JP2020079141A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャム紙に関するメディア検知を生産性の低下を招くことなく可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装は、記録紙(1番紙)のジャムを検出した場合に、搬送路に残存する記録紙(2〜7番紙)をパージトレイ9へ搬送するパージ動作の際に、該動作中に搬送される記録紙のうち、ジャム紙と給紙元が同じであってメディアセンサ20より上流にあってメディアセンサ20に最も近い記録紙(6番紙)の物性値をメディアセンサで測定して紙種を特定する。【選択図】図7

Description

本発明は、記録紙の物性値を搬送路上のメディアセンサで検知する機能を備えた画像形成装置に関する。
プリンタは紙種ごとに最適な紙搬送制御条件で記録紙を搬送することで、ジャムが発生しない様にしている。紙搬送制御条件には、紙搬送速度、先行紙と後続紙間の間隔、ジャム検知時間マージン、転写電流、定着温度等がある。
従来は各給紙トレイに装填した記録紙の紙種を、ユーザが手動で設定しており、プリンタは、記録紙を搬送する際の紙搬送制御条件を給紙元の給紙トレイに設定されている紙種に基づいて決定するようになっている。しかし、紙種は多様なため、正しい紙種をユーザが必ずしも設定できない場合があり、その結果、ジャムが発生するといった問題があった。
近年は、記録紙の平滑度や紙厚などの物性値を測定するメディアセンサを搬送路上に設け、該メディアセンサで搬送中の記録紙を測定して得た物性値に基づいて紙種を自動的に設定するメディア検知機能を備えたプリンタが登場している。ただし、メディア検知するには、搬送中の記録紙を、メディアセンサのある箇所で一旦停止させる必要があるため、その分、プリンタの生産性が低下してしまう。
メディア検知に起因する生産性の低下を避けるために、たとえば、プリント開始時の各種立ち上げ動作中に1枚目の記録紙をメディア検知する技術がある。しかし、検知精度を高めるためには、搬送を停止させて一の箇所の測定を行い、該箇所の測定が済んだら少し搬送しては再び搬送を停止させて次の箇所の測定を行う、というにして記録紙の複数箇所を測定する必要があり、立ち上げ動作時間だけでメディア検知を終了させることはできない。また、メディア検知する場合は、検知対象の記録紙を、正しい紙種が不明な状態のまま、少なくとも給紙トレイからメディア検知位置までの間でジャムさせないようにする必要があるが、そのための専用給紙制御を行うと、給紙に通常より長い時間を要してしまい、立ち上げ駆動時間だけでメディア検知を終わせることはできない。
そこで、この種のプリンタでは、給紙トレイへの紙種の設定方法として、紙種をユーザが設定するユーザ設定モードと、搬送路上のメディアセンサでメディア検知して紙種を自動設定する自動設定モードの2つを備え、紙種が既知ならばユーザ設定モードを使用して生産性を高め、紙種が不明ならば自動設定モードを使用してジャムを回避する、といった選択をユーザが任意に取り得るようにしていた。
上記の設定モードは、紙種が不明であっても生産性を優先するために敢えてユーザ設定モードを選択しておき、ジャムが起きた場合は、そのジャム発生後に自動設定モードに切り替える、といった使い方をされる場合もある。この使い方には、ジャム発生後の自動設定モードへの切り替えに手間がかかったり、切り替えを忘れてジャムが再発してさらなる時間ロスを生んだりする、といった問題がある。またジャム解除後のプリント再開時にメディア検知を実施すると、該メディア検知動作のために生産性が低下してしまう。
メディア検知によってジャム紙の紙種を自動設定する技術としては、たとえば、下記特許文献1に、プリント毎にメディアセンサでメディア検知しておき、ジャム発生時にジャム紙のメディア検知データで新紙種を自動生成して以降のジャムを防ぐようにしたプリンタが開示されている。
また、自動設定モードとユーザ設定モードを有し、ユーザ設定モード時で余裕がある時間帯(例えば1プリント目のレジスト停止時)にメディア検知しておき、自動設定モードに切り替えてもメディア検知を省略するプリンタがある(下記特許文献2参照)。
下記特許文献3には、自動設定モードとユーザ設定モードを有し、ユーザ設定モード時もメディア検知しておき、自動設定モードへの切り替え時に、記録紙がメディア検知センサに到達する前に定着温調を予め切り替えることで温調ウェイト時間を省くようにしたプリンタが開示されている。
特開2008−175989号公報 特開2009−265627号公報 特開2017−138406号公報
上記特許文献1、2では、ジャム紙に関するメディア検知をジャム発生前のプリント中に行っている。しかし、メディア検知のための十分な時間をプリント中に確保できるとは限らず、ジャム発生前までにメディア検知できなければ、ジャム解除後のプリント開始時にメディア検知しなければならず、その場合には、結局、メディア検知のためにプリンタの生産性が低下してしまう。上記特許文献3では、ユーザ設定モード時にもメディア検知しておく技術だが、メディア検知に時間がかかる為、ユーザ設定モードでも生産性を犠牲にする事になる。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、ジャム紙に関するメディア検知を生産性の低下を招くことなく行うことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]給紙トレイから記録紙を繰り出して搬送する搬送部と、
前記搬送部が搬送する記録紙に画像を形成する画像形成部と、
前記搬送部の搬送路上にあって搬送される記録紙の物性値を測定するメディアセンサと、
前記搬送部が搬送する記録紙のジャムを検出するジャム検出部と、
前記ジャム検出部が記録紙のジャムを検出した場合に、前記搬送路に残存する記録紙を所定の排紙先へ搬送するパージ動作を前記搬送部に行わせると共に、前記パージ動作の実行時に搬送される記録紙の物性値を前記メディアセンサに測定させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、ジャム発生時のパージ動作の際に、該パージ動作に伴って搬送される記録紙をメディア検知する。
[2]前記制御部は、前記ジャムを起こした記録紙が前記メディアセンサによって測定済みの場合は、前記パージ動作の実行時に前記測定を行わない
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
上記発明では、ジャム紙がメディア検知済みであれば、パージ動作の実行時にメディア検知は行わない。
[3]前記制御部は、前記パージ動作の実行時に搬送される記録紙のうち、前記ジャムを起こした記録紙と給紙元の給紙トレイが同じ記録紙についてのみ前記メディアセンサに測定させる
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
上記発明では、パージ動作において、ジャム紙と給紙元が同じ記録紙についてのみメディア検知する。
[4]前記制御部は、前記ジャムを起こした記録紙と給紙元の給紙トレイが同じ記録紙が前記メディアセンサより上流の前記搬送路に残存しない場合は、前記パージ動作の実行時に、前記ジャムを起こした記録紙の給紙元と同じ給紙トレイから記録紙を給紙して該記録紙を前記メディアセンサに測定させる
ことを特徴とする[3]に記載の画像形成装置。
上記発明では、ジャム発生後の残紙の中にジャム紙と給紙元が同じ記録紙がなければ、パージ動作の実行時にジャム紙と同じ給紙トレイから新たに給紙してこれをメディア検知する。
[5]前記制御部は、前記パージ動作の実行時に搬送する記録紙の搬送順序を、前記メディアセンサに測定させる記録紙が前記排紙先へ優先的に搬送されるように制御する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、早期にメディア検知を行うことで、メディア検知した結果を反映させてその後のパージ動作を実行することができる。
[6]前記制御部は、前記ジャム検出部によって検出されたジャムの種類に応じて、前記パージ動作の実行時に搬送される記録紙の物性値を前記メディアセンサに測定させるか否かを判断する
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、ジャムが紙種の誤認に起因したものであるか否かによってパージ動作時のメディア検知を行うか否かを判断する。
[7]給紙トレイに紐付ける記録紙情報をユーザが設定するユーザ設定モードと、画像形成時に給紙トレイから給紙して搬送する記録紙を前記メディアセンサで測定し、その測定結果に基づいて前記給紙トレイに紐付ける記録紙情報を自動設定する自動設定モードを有し、
前記制御部は、給紙トレイに紐付けされた記録紙情報に基づいて、その給紙トレイから給紙して搬送する記録紙の搬送条件を設定する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、ユーザ設定モードでジャムが発生した場合に、パージ動作に便乗してメディア検知が行われる。
[8]前記制御部は、給紙トレイに紐付けされた記録紙情報に基づいて、その給紙トレイから給紙して搬送する記録紙の搬送条件を設定すると共に、前記パージ動作の実行時に搬送される記録紙のうち前記ジャムを起こした記録紙と給紙元の給紙トレイが同じ記録紙を前記メディアセンサで測定して得た記録紙情報を、前記ジャムを起こした記録紙の給紙元の給紙トレイに紐付ける
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、ジャム紙と同じ給紙元の記録紙をパージ動作の実行時にメディア検知して該給紙元の給紙トレイに対する記録紙情報を自動設定する。
本発明に係る画像形成装置によれば、ジャム紙に関するメディア検知を生産性の低下を招くことなく行うことができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 メディアセンサ(平滑度測定部)の概略構成を示す図である。 メディアセンサ(紙厚測定部)の概略構成を示す図である。 ユーザ設定モード、自動設定モードの設定画面を示す図である。 全ての記録紙を同じ給紙トレイから給紙するジョブの実行中に1番紙がジャムした場合のプレパージ動作を示す図である。 全ての記録紙を同じ給紙トレイから給紙するジョブの実行中に、3番紙がジャムした場合のオートパージ動作を示す図である。 複数の給紙トレイから混在給紙するジョブの実行中に、1番紙がジャムした場合のプレパージ動作を示す図である。 全ての記録紙を同じ給紙トレイから給紙するジョブの実行中にジャムが発生した場合のプレパージ動作に便乗して、メディア検知する記録紙を新たに給紙する場合の例を示す図である。 複数の給紙トレイから混在給紙するジョブの実行中にジャムが発生した場合のプレパージ動作に便乗して、メディア検知する記録紙を新たに給紙する場合の例を示す図である。 パージ動作においてメディア検知する記録紙を優先的に排紙するように搬送順序を制御する例を示す図である。 パージ動作においてメディア検知する記録紙を優先的に排紙する必要の無い場合の例を示す図である。 ジャムコード一覧の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるジャム発生後の動作のタイムチャートを示す図である。 ジャムを解除後、プリント可能状態になってからメディア検知する場合の動作のタイムチャートを示す図である。 ジャム発生時に画像形成装置が行う処理を示す流れ図である。 図15の続きを示す流れ図である。 メディア検知する記録紙を優先的に搬送する必要があるか否かを判断する処理を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置3の概略構成を示す図である。画像形成装置3は、複数の給紙トレイ(給紙トレイ1〜3)を備えた給紙ユニット5と、本体部10と、後処理ユニット7を備えて構成される。給紙ユニット5は給紙トレイ1〜3に収納されている記録紙を繰り出して本体部10に向けて給紙・搬送する。本体部10は、給紙ユニット5から搬送されてきた記録紙に画像を形成して後段の後処理ユニット7へ送り出す。後処理ユニット7は、本体部10から受け入れた記録紙に、穴あけ、綴じ、折りなどの後処理を施す機能および本体部10から受け入れた記録紙をメイン排紙トレイ8若しくはパージトレイ9に排出する機能を果たす。
画像形成装置3は、給紙ユニット5の各給紙トレイ1〜3から本体部10を経て後処理ユニット7のメイン排紙トレイ8またはパージトレイ9へ記録紙を搬送する搬送部12を備える。搬送部12は、給紙ユニット5から、記録紙に画像を形成する画像形成部11を経て後処理ユニット7のメイン排紙トレイ8やパージトレイ9に至る主経路12aと、本体部10内で記録紙の表裏を反転させるための反転経路12bを有する。反転経路12bは、後述する定着装置11cの下流で主経路12aから分岐した後、記録紙の表裏を反転させる反転部12cを経て、画像形成部11の上流で主経路12aに合流している。搬送路12は、多数の搬送ローラや搬送ガイドを備えた搬送路および該搬送路の搬送ローラを駆動するモータなどで構成される。
画像形成部11は、無端で環状に掛け渡された中間転写ベルト11a、この中間転写ベルト11aに沿って配置されたC,M,Y,K各色の像形成ユニット11b、定着装置11cなどで構成される。
画像形成部11は、像形成ユニット11bによって中間転写ベルト11a上にC,M,Y,K各色のトナー像を重畳してフルカラーのトナー像を形成する。中間転写ベルト11a上に形成されたトナー像は、給紙ユニット5から搬送されてきた記録紙に2次転写位置Dで転写される。トナー像が転写された記録紙は、下流の定着装置11cを通る際に加圧加熱されて該記録紙に定着される。定着装置11cを出た記録紙は、搬送部12によって後段の後処理ユニット8に向けて搬送される。なお、両面印刷の場合は、画像形成部11で表面に画像形成された記録紙は、反転経路12bを通って表裏反転された後、記録紙を一時停止させるレジスト部13の上流で主経路12aに戻り、画像形成部11で裏面に画像形成された後、後処理ユニット7へ向けて搬送される。
本体部10内の搬送路(主経路12a)上には、搬送される記録紙の各種物性値を測定するメディアセンサ20が設けてある。ここでは、メディアセンサ20は、反転経路12bが主経路12aに合流する箇所の直ぐ上流に設けてある。
画像形成装置3はさらに、ユーザから各種の操作を受け付ける機能、設定画面・操作画面、装置状態、警告等を表示する機能を果たす操作パネル14を備えている。
また、画像形成装置3の本体部10は、画像形成装置3の動作を制御する制御基板15を備えている。制御基板15は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を主要部として構成される。制御基板15のCPUはプログラムを実行することで制御部16、ジャム検出部17の機能を果たす。制御部16は、画像形成装置3における各種の動作を制御する。ジャム検出部17は、搬送部12の搬送路上で発生する紙詰まり(ジャム)を検出する。搬送路にはジャムを検出するためのセンサが各所に設けてあり、ジャム検出部17はこれらのセンサの出力値からジャムの発生および解除を検出する。
図2、図3はメディアセンサ20の概略構成を示している。メディアセンサ20は、記録紙の物性値として、平滑度や紙厚等を測定する。図2は、メディアセンサ20のうち記録紙の平滑度を測定する平滑度測定部21の概略構成を、図3は紙厚を測定する紙厚測定部26の概略構成をそれぞれ示している。
メディア検知対象の記録紙は、搬送路(主経路12a)の一部を成す近接対向配置された上ガイド板31と下ガイド板32の間を通る。平滑度測定部21は、上ガイド板31に形成された透光窓33を通じて測定対象の記録紙に向けて光を照射する発光素子22と、発光素子22から照射されて記録紙で正反射した光を上記の透光窓33を通じて受光する第1受光素子23と、発光素子22から照射されて記録紙で乱反射した光を透光窓33を通じて受光する第2受光素子24と、透光窓33のある箇所の上ガイド板31に向けて記録紙を裏面側から押圧する押圧部25を有する。ここでは、発光素子22はLED(発光ダイオード)であり、第1受光素子23、第2受光素子24はフォトダイオードである。
押圧部25は、上ガイド板31と下ガイド板32の間に在って記録紙を裏面から押し上げる高反射率で平板状の基準反射板25aと、基準反射板25aを上下動させるための直動型のソレノイド25bを有する。ソレノイド25bの可動鉄心は下ガイド板32に開設された貫通口34を貫通して基準反射板25aの裏面中央に連結されており、基準反射板25aを支持して上下動させる。
メディアセンサ20の平滑度測定部21は、第1受光素子23の出力値と第2受光素子24の出力値との関係から平滑度を検知する。より正確な検知のためには、受光素子センサ23、24と、測定される記録紙との距離を一定に保つ必要がある。そのため、押圧部25は記録紙を透光窓33の有る箇所で上ガイド板31に押し付けて、記録紙を位置決めする。平滑度測定部21による測定には、搬送停止→押圧部25による押し付け→第1受光素子23、第2受光素子24による測定、押し付けの解除、という一連の動作を行う必要があるため、測定にはある程度、長い時間を要することになる。
また、測定の準備として、基準反射板25aを上ガイド板31に押し付けた状態で発光素子22の反射光を受光素子23、24で受光してセンサを校正し、基準反射板25aの上ガイド板31への押し付けを解除してから記録紙を送り込む必要があり、該校正動作にも一定の時間を要する。
紙厚を測定する紙厚測定部26は、図3に示すように、上ガイド板31、下ガイド板32の間に在って記録紙を上ガイド板31に向けて押し付ける押し付け板27と、下ガイド板32の外側下方で縦向きに配置されたラインCCD28と、押し付け板27の裏面から下方へ延設され、下ガイド板32に開設された貫通口を通じて下端が図示省略のモータ等からなる駆動部に連結された支持腕29を備えて構成される。支持腕29には、ラインCCD28の受光面を横切るように側方に突出した測定棒29aが設けてある。
押し付け板27は、駆動部に駆動されて上下動し、ラインCCD28は、押し付け板27と一体となって上下動する測定棒29aの位置を測定する。紙厚測定部26は、記録紙を挟まない状態で押し付け板27を上ガイド板31に押し付けたときの測定棒29aの位置と、記録紙を挟んだ状態で押し付け板27を上ガイド板31に向けて押し付けたときの測定棒29aの位置との差から記録紙の厚みを検知する。
紙厚測定部26による測定には、搬送停止→押し付け板27を上ガイド板31に向けて押し付け→測定棒29aの位置をラインCCD28で測定、押し付け板27による押し付けの解除、という一連の動作を行う必要があるため、測定にはある程度、長い時間を要する。
また、測定の準備として、記録紙を挟まない状態で押し付け板27を上ガイド板31に押し付けて測定棒29aの位置を測定し、その後、押し付け板27による押し付けを解除してから記録紙を送り込む必要がある。
このように、メディア検知には搬送を一時停止して行う必要があり、ある程度長い時間を要するので、メディア検知を行うタイミングによってはプリンタの生産性が低下する。なお、メディアセンサ20で平滑度と紙厚の双方を測定するためにはそれぞれの測定時間の合計を要することになる。
次に、画像形成装置3における紙種(記録紙情報)の設定について説明する。画像形成装置3では、給紙トレイ毎に、紙種(坪量、紙厚、記録紙サイズ等を含む)を設定するようになっており、本体部10は、給紙トレイから給紙した記録紙に画像を形成するとき、給紙元の給紙トレイに設定されている紙種に基づいて定めた紙搬送制御条件で記録紙を搬送して画像を形成するようになっている。紙搬送制御条件には、紙搬送速度、先行紙と後続紙間の間隔、ジャム検知時間マージン、転写電流、定着温度等がある。
また、画像形成装置3は、各給紙トレイに紙種を設定する設定モードとして、ユーザが紙種を手動で設定するユーザ設定モードと、メディアセンサ20で検出した物性値に基づいて装置が自動的に紙種を設定する自動設定モードを有する。
通常のプリント動作において、画像形成装置3は、ユーザ設定モードに設定された給紙トレイから給紙された記録紙についてはメディアセンサ20で物性値の測定(メディア検知)は行わない。一方、通常のプリント動作において、画像形成装置3は、自動設定モードに設定された給紙トレイから給紙される記録紙については、メディア検知が未だ行われていなければメディア検知を行ってその給紙トレイに対して紙種を自動設定する。メディア検知済みであればメディア検知は行わない。
ユーザ設定モードでは、メディア検知を行わないので、給紙開始時点から紙搬送制御条件を設定して動作させることができ、自動設定モードでメディア検知する場合に比べて、生産性が向上する。
図4は、各給紙トレイに対してユーザ設定モード、自動設定モードを設定するための設定画面40の一例を示している。設定画面40には、給紙トレイ毎に、ユーザ設定モードの選択釦41と、自動設定モードの選択釦42と、紙種等の設定内容を入力・表示するための入力表示欄43が設けてある。図4では、給紙トレイ1、給紙トレイ2ついてはユーザ設定モードに設定されており、ユーザの手動入力により設定された、紙種、坪量、記録紙サイズ等の情報が、対応する入力表示欄43に表示されている。
給紙トレイ3については自動設定モードに設定されており、メディア検知によって装置が決定した紙種、坪量、記録紙サイズ等の情報が対応する入力表示欄43に表示されている。なお、自動設定モードに設定された給紙トレイであってメディア検知が未実行のものについては、図4の破線で示すように、未検出である旨が入力表示欄43に表示される。
次に、画像形成装置3においてジャムが発生した場合のパージ動作について説明する。画像形成装置3では、ジャム発生後のパージ動作の実行に便乗してジャム紙に関するメディア検知を行う。
図5は、全ての記録紙を同じ給紙トレイから給紙するジョブの実行中に、メイン排紙トレイ8に排紙する寸前の記録紙(1番紙)がジャムした場合のパージ動作を示す図である。なお、各記録紙には、給紙された順に1番から順に番号を付してある。
図5の場合、画像形成装置3は、1番紙のジャムを検出したら、搬送を停止する前に、1番紙より上流にある2番紙〜6番紙をパージトレイ9に順に排紙するプレパージ動作を行う。その際、メディアセンサ20の上流側でメディアセンサ20に最も近い位置にある5番紙をメディア検知し、その検知結果に基づいて給紙元の給紙トレイに対して紙種を自動設定する。その後のリカバリープリントでは、この紙種に基づいて紙搬送制御条件を設定する。その結果、再度のジャム発生が防止される。
このように、プレパージ動作に便乗してジャム紙(ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙された記録紙)に関するメディア検知を行うので、リカバリープリント中にメディア検知する必要がなくなり、ジャム紙に関するメディア検知によって生産性が低下することを防ぐことができる。
図6は、全ての記録紙を同じ給紙トレイから給紙するジョブの実行中に、3番紙がジャムした場合のパージ動作を示す図である。1番紙、2番紙は反転経路12bにある。この場合、まず、ユーザに、ジャム紙(3番紙)を除去してもらう。画像形成装置3は、3番紙が除去されたことを検出すると、搬送路上にある他の記録紙を、順次、パージトレイ9に排出するオートパージ動作を行う。その際、メディアセンサ20の上流側でメディアセンサ20に最も近い位置にある5番紙をメディア検知し、その検知結果に基づいてジャム紙の給紙元の給紙トレイに対して紙種を自動設定する。その後のリカバリープリントでは、この紙種に基づいて紙搬送制御条件を設定する。その結果、再度のジャム発生が防止される。
このように、オートパージ動作に便乗してジャム紙に関するメディア検知を行うので、リカバリープリント中にメディア検知する必要がなくなり、ジャム紙に関するメディア検知によって生産性が低下することを防ぐことができる。
図7は、複数の給紙トレイから混在給紙するジョブの実行中に、メイン排紙トレイ8に排紙する寸前の記録紙(1番紙)がジャムした場合のパージ動作を示す図である。ここでは、1番紙、4番紙、6番紙、7番紙は給紙トレイ1から給紙され、2番紙、3番紙、5番紙は他の給紙トレイ(たとえば給紙トレイ3)から給紙されたものとする。図では、給紙トレイ1から給紙された記録紙をグレー色で示してある。
この場合、画像形成装置3は、1番紙のジャムを検出したら、搬送を停止する前に、1番紙より上流にある2番紙〜7番紙をパージトレイ9に排紙するプレパージ動作を行う。その際、ジャム紙である1番紙と同じ給紙トレイから給紙された記録紙のうちメディアセンサ20の上流側でメディアセンサ20に最も近い位置にある6番紙をメディア検知し、その検知結果に基づいて給紙トレイ1に対して紙種を自動設定する。設定後は、6番紙、7番紙について、新たに設定した紙種に基づく紙搬送制御条件でのパージ動作を行う。これにより、パージ動作中の再度のジャム発生確率を減らすことができる。リカバリープリントでは、給紙トレイ1から給紙される記録紙については、給紙トレイ1に自動設定した新たな紙種に基づいて紙搬送制御条件が設定される。
図8は、プレパージ動作に便乗してメディア検知する記録紙を新たに給紙する場合の例を示している。図8の例は、全ての記録紙を同じ給紙トレイ(給紙トレイ3)から給紙するジョブの実行中に、メイン排紙トレイ8に排紙する寸前の記録紙(1番紙)がジャムした場合を示している。図では、未給紙の記録紙(5番紙)は破線で示してある。
この場合、1番紙より上流にある2番紙〜4番紙をパージトレイ9に排紙してプレパージできるが、全ての機内残紙(2番紙〜4番紙)がメディアセンサ20より下流にあるので、メディア検知できない。そこで、1番紙と同じ給紙トレイ3から新たに5番紙を給紙し、プレパージ動作に便乗して搬送する5番紙をメディア検知し、その検知結果に基づいて給紙トレイ3に対して紙種を自動設定する。その後のリカバリープリントでは、この自動設定した紙種に基づいて紙搬送制御条件を設定する。これにより、再度のジャム発生が防止される。
このように、機内にメディア検知可能な残紙が無い場合には、パージ動作中にジャム紙と同じ給紙トレイから新たに給紙して搬送し、この記録紙をメディア検知するので、リカバリープリント中にメディア検知する必要がなくなり、ジャム紙に関するメディア検知によって生産性が低下することを防ぐことができる。
図9は、複数の給紙トレイから混在給紙するジョブの実行中にジャムが発生した場合のプレパージ動作に便乗して、メディア検知する記録紙を新たに給紙する場合の例を示している。図9の例は、1番紙、4番紙は給紙トレイ1から給紙され、2番紙、3番紙、5番紙、6番紙は給紙トレイ3から給紙されたものとする。図では、給紙トレイ1から給紙された記録紙をグレー色で示してある。また、未給紙の記録紙(7番紙)は破線で示してある。
この場合、機内残紙のうち5番紙、6番紙はメディアセンサ20より上流にあってメディア検知可能であるが、これらはジャム紙である1番紙と給紙元が異なるので、残紙の中にメディア検知すべき記録紙は存在しない。そこで、1番紙と同じ給紙トレイ3から新たに7番紙を給紙し、プレパージ動作に便乗して搬送する7番紙をメディア検知し、その検知結果に基づいて給紙トレイ3に対して紙種を自動設定する。その後のリカバリープリントでは、この紙種に基づいて紙搬送制御条件を設定する。これにより、再度のジャム発生が防止される。
このように、機内にジャム紙と同じ給紙元であってメディア検知可能な残紙が無い場合には、パージ動作中にジャム紙と同じ給紙トレイから新たに給紙してこの記録紙をメディア検知するので、リカバリープリント中にメディア検知する必要がなくなり、ジャム紙に関するメディア検知によって生産性が低下することを防ぐことができる。
図10は、パージ動作においてメディア検知する記録紙を優先的に排紙するように搬送順序を制御する例を示している。図10の例では、3番紙がジャムしており、1番紙、2番紙は反転経路12bにあり、メディアセンサ20の上流に4番紙、5番紙が残っている。1番紙、3番紙、4番紙は給紙トレイ1から給紙された記録紙であり、2番紙、5番紙は給紙トレイ3から給紙された記録紙であるものとする。
この場合、ユーザが3番紙を除去した後の搬送順序として、
(a)1番紙、2番紙、4番紙、5番紙の順でパージする、
(b)4番紙、5番紙、1番紙、2番紙の順でパージする、
がある。上記(b)の場合、ジャム紙と給紙元が同じ4番紙をメディア検知して得た紙種に基づいて紙搬送制御条件を更新した状態で、ジャム紙と給紙元が同じ1番紙をパージすることができるので、パージ動作中のジャム発生確率を減らすことができる。一方、上記(a)の場合は、4番紙をメディア検知して得た紙種に基づいて紙搬送制御条件を更新する前にジャム紙と給紙元が同じ1番紙をパージするので、1番紙のパージ動作中のジャム発生確率が(b)の場合に比べて高くなる。
そこで、本発明では、メディア検知する記録紙を優先的に排紙するように搬送順序を制御することで、パージ動作中のジャム再発確率を下げる。
なお、図11のように、メディアセンサ20の上流にある残紙(1番紙、2番紙)の給紙元(給紙トレイ3)がジャム紙(3番紙)の給紙元(給紙トレイ1)と異なる場合には、4番紙をメディア検知した結果が1番紙、2番紙の紙搬送制御条件に影響しないので、メディア検知する4番紙よりも先に、1番紙、2番紙を排紙してもよい。パージトレイ9に給紙順に各記録紙が排出されて好ましい。
次に、ジャム発生後のパージ動作に伴ってメディア検知を行うか否かを、ジャムの種類に応じて判断する場合について説明する。
ジャムの発生には各種の原因があり、紙種の誤認でない場合もある。たとえば、後処理装置(フィニッシャ)でのジャムは、一般に紙が静電気を帯びて部材に貼り付くことが原因である場合が多く、紙種の誤認によるものではない。また、制御ジャムは、記録紙が機内で停止待機中にソフトウェアの論理エラーが検出されたことを原因とするものであり、紙種の誤認によるものではない。
そこで、このような紙種の誤認が原因でないことが明らかなジャムについては、パージ動作の実行時にメディア検知しないように制御する。ここでは、ジャムコードはジャムの要因に応じて採番されているので、図12に示すように、ジャムコード一覧において、ジャムコード毎に、パージ動作時のメディア検知の要否を登録しておき、ジャム発生時は、そのジャムに対応するジャムコードでこの一覧を参照してメディア検知の要否を判断する。これにより、パージ動作中に不要なメディア検知を回避して処理時間を節約することができる。
図13は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置3にけるジャム発生後の動作を示すタイムチャートである。ジャム発生後は、立ち下げ動作を経て装置は停止する。プレパージは立ち下げ動作中に実施される。ジャム解除後は立ち上げ動作を経て装置はプリント可能状態に移行する。オートパージはこの立ち上げ動作中に行われる。本発明ではプレパージ動作やオートバージ動作に便乗してメディア検知を行う(パージ動作の実行時に搬送される記録紙をメディア検知する)ので、プリント可能状態となった後は、メディア検知することなく、直ちにリカバリープリントを開始することができる。
図14は、ジャムを解除してプリント可能状態になってからメディア検知する場合の動作を示すタイムチャートである。従来は、図14に示すように、リカバリープリントで搬送する記録紙をメディア検知していた。図13に示す本発明の画像形成装置3では、図14に示す従来の動作に比べて生産性が向上していることが分かる。
図15、図16は、画像形成装置3がジャム発生時に行う処理を示す流れ図である。画像形成装置3のジャム検出部17がジャムの発生を検知すると(ステップS101;Yes)、制御部16は、ジャム紙の給紙元の給紙トレイに対する紙種の設定モードが、ユーザ設定モードであるか自動設定モードであるかを調べる(ステップS102)。ジャム紙の給紙元の給紙トレイが自動設定モードに設定されている場合は(ステップS102;自動)、メディア検知を伴わない、通常のパージ動作を実行して(ステップS105)、本処理を終了する。
ジャム紙の給紙元の給紙トレイがユーザ設定モードに設定されている場合は(ステップS102;手動)、ジャム要因がメディア検知を必要とするものであるか否かを、ジャムコードで図12の一覧を参照等して判断する(ステップS103)。今回のジャムの要因がメディア検知不要のものであれば(ステップS103;No)、メディア検知を伴わない、通常のパージ動作を実行して(ステップS105)、本処理を終了する。
今回のジャムの要因がメディア検知を要するものであれば(ステップS103;Yes)、ジャム紙がメディア検知済みであるか否かを確認する(ステップS104)。なお、メディア検知を行ったときは、該メディア検知の対象となった記録紙の給紙元の給紙トレイに紐付けて、メディア検知済みであることを示す情報を登録するようになっており(図16、ステップS113参照)、該情報に基づいてステップS104の判断は行われる。ジャム紙がメディア検知済みならば(ステップS104;Yes)、メディア検知を伴わない、通常のパージ動作を実行して(ステップS105)、本処理を終了する。
ジャム紙がメディア検知済みでなければ(ステップS104;No)、ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙されたパージ紙が、メディアセンサ20より上流の搬送路に存在するか否かを判断する(ステップS106)。ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙されたパージ紙が、メディアセンサ20より上流の搬送路に存在する場合は(ステップS106;Yes)、ステップS108へ移行する。
ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙されたパージ紙が、メディアセンサ20より上流の搬送路に存在しなければ、ジャム紙の給紙元と同じ給紙トレイから新たに1枚の記録紙を給紙して(ステップS107)、ステップS108へ移行する。
ステップS108では、メディア検知する記録紙(これを記録紙Aとする)を特定する。具体的には、ジャム紙と給紙元が同じであってメディアセンサ20の上流でメディアセンサ20に最も近い位置にある記録紙を記録紙Aに特定する。
次に、記録紙Aを優先して排紙するようにパージ動作における搬送順序を決定する(ステップS109)。たとえば、前述した図10の状態で、4番紙、5番紙、1番紙、2番紙の順で排紙するようにパージ動作における搬送順序を決定する。
次に、ステップS109で決定した搬送順序でパージ動作を開始し(ステップS110)、記録紙Aがメディアセンサ20の箇所に到達したら、該記録紙Aについてメディア検知を行う。そして、記録紙Aのメディア検知が完了したら(ステップS111;Yes)、該メディア検知の結果に基づいて紙種を決定し、該決定した紙種をジャム紙の給紙元の給紙トレイ(記録紙Aの給紙元と同じ)に紐付けて自動設定する(ステップS112)。
次に、ジャム紙の給紙元の給紙トレイをメディア検知済みに設定し(ステップS113)、ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙される記録紙に関する紙搬送制御条件を、該給紙トレイに自動設定した紙種に基づく値に変更する(ステップS114)。ステップS112〜S114の処理は記録紙Aをメディア検知したら直ちに実行され、以後のパージ動作中の搬送(記録紙Aの搬送も含む)に反映される。
なお、メディア検知する記録紙はジャム紙と同じ給紙トレイから給紙する記録紙(上記の例では記録紙A)のみでよく、他の記録紙はメディア検知しない。
以上説明したように、本発明に係る画像形成装置3では、ジャムが発生したとき、パージ動作に便乗して、ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙された残紙もしくは該当の残紙が無い場合にはジャム紙と同じ給紙トレイから新たに給紙した記録紙をメディア検知するので、生産性の低下を招くことなく、ジャム紙に関するメディア検知を実施することができ、生産性を低下させずにリカバリープリントを行うことができる。
また、ジャム紙と同じ給紙元の記録紙を早期にメディア検知し、その検知した紙種に基づいて紙搬送制御条件を直ちに切り替えるので、パージ動作中のジャム再発確率を減らすことができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、メディア検知する記録紙Aを常に優先して排紙するようにパージ動作における搬送順序を決定したが(図16、ステップS109)、残紙が、図10に示すような状態であるか、図11に示すような状態であるかを判別し、図10に示すような状態の場合にのみ記録紙Aを優先的に排紙するようにしもよい。図17にその判断に係る処理を示す。ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙されたパージ紙がメディアセンサ20の下流にあるか否かを判断し(ステップS201)、ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙されたパージ紙がメディアセンサ20の下流にあれば(ステップS201;Yes)、メディア検知する記録紙Aを優先的に排紙するように搬送順序を決定する(ステップS202)。一方、ジャム紙と同じ給紙トレイから給紙されたパージ紙がメディアセンサ20の下流になければ(ステップS201;No)、上流から順に排紙(給紙順に排紙)するように搬送順序を決定する(ステップS203)。
3…画像形成装置
5…給紙ユニット
7…後処理ユニット
8…メイン排紙トレイ
9…パージトレイ
10…本体部
11…画像形成部
11a…中間転写ベルト
11b…像形成ユニット
11c…定着装置
12…搬送部
12a…主経路
12b…反転経路
12c…反転部
13…レジスト部
14…操作パネル
15…制御基板
16…制御部
17…ジャム検出部
20…メディアセンサ
21…平滑度測定部
22…発光素子
23…第1受光素子
24…第2受光素子
25…押圧部
25a…基準反射板
25b…ソレノイド
26…紙厚測定部
27…押し付け板
28…ラインCCD
29…支持腕
29a…測定棒
31…上ガイド板
32…下ガイド板
33…透光窓
34…貫通口
40…設定画面
41…ユーザ設定モードの選択釦
42…自動設定モードの選択釦
43…入力表示欄

Claims (8)

  1. 給紙トレイから記録紙を繰り出して搬送する搬送部と、
    前記搬送部が搬送する記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記搬送部の搬送路上にあって搬送される記録紙の物性値を測定するメディアセンサと、
    前記搬送部が搬送する記録紙のジャムを検出するジャム検出部と、
    前記ジャム検出部が記録紙のジャムを検出した場合に、前記搬送路に残存する記録紙を所定の排紙先へ搬送するパージ動作を前記搬送部に行わせると共に、前記パージ動作の実行時に搬送される記録紙の物性値を前記メディアセンサに測定させる制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記ジャムを起こした記録紙が前記メディアセンサによって測定済みの場合は、前記パージ動作の実行時に前記測定を行わない
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記パージ動作の実行時に搬送される記録紙のうち、前記ジャムを起こした記録紙と給紙元の給紙トレイが同じ記録紙についてのみ前記メディアセンサに測定させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記ジャムを起こした記録紙と給紙元の給紙トレイが同じ記録紙が前記メディアセンサより上流の前記搬送路に残存しない場合は、前記パージ動作の実行時に、前記ジャムを起こした記録紙の給紙元と同じ給紙トレイから記録紙を給紙して該記録紙を前記メディアセンサに測定させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記パージ動作の実行時に搬送する記録紙の搬送順序を、前記メディアセンサに測定させる記録紙が前記排紙先へ優先的に搬送されるように制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記ジャム検出部によって検出されたジャムの種類に応じて、前記パージ動作の実行時に搬送される記録紙の物性値を前記メディアセンサに測定させるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 給紙トレイに紐付ける記録紙情報をユーザが設定するユーザ設定モードと、画像形成時に給紙トレイから給紙して搬送する記録紙を前記メディアセンサで測定し、その測定結果に基づいて前記給紙トレイに紐付ける記録紙情報を自動設定する自動設定モードを有し、
    前記制御部は、給紙トレイに紐付けされた記録紙情報に基づいて、その給紙トレイから給紙して搬送する記録紙の搬送条件を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、給紙トレイに紐付けされた記録紙情報に基づいて、その給紙トレイから給紙して搬送する記録紙の搬送条件を設定すると共に、前記パージ動作の実行時に搬送される記録紙のうち前記ジャムを起こした記録紙と給紙元の給紙トレイが同じ記録紙を前記メディアセンサで測定して得た記録紙情報を、前記ジャムを起こした記録紙の給紙元の給紙トレイに紐付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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