JP2020082169A - 鋼帯の供給方法及び供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】先行材と後行材とが接続された連続鋼帯を連続処理設備に供給できるようになるまでの待ち時間を短縮可能な鋼帯の供給方法および供給装置を提供する。【解決手段】先行材を払い出し、先行材の尾端を接続装置16において停止させる第1鋼帯供給処理と、後行材を払い出し、後行材の先端を接続装置16において停止させる第2鋼帯供給処理とを有し、第2鋼帯供給処理は、先行材の尾端がデフピンチロール18を通過後であって且つ接続装置16において停止するよりも前に、後行材の先端がデフピンチロール18を通過するように、後行材の接続装置16に向けて走行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、第1の払出装置から払い出された第1の鋼帯の尾端と第2の払出装置から払い出された第2の鋼帯の先端とを接続可能な接続装置への鋼帯の供給方法及び供給装置に関する。
例えば特許文献1には、2台のペイオフリール(1POR、2POR)のそれぞれから払い出された鋼帯をウェルダー13で溶接により接続し、接続された鋼帯をウェルダー13よりも下流の連続処理設備へ供給する鋼帯の供給方法が開示されている。
上記特許文献1の図2(a)では、1PORから払い出された高炭素鋼帯の先端をウェルダー13へ導き、高炭素鋼帯よりも先行しているブライドルロール15に通板されている低炭素鋼帯の後端と溶接により接続している。また、同文献の図2(b)では、2PORから低炭素鋼帯を払い出してウェルダー13へ導き、ウェルダー13において先行している高炭素鋼帯の後端と低炭素鋼帯の後端を溶接により接続している。
上記特許文献1に記載された鋼帯供給方法によれば、先行している鋼帯の後端はウェルダー13の中に留まっており、そのあとで、留まっている鋼帯の後端に接続される鋼帯の先端がウェルダー13に向かって導かれることになる。
また、特許文献2の図2には、第1巻出し軸2から払い出される先行材Aの送り出しが終わらないうちに、第2巻出し軸3から払い出される後行材Bを先端搬送用コンベア4bによって導き、その先端をピンチロール7aと7bとによって挟み込んで、先行材とのパスラインの合流点手前で待機させている状況が図示されている(例えば、同文献の段落0018を参照)。そして、ウェルダー5によって先行材Aを切断したあと、後行材Bの先端はウェルダー5内で待機している先行材Aの尾端に突き当たる位置まで送りを与えられ、この後ウェルダー5によって先行材Aと後行材Bとが溶接される(同段落0019を参照)。
このように、先行材の尾端と後行材の先端とが接続された連続鋼帯は、鋼帯を処理する連続処理設備に供給される。
特開2014−73512号公報 特開平9−271839号公報
上述した特許文献によれば、先行材の払い出し中はPORからウェルダーまでのパスラインを先行材が走行しており、後行材がパスラインに入ることはできないため、後行材の先端をパスラインの合流点の手前で待機させておくことになる。そして、先行材の尾端がウェルダーに到達して停止したのち、後行材の先端をパスラインの合流点を通過させてウェルダーに向けて走行させ、後行材の先端がウェルダーに到達してから、先行材の尾端と後行材の先端とを溶接している。
しかし、生産効率等の観点から、先行材と後行材とが接続された連続鋼帯を連続処理設備に供給できるようになるまでの待ち時間(ダウンタイム)を極力短縮することが望ましい。
本発明は、そのような点に鑑みてなされたものであり、先行材と後行材とが接続された連続鋼帯を連続処理設備に供給できるようになるまでの待ち時間を短縮可能な鋼帯の供給方法および供給装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の鋼帯の供給方法は、
第1の鋼帯の尾端と第2の鋼帯の先端とを接続可能な接続装置への鋼帯の供給方法であって、
第1の払出装置から前記第1の鋼帯を払い出し、該第1の鋼帯の尾端を該接続装置において停止させる第1鋼帯供給処理と、
第2の払出装置から前記第2の鋼帯を払い出し、該第2の鋼帯の先端を前記接続装置において停止させる第2鋼帯供給処理と、
を有し、
前記第2鋼帯供給処理は、
前記第1の鋼帯の尾端が該第1の鋼帯のパスラインと前記第2の鋼帯のパスラインとの合流点を通過後であって且つ前記接続装置において停止するよりも前に、前記第2の鋼帯の先端が前記合流点を通過するように、該第2の鋼帯を前記接続装置に向けて走行させる処理を含む
ことを特徴とする。
(2)本発明の鋼帯の供給装置は、
第1の鋼帯の尾端と第2の鋼帯の先端とを接続可能な接続装置への鋼帯の供給装置であって、
第1の鋼帯を払い出す第1の払出装置と、
第2の鋼帯を払い出す第2の払出装置と、
前記第1の払出装置から前記第1の鋼帯を払い出し、該第1の鋼帯の尾端を前記接続装置において停止させるとともに、前記第2の払出装置から前記第2の鋼帯を払い出し、該第2の鋼帯の先端を前記接続装置において停止させる制御を実行可能な制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1の鋼帯の尾端が前記第1の鋼帯のパスラインと前記第2の鋼帯のパスラインとの合流点を通過後であって且つ前記接続装置において停止するよりも前に、前記第2の鋼帯の先端が前記合流点を通過するように、該第2の鋼帯を前記接続装置に向けて走行させる処理実行可能である
ことを特徴とする。
上記(1)の鋼帯の供給方法および上記(2)の鋼帯の供給装置によれば、第1の鋼帯の尾端が第1の鋼帯のパスラインと第2の鋼帯のパスラインとの合流点を通過後であって且つ接続装置において停止するよりも前に、第2の鋼帯の先端が合流点を通過するように、第2の鋼帯を接続装置に向けて走行させる処理が行われる。そのため、先行材の尾端が所定の停止位置に到達して停止したのちに後行材の走行を開始するといった従来と比べて、ダウンタイムの短縮化を図ることが可能となる。
本発明によれば、先行材と後行材とが接続された連続鋼帯を連続処理設備に供給できるようになるまでの待ち時間を短縮可能な鋼帯の供給方法および供給装置を提供することができる。
先行材と後行材とが接続された連続鋼帯を処理する連続処理設備の全体概要図の一例である。 第1実施形態にかかる入側設備を示す概要図の一例である。 第1実施形態において、制御装置により実行される入側処理の流れを模式的に示すフローチャートの一例である。 第2実施形態にかかる入側設備を示す概要図の一例である。
図1は、先行材と後行材とが接続された連続鋼帯を処理する連続処理設備の全体概要図の一例である。図1に示される連続処理設備としては、例えば連続酸洗設備1を例に挙げて説明するが、これに限られるものではなく、先行材と後行材とが接続された連続鋼帯を処理するものであれば、他の処理を行うものであってもよい。
図1に示されるように、連続酸洗設備1は、鋼帯を連続鋼帯として後述の処理設備20に送り出す入側設備10と、入側設備10から送り出された連続鋼帯を処理する処理設備20と、処理設備20で処理された連続鋼帯を切断してコイル状に巻き取る処理等を行う出側設備30と、入側設備10と処理設備20との間に設けられる入側ルーパー40と、処理設備20と出側設備30との間に設けられる出側ルーパー50と、制御装置60とを備える。
入側設備10は、主として、鋼帯を払い出す第1POR12および第2POR14と、ウェルダーである接続装置16とを備えるが、詳細については後述する。
処理設備20は、主として、例えばスケールブレーカ等の前処理設備22と、酸洗槽24と、例えば鋼帯のリンス処理等を行う後処理設備26とを備える。連続処理設備が連続酸洗設備1でない場合は、これらに代えて、目的に沿った他の設備が備えられることとなる。
出側設備30は、主として、処理設備20で処理された連続鋼帯を切断する切断装置32と、切断装置32で切断された鋼帯をコイル状に巻き取る巻取装置34,36とを備える。
入側ルーパー40および出側ルーパー50は、いずれも、連続鋼帯の長さが溜め込まれたループ量を変えることにより、ルーパー40,50前後における鋼帯の走行速度を変えることができる設備である。
制御装置60は、上位からの指令により、少なくとも入側処理を実行する。入側処理は、第1POR12や第2POR14からの鋼帯の払い出し、および、第1POR12や第2POR14から払い出された鋼帯の走行・停止等の処理であるが、詳細は後述する。
本発明の特徴的たる入側設備10の構成および制御装置60による制御について、以下に説明する。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態にかかる入側設備10を示す概要図の一例である。第1実施形態は、炭素含有量(質量パーセント濃度)が0.6%以下の普通鋼どうしが接続装置16により接続される場合の形態である。図2では、第1POR12から払い出された鋼帯を後行材として図示している。また、図2では、説明の便宜上、制御装置60も図示している。
第1POR12および第2POR14は、例えばコイル状に巻かれた鋼帯を払い出すものであり、第1POR12と第2POR14とからは鋼帯が交互に払い出される。第1POR12から払い出された鋼帯は上方の第1パスライン121を走行し、第2POR14から払い出された鋼帯は下方の第2パスライン142を走行し、接続装置16に鋼帯が供給される。
なお、図2に示されるように、第1パスライン121と第2パスライン142とはデフピンチロール18で合流する。また、第1POR12および第2POR14は、本発明の払出装置に相当する。
接続装置16は、例えばフラッシュバット溶接機と呼ばれるものであり、先行材の尾端と、後行材の先端とを溶接により接続して連続鋼帯にするものである。上述した通り、先行材および後行材はいずれも普通鋼である。
なお、接続装置16により先行材の尾端と後行材の先端とを溶接するとき、先行材の尾端および後行材の先端が停止した状態で、先行材および後行材が図示しないクランプにより上下から挟み込まれる。そして、先行材の尾端と後行材の先端とが図示しない切断装置により切断され、先行材の尾端と後行材の先端とが対向配置されて溶接される。先行材と後行材とが溶接された連続鋼帯は、入側設備10よりも下流側の処理設備20に送り出される。
先行材と後行材とが溶接された連続鋼帯が処理設備20に送り出されると、制御装置60は、入側設備10における連続鋼帯の走行速度をアップさせる。
なお、通常時は、入側ルーパー40よりも上流側である入側設備10における連続鋼帯の走行速度(以下「入側速度」と称する)を、入側ルーパー40よりも下流側且つ出側ルーパー50よりも上流側の連続鋼帯の走行速度(以下「中央速度」と称する)よりも速くすることで、入側ルーパー40におけるループ量を増加させる。そして、入側設備10において先行材の尾端と後行材の先端とを溶接するときは、入側速度を減速し、最終的には連続鋼帯の尾端を接続装置16における所定の停止位置(以下、単に「所定の停止位置」と称する。)に停止させる。入側速度が中央速度よりも小さい間、入側ルーパー40に溜め込まれたループ量が消費される。接続装置16において先行材の尾端と後行材の先端との溶接が終了すると、中央速度よりも速い速度にいたるまで入側速度をアップし、再び入側ルーパー40におけるループ量が増加する。このようにして、中央速度の低下を抑制しつつ好ましくは中央速度を維持しつつ、入側速度や出側速度を減速または停止することが可能となる。
この明細書において、以下、中央速度よりも入側速度が遅い期間をダウンタイムと称し、第1POR12や第2POR14から払い出された鋼帯が連続鋼帯として処理設備20に送り出されるまでの入側設備10で行われる一連の処理を入側処理と称する。入側処理は、ダウンタイムにおいて行われる処理である。また、所定の停止位置とは、入側処理を実行するために先行材を停止させる位置である。以下では、入側処理を実行するために後行材を停止させる位置についても、所定の停止位置と称する。
ところで、入側処理に時間を要するとダウンタイムが長くなり、入側ルーパー40が設けられているとはいえ、中央速度を減速せざるを得ない場合がある。中央速度を減速すると生産効率が低下してしまうため、入側処理に要する時間を極力短くしてダウンタイムの短縮化を図ることが要求される。
そこで、本発明では、入側処理を従来と異なる方法で行うことにより、ダウンタイムの短縮化を図るようにしている。
図3を参照して、本発明にかかる入側処理について説明する。図3は、第1実施形態において、制御装置60により実行される入側処理の流れを模式的に示すフローチャートの一例である。
制御装置60は、先ず、ステップS10において、先行材の残り長さが所定長さ以下であるか否かを判別する。先行材の残り長さが所定長さ以下でなければ(ステップS10におけるNO)、制御装置60は入側処理を終了する。一方、先行材の残り長さが所定長さ以下であれば(ステップS10におけるYES)、制御装置60は、ステップS12に移る。
ステップS12において、制御装置60は、先行材の尾端速度の減速を開始する。先行材の速度の減速ではなく先行材の尾端速度を減速するのは、先行材は処理設備20を走行している連続鋼帯であり、この連続鋼帯の中央速度の減速を行うのではなく、連続鋼帯の尾端、すなわち入側ルーパー40よりも上流側の速度を減速するためである。ステップS12の処理を終えると、制御装置60はステップS14に移る。
ステップS14において、制御装置60は、連続酸洗設備1を走行中の連続鋼帯である先行材の尾端が合流点であるデフピンチロール18を通過したか否かを判別する。先行材の尾端がデフピンチロール18を通過していなければ(ステップS14におけるNO)、先行材の尾端がデフピンチロール18を通過するまでステップS14の処理を繰り返す。先行材の尾端がデフピンチロール18を通過したと判別すると(ステップS14におけるYES)、制御装置60はステップS16に移る。
ステップS16において、制御装置60は後行材の走行を開始する。なお、後行材の先端はデフピンチロール18よりも上流側且つデフピンチロール18の近傍で待機しており、ステップS16の処理では、先端がデフピンチロール18よりも上流側且つデフピンチロール18の近傍で待機している後行材の走行を開始する。すなわち、先行材の尾端がデフピンチロール18を通過したのち、ただちに、先端がデフピンチロール18よりも上流側且つデフピンチロール18の近傍で待機している後行材の走行が開始されることとなる。ステップS16の処理を終えると、制御装置60は、先行材の尾端の停止処理(ステップS18〜ステップS22)に移る。
先行材の尾端の停止処理において、制御装置60は、先ず、先行材の尾端が未停止であるか否かすなわち所定の停止位置に停止しているか否かを判別し(ステップS18)、先行材の尾端が未停止でなければすなわち先行材の尾端が所定の停止位置に停止していれば(ステップS18におけるNO)、それ以降の先行材の尾端の停止処理(ステップS20およびステップS22)をスキップし、後行材の停止処理(ステップS24〜ステップS28)に移る。一方、先行材の尾端が未停止すなわち走行中であれば(ステップS18におけるYES)、制御装置60はステップS20に移る。
ステップS20において、制御装置60は、先行材の尾端が所定の停止位置に至ったか否かを判別する。先行材の尾端が所定の停止位置に至っていなければ(ステップS20におけるNO)、それ以降の先行材の尾端の停止処理(ステップS22)をスキップし、後行材の停止処理(ステップS24〜ステップS28)に移る。一方、先行材の尾端が所定の停止位置に至っていれば(ステップS20におけるYES)、ステップS22に移る。
ステップS22において、制御装置60は、先行材の尾端を停止させる処理を行う。この処理を終了すると、制御装置60は、後行材の停止処理(ステップS24〜ステップS28)に移る。
後行材の停止処理において、制御装置60は、先ず、後行材が未停止であるか否かすなわち所定の停止位置に後行材の先端が停止しているか否かを判別し(ステップS24)、後行材が未停止でなければすなわち後行材の先端が所定の停止位置に停止していれば(ステップS24におけるNO)、それ以降の後行材の停止処理(ステップS26およびステップS28)をスキップし、ステップS30に移る。一方、後行材が未停止すなわち走行中であれば(ステップS24におけるYES)、制御装置60はステップS26に移る。
ステップS26において、制御装置60は、後行材の先端が所定の停止位置に至ったか否かを判別する。後行材の先端が所定の停止位置に至っていなければ(ステップS26におけるNO)、それ以降の後行材の停止処理(ステップS28)をスキップし、ステップS30に移る。一方、後行材の先端が所定の停止位置に至っていれば(ステップS26におけるYES)、ステップS28に移る。
ステップS28において、制御装置60は、後行材を停止させる処理を行う。この処理を終了すると、制御装置60は、ステップS30に移る。
ステップS30において、制御装置60は、先行材および後行材のいずれもが停止しているか否か、より詳しくは、先行材の尾端および後行材の先端のいずれもが所定の停止位置に停止しているか否かを判別する。先行材の尾端および後行材の先端のうちいずれか一方でも所定の停止位置に停止していなければ(ステップS30におけるNO)、先行材の尾端の停止処理(ステップS18〜ステップS22)および後行材の停止処理(ステップS24〜ステップS28)の両方を繰り返し行う。
ただし、先行材の尾端の停止処理(ステップS18〜ステップS22)および後行材の停止処理(ステップS24〜ステップS28)の両方を必ずしも繰り返し行う必要はない。例えば、先行材の尾端が所定の停止位置に停止していない場合には先行材の尾端の停止処理(ステップS18〜ステップS22)を行い、後行材の先端が所定の停止位置に停止していない場合には後行材の停止処理(ステップS24〜ステップS28)を行うようにしてもよい。
一方、ステップS30において、先行材の尾端および後行材の先端の両方が所定の停止位置に停止している場合には(ステップS30におけるYES)、ステップS32に移る。
ステップS32において、接続装置16は切断処理を行う。この切断処理では、先行材および後行材をクランプ(図示せず)で上下から挟んで固定した上で、先行材の尾端および後行材の先端を切断する処理である。この処理を終了すると、制御装置60はステップS34に移る。
ステップS34において、制御装置60は溶接処理を行う。この溶接処理は、切断された先行材の尾端と後行材の先端とを突き合せて溶接し、連続鋼帯とする処理である。この処理を終了すると、制御装置60はステップS36に移る。
ステップS36において、制御装置60は連続鋼帯送出処理を開始する。この連続鋼帯送出処理は、先行材と後行材とを溶接により接続された連続鋼帯を、処理設備20に送り出す処理である。この処理では、入側速度を、中央速度よりも速い速度にいたるまで加速する。入側速度が中央速度を上回ると、入側ルーパー40におけるループ量が増加する。この処理を終了すると、制御装置60はステップS38に移る。
ステップS38において、制御装置60は、次の後行材の払出準備処理を行う。この払出準備処理は、次の後行材の先端がデフピンチロール18よりも上流側且つデフピンチロール18の近傍に至るまで、第1POR12または第2POR14から鋼帯を払い出す処理等である。なお、次の後行材の払出準備処理は、必ずしも連続鋼帯送出処理の後に行う必要はなく、先行材の尾端がデフピンチロール18を通過した後であれば行うことができる。この処理を終了すると、制御装置60は入側処理を終了する。
このように、先行材の尾端が合流点であるデフピンチロール18を通過した後、ただちに、先端がデフピンチロール18よりも上流側且つデフピンチロール18の近傍で待機している後行材の走行を開始することにより、先行材の尾端が所定の停止位置に到達して停止したのちに後行材の走行を開始するといった従来と比べて、ダウンタイムの短縮化を図ることができる。その結果、生産効率を高めることができるだけでなく、さらには、入側ルーパー40における最大ループ量を小さくすることができ、入側ルーパー40の建設費用やメンテナンス費用の削減を図ることもできる。
なお、本実施形態では、先行材の尾端が合流点であるデフピンチロール18を通過した後、ただちに後行材の走行を開始しているが、必ずしもこれに限られない。例えば、少なくとも先行材の尾端が合流点を通過し且つ所定の停止位置に停止するよりも前に、後行材の走行を開始すれば、従来よりもダウンタイムの短縮を図ることができる。
ただし、より顕著な効果を享受する観点でいえば、先行材の尾端が所定の停止位置において停止するとほぼ同時に、後行材の先端が所定の停止位置において停止するようにすることが好ましい。その一つの態様が、先行材の尾端が合流点であるデフピンチロール18を通過した後、ただちに、先端がデフピンチロール18よりも上流側且つデフピンチロール18の近傍に待機している後行材の走行を開始し、先行材の尾端と後行材の先端とが近い位置を保ちつつ両者をともに所定の停止位置まで走行させることである。ただし、必ずしもこの態様に限られず、例えば、先行材の尾端が合流点を通過した後、後行材の走行を遅れて開始させるものの、先行材の尾端の走行速度よりも後行材の走行速度を速くすることにより、先行材の尾端が所定の停止位置において停止するとほぼ同時に、後行材の先端が所定の停止位置において停止するようにしてもよい。
なお、ステップS10、ステップS12、ステップS18〜ステップS22およびステップS36の処理が本発明の第1鋼帯供給処理に相当し、ステップS14、ステップS16、ステップS24〜ステップS28およびステップS38の処理が第2鋼帯供給処理に相当する。
また、上述した通り、第1POR12と第2POR14とからは交互に鋼帯が払い出されるため、第1POR12から先行材が払い出されているときは後行材が第2POR14から払い出され、第2POR14から先行材が払い出されているときは後行材が第1POR12から払い出されることとなる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態にかかる入側設備101を示す概要図の一例である。この図4では、第1POR12から払い出された鋼帯を後行材として図示している。また、第2実施形態は、接続装置16により高炭素鋼と高炭素鋼とが接続される場合の形態である。すなわち、接続装置16がフラッシュバット溶接機である場合には、高炭素鋼と高炭素鋼とを溶接することができない。そのため、先行材と後行材との間に、普通鋼の中継ぎ材を挿入することにより、高炭素鋼である先行材および後行材と、普通鋼である中継ぎ材とを溶接するようにしたものである。
入側設備101が入側設備10と異なる点は、デフピンチロール18と接続装置16との間に、中継ぎ材80を挿入する中継ぎ材供給装置70を備える点であり、その他は入側設備10と入側設備101とは基本的に同じである。
デフピンチロール18と接続装置16との間に中継ぎ材供給装置70を備える場合、従来は、先行材の尾端と中継ぎ材80の先端とを溶接し、両者を溶接後の中継ぎ材80の尾端が所定の停止位置に停止したのちに、先端がデフピンチロール18よりも上流側且つデフピンチロール18の近傍に待機している後行材の走行を開始していた。
そこで、第2実施形態では、先行材の尾端と中継ぎ材80の先端とを接続装置16により溶接した後、溶接後の中継ぎ材80の尾端が所定の停止位置において停止するよりも前に、後行材の走行を開始するようにしたものである。
このように、先行材と溶接された中継ぎ材80の尾端が所定の停止位置において停止するよりも前に、後行材の走行を開始するようにすることにより、デフピンチロール18と接続装置16との間に中継ぎ材供給装置70を設けた場合であっても、中継ぎ材80の尾端が所定の停止位置に到達して停止したのちに後行材の走行を開始するといった従来と比べて、ダウンタイムの短縮化を図ることができる。
ただし、より顕著な効果を享受する観点でいえば、先行材の尾端と中継ぎ材80の先端とを接続装置16により溶接した後、溶接後の中継ぎ材80の尾端が所定の停止位置において停止するとほぼ同時に、後行材の先端が所定の停止位置において停止するようにすることが好ましい。
その態様としては、例えば、先行材の尾端と中継ぎ材80の先端との溶接が終了するまでに、後行材の先端が中継ぎ材80の後端の近傍にいたるように後行材の走行を開始し、先行材の尾端と中継ぎ材80の先端との溶接終了後、中継ぎ材80の後端と後行材の先端とが近い位置を保ちつつ両者をともに所定の停止位置まで走行させる態様であってもよい。また、先行材の尾端と中継ぎ材80の先端との溶接が終了してこれらを先行して走行を開始し、その後に遅れて後行材の走行を開始するものの、先行材である中継ぎ材80の尾端の走行速度よりも後行材の走行速度を速くすることにより、中継ぎ材80の尾端が所定の停止位置において停止するとほぼ同時に、後行材の先端が所定の停止位置において停止する態様であってもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態も、接続装置16により高炭素鋼と高炭素鋼とが接続される場合の形態であるが、フラッシュバット溶接機に代えてレーザービーム溶接機を接続装置として用いた点で、第2実施形態と異なる。接続装置をレーザービーム溶接機とすることにより、高炭素鋼と高炭素鋼とを溶接することができる。したがって、少なくとも高炭素鋼である先行材の尾端が合流点を通過し且つ所定の停止位置に停止するよりも前に、高炭素鋼である後行材の走行を開始すれば、従来よりもダウンタイムの短縮を図ることができる。
ただし、より顕著な効果を享受する観点でいえば、高炭素鋼である先行材の尾端と高炭素鋼である後行材の先端とをレーザービーム溶接機により溶接した後、先行材の尾端が所定の停止位置において停止するとほぼ同時に、後行材の先端が所定の停止位置において停止するようにすることが好ましい。なお、第3実施形態では、第2実施形態のように中継ぎ材供給装置70を備える必要がないため、第2実施形態と比べて、先行材と中継ぎ材80との溶接に要する時間の短縮化のみならず、デフピンチロール18からレーザービーム溶接機までの距離の短縮化を図ることもでき、ダウンタイムの大幅な短縮化を図ることが可能となる。
また、レーザービーム溶接機はフラッシュバット溶接機と比べて溶接速度が速いため、第1実施形態よりもさらなるダウンタイムの短縮化を図ることが可能となる。
このように、第3実施形態によれば、高炭素鋼どうしを溶接しつつもダウンタイムの短縮化を図ることが可能となる。
以上説明した第1実施形態〜第3実施形態によれば、以下のような発明を提供することができる。
第1の発明は、
第1の鋼帯(例えば、先行材)の尾端と第2の鋼帯(例えば、後行材)の先端とを接続可能な接続装置(例えば、接続装置16)への鋼帯の供給方法であって、
第1の払出装置(例えば、第1POR12)から前記第1の鋼帯を払い出し、該第1の鋼帯の尾端を該接続装置において停止させる第1鋼帯供給処理(例えば、ステップS10、ステップS12、ステップS18〜ステップS22およびステップS36の処理)と、
第2の払出装置から前記第2の鋼帯を払い出し、該第2の鋼帯の先端を前記接続装置において停止させる第2鋼帯供給処理(例えば、ステップS14、ステップS16、ステップS24〜ステップS28およびステップS38の処理)と、
を有し、
前記第2鋼帯供給処理は、
前記第1の鋼帯の尾端が該第1の鋼帯のパスラインと前記第2の鋼帯のパスラインとの合流点(例えば、デフピンチロール18)を通過後であって且つ前記接続装置において停止するよりも前に、前記第2の鋼帯の先端が前記合流点を通過するように、該第2の鋼帯を前記接続装置に向けて走行させる処理(例えば、ステップS16の処理)を含む
ことを特徴とするものである。
第2の発明は、
第1の鋼帯(例えば、先行材)の尾端と第2の鋼帯(例えば、後行材)の先端とを接続可能な接続装置への鋼帯の供給装置(例えば、第1POR12,第2POR14)であって、
第1の鋼帯を払い出す第1の払出装置(例えば、第1POR12)と、
第2の鋼帯を払い出す第2の払出装置(例えば、第2POR14)と、
前記第1の払出装置から前記第1の鋼帯を払い出し、該第1の鋼帯の尾端を前記接続装置において停止させるとともに、前記第2の払出装置から前記第2の鋼帯を払い出し、該第2の鋼帯の先端を前記接続装置において停止させる制御を実行可能な制御装置(例えば、制御装置60)と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1の鋼帯の尾端が前記第1の鋼帯のパスラインと前記第2の鋼帯のパスラインとの合流点(例えば、デフピンチロール18)を通過後であって且つ前記接続装置において停止するよりも前に、前記第2の鋼帯の先端が前記合流点を通過するように、該第2の鋼帯を前記接続装置に向けて走行させる処理(例えば、ステップS16の処理)を実行可能である
ことを特徴とするものである。
上記の第1の発明および第2の発明によれば、第1の鋼帯の尾端が第1の鋼帯のパスラインと第2の鋼帯のパスラインとの合流点を通過後であって且つ接続装置において停止するよりも前に、第2の鋼帯の先端が合流点を通過するように、第2の鋼帯を接続装置に向けて走行させる処理が行われる。そのため、先行材の尾端が所定の停止位置に到達して停止したのちに後行材の走行を開始するといった従来と比べて、ダウンタイムの短縮化を図ることが可能となる。
本発明によれば、先行材と後行材とが接続された連続鋼帯を連続処理設備に供給できるようになるまでの待ち時間を短縮可能な鋼帯の供給方法および供給装置を提供することができる。
特に、本発明をS20C、SPHC、SPHE、S60C、SK85等の鋼種に適用した場合(先行材と後行材は同じ材質)、鋼種間でダウンタイムの短縮時間に顕著な差が見られず、従来例では平均133秒であったダウンタイムを平均116秒まで短縮することができた。すなわち、約17秒(約13%)のダウンタイムの短縮を図ることができた。
12 第1POR
14 第2POR
16 接続装置
18 デフピンチロール(合流点)
60 制御装置
121 第1パスライン
142 第2パスライン

Claims (2)

  1. 第1の鋼帯の尾端と第2の鋼帯の先端とを接続可能な接続装置への鋼帯の供給方法であって、
    第1の払出装置から前記第1の鋼帯を払い出し、該第1の鋼帯の尾端を該接続装置において停止させる第1鋼帯供給処理と、
    第2の払出装置から前記第2の鋼帯を払い出し、該第2の鋼帯の先端を前記接続装置において停止させる第2鋼帯供給処理と、
    を有し、
    前記第2鋼帯供給処理は、
    前記第1の鋼帯の尾端が該第1の鋼帯のパスラインと前記第2の鋼帯のパスラインとの合流点を通過後であって且つ前記接続装置において停止するよりも前に、前記第2の鋼帯の先端が前記合流点を通過するように、該第2の鋼帯を前記接続装置に向けて走行させる処理を含む
    ことを特徴とする鋼帯の供給方法。
  2. 第1の鋼帯の尾端と第2の鋼帯の先端とを接続可能な接続装置への鋼帯の供給装置であって、
    第1の鋼帯を払い出す第1の払出装置と、
    第2の鋼帯を払い出す第2の払出装置と、
    前記第1の払出装置から前記第1の鋼帯を払い出し、該第1の鋼帯の尾端を前記接続装置において停止させるとともに、前記第2の払出装置から前記第2の鋼帯を払い出し、該第2の鋼帯の先端を前記接続装置において停止させる制御を実行可能な制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1の鋼帯の尾端が前記第1の鋼帯のパスラインと前記第2の鋼帯のパスラインとの合流点を通過後であって且つ前記接続装置において停止するよりも前に、前記第2の鋼帯の先端が前記合流点を通過するように、該第2の鋼帯を前記接続装置に向けて走行させる処理を実行可能である
    ことを特徴とする鋼帯の供給装置。
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