JP2020082435A - 延伸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可撓性および強度を備えた中間レール部を実現でき、レール配置を種々の延伸方法に合わせた配置とすることが可能となり、種々の延伸方法に適用することが可能な延伸装置を提供する。【解決手段】隣り合うレールユニット430を補完する中間レール部440は、クリップ200を担持するクリップ担持部材300の係合子336、337を案内する中間案内面480Fが長手方向の一端から他端まで連続して形成され、隣り合うレールユニット430の一対の鋼板レール473を補完する一対の中間鋼板レール480と、一対の中間鋼板レール480の間に配置され、長手方向に間隔を空けて複数の支持部483が設けられた中間スペーサ481と、を含む。【選択図】図6

Description

本発明は、熱可塑性樹脂のシート・フィルムを延伸する延伸装置に関するものである。特に、シート・フィルムの送り方向である縦方向に対して直交する横方向または縦横の同時2軸延伸を行うことができる延伸装置の改良に係り、可撓性および強度を兼ね備えた中間レール部を有することにより種々の延伸方法に適用することが可能な延伸装置に関するものである。
クリップ式シート・フィルム延伸装置として、特許文献1には、シート・フィルムを把持するクリップが取り付けられたリンク機構を無端状に連結した無端ループが平面視で左右対称に配置され、左右のクリップ間距離を徐々に拡大して横延伸(TD延伸)を行うと同時に、前後のクリップ間距離を徐々に拡大して縦延伸(MD延伸)を行う同時2軸延伸装置が開示されている。
このような同時2軸延伸装置においては、横延伸(TD延伸)に対しての自由度を持たせるために、リンク機構が走行する走行レールを区間ごとに分割して、走行レールの配置を変更可能に構成することにより、横延伸倍率を自由に設定できるようにしている。
シート・フィルムの送り方向に対して、隣り合う一方の走行レールと隣り合う他方の走行レールは、お互いに回動自在に構成され、ベンディング可能な構造の中間レールで補完して、連結(連絡)されている。
このような同時2軸延伸装置においては、例えば特許文献1に開示されているように、シート・フィルムの入口側から出口側に向けて、予熱ゾーン、延伸ゾーン、および熱処理ゾーンが構成されている。
そして、延伸前のシート・フィルムは、予熱工程(予熱ゾーン)、延伸工程(延伸ゾーン)、および熱処理工程(熱処理ゾーン)を経て、縦横に延伸されたシート・フィルムとなる。
一方で、シート・フィルムを延伸する延伸方法ついては、種々の提案がなされている。
特許文献2には、耐候性、光反射性、および剥離強度に優れた単層の延伸白色ポリエステルフィルムおよびその製造方法が開示されている。
特許文献2に開示されている2軸延伸機は、ポリエステルフィルムを予熱する予熱部と、ポリエステルフィルムを幅方向TDに延伸して緊張を与える延伸部と、ポリエステルフィルムに緊張を与えたまま加熱する熱固定部と、ポリエステルフィルムの緊張を緩める熱緩和部と、熱緩和部を経たポリエステルフィルムを冷却する冷却部とを有している。
また、特許文献3には、光学特性の面内均一性に優れた偏光膜の製造方法が開示されている。
特許文献3に開示されている延伸装置は、積層体の搬入側から搬出側に向けて、積層体をクリップ間隔L1で把持する把持ゾーンAと、クリップ間隔をL1からL2に拡大して積層体を長手方向に延伸するMD延伸ゾーンBと、テーパ部を通過させて積層体を幅方向に収縮させるTD収縮ゾーンCと、積層体を把持するクリップを解放する開放ゾーンDとを有している。
特開2008−44339号公報 特開2016−194009号公報 特開2016−130782号公報 特開昭51−98777号公報 特開2013−14043号公報
上述した特許文献1に開示された延伸装置は、走行レールの配置を変更することにより、様々な寸法のシート・フィルムを生産可能とされているが、特許文献2および3のような種々の延伸方法に対応可能なように、延伸装置のさらなる機能、性能向上が望まれている。
ところで、特許文献1には、リンク機構に設けられた案内ローラとレールの構成について、2つのタイプが開示されている。
1つ目のタイプは、案内ローラが凹形状のレールの凹溝に係合した状態でレールに案内される。このレールの形状を、ここでは、凹型レールと呼ぶものとする。
2つ目のタイプは、案内ローラが対をなしてレールの板部を両側から挟み込んだ状態でレールに案内される。このレールの形状を、ここでは、凸型レールと呼ぶものとする。
そして、特許文献4、5には、隣り合う走行レールを補完する中間レールのベンディング可能な構造が開示されている。
特許文献4には、隣り合う一方のレール分節と隣り合う他方のレール分節との間を補完する間隙架橋バーが開示されている。
間隙架橋バーの一側面には幅出しクリップと係合するクリップ係合面が形成され、一側面の反対側の面には複数のスリットが設けられている。
これにより、間隙架橋バーが円弧状に屈曲し、クリップ係合面を円弧状に湾曲させることができるようにしている。
このように、特許文献4では、凹型レールに対して、クリップ係合面の反対側の面に複数のスリットが設けられた間隙架橋バーを用いて、レール分節とレール分節との間を補完している。
また、特許文献5には、往路において、無端リンクを案内するガイドレールの屈曲部に適用される可撓性レールジョイントが開示されている。
可撓性レールジョイントは、中央部にレールの曲げに対応した屈曲スリット部と、その両側部にレールの長手方向の伸縮に対応した伸縮スリット部が設けられている。
このように、特許文献5では、凸型レールに対して、両側の案内面にスリットが形成された可撓性レールジョイントを用いて、ガイドレールとガイドレールとの間を補完している。
ここで、特許文献4の間隙架橋バーと特許文献5の可撓性レールジョイントは、案内面が設けられるバーやジョイントに複数のスリットを設けて曲がり易くしている点で共通している。
さらに、特許文献4の間隙架橋バーは、その両端が、レール分節に支持され、特許文献5の可撓性レールジョイントは、その両端が、ガイドレールに支持される点においても共通する。
ところで、延伸装置のレールは、延伸工程および熱処理工程で、シート・フィルムからの反力を受けるので、その反力に抗するだけの強度が必要となる。
特許文献4の間隙架橋バーや特許文献5の可撓性レールジョイントは、両端のみがレールに支持されるのでシート・フィルムからの反力に対して変形しないように強度が必要となるにもかかわらず、バーやジョイントにスリットを設けて曲げ易くするという相反する特性を帯びさせるために、スリットの寸法(幅、深さ、間隔等)の決定に注意を要する。
しかし、決定に注意を払ったとしても、例えば、特許文献2や特許文献3などの種々の延伸方法に適用することができる延伸装置とはならない可能性がある。言い換えれば、決定に注意を払ったとしても、特定の延伸方法に限定された延伸装置となる可能性がある。
さらに、特許文献5では、案内面にスリットを設けるので、スリットの大きさによっては、案内ローラがスリットに嵌まり、走行が安定しない可能性がある。
また、グリース潤滑した場合は、スリットにグリースが溜まって固まり、可撓性レールジョイントが曲がり難くなる可能性がある。より具体的には、可撓性レールジョイントの曲げの圧縮側のスリットでグリースの固まりが邪魔をし、圧縮し難くなる可能性がある。
本発明は、可撓性および強度を備えた中間レール部を実現でき、レール配置を種々の延伸方法に合わせた配置とすることが可能となり、これにより、種々の延伸方法に適用することが可能な延伸装置を提供することにある。
本発明の観点は、複数のクリップでシート・フィルムを把持し、前記複数のクリップを巡回させることにより、前記シート・フィルムの延伸を行う延伸装置であって、互いに連結され、前記複数のクリップの巡回経路を画定する複数のレールユニットと、隣り合う前記レールユニットを補完する中間レール部と、を有し、前記レールユニットは、長手方向に沿って所定の長さを有し、両端に隣り合う前記レールユニットに対して回動する回動中心が設けられたレール台と、前記レール台上に配置され、前記クリップを担持するクリップ担持部材の係合子を案内する一対の鋼板レールと、を含み、前記中間レール部は、前記クリップを担持するクリップ担持部材の係合子を案内する中間案内面が長手方向の一端から他端まで連続して形成され、隣り合う一方の前記レールユニットの前記一対の鋼板レールと、隣り合う他方の前記レールユニットの前記一対の鋼板レールと、を補完する一対の中間鋼板レールと、前記一対の中間鋼板レールの間に配置され、前記一対の中間鋼板レールのそれぞれに、長手方向に間隔を空けて設けられた複数の支持部が当接することにより、前記一対の中間鋼板レールの間隔を規定する中間スペーサと、を含む。
このような構成を有する本発明による延伸装置において、中間案内面が設けられる中間レール部は、一対の中間鋼板レールと、一対の中間鋼板レールの間に配置して、一対の中間鋼板レールを支持するとともに、一対の中間鋼板レールの間隔を規定する中間スペーサが設けられ、中間スペーサには、長手方向に間隔を空けて複数の支持部を設けた構造としたので、可撓性があるものとなっている。
これにより、可撓性および強度を備えた中間レール部を実現でき、レール配置を種々の延伸方法に合わせた配置とすることが可能となり、種々の延伸方法に適用することが可能な延伸装置を実現することができる。
本発明によれば、可撓性および強度を備えた中間レール部を実現でき、レール配置を種々の延伸方法に合わせた配置とすることが可能となり、これにより、種々の延伸方法に適用することが可能な延伸装置を実現することができる。
本発明の実施形態に係る延伸装置の全体構成を示す平面図である。 本実施形態による延伸装置の主要部であるクリップの最小ピッチ状態を示す平面図である。 本実施形態による延伸装置の主要部であるクリップの最大ピッチ状態を示す平面図である。 本実施形態による延伸装置の主要部であるクリップ担持部材、レールユニット等の最大ピッチ状態を示す簡略側断面図である。 本実施形態による延伸装置の主要部であるクリップ担持部材、レールユニット等の最小ピッチ状態を示す簡略側断面図である。 本発明の実施形態に係る延伸装置のレールユニット間を補完する中間レール部の構成を説明するため平面図である。 本発明の実施形態に係る延伸装置のレールユニット間を補完する中間レール部の構成を説明するための簡略側断面図である。 鋼板レールと中間鋼板レールとの継ぎ目部の構成を説明するための図である。 本実施形態に係る複数の支持部の代表的な第1の構成例を説明するための図である。 本実施形態に係る複数の支持部の第2の構成例を説明するための図である。 本実施形態に係る複数の支持部の第3の構成例を説明するための図である。 本実施形態に係る複数の支持部の第4の構成例を説明するための図である。 本実施形態に係る複数の支持部の第5の構成例を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る延伸装置のレールユニットの配置を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る延伸装置100の全体構成が示されている。
熱可塑性樹脂のシート・フィルムを、連続して、シート・フィルムの送り方向である縦方向と縦方向に対して直交する横方向の二方向に同時に延伸を行う延伸装置100は、平面視で、延伸前のシート・フィルムが供給される入口側ESDおよび延伸されたシート・フィルムが送り出される出口側OSDに対して、右側(図1では下側)に無端ループ110Rを、左側(図1では上側)に無端ループ110Lを有して構成されている。言い換えると、延伸装置100は、縦方向に向かい合うシート・フィルムの入口側ESDと出口側OSDに対して、横方向の左右両側(図1では上下両側)に、それぞれ、無端ループ110Lと無端ループ110Rとを有している。
なお、図1の紙面に対して垂直な方向を上下方向とする。
また、以下では、入口側ESDから見て、右側の無端ループを右側の無端ループ110R、左側の無端ループを左側の無端ループ110Lと称して説明するものとする。
左右の無端ループ110L、110Rには、それぞれ、入口側ESDに供給される延伸前のシート・フィルムの側縁を把持する把持機構としてのクリップ200が複数設けられている。左右の無端ループ110L、110Rに設けられた複数のクリップ200は、各々、左右の無端ループ110L、110Rを形成する案内レール120L、120Rに案内されてループ状に巡回移動する。
右側の無端ループ110Rを形成する案内レール120Rでは、クリップ200は時計回り方向に巡回移動し、左側の無端ループ110Lを形成する案内レール120Lでは、クリップ200は反時計回り方向に巡回移動する。
なお、図1の紙面で見て、左側が延伸前のシート・フィルムが供給される入口側ESDで、右側が延伸されたシート・フィルムが送り出される出口側OSDである。
延伸装置100に設けられた左右の無端ループ110L、110Rを形成する案内レール120L、120Rは,それぞれ、対をなす基準レール410とピッチ設定レール420とを有している。
左右の無端ループ110L、110Rにおいて、基準レール410は、それぞれ、ピッチ設定レール420よりも外側にループ状に配置される。言い換えると、左右の無端ループ110L、110Rにおいて、ピッチ設定レール420は、それぞれ、基準レール410よりも内側にループ状に配置される。
ループ状に配置される基準レール410およびピッチ設定レール420は、回動自在に連結された複数のレールユニット430と、隣り合うレールユニット430を補完する中間レール部440とにより形成される。
レールユニット430は、長手方向に沿って所定の長さに形成されたレール台460を有している。レール台460には、長手方向の両端にそれぞれ、隣り合うレールユニット430同士を互いに回動自在に連結する回動中心460RCが設けられている。
これより、複数のレールユニット430の配置を変更して、左右の無端ループ110L、110Rを、所望の延伸方法に適合したループ形状とすることができる。
そして、本実施形態による延伸装置100は、基本配置として、入口側ESDから出口側OSDへ向けて、予熱ゾーンA100、延伸ゾーンB100、熱処理ゾーンC100が順に配置されている。言い換えれば、延伸装置100は、基本配置として、入口側ESDから出口側OSDへ向けて順に、予熱ゾーンA100、延伸ゾーンB100、熱処理ゾーンC100が割り当てられている。
なお、基本配置とは、延伸前のシート・フィルムに、予熱工程、延伸工程、熱処理工程を施して延伸されたシート・フィルムを得るための配置であり、従来の同時二軸延伸に適用される配置である。
予熱ゾーンA100では、左右の無端ループ110L、110Rの離間距離が横延伸初期幅相当で小さく、全域に亘って左右の無端ループ110L、110Rが互いに平行な配置になっている。言い換えると、予熱ゾーンA100では、シート・フィルムの送り方向(縦方向)に対して直交する横方向において、左側の無端ループ110Lの案内レール120Lと右側の無端ループ110Rの案内レール120Rとの離間距離が横延伸初期幅相当で小さく、全域に亘って左右の案内レール120L、120Rが互いに平行な配置になっている。
延伸ゾーンB100では、予熱ゾーンA100の側から熱処理ゾーンC100に向かうに従って左右の無端ループ110L、110Rの離間距離が徐々に拡大され、左右の無端ループ110L、110Rが非平行の配置になっている。言い換えると、延伸ゾーンB100では、シート・フィルムの送り方向(縦方向)に対して直交する横方向において、左側の無端ループ110Lの案内レール120Lと右側の無端ループ110Rの案内レール120Rとの離間距離が徐々に拡大され、左右の案内レール120L、120Rが非平行の配置になっている。
延伸ゾーンB100における左右の無端ループ110L、110R(左右の案内レール120L、120R)の離間距離は、延伸開始端(予熱ゾーンA100との接続端)では横延伸初期幅相当になっており、延伸終了端(熱処理ゾーンC100との接続端)では横延伸最終幅相当になっている。
熱処理ゾーンC100では、左右の無端ループ110L、110Rの離間距離が横延伸最終幅相当で大きく、全域に亘って左右の無端ループ110L、110Rが互いに平行な配置になっている。言い換えると、熱処理ゾーンC100では、シート・フィルムの送り方向(縦方向)に対して直交する横方向において、左側の無端ループ110Lの案内レール120Lと右側の無端ループ110Rの案内レール120Rとの離間距離が横延伸最終幅相当で大きく、全域に亘って左右の案内レール120L、120Rが互いに平行な配置になっている。
次に、図2〜図5を参照して本実施形態による延伸装置100の詳細構造について説明する。
左右の無端ループ110L、110Rに設けられる複数個のクリップ200は、各々、長方形状のクリップ担持部材300の長手方向の一端部(前側)に取り付けられている。
クリップ200は、入口側ESDに供給される延伸前のシート・フィルムの側縁を係脱可能に把持する把持機構を構成する。
クリップ200は、ヨーク形状のクリップ本体211と、クリップ本体211に固定装着された下側固定クリップ部材212と、ピン213によってクリップ本体211に回動可能に取り付けられた可動レバー214と、可動レバー214の下端にピン215によって揺動可能に取り付けられた上側可動クリップ部材216と、を有している。
このような構成を有するクリップ200は、下側固定クリップ部材212と上側可動クリップ部材216とで、シート・フィルムの側縁を挟み込み式に把持する。
クリップ担持部材300は、各々、クリップ200を個々に担持するものであり、クリップ200の個数と同数個、存在する。
クリップ担持部材300は、上梁315と、下梁316と、前壁317と、後壁318とによる閉じ断面の剛固なフレーム構造(図4、図5参照)に形成されている。
クリップ担持部材300の両端(前壁317、後壁318)には各々、軸311、312によって走行輪313、314が回転可能に設けられている。
走行輪313、314は、レール台460に形成された水平な走行路面461、462上を転動する。走行路面461、462は全域に亘って基準レール410に並行している。
各クリップ担持部材300の上梁315と下梁316の他端側(後側)には、長手方向に長い長孔(長形の穴)319が形成されている。
上下の長孔319には各々スライダ320が長孔319の長手方向にスライド可能に係合している。
各クリップ担持部材300の一端部(クリップ200側)の近傍には、上梁315、下梁316を貫通して一本の第1の軸部材331が垂直に設けられている。
各クリップ担持部材300の上下のスライダ320には一本の第2の軸部材332が垂直に貫通して設けられている。
各クリップ担持部材300の第1の軸部材331には主リンク部材333の一端が枢動連結されている。
主リンク部材333は、他端を隣接するクリップ担持部材300の第2の軸部材332に枢動連結されている。
各クリップ担持部材300の第1の軸部材331には、主リンク部材333に加えて、副リンク部材334の一端が枢動連結されている。
副リンク部材334は、他端を主リンク部材333の中間部に枢軸335によって枢動連結されている。
主リンク部材333、副リンク部材334によるリンク機構により、図2に示されているように、スライダ320がクリップ担持部材300の他端側(反クリップ側)に移動しているほど、クリップ担持部材300同士のピッチが小さくなる。言い換えると、スライダ320がクリップ担持部材300の他端側(反クリップ側)に移動しているほど、基準レール410に沿って隣接するクリップ200同士のピッチ(クリップMDピッチ)が小さくなる。
これに対し、主リンク部材333、副リンク部材334によるリンク機構により、図3に示されているように、スライダ320がクリップ担持部材300の一端側(クリップ側)に移動しているほど、クリップ担持部材300同士のピッチが大きくなる。言い換えると、スライダ320がクリップ担持部材300の一端側(クリップ側)に移動しているほど、基準レール410に沿って隣接するクリップ200同士のピッチ(クリップMDピッチ)が大きくなる。
なお、本実施形態では、クリップ担持部材300同士の最小ピッチは、図2に示されているように、隣接するクリップ担持部材300同士が接触することにより決められ、クリップ担持部材300同士の最大ピッチは、スライダ320がクリップ担持部材300の一端側(クリップ側)のストロークエンドに到達することにより決められる。
第1の軸部材331の下端には案内ローラ(第1の係合子)336が回転可能に設けられている。案内ローラ336はレール台460上に設けられてクリップ200の巡回経路を画定する凹型形状の基準レール410の凹溝411に係合している。第1の軸部材331の上端には駆動ローラ338が回転可能に設けられている。
駆動ローラ338は、駆動用スプロケット130,140(図1参照)に選択的に係合し、各クリップ担持部材300を基準レール410に沿って走行させる。つまり、駆動用スプロケット130,140は、各クリップ担持部材300の駆動ローラ338と選択的に係合し、電動モータ(図示せず)によって回転駆動されて各クリップ担持部材300を基準レール410に沿って走行させる力をクリップ担持部材300に与える。
第2の軸部材332の下端にはピッチ設定ローラ(第2の係合子)337が回転可能に設けられている。
ピッチ設定ローラ337は、レール台460上に基準レール410に沿って設けられた凹型形状のピッチ設定レール420の凹溝421に係合し、長孔319におけるスライダ320の位置を設定する。
ピッチ設定レール420は、基準レール410との離間距離によって長孔319におけるスライダ320の位置を決める働きをし、このことにより、基準レール410に沿って隣接するクリップ200同士のピッチ(クリップMDピッチ)を可変設定する。
ピッチ設定レール420は、基準レール410との離間距離が長いほど、つまり基準レール410より遠ざかっているほど、スライダ320をクリップ担持部材300の他端側(反クリップ側)に移動させてクリップ200同士のピッチ(クリップMDピッチ)を小さくし、基準レール410との離間距離が短いほど、つまり基準レール410に近づいているほど、スライダ320をクリップ担持部材300の一端側(クリップ側)に移動させてクリップ200同士のピッチ(クリップMDピッチ)を大きくする。
前出の基本配置の延伸装置100におけるピッチ設定レール420について、図1を参照して説明する。ピッチ設定レール420は、予熱ゾーンA100ではクリップMDピッチが最小値となるように、基準レール410との離間距離が全域に亘って一様に最大値になっている。
これにより、予熱ゾーンA100では、横延伸および縦延伸を施す前のシート・フィルムの予熱が行われる。
延伸ゾーンB100では、クリップMDピッチが最小値から最大値となるように、ピッチ設定レール420の基準レール410との離間距離は、延伸開始端(予熱ゾーンA100との接続端)において最大値で、これより延伸終了端側へ向かうに従って徐々に短くなり、延伸終了端において最小値になっている。
これにより、延伸ゾーンB100では、シート・フィルムに対して横延伸と同時に縦延伸が行われる。
熱処理ゾーンC100では、クリップMDピッチが最大値となるように、ピッチ設定レール420の基準レール410との離間距離は、全域に亘って一様に最小値になっている。
これにより、熱処理ゾーンC100では、横延伸および縦延伸を施した後のシート・フィルムの熱処理が行われる。
なお、延伸装置100には、シート・フィルムを延伸に適した温度に昇温し、保温する加熱装置(図示せず)が設けられている。加熱装置は、それぞれに温度設定可能な複数の加熱炉により構成されている。
ここで、前述した基準レール410の凹溝411に沿って案内ローラ(第1の係合子)336を案内する構成、およびピッチ設定レール420の凹溝421に沿ってピッチ設定ローラ(第2の係合子)337を案内する構成は、以下に詳述するレールユニット430の構成が採用され、レールユニット430間の接続補完に、以下に詳述する中間レール部440が採用されている。
レールユニット430は、前出の如く、長手方向に沿って所定の長さに形成され、隣接するレールユニット430を回動自由に連結する回動中心460RCが両端に設けられたレール台460を有している。さらにレール台460には、クリップ担持部材300の係合子336,337(案内ローラ336、ピッチ設定ローラ337)を案内する基準レール410およびピッチ設定レール420を構成する一対のレールブロック470が設けられている。基準レール410を構成するレールブロック470はレール台460上に固定され、ピッチ設定レール420を構成するレールブロック470はレール台460上に移動可能に載置されている。
レールブロック470は、凹型形状のレールホルダ471と、一対の鋼板レール473と、複数の押さえブロック474と、複数のボルト475を有している。レールブロック470の長さは、レール台460の長さよりも若干短くされている。
なお、基準レール410を構成するレールブロック470のレールホルダ471は、レール台460と一体的に形成してもよい。
レールホルダ471の凹溝472の両側面に取り付けられた一対の鋼板レール473は、押さえブロック474を凹溝472の底面にボルト475で締結することにより、鋼板レール473の下部が凹溝472の側面と押さえブロック474の側面とに挟まれて固定される。押さえブロック474は、レールホルダ471の長手方向に対して、所定の間隔にて複数配される。
上述のレールブロック470の構成によれば、凹型形状の基準レール410の凹溝411および凹型形状のピッチ設定レール420の凹溝421は、レールホルダ471の凹溝472の両側面に取り付けられた一対の鋼板レール473の対向する面と、凹溝472の底面および押さえブロック474の上面とにより形成される。
なお、一対の鋼板レール473の対向する面は、クリップ担持部材300の係合子336,337(案内ローラ336、ピッチ設定ローラ337)の案内面473Fとなる。
図6および図7には、レールユニット430間を接続補完する中間レール部440の構成が示されている。
中間レール部440は、隣り合うレールユニット430の基準レール410とピッチ設定レール420とを構成する一対のレールブロック470のそれぞれに設けられた一対の鋼板レール473同士を補完する中間鋼板レール480を有している。
言い換えると、中間レール部440は、隣り合う一方のレールユニット430の基準レール410を構成するレールブロック470の一対の鋼板レール473と、隣り合う他方のレールユニット430の基準レール410を構成するレールブロック470の一対の鋼板レール473とを連結(連絡)する一対の中間鋼板レール480を有している。さらにに、同様に、中間レール部440は、隣り合う一方のレールユニット430のピッチ設定レール420を構成するレールブロック470の一対の鋼板レール473と、隣り合う他方のレールユニット430のピッチ設定レール420を構成するレールブロック470の一対の鋼板レール473とを連結(連絡)する一対の中間鋼板レール480を有している。
なお、一対の中間鋼板レール480の対向する面は、クリップ担持部材300の係合子336,337(案内ローラ336、ピッチ設定ローラ337)の中間案内面480Fとなる。
そして、中間レール部440は、一対の中間鋼板レール480の相互の間隔を所定の間隔に維持する中間スペーサ481を有している。
言い換えると、中間レール部440は、隣り合うレールユニット430の基準レール410を構成する一対の鋼板レール473同士を連結(連絡)する一対の中間鋼板レール480の相互の間隔を規定する中間スペーサ481を有している。さらに、同様に、中間レール部440は、隣り合うレールユニット430のピッチ設定レール420を構成する一対の鋼板レール473同士を連結(連絡)する一対の中間鋼板レール480の相互の間隔を規定する中間スペーサ481を有している。
中間スペーサ481は、一対の中間鋼板レール480に沿うように縦長の板状(直方体状)に形成されており、一対の中間鋼板レール480の下部の間に嵌め込まれ、一対の中間鋼板レール480の相互の間隔を所定の間隔に維持する。
中間鋼板レール480および中間スペーサ481の長さは、隣り合うレールユニット430の間に中間レール部440を取り付けたときに、中間鋼板レール480および中間スペーサ481の長手方向の両端部が、それぞれのレールユニット430のレールホルダ471と重なり、凹溝472に嵌まる長さとされている。
レールブロック470の長手方向に配された複数の押さえブロック474の内、両端にある端部用押さえブロック474Eには、中間スペーサ481の上下方向の移動を拘束するための切り欠き部474E−Aが設けられている。切り欠き部474E−Aは、押さえブロック474Eの長手方向の一端部の下面を平面状に切り欠くことにより形成されている。そして、中間スペーサ481の長手方向の両端部には、上面が平面状に切り欠かれた切り欠き部481−Aが形成されている。
レールブロック470の凹溝472に嵌め込まれた中間鋼板レール480および中間スペーサ481の端部は、凹溝472により横方向の移動が拘束され、切り欠き部481−Aが凹溝472の底面と端部用押さえブロック474Eの切り欠き部474E−Aとの間に挟まれて上下方向の移動が拘束される。これにより、中間スペーサ481は縦方向(レールブロック461の長手方向)のみにスライド可能とされている
さらに、中間スペーサ481の長手方向の中央部の両側には、長手方向に所定の間隔を空けて配された複数の支持部482が設けられている。支持部482は、中間スペーサ481の長手方向に対して直交する幅方向に沿って設けられた間隙部483により形成される。中間スペーサ481の両側より、長手方向に対して所定の間隔で交互に(千鳥状に)間隙部483を形成する隙間を設けることにより、支持部482が両側に交互に形成される。両側に配された支持部482は、一対の中間鋼板レール480の中間案内面480Fに接触または当接する凸部となり、一対の中間案内面480Fを支持するとともに、一対の中間鋼板レール480の相互の間隔を規定する。
なお、間隙部483の幅方向に沿った深さWgは、中間スペーサ481の幅Wsに対して、0.5Wsよりも大きく、0.9Wsよりも小さくされることが好ましい。
これにより、中間スペーサ481は、一対の中間鋼板レール480の相互の間隔を規定しつつ、可撓性を有して柔軟に屈曲することが可能となる。支持部482の詳細については後述する。
なお、鋼板レール473および中間鋼板レール480は、可撓性を有した薄板積層構造とされている。
図8には、鋼板レール473と中間鋼板レール480との継ぎ目部の構成が示されている。
鋼板レール473と中間鋼板レール480との継ぎ目部500には、鋼板レール473の表層の薄板鋼板473−1にガイド用凹部501が形成され、中間鋼板レール480の表層の薄板鋼板480−1にガイド用凹部501に嵌め込まれる係合凸部502が形成されている。
なお、鋼板レール473の表層の薄板鋼板473−1に係合凸部502を、中間鋼板レール480の表層の薄板鋼板480−1にガイド用凹部501を設けてもよく、それぞれを交互に設けてもよい。
図8中で、L1およびL2は、クリップ担持部材300の係合子336,337(案内ローラ336、ピッチ設定ローラ337)の移動軌道をそれぞれ示すものである。
係合子336,337は、継ぎ目部500において、鋼板レール473の表層の薄板鋼板473−1または中間鋼板レール480の表層の薄板鋼板480−1の内の少なくともいずれか一方の薄板鋼板に接触した状態で通過するので、クリップ担持部材300はスムーズに走行することが可能となる。
言い換えれば、クリップ担持部材300の係合子336,337に対して、鋼板レール473の表層の薄板鋼板473−1と中間鋼板レール480の表層の薄板鋼板480−1とにより形成される継ぎ目部500は、クリップ担持部材300がスムーズに走行可能となるように連続して形成されている。
なお、1つの鋼板レール473が所定の長さよりも長くなる場合、2つに分割して、上述のように継ぎ目を設けて継いでも良い。同様に、1つの中間鋼板レール480が所定の長さよりも長くなる場合、上述のように継ぎ目を設けて継いでも良い。
これにより、クリップ担持部材300の係合子336,337に対して、鋼板レール473および中間鋼板レール480自体も、クリップ担持部材300がスムーズに走行可能となるように連続して形成される。
次に、中間レール部440の中間スペーサ481に形成される支持部482の構成例について説明する。
図9には、本実施形態に係る支持部482の代表的な第1の構成例が示されている。
中間スペーサ481−1の長手方向の中央部の両側には、長手方向に所定の間隔にて交互に間隙部483を形成する溝484が設けられ、これにより、支持部482−1が両側に交互に形成される。
中間スペーサ481−1に交互に溝484を設けることにより、中間スペーサ481−1は可撓性を有して柔軟に屈曲することが可能となる。
また、図10には、本実施形態に係る支持部482の第2の構成例が示されている。
第2の構成例では、間隙部483を形成する溝485の隙間の距離Lg2が、前述の第1の構成例の溝484の隙間の距離Lg1よりも大きくされている。
これにより、中間スペーサ481−2の可撓性を大きくすることが可能となる。
さらに、図11には、本実施形態に係る支持部482の第3の構成例が示されている。
第3の構成例では、中間スペーサ481−3の内側に長孔(長形の孔)486が設けられ、長孔486に連通するスリット487が中間スペーサ481−3の側部で開口している。
これにより、支持部482−3の長さLs3を小さくすることなく、中間スペーサ481−3の可撓性を大きくすることが可能となる。
また、図12には、本実施形態に係る支持部482の第4の構成例が示されている。
第4の構成例では、支持部482−4が設けられ、さらに第2の実施例の溝485の間に補助支持部482−4Aが設けられている。
これにより、中間スペーサ481−4の可撓性を大きくするとともに、支持部の数を増やすことが可能となる。
さらに、図13には、本実施形態に係る支持部482の第5の構成例が示されている。
第5の構成例では、中間スペーサ481−5の内側に孔487が設けられ、孔487に連通するスリット487が中間スペーサ481−3の側部で開口している。孔487を形成する孔加工とスリット加工により容易に支持部482−5を形成することが可能となる。
次に、延伸装置100の作用について説明する。
前出の如く、図1には、基本配置とされた延伸装置100が示されている。
ここで、熱処理ゾーンC100において、シート・フィルムの緊張を緩める熱緩和処理を行う場合、図14に示すように、熱処理ゾーンC100の下流側の左右の無端ループ110R、110Lの離間距離を狭め、基準レール410に対するピッチ設定レール420の離間距離も狭める変更を行う。
中間レール部440において、一対の中間鋼板レール480の間に配置して、一対の中間鋼板レール480を支持するとともに、一対の中間鋼板レール480の相互の間隔を規定する中間スペーサ481が設けられ、中間スペーサ481には、長手方向に間隔を空けて支持部482(中間レール480と接触または当接する凸部)を設けた構造としたので、中間スペーサ481自身も可撓性があるものとなっている。
したがって、左右の無端ループ110R、110Lを、基本配置から熱緩和処理を行う配置へとスムーズに変更することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、中間レール部440において、一対の中間鋼板レール480の間に配置して、一対の中間鋼板レール480を支持するとともに、一対の中間鋼板レール480の間隔を規定する中間スペーサ481が設けられ、中間スペーサ481には、長手方向に間隔を空けて支持部482(中間レール480と接触または当接する凸部)を設けた構造としたので、中間スペーサ481自身も可撓性があるものとなっている。
これにより、隣り合うレールユニット430を回動する際には、中間レール部440を構成する中間スペーサ481が、一対の中間鋼板レール480の屈曲を妨げることなく、一対の中間鋼板レール480と同様に柔軟に屈曲するので、スムーズに回動することができる。
さらに、シート・フィルムを延伸する際には、中間レール部440を構成する中間スペーサ481が、一対の中間鋼板レール480を支持するので、一対の中間鋼板レール480が、シート・フィルムからの反力を受けて、部分的に曲がったり、変形したりすることはない。
上述の如く、可撓性および強度を備えた中間レール部を実現でき、レール配置を種々の延伸方法に合わせた配置とすることが可能となり、種々の延伸方法に適用することが可能な延伸装置を実現することができる。
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
100…延伸装置、
110R、110L…無端ループ、130,140…駆動用スプロケット、
200…クリップ、300…クリップ担持部材、
336…案内ローラ(係合子)、337…ピッチ設定ローラ(係合子)、
410…基準レール、411…凹溝、420…ピッチ設定レール、421…凹溝、
430…レールユニット、440…中間レール部、460…レール台
470…レールブロック、473…鋼板レール、480…中間鋼板レール、
481…中間スペーサ、482…支持部、483…間隙部
本発明の観点は、複数のクリップでシート・フィルムを把持し、前記複数のクリップを巡回させることにより、前記シート・フィルムの延伸を行う延伸装置であって、互いに連結され、前記複数のクリップの巡回経路を画定する複数のレールユニットと、隣り合う前記レールユニットを補完する中間レール部と、を有し、前記レールユニットは、長手方向に沿って所定の長さを有し、両端に隣り合う前記レールユニットに対して回動する回動中心が設けられたレール台と、前記レール台上に配置され、前記クリップを担持するクリップ担持部材の係合子を案内する一対の鋼板レールと、を含み、前記中間レール部は、前記クリップを担持するクリップ担持部材の係合子を案内する中間案内面が長手方向の一端から他端まで連続して形成され、隣り合う一方の前記レールユニットの前記一対の鋼板レールと、隣り合う他方の前記レールユニットの前記一対の鋼板レールと、を補完する可撓性を有する一対の中間鋼板レールと、前記一対の中間鋼板レールの間に配置され、前記一対の中間鋼板レールのそれぞれに、長手方向に間隔を空けて設けられた複数の支持部が当接することにより、前記一対の中間鋼板レールの間隔を規定する中間スペーサと、を含む。

Claims (3)

  1. 複数のクリップでシート・フィルムを把持し、
    前記複数のクリップを巡回させることにより、前記シート・フィルムの延伸を行う延伸装置であって、
    互いに連結され、前記複数のクリップの巡回経路を画定する複数のレールユニットと、
    隣り合う前記レールユニットを補完する中間レール部と、
    を有し、
    前記レールユニットは、長手方向に沿って所定の長さを有し、両端に隣り合う前記レールユニットに対して回動する回動中心が設けられたレール台と、
    前記レール台上に配置され、前記クリップを担持するクリップ担持部材の係合子を案内する一対の鋼板レールと、を含み、
    前記中間レール部は、前記クリップを担持するクリップ担持部材の係合子を案内する中間案内面が長手方向の一端から他端まで連続して形成され、
    隣り合う一方の前記レールユニットの前記一対の鋼板レールと、隣り合う他方の前記レールユニットの前記一対の鋼板レールと、を補完する一対の中間鋼板レールと、
    前記一対の中間鋼板レールの間に配置され、前記一対の中間鋼板レールのそれぞれに、長手方向に間隔を空けて設けられた複数の支持部が当接することにより、前記一対の中間鋼板レールの間隔を規定する中間スペーサと、を含む延伸装置。
  2. 前記複数の支持部は、前記中間スペーサの長手方向に間隔を空けて配され、長手方向に対して直交する幅方向に沿って間隙部を設けることにより形成されている請求項1記載の延伸装置。
  3. 前記間隙部は、溝またはスリットを含んで構成されている請求項2記載の延伸装置。
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