JP2020082120A - 整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 - Google Patents

整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020082120A
JP2020082120A JP2018218436A JP2018218436A JP2020082120A JP 2020082120 A JP2020082120 A JP 2020082120A JP 2018218436 A JP2018218436 A JP 2018218436A JP 2018218436 A JP2018218436 A JP 2018218436A JP 2020082120 A JP2020082120 A JP 2020082120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
hole
nozzle
pouring
sectional area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018218436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7131328B2 (ja
Inventor
武政 村尾
Takemasa Murao
武政 村尾
雅文 宮嵜
Masafumi Miyazaki
雅文 宮嵜
直嗣 吉田
Naotada Yoshida
直嗣 吉田
諸星 隆
Takashi Morohoshi
隆 諸星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2018218436A priority Critical patent/JP7131328B2/ja
Publication of JP2020082120A publication Critical patent/JP2020082120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7131328B2 publication Critical patent/JP7131328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

【課題】双ロール式連続鋳造装置に用いられる注湯ノズルの内部に配設され、比較的簡単な構造で、外ノズルの吐出口から溶融金属プール部への溶融金属の吐出圧力を幅方向に均一化させることができ、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造することが可能な整流部材を提供する。【解決手段】厚さ方向に貫通した貫通孔33を有し、貫通孔33は、溶融金属が供給される側を向く第1面31に開口する断面積A1の第1貫通孔34と、溶融金属が排出される側を向く第2面32に開口する断面積A2の第2貫通孔35と、が連結された構造とされ、第1貫通孔34の断面積A1と第2貫通孔35の断面積A2との面積比A1/A2が1.5以上3.5以下の範囲内、第1面31における第1貫通孔34の全開口面積の割合R(ΣA1)が67.5%以下、第2面32における第2貫通孔35の全開口面積の割合R(ΣA2)が10%以上とされている。【選択図】図3

Description

本発明は、一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて、薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置において、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯する際に使用される注湯ノズルの内部に配設される整流部材、この整流部材を備えた注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法に関するものである。
金属の薄肉鋳片を製造する方法として、内部に水冷構造を有し、互いに逆方向に回転する一対の冷却ロールを備え、回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部にタンディッシュから溶融金属を供給し、前記冷却ロールの外周面に凝固シェルを形成・成長させ、一対の冷却ロールの外周面にそれぞれ形成された凝固シェル同士をロールキス点で圧着して所定の厚さの薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置が提供されている。このような双ロール式連続鋳造装置は、各種金属において適用されている。
上述の双ロール式連続鋳造装置においては、得られた薄肉鋳片に対して直接圧延を行うため、幅方向の板厚が不均一となると、薄肉鋳片の表面割れや圧延時の蛇行等を引き起こすおそれがある。よって、連続鋳造を安定して実施するためには、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造する必要がある。
ここで、上述の双ロール式連続鋳造装置においては、一対の冷却ロール間に形成された溶融金属プール部が、冷却ロールの軸心に平行な長手方向(薄肉鋳片の幅方向)に延在する形状となる。
この溶融金属プール部に注湯ノズルを用いて溶融金属を供給する際に、冷却ロールの軸心に平行な長手方向(薄肉鋳片の幅方向)において、溶融金属の流動が不均一となると、溶融金属プール部の湯面高さが冷却ロールの軸心に平行な長手方向で変動し、薄肉鋳片の幅方向において板厚の不均一が生じることになる。なお、注湯ノズルは、外ノズルとこの外ノズルの内部に挿入される内ノズルとを備えた構造とされており、溶融金属は、内ノズルから外ノズルへと供給され、外ノズルの吐出口から溶融金属プール部へと供給される。
このため、例えば特許文献1−4には、溶融金属プール部に対して溶融金属を幅方向に均一に供給するための各種手段が提案されている。
特許文献1においては、注湯ノズルの内部に1個以上の段差を設け、注湯ノズル内に供給された溶融金属を幅方向に拡げる構成とされている。
特許文献2においては、注湯ノズルの内部に、貫通孔を有するバーを配設し、注湯ノズル内に供給された溶融金属を幅方向に均一に分散させる構成とされている。
特許文献3においては、注湯ノズルの内部に多孔質耐火物を配設し、注湯ノズル内に溶融金属を貯留して幅方向に拡げる構成とされている。
特許文献4においては、注湯ノズルの内部にフロート部を設け、注湯ノズル内に溶融金属を一定量貯留することで幅方向に拡げておき、この状態で注湯ノズルの吐出口から溶融金属を吐出する構成とされている。
特開昭61−165257号公報 特開平11−342455号公報 特開昭64−005648号公報 特開2017−080790号公報
双ロール式の連続鋳造は直接数mmの板を製造するため、その後の圧下比を大きくすることができない。このことから、鋳造時の板厚分布が最終製品の板厚や形状に直結するため、鋳造時の板厚精度が重要である。そこで例えば特許文献1−4には、溶融金属プール部に対して溶融金属を幅方向に均一に供給するための各種手段が提案されてきた。
ところで、特許文献1に記載された手段では、注湯ノズルの内部で溶融金属が凝固してしまい、ノズル閉塞が生じやすく、長時間安定して鋳造を行うことができないおそれがあった。
また、特許文献2に記載された手段では、貫通孔部分に直接注湯された領域では、流動の抵抗が生じにくくなるため、溶融金属プール部の湯面高さが冷却ロールの軸心に平行な長手方向で変動してしまうおそれがあった。
さらに、特許文献3に記載された手段では、多孔質耐火物において目詰まりが生じ、ノズル閉塞が生じやすいといった問題があった。特に、Al脱酸鋼では、その傾向が顕著であった。
また、特許文献4に記載された手段では、注湯ノズルの構造が複雑であり、ノズルの製造コストが大幅に増加するといった問題があった。
本発明は、前述した状況に鑑みてなされたものであって、双ロール式連続鋳造装置に用いられる注湯ノズルの内部に配設され、比較的簡単な構造で、外ノズルの吐出口からの溶融金属の吐出圧力を幅方向に均一化させることができ、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造することが可能な整流部材、この整流部材を備えた注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る整流部材は、回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置において、外ノズルとこの外ノズルの内部に挿入される内ノズルとを備え、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯する注湯ノズルの前記外ノズルの内部に配設される整流部材であって、厚さ方向に貫通した貫通孔を有しており、前記溶融金属が前記貫通孔を通じて流通する構造とされており、前記貫通孔は、前記溶融金属が供給される側を向く第1面に開口する断面積A1の第1貫通孔と、前記溶融金属が排出される側を向く第2面に開口する断面積A2の第2貫通孔と、が連結された構造とされており、前記第1貫通孔の断面積A1と前記第2貫通孔の断面積A2との面積比A1/A2が1.5以上3.5以下の範囲内とされ、前記第1面における前記第1貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA1)が67.5%以下とされ、前記第2面における前記第2貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA2)が10%以上とされていることを特徴としている。
この構成の整流部材によれば、厚さ方向に貫通した貫通孔を有しており、この貫通孔は、前記溶融金属が供給される側を向く第1面に開口する断面積A1の第1貫通孔と、前記溶融金属が排出される側を向く第2面に開口する断面積A2の第2貫通孔と、が連結された構造とされているので、第1貫通孔と第2貫通孔との連結部において断面積が急激に減少し、貫通孔を通過する溶融金属の圧力損失が大きくなる。通常、外ノズル内の溶融金属の速度は、内ノズルのノズル孔から吐出した溶融金属が整流部材に衝突する位置から距離が近いほど速く、衝突位置から距離が遠いほど遅くなる傾向がある。外ノズル内の溶融金属の流速が速いほど外ノズルから溶融金属プール部への溶融金属の吐出圧力が大きくなる。溶融金属の吐出圧力が高い位置では、溶融金属が冷却ロールへ大きく駆け上がり、鋳片が厚くなるため、吐出圧力の不均一により板厚の不均一を生じる。溶融金属の流速が速いほど圧力損失は大きくなるため、本発明の整流部材を用いると、溶融金属の流速が速い内ノズルからの吐出流衝突部で大きく吐出圧力を低減でき、外ノズルから溶融金属プール部への幅方向の吐出圧力が低減・均一化して、冷却ロールへの駆け上がりの不均一が低減し、板厚を幅方向に均一化することができる。
そして、前記第1貫通孔の断面積A1と前記第2貫通孔の断面積A2との面積比A1/A2が1.5以上3.5以下の範囲内とされており、溶融金属の流速が速い位置で溶融金属の流速が遅い位置よりも大きな圧力損失を与えることができ、外ノズル内の溶融金属の流速の分布による溶融金属プール部への吐出圧力の不均一が低減し、板厚を幅方向に均一化することができる。
また、前記溶融金属が供給される側を向く第1面における前記第1貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA1)が67.5%以下とされているので、貫通孔の間の肉厚が確保され、整流部材の強度を確保することができる。
さらに、前記溶融金属が排出される側を向く第2面における前記第2貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA2)が10%以上とされているので、貫通孔の開口面積が確保され、貫通孔の閉塞を抑制することができる。
よって、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を長時間安定して鋳造することが可能となる。
本発明に係る注湯ノズルは、回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置において、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯する注湯ノズルであって、外ノズルと、この外ノズルの内部に挿入される内ノズルと、を備え、前記外ノズルの内部において、前記外ノズルの吐出口よりも上流側、かつ内ノズル吐出口よりも下流側に、上述の整流部材が設置されていることを特徴としている。
この構成の注湯ノズルによれば、外ノズルと、この外ノズルの内部に挿入される内ノズルと、を備え、前記外ノズルの内部において、前記外ノズルの吐出口よりも上流側、かつ内ノズル吐出口よりも下流側に、上述の整流部材を配置しているので、外ノズルの吐出口からの吐出圧力を幅方向に均一化させることができる。これにより、注湯ノズルの吐出口から溶融金属プール部へと、幅方向に均一な圧力で溶融金属を供給でき、冷却ロールへの駆け上がりの不均一を低減し、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造することが可能となる。
本発明に係る双ロール式連続鋳造装置は、回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置であって、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯する注湯ノズルとして、上述の注湯ノズルを備えることを特徴としている。
この構成の双ロール式連続鋳造装置によれば、外ノズルと、この外ノズルの内部に挿入される内ノズルと、を備え、前記外ノズルの内部において、前記外ノズルの吐出口よりも上流側、かつ内ノズル吐出口よりも下流側に、上述の整流部材を配置した注湯ノズルを備えているので、注湯ノズルに供給された溶融金属が整流部材を通過する際の圧力損失によって、外ノズルの吐出口からの吐出圧力を幅方向に均一化させることができる。これにより、注湯ノズルの吐出口孔から溶融金属プール部へと、幅方向に均一な圧力で溶融金属を供給でき、冷却ロールへの駆け上がりの不均一を低減し、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造することが可能となる。
本発明に係る薄肉鋳片の製造方法は、回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する薄肉鋳片の製造方法であって、上述の注湯ノズルを用いて、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯することを特徴としている。
この構成の薄肉鋳片の製造方法によれば、前記外ノズルの吐出口よりも上方に、上述の整流部材を配置した注湯ノズルを用いて、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯しているので、注湯ノズルに供給された溶融金属が整流部材を通過する際の圧力損失によって、外ノズルの吐出口から溶融金属プール部への吐出圧力を幅方向に均一化させることができる。これにより、注湯ノズルの吐出口から溶融金属プール部へと、幅方向に均一な圧力で溶融金属を供給でき、冷却ロールへの駆け上がりの不均一を低減し、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造することが可能となる。
上述のように、本発明によれば、双ロール式連続鋳造装置に用いられる注湯ノズルの内部に配設され、比較的簡単な構造で、外ノズルの吐出口からの溶融金属プール部への吐出圧力を幅方向に均一化させることができ、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造することが可能な整流部材、この整流部材を備えた注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態である薄肉鋳片の製造方法に用いられる双ロール式連続鋳造装置の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態である注湯ノズルの概略説明図である。 本発明の実施形態である整流部材の概略説明図である。 第1貫通孔の断面積A1と第2貫通孔の断面積A2との面積比A1/A2と鋳片板厚変動率との関係を示すグラフである。
以下に、本発明の実施形態である整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法について、添付した図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態では、溶融金属として溶鋼を用いており、鋼材からなる薄肉鋳片1を製造するものとされている。なお、鋼種としては、例えば、0.001〜0.01%C極低炭鋼、0.02〜0.05%低炭鋼、0.06〜0.4%中炭鋼、0.5〜1.2%高炭鋼、SUS304鋼に代表されるオーステナイト系ステンレス鋼、SUS430鋼に代表されるフェライト系ステンレス鋼、3.0〜3.5%Si方向性電磁鋼、0.1〜6.5%Si無方向性電磁鋼等(なお、%は、質量%)が挙げられる。
また、本実施形態では、製造される薄肉鋳片1の幅が500mm以上2000mm以下の範囲内、厚さが1mm以上5mm以下の範囲内とされている。
本実施形態である双ロール式連続鋳造装置10は、図1に示すように、一対の冷却ロール11、11と、薄肉鋳片1を曲げるベンダーロール12、12と、薄肉鋳片1を支持するピンチロール13、13と、一対の冷却ロール11、11の幅方向端部に配設されたサイド堰15と、これら一対の冷却ロール11、11とサイド堰15とによって画成された溶鋼プール部16に供給される溶鋼3を保持するタンディッシュ18と、このタンディッシュ18から溶鋼プール部16へと溶鋼3を供給する注湯ノズル20と、を備えている。
この双ロール式連続鋳造装置10においては、溶鋼3が回転する冷却ロール11,11に接触して冷却されることにより、冷却ロール11,11の周面の上で凝固シェル5、5が成長し、一対の冷却ロール11,11にそれぞれ形成された凝固シェル5、5同士がロールキス点で圧着されることによって、所定厚みの薄肉鋳片1が鋳造される。
本実施形態である注湯ノズル20においては、図2に示すように、外ノズル21と、この外ノズル21の内部に挿入される内ノズル26と、を備えている。
外ノズル21は、内ノズル26が挿入される上部開口部が設けられた上部領域21aと、冷却ロール11の長手方向に沿った底面形状を有する下部領域21bと、上部領域21aと下部領域21bとの連結する連結部21cと、を備えている。下部領域21bの長手方向側面には、溶鋼3の吐出口22が設けられている。
ここで、外ノズル21の下部領域21bの長手方向長さ(冷却ロール11の軸心に平行な長手方向に沿った方向の長さ)は、鋳造する薄肉鋳片1の幅の15〜80%の範囲内に設定されている。
内ノズル26は、図2に示すように、管状をなしており、外ノズル21の上部から挿入されている。なお、この内ノズル26のおいては、溶鋼の供給孔が底面部に形成されている場合、あるいは、下方の側壁部に形成されている場合がある。
ここで、内ノズル26の外径が38mm以上200mm以下の範囲内、内径が30mm以上90mm以下の範囲内、肉厚が4mm以上55mm以下の範囲内とされている。
そして、本実施形態である注湯ノズル20においては、上述の外ノズル21の下部領域21bの内部において、吐出口22よりも上方に、本実施形態である整流部材30が配置されている。
本実施形態である整流部材30は、図3に示すように、厚さ方向に貫通した貫通孔33を有しており、この貫通孔33は、溶鋼が供給される側を向く第1面31に開口する断面積A1の第1貫通孔34と、溶鋼が排出される側を向く第2面32に開口する断面積A2の第2貫通孔35と、が連結された構造とされている。
そして、第1貫通孔34の断面積A1と第2貫通孔35の断面積A2との面積比A1/A2が1.5以上3.5以下の範囲内とされている。
また、溶鋼が供給される側を向く第1面31における第1貫通孔34の全開口面積の割合R(ΣA1)が67.5%以下とされている。
さらに、溶鋼が排出される側を向く第2面32における第2貫通孔35の全開口面積の割合R(ΣA2)が10%以上とされている。
本実施形態である整流部材30においては、上述のように、断面積A1の第1貫通孔34と断面積A2の第2貫通孔35が連結された構造の貫通孔33を備えていることから、この貫通孔33を通過する溶鋼3に対して、外ノズル21内の溶鋼流速が速い位置で十分な圧力損失が生じ、外ノズル21の吐出口22からの溶鋼プール部16への吐出圧力が幅方向に均一化されることになる。
以下に、本実施形態である整流部材30において、貫通孔33の構造を上述のように規定した理由について説明する。
まず、一般に、管(貫通孔)における流体の圧力損失は、管長さ(孔長さ)L、管内径(孔径)d、流体の密度ρ、流体の流速v、管摩擦係数λを用いて、以下の(1)式で表される。
Figure 2020082120
上記(1)式より、流速が速いほど圧力損失が大きくなるため、外ノズル21の吐出口22からの吐出圧力の均一化には圧力損失を大きくすることが重要である。管(貫通孔)の形状によって圧力損失を大きくするためには、管長さ(孔長さ)Lを大きくする、あるいは、管内径(孔径)dを小さくすることになる。
ここで、本実施形態である整流部材30は、外ノズル21の下部領域21bの内部に配置されることから、管長さ(孔長さ)Lを大きくすることは困難である。また、ノズルの閉塞を抑制して、溶鋼を良好に流動させるためには、管内径(孔径)dのサイズにも制限がある。
そこで、溶鋼流量を確保しつつ、より大きな圧力損失を得る方法として、貫通孔33の内部で、孔の断面積を変更することで、圧力損失を生じさせることが考えられる。
流体の進行方向において、管内径(孔径)を急激に縮小した場合には、急激に拡大した場合よりも圧力損失を大きくすることができる。このことから、本実施形態である整流部材30においては、溶鋼が供給される側を向く第1面31に開口する断面積A1の第1貫通孔34と、溶鋼が排出される側を向く第2面32に開口する断面積A2の第2貫通孔35と、が連結された構造とし、第1貫通孔34の断面積A1が第2貫通孔35の断面積A2よりも大きくなるものとした。
ここで、本実施形態である整流部材30において、溶鋼が排出される側を向く第2面32に開口する断面積A2を50mmとし、溶鋼が供給される側を向く第1面31に開口する断面積A1を50〜254mmに変更した試験を行った。アルミ脱酸鋼(Fe−0.001質量%C−0.01質量%Si−0.15質量%Mn−0.008質量%P−0.005質量%S−0.03質量%Al)の薄肉鋳片を、冷却ロールの直径1200mm、鋳造幅800mm、鋳片厚み2.0mmの装置を用いて単位時間当たりの鋳造量を1.1t/分として鋳造し、鋳造開始から4分後の位置から薄肉鋳片を採取した。採取した薄肉鋳片の幅方向鋳片厚みを10mmピッチで測定し、最大板厚から最小板厚を引いた鋳片厚みを平均板厚で割った指標である鋳片板厚変動率を評価した。図4に、横軸を第1貫通孔34の断面積A1と第2貫通孔35の断面積A2との面積比A1/A2とし、縦軸を鋳片板厚変動率とした結果を示す。
本実施形態においては、板厚変動率を5%以下にすることを求められている鋼種を対象としている。A1/A2が1.5未満である場合、あるいは、3.5を超える場合には、鋳片板厚変動率が5%超となり、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を安定して鋳造できない。このため、本実施形態である整流部材30においては、第1貫通孔34の断面積A1と第2貫通孔35の断面積A2との面積比A1/A2を1.5以上3.5以下の範囲内に設定している。
第1貫通孔34の断面積A1と第2貫通孔35の断面積A2との面積比A1/A2の下限は、1.9以上とすることが好ましい。また、A1/A2の上限は、2.6以下とすることが好ましい。
なお、図4は、各貫通孔のA1/A2が全て同一である整流部材におけるデータであるが、実際には、整流部材の各貫通孔のA1/A2は、1.5以上3.5以下であれば、全てが同一でなくてもよい。
また、第1面31における第1貫通孔34の全開口面積の割合R(ΣA1)が67.5%を超える場合には、第1貫通孔34同士の間の間隔が小さくなり、整流部材30自体の強度が低下してしまい、使用時に破損してしまうおそれがある。このため、本実施形態である整流部材30においては、第1面31における第1貫通孔34の全開口面積の割合R(ΣA1)を67.5%以下に規定している。
なお、非定常な鋳造初期の整流部材の強度安定確保のため、第1面31における第1貫通孔34の全開口面積の割合R(ΣA1)は50%以下とすることが好ましい。
さらに、第2面32における第2貫通孔35の全開口面積の割合R(ΣA2)が10%より小さい場合には、第2貫通孔35の断面積が確保できず、溶鋼を良好に流動させることが困難となるおそれがある。このため、本実施形態である整流部材30においては、第2面32における第2貫通孔35の全開口面積の割合R(ΣA2)を10%以上に規定している。
なお、第2面32における第2貫通孔35の全開口面積の割合R(ΣA2)は、小さすぎると鋳造量が多くなった場合に溶鋼の貫通孔通過流量が大きくなり貫通孔が詰まるリスクが高まるため、19%以上とすることが好ましく、25%以上とすることがさらに好ましい。
また、本実施形態である整流部材30においては、圧力損失の確保、及び、強度の確保の観点から、第1貫通孔34の長さを、整流部材30の厚さ(すなわち、貫通孔33の長さ)の15%以上85%以下の範囲内とすることが好ましい。
また、本実施形態である整流部材30においては、上述のように、外ノズル21の下部領域21bの内部に配置されることから、第1面31及び第2面32の面積が4000mm以上70000mm以下の範囲内とされており、整流部材30の厚さ(すなわち、貫通孔33の長さ)が40mm以上200mm以下の範囲内とされていることが好ましい。
また、この整流部材30は、使用に耐え得る十分な強度、耐熱性等を有する耐火物で構成されていることが好ましく、具体的には、CaO・ZrO質,Al,MgO,CaO,SiO,ZrO,SiC,C,BN等、あるいは、これらの混合物で構成することができる。
整流部材30の材質は、使用状況に応じて、適宜選択することが好ましい。例えば、鋳造する材質(鋼種)に対する反応性等を考慮して選択することになる。これにより、貫通孔33の閉塞や損耗を抑制することが可能となる。
次に、上述した双ロール式連続鋳造装置10を用いた本実施形態である薄肉鋳片の製造方法について説明する。
一対の冷却ロール11、11とサイド堰15によって形成された溶鋼プール部16に、タンディッシュ18から注湯ノズル20を介して溶鋼3を供給するとともに、一対の冷却ロール11、11を回転方向Rに向けて、すなわち、一対の冷却ロール11、11同士が近接する領域が薄肉鋳片1の引抜方向(図1においては下方向)に向かうように、それぞれの冷却ロール11、11を回転させる。
すると、冷却ロール11の周面には、凝固シェル5が形成される。そして、冷却ロール11の周面の上で凝固シェル5が成長し、一対の冷却ロール11、11にそれぞれ形成された凝固シェル5、5同士がロールキス点で圧着されることにより、所定厚みの薄肉鋳片1が鋳造される。
ここで、本実施形態においては、タンディッシュ18から内ノズル26を介して外ノズル21内に溶鋼3が供給される。
このとき、外ノズル21の下部領域21bの内部において、吐出口22よりも上方に、本実施形態である整流部材30が配置されているので、整流部材30に設けられた貫通孔33を通過する溶鋼3に対して圧力損失が生じ、溶鋼3の外ノズル21からの吐出圧力が幅方向で均一化することになる。
以上のような構成とされた本実施形態である整流部材30によれば、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔33を有しており、この貫通孔33は、溶鋼3が供給される側を向く第1面31に開口する断面積A1の第1貫通孔34と、溶鋼3が排出される側を向く第2面32に開口する断面積A2の第2貫通孔35と、が連結された構造とされているので、第1貫通孔34と第2貫通孔35との連結部において断面積が急激に減少し、貫通孔33を通過する溶鋼3に対する圧力損失が大きくなる。これにより、注湯ノズル20に供給された溶鋼3の流速分布によらず、外ノズル21から溶鋼プール部16への吐出圧力を幅方向に均一化することができる。
そして、第1貫通孔34の断面積A1と第2貫通孔35の断面積A2との面積比A1/A2が1.5以上3.5以下の範囲内とされており、溶鋼流速が速い位置で、溶鋼流速が遅い位置よりも大きな圧力損失を得ることができ、外ノズル21内の流速分布によらず、外ノズル21から溶鋼プール部16への吐出圧力を幅方向に均一化することができる。
また、溶鋼3が供給される側を向く第1面31における第1貫通孔34の全開口面積の割合R(ΣA1)が67.5%以下とされているので、第1貫通孔34の間の肉厚が確保され、整流部材30の強度を確保することができる。
さらに、溶鋼3が排出される側を向く第2面32における第2貫通孔35の全開口面積の割合R(ΣA2)が10%以上とされているので、第2貫通孔35の開口面積が確保され、第2貫通孔35の閉塞を抑制することができる。
また、本実施形態である注湯ノズル20によれば、外ノズル21の下部領域21bの内部において、吐出口22よりも上方に、上述の整流部材30が配置されているので、注湯ノズル20に供給された溶鋼3を、整流部材30の貫通孔33を通過する際の圧力損失によって、外ノズル21の吐出口22から溶鋼プール部16への溶鋼の吐出圧力を幅方向に均一化させることができる。これにより、吐出口22から溶鋼プール部16に対して、幅方向の冷却ロール11への駆け上がりを均一化することができ、幅方向で湯面高さが一定となり、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片1を製造することが可能となる。
さらに、本実施形態である双ロール式連続鋳造装置10及び薄肉鋳片の製造方法によれば、外ノズル21の下部領域21bの内部において、吐出口22よりも上方に、上述の整流部材30が配置された注湯ノズル20を用いているので、注湯ノズル20に供給された溶鋼3を、整流部材30の貫通孔33を通過する際の圧力損失によって、注湯ノズル20に供給された溶鋼3の流速分布によらず、外ノズル21から溶鋼プール部16への吐出圧力を幅方向に均一化することができ、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片1を製造することが可能となる。
以上、本発明の実施形態である整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、薄肉鋳片の製造方法、について具体的に説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、図1に示すように、ベンダーロール及びピンチロールを配設した双ロール式連続鋳造装置を例に挙げて説明したが、これらのロール等の配置に限定はなく、適宜設計変更してもよい。
以下に、本発明の効果を確認すべく、実施した実験結果について説明する。
図1に示す双ロール式連続鋳造装置を用いて、下記の条件で、アルミ脱酸鋼(Fe−0.001質量%C−0.01質量%Si−0.15質量%Mn−0.008質量%P−0.005質量%S−0.03質量%Al)の薄肉鋳片を製造した。
タンディッシュ容量:5t
冷却ロールの直径:1200mm
鋳造幅:800mm
鋳造雰囲気:Ar
鋳片厚み:2.0mm
鋳片幅:800mm
単位時間当たりの鋳造量:1.1t/分
ここで、注湯ノズルの内部に設置する整流部材として、表1に示す構造のものを用いた。
そして、鋳造時における注湯ノズルの閉塞の有無を確認した。また、鋳造終了後に整流部材を観察し、整流部材の破損の有無を確認した。さらに、鋳造した薄肉鋳片の板厚の変動を評価した。
板厚の変動は、鋳造開始から4分後の位置の薄肉鋳片の板幅方向の板厚を、マイクロメータを用いて10mmピッチで測定した。鋼種によって最大板厚と最小板厚の板厚差を平均板厚で割った指標である鋳片板厚変動率を5%以下にすることが求められることから、本実施例においては、鋳片板厚変動率が5%を超えたものを、板厚精度「×」、鋳片板厚変動率が5%以下のものを、板厚精度「〇」と評価した。評価結果を表1に示す。
Figure 2020082120
第1貫通孔の断面積A1と第2貫通孔の断面積A2を同一とした比較例1においては、板厚精度が「×」となった。溶鋼の圧力損失が不十分であり、溶鋼を幅方向に均一化することができなかったためと推測される。
第1貫通孔の断面積A1と第2貫通孔の断面積A2との面積比A1/A2が4.0とされた比較例2においては、板厚精度が「×」となった。整流部材の強度を確保するために貫通孔の個数を少なくしたことから、溶鋼を幅方向に均一化することができなかったためと推測される。
第2面における第2貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA2)が8.3%とされた比較例3,5においては、ノズル閉塞が認められた。このため、薄肉鋳片の板厚については評価しなかった。
第1面における前記第1貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA1)が78.2%とされた比較例4、及び、第1面における前記第1貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA1)が69.9%とされた比較例6においては、整流部材の破損が認められた。このため、薄肉鋳片の板厚については評価しなかった。
これに対して、第1貫通孔の断面積A1と第2貫通孔の断面積A2との面積比A1/A2が1.5以上3.5以下の範囲内とされ、第1面における第1貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA1)が67.5%以下、かつ、第2面における前記第2貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA2)が10%以上とされた本発明例1〜10においては、整流部材の破損、及び、ノズルの閉塞は認められず、安定して鋳造することができた。そして、板厚精度が「〇」であり、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造することができた。
以上の結果から、本発明例の整流部材によれば、比較的簡単な構造で、外ノズルの吐出口から溶融金属プール部への溶融金属の吐出圧力を幅方向に均一化させることができ、幅方向の板厚が均一な薄肉鋳片を製造することが可能であることが確認された。
1 薄肉鋳片
3 溶鋼
20 注湯ノズル
21 外ノズル
22 吐出口
26 内ノズル
30 整流部材
31 第1面
32 第2面
33 貫通孔
34 第1貫通孔
35 第2貫通孔

Claims (4)

  1. 回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置において、外ノズルとこの外ノズルの内部に挿入される内ノズルとを備え、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯する注湯ノズルの前記外ノズルの内部に配設される整流部材であって、
    厚さ方向に貫通した貫通孔を有しており、前記溶融金属が前記貫通孔を通じて流通する構造とされており、
    前記貫通孔は、前記溶融金属が供給される側を向く第1面に開口する断面積A1の第1貫通孔と、前記溶融金属が排出される側を向く第2面に開口する断面積A2の第2貫通孔と、が連結された構造とされており、
    前記第1貫通孔の断面積A1と前記第2貫通孔の断面積A2との面積比A1/A2が1.5以上3.5以下の範囲内とされ、
    前記第1面における前記第1貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA1)が67.5%以下とされ、
    前記第2面における前記第2貫通孔の全開口面積の割合R(ΣA2)が10%以上とされていることを特徴とする整流部材。
  2. 回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置において、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯する注湯ノズルであって、
    外ノズルと、この外ノズルの内部に挿入される内ノズルと、を備え、
    前記外ノズルの内部において、前記外ノズルの吐出口よりも上流側、かつ内ノズル吐出口よりも下流側に、請求項1に記載の整流部材が設置されていることを特徴とする注湯ノズル。
  3. 回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置であって、
    前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯する注湯ノズルとして、請求項2に記載の注湯ノズルを備えることを特徴とする双ロール式連続鋳造装置。
  4. 回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属プール部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて薄肉鋳片を製造する薄肉鋳片の製造方法であって、
    請求項2に記載の注湯ノズルを用いて、前記溶融金属プール部に前記溶融金属を注湯することを特徴とする薄肉鋳片の製造方法。
JP2018218436A 2018-11-21 2018-11-21 整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 Active JP7131328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018218436A JP7131328B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018218436A JP7131328B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020082120A true JP2020082120A (ja) 2020-06-04
JP7131328B2 JP7131328B2 (ja) 2022-09-06

Family

ID=70905399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018218436A Active JP7131328B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7131328B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7397323B2 (ja) 2020-06-11 2023-12-13 日本製鉄株式会社 双ドラム式連続鋳造装置用浸漬ノズル

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS645648A (en) * 1987-06-30 1989-01-10 Nippon Steel Corp Pouring nozzle for metal strip continuous casting apparatus
JP2017080790A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 新日鐵住金株式会社 双ドラム式連続鋳造装置用浸漬ノズル、双ドラム式連続鋳造装置及び薄肉鋳片の製造方法
JP2017140635A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 新日鐵住金株式会社 薄肉鋳片の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS645648A (en) * 1987-06-30 1989-01-10 Nippon Steel Corp Pouring nozzle for metal strip continuous casting apparatus
JP2017080790A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 新日鐵住金株式会社 双ドラム式連続鋳造装置用浸漬ノズル、双ドラム式連続鋳造装置及び薄肉鋳片の製造方法
JP2017140635A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 新日鐵住金株式会社 薄肉鋳片の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7397323B2 (ja) 2020-06-11 2023-12-13 日本製鉄株式会社 双ドラム式連続鋳造装置用浸漬ノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JP7131328B2 (ja) 2022-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6129435B1 (ja) 連続鋳造法
JP6439762B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP7284403B2 (ja) 双ロール式連続鋳造装置および双ロール式連続鋳造方法
JP6003851B2 (ja) 連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法
JP2020082120A (ja) 整流部材、注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法
EP3488947B1 (en) Continuous steel casting method
JP6135616B2 (ja) 連続鋳造鋳片の幅方向均一冷却鋳造方法及び連続鋳造設備
JP6365604B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
CN105665662B (zh) 基于esp线的药芯焊丝用钢制造方法
CN109689247B (zh) 钢的连续铸造方法
CN109475930B (zh) 连续铸造用铸模及钢的连续铸造方法
JP7230597B2 (ja) 注湯ノズル、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法
JP3588411B2 (ja) ステンレス鋼の連続鋳造方法
JP6497200B2 (ja) ストリップ鋳造装置用浸漬ノズルおよびストリップ鋳造装置
JP2001321901A (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP3984476B2 (ja) 気泡欠陥の少ない鋳片の連続鋳造方法及び製造された鋳片
JPWO2019203137A1 (ja) 鋼の連続鋳造方法
KR100940680B1 (ko) 박슬라브 연속주조용 깔대기형 주형
JP2023017235A (ja) 双ロール式連続鋳造装置用浸漬ノズル、双ロール式連続鋳造装置、および、薄肉鋳片の製造方法
US20230339014A1 (en) Release Agent-Free Aluminium Strip Casting
JP6558257B2 (ja) 双ドラム式連続鋳造装置用浸漬ノズル、双ドラム式連続鋳造装置及び薄肉鋳片の製造方法
JP2023141391A (ja) 鋼の連続鋳造方法
KR101400035B1 (ko) 고품질 주편 제조방법
JP2002153947A (ja) 溶鋼の連続鋳造方法
JP2024047886A (ja) 連続鋳造用鋳型及び連続鋳造用鋳型の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220808

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7131328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151