JP2020073641A5

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Publication number: JP2020073641A5
Application number: JP2019176722A
Authority: JP
Filing date: 2019-09-27
Publication date: 2020-06-25
Anticipated expiration: 2033-03-15

Claims

１種以上のレオロジー調節剤としてのマイクロフィブリル化セルロースを含有し、更に、バインダと、溶媒と、一次顔料と、１種以上の体質顔料とを含有する塗料組成物であって、
前記体質顔料が、カオリン、炭酸カルシウム及びタルクの内の１種以上であり、
前記マイクロフィブリル化セルロースが、該塗料組成物の全質量を基準として、約0.1％〜約10質量％の量で存在し、
前記塗料組成物が、同時処理された無機粒状物質を一次顔料及び体質顔料の少なくとも１種として含み、
前記塗料組成物が、前記マイクロフィブリル化セルロース以外のセルロース由来のレオロジー調節剤を含まず、
前記無機粒状物質が、前記マイクロフィブリル化セルロースの調製中に、セルロースを含む繊維状基体と同時処理されたものであり、
前記マイクロフィブリル化セルロースが、レーザー光散乱法で測定した場合に、約5μm〜約500μmのd ₅₀ を有し、また約20〜約50の繊維スティープネスを有し、そして、
前記マイクロフィブリル化セルロースが、45μm以下の乾燥フィルムのウェットスクラブ抵抗性（ISO 11998に従って測定される）、約7.0未満の85度における光沢(ISO 2813に従って測定される)の低下、約5.8未満のバーニッシュ(Burnish)(85度における)の低下、及び少なくとも約1,000μmのマッドクラック厚からなる群から選択される塗料組成物の１種以上の特性を、レオロジー調節剤としてマイクロフィブリル化セルロースを含まない等価の塗料組成物と比較して、改善することを特徴とする塗料組成物。
前記バインダが、ラテックスバインダであり、前記溶媒が、水である、請求項１記載の塗料組成物。
艶消し塗料を含む意匠性塗料として使用するためにフォーミュレートされている、請求項１に記載の塗料組成物。
前記マイクロフィブリル化セルロースが、少なくとも約100の高剪断速度（１／ｓ）における塗料粘度(ISO 2884-1に従って測定し得る)を維持し、かつ、約10以下の低剪断速度における塗料粘度をかなり増大させることにより、該塗料組成物の安定性及び耐ドリップ性を改善する、請求項１に記載の塗料組成物。
前記１種以上の体質顔料が、アルカリ土類金属炭酸塩及び硫酸塩、並びにそれらの混合物からなる群から選択される請求項１に記載の塗料組成物。
前記体質顔料が、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、石膏、含水カンダイト粘土、無水カンダイト粘土、タルク、マイカ、パーライト、長石、カスミ石閃長岩、ウォラストナイト、珪藻土、バライト、ガラス、天然シリカ、合成シリカ、天然シリケート及び合成シリケートからなる群から選択される請求項１に記載の塗料組成物。
前記一次顔料が、液状ビヒクルに分散された場合に色彩を提供する、微粉砕された天然又は合成の無機又は有機の不溶性分散粒子からなる群から選択される、請求項１に記載の塗料組成物。
前記一次顔料が、二酸化チタン、カーボンブラック、硫酸カルシウム、酸化鉄及び銅-錯体フタロブルーからなる群から選択される請求項１に記載の塗料組成物。
前記一次顔料のセディグラフにより測定した平均粒径(d ₅₀ )が、約0.1μm〜約20μmである請求項１に記載の塗料組成物。
前記体質顔料のセディグラフにより測定した平均粒径(d ₅₀ )が、約0.1μm〜約20μmである請求項１に記載の塗料組成物。
前記同時処理された無機粒状物質のセディグラフにより測定した平均粒径(d ₅₀ )が、約0.1μm〜約20μmである請求項１に記載の塗料組成物。
前記同時処理された無機粒状物質が、アルカリ土類金属炭酸塩及び硫酸塩からなる群から選択される請求項１に記載の塗料組成物。
前記同時処理された無機粒状物質が、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、石膏、含水カンダイト粘土、カオリン、ハロイサイト、ボールクレー、無水(焼成)カンダイト粘土、メタカオリン、十分に焼成されたカオリン、タルク、マイカ、パーライト、長石、カスミ石閃長岩、ウォラストナイト、珪藻土、バライト、ガラス、及び天然又は合成シリカ又はシリケートからなる群から選択される請求項１に記載の塗料組成物。
前記マイクロフィブリル化セルロースが、更に、湿式条件下にてホモジナイザー中で処理される請求項１に記載の塗料組成物。