JP2020080914A - 軟性装具 - Google Patents

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Ikuko Shirai
郁子 白井
憲太 斉藤
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【課題】治療対象部位の関節の動きを阻害することなく、当該治療対象部位の関節を安定させ、疼痛軽減のためにホールドする軟性装具を提供する。【解決手段】本発明は、平面部1aと、記平面部の一端に設けられた第1及び第2の突出部1b,1cと、平面部の他端に設けられた第3及び第4の突出部1d,1eと、第3及び第4の突出部に設けられた面ファスナー2とを備え、平面部、第1乃至第4の突出部は合成ゴム部材を成型したものであり、患者への装着時には、第1の突出部の裏面を第3の突出部の面ファスナーに係合させ第1装着部とし、第2の突出部の裏面を第4の突出部の面ファスナーに係合させ第2装着部とし、第1装着部と第2装着部の間が患者の関節部分に位置する開口部を形成する軟性装具である。【選択図】図1

Description

本発明は、疾患の治療目的で使用される軟性装具に関する。
従来、へバーデン(Heberden)結節は、変形性関節症に伴う骨棘形成と滑膜炎により関節部に隆起をきたすもので、指の遠位指節間関節が変形して曲がる症状が現れ、疼痛も伴うことから、日常生活を阻害する場合がある。同へバーデン結節は、特に閉経後の女性に多いと報告されており、一般人口中の平均発生頻度は31.0%、30歳代10.6%、40歳代20.7%、50歳代28.6%、60歳代35.3%、70歳代50.5%、80歳代59.1%であると述べている文献もある。このようなヘバーデン結節の治療については、現在のところ、安静、疼痛軽減のためにテーピングまたは硬性装具を装着する、または手術での関節固定術、服薬、注射等がある。しかしながら、硬性装具を装着する場合には、第1関節の動きを阻害する可能性があり、関節固定術によれば除痛は期待できるものの、指の可動域は制限されてしまう。そこで、今日では、へバーデン結節の治療に用いる軟性装具の実現が嘱望されている。
ここで、適用目的が、靭帯等の外傷や障害予防、外傷後のリハビリテーション、外傷の再発予防であれば、一般に、シーネ等が広く用いられている。
例えば、特許文献1では、テーピングすべき部位の周囲に当接され、その外表面の一部又は全部に面結合及びその分離が自在な第1のファスナーを形成して成る当て材と、帯状の表面及び裏面の一部又は全部に第1のファスナーとの面結合及びその分離が自在な第2のファスナーが形成され、当て材に巻かれるテーピング材とを有することを特徴とするテーピング用具が開示されている。
実開昭63−56024号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたものは、へバーデン(Heberden)結節のような症例に対して、指の関節の動きを阻害することなく、当該指の関節を安定させ、疼痛軽減のためにホールドする工夫は、開示も示唆もされていなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、治療対象部位の関節の動きを阻害することなく、当該治療対象部位の関節を安定させ、疼痛軽減のためにホールドする軟性装具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る軟性装具は、平面部と、前記平面部の一端に設けられた複数の第1の突出部と、前記平面部の他端に設けられた複数の第2の突出部と、前記第2の突出部に設けられた面ファスナーと、を備え、前記平面部、前記第1及び第2の突出部は、合成ゴム部材を成型したものである。
本発明の他の態様に係る軟性装具は、平面部と、前記平面部の一端に設けられた複数の第1の突出部と、前記平面部の他端に設けられた複数の第2の突出部と、前記第2の突出部に設けられた面ファスナーと、を備え、前記平面部、前記第1及び第2の突出部は、合成ゴム部材を成型したものであり、患者への装着時には、前記第1の突出部の1つの裏面を前記第2の突出部の1つの面ファスナーに係合させ第1装着部とし、前記第1の突出部の他の1つの裏面を前記第2の突出部の他の1つの面ファスナーに係合させ第2装着部とし、前記第1装着部と前記第2装着部の間が前記患者の関節部分に位置する開口部を形成する。
上記態様において、前記合成ゴム部材は、ネオプレン(登録商標)であってよい。
本発明によれば、治療対象部位の関節の動きを阻害することなく、当該治療対象部位の関節を安定させ、疼痛軽減のためにホールドする軟性装具を提供することができる。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る軟性装具の平面図、図1(b)は同軟性装具の側面図である。 図2(a)、図2(b)は、同軟性装具の使用状態説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。
図1(a)には、本発明の一実施形態に係る軟性装具の平面図、図1(b)には、同軟性装具の側面図を示し、説明する。
これらの図に示されるように、本実施形態に係る軟性装具1は、合成ゴム部材を図示のように成型して構成されている。即ち、平面部1aと、当該平面部1aの両端から突出した各2つの突出部1b、1c、1d,1eとで構成されている。そして、一方の突出部1d,1eには、面ファスナー2が貼り付けられている。この例では、突出部1b,1c,1d,1eを同じ大きさとしているが、これに限定されず、異なる大きさとしてもよいことは勿論である。例えば、指は末梢ほど細くなるので、それに合わせて末梢側の突出部を少し短くなるよう構成してもよい。また、この例では、各端から2つの突出部が延出している例を示したが、これに限定されず、更に複数の突出部を各端に有する構成としてもよいことは勿論である。
合成ゴム部材としては、合成ゴム(クロロプレン)12の芯材の表裏に薄いナイロン又はポリエステルの被覆材11,13を貼り付けた、ネオプレン(登録商標)を採用することができる。但し、これには限定されない。この実施形態では、厚さ1mmの合成ゴム部材を採用することを想定しているが、1mm〜3mmの合成ゴム部材を適宜採用できる。尚、突出部1b乃至1eの厚さを平面部1aの厚さに比べて薄くして、装着部分の総厚みを抑えることもできる。
また、面ファスナー2は、面的に着脱できるファスナーであって、マジックテープ(登録商標)やベルクロ(登録商標)を採用することが可能である。面ファスナー2は、矢尻型の複数のフックを備えており、当該フックが合成ゴム部材の被覆材に係合することで突出部1bの裏面が突出部1dの面ファスナー2に貼り付き、突出部1cの裏面が突出部1eの面ファスナー2に貼り付く。
実際に患者に本実施形態に係る軟性装具1を装着した様子は、図2(a)、図2(b)に示される通りである。図2(a)は、手のひら側から装着の様子を示した図であり、図2(b)は、手の甲側から装着の様子を示した図である。前述したように、軟性装具1の突出部1bは突出部1dの面ファスナー1に貼り付き、突出部1cは突出部1eの面ファスナー2に貼り付くので、指の裏側の関節部分に、開口部が形成される。この開口部の存在により、本軟性装具1を装着した場合であっても、指の関節を安定させ、疼痛軽減のためにホールドしつつ、適度に関節部分を曲げることが可能となる。
なお、本実施形態に係る軟性装具を、図2で図示したのとは反対に、即ち、装着を手の甲側に、平面の方を掌側に装着することも可能である。平面の方を掌側に装着することで屈曲制限が強くなるためより関節の動揺性を防ぐことができる。また掌側の関節部に更に小さな穴を開ければ、手指屈曲時の装具装着による抵抗を減じることができ、関節部分を曲げやすくすることができる。
従って、本実施形態に係る軟性装具によれば、運動時の関節動揺を防ぎ、除痛も期待することができる。さらに、伸展位保持作用により、指が曲がってしまう変形を抑制することも期待することができる。また、合成ゴム部材を用いた本軟性装具は、伸縮性があり装着感もよい。そして、患部の腫れの程度が日によって異なる場合もあるが、随時、サイズ調整をすることも可能である。
ここで、一般に、へバーデン結節では、滑膜炎が生じ、第一関節の手の甲側に膨らみができ、液体がたまる。この液体は、本来は関節内にあるものだが、関節包が破れ、嚢腫茎を介し手の甲側に現れると言われている。この滑膜炎は、疼痛を伴うことから、関節運動をすると特に疼痛が増強し、液体も溜まる可能性がある。
本発明の実施形態に係る軟性装具では、素材の合成ゴム部材に弾性があり、その点でも一般的なテーピングとは明らかに構成、作用が異なっている。腫れ溜まる液体の量も日によって程度が異なる可能性があり、日中、作業で手を使うときと夜間睡眠時とでは、装具の締め付け具合も調整したい場合があるが、本軟性装具では、調整が容易で、フィット感が得られやすい。また、テーピングのように、日々、巻き直しを繰り返す必要もなく、また皮膚を痛めることもないので、安全性も高い。
また、一般に、指は力を抜いていると第一関節も曲がっていることが多く、物を掴むときも曲げていることが多いが、へバーデン結節の患者の中には、第一関節の手の甲側に液体も溜まり、伸ばすことが難しくなる症例も存在する。症例の進行具合によるが、本軟性装具によれば、伸展位保持する時間が長くなる(即ち、力を抜いている時間も伸展位を取れる)ので、屈曲変形の進行遅延、予防にも繋がる可能性がある。
そのほか、本軟性装具は、患部を関節の可動を確保しつつホールドするので、疾患の進行の過程で、指の変形を効果的に防止するのに寄与する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
例えば、軟性装具の可能性としては、腱損傷など他の疾患に対しても、その効果を期待することができる。
1…軟性装具
1a…平面部
1b…突出部
1c…突出部
1d…突出部
1e…突出部
2…面ファスナー。

Claims (3)

  1. 平面部と、
    前記平面部の一端に設けられた複数の第1の突出部と、
    前記平面部の他端に設けられた複数の第2の突出部と、
    前記第2の突出部に設けられた面ファスナーと、を備え、
    前記平面部、前記第1及び第2の突出部は、合成ゴム部材を成型したものである
    軟性装具。
  2. 平面部と、
    前記平面部の一端に設けられた複数の第1の突出部と、
    前記平面部の他端に設けられた複数の第2の突出部と、
    前記第2の突出部に設けられた面ファスナーと、を備え、
    前記平面部、前記第1及び第2の突出部は、合成ゴム部材を成型したものであり、
    患者への装着時には、前記第1の突出部の1つの裏面を前記第2の突出部の1つの面ファスナーに係合させ第1装着部とし、前記第1の突出部の他の1つの裏面を前記第2の突出部の他の1つの面ファスナーに係合させ第2装着部とし、前記第1装着部と前記第2装着部の間が前記患者の関節部分に位置する開口部を形成する
    軟性装具。
  3. 前記合成ゴム部材は、ネオプレンである
    請求項1又は請求項2に記載の軟性装具。
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