JP2020076270A - 油圧ショベル - Google Patents
油圧ショベル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020076270A JP2020076270A JP2018210848A JP2018210848A JP2020076270A JP 2020076270 A JP2020076270 A JP 2020076270A JP 2018210848 A JP2018210848 A JP 2018210848A JP 2018210848 A JP2018210848 A JP 2018210848A JP 2020076270 A JP2020076270 A JP 2020076270A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic excavator
- canopy
- brackets
- support column
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
Description
−油圧ショベル−
図1及び図2は本発明の第1実施形態に係る油圧ショベルの全体構成を表す側面図である。なお、図1はアタッチメントとしてバケットを装着した状態を、図2はアタッチメントとしてブレーカを装着した状態を表している。以下の説明において油圧ショベル100の運転席の前方(同図では左)を前方とする。
走行体10は油圧ショベル100が自力走行するための履帯式(クローラ式)の走行体であり、トラックフレーム11、左右の走行装置12及びアウトリガー13を備えている。トラックフレーム11は走行体10のフレームをなすもので、センタフレーム(不図示)、左右のリンク(不図示)及び左右のサイドフレーム16からなり、閉脚時に平面視でH型になるように形成されている。センタフレームの後部(図1では右側部分)に上記アウトリガー13が設けられている。掘削作業の邪魔になるためセンタフレームの前部にアウトリガーは設けられておらず、アウトリガー13は後部のみに存在する。アウトリガー13は図示しないシリンダによって上下に揺動し、場面に応じて高さを調節することで作業中における油圧ショベル100の後傾を抑制することができる。
図5は旋回体30のフレーム構造を表した斜視図である。ここでは図5を先の各図と共に参照する。旋回体30は、旋回フレーム31、運転席32(図1)、カウンタウェイト33(図1)及び機械室34(図1)等を備えている。旋回フレーム31は旋回体30のベースフレームであり、旋回輪25(図1)を介してトラックフレーム11(センタフレーム)の上部に設けられている。旋回フレーム31には旋回輪25の付近に旋回モータ(不図示)が搭載され、旋回モータの出力軸が旋回輪25に設けた歯車と噛み合うことで、走行体10に対して旋回体30が鉛直な旋回中心C(図1)を軸にして旋回する。旋回モータには電動モータを用いることもできるが、本実施形態では油圧モータが用いてある。
作業機40は作業腕41及びアタッチメントである作業具44を含む多関節型のフロント作業機である。この作業機40は、旋回体30上における旋回体30の中央より右側であって後述するキャノピ50の側方位置に回動基端が位置するように取り付けられている。作業腕41は、ブーム42、アーム43、ブームシリンダ(不図示)、アームシリンダ46及び作業具シリンダ47を備えている。ブーム42は旋回体30の前部(上記作業機ブラケット31e)に回動可能に連結され、アーム43はブーム42の先端に、作業具44はアーム43の先端に、それぞれ回動可能に連結されている。ブーム42、アーム43及び作業具44はいずれも左右に水平に延びる回転軸を支点にして回動する。図1では作業具44としてバケットを、図2では作業具44としてブレーカを装着した例を表しているが、装着されるアタッチメントの種類はこれらに限られない。また、ブームシリンダは旋回体30及びブーム42に、アームシリンダ46はブーム42及びアーム43に、それぞれ両端が連結されている。作業具シリンダ47は、基端がアーム43に連結される一方、先端がリンク48を介してアーム43の先端部及び作業具44に連結されている。ブームシリンダ、アームシリンダ46及び作業具シリンダ47はいずれも油圧アクチュエータであり、油圧ポンプから吐出される圧油で駆動され、伸縮動作により作業機40を駆動する。
図6は旋回体30の要部の側面図、図7は平面図、図8は第1支柱の取り付け部の斜視図、図9は旋回体におけるキャノピの支柱の基部の位置を表した模式平面図である。旋回体30の上部にはキャノピ50が設けられており、このキャノピ50によって運転席32の上方が覆われている。キャノピ50は、複数の支柱(本例では第1支柱51、第2支柱52、第3支柱53の3本の支柱)及びルーフ54を備えている。第1支柱51、第2支柱52及び第3支柱53は断面円形で筒状(中空)のパイプ材で形成された柱であり、第1支柱51はルーフ54の右前の角、第2支柱52はルーフ54の右後の角、第3支柱55はルーフ54の左後の角を支持している。
図11はキャノピ50の第2支柱52の固定構造を表した斜視図、図12は後面図、図13は側面図、図14は第2支柱52を下側から見た図である。図14においては後述するカム機構73及びレバー74は図示省略されている。これらの図で第2支柱52の固定構造を説明するが、第1支柱51及び第3支柱53の固定構造も同様であり、第2支柱52の固定構造を説明で第1支柱51及び第3支柱53の固定構造第2支柱52の説明も兼ねる。前述した通り、旋回体30の骨格をなすフレームにはキャノピ固定用の複数(本例では3つ)のポスト55がベースプレート62(第1支柱51や第3支柱53を取り付けるポスト55の場合はベースプレート61,63)を介して設けられている。このポスト55に被せる形で第2支柱52が立てられている。第2支柱52の開口した下端部にはスリット64が設けられている。スリット64は第2支柱52の内側と外側の空間が繋がるように壁面を貫いて形成されており、第2支柱52の外周における1カ所に第2支柱52の下端部を含んで第2支柱52の中心軸に沿って設けられている。
山岳地で鉄塔の深礎杭孔として縦孔Hを掘削する場合、油圧ショベル100を例えばヘリコプターや索道等で輸送する。その際、輸送する容積を抑えるためにキャノピ50は旋回体30から取り外しておく。山岳地の現場に油圧ショベル100を搬入したら、キャノピ50の第1支柱51、第2支柱52及び第3支柱53を旋回体30の3本のポスト55に被せ、キャノピ50を旋回体30に仮付けする。続いて、各支柱の締め込み機構70のレバー74を上向きにした状態で、必要に応じてナット84,87の位置を調整してレバー74を押し下げる。これによりキャノピ50が旋回体30に強固に固定される。
(1)キャノピ50の支柱(第2支柱52等)をポスト55に対してカム機構73で締め付けて固定する構成としたことで、カム機構73を緩めた状態ではポスト55に対して支柱の内径に余裕を持たせることができる(大きめに設定できる)。従って旋回体30上に離れてレイアウトされた3本のポスト55に対して3本の支柱を同時に抜き差しすることも容易である。ポスト55の外径と支柱の内径との間の隙間に余裕がとれるので、支柱の内径を機械加工する必要もない。支柱とポストとをピンで固定する構造と異なり、精度が要求されるピン穴の加工も不要であり、煩わしいピン穴の位置合わせ作業やピンの抜き差しの作業も不要である。また支柱を締め付けることで締結時にはポスト55の外径と支柱の内径との間の隙間もなく、隙間によるキャノピ50のガタツキが小さくなる。カム機構73の締緩作業についてもレバー操作で容易に行うことができ、ボルト等で締め付ける構成と異なり工具が不要である。山間部等では工具の備えがない場合に長時間の作業中断を強いられ得るため、工具が不要であることは大きなメリットである。このように本実施形態によればキャノピ50の脱着作業を容易化することができ、かつキャノピのガタツキを少なくすることができる。
図16は本発明の第2実施形態に係る油圧ショベルに備えられたキャノピの第1支柱の取り付け部の斜視図である。図16において第1実施形態の要素と同一の又は対応する要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。第1実施形態ではボルトB1,B2でレバー74をカバーしてレバー74の不測の動作を抑制する構成を例示したが、この機能を確保する限りにおいては図16に示したように専用のカバー92を別途設置する構成としても良い。同図のカバー92はL字型に形成されており、レバー74を押し下げ(締め付け)操作した後、ブラケット72にボルト止めすることでレバー74を覆っている。但し、工具が不要である点で第1実施形態の構成が有利である。
図17は本発明の第3実施形態に係る油圧ショベルに備えられたキャノピの支柱を下側から見た図であり、図14に対応する図である。図17において第1実施形態の要素と同一の又は対応する要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。第1実施形態では一対のブラケット71,72を別部材として支柱に取り付けて支柱の部分76(図14)が露出した構成としたのに対し、本実施形態ではブラケット71,72を一体に構成し、ブラケット71,72が支柱の全周(スリット64を除く)を覆っている。この構成の場合、どの方向にも支柱からブラケット71又は72が突き出しているので、周囲に構造物がある場合に構造物にぎりぎりまで支柱を接近させることはできないが、前述した本質的な効果(1)を得る限りにおいては支障ない。また、本実施形態の構成は第2実施形態にも適用できる。
図18は本発明の第4実施形態に係る油圧ショベルに備えられたキャノピの支柱の締め込み機構の構造を表す図である。図19はキャノピの支柱を下側から見た図であり、図14に対応する図である。図18及び図19において第1実施形態の要素と同一の又は対応する要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、通しボルト83がブラケット71で拘束されている点である。つまり、ブラケット71には馬鹿穴77に代えてボルト穴(ネジ穴)93(図19)が設けられている。本実施形態においては通しボルト83として例えば全ネジの寸切ボルトが使用されており、基端がブロック82にねじ込まれ、先端がブラケット71のボルト穴93にねじ込まれている。特に図示していないがブラケット71から突き出した通しボルト83の先端にナットを装着して緩み留めにすることもできる。このような構成でも前述した効果(1)を得ることができる。また、本実施形態の構成は第2実施形態にも第3実施形態にも適用できる。
以上の実施形態では、運転席32が旋回体30における左側にオフセットして配置された構成を例に挙げて説明したが、運転席32は旋回体30における右側に配置されていても良い。また、第2支柱52及び第3支柱53を支柱ブラケット31cで支持した構成を例示したが、カウンタウェイト33の上面に第2支柱52及び第3支柱53の基部を固定し、第2支柱52及び第3支柱53をカウンタウェイト33で支持する構成としても良い。この場合、不要であれば支柱ブラケット31cを省略しても良い。またキャノピ50を3柱構造としたが、支柱を2本又は4本とすることもあり得る。
Claims (4)
- 走行体、前記走行体の上部に旋回可能に設けた旋回体、及び前記旋回体に取り付けた作業機を備え、前記旋回体が、旋回中心に対して左右方向の一方側にオフセットして配置された運転席、前記旋回体に設けた複数のポスト、及び前記複数のポストに支持されて前記運転席の上方を覆うキャノピを備えており、前記キャノピが、前記ポストに被せられた筒状の複数の支柱、及び前記複数の支柱で支持されて前記運転室の上方に配置されたルーフを備えた油圧ショベルにおいて、
前記キャノピの複数の支柱の下端部にそれぞれ設けたスリットと、
前記スリットを跨いで両側に位置するように前記支柱に設けた一対のブラケットと、
前記一対のブラケットを互いに進退させるカム機構と、
前記カム機構を操作するレバーとを備え、
前記レバーを操作して前記カム機構で前記一対のブラケットを介して前記スリットを締め込むことで、前記支柱の内径を収縮させて前記支柱が前記ポストに固定してあることを特徴とする油圧ショベル。 - 請求項1に記載の油圧ショベルにおいて、
前記一対のブラケットが共に馬鹿穴を備えており、
前記カム機構が、
前記レバーと一体に構成されたカムと、
前記カムを回転自在に支持する回転軸を備えたブロックと、
前記馬鹿穴を通って前記一対のブラケットを貫通し、一方側の端部が前記ブロックにねじ込まれた通しボルトと、
前記ブロックとの間に前記一対のブラケットを挟んで前記通しボルトの他方側に取り付けられたナットと
を含んで構成されていることを特徴とする油圧ショベル。 - 請求項1に記載の油圧ショベルにおいて、
前記旋回体に前記ポストを取り付けるベースプレートと、
前記旋回体に前記ベースプレートを固定する複数のボルトとを備えており、
前記スリットを締め込む方向に操作した前記レバーが前記複数のボルトの間に挿し込めるように、前記複数のボルトが配置してあることを特徴とする油圧ショベル。 - 請求項1に記載の油圧ショベルにおいて、前記支柱の中心軸方向から見て、前記一対のブラケットに対して前記支柱の外周面における前記スリットと反対側の部分が露出していることを特徴とする油圧ショベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018210848A JP2020076270A (ja) | 2018-11-08 | 2018-11-08 | 油圧ショベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018210848A JP2020076270A (ja) | 2018-11-08 | 2018-11-08 | 油圧ショベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020076270A true JP2020076270A (ja) | 2020-05-21 |
JP2020076270A5 JP2020076270A5 (ja) | 2020-12-17 |
Family
ID=70723646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018210848A Pending JP2020076270A (ja) | 2018-11-08 | 2018-11-08 | 油圧ショベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020076270A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6280712U (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-23 | ||
JP2004275104A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 電動作業機 |
JP2011105089A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Caterpillar Japan Ltd | 作業機械のモニタ固定構造 |
JP2017075508A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 日立建機株式会社 | 小型油圧ショベル |
-
2018
- 2018-11-08 JP JP2018210848A patent/JP2020076270A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6280712U (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-23 | ||
JP2004275104A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 電動作業機 |
JP2011105089A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Caterpillar Japan Ltd | 作業機械のモニタ固定構造 |
JP2017075508A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 日立建機株式会社 | 小型油圧ショベル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2012153638A1 (ja) | 建設機械 | |
WO2007010808A1 (ja) | 建設機械のキャブ構造 | |
JP2007205100A (ja) | 建設機械の車体フレームおよび建設機械 | |
JP6734223B2 (ja) | 油圧ショベル | |
JP6769918B2 (ja) | 電気駆動式作業機械のケーブルブラケット | |
JP4504277B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2010196408A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP5625013B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2020076270A (ja) | 油圧ショベル | |
JP2001090116A (ja) | 旋回式建設機械 | |
JP6719116B2 (ja) | 作業機械 | |
JP5670274B2 (ja) | 電動式建設機械 | |
JP4236645B2 (ja) | 旋回作業機におけるロータリジョイントの取付構造 | |
JP6769920B2 (ja) | 開脚型油圧ショベル | |
JP4188799B2 (ja) | 建設機械 | |
JP6687984B2 (ja) | 開脚型油圧ショベル | |
JP2006097341A (ja) | 旋回式建設機械 | |
JP2004183312A (ja) | 杭打ち装置 | |
JP5427690B2 (ja) | ショベルの旋回フレーム | |
JP2005083040A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP2002061229A (ja) | 旋回式建設機械 | |
JP2005014642A (ja) | 建設機械 | |
JP6203445B1 (ja) | 地盤改良装置と斜め改良壁体の造成方法 | |
JP2001011887A (ja) | 水平多軸回転式掘削機 | |
JP2017075508A (ja) | 小型油圧ショベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201106 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211102 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220419 |