JP2020143028A - 灌流装置 - Google Patents

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英司 小林
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【課題】酸素ガス等の気体成分を灌流液に付加可能であって、小型な灌流装置を提供する。【解決手段】この灌流装置1は、灌流液リザーバ40、灌流液リザーバ40の上方に配置される回収ユニット50、臓器リアクター30、供給配管71,73および還流配管74を有する。灌流液リザーバ40は、供給配管71との連通を制御する流量調整弁41と、気体供給口42を有する。回収ユニット50は、還流配管74と接続する回収弁51、大気開放弁52、灌流液リザーバ40との連通の開閉を切り替えるリザーバ還流弁53、および気体を供給可能な加圧弁54を備える。灌流液リザーバ40へ気体を供給して加圧し、回収ユニット50の各弁51〜54を動作させることによって臓器9へ灌流液を送液できる。したがって、灌流液の送液機構を別途設ける必要がないため、灌流装置1を小型化できる。【選択図】図1

Description

本発明は、臓器を灌流保存するための灌流装置に関する。
臓器移植などの各種の手術において、摘出された臓器を移植可能な状態で保存するため、種々の保存方法や灌流方法が開発されている。摘出した臓器を保存するためには、例えば、細胞の代謝を抑制するために臓器内血液を低温の臓器保存液に置き換えてから、低温の保存液に浸漬する単純冷却法が知られている。また、保存している臓器内の老廃物の除去を目的として、臓器内血管網に灌流液を灌流させる灌流保存法が知られている。
移植用の臓器は、ドナーから摘出された後、レシピエントへの手術を行う場所まで運搬する必要がある。灌流を行いながら臓器を運搬するための装置については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の灌流装置では、pHや溶存酸素量等のセンシングおよび調整を行うために、複雑な制御系を構築している。
特表2017−518301号公報
レシピエントへの臓器の移植手術において、臓器に灌流液の灌流を継続したままレシピエントへ臓器を移植することにより、臓器の阻血時間を短縮し、移植手術の成功率を向上することができる。このような場合に、灌流液に酸素等の気体成分を溶存させることにより、臓器の保存状態が良くなる。特に、臓器を体温に近い温度に保温する場合には、臓器内で代謝が行われるために、酸素ガス等の成分が付加されていることが好ましい。
しかしながら、特許文献1に記載の灌流装置を用いると、臓器の環境を厳密に制御できる一方で、装置が大型化する。このような大型の装置は、ドナーへの移植手術を行う際に、術野の周辺に配置することが困難である。したがって、臓器の運搬後、運搬に用いた灌流装置による灌流を継続したまま、移植手術を行うことが困難である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、酸素ガス等の気体成分を灌流液に付加可能であって、小型な灌流装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、臓器に灌流液を灌流する灌流装置であって、内部に前記灌流液を貯留する灌流液リザーバと、前記灌流液リザーバの上方に配置された1つまたは複数の回収ユニットと、前記臓器を収容する臓器リアクターと、前記灌流液リザーバから前記臓器へと前記灌流液を供給する供給配管と、前記臓器から前記回収ユニットへと前記灌流液を還流する還流配管と、を有し、前記灌流液リザーバは、前記灌流液リザーバの下部と前記供給配管との連通を制御する流量調整弁と、前記灌流液リザーバの外部から気体を供給可能な気体供給口と、を備え、前記回収ユニットは、前記回収ユニットと前記還流配管との連通の開閉を切り替える回収弁と、外気との連通の開閉を切り替える大気開放弁と、前記回収ユニットの底部と前記灌流液リザーバとの連通の開閉を切り替えるリザーバ還流弁と、前記回収ユニットの外部から気体を供給可能な加圧弁と、を備える。
本願の第2発明は、第1発明の灌流装置であって、前記流量調整弁、前記回収弁、前記大気開放弁、前記リザーバ還流弁、および前記加圧弁を制御する制御部をさらに有し、前記制御部は、前記灌流液リザーバ内を大気圧よりも加圧した状態で、前記流量調整弁を少なくとも一部開放しつつ、前記回収弁および前記大気開放弁を開放するとともに、前記リザーバ還流弁および前記加圧弁を閉鎖する灌流液回収工程と、前記回収弁および前記大気開放弁を閉鎖するととともに、前記リザーバ還流弁および前記加圧弁を開放する灌流液還流工程と、を実行可能である。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の灌流装置であって、前記回収ユニットを2つ有する。
本願の第4発明は、第1発明ないし第3発明のいずれかの灌流装置であって、前記加圧弁は、前記回収ユニットの上部の気体層と、前記灌流液リザーバの上部の気体層との連通の開閉を行う。
本願の第5発明は、第1発明ないし第4発明のいずれかの灌流装置であって、前記灌流液と熱交換する蓄熱材と、前記灌流液リザーバ、前記回収ユニット、前記臓器リアクターおよび前記蓄熱材を収容する断熱性の外装部材と、をさらに有する。
本願の第1発明から第5発明によれば、灌流液リザーバへ気体を供給して加圧し、回収ユニットの各弁を動作させることによって臓器へ灌流液を送液するとともに、臓器から灌流液を還流させることができる。すなわち、灌流液への気体成分の付加に用いられる気体を用いて、灌流液を送液できる。したがって、灌流液の送液機構を別途設ける必要がないため、灌流装置を小型化できる。
特に、本願の第3発明によれば、臓器からの灌流液の回収を連続して行うことができる。
特に、本願の第5発明によれば、臓器に供給される灌流液の温度を効率よく調整できる。
第1実施形態に係る灌流装置の構成を示した概略図である。 第1実施形態に係る灌流装置の斜視図である。 第1実施形態に係る灌流装置の分解斜視図である。 第1実施形態に係る灌流装置の断面図である。 移植手術の様子を示した概略図である。 第1実施形態に係る回収ユニットの灌流処理における各部の動作を示したフローチャートである。 第1実施形態に係る灌流装置の灌流処理における各部の動作を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本願において「ドナー」および「レシピエント」は、ヒトであってもよいし、非ヒト動物であってもよい。すなわち、本願において、「肝臓」を含む「臓器」は、ヒトの臓器であってもよいし、非ヒト動物の臓器であってもよい。また、非ヒト動物は、マウスおよびラットを含む齧歯類、ブタ、ヤギおよびヒツジを含む有蹄類、チンパンジーを含む非ヒト霊長類、その他の非ヒトほ乳動物であってもよいし、ほ乳動物以外の動物であってもよい。
<1.第1実施形態>
<1−1.灌流装置の構成>
本発明の第1実施形態に係る灌流装置1について、図1〜図4を参照しつつ説明する。図1は、灌流装置1の構成を示した概略図である。図2は、灌流装置1の斜視図である。図3は、灌流装置1の分解斜視図である。図4は、灌流装置1の断面図である。なお、図2〜図4において、後述する第1供給配管71、第2供給配管73および還流配管74の図示が省略されている。
この灌流装置1は、ドナーから摘出した肝臓等の臓器9を、レシピエントへ移植するまでの間、体外で一時的に保存するための装置である。灌流装置1は、臓器9を収容するとともに、当該臓器9に灌流液を供給して灌流を行うための装置である。図1に示すように、灌流装置1は、ケーシング20、臓器リアクター30、灌流液リザーバ40、第1回収ユニット50、第2回収ユニット60、配管系70、蓄熱材80、および制御部10を有する。
ケーシング20は、臓器リアクター30、灌流液リザーバ40、第1回収ユニット50、第2回収ユニット60、配管系70および蓄熱材80を内部に収容する筐体である。ケーシング20は、図2〜図4に示すように、箱状の筐体である。ケーシング20は、有底筒状の本体部21と、本体部21の上方の開口を覆う蓋部22とを有する。
ケーシング20は、例えば、発砲スチロール等の断熱部材で形成される。このような断熱性の外装部材であるケーシング20の内部に、灌流液リザーバ40と、灌流液と熱交換する蓄熱材80とが収容される。これにより、臓器9に供給される灌流液の温度をより効率よく調整できる。
臓器リアクター30の内部には、臓器9を浸漬するための保存液と、臓器9とが収容される。臓器リアクター30内に収容される保存液は、臓器9の内部に灌流される灌流液と同じ液体であってもよいし、ETK液、HTK液、UW液、生理食塩水、ラクテック等のその他の液体であってもよい。また、本実施形態の臓器リアクター30は、無蓋のカップ状であるが、臓器リアクター30は蓋によって密閉されていてもよい。
灌流液リザーバ40は、内部に灌流液を貯留する貯留部である。本実施形態の灌流液リザーバ40は、密閉性および耐圧性のある箱状の容器である。本実施形態の灌流液には、例えば、ラクテックや培地に赤血球を付加したものが用いられる。灌流液には、pH緩衝能力を持った灌流液が用いられることが好ましい。なお、灌流液には、その他の種類の灌流液が用いられてもよいし、赤血球が付加されていなくてもよい。
灌流液リザーバ40の内部には、灌流液と気体とが貯留される。これにより、図1に示すように、灌流液リザーバ40の内部は、下部の灌流液層と、上部の気体層との2層に分かれている。灌流液リザーバ40は、流量調整弁41と、気体供給口42と、圧力計43とを備える。
流量調整弁41は、灌流液リザーバ40の下部と配管系70の後述する第1供給配管71との連通を制御するとともに、その連通開度を調整可能である。具体的には、流量調整弁41は、灌流液リザーバ40の下部の灌流液層と第1供給配管71とを連通する。このため、流量調整弁41が開放されると、灌流液リザーバ40内に貯留された灌流液が第1供給配管71へと供給される。
気体供給口42は、灌流液リザーバ40の外部から灌流液リザーバ40内へと気体を供給可能な接続口である。気体供給口42には、逆止弁または開閉弁である気体供給弁421が備えられている。気体供給口42には、気体を供給する気体供給機構44が接続される。
本実施形態で用いられる気体供給機構44は、コンプレッサ441、第1レギュレータ442および第2レギュレータ443を含む。気体供給機構44は、その他の構成であってもよい。この気体供給機構44が供給する気体は、酸素を含む酸素ガスである。このため、灌流液リザーバ40内において気体層の圧力を高めることにより、灌流液層と気体層との界面を介して灌流液に酸素が付加(溶解)される。なお、気体供給機構44が供給する気体は、酸素以外の気体成分を含んでもよい。
コンプレッサ441は、圧縮された酸素ガスを供給するガス供給源である。コンプレッサ441から供給される酸素ガスには、例えば、90%±5%の酸素が含まれる。灌流装置1の搬送中には、コンプレッサ441として、例えば、圧縮された酸素ガスが収容されたガズボンベが用いられる。また、移植手術中には、コンプレッサ441として、例えば、手術室に設けられたユーティリティが用いられる。なお、コンプレッサ441には、その他の構成が用いられてもよい。
第1レギュレータ442は、コンプレッサ441から供給された酸素ガスの圧力を200kPa以下に低下させる。第2レギュレータ443は、第1レギュレータ442から出力された酸素ガスの圧力を1kPa単位に制御可能である。このように2種類のレギュレータ442,443を用いて2段階で圧力調整を行うことにより、灌流液リザーバ40に対してより精度の高い出力を行うことができる。なお、レギュレータは1つであってもよい。
圧力計43は、灌流液リザーバ40の上部における気圧を計測する。すなわち、圧力計43は、灌流液リザーバ40の上部の気体層の圧力を計測する。
灌流液リザーバ40には、密閉性および耐圧性を備えたものであれば、袋状のソフトバッグが用いられてもよい。その場合、灌流液リザーバ40の各部と灌流液層と気体層との位置関係が安定する必要がある。このため、灌流液リザーバ40自体が、姿勢を十分に安定できる素材および形状であるか、灌流液リザーバ40を支持する機構を別途有していることが好ましい。
第1回収ユニット50および第2回収ユニット60は、それぞれ、内部に灌流液を貯留可能な貯留容器である。本実施形態の第1回収ユニット50および第2回収ユニット60は、それぞれ、密閉性および耐圧性のある箱状の容器である。第1回収ユニット50および第2回収ユニット60は、灌流液リザーバ40の上方に配置される。
第1回収ユニット50は、第1回収弁51と、第1大気開放弁52と、第1リザーバ還流弁53と、第1加圧弁54とを備える。
第1回収弁51は、第1回収ユニット50の上部と、配管系70の後述する還流配管74との連通の開閉を切り替える。第1回収弁51が開放されると、臓器9から排出された灌流液が、還流配管74を介して第1回収ユニット50へと回収される。第1回収弁51が閉鎖されると、還流配管74から第1回収ユニット50への灌流液の流入が停止される。
第1大気開放弁52は、第1回収ユニット50の上部と外気との連通の開閉を切り替える。第1大気開放弁52の第1回収ユニット50と反対側には、ケーシング20の外部と連通する第1大気開放配管521が備えられている。第1大気開放弁52が開放されると、第1回収ユニット50内の圧力が外気と同じ圧力となる。第1大気開放弁52が閉鎖されると、第1回収ユニット50と外気との連通が遮断される。
第1リザーバ還流弁53は、第1回収ユニット50の底部と灌流液リザーバ40との連通の開閉を切り替える。第1リザーバ還流弁53が開放されると、第1回収ユニット50内に貯留された灌流液が灌流液リザーバ40へと還流される。第1リザーバ還流弁53が閉鎖されると、第1回収ユニット50と灌流液リザーバ40との連通が遮断される。
第1加圧弁54は、第1回収ユニット50の外部から第1回収ユニット50内へと気体を供給可能な気体供給弁である。第1加圧弁54は、第1回収ユニット50の上部と、灌流液リザーバ40の上部の気体層との連通の開閉を切り替える。灌流液リザーバ40内の圧力が第1回収ユニット50内の圧力よりも高い状態で第1加圧弁54が開放されると、灌流液リザーバ40内の気体が第1回収ユニット50へと供給され、第1回収ユニット50内の圧力が上昇する。第1加圧弁54が閉鎖されると、第1回収ユニット50と灌流液リザーバ40との連通が遮断される。
第1加圧弁54は、必ずしも灌流液リザーバ40と連通していなくてもよい。第1加圧弁54は、例えば、気体供給機構44のような気体供給機構と接続され、当該気体供給機構から供給される気体によって第1回収ユニット50内の圧力を上昇させてもよい。
第1回収弁51、第1大気開放弁52、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54のそれぞれの動作に伴う灌流液および気体の動きについては、後述する。
第2回収ユニット60は、第2回収弁61と、第2大気開放弁62と、第2大気開放配管621と、第2リザーバ還流弁63と、第2加圧弁64とを備える。第2回収ユニット60の構成は、第1回収ユニット50の構成と同等である。したがって、第2回収弁61、第2大気開放弁62、第2大気開放配管621、第2リザーバ還流弁63および第2加圧弁64は、第1回収ユニット50の第1回収弁51、第1大気開放弁52、第1大気開放配管521、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54と同等である。
配管系70は、第1供給配管71、熱交換部72、第2供給配管73、および還流配管74を有する。
第1供給配管71、熱交換部72および第2供給配管73は、灌流液リザーバ40から臓器9へと灌流液を供給する供給配管である。
第1供給配管71は、灌流液リザーバ40と熱交換部72とを連通する。具体的には、第1供給配管71の上流側の端部は、灌流液リザーバ40の下部に設けられた流量調整弁41に接続される。第1供給配管71の下流側の端部は、熱交換部72に接続される。流量調整弁41が閉鎖されると、灌流液リザーバ40から配管系70への灌流液の供給が停止する。流量調整弁41が開放されると、流量調整弁41の開度に応じた流量の灌流液が、灌流液リザーバ40から第1供給配管71へと流入する。これにより、第1供給配管71、熱交換部72、第2供給配管73を介して臓器9へと灌流液が供給される。
熱交換部72は、内部を流れる液体の熱交換を行うための部位である。熱交換部72は、灌流液リザーバ40の下側、かつ、蓄熱材80の上側に配置される。熱交換部72は、蓄熱材80と隣接し、接触している。これにより、熱交換部72において、熱交換部72内を流れる灌流液と蓄熱材80との熱交換が行われる。
本実施形態の熱交換部72は、図4に示すように、ナイロンシート721にシリコンチューブ722を接着させたものである。シリコンチューブ722の内部には、第1供給配管71から流入した灌流液が流れる。なお、図3中においては、ナイロンシート721の図示が省略されている。シリコンチューブ722の上流側の端部は、第1供給配管71の下流側の端部と接続される。シリコンチューブ722の下流側の端部は、第2供給配管73の上流側の端部と接続される。これにより、灌流液リザーバ40から第1供給配管71へと供給された灌流液が熱交換部72において蓄熱材80との熱交換をした後に第2供給配管73へと供給される。
シリコンチューブ722は、上下方向に重ならないように、かつ、水平方向に密集するように配置される。シリコンチューブ722は、例えば、図3に示すように、つづら折り状に配置される。なお、図3では、シリコンチューブ722の折り返し前後の部位が互いに間隔を空けて配置されているが、実際には図4に示すようになるべく密集して配置されることが好ましい。シリコンチューブ722をできるだけ密集して配置することにより、蓄熱材80と接触するシリコンチューブ722の長さをできるだけ長くしている。このようにすれば、シリコンチューブ722の内部を流れる灌流液と蓄熱材80との間の熱交換効率が向上する。
第2供給配管73は、熱交換部72と臓器9の灌流液流入用血管とを連通する。第2供給配管73の上流側の端部は、熱交換部72のシリコンチューブ722の下流側の端部と接続する。第2供給配管73の下流側の端部は、臓器9の灌流液流入用血管に接続される。
還流配管74は、臓器9から回収ユニット50,60へと灌流液を還流するための配管である。還流配管74の上流側の端部は、臓器9の灌流液流出用血管に接続される。還流配管74の下流側の端部は、第1分岐配管741と第2分岐配管742とに分岐する。第1分岐配管741の下流側の端部は、第1回収ユニット50の第1回収弁51と接続される。第2分岐配管742の下流側の端部は、第2回収ユニット60の第2回収弁61と接続される。
蓄熱材80は、熱交換部72の下側に隣接して配置される。蓄熱材80には、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム等の高吸水性樹脂に水分を含まれたものが用いられる。蓄熱材80の外装は、箱状のものであってもよいし、袋状のソフトバッグであってもよい。本実施形態では、臓器9に供給される灌流液を、例えば35℃に近い温度に加熱するために、蓄熱材80を外気温よりも高い温度とする。このため、蓄熱材80から上方へ流れる暖気が熱交換部72および灌流液リザーバ40へと向かう。したがって、熱交換部72だけでなく、灌流液リザーバ40内においても、蓄熱材80によって灌流液が加熱および保温される。
なお、本実施形態では熱交換部72が蓄熱材80と灌流液リザーバ40との間に配置されたが、本発明はこれに限られない。蓄熱材80が灌流液リザーバ40の下側かつ熱交換部72の上側に配置されてもよい。このようにすれば、熱交換部72と灌流液リザーバ40との両方が蓄熱材80に直接接触することができる。すなわち、灌流液リザーバ40において、より効率良く灌流液が加熱および保温される。
また、本実施形態では、臓器9に供給される灌流液の温度を外気温よりも高い温度としたが、本発明はこれに限られない。例えば、臓器9に供給される灌流液を約4℃とするために、予め冷却された蓄熱材80が用いられてもよい。
制御部10は、灌流装置1の各部を制御する。制御部10は、図1中に概念的に示したように、CPU等の演算処理部11、RAM等のメモリ12、およびハードディスクドライブ等の記憶部13を有するコンピュータにより構成される。また、制御部10は、流量調整弁41、気体供給弁421、圧力計43、第1回収弁51、第1大気開放弁52、第1リザーバ還流弁53、第1加圧弁54、第2回収弁61、第2大気開放弁62、第2リザーバ還流弁63、および第2加圧弁64と、それぞれ電気的に接続されている。
制御部10は、記憶部13に記憶されたコンピュータプログラムやデータを、メモリ12に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムおよびデータに基づいて、演算処理部11が演算処理がおこなうことにより、灌流装置1の各部の動作を制御する。これにより、灌流装置1における灌流処理が実行される。
この灌流装置1では、後述するように、灌流液リザーバ40へ気体を供給して加圧し、第1回収ユニット50の各弁51〜54および第2回収ユニット60の各弁61〜64を動作させることによって、臓器9へ灌流液を送液するとともに、臓器9から灌流液を回収させることができる。すなわち、灌流液への気体成分の付加に用いられる気体を用いて、灌流液を送液できる。したがって、ポンプ等の灌流液の送液機構を別途設ける必要がないため、灌流装置1を小型化できる。具体的には、例えば、灌流装置1の水平方向の大きさを縦約200mm、横約300mmとし、灌流装置1の上下方向の高さを約300mmとすることができる。これにより、臓器9の運搬が容易となるとともに、臓器9の移植手術中に、術野の近傍に灌流装置1を配置することができる。
図5は、臓器9をレシピエントへ移植する移植手術の様子を示した概略図である。図5には、医師や看護師等のスタッフ91が、レシピエント92の体内に臓器9を移植する様子が示されている。図5において、臓器9は、灌流装置1と接続され、灌流装置1から第2供給配管73を介して灌流液が供給されている。
図5に示すように、灌流装置1が小型であることにより、手術中に、術野の近傍に灌流装置1を配置できる。したがって、灌流装置1による灌流を継続したまま、臓器9をレシピエントへ移植する移植手術を行うことができる。その結果、臓器9の阻血時間を短縮し、臓器9の保存状態を向上することにより、移植手術の成功率を向上することができる。
<1−2.灌流処理における灌流液の流れ>
次に、灌流装置1における灌流処理における灌流液の流れについて、図6および図7を参照しつつ説明する。図6は、灌流処理における回収ユニット50,60の各部の動作を示したフローチャートである。図7は、灌流処理における灌流装置1の各部の動作を示したフローチャートである。
まず、灌流処理における回収ユニット50,60の1つである第1回収ユニット50の各部の動作の流れについて、図6を参照しつつ説明する。
灌流処理が開始されると、まず、制御部10は、気体供給弁421を開放し、気体供給機構44から灌流液リザーバ40内へ気体を供給して灌流液リザーバ40内の気圧を大気圧よりも大きな所定の圧力に加圧した状態とする。そして、制御部10は、流量調整弁41、第1回収弁51および第1大気開放弁52を開放するとともに、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54を閉鎖状態とする(ステップS101、灌流液回収工程)。これにより、加圧された灌流液リザーバ40と大気開放された第1回収ユニット50とが、第1供給配管71、熱交換部72、第2供給配管73、臓器9、および還流配管74を介して連通する。その結果、灌流液リザーバ40と第1回収ユニット50との気圧差により、灌流液リザーバ40内の灌流液が、第1供給配管71、熱交換部72、第2供給配管73、臓器9、および還流配管74を介して第1回収ユニット50へと流れる。
第1回収ユニット50内に灌流液がある程度貯留されると、制御部10は、第1回収弁51および第1大気開放弁52を閉鎖し、第1回収ユニット50への灌流液の回収を停止する(ステップS102、回収停止工程)。
なお、本実施形態では、灌流装置1が複数の回収ユニット50,60を有しているため、第1回収ユニット50への灌流液の回収を停止しているステップS102〜ステップS104において、第2回収ユニット60へ灌流液を回収できる。第2回収ユニット60を含めた灌流処理の流れについては後述する。一方、灌流装置1が第2回収ユニット60を有しておらず、第1回収ユニット50のみを有している場合、第1回収ユニット50への灌流液の回収を停止しているステップS102〜ステップS104において、流量調整弁41を閉鎖して、灌流液リザーバ40から臓器9への灌流液の供給を停止することが好ましい。これにより、臓器9内の圧力が適正な範囲を超えて上昇するのが抑制される。
続いて、制御部10は、第1回収弁51および第1大気開放弁52の閉鎖状態を維持するとともに、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54を開放する(ステップS103、灌流液還流工程)。これにより、灌流液リザーバ40内と第1回収ユニット50内との圧力が近づき、第1回収ユニット50内に貯留された灌流液が灌流液リザーバ40内へと重力によって流入する。
その後、制御部10は、第1回収弁51の閉鎖状態を維持したまま、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54を閉鎖するとともに、第1大気開放弁52を開放する(ステップS104、還流停止工程)。これにより、第1回収ユニット50から灌流液リザーバ40への灌流液の還流を停止するとともに、第1回収ユニット50内の圧力を大気圧まで低下させる。
そして、制御部10は、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54を閉鎖状態としたまま、第1回収弁51および第1大気開放弁52を開放し、ステップS101の灌流液回収工程に戻る。上述のように灌流装置1が第2回収ユニット60を有していない場合、制御部10は、第1回収弁51および第1大気開放弁52の開放と同時に、閉鎖していた流量調整弁41を開放する。
このように、灌流液リザーバ40へ気体を供給して加圧し、第1回収ユニット50の各弁51〜54を動作させることによって、臓器9へ灌流液を送液するとともに、臓器9から灌流液を還流させることができる。すなわち、灌流液への気体成分の付加に用いられる気体を用いて、灌流液を送液できる。したがって、灌流液の送液機構を別途設ける必要がないため、灌流装置1を小型化できる。
続いて、灌流装置1全体における灌流処理の流れについて、図7を参照しつつ説明する。
灌流処理を開始する際には、制御部10は、まず、全ての弁41,421,51,52,53,54,61,62,63,64が閉鎖された状態から、気体供給弁421を開放する。これにより、気体供給機構44から灌流液リザーバ40内へ気体を供給して、灌流液リザーバ40内の気体を大気圧よりも大きな所定の圧力に加圧した状態とする(ステップS201)。なお、制御部10は、灌流処理の以後の全ての工程において、圧力計43で計測される灌流液リザーバ40内の圧力が、当該所定の圧力となるように気体供給弁421を制御する。
灌流液リザーバ40内の圧力が所定の圧力となったら、制御部10は、流量調整弁41、第1回収弁51および第1大気開放弁52を開放するとともに、第1リザーバ還流弁53、第1加圧弁54、第2回収弁61、第2リザーバ還流弁63および第2加圧弁64を閉鎖状態のままとする(ステップS202)。第2大気開放弁62については、開放していても閉鎖していてもよい。
ステップS202では、加圧された灌流液リザーバ40と大気開放された第1回収ユニット50とが、第1供給配管71、熱交換部72、第2供給配管73、臓器9、および還流配管74を介して連通する。その結果、灌流液リザーバ40と第1回収ユニット50との気圧差により、灌流液リザーバ40内の灌流液が、第1供給配管71、熱交換部72、第2供給配管73、臓器9、および還流配管74を介して第1回収ユニット50へと流れる。
所定の期間が過ぎて第1回収ユニット50内に灌流液がある程度貯留されると、制御部10は、第1回収弁51および第1大気開放弁52を閉鎖し、第1回収ユニット50への灌流液の回収を停止する。また、制御部10は、同時に、第2回収弁61および第2大気開放弁62を開放するとともに、第2リザーバ還流弁63および第2加圧弁64を閉鎖状態のままとする(ステップS203)。
ステップS203では、加圧された灌流液リザーバ40と大気開放された第2回収ユニット60とが、第1供給配管71、熱交換部72、第2供給配管73、臓器9、および還流配管74を介して連通する。その結果、灌流液リザーバ40と第2回収ユニット60との気圧差により、灌流液リザーバ40内の灌流液が、第1供給配管71、熱交換部72、第2供給配管73、臓器9、および還流配管74を介して第2回収ユニット60へと流れる。
続いて、制御部10は、第1回収弁51および第1大気開放弁52の閉鎖状態を維持するとともに、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54を開放する(ステップS204)。これにより、第1回収ユニット50内が、灌流液リザーバ40内に近い圧力に加圧され、第1回収ユニット50内に貯留された灌流液が灌流液リザーバ40内へと重力によって流入する。
所定の期間が過ぎて第1回収ユニット50内の灌流液が灌流液リザーバ40へと還流した後、制御部10は、第1回収弁51の閉鎖状態を維持したまま、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54を閉鎖するとともに、第1大気開放弁52を開放する(ステップS205)。これにより、第1回収ユニット50から灌流液リザーバ40への灌流液の還流を停止するとともに、第1回収ユニット50内の圧力を大気圧まで低下させる。なお、ステップS204〜S205の間、第2回収ユニット60への灌流液の回収は継続されている。
その後、制御部10は、第2回収弁61および第2大気開放弁62を閉鎖し、第2回収ユニット60への灌流液の回収を停止する。また、制御部10は、同時に、第1リザーバ還流弁53および第1加圧弁54を閉鎖状態としたまま、第1回収弁51および第1大気開放弁52を開放する(ステップS206)。これにより、第1回収ユニット50への灌流液の回収が開始される。
続いて、制御部10は、第2回収弁61および第2大気開放弁62の閉鎖状態を維持するとともに、第2リザーバ還流弁63および第2加圧弁64を開放する(ステップS207)。これにより、第2回収ユニット60内が、灌流液リザーバ40内に近い圧力に加圧され、第2回収ユニット60内に貯留された灌流液が灌流液リザーバ40内へと重力によって流入する。
所定の期間が過ぎて第2回収ユニット60内の灌流液が灌流液リザーバ40へと還流した後、制御部10は、第2回収弁61の閉鎖状態を維持したまま、第2リザーバ還流弁63および第2加圧弁64を閉鎖するとともに、第2大気開放弁62を開放する(ステップS208)。これにより、第2回収ユニット60から灌流液リザーバ40への灌流液の還流を停止するとともに、第2回収ユニット60内の圧力を大気圧まで低下させる。なお、ステップS207〜S208の間、第1回収ユニット50への灌流液の回収は継続されている。
その後、制御部10は、ステップS203へと戻る。その後は、ステップS203〜S208を繰り返す。
各回収ユニット50,60から灌流液リザーバ40へと灌流液を還流する際に、還流中の回収ユニット50,60へは臓器9から灌流液を回収することができない。このため、回収ユニットが1つの場合、臓器9への灌流液の供給および臓器9からの灌流液の回収を一時的に停止する必要が生じる。本実施形態では、灌流装置1が2つの回収ユニット50,60を有していることにより、上述のステップS201〜S208のように、臓器9への灌流液の供給および臓器9からの灌流液の回収を連続して行うことができる。
<2.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態に係る灌流装置1は、供給配管71,73および還流配管74をそれぞれ1つずつ有する。しかしながら、本発明はこれに限られない。本発明の灌流装置において、供給配管71,73および還流配管74の数はそれぞれ、1つでもよいし、複数であってもよい。
また、上記の実施形態では、配管73,74が直接臓器9の血管と接続された。すなわち、配管73,74の端部がカニューレの役割を果たした。しかしながら、本発明はこれに限られない。これらの配管73,74の先端に別部材のカニューレが接続され、当該カニューレが血管と接続されてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 灌流装置
9 臓器
10 制御部
20 ケーシング
30 臓器リアクター
40 灌流液リザーバ
41 流量調整弁
42 気体供給口
43 圧力計
44 気体供給機構
50 第1回収ユニット
51 第1回収弁
52 第1大気開放弁
53 第1リザーバ還流弁
54 第1加圧弁
60 第2回収ユニット
61 第2回収弁
62 第2大気開放弁
63 第2リザーバ還流弁
64 第2加圧弁
70 配管系
71 第1供給配管
72 熱交換部
73 第2供給配管
74 還流配管
80 蓄熱材

Claims (5)

  1. 臓器に灌流液を灌流する灌流装置であって、
    内部に前記灌流液を貯留する灌流液リザーバと、
    前記灌流液リザーバの上方に配置された1つまたは複数の回収ユニットと、
    前記臓器を収容する臓器リアクターと、
    前記灌流液リザーバから前記臓器へと前記灌流液を供給する供給配管と、
    前記臓器から前記回収ユニットへと前記灌流液を還流する還流配管と、
    を有し、
    前記灌流液リザーバは、
    前記灌流液リザーバの下部と前記供給配管との連通を制御する流量調整弁と、
    前記灌流液リザーバの外部から気体を供給可能な気体供給口と、
    を備え、
    前記回収ユニットは、
    前記回収ユニットと前記還流配管との連通の開閉を切り替える回収弁と、
    外気との連通の開閉を切り替える大気開放弁と、
    前記回収ユニットの底部と前記灌流液リザーバとの連通の開閉を切り替えるリザーバ還流弁と、
    前記回収ユニットの外部から気体を供給可能な加圧弁と、
    を備える、灌流装置。
  2. 請求項1に記載の灌流装置であって、
    前記流量調整弁、前記回収弁、前記大気開放弁、前記リザーバ還流弁、および前記加圧弁を制御する制御部
    をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記灌流液リザーバ内を大気圧よりも加圧した状態で、前記流量調整弁を少なくとも一部開放しつつ、前記回収弁および前記大気開放弁を開放するとともに、前記リザーバ還流弁および前記加圧弁を閉鎖する灌流液回収工程と、
    前記回収弁および前記大気開放弁を閉鎖するととともに、前記リザーバ還流弁および前記加圧弁を開放する灌流液還流工程と、
    を実行可能である、灌流装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の灌流装置であって、
    前記回収ユニットを2つ有する、灌流装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の灌流装置であって、
    前記加圧弁は、前記回収ユニットの上部の気体層と、前記灌流液リザーバの上部の気体層との連通の開閉を行う、灌流装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の灌流装置であって、
    前記灌流液と熱交換する蓄熱材と、
    前記灌流液リザーバ、前記回収ユニット、前記臓器リアクターおよび前記蓄熱材を収容する断熱性の外装部材と、
    をさらに有する、灌流装置。
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