JP2020077183A - 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】見守られる人の適切な外出確認を実現する情報処理装置を提供する。【解決手段】通信部21と、制御部22とを備えた在宅判定システムの見守りサーバ2において、制御部は、通信部を介して、見守られる人による家電機器の利用状況を示すログ情報と、見守られる人のスケジュールを示すスケジュール情報とを取得し、ログ情報と、スケジュール情報とを参照して、見守られる人に通知する通知情報を決定する。【選択図】図2
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムに関する。
従来の見守りシステムにおいては、見守られる人がテレビの画面でお出かけ設定をオンにする、または、見守り管理者が見守り一覧画面において、見守られる人のお出かけスケジュールを設定する。これにより、見守られる人のお出かけ設定がオンになっている時間帯には、テレビが閾値以上の時間オフになっていても、正常状態であると判断するので、見守り管理者には警告が行われない。
なお、特許文献1には、テレビの操作によって、お出かけ設定を行い、テレビの電源を切るとその時点でお出かけ状態がオンになる技術が開示されている。また、特許文献2には、見守り管理者が見守り一覧画面で見守られる人のお出かけ日程を入力する技術が開示されている。
ところで、見守られる人のお出かけ設定がオンになっている時間帯に、テレビが閾値以上の時間オンになっていると、異常状態であると判断するので、見守り管理者には警告が行われる。しかしながら、見守られる人がお出かけの予定を忘れている可能性もあるので、見守り管理者に警告するよりも、見守られる人に確認する方を優先すべきであるとも考えられる。
本発明の一態様は、適切な外出確認を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、通信部と、制御部とを備えた情報処理装置であって、上記制御部が、上記通信部を介して、対象者による家電機器の利用状況を示すログ情報と、当該対象者のスケジュールを示すスケジュール情報とを取得し、上記ログ情報と、上記スケジュール情報とを参照して、上記対象者に通知する通知情報を決定する。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理方法は、情報処理装置による情報処理方法であって、対象者による家電機器の利用状況を示すログ情報と、当該対象者のスケジュールを示すスケジュール情報とを取得する取得ステップと、上記ログ情報と、上記スケジュール情報とを参照して、上記対象者に通知する通知情報を決定する決定ステップと、を含む。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るプログラムは、情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、対象者による家電機器の利用状況を示すログ情報と、当該対象者のスケジュールを示すスケジュール情報とを取得する取得ステップと、上記ログ情報と、上記スケジュール情報とを参照して、上記対象者に通知する通知情報を決定する決定ステップと、を上記コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様によれば、適切な外出確認を実現することができる。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、詳細に説明する。
以下、本発明の実施形態1について、詳細に説明する。
(在宅判定システム1)
図1は、本実施形態に係る在宅判定システム1の構成を示す図である。在宅判定システム1では、見守られる人(対象者)のスケジュール管理と、カレンダーアプリとを連携させており、見守られる人がカレンダーアプリにスケジュールを入力するとスケジュール管理に反映される。そして、在宅判定システム1は、カレンダーのスケジュールがお出かけの予定であるのに、テレビ等の家電機器のログが上がってきている場合には、見守られる人に外出予定を確認するための通知を行う。
図1は、本実施形態に係る在宅判定システム1の構成を示す図である。在宅判定システム1では、見守られる人(対象者)のスケジュール管理と、カレンダーアプリとを連携させており、見守られる人がカレンダーアプリにスケジュールを入力するとスケジュール管理に反映される。そして、在宅判定システム1は、カレンダーのスケジュールがお出かけの予定であるのに、テレビ等の家電機器のログが上がってきている場合には、見守られる人に外出予定を確認するための通知を行う。
ここで、「見守られる人」とは、独居の高齢者等、見守る必要のある人のことをいう。「見守る人」とは、見守られる人の親族等関係者、自治体の職員や地区の民生委員等、見守られる人を管理する見守り管理者のことをいう。
在宅判定システム1は、家電機器のログにより見守られる人が在宅中か否かを判定し、その判定結果と、見守られる人が入力したスケジュールのお出かけの予定とを照合して、その照合結果に応じて、見守られる人に外出予定の確認を行うシステムである。図1に示すように、在宅判定システム1は、見守りサーバ(情報処理装置)2、家電機器3、スケジュールサーバ4、および、端末5がネットワーク6を介して互いに通信可能に接続されて構成される。
見守りサーバ2は、家電機器3から見守られる人による当該家電機器3の利用状況を示すログ情報を取得し、スケジュールサーバ4から当該見守られる人のスケジュールを示すスケジュール情報を取得し、当該ログ情報と、当該スケジュール情報とを参照して、見守られる人を見守る人の端末5に通知情報を送信する。
家電機器3は、見守られる人が利用する家電機器であり、例えば、テレビ、ラジオ、照明機器等である。家電機器3については、見守られる人毎に少なくとも1台の家電機器が在宅判定システム1に適用される。なお、ここでいう家電機器3は、電源オン状態が利用者の在宅を示すものが望ましい。
スケジュールサーバ4は、カレンダーおよび見守られる人の外出予定を含むカレンダーデータ41を管理する装置である。スケジュールサーバ4は、カレンダーアプリがインストールされた端末(例えば、PC、スマートフォン、タブレット端末等)と連動し、見守られる人が端末のカレンダーアプリにイベントを入力すると、カレンダーデータ41に、当該見守られる人のイベントと、当該イベントが外出予定であるか否かを反映させる。この場合、スケジュールサーバ4は、入力されたイベントが外出予定であるか否かを判定して、外出予定であるときに、当該イベントが外出予定である旨を示すフラグを、当該イベントに関連付けて設定する。
端末5は、見守られる人が携帯する端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末等である。端末5については、見守られる人毎に少なくとも1台の端末が在宅判定システム1に適用される。ネットワーク6は、インターネット等の通信網である。
(見守りサーバ2)
図2は、本実施形態に係る見守りサーバ2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、見守りサーバ2は、通信部21、制御部22、および、記憶部23を備えている。なお、見守りサーバ2は、通信部21および制御部22をそれぞれ複数備えていてもよい。
図2は、本実施形態に係る見守りサーバ2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、見守りサーバ2は、通信部21、制御部22、および、記憶部23を備えている。なお、見守りサーバ2は、通信部21および制御部22をそれぞれ複数備えていてもよい。
通信部21は、ネットワーク6に接続され、家電機器3、スケジュールサーバ4、および、端末5との間でネットワーク6を介して通信を行う。
制御部22は、図2に示すように、ログ取得部221、スケジュール取得部222、通知決定部223、および、通知送信部224として機能する。ログ取得部221は、家電機器3から通信部21を介して、見守られる人による家電機器3の利用状況を示すログ情報を取得する。スケジュール取得部222は、スケジュールサーバ4から通信部21を介して、見守られる人のスケジュールを示すスケジュール情報を取得する。
通知決定部223は、ログ取得部221が取得したログ情報と、スケジュール取得部222が取得したスケジュール情報とを参照して、見守られる人に通知する通知情報を決定する。通知送信部224は、通知決定部223が決定した通知情報を、通信部21を介して、端末5に送信する。
記憶部23は、制御部22による制御を受けて、データの記憶および読み出しを行うものである。記憶部23には、家電機器3の機器識別情報と、見守られる人の個人識別情報と、端末5の端末識別情報とがテーブル等により関連付けられたデータベースが予め記憶される。記憶部23は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成される。
(在宅判定システム1の処理)
図3は、本実施形態に係る在宅判定システム1の処理(情報処理方法)を示すシーケンス図である。
図3は、本実施形態に係る在宅判定システム1の処理(情報処理方法)を示すシーケンス図である。
(ステップS301)
家電機器3は、当該家電機器3の利用状況を示すログ情報を見守りサーバ2に送信する。ログ情報は、例えば、機器識別情報、電源オン時刻、電源オフ時刻、所定時間(例えば、24時間等)以上電源オン状態、所定時間以上電源オフ状態等を含む。
家電機器3は、当該家電機器3の利用状況を示すログ情報を見守りサーバ2に送信する。ログ情報は、例えば、機器識別情報、電源オン時刻、電源オフ時刻、所定時間(例えば、24時間等)以上電源オン状態、所定時間以上電源オフ状態等を含む。
(ステップS302:取得ステップ)
見守りサーバ2において、制御部22のログ取得部221は、通信部21を介して家電機器3からログ情報を受信し、記憶部23に記憶させる。ログ情報には、機器識別情報、電源オン時刻、電源オフ時刻等が含まれる。
見守りサーバ2において、制御部22のログ取得部221は、通信部21を介して家電機器3からログ情報を受信し、記憶部23に記憶させる。ログ情報には、機器識別情報、電源オン時刻、電源オフ時刻等が含まれる。
機器識別情報は、家電機器3に固有の情報であり、記憶部23のデータベースにおいて、見守られる人の個人識別情報に関連付けられる。電源オン時刻は、家電機器3の電源がオンになった時刻である。電源オフ時刻は、家電機器3の電源がオフになった時刻である。従って、制御部22は、電源オン時刻から電源オフ時刻までの間、見守られる人が当該家電機器3を利用していたことを特定する。また、制御部22は、電源オン時刻から電源オフ時刻までの時間を、当該家電機器3の利用時間として特定する。
(ステップS303)
スケジュールサーバ4は、カレンダーアプリの利用者の外出予定を含むカレンダーデータ41を保持している。スケジュールサーバ4は、見守られる人のカレンダーデータ41のうち、外出予定のフラグが設定されたデータを常時監視しており、もうすぐ外出予定時間が開始するか(例えば、外出予定時刻の15分前か)否かを判定する。もうすぐ外出予定時間が開始することを示すカレンダーデータ41がある場合(ステップS303のYES)、スケジュールサーバ4は、ステップS304の処理を実行する。もうすぐ外出予定時間が開始することを示すカレンダーデータ41がない場合(ステップS303のNO)、スケジュールサーバ4は、ステップS303の判定を繰り返す。
スケジュールサーバ4は、カレンダーアプリの利用者の外出予定を含むカレンダーデータ41を保持している。スケジュールサーバ4は、見守られる人のカレンダーデータ41のうち、外出予定のフラグが設定されたデータを常時監視しており、もうすぐ外出予定時間が開始するか(例えば、外出予定時刻の15分前か)否かを判定する。もうすぐ外出予定時間が開始することを示すカレンダーデータ41がある場合(ステップS303のYES)、スケジュールサーバ4は、ステップS304の処理を実行する。もうすぐ外出予定時間が開始することを示すカレンダーデータ41がない場合(ステップS303のNO)、スケジュールサーバ4は、ステップS303の判定を繰り返す。
(ステップS304)
スケジュールサーバ4は、見守られる人が外出予定であることを示すスケジュール情報を見守りサーバ2に送信する。この場合、スケジュールサーバ4は、見守られる人の個人識別情報を含むスケジュール情報を見守りサーバ2に送信する。
スケジュールサーバ4は、見守られる人が外出予定であることを示すスケジュール情報を見守りサーバ2に送信する。この場合、スケジュールサーバ4は、見守られる人の個人識別情報を含むスケジュール情報を見守りサーバ2に送信する。
なお、見守りサーバ2は、スケジュールサーバ4に対して、定期的に(例えば、毎正時に)直近の(例えば、1時間以内の)外出予定を問合せてもよいし、毎日0時前後に当日の外出予定を一括して問合せてもよい。
(ステップS305:取得ステップ)
見守りサーバ2において、制御部22のスケジュール取得部222は、通信部21を介してスケジュールサーバ4からスケジュール情報を受信し、記憶部23に記憶させる。スケジュール情報には、見守られる人の外出予定、個人識別情報等が含まれる。現在時刻が外出予定時間帯に含まれている場合、当該スケジュール情報は、見守られる人が外出中であることを示す。一方、現在時刻が外出予定時間帯に含まれていない場合、当該スケジュール情報は、見守られる人が外出中でない、すなわち、在宅であることを示す。なお、見守りサーバ2は、スケジュールサーバ4ではなく、カレンダーアプリがインストールされた端末からスケジュール情報を受信してもよい。
見守りサーバ2において、制御部22のスケジュール取得部222は、通信部21を介してスケジュールサーバ4からスケジュール情報を受信し、記憶部23に記憶させる。スケジュール情報には、見守られる人の外出予定、個人識別情報等が含まれる。現在時刻が外出予定時間帯に含まれている場合、当該スケジュール情報は、見守られる人が外出中であることを示す。一方、現在時刻が外出予定時間帯に含まれていない場合、当該スケジュール情報は、見守られる人が外出中でない、すなわち、在宅であることを示す。なお、見守りサーバ2は、スケジュールサーバ4ではなく、カレンダーアプリがインストールされた端末からスケジュール情報を受信してもよい。
(ステップS306)
見守りサーバ2において、制御部22の通知決定部223は、外出予定の見守られる人が在宅であると認識されるログ情報があるか否かを判定する。詳細には、通知決定部223は、ステップS305で受信したスケジュール情報が見守られる人は外出中であることを示し、かつ、ステップS302で記憶部23に記憶されたログ情報が見守られる人は当該家電機器3を利用していることを示すか否かを判定する。この場合、通知決定部223は、記憶部23のデータベースにおいて、スケジュール情報に含まれる個人識別情報に関連付けられた機器識別情報を含むログ情報を特定して、当該ログ情報に関して上記の判定を行う。
見守りサーバ2において、制御部22の通知決定部223は、外出予定の見守られる人が在宅であると認識されるログ情報があるか否かを判定する。詳細には、通知決定部223は、ステップS305で受信したスケジュール情報が見守られる人は外出中であることを示し、かつ、ステップS302で記憶部23に記憶されたログ情報が見守られる人は当該家電機器3を利用していることを示すか否かを判定する。この場合、通知決定部223は、記憶部23のデータベースにおいて、スケジュール情報に含まれる個人識別情報に関連付けられた機器識別情報を含むログ情報を特定して、当該ログ情報に関して上記の判定を行う。
外出予定の見守られる人が在宅であると認識されるログ情報がある場合(ステップS306のYES)、制御部22はステップS307の処理を実行する。外出予定の見守られる人が在宅であると認識されるログ情報がない場合(ステップS306のNO)、制御部22はステップS310の処理を実行する。
(ステップS307:決定ステップ)
見守りサーバ2において、制御部22の通知決定部223は、スケジュール情報が見守られる人は外出中であることを示し、かつ、ログ情報が見守られる人は家電機器3を利用していることを示す場合、見守られる人が外出予定なのに在宅を示すので、見守られる人に外出予定を確認する通知情報を作成する。例えば、見守られる人が外出予定を忘れている可能性がある。
見守りサーバ2において、制御部22の通知決定部223は、スケジュール情報が見守られる人は外出中であることを示し、かつ、ログ情報が見守られる人は家電機器3を利用していることを示す場合、見守られる人が外出予定なのに在宅を示すので、見守られる人に外出予定を確認する通知情報を作成する。例えば、見守られる人が外出予定を忘れている可能性がある。
そして、通知送信部224は、通信部21を介して、当該通知情報を端末5に送信する。通知情報の送信に必要である、端末5のIPアドレス、見守られる人のメールアドレス等を含む端末識別情報は、記憶部23のデータベースにおいて、見守られる人の個人識別情報から関連付けられる。
(ステップS308)
端末5は、見守りサーバ2から見守られる人に外出予定を確認する通知情報を受信する。
端末5は、見守りサーバ2から見守られる人に外出予定を確認する通知情報を受信する。
(ステップS309)
端末5は、見守られる人に外出予定を確認する通知情報を表示する。
端末5は、見守られる人に外出予定を確認する通知情報を表示する。
なお、事前と、事後とで通知情報を変えてもよい。見守られる人の外出予定時刻が迫っている場合に、見守られる人が在宅と認識されるログ情報があったときには、端末5は、見守られる人に外出時刻が迫っていることを表示する。一方、見守られる人の外出予定時刻が過ぎて所定時間が経過した場合に、見守られる人が在宅と認識されるログ情報があったときには、端末5は、見守られる人に外出予定の時間帯なのに在宅していることを表示する。
例えば、通院のスケジュールの10分前になっても、独居老人(見守られる人)のテレビがオン状態になっている場合には、当該独居老人の端末5は、当該独居老人に通院予定を確認する旨の通知情報を表示する。なお、テレビが当該通知情報を表示してもよい。例えば、「通院のスケジュールの10分前です。準備はできましたか?」と表示してもよい。独居老人は、端末5を見て、通知情報に対する返信を行って、自分の安否を連絡する。
なお、見守りサーバ2は、見守られる人の端末5から、所定時間以内に通知情報に対する応答を受信しない場合に、見守る人の端末に見守られる人は異常な状態であることを示す通知情報を送信してもよい。見守られる人の端末5から応答を受信しないということは、見守られる人が自宅で倒れている可能性があるからである。なお、見守る人の端末の識別情報は、記憶部23のデータベースにおいて、見守られる人の端末5の識別情報から関連付けられている。
(ステップS310:決定ステップ)
見守りサーバ2において、制御部22の通知決定部223は、スケジュール情報が見守られる人は外出中であることを示し、かつ、ログ情報が見守られる人は家電機器3を利用していないことを示す場合、見守られる人が外出予定で不在を示すので、見守られる人に通知する通知情報を作成しない。従って、通知送信部224は、端末5に何も通知情報を送信しない。
見守りサーバ2において、制御部22の通知決定部223は、スケジュール情報が見守られる人は外出中であることを示し、かつ、ログ情報が見守られる人は家電機器3を利用していないことを示す場合、見守られる人が外出予定で不在を示すので、見守られる人に通知する通知情報を作成しない。従って、通知送信部224は、端末5に何も通知情報を送信しない。
なお、通知決定部223は見守られる人に問題ないことを確認する通知情報を決定し、通知送信部224は、当該通知情報を端末5に送信してもよい。
(実施例)
図4は、本実施形態に係る在宅判定システム1の処理の一例を示す図である。見守りサーバ2は、スケジュールサーバ4から見守られる人のカレンダーデータ41をスケジュール情報として受信する。カレンダーデータ41は、9月15日午前9:00から9月16日午後8:00までの間、見守られる人が温泉旅行に出かけることを示す。
図4は、本実施形態に係る在宅判定システム1の処理の一例を示す図である。見守りサーバ2は、スケジュールサーバ4から見守られる人のカレンダーデータ41をスケジュール情報として受信する。カレンダーデータ41は、9月15日午前9:00から9月16日午後8:00までの間、見守られる人が温泉旅行に出かけることを示す。
ケースAでは、見守りサーバ2は、家電機器3が9月15日午前9:00から24時間電源オフ状態であることを示すログ情報を受信する。この場合、見守りサーバ2は、家電機器3が24時間電源オフ状態であっても、その間は見守られる人がお出かけの予定なので、見守られる人に通知する通知情報を作成しない。従って、端末5は、見守られる人に関する情報を表示しない。なお、家電機器3が電源オフ状態であるため、見守りサーバ2が当該家電機器3から稼動状態を示すログ情報を所定時間以上受信しない場合にも、その間は見守られる人がお出かけの予定であるときには、見守られる人に通知する通知情報を作成しない。
ケースBでは、見守りサーバ2は、家電機器3が9月15日午前10:00に電源オン状態になったことを示すログ情報を受信する。この場合、見守りサーバ2は、見守られる人がお出かけの予定なのに、家電機器3が電源オンになっているので、見守られる人に外出予定を確認する通知情報を作成する。この場合、例えば、見守られる人が外出予定を忘れている可能性がある。従って、端末5は、「○○さん、外出予定を忘れていませんか。」と表示する。
このように、本実施形態における見守りサーバ2では、通信部21と、制御部22とを備えており、制御部22が、通信部21を介して、見守られる人による家電機器3の利用状況を示すログ情報と、見守られる人のスケジュールを示すスケジュール情報とを取得し、ログ情報と、スケジュール情報とを参照して、見守られる人に通知する通知情報を決定する。そのため、見守られる人が自分のスケジュールを入力するだけでよく、見守られる人がテレビにお出かけ設定をする必要はないし、見守る人がお出かけのスケジュールを設定する必要もない。従って、見守られる人の外出予定を確実に把握できるので、適切な外出確認を実現することができる。
また、本実施形態における見守りサーバ2では、制御部22が、スケジュール情報が見守られる人は外出中であることを示し、かつ、ログ情報が見守られる人は家電機器3を利用していないことを示す場合、見守られる人に通知する通知情報を作成しない。そのため、見守られる人への無用な通知を回避することができる。
また、本実施形態における見守りサーバ2では、制御部22が、スケジュール情報が見守られる人は外出中であることを示し、かつ、ログ情報が見守られる人は家電機器3を利用していることを示す場合、見守られる人に外出予定を確認する通知情報を作成する。そのため、見守られる人に外出予定を確認する通知を行うことができる。
なお、見守られる人(対象者)は、高齢者等の見守る必要のある人だけでなく、高齢ではない健常者であってもよい。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
在宅判定システム1のスケジュールサーバ4は、以下の各基準により、カレンダーアプリに入力されたイベントが外出予定であるか否かを判定してもよい。以下は、基準の一例を示すものであり、複数の基準を組合せてもよいし、他の基準で判定してもよい。
(1)カレンダーのイベントは外出予定とみなす。すなわち、入力されるイベントは外出を伴うものであると認識する。
(2)カレンダーのイベントのうち、場所の項目に何等かの入力が行われたものは外出予定であるとみなす。逆に言えば、場所の項目に自宅を入力することはないと認識する。
(3)カレンダーのイベントに外出予定のチェックボックスを付加して、チェックが付いていれば外出予定であるとみなす。
(4)カレンダーのイベントのうち、タイトルの項目に場所が含まれているものは外出予定であるとみなす。例えば、「○○温泉に旅行」というタイトルがあれば、外出予定であるとみなす。
(5)イベントの内容がお出かけであると推測される内容になっていれば、外出予定であるとみなす。例えば、「通院」、「旅行」という内容であれば、外出予定であるとみなす。
(1)カレンダーのイベントは外出予定とみなす。すなわち、入力されるイベントは外出を伴うものであると認識する。
(2)カレンダーのイベントのうち、場所の項目に何等かの入力が行われたものは外出予定であるとみなす。逆に言えば、場所の項目に自宅を入力することはないと認識する。
(3)カレンダーのイベントに外出予定のチェックボックスを付加して、チェックが付いていれば外出予定であるとみなす。
(4)カレンダーのイベントのうち、タイトルの項目に場所が含まれているものは外出予定であるとみなす。例えば、「○○温泉に旅行」というタイトルがあれば、外出予定であるとみなす。
(5)イベントの内容がお出かけであると推測される内容になっていれば、外出予定であるとみなす。例えば、「通院」、「旅行」という内容であれば、外出予定であるとみなす。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本発明の実施形態3について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
在宅判定システム1の見守りサーバ2は、以下の基準により、通知情報を送信する対象イベントおよび通知先を限定してもよい。
(1)対象イベントおよび通知先を限定しない。
(2)特定のイベントに限定して通知する。例えば、見守られる人がカレンダーアプリにイベントを入力する際に、当該イベントに「要通知」、「重要」等のフラグを設定可能とし、当該フラグを参照する。また、イベント名に特定のキーワード(例えば、「通院」、「旅行」等)が含まれていたら「要通知」と判定する。また、イベントのうち、時間が長いものに関しては要通知と判定する。
(3)特定の通知先に限定して通知する。例えば、見守られる人がカレンダーアプリにイベントを入力する際に、通知先の一覧およびチェックボックスを表示して、通知先を選択可能とする。また、イベントの名称から関係する人を判断して通知する。例えば、「通院」であれば病院関係者を通知先とし、「家族旅行」であれば家族を通知先とし、「地区の会合」であれば民生委員を通知先とする。
(1)対象イベントおよび通知先を限定しない。
(2)特定のイベントに限定して通知する。例えば、見守られる人がカレンダーアプリにイベントを入力する際に、当該イベントに「要通知」、「重要」等のフラグを設定可能とし、当該フラグを参照する。また、イベント名に特定のキーワード(例えば、「通院」、「旅行」等)が含まれていたら「要通知」と判定する。また、イベントのうち、時間が長いものに関しては要通知と判定する。
(3)特定の通知先に限定して通知する。例えば、見守られる人がカレンダーアプリにイベントを入力する際に、通知先の一覧およびチェックボックスを表示して、通知先を選択可能とする。また、イベントの名称から関係する人を判断して通知する。例えば、「通院」であれば病院関係者を通知先とし、「家族旅行」であれば家族を通知先とし、「地区の会合」であれば民生委員を通知先とする。
なお、上記では、見守りに関する実施形態1〜3を説明したが、本発明の実施形態は、それ以外の用途に適用してもよい。例えば、高齢者等の見守り目的ではなく、高齢ではない健常者に対して、外出予定があるのに在宅の場合に外出予定を確認するのに適用してもよい。
〔実施形態4〕
上記各実施形態では、1つの見守りサーバ2を用いる例を説明したが、見守りサーバ2の有する各機能が、個別のサーバにて実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
上記各実施形態では、1つの見守りサーバ2を用いる例を説明したが、見守りサーバ2の有する各機能が、個別のサーバにて実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
〔実施形態5〕
見守りサーバ2の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、見守りサーバ2のそれぞれを、図5に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
見守りサーバ2の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、見守りサーバ2のそれぞれを、図5に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
図5は、見守りサーバ2として利用可能なコンピュータ910の構成を例示したブロック図である。コンピュータ910は、バス911を介して互いに接続された演算装置912と、主記憶装置913と、補助記憶装置914と、入出力インターフェース915と、通信インターフェース916とを備えている。演算装置912、主記憶装置913、および補助記憶装置914は、それぞれ、例えばプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。入出力インターフェース915には、ユーザがコンピュータ910に各種情報を入力するための入力装置920、および、コンピュータ910がユーザに各種情報を出力するための出力装置930が接続される。入力装置920および出力装置930は、コンピュータ910に内蔵されたものであってもよいし、コンピュータ910に接続された(外付けされた)ものであってもよい。例えば、入力装置920は、キーボード、マウス、タッチセンサなどであってもよく、出力装置930は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどであってもよい。また、タッチセンサとディスプレイとが一体化されたタッチパネルのような、入力装置920および出力装置930の双方の機能を有する装置を適用してもよい。そして、通信インターフェース916は、コンピュータ910が外部の装置と通信するためのインターフェースである。
補助記憶装置914には、コンピュータ910を見守りサーバ2として動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、演算装置912は、補助記憶装置914に格納された上記プログラムを主記憶装置913上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ910を、見守りサーバ2が備える各部として機能させる。なお、補助記憶装置914が備える、プログラム等の情報を記録する記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などであってもよい。また、記録媒体に記録されているプログラムを、主記憶装置913上に展開することなく実行可能なコンピュータであれば、主記憶装置913を省略してもよい。なお、上記各装置(演算装置912、主記憶装置913、補助記憶装置914、入出力インターフェース915、通信インターフェース916、入力装置920、および出力装置930)は、それぞれ1つであってもよいし、複数であってもよい。
また、上記プログラムは、コンピュータ910の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 在宅判定システム
2 見守りサーバ(情報処理装置)
21 通信部
22 制御部
3 家電機器
2 見守りサーバ(情報処理装置)
21 通信部
22 制御部
3 家電機器
Claims (5)
- 通信部と、制御部とを備えた情報処理装置であって、
上記制御部は、
上記通信部を介して、対象者による家電機器の利用状況を示すログ情報と、当該対象者のスケジュールを示すスケジュール情報とを取得し、
上記ログ情報と、上記スケジュール情報とを参照して、上記対象者に通知する通知情報を決定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 上記制御部は、上記スケジュール情報が上記対象者は外出中であることを示し、かつ、上記ログ情報が上記対象者は当該家電機器を利用していないことを示す場合、上記対象者に通知する通知情報を作成しない、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記制御部は、上記スケジュール情報が上記対象者は外出中であることを示し、かつ、上記ログ情報が上記対象者は当該家電機器を利用していることを示す場合、上記対象者に外出予定を確認する通知情報を作成する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置による情報処理方法であって、
対象者による家電機器の利用状況を示すログ情報と、当該対象者のスケジュールを示すスケジュール情報とを取得する取得ステップと、
上記ログ情報と、上記スケジュール情報とを参照して、上記対象者に通知する通知情報を決定する決定ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
対象者による家電機器の利用状況を示すログ情報と、当該対象者のスケジュールを示すスケジュール情報とを取得する取得ステップと、
上記ログ情報と、上記スケジュール情報とを参照して、上記対象者に通知する通知情報を決定する決定ステップと、
を上記コンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018209856A JP2020077183A (ja) | 2018-11-07 | 2018-11-07 | 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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CN (1) | CN111163289A (ja) |
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- 2019-10-31 US US16/670,205 patent/US20200145246A1/en not_active Abandoned
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