JP2020083578A - シート部材の搬送装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】湾曲状に搬送されるシート部材が搬送ロールの搬送力の低下によって張力が付与されることで、張力が付与された部分全体が平面状態となる場合と比して、シート部材に張力が付与されることに起因して生じる音を小さくすることができるシート部材の搬送装置、画像形成装置を得る。【解決手段】案内部は、シート部材と接触し、シート部材の幅方向から見てシート部材を湾曲させながら第二搬送ロールから第一搬送ロールにシート部材を案内する。さらに、規制部は、第二搬送ロールの搬送力が低下することで第一搬送ロールと第二搬送ロールとの間の部分のシート部材がシート部材の厚さ方向に移動するのを規制する。【選択図】図1
Description
本発明は、シート部材の搬送装置、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載された画像形成装置は、シートを狭持して搬送する第1搬送手段と、この第1搬送手段の下流側に配置され、シートを狭持して搬送する第2搬送手段とを具備し、この第2搬送手段は、第1搬送手段および第2搬送手段とにより狭持された状態でシートが停止される際に、シート接触部においてシート搬送方向に逆転する方向への動作が規制される。
従来、シート部材の搬送装置には、シート部材を搬送する第一搬送ロールと、シート部材の搬送方向において第一搬送ロールの上流側に配置され、シート部材を搬送して第一搬送ロールにシート部材を受け渡す第二搬送ロールとが備えられている。このような構成においては、第二搬送ロールが第一搬送ロールにシート部材を受け渡すと、第二搬送ロールによるシート部材への搬送力が低下する場合がある。このため、第一搬送ロールによって搬送されるシート部材には、搬送力が低下した第二搬送ロールによって、シート部材の搬送方向の上流側に引っ張る力が付与される。
特に、シート部材の幅方向から見て湾曲しながら搬送されているシート部材が、第二搬送ロールによる搬送力の低下によって、シート部材の搬送方向の上流側に引っ張られることで、湾曲しながら搬送されているシート部材に張力が付与される。そして、シート部材に張力が付与されることでシート部材が平面状態となり、音が発生することがある。
本発明の課題は、湾曲状に搬送されるシート部材が搬送ロールの搬送力の低下によって張力が付与されることで、張力が付与された部分全体が平面状態となる場合と比して、シート部材に張力が付与されることに起因して生じる音を小さくすることである。
本発明の第1態様に係るシート部材の搬送装置は、シート部材を挟んで搬送する第一搬送ロールと、シート部材の搬送方向において前記第一搬送ロールの上流側に配置され、シート部材を挟んで搬送し、前記第一搬送ロールにシート部材を受け渡すとシート部材を搬送する搬送力が低下する第二搬送ロールと、シート部材と接触し、シート部材の幅方向から見てシート部材を湾曲させながら前記第二搬送ロールから前記第一搬送ロールにシート部材を案内する案内部と、前記第二搬送ロールの搬送力が低下することで前記第一搬送ロールと前記第二搬送ロールとの間の部分のシート部材がシート部材の厚さ方向に移動するのを規制する規制部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2態様に係るシート部材の搬送装置は、第1態様に記載のシート部材の搬送装置において、前記第一搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第一ロール部材を有し、
前記第二搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第二ロール部材を有し、
前記規制部は、前記幅方向から見て前記第一ロール部材と前記第二ロール部材とのシート部材側の共通外接線に対してシート部材側に突出している部分を含むことを特徴とする。
前記第二搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第二ロール部材を有し、
前記規制部は、前記幅方向から見て前記第一ロール部材と前記第二ロール部材とのシート部材側の共通外接線に対してシート部材側に突出している部分を含むことを特徴とする。
本発明の第3態様に係るシート部材の搬送装置は、第2態様に記載のシート部材の搬送装置において、前記規制部は、板面が前記幅方向を向いたリブを有し、前記リブには、前記幅方向から見て、凸状に湾曲した湾曲部と前記湾曲部から前記第一搬送ロール側へ延びている直線状の直線部とが形成されていることを特徴とする。
本発明の第4態様に係るシート部材の搬送装置は、第3態様に記載のシート部材の搬送装置において、前記リブは、前記幅方向に間隔を空けて複数設けられ、前記リブを支持する支持部を備え、前記支持部には、前記リブの基端が接続され、前記幅方向から見て、シート部材側を向くと共に前記第二搬送ロール側から前記第一搬送ロール側へ延びている平面状の対向面が形成されていることを特徴とする。
本発明の第5態様に係るシート部材の搬送装置は、第1態様に記載のシート部材の搬送装置において、前記規制部は、前記案内部によって案内されているシート部材に対して前記案内部の反対側に配置され、シート部材と接触して、シート部材がシート部材の厚さ方向に移動するのを規制することを特徴とする。
本発明の第6態様に係るシート部材の搬送装置は、第5態様に記載のシート部材の搬送装置において、前記規制部は、前記幅方向から見て接触している部位のシート部材を、湾曲させ、かつ、湾曲した部位に対して前記第一搬送ロール側の部分を、前記規制部に対してシート部材の厚さ方向で離間させることで前記第一搬送ロール側へ延びる直線状とさせることを特徴とする。
本発明の第7態様に係る画像形成装置は、請求項1〜6の何れか1項に記載のシート部材の搬送装置と、前記シート部材の搬送装置によって搬送されるシート部材に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第8態様に係る画像形成装置は、シート部材を挟んで搬送する第一搬送ロールと、シート部材の搬送方向において前記第一搬送ロールの上流側に配置され、シート部材を挟んで搬送し、前記第一搬送ロールにシート部材を受け渡すとシート部材を搬送する搬送力が低下する第二搬送ロールと、シート部材と接触し、シート部材の幅方向から見てシート部材を湾曲させながら前記第二搬送ロールから前記第一搬送ロールに案内する案内部と、前記第二搬送ロールの搬送力が低下することで前記第一搬送ロールと前記第二搬送ロールとの間の部分のシート部材がシート部材の厚さ方向に移動するのを規制する規制部と、が設けられたシート部材の搬送装置と、前記シート部材の搬送装置によって搬送されるシート部材に画像を形成する画像形成部と、を備え、前記第一搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第一ロール部材を有し、前記第二搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第二ロール部材を有し、前記規制部は、前記幅方向から見て前記第一ロール部材と前記第二ロール部材とのシート部材側の共通外接線に対してシート部材側に突出している板面が前記幅方向を向いたリブを有し、前記リブには、前記幅方向から見て、凸状に湾曲した湾曲部と前記湾曲部から前記第一搬送ロール側へ延びている直線状の直線部とが形成されていることを特徴とする。
本発明の第1態様のシート部材の搬送装置によれば、湾曲状に搬送されるシート部材が搬送ロールの搬送力の低下によって張力が付与されることで、張力が付与された部分全体が平面状態となる場合と比して、シート部材に張力が付与されることに起因して生じる音を小さくすることができる。
本発明の第2態様のシート部材の搬送装置によれば、風をシート部材のシート面に吹き付けてシート部材の移動を規制する場合と比して、シート部材の移動を容易に規制することができる。
本発明の第3態様のシート部材の搬送装置によれば、第一搬送ロールへ向かって搬送されているシート部材の先端がリブ側にカールしている場合であっても、シート部材を第二搬送ロールから第一搬送ロールへ案内することができる。
本発明の第4態様のシート部材の搬送装置によれば、第一搬送ロールへ向かって搬送されているシート部材の先端がリブ側にカールし、かつ、シート部材の先端がシート部材の幅方向に波打っている場合であっても、シート部材を第二搬送ロールから第一搬送ロールへ案内することができる。
本発明の第5態様のシート部材の搬送装置によれば、風をシート部材のシート面に吹き付けてシート部材の移動を規制する場合と比して、シート部材の移動を容易に規制することができる。
本発明の第6態様のシート部材の搬送装置によれば、シート部材において規制部によって湾曲した部位から第一搬送ロールまでの部分が規制部と接触している場合と比して、搬送されるシート部材に付与される抵抗を小さくことができる。
本発明の第7態様の画像形成装置によれば、湾曲状に搬送されるシート部材が搬送ロールの搬送力の低下によって張力が付与されることで、張力が付与された部分全体が平面状態となる場合と比して、騒音の発生を抑制することができる。
本発明の第8態様の画像形成装置によれば、湾曲状に搬送されるシート部材が搬送ロールの搬送力の低下によって張力が付与されることで、張力が付与された部分全体が平面状態となる場合と比して、騒音の発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るシート部材を搬送する搬送部、及び画像形成装置の一例を図1〜図8に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図6に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方側から上方側へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。さらに、画像形成装置10には、装置本体10aの外部からシート部材Pを供給可能な手差し部24が備えられている。
図6に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方側から上方側へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。さらに、画像形成装置10には、装置本体10aの外部からシート部材Pを供給可能な手差し部24が備えられている。
〔収容部14〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
〔搬送部16〕
搬送部16には、予め定められた搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32と、シート部材Pの表裏を反転させるためにシート部材Pが通過する反転経路54に沿ってシート部材Pを搬送する搬送ロール34とが備えられている。
搬送部16には、予め定められた搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32と、シート部材Pの表裏を反転させるためにシート部材Pが通過する反転経路54に沿ってシート部材Pを搬送する搬送ロール34とが備えられている。
搬送経路28においてシート部材Pの搬送方向の上流側の部分は、装置幅方向の一方側(図中右側)が開放されたU字状とされている。そして、U字状とされた搬送経路28において、画像形成部20側で装置幅方向に延びている水平部分28aには、搬送ロール32を構成すると共に、シート部材Pに画像が転写される転写位置Tへの搬送タイミングを調整してシート部材Pを転写位置Tへ送り出す位置合せロール62が配置されている。さらに、位置合せロール62に対してシート部材Pの搬送方向の上流側には、搬送ロール32を構成すると共に、位置合せロール62へ向けてシート部材Pを搬送する先行ロール64が配置されている。
また、U字状とされた搬送経路28において、装置奥行方向から見て、湾曲した湾曲部分28bには、搬送ロール32を構成すると共に、シート部材Pを一枚ずつ搬送する分離ロール66が配置されている。さらに、分離ロール66に対してシート部材Pの搬送方向の下流側には、搬送ロール32を構成すると共に、分離ロール66からシート部材Pを引き抜く引抜ロール68が配置されている。
また、シート部材Pの搬送方向において、分離ロール66と引抜ロール68との間には、シート部材Pを分離ロール66から引抜ロール68へ導く誘導部70が設けられている。
なお、搬送部16に備えられた分離ロール66、引抜ロール68、及び誘導部70については、詳細を後述する。
〔画像形成部20〕
画像形成部20には、黒色の画像を形成する画像形成ユニット18が備えられている。
画像形成部20には、黒色の画像を形成する画像形成ユニット18が備えられている。
画像形成ユニット18には、像保持体36と、像保持体36の表面を帯電させる帯電ロール38と、帯電した像保持体36に露光光を照射する露光装置42とが備えられている。さらに、画像形成部20には、露光装置42が帯電した像保持体36を露光して形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置40が備えられている。
また、画像形成部20には、画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を、シート部材Pに画像が転写される転写位置Tでシート部材Pに転写する転写ロール44と、シート部材Pを加熱、加圧してトナー画像をシート部材Pに定着する定着装置50とが備えられている。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された帯電ロール38は、像保持体36の表面と接触して像保持体36の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電する。続いて、外部から入力されたデータに基づいて露光装置42は、帯電した像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、データに対応した静電潜像が像保持体36の表面に形成される。さらに、現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。
そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pは、搬送経路28の湾曲部分28b及び水平部分28aを通って転写位置Tへ送り出される。
転写位置Tでは、シート部材Pが像保持体36と転写ロール44とで挟まれて搬送されることで、像保持体36の表面のトナー画像は、シート部材Pに転写される。
シート部材Pに転写されたトナー画像は、定着装置50によってシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、搬送ロール32によって装置本体10aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、搬送部16に備えられた分離ロール66、引抜ロール68、及び誘導部70等について説明する。分離ロール66と引抜ロール68とは、図1に示されるように、搬送経路28において湾曲している湾曲部分28bに配置さており、誘導部70は、シート部材Pの搬送方向(以下「シート搬送方向」)において、分離ロール66と引抜ロール68との間に配置されている。搬送部16は、シート部材の搬送装置の一例であって、分離ロール66は、第二搬送ロールの一例であって、引抜ロール68は、第一搬送ロールの一例である。
次に、搬送部16に備えられた分離ロール66、引抜ロール68、及び誘導部70等について説明する。分離ロール66と引抜ロール68とは、図1に示されるように、搬送経路28において湾曲している湾曲部分28bに配置さており、誘導部70は、シート部材Pの搬送方向(以下「シート搬送方向」)において、分離ロール66と引抜ロール68との間に配置されている。搬送部16は、シート部材の搬送装置の一例であって、分離ロール66は、第二搬送ロールの一例であって、引抜ロール68は、第一搬送ロールの一例である。
〔分離ロール66、その他〕
分離ロール66は、図1に示されるように、シート搬送方向において、送出ロール30の下流側で、装置幅方向で送出ロール30と並んで配置されている。そして、分離ロール66は、図3に示されるように、搬送されるシート部材Pにおいて幅方向(本願の装置奥行方向、以下「シート幅方向」)の中央側の部分と接触している。
分離ロール66は、図1に示されるように、シート搬送方向において、送出ロール30の下流側で、装置幅方向で送出ロール30と並んで配置されている。そして、分離ロール66は、図3に示されるように、搬送されるシート部材Pにおいて幅方向(本願の装置奥行方向、以下「シート幅方向」)の中央側の部分と接触している。
この分離ロール66は、搬送されるシート部材Pのシート幅方向の中心に対して対称形状とされており、駆動ロール72(フィードロール)と捌ロール74(リタードロール)とを備えている。駆動ロール72と捌ロール74とは、この順番に装置上下方向の上方側から下方側に並んでいる。具体的には、搬送経路28においてU字状の湾曲部分28bの内側(湾曲部分28bの凹側)に、駆動ロール72が配置されており、湾曲部分28bの外側(湾曲部分28bの凸側)に、捌ロール74が配置されている(図1参照)。
駆動ロール72は、図2、図3に示されるように、軸方向がシート幅方向とされており、軸部72aと、軸部72aが内部を通っている円筒状の一対のロール部材72bとを備えている。なお、ロール部材72bは、第二ロール部材の一例である。
また、搬送部16は、軸部72aを回転可能に支持する2個の軸受76と、駆動ロール72を回転させる回転力を発生するモータ78とを備えている。
本実施形態では、ロール部材72bは、ゴム材料によって成形されており、一例として、ロール部材72bの外径は、20〔mm〕とされている。そして、モータ78の回転力によって、ロール部材72bの外周面が周速度200〔mm/sec〕となるように、駆動ロール72が回転するようになっている。
この構成において、このモータ78は、分離ロール66がシート部材Pを引抜ロール68に受け渡すと、駆動力が低下するように制御される。具体的には、引抜ロール68によってシート部材Pに搬送力が付与された状態になると、分離ロール66の回転力が停止する。本実施形態では、一例として、図示せぬタイマによって分離ロール66によってシート部材Pが搬送され始めてから(分離ロール66が回転を始めてから)の時間がカウントされる。そして、タイマによってカウントされた時間が、分離ロール66から引抜ロール68にシート部材Pを受け渡すのに要する時間に達すると、モータ78の回転力が停止するようになっている。
捌ロール74は、軸方向がシート幅方向とされており、軸部74aと、軸部74aが内部を通っている円筒状の一対のロール部材74bとを備えている。また、搬送部16は、軸部74aを回転可能に支持する2個の軸受80と、軸部74aに軸力を付与するトルクリミッタ86とを備えている。
本実施形態では、ロール部材74bは、ゴム材料によって成形されており、一例として、ロール部材74bの外径は、20〔mm〕とされている。
この構成において、回転する駆動ロール72によって搬送力が付与されているシート部材Pが、捌ロール74の外周面に接触し、捌ロール74には、このシート部材Pとの摩擦よって回転力が付与される。この回転力が、予め決められた値以下の場合は、捌ロール74は、トルクリミッタ86により制動され回転しない。
これにより、駆動ロール72と捌ロール74とに挟まれるシート部材Pが複数枚重なっている場合は、捌ロール74に付与される回転力が予め決められた値以下となり、回転している駆動ロール72に接触しているシート部材Pだけがシート搬送方向の下流側へ搬送される。また、駆動ロール72に接触していないシート部材Pは、捌ロール74の制動力により、その位置で停止する。
一方、駆動ロール72と捌ロール74とに挟まれるシート部材Pが一枚の場合は、捌ロール74に付与される回転力が予め決められた値より大きくなり、捌ロール74は、駆動ロール72に従動して回転する。そして、駆動ロール72と捌ロール74とに挟まれているシート部材Pがシート搬送方向の下流側へ搬送される。
このように、分離ロール66は、駆動ロール72と捌ロール74とで、重なったシート部材Pを分離して(捌いて)、シート部材Pを一枚ずつ搬送するようになっている。
〔引抜ロール68、その他〕
引抜ロール68は、図1に示されるように、後述する案内部材92によって湾曲しながら搬送されるシート部材Pを分離ロール66から受け取るように、シート搬送方向において分離ロール66の下流側に配置されている。そして、引抜ロール68は、搬送されるシート部材Pのシート幅方向の中心に対して対称形状とされており、駆動ロール82と、従動ロール84とを備えている。駆動ロール82と従動ロール84とは、この順番に装置幅方向の一方側(図中右側)から他方側(図中左側)に並んでいる。具体的には、搬送経路28において湾曲している湾曲部分28bの内側(湾曲部分28bの凹側)に、駆動ロール82が配置されており、湾曲部分28bの外側(湾曲部分28bの凸側)に、従動ロール84が配置されている。
引抜ロール68は、図1に示されるように、後述する案内部材92によって湾曲しながら搬送されるシート部材Pを分離ロール66から受け取るように、シート搬送方向において分離ロール66の下流側に配置されている。そして、引抜ロール68は、搬送されるシート部材Pのシート幅方向の中心に対して対称形状とされており、駆動ロール82と、従動ロール84とを備えている。駆動ロール82と従動ロール84とは、この順番に装置幅方向の一方側(図中右側)から他方側(図中左側)に並んでいる。具体的には、搬送経路28において湾曲している湾曲部分28bの内側(湾曲部分28bの凹側)に、駆動ロール82が配置されており、湾曲部分28bの外側(湾曲部分28bの凸側)に、従動ロール84が配置されている。
駆動ロール82は、図2、図3に示されるように、軸方向がシート幅方向とされており、軸部82aと、軸部82aが内部を通っている円筒状の一対のロール部材82bとを備えている。なお、ロール部材82bは、第一ロール部材の一例である。
また、搬送部16は、軸部82aを回転可能に支持する2個の軸受88と、駆動ロール82を回転させる回転力を発生するモータ90とを備えている。
本実施形態では、ロール部材82bは、ゴム材料によって成形されており、一例として、ロール部材82bの外径は、16〔mm〕とされている。そして、モータ90の回転力によって、ロール部材82bの外周面が周速度200〔mm/sec〕となるように、駆動ロール82が回転するようになっている。
従動ロール84は、軸方向がシート幅方向とされており、軸部84aと、軸部84aが内部を通っている円筒状の一対のロール部材84bとを備えている。また、搬送部16は、軸部84aを回転可能に支持する2個の軸受96を備えている。
本実施形態では、ロール部材84bは、樹脂材料(ポリアセタール)によって成形されており、一例として、ロール部材84bの外径は、11〔mm〕とされている。
この構成において、引抜ロール68は、シート部材Pを分離ロール66から受け取り、回転する駆動ロール82と、駆動ロール82に従動して回転する従動ロール84との間でシート部材Pを挟み、シート部材Pをシート搬送方向の下流側に搬送する。
なお、本実施形態では、分離ロール66のニップ部から引抜ロール68のニップ部までのシート部材Pの搬送経路長の設計値は、シート部材Pのシート搬送方向の長さと比して短い64〔mm〕とされている。
〔誘導部70〕
分離ロール66から引抜ロール68までシート部材Pを誘導する誘導部70は、図1に示されるように、搬送経路28の湾曲部分28bの外側に配置されている案内部材92と、湾曲部分28bの内側に配置されている案内部材94とを備えている。案内部材92は、案内部の一例である。
分離ロール66から引抜ロール68までシート部材Pを誘導する誘導部70は、図1に示されるように、搬送経路28の湾曲部分28bの外側に配置されている案内部材92と、湾曲部分28bの内側に配置されている案内部材94とを備えている。案内部材92は、案内部の一例である。
−案内部材92−
案内部材92は、樹脂材料で一体的に形成され、シート幅方向に延びており、図1に示されるように、シート幅方向から見て、三角形状とされている。そして、案内部材92は、搬送経路28の湾曲部分28bを臨む案内面92aを有しており、この案内面92aは、シート幅方向から見て、凹状の湾曲面とされている。
案内部材92は、樹脂材料で一体的に形成され、シート幅方向に延びており、図1に示されるように、シート幅方向から見て、三角形状とされている。そして、案内部材92は、搬送経路28の湾曲部分28bを臨む案内面92aを有しており、この案内面92aは、シート幅方向から見て、凹状の湾曲面とされている。
この構成において、図4(A)(B)に示されるように、分離ロール66から送り出されたシート部材Pは、先端が案内部材92の案内面92aに接触することで湾曲し、案内部材92によって案内される。さらに、案内部材92によって湾曲しながら案内されたシート部材Pは、引抜ロール68へ向けて搬送される。そして、分離ロール66は、湾曲しながら搬送されるシート部材Pを引抜ロール68に受け渡す。
−案内部材94−
案内部材94は、樹脂材料で一体的に形成され、シート幅方向に延びており、図1に示されるように、複数の板状のリブ102(図2参照)と、リブ102を支持する支持部108とを有している。リブ102は、規制部の一例である。
案内部材94は、樹脂材料で一体的に形成され、シート幅方向に延びており、図1に示されるように、複数の板状のリブ102(図2参照)と、リブ102を支持する支持部108とを有している。リブ102は、規制部の一例である。
支持部108は、シート幅方向から見て、分離ロール66のロール部材72bと引抜ロール68のロール部材82bとのシート部材P側の共通外接線(図中L01)を境に案内部材94とは反対側に配置されている。この支持部108は、シート幅方向から見て、J字状とされている。そして、支持部108には、シート部材P側を向く共に分離ロール66側から引抜ロール68側へ延びている平面状の対向面110と、ロール部材72b側を向く下向き面112とが形成されている。
ここで、「分離ロール66側から引抜ロール68側へ延びている平面」とは、シート幅方向から見て、対向面110の延長線が、駆動ロール82の中心C01と従動ロール84の中心C02との間を通っていることである。
共通外接線L01に沿って延びている対向面110は、シート幅方向から見て、対向部108aに形成されており、対向部108aは、引抜ロール68側が自由端とされた片持状態とされている。そして、下向き面112は、対向面110のシート搬送方向の上流側の縁部に接続されている。
リブ102は、複数形成され、シート幅方向を板厚方向とする板状で、シート幅方向に間隔を空けて形成されている。そして、リブ102は、搬送されるシート部材Pのシート幅方向の中心に対して対称に配置されている(図2、図3参照)。さらに、リブ102の基端は、支持部108の対向面110及び下向き面112に接続しており、リブ102は、共通外接線L01を超えて、搬送されるシート部材P側に突出している。換言すれば、リブ102は、シート幅方向から見て、共通外接線01に対してシート部材P側に突出している部分を含んで構成されている。
シート幅方向から見て、リブ102には、凸状に湾曲している湾曲部102aと、湾曲部102aに対してシート搬送方向の下流側の直線部102bと、湾曲部102aに対してシート搬送方向の上流側の直線部102cとが形成されている。
湾曲部102aは、片持ち状態の対向部108aの基端側に配置されている。換言すれば、対向面110の面沿い方向において、湾曲部102aから対向部108aの支持端までの距離(図中K01)は、湾曲部102aから対向部108aの自由端までの距離(図中K02)と比して短くなっている。本実施形態では、一例として、湾曲部102aの半径は、2〔mm〕とされている。
直線部102bは、シート部材幅方向から見て、湾曲部102aから遠ざかるに従って、搬送経路28の湾曲部分28bから離れるように対向面110に対して傾斜して、引抜ロール68側に延びている。また、直線部102cは、湾曲部102aから遠ざかるに従って、搬送経路28の湾曲部分28bから離れるように傾斜している。
ここで、「直線部102bが、引抜ロール68側に延びている」とは、シート幅方向から見て、直線部102bの延長線が、駆動ロール82の中心C01と従動ロール84の中心C02との間を通っていることである。
本実施形態では、リブ102の厚さは1.5〔mm〕とされ、隣り合うリブ102のピッチ(中心間距離)は、10〔mm〕とされている。
この構成において、図5(A)(B)に示されるように、分離ロール66が湾曲しながら搬送されるシート部材Pを引抜ロール68に受け渡すと、分離ロール66の搬送力が停止する。そして、分離ロール66の搬送力が停止すると、シート部材Pをシート搬送方向の上流側に引っ張る張力がシート部材Pに付与される。
シート部材Pに張力が付与されると、分離ロール66と引抜ロール68との間の部分のシート部材Pが、シート部材Pの厚さ方向に移動し、平面状態になろうとする。しかし、シート部材Pのシート面が、リブ102の湾曲部102aに接触することでシート部材Pの移動が規制される。具体的には、リブ102は、シート幅方向から見て接触している部位のシート部材Pを、湾曲させ、かつ、シート部材Pにおいて湾曲した部位に対して引抜ロール68側の部分を、引抜ロール68側へ延びる直線状とさせる。換言すれば、シート部材Pにおいて湾曲した部位に対して引抜ロール68側の部分は、リブ102と非接触状態となる。
ここで、「シート部材Pの移動を規制する」とは、分離ロール66と引抜ロール68との間の部分のシート部材Pが、平面状態になるまで、シート部材Pの厚さ方向に移動するのを規制(阻止)することである。
このように、リブ102は、シート部材Pの移動を規制する移動規制手段として機能している。
また、リブ102は、シート部材Pの厚さ方向に移動し、シート部材Pが平面状態になるのを阻止する平面状態阻止手段として機能している。
また、リブ102の湾曲部102aの湾曲度合については、湾曲部102aに接触している部位のシート部材Pの変形を抑制する観点から半径が大きい方が好ましい、一方、搬送されるシート部材Pと湾曲部102aとの抵抗を小さくする観点から湾曲度合が小さい方が好ましい。そこで、湾曲部102aの半径については、R1〔mm〕以上R4〔mm〕以下が好ましく、R1.5〔mm〕以上R3.5〔mm〕以下がさらに好ましく、R2〔mm〕以上R3〔mm〕以下が特に好ましい。
(要部構成の作用)
次に、要部構成の作用について、比較形態に係る搬送部516と共に説明する。先ず、比較形態に係る搬送部516について、搬送部16と異なる部分を主に説明する。
次に、要部構成の作用について、比較形態に係る搬送部516と共に説明する。先ず、比較形態に係る搬送部516について、搬送部16と異なる部分を主に説明する。
〔搬送部516〕
搬送部516は、図7に示されるように、分離ロール66と、引抜ロール68と、案内部材92と、案内部材594とを備えている。案内部材594は、支持部108を有し、リブを有していない。
搬送部516は、図7に示されるように、分離ロール66と、引抜ロール68と、案内部材92と、案内部材594とを備えている。案内部材594は、支持部108を有し、リブを有していない。
〔搬送部16、516の作用〕
図1、図7に示す分離ロール66は、送出ロール30によって収容部材26から送り出されたシート部材Pを受け取り、シート部材Pを一枚ずつシート搬送方向の下流側へ送り出す。
図1、図7に示す分離ロール66は、送出ロール30によって収容部材26から送り出されたシート部材Pを受け取り、シート部材Pを一枚ずつシート搬送方向の下流側へ送り出す。
分離ロール66から送り出されたシート部材Pは、図4(A)(B)に示されるように、案内部材92の案内面92aに接触することで湾曲し、引抜ロール68へ向けて搬送される。そして、分離ロール66は、湾曲しながら搬送されるシート部材Pを引抜ロール68に受け渡す。
図5(A)(B)、図8(A)(B)に示されるように、分離ロール66は、湾曲しながら搬送されるシート部材Pを引抜ロール68に受け渡すと、分離ロール66の搬送力が停止する。そして、分離ロール66の搬送力が停止すると、シート部材Pをシート搬送方向の上流側に引っ張る張力が、シート部材Pに付与される。
シート部材Pに張力が付与されると、分離ロール66と引抜ロール68との間の部分のシート部材Pが、シート部材Pの厚さ方向に移動し、平面状態になろうとする。
ここで、図7に示す搬送部516では、共通外接線L01を超えて、シート部材P側に突出しているリブが設けられていない。このため、搬送部516では、図8(B)に示されるように、分離ロール66と引抜ロール68との間の部分のシート部材Pが、シート部材Pに付与される(生じる)張力により、シート部材Pの厚さ方向に移動して平面状態となる。換言すると、シート部材Pにおいて張力が付与された部分全体が平面状態となる。このように、シート部材Pが引っ張られ、平面状態となるときに一時的にシート部材Pに生じる張力が強くなり、音が発生する。
これに対して、図1に示す搬送部16では、共通外接線L01を超えて、シート部材P側に突出しているリブ102が設けられている。このため、搬送部16では、図5(B)に示されるように、分離ロール66と引抜ロール68との間の部分のシート部材Pが、シート部材Pに付与される(生じる)張力により、シート部材Pの厚さ方向に移動して平面状態となろうとする。しかし、シート部材Pの厚さ方向に移動するシート部材Pの部分のシート面が、リブ102の湾曲部102aに接触し、シート部材Pの移動が規制される。移動が規制されることで、規制されない場合と比して、シート部材Pに張力が付与されるときの加速度が小さくなる。これにより、分離ロール66と引抜ロール68との間の部分のシート部材Pは、平面状態となるのが規制される。
このため、シート部材Pが引っ張られ、一時的にシート部材Pに生じる張力が、平面状態となる場合と比して、弱くなり、発生する音が小さくなる。
そして、リブ102は、シート幅方向から見て、接触している部位のシート部材Pを湾曲させる。さらに、リブ102によって湾曲した部位に対して引抜ロール68側の部分のシート部材Pは、シート幅方向から見て、引抜ロール68側へ延びる直線状とされる。そして、シート部材Pが分離ロール66から抜き出されるまで、シート部材Pは、この姿勢を維持した状態で、シート搬送方向の下流側へ搬送される。
(まとめ)
以上説明したように、搬送部16では、リブ102が、分離ロール66と引抜ロール68との間の部分のシート部材Pがシート部材の厚さ方向に移動するのを規制する。このため、規制されない搬送部516と比して、シート部材Pに張力が付与されることに起因して生じる音が小さくなる。
以上説明したように、搬送部16では、リブ102が、分離ロール66と引抜ロール68との間の部分のシート部材Pがシート部材の厚さ方向に移動するのを規制する。このため、規制されない搬送部516と比して、シート部材Pに張力が付与されることに起因して生じる音が小さくなる。
また、搬送部16では、リブ102は、シート幅方向から見て、共通外接線L01に対してシート部材P側に突出している。これにより、リブ102は、シート部材Pと接触してシート部材Pの移動を規制する。このため、風をシート部材Pのシート面に吹き付けてシート部材Pの移動を規制する場合と比して、シート部材Pの移動が容易に規制される。
また、搬送部16では、リブ102には、シート幅方向から見て、凸状に湾曲した湾曲部102aと湾曲部102aから引抜ロール68側へ延びている直線状の直線部102bとが形成されている。これにより、引抜ロール68へ向かって搬送されているシート部材Pの先端がリブ102側にカールしている場合であっても、シート部材Pが分離ロール66から引抜ロール68へ案内される。
また、搬送部16では、シート幅方向に間隔を空けて複数設けられているリブ102の基端が、分離ロール66側から引抜ロール68側へ延びている平面状の対向面110に接続されている。これにより、引抜ロール68へ向かって搬送されているシート部材Pの先端がリブ102側にカールし、かつ、シート部材Pの先端がシート幅方向に波打っている場合であっても、シート部材Pの先端が対向面110に接触することで、シート部材Pが分離ロール66から引抜ロール68へ案内される。
また、搬送部16では、リブ102は、シート幅方向から見て、接触している部位のシート部材Pを湾曲させる。さらに、リブ102によって湾曲した部位に対して引抜ロール68側の部分のシート部材Pは、シート幅方向から見て、引抜ロール68側へ延びる直線状とされている。換言すれば、シート部材Pにおいて湾曲した部位に対して引抜ロール68側の部分は、リブ102と非接触状態となっている。このため、リブ102によって湾曲した部位から引抜ロール68までの部分のシート部材Pが他の部材と接触している場合と比して、搬送されるシート部材に付与される抵抗が小さくなる。
また、画像形成装置10では、搬送部516を備える場合と比して、騒音の発生が抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、搬送部16を備えた画像形成装置10に用いて実施形態を説明したが、これに限定されるものではなく、シート部材Pを搬送する装置であればよく、例えば、画像読取装置、ATM(現金自動預金支払機)、切符販売機、自動販売機等に搬送部16を用いてもよい。
また、上記実施形態では、引抜ロール68によってシート部材Pに搬送力が付与された状態になると、分離ロール66の回転力が停止したが、分離ロール66によるシート部材Pへの搬送力が低下すればよく、例えば、引抜ロール68によってシート部材Pに搬送力が付与された状態になると、分離ロール66によるシート部材Pの搬送速度を減速させてもよい。
また、上記実施形態では、リブ102がシート部材Pと接触してシート部材Pの移動を規制したが、風をシート部材Pに吹き付けることでシート部材Pの移動を規制してもよい。この場合には、シート部材Pと接触してシート部材Pの移動を規制することで奏する作用は奏しない。
また、上記実施形態では、分離ロール66と引抜ロール68とによって本願の作用を説明したが、シート部材Pを搬送する搬送ロールであれば、他の搬送ロールであってもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、搬送ロールの駆動と従動とを逆にしてもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、リブとは異なる部材(例えばボス)でシート部材Pの移動を規制してもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、リブの形状を変えてもよい。
10 画像形成装置
16 搬送部(シート部材の搬送装置の一例)
20 画像形成部
66 分離ロール(第二搬送ロールの一例)
68 引抜ロール(第一搬送ロールの一例)
72b ロール部材(第二ロール部材の一例)
82b ロール部材(第一ロール部材の一例)
92 案内部材(案内部の一例)
102 リブ(規制部の一例)
102a 湾曲部
102b 直線部
108 支持部
110 対向面
L01 共通外接線
P シート部材
16 搬送部(シート部材の搬送装置の一例)
20 画像形成部
66 分離ロール(第二搬送ロールの一例)
68 引抜ロール(第一搬送ロールの一例)
72b ロール部材(第二ロール部材の一例)
82b ロール部材(第一ロール部材の一例)
92 案内部材(案内部の一例)
102 リブ(規制部の一例)
102a 湾曲部
102b 直線部
108 支持部
110 対向面
L01 共通外接線
P シート部材
Claims (8)
- シート部材を挟んで搬送する第一搬送ロールと、
シート部材の搬送方向において前記第一搬送ロールの上流側に配置され、シート部材を挟んで搬送し、前記第一搬送ロールにシート部材を受け渡すとシート部材を搬送する搬送力が低下する第二搬送ロールと、
シート部材と接触し、シート部材の幅方向から見てシート部材を湾曲させながら前記第二搬送ロールから前記第一搬送ロールにシート部材を案内する案内部と、
前記第二搬送ロールの搬送力が低下することで前記第一搬送ロールと前記第二搬送ロールとの間の部分のシート部材がシート部材の厚さ方向に移動するのを規制する規制部と、
を備えるシート部材の搬送装置。 - 前記第一搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第一ロール部材を有し、
前記第二搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第二ロール部材を有し、
前記規制部は、前記幅方向から見て前記第一ロール部材と前記第二ロール部材とのシート部材側の共通外接線に対してシート部材側に突出している部分を含む請求項1に記載のシート部材の搬送装置。 - 前記規制部は、板面が前記幅方向を向いたリブを有し、
前記リブには、前記幅方向から見て、凸状に湾曲した湾曲部と前記湾曲部から前記第一搬送ロール側へ延びている直線状の直線部とが形成されている請求項2に記載のシート部材の搬送装置。 - 前記リブは、前記幅方向に間隔を空けて複数設けられ、
前記リブを支持する支持部を備え、
前記支持部には、前記リブの基端が接続され、前記幅方向から見て、シート部材側を向くと共に前記第二搬送ロール側から前記第一搬送ロール側へ延びている平面状の対向面が形成されている請求項3に記載のシート部材の搬送装置。 - 前記規制部は、前記案内部によって案内されているシート部材に対して前記案内部の反対側に配置され、シート部材と接触して、シート部材がシート部材の厚さ方向に移動するのを規制する請求項1に記載のシート部材の搬送装置。
- 前記規制部は、前記幅方向から見て接触している部位のシート部材を、湾曲させ、かつ、湾曲した部位に対して前記第一搬送ロール側の部分を、前記規制部に対してシート部材の厚さ方向で離間させることで前記第一搬送ロール側へ延びる直線状とさせる請求項5に記載のシート部材の搬送装置。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載のシート部材の搬送装置と、
前記シート部材の搬送装置によって搬送されるシート部材に画像を形成する画像形成部と、
を備える画像形成装置。 - シート部材を挟んで搬送する第一搬送ロールと、
シート部材の搬送方向において前記第一搬送ロールの上流側に配置され、シート部材を挟んで搬送し、前記第一搬送ロールにシート部材を受け渡すとシート部材を搬送する搬送力が低下する第二搬送ロールと、
シート部材と接触し、シート部材の幅方向から見てシート部材を湾曲させながら前記第二搬送ロールから前記第一搬送ロールに案内する案内部と、
前記第二搬送ロールの搬送力が低下することで前記第一搬送ロールと前記第二搬送ロールとの間の部分のシート部材がシート部材の厚さ方向に移動するのを規制する規制部と、を備え、
前記第一搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第一ロール部材を有し、
前記第二搬送ロールは、前記幅方向から見て湾曲したシート部材の内側に配置されている第二ロール部材を有し、
前記規制部は、前記幅方向から見て前記第一ロール部材と前記第二ロール部材とのシート部材側の共通外接線に対してシート部材側に突出している板面が前記幅方向を向いたリブを有し、
前記リブには、前記幅方向から見て、凸状に湾曲した湾曲部と前記湾曲部から前記第一搬送ロール側へ延びている直線状の直線部とが形成されているシート部材の搬送装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018222441A JP2020083578A (ja) | 2018-11-28 | 2018-11-28 | シート部材の搬送装置、画像形成装置 |
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JP2018222441A Pending JP2020083578A (ja) | 2018-11-28 | 2018-11-28 | シート部材の搬送装置、画像形成装置 |
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