JP2007128165A - 情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 互いにネットワーク接続された機器間で情報を共有する場合に、機器の電源をON、OFFする回数を抑制しつつ、互いに最新の情報を共有することができなかった。
【解決手段】 機器の電源がOFF状態からON状態になった時、他機器の電源状態を取得し、電源がON状態であれば、他機器の記憶する共有情報を取得して更新する。他機器の電源がOFF状態であれば、遠隔操作により電源をON状態にしたのち、共有情報を取得して更新する。また、情報を更新した時には、電源ONの他機器に更新を通知する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークにより互いに接続可能な機器であって、それぞれが情報を管理し、かつ互いに情報を共有する機器に関する。
従来、複数の電子機器をネットワークで接続して様々なアプリケーションをユーザに提供する技術が存在していた。例えば複数のPC(パーソナルコンピュータ)をethernetなどのネットワークで接続し、あるPCで作成された文書を別のPCから閲覧したりすることが実現されていた。また例えば、複数のPVR(Personal Video Recorder)をethernetなどのネットワークで接続し、あるPVRで録画した番組の一覧表を、他のPVRから閲覧したりすることが実現されていた。ここでPVRとは、テレビ放送を録画する機器として近年普及しているものであって、一般にはテレビチューナと、録画した番組を記録するためのハードディスクなどの記憶デバイスとを備えるものである。
上記のような例では、一般には各電子機器はそれぞれがハードディスクなどの記憶デバイスを備え、その中に情報を記憶している。
また、上記のような例で、他の電子機器が持つ情報を利用する(例えば、他のPVRに録画されている番組の一覧表を閲覧する)ためには、例えば、その情報が必要になった時点でネットワークを介して情報を取得するなどの方法がとられている。
また、上記のような例で、他の電子機器が持つ情報を利用するために、情報が必要になった時点で都度取得するのではなく、普段から互いの情報を同期しておく方法がとられる場合もある。情報を同期する方法は様々であるが、例えば、ある電子機器が同期の対象となる情報を更新したら、その更新内容をネットワークを介して他の電子機器にも伝えるという方法がある(例えば、特許文献1、又は、特許文献3参照)。
電子機器間で情報を同期するためには、電子機器の電源状態も考慮する必要がある。同期の対象となる情報がハードディスクに記憶されているような場合、機器の電源がOFF状態の時には一般にハードディスクも動作しないので、電源OFF状態の電子機器から情報を読み出したり、情報の更新を伝えたりすることはできない。しかし電子機器によっては、電源OFF状態の時に、ネットワークを通じて遠隔操作で電源をONにすることが可能なものがある。これを利用して、情報の更新内容を伝えるべき相手先の電子機器の電源がOFF状態の場合には、当該通信相手電子機器の電源を遠隔操作でON状態にしたのち、情報の更新を伝える方法がある(例えば、特許文献2参照)。
上記のように本明細書では、ある機器の電源がOFF状態であるということは機器全体に電力が一切供給されない状態のことを意味せず、機器の主要な機能(ハードディスクなど)は停止しているが一部の機能(遠隔操作を受けて電源をONにする機能など)は動作可能な状態を意味する。
電源OFF状態についての上記のような定義は一般的にも用いられているものである。例えば一般的なテレビにおいては、電源がOFFの状態ではテレビ放送を視聴することはできないが、リモコンからの電源ONを指示する信号を受信する機能だけは動作しており、リモコンによって電源をONにすることができる。また予約録画機能をもつビデオデッキにおいては、電源OFFの状態では映像を再生することはできないが、予約された時間の到来を監視する機能だけは動作しており、予約された時間が到来すると電源がON状態になり、録画を実行することができる。
特開2003−216471号公報 特開2002−182961号公報 特開2004−21786号公報
しかし、上記特許文献1および特許文献3に開示されている従来技術は、機器の電源がOFF状態になっている場合が考慮されていなかった。特に家電製品をホームネットワークで相互接続するような状況を想定した場合、機器の電源が常にON状態にあるという想定は現実的でなく、その点でこれらの従来技術は不十分なものであった。
また上記特許文献2では、アプリケーションサーバのデータベースが更新された場合に、情報端末の電源がOFF状態の時は、遠隔制御で情報端末の電源をON状態にしたのちにデータベース更新情報を情報端末に送信する技術が開示されている。これにより、情報端末の電源がOFF状態の場合でも、アプリケーションサーバと情報端末の情報の同期を行うことができるが、この技術では、アプリケーションサーバのデータベースが更新されるたびに、情報端末の電源をON状態にしなくてはならず、情報端末の電源をONにする動作を頻繁に行うことになる。電子機器の電源を頻繁にON、OFFすることは電子機器の製品寿命を縮めることになり、これは特に機器がハードディスク装置を内蔵している場合などに顕著である。特にハードディスク装置を内蔵しているような機器については、電源のON、OFFを頻繁に行わないことが望ましいが、その点で、特許文献2に開示されている技術は不十分なものであった。
そこで本発明は、複数の機器がネットワークを介して接続されている状態で、機器間で情報を同期し、かつ同期のために機器の電源をON、OFFする回数を少なくすることを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の第1情報管理装置は、情報を共有するためネットワークで接続されたN個(Nは1以上の正整数)の情報管理装置のそれぞれが共有情報を保持する情報管理装置であって、第1の情報管理装置は、共有情報を記憶する情報記憶部と、ネットワークで接続された第2の情報管理装置と通信を行う通信部と、第2の情報管理装置の電源を制御する電源状態遠隔制御部と、第2の情報管理装置の電源状態を取得する電源状態遠隔取得部と、第2の情報管理装置に前記情報記憶部に記憶される共有情報の一部又は全部を送信する情報通知実行部と、第2の情報管理装置に記憶されている共有情報の一部又は全部を取得し、当該共有情報に基づき前記情報記憶部で記憶される共有情報を更新する情報取得実行部と、前記電源状態遠隔制御部、前記電源状態遠隔取得部、前記情報通知実行部、および前記情報取得実行部を制御する共有管理部を有する。
これにより、ネットワークにより互いに接続された機器同士が、互いが管理する情報を共有することが可能となる。このとき、電源がOFF状態になる可能性のある機器が含まれていても、遠隔制御で電源をON状態にする機能を用いて、情報を共有することができる。またこのとき、遠隔制御で電源をON状態にする回数を少なくする制御アルゴリズムを用いることによって、電源のON、OFFの回数を不必要に増加させることなく、情報を共有することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態の全体構成を表す図である。ここでは複数の情報管理装置100a〜100cがネットワーク200により相互に接続されている。各情報管理装置は、互いに共有する必要のある情報(共有情報)を保持している。
図2は情報管理装置100の構成を表す図である。
通信部101は、ネットワーク200を介して接続された他の情報管理装置との間で共有情報やメッセージの送受を行い、かつ情報管理装置100内の他の構成要素との間でも共有情報やメッセージの送受を行う。電源状態遠隔制御部102は、通信部101を介して、他の情報管理装置に対して、その装置の電源状態を制御するメッセージを送信する。電源状態遠隔取得部103は、通信部101を介して、他の情報管理装置に対して、その装置の電源状態の取得を要求するメッセージを送信し、電源状態を取得する。共有管理部104は、他の情報管理装置との共有情報の共有のために、他の構成要素を制御する。情報通知実行部105は、通信部101を介して他の情報管理装置へ共有情報の更新を要求するメッセージを送信する。情報取得実行部106は、通信部101を介して他の情報管理装置へ共有情報の取得を要求するメッセージを送信して共有情報を取得し、情報記憶部107に記憶する。情報記憶装置107は、共有情報を記憶する。電源管理メッセージ処理部121は、通信部101を介して他の情報管理装置から受信したメッセージ等に基づいて、電源部123を制御したり、電源部123の状態を他の情報管理装置へ送信したりする。電源部123は情報管理装置100の電源である。情報管理メッセージ処理部124は、通信部101を介して他の情報管理装置から受信したメッセージ等に基づいて、情報記憶部107に記憶されている共有情報を変更したり、共有情報を他の情報管理装置へ送信したりする。情報変更部131は、情報記憶部107に記憶されている共有情報を変更する。
本実施の形態では、通信部101、電源管理メッセージ処理部121は、電源OFFの状態でも動作可能な構成要素である。
本発明は、複数の装置(本発明でいう情報管理装置に対応するもの)が各々何らかの情報を保持し、ネットワークを介して互いに通信可能である状況であれば、装置が互いの情報を共有する目的に広く適用することができ、装置の種類や、記憶する情報の種類や、ネットワークの種類などに依存しない。
以下、情報管理装置100の動作の詳細を説明する。
まず、情報管理装置100の電源状態がOFFの状態からONの状態に変化した場合の動作を説明する。この動作を「電源ON時動作」と呼ぶ。ただし、これは、ユーザが情報管理装置100の電源スイッチを操作するなどによって電源状態が変化した場合の動作であって、他の情報管理装置からネットワークを介して電源状態を制御するメッセージを受信したことに伴って電源状態がONになった場合は、以下に示す動作を行う必要はない。
図3は情報管理装置100の電源がONになった際の、共有管理部104の動作を表すフローチャートである。
共有管理部104は情報管理装置100の電源がONになったことを検知すると、他の情報管理装置をひとつ選択し、電源状態遠隔取得部103に指示して、当該情報管理装置の電源状態を取得する(ステップS5010)。
次に上記ステップで取得した電源状態が、電源OFFであるか否か判定する(ステップS5020)。
ステップS5020において、もし電源OFFであれば、以下の動作(ステップS5030〜S5050)を行う。
電源状態遠隔制御部102に指示して、当該情報管理装置の電源をONにする(ステップS5030)。
次に情報取得実行部106に指示して、当該情報管理装置に対して共有情報の取得を要求するメッセージを送信し、取得した共有情報を元に、情報記憶部107に記憶されている共有情報を更新する(ステップS5040)。
次に電源状態遠隔制御部102に指示して、当該情報管理装置の電源をOFFにする(ステップS5050)。
ステップS5020において、もし電源OFFでなければ、以下の動作(ステップS5060)を行う。
情報取得実行部106に指示して、当該情報管理装置に対して共有情報の取得を要求するメッセージを送信し、取得した共有情報を元に、情報記憶部107に記憶されている共有情報を更新する(ステップS5060)。
ステップS5010〜S5060の動作を、他の全ての情報管理装置について繰り返す(ステップS5070)。全ての情報管理装置について実行が完了したら、動作を終了する。
続いて、情報管理装置100の電源がONの状態で、情報変更部131によって情報記憶部107の共有情報が変更された場合の動作を説明する。この動作を「共有情報変更時動作」と呼ぶ。
図4は、情報変更部131によって情報記憶部107の共有情報が変更された場合の、共有管理部104の動作を表すフローチャートである。
共有管理部104は、情報変更部131によって情報記憶部107の共有情報が変更されたことを検知すると、他の情報管理装置をひとつ選択し、電源状態遠隔取得部103に指示して、当該情報管理装置の電源状態を取得する(ステップS5110)。
次に上記ステップで取得した電源状態が、電源OFFであるか否か判定する(ステップS5120)。
ステップS5120において、もし電源OFFでなければ、情報通知実行部105に指示して、情報記憶部107に記憶されている共有情報を読み出させ、その共有情報を元に共有情報の更新を要求するメッセージを生成して、当該情報管理装置へ送信する(ステップS5140)。
ステップS5110〜S5140の動作を、他の全ての情報管理装置について繰り返す(ステップS5170)。全ての情報管理装置について実行が完了したら、動作を終了する。
続いて、情報管理装置100が、他の情報管理装置から、電源状態を制御するメッセージを受信した場合の動作を説明する。この動作を「電源状態制御メッセージ受信時動作」と呼ぶ。
他の情報管理装置から、電源状態を制御するメッセージを受信した場合、通信部101はそのメッセージを電源管理メッセージ処理部121に送る。電源管理メッセージ処理部121は、前記メッセージが電源をONにするメッセージであった場合、電源部の状態がON状態であれば何もせず、OFF状態であれば、電源をONにする。また電源制御部121は、前記メッセージが電源をOFFにするメッセージであった場合、OFF状態であれば何もせず、ON状態であれば、電源をOFFにする。
続いて、情報管理装置100が、他の情報管理装置から、電源状態の取得を要求するメッセージを受信した場合の動作を説明する。この動作を「電源状態取得メッセージ受信時動作」と呼ぶ。
他の情報管理装置から、電源状態の取得を要求するメッセージを受信した場合、通信部101はそのメッセージを電源管理メッセージ処理部121に送る。電源管理メッセージ処理部121は、電源部123の状態(ON又はOFF)を取得し、通信部101を介して、前記メッセージの送信元の情報管理装置に送信する。
続いて、情報管理装置100が、電源ON状態のときに、他の情報管理装置から、共有情報の更新を要求するメッセージを受信した場合の動作を説明する。この動作を「共有情報更新メッセージ受信時動作」と呼ぶ。
他の情報管理装置から共有情報の更新を要求するメッセージを受信した場合、通信部101はそのメッセージを情報管理メッセージ処理部124に送る。情報管理メッセージ処理部124は、メッセージを元に情報記憶部107に記憶されている共有情報を更新する。電源OFF状態のときには、上記メッセージを受信しても、何も行わない。
続いて、情報管理装置100が、電源ON状態のときに、他の情報管理装置から、共有情報の取得を要求するメッセージを受信した場合の動作を説明する。この動作を「共有情報取得メッセージ受信時動作」と呼ぶ。
他の情報管理装置から共有情報の取得を要求するメッセージを受信した場合、通信部101はそのメッセージを情報管理メッセージ処理部124に送る。情報管理メッセージ処理部124は、情報記憶部107に記憶されている共有情報を読み出し、通信部101を介して、前記メッセージの送信元の情報管理装置に送信する。電源OFF状態のときには、上記メッセージを受信しても、何も行わない。
上記した「電源状態取得メッセージ受信時動作」について、以下のようにしてもよい。即ち、情報管理装置100が、他の情報管理装置から電源状態の取得を要求するメッセージを受信した場合、情報管理装置100の電源がOFF状態の場合は、このメッセージに対して何も返信しない。この方法を用いる場合、メッセージの送信元は、一定時間経過後も返信が送られてこない場合は、それをもって情報管理装置100の電源状態がOFFであると判断すればよい。
上記した「電源ON時動作」と「共有情報変更時動作」について、以下のようにしてもよい。即ち、上記の説明ではそれぞれの動作は、他の1個の情報管理装置についてまず電源状態を取得し、電源状態に応じた処理を行う、という動作を情報管理装置ごとに繰り返すことにしていたが、他の全ての情報管理装置について電源状態を取得する処理を最初に行ってもよい。この方法を用いる場合に、電源状態の取得を要求するメッセージの送信をネットワークへのブロードキャストを用いて行えば、メッセージの送信処理を高速化することができる。
上記した「共有情報変更時動作」について、以下のようにしてもよい。即ち、他の情報管理装置に対して電源状態の取得を行わず、他の全ての情報管理装置に対して共有情報の更新を要求するメッセージを送信する処理だけを行う。電源OFF状態の情報管理装置は、共有情報の更新を要求するメッセージを受信しても何も行わないので、この方法でも前記の方法と同様の効果が得られる。この方法を用いる場合に、共有情報の更新を要求するメッセージの送信をネットワークへのブロードキャストを用いて行えば、メッセージの送信処理を高速化することができる。
上記した「電源ON時動作」について、上記の説明では、電源ONになった情報管理装置はまず他の情報管理装置の電源状態を確認し、電源がONなら共有情報を取得し、電源がOFFなら遠隔操作で一時的に電源をONにして共有情報を取得するという操作を行っていた。これを以下のようにしてもよい。即ち他の情報管理装置の電源状態の確認を省略して、他の全ての情報管理装置に共有情報の取得を要求するメッセージを送り、加えて情報管理装置は、電源OFF状態の時に共有情報の取得を要求するメッセージを受信した場合、自分の電源を一時的にONにして「共有情報取得メッセージ受信時動作」を行うようにする。
上記した「共有情報変更時動作」について、以下のようにしてもよい。即ち、共有情報を変更した情報管理装置は、共有情報を変更したことを通知するメッセージを、他の全ての電源ON状態の情報管理装置に送信し(単にネットワークへブロードキャストし、電源OFFの端末はこのメッセージを無視するようにしてもよい)、上記のメッセージを受けた情報管理装置は、上記のメッセージの送信元の情報管理装置に対して、共有情報の取得を要求するメッセージを送信して共有情報を取得し、取得した共有情報を元に、自分の共有情報を更新する。
ある情報管理装置Xが共有情報を変更し、その変更を他の情報管理装置Yの共有情報に反映する一連の動作、すなわち情報管理装置Xで「共有情報変更時動作」が発生し、情報管理装置Xから情報管理装置Yに共有情報の更新を要求するメッセージが送られ、情報管理装置Yで「共有情報更新メッセージ受信時動作」が発生するという一連の動作について、具体的な実現方法は様々あるが、例えばOMA(Open Mobile Alliance)の標準規格であるSyncMLを用いてもよい。
ある情報管理装置Zが電源ON時に他の情報管理装置Wから共有情報を取得して、情報管理装置Zの共有情報を更新する一連の処理についても、同様にSyncMLを用いて実現してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2で説明する実施方法の基本部分は上述の実施の形態1と同じであるので、本実施の形態2で特に説明しない部分は実施の形態1と同じである。
本実施の形態では、情報記憶部107が記憶する共有情報400は、1個の自己管理共有情報410と、1個又は複数の他者管理共有情報421〜42nから構成される(図5)。ある情報管理装置に記憶されている自己管理共有情報410とは、その情報管理装置自身が情報変更部131の処理によって自ら変更を行う情報である。ある情報管理装置に記憶されている他者管理共有情報421〜42nとは、他の情報管理措置が記憶している自己管理共有情報のコピーであって、1個の他者管理共有情報が、1個の他の情報管理装置と対応している。他者管理共有情報は情報変更部131の処理によって変更されることはなく、「電源ON時処理」や「共有情報更新メッセージ受信時動作」などの際に、他の情報管理装置から受信した共有情報を元に更新される。
本実施の形態では、ある情報管理装置Xが「共有情報取得メッセージ受信時動作」および「共有情報変更時動作」において他の情報管理装置Yに送信する共有情報は、少なくとも情報管理装置Xの自己管理共有情報410を含むものとする。
また、ある情報管理装置Zが「共有情報更新メッセージ受信時動作」および「電源ON時動作」において、他の情報管理装置Wから受信した共有情報を元に、情報管理装置Zの共有情報400を更新する処理においては、受信した共有情報に含まれる情報管理装置Wの自己管理共有情報を用いて、情報管理装置Zに記憶されている他者管理共有情報421〜42nのうち情報管理装置Wに対応するものを更新する。
本実施の形態では、情報管理装置100はPVR(Personal Video Recorder)であって、情報記憶部107が記憶する共有情報は、前記PVRに記録されているコンテンツの識別番号の一覧であって、ネットワーク200は、イーサネット(登録商標)などの一般的なホームネットワークである場合について説明する。ここでコンテンツとは、PVRによって録画された映像(特定のテレビ番組の映像など)を指す。またここでコンテンツの識別番号とは、録画したコンテンツを識別できる番号であって、一般には録画時に付与される。この場合情報変更部131とは録画されたコンテンツを管理する機能であって、新たなコンテンツが録画された場合や、ユーザがコンテンツを削除した場合などに、情報記憶部107に記憶されている自己管理共有共有情報(コンテンツの識別番号の一覧)を追加したり、削除したりする。この場合、複数のPVR(情報管理装置)の間で、お互いが保持するコンテンツ識別番号の一覧(共有情報)を共有する目的としては、例えばあるPVRを使用中に他のPVRに録画されたコンテンツの一覧表を表示したり、その一覧表から視聴したいコンテンツを選択したりすることがあげられる。典型的には、家庭内の別々の部屋にそれぞれPVRを設置し、それらをネットワークで接続している状態で、ある部屋から、別の部屋のPVRに録画されているコンテンツの一覧を見るというような利用方法が想定される(図6参照)。
以下、具体的な例を用いて本実施の形態を説明する。
以下、情報管理装置はPVRであって、ethernet等によって互いに接続されており、またそれぞれのPVRは共有情報を記憶しており、共有情報の内容は当該PVRに記憶されているコンテンツの識別番号のリスト(自己管理共有情報)、および、ネットワークを介して接続されている他のPVRに記憶されているコンテンツの識別番号のリストのコピー(他者管理共有情報)である場合について説明を行う。図7は、3台のPVR1100a〜1100cがハブ1200bを介してネットワークで互いに接続されている状態を表す図である。3台が接続された状態を図示しているが、これは説明を簡単にするためであって、何台接続されていても構わない。
図8は、以降の説明での各PVRの状態の表記方法を説明するための図である。1300aはPVR−Aの状態を表している。PVR−Aの状態は、電源状態1302aと共有情報1301aa〜1301acを含んでいる。
電源状態1302aはPVR−Aの電源状態を表しており、ONまたはOFFの状態を取る。図8の例ではPVR−Aは電源ON状態である。
共有情報1301aaは、PVR−Aに記憶されているコンテンツの識別番号のリストである。図8の例では、識別番号18、22、36の3個のコンテンツが記憶されている。同様に共有情報1301abは、PVR−Bに記憶されているコンテンツの識別番号のリストのコピーであり、1301acは、PVR−Cに記憶されているコンテンツの識別番号のリストのコピーである。1301aaは、PVR−Aが、自分自身に記憶しているコンテンツのリスト(自己管理共有情報)であるので、常に最新の状態と一致しているが、1301abおよび1301acは、ネットワークを介して接続された他のPVR(PVR−B、PVR−C)に記憶されているコンテンツのリストのコピー(他者管理共有情報)であるので、状況によって、コピー元である対象PVR(PVR−B、PVR−C)の最新の状態と一致しない場合がある。
1300aと同様に、1300bはPVR−Bの状態を表し、1300cはPVR−Cの状態を表している。1301aaと同様に、1301bbと1301ccは、各機器が自分自身に記憶しているコンテンツのリストであるので、最新の状態と一致している。1301ab、1301acと同様に、1301ba、1301bc、1301ca、1301cbは、最新の状態と一致しない場合がある。図8の例では、1301cbは、コピー元であるPVR−Bの最新の状態(1301bb)と一致していない。
以降、図8の表記方法を用いて、PVR−A、PVR−B、PVR−Cの一連の状態遷移を説明する。図9は初期状態を表す図である。図に示すとおり、PVR−Aは1個のコンテンツ(識別番号55)を記憶しており、PVR−Bは1個のコンテンツ(識別番号61)を記憶しており、PVR−Cは2個のコンテンツ(識別番号59、75)を記憶している。PVR−AとPVR−Bは電源ON状態であり、PVR−Cは電源OFF状態である。図に示すとおり、初期状態では各PVR内の共有情報の内容は一致している。
図9の状態で、PVR−Aにおいて、新たに2個のコンテンツ(識別番号81、82)が録画されたとする。すなわちPVR−Aの情報変更部131により、PVR−Aの共有情報「PVR−A内コンテンツ」(1301aa)に、識別番号81、82が追加される。その直後の状態を表すのが図10である。
PVR−Aの情報変更部131によりPVR−Aの共有情報が変更されたので図10の状態となった後、PVR−Aでは「共有情報変更時動作」が発生する。まずステップS5110によりPVR−Bを選択し、ステップS5120においてPVR−Bの電源状態はOFFではないのでステップS5140に進み、ステップS5140ではPVR−Aの情報通知実行部105によりPVR−Aの共有情報「PVR−A内コンテンツ」(1301aa)を元に、共有情報の更新を要求するメッセージがPVR−Bに送信される。次にステップS5170で、まだ全てのPVRについて実行していないのでステップS5110に戻り、PVR−Cを選択する。PVR−Cの電源状態はOFFであるので、ステップS5120でステップS5170に進み、全てのPVRについて実行したので終了となる。
上記の通りPVR−Aにおける「共有情報変更時動作」で、PVR−Aの共有情報「PVR−A内コンテンツ」(1301aa)を元に、共有情報の更新を要求するメッセージがPVR−Bに送信されるので、これを受信したPVR−Bでは、「共有情報更新メッセージ受信時動作」が発生する。即ちPVR−Bの情報管理メッセージ処理部124により、PVR−Bの共有情報「PVR−A内コンテンツ」(1301ba)が更新される。具体的には、PVR−Aにおける共有情報の変更がPVR−Bの共有情報にも反映され、図11の状態となる。
次に図11の状態で、ユーザ操作によりPVR−Aの電源がOFF状態になったとする。これにより状態は図12の通りとなる。
次に図12の状態で、ユーザ操作によりPVR−Cの電源がON状態になったとする。これにより状態は図13の通りとなる。
PVR−Cの状態がONに変更されたので、図13の状態になった後、PVR−Cでは「電源ON時動作」が発生する。まずステップS5010でPVR−Aを選択し、PVR−Cの電源状態遠隔取得部103によりPVR−Aの電源状態が取得される。ステップS5020でPVR−Aの電源状態はOFFであるのでステップS5030に進む。ステップS5030ではPVR−Cの電源状態遠隔制御部102によりPVR−Aへ電源状態をONにするメッセージが送信され、PVR−Aの電源がON状態になる。次にステップS5040でPVR−Cの情報取得実行部106がPVR−Aへ共有情報の取得を要求するメッセージを送信してPVR−Aの共有情報「PVR−A内コンテンツ」(1301aa)をを受信し、それを元にPVR−Cの共有情報「PVR−A内コンテンツ」(1301ca)を更新する。これにより状態は図14の通りとなる。次にステップS5050でPVR−Cの電源状態遠隔制御部102によりPVR−Aへ電源状態をOFFにするメッセージが送信され、PVR−Aの電源がOFF状態になる。次にステップS5070で、まだ全てのPVRについて処理していないのでステップS5010に戻る。次にステップS5010でPVR−Bを選択し、上記と同様にPVR−Bの電源状態を取得し、ステップS5020でPVR−Bの電源状態はOFFではないのでステップS5060に進む。ステップS5060では上記と同様にPVR−Bの共有情報「PVR−B内コンテンツ」(1301bb)を取得して、それを元にPVR−Cの共有情報「PVR−B内コンテンツ」(1301cb)を更新する。ただしここでPVR−Bの共有情報「PVR−B内コンテンツ」(1301bb)とPVR−Cの共有情報「PVR−B内コンテンツ」(1301cb)は同じ内容なので、状態に変化はない。次にステップS5070に進み、全てのPVRについて処理したので終了する。
前述のとおり、各PVRの共有情報は、各PVRが自分自身に記録しているコンテンツに関する情報(1301aa、1301bb、1301cc)については当然、常に最新の状態を表している。各PVRに記憶されている共有情報のうち、自分以外のPVRに記憶されているコンテンツに関する情報(1301ab、1301ac、1301ba、1301bc、1301ca、1301cb)については、最新の状態を表さない場合がある。例えば、図11の状態がそうであって、PVR−Cの共有情報「PVR−A内コンテンツ」(1301ca)は、PVR−Aの最新の状態と一致していない。図10の状態でPVR−Bの共有情報もPVR−Aの最新の状態を表していないが、図10の状態は過渡的な状態であって、すぐにPVR−Aの「共有情報変更時動作」により図11の状態となる。同様に図13も過渡的な状態であって、すぐにPVR−Cの「電源ON時動作」によって図14の状態となる。
上記の具体例からもわかるように、本実施の形態に示す方法を用いた場合、過渡的な状態を除けば、あるPVRに記録されている共有情報が最新の状態と不一致になるのは、そのPVRの電源状態がOFFの場合に限られる。なぜならば、あるPVR(PVR−Xとする)の電源状態がONであるうちは、他のPVR(PVR−Yとする)で共有情報の変更が発生したとき、PVR−Yで「共有情報変更時動作」が発生して、共有情報の変更を伝えるメッセージがPVR−Xに届けられるため、PVR−Xが記憶する共有情報が最新の状態と不一致になることはない。あるPVR(PVR−Xとする)の電源状態がOFFであるうちは、他のPVR(PVR−Yとする)で共有情報の変更が発生しても、共有情報の変更を伝えるメッセージを受信できないため、PVR−Xが記憶する共有情報が最新の状態と不一致になる場合がある。しかし、PVR−Xの電源状態がOFFであるうちは、ユーザがPVR−Xを使うことはない(使うときには電源状態をONにする)ので、実用上問題は発生しない。PVR−Xの電源状態がOFFで、PVR−Xが記憶する共有情報が最新の状態と不一致であっても、PVR−Xの電源をONにすれば「電源ON時動作」が発生して、他のすべてのPVR(電源状態OFFのものも含め)から、各PVRが保持する最新の共有情報を取得するため、PVR−Xが記憶する共有情報は最新の状態と一致する。
PVR間で共有情報やメッセージを通信する具体的方法は様々あるが、例えばUDP(User Datagram Protocol)を用いることができる。この場合、例えば図15に示すようなバイト列をUDPのデータグラムとして送受信すればよい。データグラムの内容はメッセージの種類を表す2バイトのメッセージ識別と、それに続く可変長の詳細情報である。メッセージ識別および詳細情報の内容は図16の通りである。
上記の説明では共有情報はコンテンツの識別番号のリストとしたが、共有情報は、PVRが管理するその他の情報であってもよい。たとえば暗号化されたコンテンツを復号するための鍵の識別番号のリストや、購入した有料のコンテンツの視聴権利を表す識別番号のリストであってもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態3で説明する実施方法の基本部分は上述の実施の形態2と同じであるので、本実施の形態3で特に説明しない部分は実施の形態2と同じである。
本実施の形態では、ある情報管理装置Xが「共有情報取得メッセージ受信時動作」において他の情報管理装置Yに送信する共有情報は、情報管理装置Xの自己管理共有情報410を少なくとも含み、かつ情報管理装置Xの電源状態がONの場合は、さらに他者管理共有情報421〜42nのうち情報管理装置Yに対応するもの以外全てを、少なくとも含むものとする。
ある情報管理装置Zが「電源ON時動作」において、他の情報管理装置Wから受信した共有情報を元に、情報管理装置Zの共有情報400を更新する処理においては、受信した共有情報に含まれる情報管理装置Wの自己管理共有情報を用いて、情報管理装置Zに記憶されている他者管理共有情報421〜42nのうち情報管理装置Wに対応するものを更新するとともに、受信した共有情報に含まれる情報管理装置Wの他者管理共有情報を用いて、情報管理装置Zに記憶されている対応する他者管理共有情報を更新する。
また本実施の形態において情報管理装置100の電源状態がOFFの状態からONの状態に変化した場合の動作すなわち「電源ON時動作」について以下に説明する。図17は情報管理装置100の電源がONになった際の、共有管理部104の動作を表すフローチャートである。
共有管理部104は情報管理装置100の電源がONになったことを検知すると、他の情報管理装置をひとつ選択し、電源状態遠隔取得部103に指示して、当該情報管理装置の電源状態を取得する(ステップS5210)。これを全ての情報管理装置について繰り返す(ステップS5220)。
ステップS5230において、もしステップS5210〜S5220で確認した他の情報管理装置のうち電源状態がONのものがひとつでもあれば、以下の動作(ステップS5240〜S5250)を行う。
ステップS5210〜S5220で確認した他の情報管理装置のうち、電源状態がONである情報管理装置をひとつ選択する(ステップS5240)。
次に情報取得実行部106に指示して、当該情報管理装置に対して共有情報の取得を要求するメッセージを送信し、取得した共有情報を元に、情報記憶部107に記憶されている共有情報を更新する(ステップS5250)。
ステップS5230において、もしステップS5210〜S5220で確認した他の全ての情報管理装置の電源状態がOFFであれば、以下の動作(ステップS5260〜S5295)を行う。
他の情報管理装置をひとつ選択する(ステップS5260)。
次に電源状態遠隔制御部102に指示して、当該情報管理装置の電源をONにする(ステップS5270)。
次に情報取得実行部106に指示して、当該情報管理装置に対して共有情報の取得を要求するメッセージを送信し、取得した共有情報を元に、情報記憶部107に記憶されている共有情報を更新する(ステップS5280)。
次に電源状態遠隔制御部102に指示して、当該情報管理装置の電源をOFFにする(ステップS5290)。
全ての情報管理装置についてステップS5260〜S5290を繰り返す(ステップS5295)。
上記の「電源ON時動作」の動作説明では最初に他の全ての情報管理装置の電源状態を確認しているが、ひとつでも電源ON状態の情報管理装置が発見された時点でステップS5230に進んでもよい。
本実施の形態で説明した方法によれば、情報管理装置の電源をONにしたときに、他に電源ON状態の情報管理装置がひとつでもあれば、それ以外の情報管理装置から共有情報を取得する必要がないので、情報管理装置の電源を遠隔操作でONにする必要がない。これにより、情報管理装置の電源ON、OFFの回数をさらに抑制することが可能となる。
(実施の形態4)
本実施の形態4で説明する実施方法の基本部分は上述の実施の形態2と同じであるので、本実施の形態4で特に説明しない部分は実施の形態2と同じである。
本実施の形態では、実施の形態2で行う「電源ON時動作」「共有情報変更時動作」は行わない。代わりに以下に説明する「共有情報必要時動作」「電源OFF時動作」を行う。
本実施の形態において情報管理装置100が、情報記憶部107に記憶している他者管理共有情報421〜42nのいずれかを最新の状態に更新する必要が発生した場合(一般には、情報管理装置100内部の何らかの処理のために、当該他者管理共有情報を参照する場合)に行う動作を「共有情報必要時動作」と呼び、以下にその内容を説明する。図18は「共有情報必要時動作」での共有管理部104の動作を表すフローチャートである。
共有管理部104は、他者管理共有情報421〜42nのいずれかを最新の状態に更新する必要が発生すると、まず対象となる他者管理情報に対応する情報管理装置について、電源状態遠隔取得部103に指示して、当該情報管理装置の電源状態を取得する(ステップS5310)。
次にステップS5320で、ステップS5310で取得した電源状態がONであればステップS5350に進み、情報取得実行部106に指示して、当該情報管理装置の共有情報を取得し、取得した情報を元に情報記憶部107に記憶されている共有情報を更新する。
ステップS5320で、ステップS5310で取得した電源状態がOFFであれば、何も行わない。(当該情報管理装置の電源状態がOFFであるということは、当該情報管理装置の後述する「電源OFF時動作」によって、対応する他者管理共有情報は既に最新状態になっているはずなので、取得する必要がない)
本実施の形態において情報管理装置100の電源がON状態からOFF状態に変更される場合に、その直前に行う動作を「電源OFF時動作」と呼び、以下にその内容を説明する。図19は「電源OFF時動作」での、共有管理部104の動作を表すフローチャートである。
共有管理部104はまず他の情報管理装置をひとつ選択し、電源状態遠隔取得部103に指示して、当該情報管理装置の電源状態を取得する(ステップS5410)。
次に上記ステップで取得した電源状態が、電源OFFであるか否か判定する(ステップS5020)。
ステップS5020において、もし電源OFFであれば、以下の動作(ステップS5430〜S5450)を行う。
電源状態遠隔制御部102に指示して、当該情報管理装置の電源をONにする(ステップS5430)。
次に情報通知実行部105に指示して、情報記憶部107に記憶されている共有情報を元に、共有情報の更新を要求するメッセージを生成して、当該情報管理装置へ送信する(ステップS5440)。
次に電源状態遠隔制御部102に指示して、当該情報管理装置の電源をOFFにする(ステップS5450)。
ステップS5420において、もし電源OFFでなければ、以下の動作(ステップS5460)を行う。
次に情報通知実行部105に指示して、情報記憶部107に記憶されている共有情報を元に、共有情報の更新を要求するメッセージを生成して、当該情報管理装置へ送信する(ステップS5460)。
ステップS5410〜S5460の動作を、他の全ての情報管理装置について繰り返す(ステップS5470)。全ての情報管理装置について実行が完了したら、動作を終了する。
情報管理装置が、他の情報管理装置の情報を必要とする頻度が低い場合には、本実施の形態の方法を用いることにより、通信量を抑制することができる。
なお、本願はさらに以下の発明を含む。
(1)第1共有情報を管理する第1情報管理装置であって、前記第1情報管理装置は第2から第Nまでの(N−1)個の情報管理装置とネットワークで接続されており、ここでNは2以上の整数であって、前記第k(kは2以上かつN以下の整数)の情報管理装置はそれぞれ第kの共有情報を管理しており、かつ前記第1情報管理装置は、前記第1共有情報を記憶する情報記憶部と、前記第kの情報管理装置との間で前記第1共有情報や前記第k共有情報やその他のメッセージの送受を行う通信部と、前記通信部を介して前記第kの情報管理装置の電源を制御する電源状態遠隔制御部と、 前記通信部を介して前記第kの情報管理装置の電源状態を取得する電源状態遠隔取得部と、前記通信部を介して前記第1共有情報の一部又は全部を前記第kの情報管理装置に送信する情報通知実行部と、前記通信部を介して前記第kの情報管理装置に記憶されている前記第kの共有情報の一部又は全部を取得し、かつ前記第1共有情報を更新する情報取得実行部と、前記電源状態遠隔制御部と前記電源状態遠隔取得部と前記情報通知実行部と前記情報取得実行部を制御する共有管理部と、 前記第1共有情報を更新する情報変更部とを含む。
(2)(1)記載の第1情報管理装置であって、前記共有管理部は、前記第1情報管理装置の電源がOFF状態からON状態になった時に、前記第k情報管理装置の電源がON状態であれば、前記第k情報管理装置の前記第k共有情報を取得して、それを元に前記第1共有情報を更新し、前記第k情報管理装置の電源がOFF状態であれば、前記第k情報管理装置の電源を遠隔操作でON状態に変更したのち前記第k情報管理装置の前記第k共有情報を取得して、それを元に前記第1共有情報を更新し、また、前記共有管理部は、前記情報変更部が前記第1共有情報を更新した時には、前記第k情報管理装置の電源がON状態であれば、前記第1共有情報を前記第k情報管理装置に送信し、前記第k情報管理装置の電源がOFF状態であれば、前記第1共有情報を前記第k情報管理装置に送信しないことを特徴とする。
(3)(2)記載の第1情報管理装置であって、前記第1共有情報は、1個の第1自己管理共有情報と、(N−1)個の第1他者管理共有情報を少なくとも含み、前記第k共有情報は、1個の第k自己管理共有情報と、(N−1)個の第k他者管理共有情報を少なくとも含み、前記(N−1)個の第1他者管理共有情報は、それぞれ前記第2から第Nの自己管理共有情報のコピーであり、前記(N−1)個の第k他者管理共有情報のうち1個は前記第1自己管理共有情報のコピーであり、他の(N−2)個はそれぞれ前記第k自己管理共有情報を除く前記第2から第Nの自己管理共有情報のコピーであることを特徴とする。
(4)(3)記載の第1情報管理装置であって、前記第1情報管理装置が電源ON時に前記第k情報管理装置から取得する前記第k共有情報は、少なくとも前記第k自己管理共有情報を含み、前記情報変更部が前記第1共有情報を更新した時に前記第1情報管理装置が前記第k情報管理装置に送信する前記第1共有情報は、少なくとも前記第1自己管理共有情報を含むことを特徴とする。
(5)(1)記載の第1情報管理装置であって、前記第1共有情報は、1個の第1自己管理共有情報と、(N−1)個の第1他者管理共有情報を少なくとも含み、前記第k共有情報は、1個の第k自己管理共有情報と、(N−1)個の第k他者管理共有情報を少なくとも含み、前記(N−1)個の第1他者管理共有情報は、それぞれ前記第2から第Nの自己管理共有情報のコピーであり、前記(N−1)個の第k他者管理共有情報のうち1個は前記第1自己管理共有情報のコピーであり、他の(N−2)個はそれぞれ前記第k自己管理共有情報を除く前記第2から第Nの自己管理共有情報のコピーであり、前記共有管理部は、前記第1情報管理装置の電源がON状態からOFF状態になった時に、前記第k情報管理装置の電源がON状態であれば、前記第1自己管理共有情報を前記第k情報管理装置に送信し、前記第k情報管理装置の電源がOFF状態であれば、前記第k情報管理装置の電源を遠隔操作でON状態に変更したのち前記第1自己管理共有情報を前記第k情報管理装置に送信し、前記共有管理部は、前記第1情報管理装置が第1他者管理共有情報のいずれかを最新の状態に更新する必要が発生した時に、最新の状態に更新する必要のある前記第1他者管理共有情報のコピー元である前記第j自己管理共有情報(jは2以上N以下の整数)を記憶する前記第j情報管理装置の電源がON状態であれば、前記第j情報管理装置の前記第j共有情報を取得して、それを元に前記第1共有情報を更新することを特徴とする。
(6)(1)から(5)記載の第1情報管理装置であって、前記第1から第Nの情報管理装置はPVR(Personal Video Recorder)であることを特徴とする。
(7)(1)から(6)記載の第1情報管理装置であって、前記第1情報管理装置はさらに、 前記通信部を介して第k情報管理装置から前記第1共有情報の取得を要求するメッセージを受信したときには前記第1共有情報を前記通信部を介して第k情報管理装置へ送信する情報管理メッセージ処理部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の情報管理装置は、インターネット、イントラネットや家庭内LAN等で互いに接続された電子機器において、各電子機器が管理する情報を互いに共有する場合に有用であって、例えばネットワーク接続機能を備えたPC(Personal Computer)やPVR(Personal Video Recorder)に適用することができる。
複数の情報管理装置をネットワーク接続した全体構成を示す図 情報管理装置の全体構成示す図 情報管理装置の電源ON時のフローチャート 情報管理装置の情報変更時のフローチャート 情報管理装置が記憶する共有情報の例示す図 本発明をPVRへ適用した場合の想定利用例示す図 本発明をPVRへ適用した場合の全体構成示す図 共有情報の状態の記述方法を説明するための例示す図 共有情報の状態の具体例1示す図 共有情報の状態の具体例2示す図 共有情報の状態の具体例3示す図 共有情報の状態の具体例4示す図 共有情報の状態の具体例5示す図 共有情報の状態の具体例6示す図 情報管理装置間で送受するメッセージのフォーマット例示す図 情報管理装置間で送受するメッセージに記述する値の具体例示す図 情報管理装置の電源ON時のフローチャート 情報管理装置での他者管理共有情報の更新必要時のフローチャート 情報管理装置の電源OFF時のフローチャート
符号の説明
100 情報管理装置
101 通信部
102 電源状態遠隔制御部
103 電源状態遠隔取得部
104 共有管理部
105 情報通知実行部
106 情報取得実行部
107 情報記憶部
121 電源管理メッセージ処理部
123 電源部
124 情報管理メッセージ処理部
131 情報変更部
200 ネットワーク
1100 PVR(Personal Video Recorder)
1200 HUB(ハブ)

Claims (11)

  1. 情報を共有するためネットワークで接続されたN個(Nは1以上の正整数)の情報管理装置のそれぞれが共有情報を保持する情報管理装置であって、
    第1の情報管理装置は、
    共有情報を記憶する情報記憶部と、
    ネットワークで接続された第2の情報管理装置と通信を行う通信部と、
    第2の情報管理装置の電源を制御する電源状態遠隔制御部と、
    第2の情報管理装置の電源状態を取得する電源状態遠隔取得部と、
    第2の情報管理装置に前記情報記憶部に記憶される共有情報の一部又は全部を送信する情報通知実行部と、
    第2の情報管理装置に記憶されている共有情報の一部又は全部を取得し、当該共有情報に基づき前記情報記憶部で記憶される共有情報を更新する情報取得実行部と、
    前記電源状態遠隔制御部、前記電源状態遠隔取得部、前記情報通知実行部、および前記情報取得実行部を制御する共有管理部
    を有することを特徴とする情報管理装置。
  2. 前記共有管理部は、当該情報管理装置の電源がOFF状態からON状態になったことを検知し、
    前記電源状態遠隔取得部は、指定した第2の情報管理装置の電源状態を取得し、
    電源がON状態であれば、当該情報管理装置の記憶する共有情報を取得して更新し、
    電源がOFF状態であれば、前記電源状態遠隔制御部により当該第2の情報管理装置の電源をON状態にしたのち、当該情報管理装置の記憶する共有情報を取得して更新することを特徴とする請求項1記載の情報管理装置。
  3. 前記情報記憶部の共有情報が更新された場合、
    指定した前記第2の情報管理装置の電源がON状態であれば、前記情報記憶部の共有情報を当該第2の情報管理装置に送信し、
    当該第2の情報管理装置の電源がOFF状態であれば、前記情報記憶部の共有情報を当該第2の情報管理装置に送信しないことを特徴とする請求項2記載の情報管理装置。
  4. 前記共有情報は、前記第1の情報管理装置の自己管理共有情報である第1の共有情報と、前記第2の情報管理装置の自己管理共有情報である第2の共有情報を含み、
    第2の共有情報は、前記第2の情報管理装置の自己管理共有情報のコピーであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  5. 前記第1の情報管理装置が電源ON時に前記第2の情報管理装置から取得する前記第2の共有情報は、少なくとも当該第2の情報管理装置の自己管理共有情報を含み、
    前記情報変更部が自己管理共有情報を更新した時、前記第1の情報管理装置が当該第2の情報管理装置に送信する共有情報には、少なくとも第1の情報管理装置の自己管理共有情報が含まれることを特徴とする請求項4記載の情報管理装置。
  6. 前記共有管理部は、当該情報管理装置の電源がON状態からOFF状態になったことを検知し、
    前記電源状態遠隔取得部は、指定した第2の情報管理装置の電源状態を取得し、
    当該第2の情報管理装置の電源がON状態であれば、前記第1の共有情報を当該第2の情報管理装置に送信し、
    当該第2の情報管理装置の電源がOFF状態であれば、前記電源状態遠隔制御部により当該第2の情報管理装置の電源をON状態にしたのち、前記第1の共有情報を当該第2の情報管理装置に送信することを特徴とする請求項5記載の情報管理装置。
  7. 前記共有管理部は、前記第1の情報管理装置が第2の共有情報に含まれる当該第2の情報管理装置の管理する自己管理共有情報を更新する必要が発生した時、当該第2の情報管理装置の電源がON状態であれば、当該第2の情報管理装置の管理する自己管理共有情報を取得し、前記第2の共有情報を更新することを特徴とする請求項6記載の情報管理装置。
  8. 前記第1の情報管理装置および前記第2の情報管理装置は、PVR(Personal Video Recorder)であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  9. 前記通信部を介して前記第2の情報管理装置から前記第1の共有情報の取得を要求するメッセージを受信したとき、前記第1の共有情報を当該第2の情報管理装置へ送信する情報管理メッセージ処理部を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  10. 情報を共有するためネットワークで接続されたN個(Nは1以上の正整数)の情報管理装置のそれぞれが共有情報を保持させる情報管理方法であって、
    第1の情報理装置の情報管理方法は、
    共有情報を記憶する情報記憶ステップと、
    ネットワークで接続された第2の情報管理装置と通信を行う通信ステップと、
    第2の情報管理装置の電源を制御する電源状態遠隔制御ステップと、
    第2の情報管理装置の電源状態を取得する電源状態遠隔取得ステップと、
    第2の情報管理装置に前記情報記憶ステップに記憶される共有情報の一部又は全部を送信する情報通知実行ステップと、
    第2の情報管理装置に記憶されている共有情報の一部又は全部を取得し、当該共有情報に基づき前記情報記憶ステップで記憶される共有情報を更新する情報取得実行ステップ部と、
    前記電源状態遠隔制御ステップ、前記電源状態遠隔取得ステップ、前記情報通知実行ステップ、および前記情報取得実行ステップを制御する共有管理ステップよりなる情報管理方法。
  11. 情報を共有するためネットワークで接続されたN個(Nは1以上の正整数)の情報管理装置のそれぞれが共有情報を保持させる情報管理プログラムであって、
    第1の情報理装置の情報管理を行うプログラムは、
    共有情報を記憶する情報記憶ステップと、
    ネットワークで接続された第2の情報管理装置と通信を行う通信ステップと、
    第2の情報管理装置の電源を制御する電源状態遠隔制御ステップと、
    第2の情報管理装置の電源状態を取得する電源状態遠隔取得ステップと、
    第2の情報管理装置に前記情報記憶ステップに記憶される共有情報の一部又は全部を送信する情報通知実行ステップと、
    第2の情報管理装置に記憶されている共有情報の一部又は全部を取得し、当該共有情報に基づき前記情報記憶ステップで記憶される共有情報を更新する情報取得実行ステップ部と、
    前記電源状態遠隔制御ステップ、前記電源状態遠隔取得ステップ、前記情報通知実行ステップ、および前記情報取得実行ステップを制御する共有管理ステップを実行する情報管理プログラム。
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