JP2020079377A - 発泡性スクリーン印刷用インク組成物、発泡層、その製造方法及び粘着加工物 - Google Patents

発泡性スクリーン印刷用インク組成物、発泡層、その製造方法及び粘着加工物 Download PDF

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孝浩 青木
Takahiro Aoki
孝浩 青木
良憲 岩井
Yoshinori Iwai
良憲 岩井
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【課題】所望の緩衝性や断熱性を維持した発泡層を製造可能な発泡性スクリーン印刷用インク組成物を提供することを課題とする。【解決手段】スクリーン印刷により得られた塗膜を加熱することで発泡層を形成するために使用される発泡性スクリーン印刷用インク組成物であって、前記発泡性スクリーン印刷用インク組成物が、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂から選択される基材樹脂と、熱分解型及び熱膨張型から選択される発泡剤と、溶剤又は水とを含むことを特徴とする発泡性スクリーン印刷用インク組成物より上記課題を解決する。【選択図】図2

Description

本発明は、発泡性スクリーン印刷用インク組成物、発泡層、その製造方法及び粘着加工物に関する。本発明の発泡性スクリーン印刷用インク組成物は、電子機器を構成する部材間の緩衝や断熱に用いられる発泡層の形成に好適に使用できる。
携帯電話のような電子機器は、筐体と複数の部品から構成されている。これら部品は、落下のような衝撃から保護するために、筐体と部品との間や部品間に緩衝層が設けられている。また、部品の中には、例えばICチップのような発熱するものがあり、この熱から他の部品を保護するために、断熱層を設けることもある。
上記緩衝層や断熱層を形成するためにゴムシートから製造される発泡層が、例えば、特開2013−239854号公報(特許文献1)に提案されている。
特開2013−239854号公報
ところで、電子機器は、小型化及び薄型化がますます進んでいる。その結果、電子機器を構成する部品の集積度が高くなると共に、空きスペースが減少していることで、発泡層を形成するためのスペースも減少している。このような減少したスペースであっても、所望の緩衝性や断熱性を維持した発泡層を提供することは、特許文献1では困難であった。
更に、特許文献1では、ゴムシートから切り出した発泡層を電子機器の必要な箇所に載せているため、発泡層の製造に工数が必要であるという課題があった。
本発明の発明者等は、発泡層をスクリーン印刷により製造することができれば、多くの工数を必要とせずに発泡層の製造が可能となると考え、鋭意検討した結果、本発明に至った。
かくして本発明によれば、スクリーン印刷により得られた塗膜を加熱することで発泡層を形成するために使用される発泡性スクリーン印刷用インク組成物であって、
前記発泡性スクリーン印刷用インク組成物が、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂から選択される基材樹脂と、熱分解型及び熱膨張型から選択される発泡剤と、溶剤又は水とを含むことを特徴とする発泡性スクリーン印刷用インク組成物が提供される。
また、本発明によれば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂から選択される基材樹脂を含む発泡層であり、前記発泡層が、その側面に開放した気泡を備えないことを特徴とする発泡層が提供される。
更に、本発明によれば、上記発泡層の製造方法であって、上記発泡性スクリーン印刷用インク組成物を基材上にスクリーン印刷して塗膜を得る工程、前記塗膜を乾燥させて乾燥膜を得る工程、前記乾燥膜を加熱して発泡層を得る工程を含むことを特徴とする発泡層の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、上記発泡層と、前記発泡層の少なくとも一面に設けられた粘着剤層とを含むことを特徴とする粘着加工物が提供される。
本発明によれば、所望の緩衝性や断熱性を維持した発泡層を製造可能な発泡性スクリーン印刷用インク組成物、所望の緩衝性や断熱性を有する発泡層、発泡層の製造方法、及びその発泡層を含む粘着加工物を提供できる。
また、本発明によれば、以下のいずれかの場合、所望の緩衝性や断熱性をより維持した発泡層を製造可能な発泡性スクリーン印刷用インク組成物、所望の緩衝性や断熱性を有する発泡層、発泡層の製造方法、及びその発泡層を含む粘着加工物を提供できる。
(1)発泡性スクリーン印刷用インク組成物が、それを基材上にスクリーン印刷して塗膜を得、塗膜を80℃で10分間乾燥させて乾燥膜を得、乾燥膜を分解温度又は膨張温度で加熱して発泡層を得た場合、厚さ方向に1〜10個/10μmの気泡数を有する発泡層を与える。
(2)発泡層が、10〜200μmの厚さを有する。
(3)発泡剤、及び溶剤又は水が、基材樹脂100重量部に対して、0.1〜20重量部及び1〜100重量部含まれる。
耐衝撃性の測定法の概略説明図である。 防水性の測定に使用する積層体の平面パターンを示す概略図である。 防水性の測定法の概略説明図である。 実施例3の積層体の防水性試験結果を示す写真及びそのトレース図である。 比較例1の積層体の防水性試験結果を示す写真及びそのトレース図である。 比較例2の積層体の防水性試験結果を示す写真及びそのトレース図である。 比較例3の積層体の防水性試験結果を示す写真及びそのトレース図である。 実施例3の積層体の側面の写真及びそのトレース図である。 比較例3の積層体の側面の写真及びそのトレース図である。
(発泡性スクリーン印刷用インク組成物)
発泡性スクリーン印刷用インク組成物(以下、単にインク組成物ともいう)は、スクリーン印刷により得られた塗膜を加熱することで発泡層を形成するために使用される。このインク組成物は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂から選択される基材樹脂、熱分解型及び熱膨張型から選択される発泡剤、溶剤または水を含んでいる。
(1)基材樹脂
基材樹脂は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂から選択される。基材樹脂は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂のいずれかのみ、あるいはアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂の2つ又は3つの混合物を使用できる。
(1−1)アクリル系樹脂
アクリル系樹脂は、例えば、アクリル系モノマーを、任意に重合開始剤の存在下で重合させることで得た樹脂や、市販の樹脂を使用できる。アクリル系樹脂は、10万〜50万の重量平均分子量(GPCにより測定)を有することが好ましい。アクリル系樹脂は、架橋していてもよい。
(a−1)アクリル系モノマー
アクリル系モノマーには、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートが主成分(50重量%以上)として含まれていることが好ましい。なお、(メタ)アクリレートは、メタクリレート又はアクリレートを意味する。
炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。アルキル(メタ)アクリレートは、1種のみ使用してもよく、2種以上組み合わせて使用してもよい。これらアルキル(メタ)アクリレートの内、炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートがより好ましく、メチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレートが更に好ましく、メチルメタクリレート、n−ブチルアクリレートが特に好ましい。
他のアクリル系モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、カルボキシエチルアクリレート等のカルボキシル基含有モノマー、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)−メチルアクリレート等のヒドロキシル基含有モノマーが挙げられる。他の(メタ)アクリレートは、1種のみ使用してもよく、2種以上組み合わせて使用してもよい。(メタ)アクリレートには、カルボキシル基含有モノマー及びヒドロキシル基含有モノマーが両方含まれていることが好ましい。
アクリル系モノマーには、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートが主成分として含有されている。所望の性能のアクリル系樹脂を容易に入手する観点から、他のアクリル系モノマーが50重量%未満及び1重量%以上含まれていることが好ましく、5〜30重量%含まれていることがより好ましく、5〜15重量%含まれていることが更に好ましい。
更に、(メタ)アクリレートには、必要に応じて、ビニル系モノマーを添加してもよい。ビニル系モノマーとしては、例えば、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカルボン酸アミド類、スチレン、N−ビニルカプロラクタム等が挙げられる。ビニル系モノマーは、1種のみ使用してもよく、2種以上組み合わせて使用してもよい。
(a−2)重合開始剤
任意に使用される重合開始剤としては、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二硫化物、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(フェニルメチル)−プロピオンアミジン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(3,4,5,6−テトラハイドロピリミジン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]等のアゾ系重合開始剤;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩系重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノイルパーオキサイド、t−ブチルペルオキシピバレイト等の過酸化物系重合開始剤;過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムとにより構成されたレドックス系重合開始剤等が挙げられる。重合開始剤は、1種のみ使用してもよく、2種以上組み合わせて使用してもよい。
重合開始剤は、アクリル系モノマー100重量部に対して0.005〜1重量部の範囲で使用することが好ましい。
(1−2)ウレタン系樹脂
ウレタン系樹脂としては、例えば、
(i)カプロラクトンを開環重合して得られるポリラクトンエステルポリオールと、ジイソシアネート(例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等)との重付加反応により合成したカプロラクトン型ポリウレタンエラストマー、
(ii)ジカルボン酸(例えば、アジピン酸、フタル酸等)とグリコール(例えば、ポリプロピレングリコール)とのジカルボン酸エステルポリオールと、ジイソシアネートとの重付加反応により合成したジカルボン酸エステル型ポリウレタンエラストマー、
(iii)ポリテトラメチレングリコール、ポリアルキレングリコール(例えば、ポリプロピレングリコール)等のポリエーテルポリオールと、ジイソシアネートとの重付加反応により合成したポリエーテル型ポリウレタンエラストマー、及び
(iv)ポリカーボネートポリオール
が挙げられる。ウレタン系樹脂は、これら(i)〜(iv)の混合物であってもよい。ウレタン系樹脂は、カルボキシル基、アミノ基等の官能基を有していてもよい。ウレタン系樹脂は、1万〜20万の重量平均分子量を有していることが好ましい。ウレタン系樹脂は、架橋していてもよい。
(1−3)ゴム系樹脂
ゴム系樹脂としては、天然ゴム、合成ゴム、半合成ゴム等が挙げられる。ゴム系樹脂は、1種のみ使用してもよく、2種以上組み合わせて使用してもよい。
(2)発泡剤
発泡剤は、熱分解型の発泡剤及び熱膨張型の発泡剤から選択される。発泡剤は、熱分解型の発泡剤又は熱膨張型の発泡剤のみ、あるいは熱分解型の発泡剤及び熱膨張型の発泡剤の混合物を使用できる。
熱分解型発泡剤は、例えば、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスヘキサヒドロベンゾニトリル、アゾビスホルムアミド等のアゾ系化合物、ヒドラゾジカルボンアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒドラジド、p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)等のヒドラジン系化合物、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N’−ジニトロソ−N,N’−ジメチルテレフタルアミド等のニトロソ系化合物から選択できる。
熱膨張型発泡剤は、一般に、熱可塑性樹脂を含む殻(シェルともいう)と、殻に内包された、室温で液体である低沸点の炭化水素等とを有する。熱膨張型発泡剤の市販品としては、例えば、マツモトマイクロスフィア(松本油脂製薬工業社製)、エクスパンセル(日本フェライト社製)、アドバンセル(積水化学工業社製)が入手できる。熱膨張型の発泡剤は、10〜200μmの体積平均粒子径を有する発泡剤を使用できる。
発泡剤の含有量は、基材樹脂100重量部に対して、0.1〜20重量部であることが好ましい。発泡剤の含有量が0.1重量部未満の場合、十分に発泡した発泡層を得難いことがある。20重量部より多い場合、独立した気泡が少なくなるため(連続した気泡が増加するため)、所望する緩衝性及び/又は断熱性を有する発泡層が得難くなることがある。発泡剤の含有量は、0.5〜15重量部がより好ましく、1〜10重量部が更に好ましい。
(3)溶剤及び水
溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール類、α−テルピネオール、β−テルピネオール等のテルペン類等、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、N−メチル−2−ピロリドン等のケトン類、トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、セロソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、エチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の酢酸エステル類等が挙げられる。
溶剤又は水の含有量は、基材樹脂100重量部に対して、1〜100重量部であることが好ましい。溶剤又は水の含有量が1重量部未満の場合、スクリーン印刷においてインク組成物を吐出し難いことがある。100重量部より多い場合、吐出されたインク組成物が所望の形状を維持し難くなることがある。溶剤又は水の含有量は、1〜30重量部がより好ましく、5〜20重量部が更に好ましい。
(4)その他の成分
発泡インク組成物およびスクリーン印刷用粘着剤は、粘着付与樹脂、硬化剤、その反応抑制剤、増粘剤、消泡剤、フィラー、着色剤、帯電防止剤、酸化防止剤等の他の成分を含んでいてもよい。
(5)物性
インク組成物は、それを基材上にスクリーン印刷して塗膜を得、塗膜を80℃で10分間乾燥させて乾燥膜を得、乾燥膜を加熱(例えば130℃で1分)して発泡層を得た場合、厚さ方向に1〜10個/10μmの気泡数を有する発泡層を与え得る。この発泡層の気泡数は、市販のゴムシートから製造される発泡層では実現困難な程度に多い範囲である。気泡数が1個/10μmより少ない場合、所望する緩衝性及び/又は断熱性を有する発泡層が得難くなることがある。10個/μmより多い場合、独立した気泡が少なくなるため(連続した気泡が増加するため)、所望する緩衝性及び/又は断熱性を有する発泡層が得難くなることがある。気泡数は、3個/10μm、5個/10μm、7個/10μm、9個/10μmであってもよい。
インク組成物は、1000〜100000mPa・sの粘度を有していることが好ましい。粘度が1000mPa・s未満の場合、吐出されたインク組成物が所望の形状を維持し難くなることがある。100000mPa・sより大きい場合、スクリーン印刷においてインク組成物を吐出し難いことがある。粘度は、3000mPa・s、5000mPa・s、10000mPa・s、40000mPa・s、80000mPa・sであってもよい。
(発泡層)
発泡層は、その側面に開放した気泡を備えない。市販のゴムシートから製造される発泡層では、既に発泡させた状態のシートを切断することで所望の形状に成形するため、その側面の切断部には開放した気泡が存在することになる。従って、本発明の発泡層がその側面に開放した気泡を備えないことは、当該分野で大きな構造上の特徴である。また、気泡が開放している場合、気泡による緩衝性及び/又は断熱性を期待することはできないが、気泡が開放していない場合、気泡による緩衝性及び/又は断熱性を期待できる。
発泡層は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂から選択される基材樹脂を含む。アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂に使用できる樹脂は、上記インク組成物で例示したモノマー由来の樹脂が挙げられる。発泡層には、上記インク組成物で例示した他の成分が含まれていてもよい。
発泡層は、厚さ方向に1〜10個/10μmの気泡数を有することが好ましい。気泡数が1個/10μmより少ない場合、所望する緩衝性及び/又は断熱性を有する発泡層が得難くなることがある。10個/μmより多い場合、独立した気泡が少なくなるため(連続した気泡が増加するため)、所望する緩衝性及び/又は断熱性を有する発泡層が得難くなることがある。気泡数は、3個/10μm、5個/10μm、7個/10μm、9個/10μmであってもよい。
発泡層は、20mm以下の幅を有する。幅は、発泡層を構成する気泡の直径より大きいことが好ましい。この幅は、市販のゴムシート、側面の切断面に開放した気泡を存在させずに発泡層を製造することが困難な幅である。幅は、0.1mm、0.5mm、1mm、1.5mm、3mm、5mm、10mm、15mmであってもよい。
発泡層は、10〜200μmの厚さを有することが好ましい。厚さが10μmより小さい場合、側面の切断面に開放した気泡を存在させずに発泡層を得難いことがある。200μmより大きい場合、電子機器の減少した空きスペースに配置するという本発明の効果が低下することがある。厚さは20μm、50μm、80μm、100μm、150μm、180μmであってもよい。
発泡層は、電子機器を構成する部材間の緩衝及び/又は断熱に用い得る。電子機器としては、それを構成する部材間の緩衝及び/又は断熱が望まれている機器であれば、特に限定されない。例えば、携帯電話、ノートパソコン、カメラ、ビデオ、ドライブレコーダー、カーナビゲーション等が挙げられる。
(発泡層の製造方法)
発泡層の製造方法は、インク組成物を基材上にスクリーン印刷して塗膜を得る工程(塗布工程)、塗膜を乾燥させて乾燥膜を得る工程(乾燥工程)、乾燥膜を加熱して発泡層を得る工程(発泡工程)を含んでいる。
塗布工程におけるスクリーン印刷に使用される印刷機は、特に限定されず、所望の形状のパターンの塗膜を得ることが可能な公知の印刷機を使用できる。
乾燥工程では、発泡剤の熱分解温度又は熱膨張温度より低い温度の下で、塗膜を乾燥させることで乾燥膜を得ることができる。乾燥時間は、溶剤をほぼ揮発させる(例えば、50重量%以上揮発させる)のに必要な時間である。ほぼ揮発しているか否かは、乾燥工程中の塗膜の重量を経時計測すれば判断できる。乾燥工程を経ることなく、塗布工程後、すぐに発泡工程を行うことが可能であるが、より所望の形状の発泡層を形成するという観点から、乾燥工程を介在させることが好ましい。
発泡工程では、インク組成物に含まれる発泡剤の熱分解温度又は熱膨張温度以上の温度で、乾燥膜を加熱することで発泡層を得ることができる。発泡時間は、発泡剤のほとんどを熱分解又は熱膨張させるのに必要な時間である。ほぼ熱分解又は熱膨張していることは、発泡工程中の塗膜の厚みを経時計測し、厚みと時間とのグラフが平衡状態に達していることを確認することで判断できる。
(粘着加工物)
粘着加工物は、上記発泡層と、発泡層の少なくとも一面に設けられた粘着剤層とを含んでいる。発泡層がシート状の場合、粘着剤層は、発泡層の一面又は両面に設けられていてもよい。
粘着剤層には、特に限定されず、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤から選択される粘着剤の層を使用できる。粘着剤層は、発泡層と同じ又は異なる平面形状を有していてもよい。
粘着剤層の厚さは、200μm以下が好ましい。厚さの下限は、発泡層を被着体上に固定できる厚さである(例えば、1μm)。
粘着剤層は、インク組成物と同様に、スクリーン印刷により基材上に形成してもよく、公知の塗布法により形成してもよい。
以下、実施例を用いて本発明を更に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。実施例での各種測定手順を下記する。
(粘度)
B型粘度計(東機産業社製 VISCOMETER BMII)を用いて測定した。
(粘着力)
粘着力は、JIS Z0237(2000)に準拠して以下の手順で測定した。
実施例1及び2の一対の剥離フィルムに挟まれた積層体(第1粘着剤層/発泡層/第2粘着剤層)の一方の剥離フィルムを剥がし、第1粘着剤層を露出させた。露出面にPETフィルムを貼り合わせた。貼り合わせた後、積層体を25mm×250mmにカットして試験片を得た。試験片の他方の剥離フィルムを剥がし、被着体(SUS板又はABS板)上に第2粘着剤層を載せた。次に、試験片上で2kgゴムローラーを300mm/分で1往復させることで、積層体と被着体とを圧着させた。圧着後、試験片を23℃×50%RH環境下にて30分静置した。この後、300mm/分の速度で試験片を180°剥離するのに要する力を計測し、得られた計測値を粘着力とした。
(耐衝撃性)
耐衝撃性は、以下の手順で測定した。
(1)実施例1及び2の一対の剥離フィルムに挟まれた積層体1(第1粘着剤層/発泡層/第2粘着剤層)の一方の剥離フィルムを剥がし、第1粘着剤層を露出させた。露出面を第1ABS板2(50mm×50mm×3mm)の中央に貼着させた。
(2)他方の剥離フィルムを剥がし、第2粘着剤層を露出させた。露出面を第2ABS板3(100mm×50mm×3mm)の中央に貼着させて、試験片を得た。
(3)試験片に500gの荷重をかけ1時間静置した。
(4)静置後、図1に示す固定台4に、第2ABS板3側を上にして、試験片を設置した。固定台4の間隔は80mmとした。
(5)第2ABS板3の中央に100gのお椀状の半球体5を設置した。200gの鉄球6を半球体5上に落下させ、第1ABS板2と第2ABS板3とが剥がれる高さまで鉄球6を落下させた。剥がれる直前の高さを耐衝撃性を示す値とした。
(防水性)
防水性は、JIS C 0920(2003)IPX7に準拠して以下の手順で測定した。
(1)実施例3及び4、比較例1〜3の剥離フィルムに挟まれた積層体10(第1粘着剤層/発泡層/第2粘着剤層)の一方の剥離フィルムを剥がし、第1粘着剤層を露出させた。露出面をポリカーボネート板11(40mm×30mm×3mm)の中央に貼着させた。
(2)中央に2mmの線幅で、高さ0μm、50μm又は75μmの段差12を付けたABS板13(40mm×30mm×3mm)を用意した。
(3)他方の剥離フィルムを剥がし、第2粘着剤層を露出させた。露出面が段差12を跨ぐ様にABS板13に貼着させて図2に示す試験片を得た。
(4)試験片に500gの荷重をかけ1時間静置した。
(5)静置後、水深1mに試験片を沈め、その状態を30分保持した。保持後、水から取り出した試験片の段差12からの浸水の有無を目視で確認した。
実施例1
(スクリーン印刷用粘着剤塗液製造)
n−ブチルアクリレート90重量部、アクリル酸4重量部、メタクリル酸メチル5重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1重量部からなるモノマー混合物と、重合開始剤としてのベンゾイルペルオキシド(BPO)0.4重量部と、溶剤(酢酸エチル:イソプロピルアルコール=9.5:0.5(重量比))100重量部とを、混合した。得られた混合物を、窒素気流中、85℃で8時間反応させることにより、アクリル系樹脂含有溶液を得た。得られたアクリル系樹脂含有溶液に、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート66重量部を添加した。添加後、溶液を80℃かつ減圧環境下に付すことで酢酸エチル及びイソプロピルアルコールを留出させて、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテートに溶解したアクリル系樹脂の溶液を得た。得られた溶液は、樹脂分(固形分)60重量%であり、12000mPa・sの粘度を有していた。アクリル系樹脂の重量平均分子量は約20万であった。
エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテートに溶解したアクリル系樹脂の溶液100重量部と、溶剤としてエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート10重量部と、粘着付与樹脂としてスーパーエステルA−100(荒川化学工業社製)15重量部と、消泡剤としてディスパロン1958(楠本化成社製)2重量部と、硬化剤としてアルミキレートD(川研ファインケミカル社製)0.5重量部と、その反応抑制剤としてアセチルアセトン1重量部とを混合することでスクリーン印刷用粘着剤塗液を得た。得られた塗液中、アクリル樹脂は60重量部、溶剤は51重量部であった。スクリーン印刷用粘着剤の粘度は、5500mPa・sであった。
(発泡インク組成物製造)
上記スクリーン印刷用粘着剤塗液128.5重量部に、熱膨張型の発泡剤としてエクスパンセル031−DU40(日本フェライト社製)3.86重量部を混合することで、インク組成物を得た。なお、インク組成物中、アクリル系樹脂(固形分)は60重量部、溶剤は51重量部であった。インク組成物の粘度は、6000mPa・sであった。
(発泡インク組成物を用いた粘着加工物製造)
(1)粘着力測定用粘着加工物
PET製の剥離フィルム(厚さ約75μm)の剥離面に上記スクリーン印刷用粘着剤塗液を塗布することで塗膜を得た。塗膜を80℃で10分間乾燥させることで、厚さ約20μmの第1粘着剤層を形成した。第1粘着剤層上に、上記インク組成物を塗布することでインク組成物層を得た。インク組成物層を80℃で10分間乾燥させることで、厚さ約20μmの乾燥膜を得た。乾燥膜上に上記アクリル系樹脂を塗布することで塗膜を得た。塗膜を80℃で10分間乾燥させることで、厚さ約20μmの第2粘着剤層を形成した。第2粘着剤層上にPET製の剥離フィルム(厚さ約50μm)を載せて積層体を得た。積層体を130℃で1分間加熱することで、インク組成物に由来する乾燥膜から発泡層(厚さ約90μm、厚さ方向の気泡数:約1〜5個/10μm)を得た。なお、塗布はスクリーン印刷機(SSP−860AN−2−EC、セリアエンジニアリング社製)を用いて行った。
発泡層を含む積層体の厚さは約130μmであった。この積層体を用いて測定した粘着力は22.9N/25mm(対SUS)及び21.5N/25mm(対ABS)であった。
(2)耐衝撃性測定用粘着加工物
図3に示す平面形状(図中、aは25mm、b(線幅)は1.5mm)の第1粘着剤層、発泡層及び第2粘着剤層を形成すること以外は上記粘着力測定用粘着加工物と同様にして積層体を得た。この積層体を用いて測定した、耐衝撃性は40cmであった。
実施例2
発泡インク組成物製造において、イソシアネート系の架橋剤として東ソー社製コロネートL−55Eを1.5重量部更に添加すること以外は実施例1と同様にして発泡層(厚さ方向の気泡数:約1〜5個/10μm)を含む積層体を得た。発泡層を含む積層体の厚さは約126μmであった。この積層体を用いて測定した粘着力は19.8N/25mm(対SUS)及び18.4N/25mm(対ABS)であり、耐衝撃性は45cmであった。
実施例3
図3に示す平面形状(図中、aは25mm、b(線幅)は1.5mm、1.0mm又は0.8mm)の第1粘着剤層、発泡層及び第2粘着剤層を形成すること以外は実施例1と同様にして積層体を得た。得られた積層体の防水性を評価したところ、優れた防水性を実現できた。防水性評価時の写真を図4(a−1)〜(c−1)に示す。図4(a−1)は線幅1.5mmの、図4(b−1)は線幅1.0mmの、図4(c−1)は線幅0.8mmの、写真をそれぞれ表している。図4(a−1)〜(c−1)の写真のトレース図を図4(a−2)〜(c−2)に示す。これら写真及びトレース図において、中心の横に走る帯状部は、段差を形成するためのテープを意味する。これら写真及びトレース図から明らかなように、段差が存在しても防水性は低下しなかった。
実施例4
図3に示す平面形状(図中、aは25mm、bは1.5mm)の第1粘着剤層、発泡層及び第2粘着剤層を形成すること以外は実施例2と同様にして積層体を得た。得られた積層体の防水性を評価したところ、優れた防水性を実現できた。
比較例1
市販の発泡体両面テープ(DIC社製#84010Black、剥離フィルム/第1粘着剤層/発泡層/第2粘着剤層/剥離フィルムの構造)から、打ち抜きにより図3に示す平面形状(図中、aは25mm、bは1.5mm)の積層体を得た。この積層体を使用して防水性を評価したところ、段差周辺から水が浸透した。防水性評価時の写真を図5(a−1)に示す。図5(a−1)の写真のトレース図を図5(b−1)に示す。これら写真及びトレース図から明らかなように、段差が存在すると、トレース図の丸で囲われた点線部において、十分な防水性が得られなかった。なお、線幅bが1.0mmの積層体は、シートから打ち抜くことができなかった。
比較例2
市販の発泡体両面テープ(DIC社製#84015Black、剥離フィルム/第1粘着剤層/発泡層/第2粘着剤層/剥離フィルムの構造)から、打ち抜きにより図3に示す平面形状(図中、aは25mm、bは1.5mm)の積層体を得た。この積層体を使用して防水性を評価したところ、段差周辺から水が浸透した。防水性評価時の写真を図6(a−1)に示す。図6(a−1)の写真のトレース図を図6(b−1)に示す。これら写真及びトレース図から明らかなように、段差が存在すると、トレース図の丸で囲われた点線部において、十分な防水性が得られなかった。なお、線幅bが1.0mmの積層体は、シートから打ち抜くことができなかった。
比較例3
市販の発泡体両面テープ(日東電工社製57125NWB、剥離フィルム/第1粘着剤層/発泡層/第2粘着剤層/剥離フィルムの構造)から、打ち抜きにより図3に示す平面形状(図中、aは25mm、bは1.5mm)の積層体を得た。この積層体を使用して防水性を評価したところ、段差周辺から水が浸透した。防水性評価時の写真を図7(a−1)に示す。図7(a−1)の写真のトレース図を図7(b−1)に示す。これら写真及びトレース図から明らかなように、段差が存在すると、トレース図の丸で囲われた点線部において、十分な防水性が得られなかった。なお、線幅bが1.0mmの積層体は、シートから打ち抜くことができなかった。
図8(a−1)に実施例3の発泡層の側面の写真を、図8(b−1)にその写真のトレース図を示す。実施例3の発泡層の側面には、開放した気泡が存在しないことが分かる。
図9(a−1)に比較例3の発泡層の側面の写真を、図9(b−1)にその写真のトレース図を示す。比較例3の発泡層の側面の気泡は、開放していることが分かる。
図8と図9との比較から、実施例3の発泡層は、比較例3より、厚さ方向の気泡数が多いことがわかる。
上記写真及びトレース図から、側面で解放した気泡が存在せず、厚さ方向の気泡数が多いことで、所望の緩衝性や断熱性を有する発泡層が提供できることが分かる。
1:積層体、2:第1ABS板、3:第2ABS板、4:固定台、5:半球体、6:鉄球、10:積層体、11:ポリカーボネート板、12:段差、13:ABS板、a:全幅、b:線幅

Claims (10)

  1. スクリーン印刷により得られた塗膜を加熱することで発泡層を形成するために使用される発泡性スクリーン印刷用インク組成物であって、
    前記発泡性スクリーン印刷用インク組成物が、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂から選択される基材樹脂と、熱分解型及び熱膨張型から選択される発泡剤と、溶剤又は水とを含むことを特徴とする発泡性スクリーン印刷用インク組成物。
  2. 前記発泡性スクリーン印刷用インク組成物が、それを基材上にスクリーン印刷して塗膜を得、前記塗膜を80℃で10分間乾燥させて乾燥膜を得、前記乾燥膜を分解温度又は膨張温度で加熱して発泡層を得た場合、厚さ方向に1〜10個/10μmの気泡数を有する前記発泡層を与える請求項1に記載の発泡性スクリーン印刷用インク組成物。
  3. 前記発泡層が、10〜200μmの厚さを有する請求項1又は2に記載の発泡性スクリーン印刷用インク組成物。
  4. 前記発泡剤、及び溶剤又は水が、前記基材樹脂100重量部に対して、0.1〜20重量部及び1〜100重量部含まれる請求項1〜3のいずれか1つに記載の発泡性スクリーン印刷用インク組成物。
  5. アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びゴム系樹脂から選択される基材樹脂を含む発泡層であり、前記発泡層が、その側面に開放した気泡を備えないことを特徴とする発泡層。
  6. 前記発泡層が、厚さ方向に1〜10個/10μmの気泡数を有し、20mm以下の幅を有する請求項5に記載の発泡層。
  7. 前記発泡層が、10〜200μmの厚さを有する請求項5又は6に記載の発泡層。
  8. 前記発泡層が、電子機器を構成する部材間の緩衝及び/又は断熱に用いられる請求項5〜7のいずれか1つに記載の発泡層。
  9. 請求項5〜7のいずれか1つに記載の発泡層の製造方法であって、請求項1〜4のいずれか1つに記載の発泡性スクリーン印刷用インク組成物を基材上にスクリーン印刷して塗膜を得る工程、前記塗膜を乾燥させて乾燥膜を得る工程、前記乾燥膜を加熱して発泡層を得る工程を含むことを特徴とする発泡層の製造方法。
  10. 請求項5〜7のいずれか1つに記載の発泡層と、前記発泡層の少なくとも一面に設けられた粘着剤層とを含むことを特徴とする粘着加工物。
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