JP2020080039A - インクジェット印刷システム - Google Patents

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【課題】 互いに隣接する画像同士の境界部分において不必要な線が現れることを抑えることができるインクジェット印刷システムを提供する。【解決手段】 インクジェット印刷システムは、リピート基本画像60をドットの表現に変換するスクリーニング処理を実行するコンピューターと、コンピューターによってスクリーニング処理が実行された、同一のリピート基本画像60を複数隣接させて印刷するインクジェットプリンターとを備え、コンピューターは、インクジェットプリンターによって互いに隣接して印刷される複数のリピート基本画像60同士の隣接方向において、リピート基本画像60のうち右側や下側の端部のドットの配置を、このリピート基本画像60のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他のリピート基本画像60の部分のドットの配置とも連続性を有するものにすることを特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、同一の画像を複数隣接させて印刷するインクジェット印刷システムに関する。
従来、同一の画像を複数隣接させて印刷するインクジェット印刷システムとして、互いに隣接する画像同士の境界部分のデータを模様が連続するように修正した後、修正した画像を複数隣接させて壁紙用紙、カーテン生地用布、ふすま紙用紙、壁装材用材料などの媒体に印刷するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−232910号公報
しかしながら、従来のインクジェット印刷システムにおいては、互いに隣接する画像同士の境界部分のデータを模様が連続するように修正することができるものの、画像をスクリーニング処理によってドットの表現に変換した場合に、互いに隣接する画像同士の境界部分において、ドットの配置に連続性が無いことに起因する、ノイズのような不必要な線が現れるという問題がある。
そこで、本発明は、互いに隣接する画像同士の境界部分において不必要な線が現れることを抑えることができるインクジェット印刷システムを提供することを目的とする。
本発明のインクジェット印刷システムは、画像をドットの表現に変換するスクリーニング処理を実行するスクリーニング処理部と、前記スクリーニング処理部によってスクリーニング処理が実行された、同一の前記画像を複数隣接させて印刷する画像印刷部とを備え、前記スクリーニング処理部は、前記画像印刷部によって互いに隣接して印刷される複数の前記画像同士の隣接方向において、前記画像のうち少なくとも一方の端部のドットの配置を、この画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他の前記画像の部分のドットの配置とも連続性を有するものにすることを特徴とする。
この構成により、本発明のインクジェット印刷システムは、互いに隣接して印刷される複数の画像同士の隣接方向において、画像のうち少なくとも一方の端部のドットの配置を、この画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他の画像の部分のドットの配置とも連続性を有するものにするので、互いに隣接する画像同士の境界部分においてドットの配置に連続性を持たせることができ、その結果、互いに隣接する画像同士の境界部分において不必要な線が現れることを抑えることができる。
本発明のインクジェット印刷システムにおいて、前記スクリーニング処理部は、ディザマトリックスを使用してドットの配置を決定するディザ法によって前記スクリーニング処理を実行する場合、前記画像のうち前記端部に使用する前記ディザマトリックスを、この画像のうちこの端部に隣接する部分に使用する前記ディザマトリックスだけでなく、この端部に隣接する、他の前記画像の部分に使用する前記ディザマトリックスとも連続性を有するものにしても良い。
この構成により、本発明のインクジェット印刷システムは、ディザマトリックスを使用してドットの配置を決定するディザ法によってスクリーニング処理を実行する場合、画像のうち端部に使用するディザマトリックスを、この画像のうちこの端部に隣接する部分に使用するディザマトリックスだけでなく、この端部に隣接する、他の画像の部分に使用するディザマトリックスとも連続性を有するものにするので、画像のうち端部のドットの配置を、この画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他の画像の部分のドットの配置とも連続性を有するものにすることを容易化することができる。
本発明のインクジェット印刷システムにおいて、前記スクリーニング処理部は、周囲のドットの二値化誤差を使用してドットの配置を決定する誤差拡散法によって前記スクリーニング処理を実行する場合、前記画像のうち前記端部のドットの配置を決定するときに、この画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの二値化誤差だけでなく、この端部に隣接する、他の前記画像の部分のドットの二値化誤差をも使用しても良い。
この構成により、本発明のインクジェット印刷システムは、周囲のドットの二値化誤差を使用してドットの配置を決定する誤差拡散法によってスクリーニング処理を実行する場合、画像のうち端部のドットの配置を決定するときに、この画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの二値化誤差だけでなく、この端部に隣接する、他の画像の部分のドットの二値化誤差をも使用するので、画像のうち端部のドットの配置を、この画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他の画像の部分のドットの配置とも連続性を有するものにすることを容易化することができる。
本発明のインクジェット印刷システムは、互いに隣接する画像同士の境界部分において不必要な線が現れることを抑えることができる。
本発明の一実施の形態に係るインクジェット印刷システムのブロック図である。 図1に示すコンピューターのブロック図である。 図2に示すコンピューターによって生成されるプリント用データの一例を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターによって生成される印刷物の一例を示す図である。 図2に示すコンピューターによってディザ法によるスクリーニング処理を実行する場合のリピート基本画像の一例を示す図である。 (a)図2に示すコンピューターによってディザ法によるスクリーニング処理を実行する場合の合成前のディザマトリックスの一例を示す図である。 (b)合成後の図6(a)に示すディザマトリックスの一例を示す図である。 図2に示すコンピューターによって誤差拡散法によるスクリーニング処理を実行する場合のリピート基本画像の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るインクジェット印刷システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るインクジェット印刷システム10のブロック図である。
図1に示すように、インクジェット印刷システム10は、画像をドットの表現に変換するスクリーニング処理を実行するスクリーニング処理部としてのPC(Personal Computer)などのコンピューター20と、コンピューター20によってスクリーニング処理が実行された、同一の画像を複数隣接させて印刷する画像印刷部としてのインクジェットプリンター30とを備えている。
図2は、コンピューター20のブロック図である。
図2に示すように、コンピューター20は、種々の操作が入力されるキーボード、マウスなどの入力デバイスである操作部21と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部23と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部24と、コンピューター20全体を制御する制御部25とを備えている。
記憶部24は、画像をインクジェットプリンター30によって印刷するためのドットの配置のデータであるプリント用データに変換するRIP(Raster Image Processor)ソフトウェア24aを記憶している。RIPソフトウェア24aは、例えば、コンピューター20の製造段階でコンピューター20にインストールされていても良いし、USB(Universal Serial Bus)メモリー、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)などの外部の記憶媒体からコンピューター20に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からコンピューター20に追加でインストールされても良い。
制御部25は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部24に記憶されているプログラムを実行する。
次に、インクジェット印刷システム10の動作について説明する。
利用者は、特定の画像のインクジェットプリンター30による印刷を操作部21を介してコンピューター20に指示することができる。ここで、利用者は、同一の画像を複数隣接させて印刷する機能であるStep&Repeatによる印刷をコンピューター20に指示することができる。Step&Repeatは、例えば花柄の画像やペイズリー柄の画像など、縦横に繰り返して印刷されることが想定されている柄の画像(以下「リピート基本画像」という。)を、縦横に繰り返して一面に印刷する機能であり、例えば、テキスタイルへの印刷や、壁紙の印刷などに利用される機能である。
コンピューター20の制御部25は、Step&Repeatによる画像の印刷が指示されると、RIPソフトウェア24aを実行することによって、リピート基本画像のカラー値をドットの表現に変換するスクリーニング処理(ハーフトーン処理)を実行することによって、プリント用データ40(図3参照。)を生成する。そして、制御部25は、プリント用データ40と、プリント用データ40によって示されるリピート基本画像を縦横に何個ずつ印刷するかという情報とを、通信部23を介してインクジェットプリンター30に送信する。
図3は、コンピューター20によって生成されるプリント用データ40の一例を示す図である。
図3に示すように、プリント用データ40は、縦横に繰り返して印刷されることが想定されている柄の画像、すなわち、リピート基本画像をドットの配置で表現したデータである。
インクジェットプリンター30は、プリント用データ40と、プリント用データ40によって示されるリピート基本画像を縦横に何個ずつ印刷するかという情報とがコンピューター20から送信されてくると、コンピューター20から送信されてきた情報に応じた個数のリピート基本画像を、プリント用データ40に応じて縦横に並べて印刷することによって、印刷物50(図4参照。)を生成する。
図4は、インクジェットプリンター30によって生成される印刷物50の一例を示す図である。
図4に示すように、印刷物50は、プリント用データ40(図3参照。)によって示されるリピート基本画像51が縦横に並べて媒体に印刷されたものである。なお、図4には、隣接するリピート基本画像51同士の境界線51aが理解の容易のために示されている。しかしながら、境界線51aは、実際の印刷物50上には現れない。
以下、コンピューター20におけるスクリーニング処理について詳細に説明する。
スクリーニング処理は、リピート基本画像の例えば左端から横方向に延在する1行分を右端に向かって処理することを、縦方向において上端から下端に向かって行毎に繰り返すラスタースキャン方式の処理である。すなわち、リピート基本画像の左側の端部や上側の端部は、スクリーニング処理のうち、始まりの処理の対象であり、リピート基本画像の右側の端部や下側の端部は、スクリーニング処理のうち、終わりの処理の対象である。したがって、同一のリピート基本画像の内部においては、横方向に互いに隣接する部分同士のドットの配置が連続するようにスクリーニング処理が実行されるので、これらの部分同士の間において縦方向に延在する不必要な線が現れることが抑えられるが、横方向に互いに隣接するリピート基本画像同士の境界部分においては、通常は、ドットの配置に連続性が無いので、これらのリピート基本画像同士の間において縦方向に延在する不必要な線が現れる場合がある。同様に、同一のリピート基本画像の内部においては、縦方向に互いに隣接する部分同士のドットの配置が連続するようにスクリーニング処理が実行されるので、これらの部分同士の間において横方向に延在する不必要な線が現れることが抑えられるが、縦方向に互いに隣接するリピート基本画像同士の境界部分においては、通常は、ドットの配置に連続性が無いので、これらのリピート基本画像同士の間において横方向に延在する不必要な線が現れる場合がある。
しかしながら、コンピューター20の制御部25は、RIPソフトウェア24aを実行することによって、インクジェットプリンター30によって互いに隣接して印刷される複数のリピート基本画像同士の隣接方向において、リピート基本画像のうち少なくとも一方の端部のドットの配置を、このリピート基本画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他のリピート基本画像の部分のドットの配置とも連続性を有するものにする。
ここで、スクリーニング処理には、ディザマトリックスを使用してドットの配置を決定するディザ法によるスクリーニング処理と、周囲のドットの二値化誤差を使用してドットの配置を決定する誤差拡散法によるスクリーニング処理とが存在する。
まず、ディザ法によるスクリーニング処理について説明する。
図5は、コンピューター20によってディザ法によるスクリーニング処理を実行する場合のリピート基本画像60の一例を示す図である。
コンピューター20の制御部25は、ディザ法によるスクリーニング処理を実行する場合、図5に示すように、リピート基本画像60のサイズと、ディザマトリックスのサイズとに基づいて、リピート基本画像60に対してディザマトリックスを縦横に何回繰り返すかを算出することができる。そして、制御部25は、適切なディザマトリックスを使用してスクリーニング処理を実行する。
図5には、リピート基本画像60同士の境界61が理解の容易のために太線で示されているとともに、ディザマトリックス同士の境界62が理解の容易のために細線で示されている。しかしながら、境界61および境界62は、実際のリピート基本画像60には現れない。図5においては、例えば、リピート基本画像60のサイズが縦1836ドット、横2710ドット分であり、基本となるディザマトリックス63のサイズが縦512ドット、横512ドットである。したがって、右端の上端から下端へ向けて3個分のディザマトリックス64のそれぞれのサイズが縦512ドット、横150ドットであり、下端の左端から右端へ向けて5個分のディザマトリックス65のそれぞれのサイズが縦300ドット、横512ドットであり、右端の下端のディザマトリックス66のサイズが縦300ドット、横150ドットである。
ディザマトリックス63は、右側に隣接するディザマトリックス63と、下側に隣接するディザマトリックス63との全てと連続性を有するように設定されている。
ディザマトリックス64は、左側に隣接するディザマトリックス63と、右側に隣接するディザマトリックス63と、下側に隣接するディザマトリックス64との全てと連続性を有するように設定されている。
ディザマトリックス65は、上側に隣接するディザマトリックス63と、下側に隣接するディザマトリックス63と、右側に隣接するディザマトリックス65との全てと連続性を有するように設定されている。
ディザマトリックス66は、上側に隣接するディザマトリックス64と、下側に隣接するディザマトリックス64と、左側に隣接するディザマトリックス65と、右側に隣接するディザマトリックス65との全てと連続性を有するように設定されている。
図6(a)は、コンピューター20によってディザ法によるスクリーニング処理を実行する場合の合成前のディザマトリックスの一例を示す図である。図6(b)は、合成後の図6(a)に示すディザマトリックスの一例を示す図である。
ディザマトリックスは、横方向における両側のディザマトリックスとの連続性を有するために、横方向において、例えば40ドットなど、特定のサイズが必要である。したがって、制御部25は、横方向におけるディザマトリックスのサイズが特定のサイズ未満である場合に、このディザマトリックスを、横方向に隣接するディザマトリックスと合成する。例えば、ディザマトリックス64は、図6(a)に示すように、横方向におけるサイズが39ドットである場合、図6(b)に示すように、左側のディザマトリックス63と合成されて横方向におけるサイズが40ドット以上にされる。以上においては、横方向について説明したが、縦方向についても同様である。すなわち、制御部25は、縦方向におけるディザマトリックスのサイズが特定のサイズ未満である場合に、このディザマトリックスを、縦方向に隣接するディザマトリックスと合成する。
コンピューター20の制御部25によって使用されるディザマトリックスは、全てのパターンが記憶部24に記憶されていても良い。例えば、n、mがそれぞれ40から551までの整数である場合、記憶部24には、縦nドット、横mドットの全てのサイズのパターンのディザマトリックスが予め記憶されていても良い。
しかしながら、全てのサイズのパターンのディザマトリックスが記憶部24に記憶される場合、ディザマトリックスの記憶のために記憶部24の記憶容量を大量に消費する。したがって、コンピューター20の制御部25は、ディザマトリックスのパターンを生成するためのパターン生成プログラムを実行することによって、リピート基本画像のサイズに基づいて必要なディザマトリックスを、リピート基本画像に対してスクリーニング処理を実行する際に都度生成しても良い。なお、制御部25は、ディザマトリックスの生成と、このディザマトリックスを使用したスクリーニング処理の結果とからAI(Artificial Intelligence)によって学習した結果に基づいて、適切なディザマトリックスを生成しても良い。
次に、誤差拡散法によるスクリーニング処理について説明する。
図7は、コンピューター20によって誤差拡散法によるスクリーニング処理を実行する場合のリピート基本画像70の一例を示す図である。
図7には、リピート基本画像70同士の境界71が理解の容易のために太線で示されている。また、リピート基本画像70のうち右側の端部72の境界72aと、リピート基本画像70のうち下側の端部73の境界73aと、リピート基本画像70のうち端部72の左側に隣接する部分74の境界74aと、リピート基本画像70のうち端部73の上側に隣接する部分75の境界75aとが理解の容易のために細線で示されている。しかしながら、境界71、境界72a、境界73a、境界74aおよび境界75aは、実際のリピート基本画像70には現れない。
コンピューター20の制御部25は、誤差拡散法によるスクリーニング処理を実行する場合、図7に示すように、リピート基本画像70のうち右側の端部72のドットの配置を決定するときに、リピート基本画像70のうち端部72の左側に隣接する部分74のドットの二値化誤差だけでなく、端部72の右側に隣接する、他のリピート基本画像70の部分のドットの二値化誤差をも使用する。同様に、制御部25は、誤差拡散法によるスクリーニング処理を実行する場合、リピート基本画像70のうち下側の端部73のドットの配置を決定するときに、リピート基本画像70のうち端部73の上側に隣接する部分75のドットの二値化誤差だけでなく、端部73の下側に隣接する、他のリピート基本画像70の部分のドットの二値化誤差をも使用する。
例えば、制御部25は、右側の端部72のドットや、下側の端部73のドットであるか否かにかかわらず、リピート基本画像70のドットの配置を決定する場合に、このドットの左側の数ドット先までのドットの二値化誤差や、上側の数ドット先までのドットの二値化誤差だけでなく、右側の数ドット先までのドットの二値化誤差や、下側の数ドット先までのドットの二値化誤差をも使用しても良い。制御部25は、右側の端部72のドットや、下側の端部73のドットであるか否かにかかわらず、リピート基本画像70の全てのドットについて同一のロジックでドットの配置を決定する場合、リピート基本画像70の内部においてドットの配置に連続性を持たせることができる。
以上に説明したように、インクジェット印刷システム10は、互いに隣接して印刷される複数のリピート基本画像同士の隣接方向において、リピート基本画像のうち右側や下側の端部のドットの配置を、このリピート基本画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他のリピート基本画像の部分のドットの配置とも連続性を有するものにするので、互いに隣接するリピート基本画像同士の境界部分においてドットの配置に連続性を持たせることができ、その結果、互いに隣接するリピート基本画像同士の境界部分において不必要な線が現れることを抑えることができる。
インクジェット印刷システム10は、リピート基本画像に対してスクリーニング処理を実行することによってプリント用データを生成し、このプリント用データに応じたリピート基本画像を縦横に並べて印刷するので、リピート基本画像を縦横に並べた全体の画像に対してスクリーニング処理を実行する場合と比較して、コンピューター20やインクジェットプリンター30の処理量を低減することができる。したがって、インクジェット印刷システム10は、リピート基本画像を縦横に並べた画像を印刷する場合のコンピューター20やインクジェットプリンター30のRAMや記憶部の使用量を低減することができる。
インクジェット印刷システム10は、ディザマトリックスを使用してドットの配置を決定するディザ法によってスクリーニング処理を実行する場合、図5に示すように、リピート基本画像60のうち右側や下側の端部に使用するディザマトリックス64〜66を、このリピート基本画像60のうちこの端部に隣接する部分に使用するディザマトリックス63だけでなく、この端部に隣接する、他のリピート基本画像60の部分に使用するディザマトリックス63とも連続性を有するものにするので、リピート基本画像60のうち右側や下側の端部のドットの配置を、このリピート基本画像60のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他のリピート基本画像60の部分のドットの配置とも連続性を有するものにすることを容易化することができる。
インクジェット印刷システム10は、周囲のドットの二値化誤差を使用してドットの配置を決定する誤差拡散法によってスクリーニング処理を実行する場合、図7に示すように、リピート基本画像70のうち右側の端部72や下側の端部73のドットの配置を決定するときに、このリピート基本画像70のうちこの端部72、73に隣接する部分74、75のドットの二値化誤差だけでなく、この端部72、73に隣接する、他のリピート基本画像70の部分のドットの二値化誤差をも使用するので、リピート基本画像70のうち右側の端部72や下側の端部73のドットの配置を、このリピート基本画像70のうちこの端部72、73に隣接する部分74、75のドットの配置だけでなく、この端部72、73に隣接する、他のリピート基本画像70の部分のドットの配置とも連続性を有するものにすることを容易化することができる。
なお、インクジェット印刷システム10は、カラーの印刷を実行する場合、色の成分毎の画像に対して、それぞれ異なるスクリーニング処理を実行しても良い。例えば、インクジェット印刷システム10は、CMYKによるカラーの印刷を実行する場合、色の成分、すなわち、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのそれぞれの画像に対して、それぞれ異なるスクリーニング処理を実行しても良い。また、インクジェット印刷システム10は、カラーの印刷を実行する場合、色の成分毎にリピート基本画像の境界の範囲が異なっても良い。
インクジェット印刷システム10によるスクリーニング処理は、本実施の形態において、リピート基本画像の例えば左端から横方向に延在する1行分を右端に向かって処理することを、縦方向において上端から下端に向かって行毎に繰り返す。しかしながら、インクジェット印刷システム10によるスクリーニング処理は、リピート基本画像の右端から横方向に延在する1行分を左端に向かって処理することを、縦方向において上端から下端に向かって行毎に繰り返しても良い。
インクジェット印刷システム10によるスクリーニング処理は、本実施の形態において、リピート基本画像の横方向に延在する各行分の処理を、縦方向において上端から下端に向かって行毎に繰り返す。しかしながら、インクジェット印刷システム10によるスクリーニング処理は、リピート基本画像の横方向に延在する各行分の処理を、縦方向において下端から上端に向かって行毎に繰り返しても良い。
インクジェット印刷システム10によるスクリーニング処理は、本実施の形態において、リピート基本画像の横方向に延在する各行分の処理を、縦方向において行毎に繰り返す。しかしながら、インクジェット印刷システム10によるスクリーニング処理は、リピート基本画像の縦方向に延在する各行分の処理を、横方向において行毎に繰り返しても良い。
インクジェット印刷システム10は、本実施の形態において、コンピューター20においてスクリーニング処理を実行する。しかしながら、インクジェット印刷システム10は、インクジェットプリンター30においてスクリーニング処理を実行しても良い。
10 インクジェット印刷システム
20 コンピューター(スクリーニング処理部)
30 インクジェットプリンター(画像印刷部)
51 リピート基本画像(画像)
60 リピート基本画像(画像)
63 ディザマトリックス
64〜66 ディザマトリックス(端部に使用するディザマトリックス)
70 リピート基本画像(画像)
72、73 端部
74、75 部分(端部に隣接する部分)

Claims (3)

  1. 画像をドットの表現に変換するスクリーニング処理を実行するスクリーニング処理部と、
    前記スクリーニング処理部によってスクリーニング処理が実行された、同一の前記画像を複数隣接させて印刷する画像印刷部と
    を備え、
    前記スクリーニング処理部は、前記画像印刷部によって互いに隣接して印刷される複数の前記画像同士の隣接方向において、前記画像のうち少なくとも一方の端部のドットの配置を、この画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの配置だけでなく、この端部に隣接する、他の前記画像の部分のドットの配置とも連続性を有するものにすることを特徴とするインクジェット印刷システム。
  2. 前記スクリーニング処理部は、ディザマトリックスを使用してドットの配置を決定するディザ法によって前記スクリーニング処理を実行する場合、前記画像のうち前記端部に使用する前記ディザマトリックスを、この画像のうちこの端部に隣接する部分に使用する前記ディザマトリックスだけでなく、この端部に隣接する、他の前記画像の部分に使用する前記ディザマトリックスとも連続性を有するものにすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷システム。
  3. 前記スクリーニング処理部は、周囲のドットの二値化誤差を使用してドットの配置を決定する誤差拡散法によって前記スクリーニング処理を実行する場合、前記画像のうち前記端部のドットの配置を決定するときに、この画像のうちこの端部に隣接する部分のドットの二値化誤差だけでなく、この端部に隣接する、他の前記画像の部分のドットの二値化誤差をも使用することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷システム。
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