓器9への圧力負担を軽減できる。
<4−2.第2変形例>
図11は、第2変形例に係る臓器保存装置1の構成を示した図である。図11の例では、排液管50の経路上に、排液ポンプ52が設けられている。臓器9の保存時には、制御部70からの指令により、排液ポンプ52が動作する。これにより、臓器9内の血管に、保存液の流れが形成される。このように、排液ポンプ52を用いる場合、排液ポンプ52の吸引力で、臓器9内の血管が狭くなる場合がある。しかしながら、気圧調整部60で臓器収容空間13の気圧を低下させれば、臓器9内の血管を広げることができる。したがって、臓器9内における保存液の流量を確保することができる。
<4−3.他の変形例>
上記実施形態の気圧調整部60は、減圧機構61と加圧機構62とを有していた。しかしながら、気圧調整部60は、減圧機構61と、臓器収容空間13を大気圧P0に戻すために外気を取り込むパージバルブと、を有するものであってもよい。すなわち、加圧機構62は省略されてもよい。
また、上記実施形態の臓器保存装置1は、1本の給液管40と、1本の排液管50とを備えていた。しかしながら、臓器保存装置1は、臓器9の動脈の数に応じて、複数の給液管40を備えていてもよい。また、臓器保存装置1は、臓器9の静脈の数に応じて、複数の排液管50を備えていてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 臓器保存装置
9 臓器
10 臓器収容器
11 下フレーム
12 上フレーム
13 臓器収容空間
14 気圧計
20 臓器保持部
21 保持シート
22 支持部材
30 液体保持部
31 バッグ保持部
32 タンク
40 給液管
41 給液ポンプ
50 排液管
51 排液タンク
52 排液ポンプ
60 気圧調整部
61 減圧機構
62 加圧機構
63 切り替えバルブ
70 制御部
111 下側ホルダ
111a 第1溝
121 上側ホルダ
121a 第2溝
610 吸引管
611 減圧ポンプ
612 第1レギュレータ
613 第1電子制御バルブ
620 給気管
621 加圧ポンプ
622 第2レギュレータ
623 第2電子制御バルブ

Claims (9)

  1. 体外において臓器に液体を灌流させつつ臓器を保存する臓器保存装置であって、
    内部に閉鎖された臓器収容空間を形成可能な臓器収容器と、
    前記臓器収容空間において臓器を保持する臓器保持部と、
    前記臓器保持部に保持された臓器に対して液体を供給する給液管と、
    前記臓器保持部に保持された臓器から液体を排出する排液管と、
    前記臓器収容空間の気圧を調整する気圧調整部と、
    を備える、臓器保存装置。
  2. 請求項1に記載の臓器保存装置であって、
    前記気圧調整部は、
    前記臓器収容空間から気体を吸引する減圧機構
    を有する、臓器保存装置。
  3. 請求項2に記載の臓器保存装置であって、
    前記減圧機構を、所定の時間間隔で繰り返し駆動させる制御部
    をさらに備える、臓器保存装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の臓器保存装置であって、
    前記気圧調整部は、
    前記臓器収容空間へ気体を供給する加圧機構と、
    前記減圧機構と前記加圧機構とを切り替える切り替えバルブと、
    をさらに有する、臓器保存装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の臓器保存装置であって、
    前記臓器保持部に保持される臓器よりも高い位置において、供給前の液体を保持する液体保持部
    をさらに備え、
    前記給液管の上流側の端部が、前記液体保持部に接続される、臓器保存装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の臓器保存装置であって、
    前記給液管に設けられた給液ポンプと、
    供給前の液体が貯留されたタンクと、
    をさらに備え、
    前記給液管の上流側の端部が、前記タンクに接続される、臓器保存装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の臓器保存装置であって、
    前記排液管に設けられた排液ポンプ
    をさらに備える、臓器保存装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の臓器保存装置であって、
    前記臓器収容器は、
    下フレームと、
    前記下フレームの上部を覆う上フレームと、
    を有し、
    前記下フレームおよび前記上フレームの少なくとも一方は、溝を有し、
    前記溝と、前記下フレームおよび前記上フレームの他方との間に、前記給液管または前記排液管が保持される、臓器保存装置。
  9. 体外において臓器に液体を灌流させつつ臓器を保存する臓器保存方法であって、
    a)閉鎖された臓器収容空間において、臓器を保持する工程と、
    b)前記臓器収容空間の気圧を調整しつつ、臓器への液体の供給と臓器からの液体の排出とを行う工程と、
    を有する、臓器保存方法。
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