以下、本発明に係る測定データ処理装置、測定システムおよび測定データ処理用プログラムの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定システム100は、「測定システム」の一例であって、測定装置1および携帯情報端末2を備えて構成されている。
なお、以下の説明においては、「測定データ処理装置」、「測定システム」および「測定データ処理用プログラム」の発明についての理解を容易とするために、一例として、図2に示す配電盤Yに配設されているブレーカX−01〜X−20(以下、これらを区別しないときには「ブレーカX」ともいう)を「測定対象」とし、これらが配設されている電路の絶縁抵抗値を測定結果として測定するものとする。この場合、この配電盤Yの例では、ブレーカX−01〜X−10の10個が上下方向に沿って並んで配設されると共に、ブレーカX−11〜X−20の10個が上下方向に沿って並んで配設されている。なお、実際の配電盤Yには、各ブレーカX以外の各種の機器やケーブルが配設されているが、測定システム100を使用した測定作業についての理解を容易とするために、各ブレーカX以外の要素に関する図示および説明を省略する。
測定装置1は、「測定装置」の一例であって、図示しない一対のテストリードやクランプセンサ等を介して、測定対象についての各種の電気的パラメータを測定することができるように構成されている。具体的には、この測定装置1は、図1に示すように、測定部11、通信部12、操作部13、表示部14、処理部15および記憶部16を備えている。測定部11は、処理部15の制御に従い、電圧値、電流値および抵抗値などの被測定量のうちの予め選択された1つ(本例では、絶縁抵抗値)を測定して測定結果を示す測定結果データD1を生成し、生成した測定結果データD1を処理部15に出力する。
通信部12は、一例として、ブルートゥース(Bluetooth :登録商標)規格などの近距離無線通信規格に準ずる無線通信が可能な通信アダプタで構成されている。この通信部12は、処理部15の制御に従い、携帯情報端末2などの各種無線通信機器との間で測定結果データD1などの各種データを送受信する。操作部13は、動作条件(測定条件)の入力操作が可能な操作スイッチを備え、スイッチ操作に応じた操作信号を処理部15に出力する。表示部14は、処理部15の制御に従い、動作条件設定画面や測定作業支援画面等の各種の表示画面(図示せず)を表示する。
処理部15は、測定装置1を総括的に制御する。具体的には、処理部15は、測定部11を制御して測定処理を実行させる。また、処理部15は、測定部11から出力される測定結果データD1を記憶部16に記憶させる。さらに、処理部15は、測定結果データD1の値(測定結果:本例では、絶縁抵抗値)を表示部14に表示させると共に、通信部12を制御して携帯情報端末2等の外部装置に対して測定結果データD1を送信させる。記憶部16は、処理部15の演算結果や測定結果データD1などを記憶する。
一方、携帯情報端末2は、「測定データ処理装置」に相当し、一例として、測定データ処理用プログラムDp(「測定データ処理用プログラム」の一例)をインストールした既存のタブレット端末やスマートフォンで構成されている。この場合、広義には、「タブレット端末」は「タッチパネル等のポインティングデバイスと表示装置とを備えたPDA(携帯情報端末)」を意味し、「スマートフォン」は「PDA(携帯情報端末)の機能が備わった携帯電話」を意味するが、本明細書では、この広義の「タブレット端末」および広義の「スマートフォン」のうちの「各種プログラムのインストールによって任意の機能を付加したり、端末の操作環境や表示環境等をカスタマイズしたりすることができるもの」を「タブレット端末」や「スマートフォン」という。
具体的には、本例の測定システム100では、一例として、携帯情報端末2がタブレット端末で構成されており、カメラ(撮像部)21、通信部22、操作部23、表示部24、処理部25および記憶部26を備えている。なお、実際の携帯情報端末2は、上記の各構成要素21〜26の他に、「タブレット端末」としての機能を実現するための各種の構成要素を備えているが、本願発明についての理解を容易とするために、これらの構成要素についての図示および説明を省略する。
カメラ21は、処理部25の制御に従って各ブレーカX等の「測定対象」を撮像して撮像データD0を生成し、生成した撮像データD0を処理部25に出力する。通信部22は、一例として、前述した測定装置1の通信部12と同様にしてブルートゥース等の近距離無線通信規格に準ずる無線通信が可能な通信アダプタで構成されている。この通信部22は、「通信部」の一例であって、処理部25の制御に従い、測定装置1から送信される測定結果データD1などの受信処理、および測定装置1に対する各種の制御信号の送信処理を実行する。
操作部23は、一例として、表示部24の前面側に配設されたタッチパネルや、携帯情報端末2を「タブレット端末」としての機能させるための各種の操作スイッチを備え、操作に応じた操作信号を処理部25に出力する。表示部24は、一例として液晶表示パネルを備え、処理部25の制御に従い、測定作業支援画面40(図4〜11参照)や、測定結果表示画面50(図12参照)などの各種の表示画面を表示する。
処理部25は、「処理部」の一例であって、携帯情報端末2を総括的に制御する。具体的には、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpの記述に従い、カメラ21を制御して各種の「測定対象」を撮像させると共に、カメラ21から出力される撮像データD0を記憶部26に記憶させる。また、処理部25は、撮像データD0に基づき、ブレーカX−01〜X−20の像32−01〜32−20(「測定対象を示す測定対象像」の一例:以下、区別しないときには「像32」ともいう)を含む画像31(図3参照)を測定作業支援画面40や測定結果表示画面50などに表示させる。
さらに、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、例えば図4に示すように測定作業支援画面40を表示部24に表示させた状態において、各ブレーカXについての測定結果の表示条件(表示態様)を設定(指定)させる。また、処理部25は、測定装置1(通信部12)から送信されて通信部22によって受信された測定結果データD1を記憶部26に記憶させると共に、測定結果データD1に基づいて特定される測定結果(本例では、絶縁抵抗値)を、予め設定された表示条件に従って各像32に関連付けて測定作業支援画面40内に表示させる。なお、測定結果の表示条件の設定や、設定された表示条件での測定結果の表示については、後に、具体的な例を挙げて詳細に説明する。
さらに、処理部25は、後述するように、各ブレーカXについての測定結果データD1の取得が完了して測定作業支援画面40における測定終了ボタン46(図6〜11参照)が操作されたときに、取得を完了した測定結果データD1に基づいて測定結果データD2を生成して記憶部26に記憶させると共に、測定作業支援画面40に代えて測定結果表示画面50(図12参照)を表示させる。
記憶部26は、「記憶部」の一例であって、測定データ処理用プログラムDp、撮像データD0および測定結果データD1,D2などを記憶する。この場合、測定データ処理用プログラムDpの一部や、撮像データD0および測定結果データD1,D2については、携帯情報端末2の内蔵メモリで構成された記憶部26に代えて、携帯情報端末2に装着された各種のリムーバブルメモリ(「記憶部」の他の一例:図示せず)に記憶させることもできる。
次に、測定システム100を用いた測定作業(測定結果データD2を生成する作業)について、添付図面を参照して説明する。なお、携帯情報端末2への測定データ処理用プログラムDpのインストール作業や、測定装置1の通信部12と携帯情報端末2の通信部22との間におけるブルートゥースのペアリング作業などについては既に完了しているものとする。
まず、測定装置1および携帯情報端末2を測定現場(配電盤Yの設置場所)に携行し、携帯情報端末2において測定データ処理用プログラムDpを起動させる。この際には、図示しない初期画面が表示部24に表示されるため、一例として、操作部23(タッチパネル)の操作によって「測定対象の撮像」との項目を選択した後に、配電盤Y(各ブレーカX)をカメラ21によって撮像する。これにより、図3に示すように、「測定対象」としてのブレーカX−01〜X−20の像32−01〜32−20が、各ブレーカXの位置に対応して並んだ画像31の撮像データD0(「測定対象を示す測定対象像が複数の測定対象のそれぞれの位置に対応して並んだ画像の画像データ」の一例)がカメラ21によって生成されて処理部25に出力される。
この場合、本例の配電盤Yでは、前述したように、ブレーカX−01〜X−10の10個が上下方向に沿って並んで配設されると共に、ブレーカX−11〜X−20の10個が上下方向に沿って並んで配設されている。したがって、この配電盤Yを撮像した撮像データD0の画像31においては、ブレーカX−01〜X−10の像32−01〜32−10が上下方向に沿って並び、かつブレーカX−11〜X−20の像32−11〜32−20が上下方向に沿って並んだ状態となる(「第1の方向」が「上下方向」となる測定対象の例)。
また、処理部25は、上記のようにカメラ21から撮像データD0が出力されたときに、測定データ処理用プログラムDpに従い、その撮像データD0を記憶部26に記憶させると共に、図4に示すように、撮像データD0の画像31を表示部24の測定作業支援画面40内に表示させる。この際に、図2に示す配電盤Yの各ブレーカXを「測定対象」とする本例とは相違するが、「画像内の測定対象像」の数が数個程度の少数で、各「測定対象像」に対応させて表示させる「測定結果」の数が少数のときには、前述の特許文献において出願人が開示している「携帯情報端末」およびその「測定データ処理用プログラム」における表示位置の指定時と同様にして、各「測定対象像」の位置に対応させて「測定結果」の表示位置を個別に指定する。
一方、各像32−01〜32−10の10個、および像32−11〜32−20の10個が画像31内で「第1の方向(本例では、上下方向)」に沿ってそれぞれ並んだ状態となる画像31上に、各ブレーカXについての測定結果それぞれ表示させようとしている本例では、測定作業支援画面40内に画像31を表示させた状態で操作部23を操作して各測定結果の表示条件を指定することにより、複数の測定結果の表示位置を一括して指定する。
具体的には、本例の携帯情報端末2(測定データ処理用プログラムDp)では、測定結果の表示条件の指定に際して、一例として、「各測定対象像のうちの第1の方向(各測定対象像の配列方向)における両端に位置する2つの測定対象像のいずれか一方」に関連付けて、その「測定対象像」に対応する「測定対象」についての「測定結果」を表示させる「第1の表示位置」と、「各測定対象像のうちの第1の方向における両端に位置する2つの測定対象像の他方」に関連付けて、その「測定対象像」に対応する「測定対象」についての「測定結果」を表示させる「第2の表示位置」の「第1の表示位置」に対する「存在方向」とをそれぞれ指定させる構成・処理方法が採用されている。
また、本例の携帯情報端末2(測定データ処理用プログラムDp)では、「第1の表示位置」に対する「第2の表示位置」の「存在方向」の指定に関して、「複数種類の方向指定ボタン」のなかから、任意の「存在方向」に対応付けられた「方向指定ボタン」を選択させる構成・処理方法が採用されている。このため、各ブレーカXについての「測定結果」としての測定結果表示45−01〜45−20(図11参照:以下、区別しないときには「測定結果表示45」ともいう)についての表示条件の指定を行っていないこの時点の測定作業支援画面40には、図4に示すように、「方向指定ボタン」の一例である方向指定ボタン41a〜41fが上記の画像31と共に表示される。
この場合、方向指定ボタン41a〜41fには、「第1の表示位置に対する第2の表示位置の存在方向」を指定する機能が割り当てられている。具体的には、方向指定ボタン41aには、「第1の表示位置に対する第2の表示位置の存在方向」を「上向き方向」と指定する機能が割り当てられている。また、方向指定ボタン41bには、「存在方向」を「下向き方向」と指定する機能が割り当てられている。また、方向指定ボタン41cには、「存在方向」を「左向き方向」と指定する機能が割り当てられている。また、方向指定ボタン41dには、「存在方向」を「右向き方向」と指定する機能が割り当てられている。また、方向指定ボタン41eには、「存在方向」を「下向き方向」とし、かつ「測定対象像の配列が複数列存在する」と指定する機能が割り当てられている。さらに、方向指定ボタン41eには、「存在方向」を「右向き方向」とし、かつ「測定対象像の配列が複数列存在する」と指定する機能が割り当てられている。
したがって、画像31内に上下方向に沿って並んだ10個の像32が左右方向で2列存在する本例では、「第1の表示位置」の指定と併せて、方向指定ボタン41eの選択によって「存在方向」を「下向き方向」とし、かつ「測定対象像の配列が複数列存在する」と指定する。なお、「第1の表示位置」および「存在方向」については、いずれを先に指定してもよいが、本例では、一例として、最初に「第1の表示位置」を指定し、次いで、「存在方向」を指定する。
具体的には、一例として、像32−01〜32−10のうちの上下方向の両端に位置する像32−01,32−10の一方である像32−01に関連付けてブレーカX−01についての測定結果表示45−01(図7参照)を表示させる「第1の表示位置」として、図4に示す位置P−01をタップして指定する。これに応じて、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、図5に示すように、1番目に取得される「測定結果」の表示位置であることを示すマーカー42−01を位置P−01に表示させる。
この場合、上記の位置P−01としては、その位置に表示させた測定結果表示45−01が像32−01に関連付けられていることを認識できる位置であって、測定結果表示45−01、および測定結果表示45−01に続けて表示させる測定結果表示45−02〜45−10(図9参照)が像32−01〜32−10などの視認を阻害することがない位置を指定するのが好ましい。これにより、「第1の表示位置」の指定が完了する。
次いで、方向指定ボタン41eを選択して(タッチして)「存在方向」を指定する(「各方向指定ボタンのなかからいずれかの方向指定ボタンが選択されたとき」の一例)。これに応じて、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、図5に示すように、一例として、方向指定ボタン41a〜41d,41fを非表示として、選択された方向指定ボタン41eだけが表示された状態とすることにより、方向指定ボタン41eに関連付けられている「存在方向」が指定されていることを報知する。これにより、「存在方向」が「下向き方向」で「測定対象像の配列が複数列存在する」との指定が完了する。
また、方向指定ボタン41eの選択によって「測定対象像の配列が複数列存在する」との指定された本例では、処理部25が、測定データ処理用プログラムDpに従い、2列目の像32−11〜32−20のうちの上下方向の両端に位置する像32−11,32−20の一方である像32−11に関連付けてブレーカX−11についての測定結果表示45−11(図10参照)を表示させる「第1の表示位置」が指定されるまで待機する。この際には、2列目の像32の最上部の像32−11が、11番目に取得される「測定結果」に対応する「測定対象像」であると指定した後に、図4に示す位置P−11をタップする。これに応じて、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、図5に示すように、11番目に取得される「測定結果」の表示位置であることを示すマーカー42−11を位置P−11に表示させる。
この場合、上記の位置P−11としては、その位置に表示させた測定結果表示45−11が像32−11に関連付けられていることを認識できる位置であって、測定結果表示45−11および測定結果表示45−11に続けて表示させる測定結果表示45−12〜45−20(図11参照)が像32−11〜32−20などの視認を阻害することがない位置を指定するのが好ましい。これにより、2列目の像32に関する「第1の表示位置」の指定が完了する。なお、10個×2列の像32が画像31内に存在する本例とは異なり、複数個×3列以上の「測定対象像」が「画像」内に存在するときには、3列目以降の「測定対象像」に関しても、上記の位置P−11の指定と同様にして「第1の表示位置」を順次指定する。
一方、本例は、2列目の像32に関する「第1の表示位置(位置P−11)」の指定が完了した時点で表示条件の指定が完了するため、図5に示す完了ボタン43を操作する。以上により、各ブレーカXについての測定結果データD1を取得する作業の準備が整う。
この場合、処理部25は、完了ボタン43が操作されて表示条件の指定が完了したときに、「測定結果表示処理」を開始する。具体的には、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、図6に示すように、一例として、選択されている方向指定ボタン41eを測定作業支援画面40の左上に表示させると共に、いずれのブレーカXについての測定結果データD1を取得すべきかを作業者に特定させるための対象特定用表示44(「次に測定結果データを受信すべき測定対象を特定可能な情報」の一例)と、すべてのブレーカXについての測定結果データD1の取得が完了した際に操作する測定終了ボタン46とを測定作業支援画面40内に表示させる。
これにより、測定作業支援画面40内の対象特定用表示44を見た作業者は、1番目のブレーカX、すなわち、マーカー42−01に基づいて1番目のブレーカXについての「測定対象像」であると認識される像32−01に対応するブレーカX−01についての測定結果データD1を取得すべきであると認識する。したがって、作業者は、測定装置1を使用してブレーカX−01を対象とする測定処理を実行する。
この際には、測定装置1の測定部11が処理部15の制御に従ってブレーカX−01についての予め設定された被測定量(本例では、絶縁抵抗値)を測定して測定結果データD1を生成し、生成した測定結果データD1を処理部15に出力する。また、処理部15は、出力された測定結果データD1を記憶部16に記憶させると共に、通信部12を介して携帯情報端末2に送信する。
一方、携帯情報端末2では、測定装置1から送信された測定結果データD1が通信部22によって受信されたときに(「第1の表示位置および予め規定された一方(本例では、存在方向)が指定されている状態で通信部によって測定結果データが受信されたとき」の一例)、処理部25が、測定データ処理用プログラムDpに従い、その測定結果データD1を記憶部26に記憶させる。また、処理部25は、図7に示すように、測定結果データD1の値(本例では、ブレーカX−01の絶縁抵抗値)を示す測定結果表示45−01をマーカー42−01の直下に表示させる。
これにより、測定結果表示45−01がブレーカX−01の像32−01に関連付けられた状態で画像31上に表示された状態となる。なお、本例の携帯情報端末2および測定データ処理用プログラムDpでは、この測定結果表示45−01を含む各測定結果表示45内に、測定結果データD1に基づいて特定される測定結果(被測定量:本例では、絶縁抵抗値)と、その測定結果データD1の測定番号を示す丸数字とが表示される構成および処理方法が採用されている。したがって、測定作業支援画面40内に最後に表示された測定結果表示45(測定結果表示45−01だけが表示されているこの時点では、測定結果表示45−01)内に表示される丸数字(「最後に受信された測定結果データの測定対象を特定可能な情報」の一例)を参照することで、何番目の測定順序の測定結果データD1まで取得が完了しているのかを特定することが可能となっている。
さらに、処理部25は、「次に測定結果データを受信すべき測定対象を特定可能な情報」の一例である対象特定用表示44を、2番目のブレーカXについての測定結果データD1を取得すべきであることを特定させる内容に表示替えする。これにより、測定結果表示45−01内に表示される丸数字や、表示替えされた対象特定用表示44を見た作業者は、1番目のブレーカXについての測定結果データD1の取得が完了し、2番目のブレーカX、すなわち、測定結果表示45−01が関連付けられて表示されている像32−01の下方に表示されている像32−02に対応するブレーカX−02についての測定結果データD1を取得すべき状態であると認識する。したがって、作業者は、測定装置1を使用してブレーカX−02を対象とする測定処理を実行する。
この際には、測定装置1によって測定処理が実行されてブレーカX−02についての測定結果データD1が携帯情報端末2に送信される。また、携帯情報端末2では、送信された測定結果データD1が通信部22によって受信されたときに(「第1の表示位置および予め規定された一方が指定されている状態で通信部によって測定結果データが受信されたとき」の他の一例)、処理部25が測定結果データD1を記憶部26に記憶させると共に、図8に示すように、その測定結果データD1の値(ブレーカX−02の絶縁抵抗値)を示す測定結果表示45−02を測定結果表示45−01の下方に並べて表示させる。これにより、測定結果表示45−02がブレーカX−02の像32−02に関連付けられた状態で画像31上に表示された状態となる。また、処理部25は、対象特定用表示44を、3番目のブレーカXについての測定結果データD1を取得すべきであることを特定させる内容に表示替えする。
この後、3番目以降の各ブレーカXについての測定処理を実行して測定結果データD1を携帯情報端末2に順次送信することにより、ブレーカX−10についての測定結果データD1が携帯情報端末2において受信されたとき(「第1の表示位置および予め規定された一方が指定されている状態で通信部によって測定結果データが受信されたとき」のさらに他の一例)には、図9に示すように、その測定結果データD1の値(ブレーカX−10の絶縁抵抗値)を示す測定結果表示45−10が測定結果表示45−09の下方に並んで表示される。これにより、測定結果表示45−01〜45−10までの10個がブレーカX−01〜X−10の像32−01〜32−10にそれぞれ関連付けられた状態(各像32の配列順に合致した状態)で画像31上に表示される。
この場合、上記の測定結果表示45−01〜45−10を画像31上に表示させる処理においては、マーカー42−01の直下に測定結果表示45−01を表示させた時点から、測定結果表示45−09の下方に測定結果表示45−10を表示させた時点までの一例の処理が、「第1の表示位置から第2の表示位置に向かって各測定対象についての測定結果を並べて画像上にそれぞれ表示させる」との処理の一例である「測定結果データに基づいて特定される測定結果を、対応する測定結果データの受信順序で第1の表示位置から並べて画像上に表示させる」との処理に相当すると共に、「選択された方向指定ボタンに対応する方向が存在方向として指定されたとして各測定結果を表示させる」との処理に相当する。
一方、上記のように測定結果表示45−01〜45−10が測定作業支援画面40内に並んで表示されたときには、図9に示すように、対象特定用表示44が、11番目のブレーカXについての測定結果データD1を取得すべきであることを特定させる内容に表示替えされる。これにより、測定結果表示45−10内に表示される丸数字や、測定作業支援画面40内の対象特定用表示44を見た作業者は、10番目のブレーカXについての測定結果データD1の取得が完了し、11番目のブレーカX、すなわち、マーカー42−11に基づいて11番目のブレーカXについての「測定対象像」であると認識される像32−11に対応するブレーカX−11についての測定結果データD1を取得すべき状態であると認識する。したがって、作業者は、測定装置1を使用してブレーカX−11を対象とする測定処理を実行する。
この際には、測定装置1から送信された測定結果データD1が通信部22によって受信されたときに(「第1の表示位置および予め規定された一方が指定されている状態で通信部によって測定結果データが受信されたとき」のさらに他の一例)、処理部25が、測定データ処理用プログラムDpに従い、その測定結果データD1を記憶部26に記憶させる。また、処理部25は、図10に示すように、測定結果データD1の値(この際には、ブレーカX−11の絶縁抵抗値)を示す測定結果表示45−11をマーカー42−11の直下に表示させる。これにより、測定結果表示45−11がブレーカX−11の像32−11に関連付けられた状態で画像31上に表示された状態となる。
この後、12番目以降の各ブレーカXについての測定処理を実行して測定結果データD1を携帯情報端末2に順次送信することにより、ブレーカX−20についての測定結果データD1が携帯情報端末2において受信されたとき(「第1の表示位置および予め規定された一方が指定されている状態で通信部によって測定結果データが受信されたとき」のさらに他の一例)には、図11に示すように、その測定結果データD1の値(ブレーカX−20の絶縁抵抗値)を示す測定結果表示45−20が測定結果表示45−19の下方に並んで表示される。これにより、測定結果表示45−01〜45−10までの10個に続き、測定結果表示45−11〜45−20までの10個がブレーカX−11〜X−20の像32−11〜32−20にそれぞれ関連付けられた状態(各像32の配列順に合致した状態)で画像31上に表示される。
この場合、上記の測定結果表示45−11〜45−20を画像31上に表示させる処理においては、マーカー42−11の直下に測定結果表示45−11を表示させた時点から、測定結果表示45−19の下方に測定結果表示45−20を表示させた時点までの一例の処理が、「第1の表示位置から第2の表示位置に向かって各測定対象についての測定結果を並べて画像上にそれぞれ表示させる」との処理の一例である「測定結果データに基づいて特定される測定結果を、対応する測定結果データの受信順序で第1の表示位置から並べて画像上に表示させる」との処理に相当すると共に、「選択された方向指定ボタンに対応する方向が存在方向として指定されたとして各測定結果を表示させる」との処理に相当する。
なお、配電盤YにブレーカX−01〜X−20の20個が配設されている本例では、ブレーカX−20についての測定結果データD1が取得されて測定作業支援画面40内に測定結果表示45−20が表示されたこの時点において、「次に測定結果データD1を取得すべきブレーカX」は存在しない。しかしながら、測定結果データD1の取得に先立って行った表示条件の指定において作業者の負担を軽減するために画像31内の像32の数(ブレーカXの数:本例では、20個)を指定していない本例では、測定結果表示45−01〜45−20のすべてが測定作業支援画面40内に表示されているこの時点において、対象特定用表示44が、21番目のブレーカXについての測定結果データD1を取得すべきであることを特定させる内容に表示替えされる。
しかしながら、画像31内のすべての像32について、対応するブレーカXについての測定結果表示45がそれぞれ関連付けて表示された状態となっているため、作業者が、対象特定用表示44の表示内容に拘わらず、対象とすべきすべてのブレーカXについての測定結果データD1の取得が完了したと認識する。この際に、作業者は、測定終了ボタン46を操作して配電盤Y(ブレーカX−01〜X−10)についての測定結果データD1の取得作業を終了させる。
この際に、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、測定作業支援画面40に代えて、図12に示す測定結果表示画面50を表示部24に表示させる。なお、この測定結果表示画面50は、測定作業支援画面40における方向指定ボタン41e,マーカー42−01,42−11、対象特定用表示44および測定終了ボタン46などを非表示とした点を除き、測定作業支援画面40と同様にして、画像31内の各像32に関連付けられて、対応する各測定結果表示45がそれぞれ表示されている。以上により、「測定結果表示処理」が完了する。
また、処理部25は、一例として、「測定結果表示処理」を終了させた時点において、各ブレーカXについての複数の像32を含む画像31の撮像データD0と、ブレーカX−01〜X−20についての20個の測定結果データD1と、表示条件として指定された「第1の表示位置(本例では、位置P−01,P−11の2点)」および「存在方向(本例では、下向き方向)」とを特定可能なデータとを相互に関連付けて測定結果データD2を生成し、生成した測定結果データD2を配電盤Yについての最終的な測定結果のデータとして記憶部26に記憶させる。以上により、配電盤Y(ブレーカX−01〜X−20)についての一連の作業が終了する。
このように、この携帯情報端末2では、複数の像32(測定対象像)が画像31内で「第1の方向」に沿って並んだ状態となる各ブレーカX(測定対象)についての測定結果表示45(測定結果)を画像31上にそれぞれ表示させるときに、処理部25が、各像32のうちの「第1の方向」における両端に位置する2つの像32のいずれか一方に関連付けていずれか一方の像32に対応するブレーカXについての測定結果表示45を表示させる「第1の表示位置」を指定させ、かつ2つの像32の他方に関連付けて他方の像32に対応するブレーカXについての測定結果表示45を表示させる「第2の表示位置」、および「第1の表示位置」に対する「第2の表示位置」の「存在方向」のいずれか予め規定された一方(上記の例では、「存在方向」)を指定させると共に、「測定結果表示処理」において、「第1の表示位置」から「第2の表示位置」に向かって各ブレーカXについての測定結果表示45を並べて画像31上にそれぞれ表示させる。また、この測定データ処理用プログラムDpでは、上記の各処理を携帯情報端末2の処理部25に実行させる。
したがって、この携帯情報端末2、測定システム100および測定データ処理用プログラムDpによれば、列状に並んだ複数のブレーカX(測定対象)についての測定結果表示45(測定結果)を表示させるときに、各ブレーカXの像32について測定結果表示45の表示位置を個別に指定する煩雑な操作を行うことなく、「第1の表示位置」と「存在方向」とを指定するだけで、各ブレーカXについての測定結果表示45を、対応する像32に関連付けて表示させることができる。これにより、測定結果表示45の表示を行う際の作業者の負担を十分に軽減することができる。
また、この携帯情報端末2では、処理部25が、「第1の表示位置」に対する「第2の表示位置」の「存在方向」を指定する複数種類の方向指定ボタン41a〜41fを画像31と共に表示させると共に、表示させた各方向指定ボタン41a〜41fのなかからいずれかの方向指定ボタン41が選択されたときに、選択された方向指定ボタン41に対応する方向が「存在方向」として指定されたとして各測定結果表示45を表示させる。したがって、この携帯情報端末2、測定システム100および測定データ処理用プログラムDpによれば、方向指定ボタン41a〜41fのうちのいずれかを選択する非常に簡単な操作を行うだけで「存在方向」を指定することができるため、測定結果表示45の表示を行う際の作業者の負担を一層軽減することができる。
また、この携帯情報端末2では、処理部25が、「第1の表示位置」と、「第2の表示位置」および「存在方向」のいずれか予め規定された一方とが指定されている状態で通信部22によって測定結果データD1が受信されたときに、測定結果データD1に基づいて特定される測定結果表示45を、対応する測定結果データD1の受信順序で「第1の表示位置」から並べて画像31上に表示させる。また、この測定システム100では、測定装置1と携帯情報端末2とを備え、測定装置1による測定処理によって生成された測定結果データD1の測定結果表示45を携帯情報端末2において画像31上に表示可能に構成されている。
したがって、この携帯情報端末2、測定システム100および測定データ処理用プログラムDpによれば、測定装置1の表示部14に表示される「測定結果」を読み取って携帯情報端末2において操作部23の操作によって「測定結果」を入力する作業を行わなくても、測定装置1による「測定結果」を携帯情報端末2において測定結果表示45として容易に表示させることができる。これにより、測定結果表示45の表示を行う際の作業者の負担をさらに軽減することができる。
また、この携帯情報端末2では、処理部25が、次に測定結果データD1を受信すべきブレーカX、および最後に受信された測定結果データD1のブレーカXの少なくとも一方(本例では、双方)を特定可能な情報(本例では、最後に表示させた測定結果表示45内の丸数字、および対象特定用表示44の表示内容)を画像31と共に表示させる。したがって、この携帯情報端末2、測定システム100および測定データ処理用プログラムDpによれば、測定結果データD1を取得して測定結果表示45を表示させたブレーカXについての重複する測定作業を実行したり、測定結果データD1を取得して測定結果表示45を表示させるべきブレーカXについての測定作業を実行し忘れたりする事態を好適に回避することができる。これにより、各ブレーカXについての測定結果表示45を、重複や抜けを生じさせることなく、対応する像32に対して正確に関連付けて表示させることができる。
なお、「測定データ処理装置」および「測定システム」の構成や、「測定データ処理用プログラム」の処理方法については、上記の例に限定されない。例えば、方向指定ボタン41a〜41fのうちのいずれかを選択することで「第1の表示位置に対する第2の表示位置の存在方向」を指定可能な構成・処理方法を例に挙げて説明したが、このような構成・処理方法に代えて(または、そのような構成・処理方法に加えて)、ポインティングデバイスやタッチパネルに対する操作によって、画像31の任意の位置においてドラッグ操作を行うことで「存在方向」を指定する構成・処理方法を採用することもできる。この場合、ドラッグ操作によって「存在方向」を指定する構成・処理方法を採用するにあたり、そのドラッグ操作の始点を「第1の表示位置」として指定する構成・処理方法を採用することもできる。
また、「測定結果表示処理」に先立ち、「第1の表示位置」と「第1の表示位置に対する第2の表示位置の存在方向」とを指定させる構成・処理方法を例に挙げて説明したが、このような構成に代えて、「測定結果表示処理」に先立ち、「第1の表示位置」と「第2の表示位置」とを指定させ、「第1の表示位置」から「第2の表示位置」に向かって各「測定対象についての測定結果」を並べて表示させる構成・処理方法を採用することもできる。なお、携帯情報端末2の構成や、測定作業支援画面40内の表示要素に関し、前述の例と同様の要素については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
具体的には、一例として、まず、像32−01〜32−10のうちの上下方向の両端に位置する像32−01,32−10の一方である像32−01に関連付けてブレーカX−01についての測定結果表示45−01を表示させる「第1の表示位置」として、図13に示す位置P−01をタップして指定する。これに応じて、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、図14に示すように、1番目に取得される「測定結果」の表示位置であることを示すマーカー42−01を位置P−01に表示させる。
次いで、像32−01〜32−10のうちの上下方向の両端に位置する像32−01,32−10の他方である像32−10に関連付けてブレーカX−10についての測定結果表示45−10を表示させる「第2の表示位置」として、図13に示す位置P−10をタップして指定すると共に、上記の位置P−01から位置P−10までの間に10個の測定結果表示45(測定結果表示45−01〜45−10)を表示させることを指定する。これに応じて、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、図14に示すように、10番目に取得される「測定結果」の表示位置であることを示すマーカー42−10を位置P−10に表示させる。
さらに、像32−11〜32−20のうちの上下方向の両端に位置する像32−11,32−20の一方である像32−11に関連付けてブレーカX−11についての測定結果表示45−11を表示させる「第1の表示位置」として、図13に示す位置P−11をタップして指定する。これに応じて、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、図14に示すように、11番目に取得される「測定結果」の表示位置であることを示すマーカー42−11を位置P−11に表示させる。
次いで、像32−11〜32−20のうちの上下方向の両端に位置する像32−11,32−20の他方である像32−20に関連付けてブレーカX−20についての測定結果表示45−20を表示させる「第2の表示位置」として、図13に示す位置P−20をタップして指定すると共に、上記の位置P−11から位置P−20までの間に10個の測定結果表示45(測定結果表示45−11〜45−20)を表示させることを指定する。これに応じて、処理部25は、測定データ処理用プログラムDpに従い、図14に示すように、20番目に取得される「測定結果」の表示位置であることを示すマーカー42−20を位置P−20に表示させる。
以上により、「測定結果表示処理」に先立って行う表示条件の指定が完了する。また、「測定結果表示処理」に際しては、表示条件として「第1の表示位置」および「存在方向」を指定した上記の例のときと同様にして、各像32−01〜32−10に関連付けて各測定結果表示45−01〜45−10を順次表示させ、かつ各像32−11〜32−20に関連付けて各測定結果表示45−11〜45−20を順次表示させる。この際には、測定作業支援画面40内に方向指定ボタン41a〜41f等(前述の例では、方向指定ボタン41e)が表示されずに、マーカー42−01,42−11に加えてマーカー42−10,42−20が測定作業支援画面40内に表示される点が相違するだけで、他の表示要素は、図6〜11に示す測定作業支援画面40と同様に表示される。
このような構成を採用した携帯情報端末2、およびその測定データ処理用プログラムDpや、そのような携帯情報端末2を備えた測定システム100によれば、前述の構成の携帯情報端末2、およびその測定データ処理用プログラムDpや、測定システム100と同様にして、列状に並んだ複数のブレーカX(測定対象)についての測定結果表示45(測定結果)を表示させるときに、各ブレーカXの像32について測定結果表示45の表示位置を個別に指定する煩雑な操作を行うことなく、「第1の表示位置」と「第2の表示位置」とを指定するだけで、各ブレーカXについての測定結果表示45を、対応する像32に関連付けて表示させることができる。これにより、測定結果表示45の表示を行う際の作業者の負担を十分に軽減することができる。
さらに、測定装置1から新たな測定結果データD1が送信される都度(携帯情報端末2において新たな測定結果データD1を取得する都度)、その測定結果データD1の値を示す測定結果表示45を、指定されている表示条件に従って像32に対応させて画像31上に新たに表示させる構成・処理方法を例に挙げて説明したが、このような構成・処理方法に代えて、図15に示すように、「第1の表示位置」と「第2の表示位置および存在方向の予め規定された一方」とがそれぞれ指定された時点において、「測定結果(上記の例では、絶縁抵抗値)」の表示部位が空欄の測定結果表示45−01〜45−20を各像32−01〜32−20に関連付けて表示させ、その後に、ブレーカX−01の測定結果データD1から、ブレーカX−20の測定結果データD1までの各「測定結果」が取得される都度、対応する測定結果表示45における空欄の部位に「測定結果(絶縁抵抗値)」を表示させる構成・処理方法を採用することもできる。
また、測定装置1において各ブレーカXを対象として実行した測定処理によって生成した測定結果データD1を測定装置1から携帯情報端末2に対して無線通信によって送信し、携帯情報端末2において測定結果データD1の値を反映して測定結果表示45を表示させる構成・処理方法を例に挙げて説明したが、測定装置1と携帯情報端末2とを信号ケーブルを介して有線接続して測定結果データD1を有線通信によって送信して処理する構成・処理方法を採用することもできる。また、そのような構成に代えて(または、そのような構成に加えて、測定装置1の表示部14に表示される測定結果を作業者が読み取り、携帯情報端末2の操作部13を操作して、測定結果を手動で入力して処理させる構成・処理方法を採用することもできる。
さらに、「最後に受信された測定結果データの測定対象を特定可能な情報」として測定結果表示45内に「測定番号を示す丸数字」を表示させ、かつ「次に測定結果データを受信すべき測定対象を特定可能な情報」として対象特定用表示44を表示させる構成・処理方法を例に挙げて説明したが、「最後に受信された測定結果データの測定対象を特定可能な情報」および「次に測定結果データを受信すべき測定対象を特定可能な情報」のいずれか一方だけを表示させる構成・処理方法を採用することもできる。また、「最後に受信された測定結果データの測定対象を特定可能な情報」および「次に測定結果データを受信すべき測定対象を特定可能な情報」の双方を表示させない構成・処理方法を採用することもできる。
また、携帯情報端末2のカメラ21によって生成された撮像データD0を「画像データ」として使用して画像31を表示させる構成・処理方法を例に挙げて説明したが、携帯情報端末2に搭載されているカメラ21とは異なるカメラ(外部装置で構成された撮像装置)によってブレーカX−01〜X−20等の「測定対象」を撮像した「撮像データ」や、ブレーカX−01〜X−20等の「測定対象」の「測定対象像」を描画した画像データを「画像データ」として使用して「画像」を表示させる構成・処理方法を採用することもできる。