JP2020071999A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源ユニットを器具本体に簡易に取り付けることができる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置1は、所定の姿勢で固定される第1給電コネクタ191と第1給電コネクタ191を収容する収容凹部21とを有する長尺状の器具本体20と、長尺状の発光モジュール120と、発光モジュール120を覆うように配置される透光カバー160と、透光カバー160が取り付けられる基台100と、所定の姿勢で固定される第2給電コネクタ132と有する光源ユニット10と、電力を発光モジュール120に供給する電源装置130とを備える。また、収容凹部21には、係合部182が設けられる。さらに、基台100は、被係合部103を有する。そして、光源ユニット10を収容凹部21に装着した際に、被係合部103が係合部182と係合され、かつ第2給電コネクタ132が第1給電コネクタ191と接続される。【選択図】図5
Description
本開示は、照明装置に関する。
特許文献1には、筐体と、筐体に収容される光源部と、光源部に固定された一対の板ばねとを備える照明装置が開示されている。この照明装置では、光源部を筐体に取り付ける際に、板ばねを筐体に引っ掛けて光源部を仮保持し、仮保持の状態で光源部に給電するための電気配線のコネクタを光源部のコネクタに接続し、光源部を筐体に向かって押し上げることで、板ばねが筐体の取付孔に係合されて光源部が筐体に係合される。こうして、光源部が筐体に取り付けられる。
しかしながら、従来の照明装置において、上記のような工程では、光源部を筐体に取り付けるために手間がかかる。
本開示は、光源ユニットを器具本体に簡易に取り付けることができる照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る照明装置の一態様は、所定の姿勢で固定される第1給電コネクタと前記第1給電コネクタを収容する筐体とを有する長尺状の器具本体と、長尺状の発光モジュールと、前記発光モジュールを覆うように配置され、かつ透光性を有する透光カバーと、前記透光カバーに光を出射する姿勢で前記発光モジュールを保持し、かつ前記透光カバーが取り付けられる取付部材と、前記発光モジュールと電気的に接続され、かつ所定の姿勢で固定される第2給電コネクタとを有する光源ユニットと、電力を前記発光モジュールに供給する電源装置とを備え、前記筐体には、係合部が設けられ、前記取付部材は、被係合部を有し、前記光源ユニットを前記筐体に装着した際に、前記被係合部が前記係合部と係合され、かつ、前記第2給電コネクタが前記第1給電コネクタと接続される。
本開示によれば、光源ユニットを器具本体に簡易に取り付けることができる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
以下の説明において、各図において、器具本体と光源ユニットとの並び方向をX軸方向と規定し、照明装置の長手方向をY軸方向、照明装置の短手方向をZ軸方向とする。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、それぞれが直交する。
以下、本開示の実施の形態に係る照明装置について説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態に係る照明装置1の外観を例示する斜視図である。
図1は、実施の形態に係る照明装置1の外観を例示する斜視図である。
図1に示すように、照明装置1は、LED(Light Emitting Diode)を用いたLED照明であり、例えば天井直付け型の照明装置1である。図1及び図2に示すように、照明装置1は、光源ユニット10と、器具本体20とを備える。
光源ユニット10は、LEDを光源とする発光部であり、周囲を照明する光、例えば白色光を発する。また、本実施の形態において、光源ユニット10は、ライン状に発光するライン光源であり、Y軸方向に長尺である。光源ユニット10は、照明装置1に内蔵された後述する電源装置130によって点灯する。
光源ユニット10は、器具本体20に固定される。光源ユニット10は、図2に示すように、器具本体20の開口部に着脱自在に取り付けられる。図2は、実施の形態に係る照明装置1において、光源ユニット10と器具本体20とを例示する分解斜視図である。
図3に示すように、光源ユニット10は、基台100と、発光モジュール120と、電源装置130と、一対の取付ばね140と、透光カバー160とを備える。図3は、実施の形態に係る照明装置1を例示する分解斜視図である。
基台100は、透光カバー160に光を出射する姿勢で発光モジュール120を保持する。つまり、基台100は、発光モジュール120を保持するベース部材であり、Y軸方向に長尺である。基台100の表面(X軸プラス方向側の面)には発光モジュール120の基板121が載置される。基台100に基板121を載置して基板121を基台100に固定することで、基板121は、基台100に保持される。また、基台100には、透光カバー160が取り付けられる。基台100は、取付部材の一例である。
基台100と基板121とは、例えばネジ等の固定部材によって固定されてもよく、基板121に設けられた切り欠き部に本体部102に設けられた爪部を係止するスナップインで固定されてもよい。
本実施の形態において、基台100は、アルミニウム、鉄等の板金製である。例えば、基台100は、SPCC(Steel Plate Cold Commercial;冷間圧延鋼板)製の板金(金属板)にロール成形加工又はプレス加工等を施すことにより所定の形状に形成される。
基台100は、基板121を載置するための長尺な本体部102と、本体部102の長手方向に沿って形成された一対の側壁部101とを有する。
本体部102は、Y軸方向に長尺、かつ略矩形状に形成される。本体部102には、短手方向(Z軸方向)に一対をなす段差部が長手方向に沿って形成され、この一対の段差部によって形成された凹状部分に基板121が載置される。
一対の側壁部101は、Y軸方向に長尺であり、本体部102から立設し、本体部102の短手方向(Z軸方向)の両側端縁からX軸マイナス方向に延設される。一対の側壁部101のそれぞれは、一対の被係合部103を有する。
被係合部103は、係合部182と係合する。本実施の形態では、被係合部103は、一対の側壁部101の一部を凹ませることで形成した凹部である。なお、被係合部103は、凹部に限定されず、一対の側壁部101の一部を切り欠いた形状でもよく、貫通孔でもよく、凸状でもよい。
発光モジュール120は、基台100に配置された基板121と、基板121に実装されたLED素子122とを有する。本実施の形態における発光モジュール120は、表面実装(SMD:Surface Mount Device)構造の発光モジュール120であり、基板121にはSMD素子であるLED素子122が実装される。
基板121は、基台100の本体部102に載置されて本体部102に固定される。基板121の裏面(X軸マイナス方向側の面)が本体部102と接触しており、基板121に伝導されたLED素子122の熱を基台100に放熱する。
基板121は、LED素子122を実装する実装基板である。基板121は、例えば、Y軸方向に長尺、かつ略矩形状であり、例えば、樹脂基板、メタルベース基板、セラミック基板等を用いる。
また、基板121には、LED素子122を発光させるための電力を受ける外部接続端子として電極(不図示)が設けられる。さらに、基板121には、電極とLED素子122とを電気的に接続したり複数のLED素子122同士を電気的に接続したりするための金属配線(不図示)が所定形状のパターンで形成される。
複数のLED素子122は、基板121の長手方向(Y軸方向)に沿って直線状に一列にかつ所定の間隔を置いて、基板121に実装される。また、LED素子122の各々は、金属配線を介して基板121に設けられた電極と電気的に接続される。
本実施の形態において、各LED素子122は、樹脂製等の容器(パッケージ)と、容器内に配置されたLEDチップ(ベアチップ)と、LEDチップを封止する封止部材とを備える。LED素子122が白色光を放出する白色LED素子である場合、例えば、LEDチップとしては、通電されると青色光を発する青色LEDチップが用いられ、容器に充填される封止部材としては、黄色蛍光体が含有されたシリコーン樹脂(蛍光体含有樹脂)が用いられる。
電源装置130は、基台100の裏面側(発光モジュール120が配置される側とは反対側)であり、器具本体20と基台100との間に配置される。つまり、電源装置130は、発光モジュール120とで基台100を挟み、基板121とは反対側に配置される。電源装置130と発光モジュール120とは基台100を介して隔てられる。
本実施の形態において、電源装置130は、回路ケース131に覆われる。具体的には、回路基板は、回路ケース131で囲まれる領域に収納される。これにより、電源装置130が回路ケース131によって保護される。
電源装置130は、発光モジュール120のLED素子122を発光させるための電力を生成する電源回路によって構成される。電源回路は、プリント配線基板等の回路基板と、回路基板に実装された複数の電子部品(不図示)とによって構成される。電源装置130は、例えば、系統電力(商用電源)等の外部電源からの交流電流を、整流、平滑及び降圧等して所定レベルの直流電流に変換し、当該直流電流を発光モジュール120に供給する。
回路基板には、系統電力側の接続部である入力側接続部と、発光モジュール120側の出力側接続部である第2給電コネクタ132とが設けられる。入力側接続部は、リード線等の電力線によって系統電力と電気的に接続される。また、第2給電コネクタ132は、後述する第1給電コネクタ191を介して発光モジュール120と電気的に接続される。
第2給電コネクタ132は、発光モジュール120と電気的に接続され、かつ所定の姿勢で固定される。具体的には、第2給電コネクタ132は、器具本体20に対して光源ユニット10を着脱する際に、器具本体20の第1給電コネクタ191に対して挿入又は抜去できるように、電源装置130の回路ケース131に固定される。また、第2給電コネクタ132は、回路ケース131のY軸プラス方向側に固定される。本実施の形態では、第2給電コネクタ132は、回路ケース131のY軸プラス方向側に固定されるが、光源ユニット10を器具本体20に装着する際に、第2給電コネクタ132と第1給電コネクタ191とが同時に電気的に接続されればよいため、第2給電コネクタ132の配置は限定されない。
第2給電コネクタ132は、Y軸方向に長尺なスリット状のコネクタである。第2給電コネクタ132は、互いに対向する給電部を有する。第2給電コネクタ132には、この給電部に第1給電コネクタ191がX軸方向にスライドして挿入又は抜去される。これにより、第2給電コネクタ132は、第1給電コネクタ191に対してX軸方向にスライドされることで、第1給電コネクタ191と電気的に接続又は切断される。
また、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とは、第1給電コネクタ191に対する第2給電コネクタ132のY軸方向のスライド量(所定のスライド量の一例)の間で電気的に接続される。つまり、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とが電気的に接続された後に、基板121が熱膨張してY軸方向に延びて第2給電コネクタ132がズレたとしても、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とがY軸方向のスライド量の間で電気的に接続される。本実施の形態では、第2給電コネクタ132は、雌型の給電コネクタであるが、雄型の給電コネクタでもよい。
一対の取付ばね140のそれぞれは、基台100に取り付けられるコイル部141と、コイル部141に接続されてコイル部141からY軸方向に広がる方向に付勢力を付与する一対の腕部142とを有する取付ばね140(ねじりコイルばねともいう)である。一対の取付ばね140のそれぞれは、光源ユニット10が収容凹部21と対向する姿勢で保持する。取付ばね140は、基台100の本体部102の裏面(X軸マイナス方向側の面)に取り付けられる。一対の腕部142のそれぞれには、先端部分が曲げられて形成された引掛部が設けられる。取付ばね140は、保持部の一例である。
一対の取付ばね140は、器具本体20に形成された一対の引掛け孔22に挿通され、一対の腕部142がコイル部141からY軸方向に広がる付勢力、つまり一対の腕部142が末広がる方向の付勢力を引掛け孔22に付与する。これにより、一対の取付ばね140が引掛け孔22に対してX軸マイナス方向に光源ユニット10を押し上げる力を働かせる。なお、本実施の形態では、一対の取付ばね140が照明装置1に設けられているが、照明装置1は一対の取付ばね140を有していなくてもよい。
透光カバー160は、基台100における一対の取付ばね140側とは反対側に設けられる。透光カバー160は、X軸プラス方向から見た場合に、発光モジュール120を覆うように配置されたカバー部材であり、発光モジュール120のLED素子122からの光を透過する透光性を有する。透光カバー160は、Y軸方向に長尺な略半円筒形状である。透光カバー160は、図示しない取付爪部を有し、基台100に取付爪部を基台100に取り付けることで、基台100が透光カバー160に固定される。
透光カバー160は、例えばアクリルやポリカーボネート等の透光性樹脂材料又はガラス材料等の透光性を有する材料で構成される。なお、透光カバー160は、光拡散性を有していてもよい。つまり、透光カバー160は、透明カバーではなく、透光性及び光拡散性を有する拡散カバーでもよい。この場合、透光カバー160は、光拡散材が内部に分散された乳白色の拡散パネル、透光カバー160の表面(内面又は外面)に光拡散材等を含む乳白色の光拡散膜を形成した拡散パネル、又は、シボ加工等の表面処理を施すことによって透明パネルの表面に微小凹凸を形成した拡散パネルであってもよい。光拡散材としては、シリカ粒子等の光反射性微粒子を用いてもよい。
器具本体20は、透光カバー160とで照明装置1の外装を構成する。器具本体20は、光源ユニット10を保持する保持部材であり、例えば吊りボルト等によって室内の天井側の造営材に固定される。器具本体20は、例えば板金製であり、金属板に曲げ加工等を施すことにより、X軸方向に長尺、かつ扁平な箱形状に形成される。器具本体20の下面(X軸プラス方向側の面)には、Y軸方向に長尺、かつ矩形状に開口した収容凹部21が設けられる。
器具本体20は、収容凹部21の一部に固定された一対の板ばね180を有する。図4Aは、図2のIVA−IVA線において、光源ユニット10を器具本体20に装着する前における、光源ユニット10及び器具本体20の断面を例示する断面図である。
図3及び図4Aに示すように、一対の板ばね180は、収容凹部21におけるX軸マイナス方向側に固定され、Y軸方向に視て収容凹部21の形状に沿うように形成される。本実施の形態では、一対の板ばね180は、Y軸方向に視て、U字状に折り曲げられた形状である。板ばね180は、収容凹部21のY軸方向の両側に、それぞれ配置される。
一対の板ばね180のそれぞれは、収容凹部21の外側に配置される固定部181と、固定部181の両端に形成された一対の係合部182とを有する。
固定部181は、Y軸方向に視て収容凹部21の形状に沿うように形成されるU字状である。固定部181は、一対の係合部182が収容凹部21の後述する一対の側面部25から突出するように、収容凹部21に固定される。つまり、固定部181は、一対の係合部182が一対の側面部25から突出させるために、収容凹部21の両側(短手方向側)から挟む。固定部181は、固定部181に形成された図示しない取付爪部と収容凹部21とが係合することで、収容凹部21に固定される。なお、固定部181は、図示しない固定部材によって収容凹部21に固定されてもよい。
一対の係合部182は、収容凹部21内で、互いに対向して近づくように突出する凸部である。本実施の形態では、一対の係合部182は、板ばね180の両端を折り曲げて形成される。一対の係合部182のそれぞれは、少なくともその一部が収容凹部21の一対の側面部25から突出する。一対の係合部182は、被係合部103がX軸方向にスライドできるような傾斜面を有する。
本実施の形態では、係合部182は、板ばね180によって構成されるがこれには限定されない。また、係合部182は、収容凹部21の一部を切り欠いた形状、貫通孔でも、凹状でもよい。
収容凹部21には、光源ユニット10が着脱自在に嵌めこまれ、少なくとも光源ユニット10の一部が収容される。収容凹部21は、基台100に対向する底面部24と、底面部24から立設する一対の側面部25とを有する。収容凹部21は、筐体の一例である。
底面部24は、Y軸方向に長尺であり、収容凹部21の底部分である。底面部24は、系統電力側の接続部である第1給電コネクタ191と、一対の引掛け孔22とを有する。第1給電コネクタ191は、底面部24のX軸プラス方向側の面に固定される。本実施の形態では、第1給電コネクタ191は、光源ユニット10を収容凹部21に装着する際に、光源ユニット10に固定された電源装置130の第2給電コネクタ132と対応する位置、つまり第2給電コネクタ132と電気的に接続される位置に配置される。このため、第1給電コネクタ191の位置は、本実施の形態に限定されない。例えば、必ずしも第2給電コネクタ132は電源装置130と一体である必要はなく、第2給電コネクタ132と電源装置130とが電気配線を介して離れていてもよい。
第1給電コネクタ191は、板状のコネクタであり、底面部24からX軸プラス方向に立設し、収容凹部21に収容されて所定の姿勢で固定される。本実施の形態では、第1給電コネクタ191は、雄型の給電コネクタであるが、雌型の給電コネクタでもよい。なお、第1給電コネクタ191は系統電力が給電されるため、第1給電コネクタ191が雄型の給電コネクタであっても、ユーザは、光源ユニット10の両端側を持って器具本体20に取り付けるため、感電し難い。
また、第1給電コネクタ191には系統電力からの交流電流が供給される。第1給電コネクタ391から第2給電コネクタ332には交流電流が供給されて、電源装置130が系統電力からの交流電流を直流電流に変換して発光モジュール120に直流電流を供給する。
第1給電コネクタ191は、例えば第2給電コネクタ132に対してX軸方向にスライドして挿入又は抜去される。また、第1給電コネクタ191は、第2給電コネクタ132に挿入後、Y軸方向にもスライドできる。つまり、第1給電コネクタ191は、第2給電コネクタ132に挿入後、第2給電コネクタ132と電気的に接続された状態で、Y軸方向にも一定の幅でスライド可能なコネクタ構造とされている。第1給電コネクタ191のY軸方向の長さは、第2給電コネクタ132のY軸方向の長さよりも短い。このため、第2給電コネクタ132の給電部間で第1給電コネクタ191がY軸方向にスライドしても、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とが電気的に接続できる。
一対の引掛け孔22は、一対の取付ばね140と一対一で対応し、一対の取付ばね140の腕部142が挿通される光源ユニット10を取付けるための取付孔である。引掛け孔22は、底面部24の長手方向の両側にそれぞれ形成される。
一対の側面部25は、Y軸方向に長尺であり、底面部24の短手方向の両側端縁からX軸プラス方向に延設される。一対の側面部25のそれぞれには、板ばね180の一対の係合部182が突出するための一対の挿通孔23が形成される。一対の側面部25は、一対の板ばね180によって挟まれる。一対の側面部25において、互いに対向する側の面からは、一対の挿通孔23のそれぞれを挿通した一対の係合部182がそれぞれ突出する。
[取り付け方]
ここでは、作業者が光源ユニット10を器具本体20に取り付ける際の手順について、図4A、図4B、図4C及び図5説明する。図4Bは、光源ユニット10を器具本体20に装着している状態における、光源ユニット10及び器具本体20の断面を例示する断面図である。図4Cは、光源ユニット10を器具本体20に装着した後の照明装置1の断面を例示する断面図である。図5は、光源ユニット10を器具本体20に装着する前の仮吊り状態、取付ばね140を引掛け孔22に挿入する状態及び光源ユニット10を器具本体20に取付け完了の状態を例示した図である。
ここでは、作業者が光源ユニット10を器具本体20に取り付ける際の手順について、図4A、図4B、図4C及び図5説明する。図4Bは、光源ユニット10を器具本体20に装着している状態における、光源ユニット10及び器具本体20の断面を例示する断面図である。図4Cは、光源ユニット10を器具本体20に装着した後の照明装置1の断面を例示する断面図である。図5は、光源ユニット10を器具本体20に装着する前の仮吊り状態、取付ばね140を引掛け孔22に挿入する状態及び光源ユニット10を器具本体20に取付け完了の状態を例示した図である。
まず、作業者は、仮吊りワイヤー190によって器具本体20に対して光源ユニット10を仮保持する。器具本体20及び光源ユニット10には、図示しないワイヤー引掛け部がそれぞれ形成され、作業者が仮吊りワイヤー190をワイヤー引掛け部に引っ掛けられることで、光源ユニット10が器具本体20に対して仮保持される。仮吊りワイヤー190は例えばゴム、バネ等の糸状の部材で構成される。
次に、作業者は光源ユニット10の一対の取付ばね140の腕部142を直立するように揺動させた後、収容凹部21の一対の引掛け孔22にそれぞれ挿入する。なお、この状態では、一対の取付ばね140がそれぞれ有する一対の腕部142のそれぞれの引掛部が一対の引掛け孔22に引っ掛かることで、光源ユニット10が器具本体20に仮保持されてもよい。この場合、仮吊りワイヤー190を用いなくてもよく、器具本体20及び光源ユニット10にワイヤー引掛け部を形成しなくてもよい。
次に、作業者は、光源ユニット10を持ち上げて器具本体20の収容凹部21に押し込むことで、一対の係合部182が基台100に押されることで、一対の係合部182が互いに離れるように一対の板ばね180が弾性変形する。光源ユニット10が収容凹部21に挿入され終わると、一対の板ばね180の復元力によって元に戻り係合部182が被係合部103に挿入されて、係合部182が被係合部103に係合される。またこれと同時に、一対の取付ばね140のそれぞれが直立された一対の腕部142は、器具本体20と当接して復元力で広がり、引掛け孔22に腕部142が引っ掛かる。さらにこれらと同時に、第1給電コネクタ191が第2給電コネクタ132に挿入されて、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とが電気的に接続される。こうして、光源ユニット10は器具本体20に装着される。
なお、器具本体20から光源ユニット10を取り外す場合はこの手順の逆になる。このため、収容凹部21に対する光源ユニット10の着脱方向と、第1給電コネクタ191に対する第2給電コネクタ132の着脱方向とが略同一の方向である。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明装置1の作用効果について説明する。
次に、本実施の形態における照明装置1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明装置1は、所定の姿勢で固定される第1給電コネクタ191と第1給電コネクタ191を収容する収容凹部21とを有する長尺状の器具本体20と、長尺状の発光モジュール120と、発光モジュール120を覆うように配置され、かつ透光性を有する透光カバー160と、透光カバー160に光を出射する姿勢で発光モジュール120を保持し、かつ透光カバー160が取り付けられる基台100と、発光モジュール120と電気的に接続され、かつ所定の姿勢で固定される第2給電コネクタ132と有する光源ユニット10と、電力を発光モジュール120に供給する電源装置130とを備える。また、収容凹部21には、係合部182が設けられる。さらに、基台100は、被係合部103を有する。そして、光源ユニット10を収容凹部21に装着した際に、被係合部103が係合部182と係合され、かつ第2給電コネクタ132が第1給電コネクタ191と接続される。
例えば、従来の照明装置1では、作業者は、光源ユニット10を器具本体20に取り付ける際に、光源ユニット10を器具本体20に引っ掛けて光源ユニット10を仮保持し、仮保持の状態で光源ユニット10に給電するための系統電力側の電気配線の先端の給電コネクタと光源ユニット10側の電気配線の給電コネクタとを接続する。しかしながら、仮保持の状態でこれらの給電コネクタを電気的に接続することは、施工が容易でなく施工に時間がかかる。
そこで本開示では、光源ユニット10を押し上げて器具本体20の収容凹部21に取り付けた際に、被係合部103が係合部182と係合され、かつ第2給電コネクタ132が第1給電コネクタ191と電気的に接続される。つまり、光源ユニット10を収容凹部21に挿入するだけで、被係合部103と係合部182との係合と、第2給電コネクタ132と第1給電コネクタ191との電気的な接続とを同時に行うことができる。
したがって、この照明装置1では、光源ユニット10を器具本体20に簡易に取り付けることができる。
特に、係合部182が被係合部103に係合されるため、光源ユニット10を器具本体20に保持することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1は、収容凹部21に対する光源ユニット10の着脱方向と、第1給電コネクタ191に対する第2給電コネクタ132の着脱方向とが略同一の方向である。
これによれば、器具本体20に対する光源ユニット10の装着と同時に、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とが確実に電気的に接続することができるため、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132との接続が簡易である。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、第2給電コネクタ132は、第1給電コネクタ191に対してスライドされることで、第1給電コネクタ191と電気的に接続又は切断される。そして、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とは、第1給電コネクタ191に対する第2給電コネクタ132のY軸方向のスライド量の間で電気的に接続される。
これによれば、例えば照明装置1の使用によって光源ユニット10が熱膨張によって第2給電コネクタ132が第1給電コネクタ191に対して着脱方向に移動しても、第1給電コネクタ191が第2給電コネクタ132に対してY軸方向のスライド量の間、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とが電気的に接続される。このため、光源ユニット10が熱膨張しても、第1給電コネクタ191と第2給電コネクタ132とを確実に電気的に接続することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、係合部182は、板ばね180で形成される。
例えば線バネで係合部182を形成した場合に比べて、板ばね180で係合部182を形成した方が、係合部182と被係合部103との接触面積を容易に大きくすることができる。このため、光源ユニット10を器具本体20に強固に保持することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1は、さらに、光源ユニット10が収容凹部21と対向する姿勢で保持される保持部を備える。
これによれば、光源ユニット10を所定の姿勢で保持することで、光源ユニット10を収容凹部21に装着する際の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、保持部は、コイル部141と、コイル部141に接続された腕部142とを有する取付ばね140である。また、コイル部141は、光源ユニット10に取り付けられる。さらに、器具本体20は、光源ユニット10と対向する収容凹部21に腕部142を挿通させる引掛け孔22が設けられる。そして、引掛け孔22に腕部142を引っ掛けることで、光源ユニット10は、器具本体20に装着される。
これによれば、係合部182と被係合部103とによる器具本体20に対する光源ユニット10の保持だけでなく、取付ばね140による器具本体20に対する光源ユニット10の保持を行うことができる。また、取付ばね140は、腕部142が所定の付勢力を引掛け孔22に付与するため、光源ユニット10を押し上げることができる。このため、光源ユニット10を器具本体20に確実に保持することができる。
(変形例)
以上、本開示について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記照明装置に限定されるものではない。
以上、本開示について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記照明装置に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態に係る照明装置において、第1給電コネクタ及び第2給電コネクタには、電力が供給される電力線が配線されているが、光源モジュールを調光制御及び調色制御するための信号線が配線されていてもよい。
また、上記各実施の形態に係る照明装置において、第1給電コネクタ及び第2給電コネクタは、図6及び図7のような筒状のコネクタでもよい。図6は、変形例に係る照明装置1bにおいて、光源ユニット10と器具本体20とを例示する分解斜視図である。図7は、変形例に係る照明装置1bにおいて、第1給電コネクタ291と電源装置130とを例示する斜視図である。第1給電コネクタ291及び第2給電コネクタ232の形状、規格等は本実施の形態に開示された構成に限定されず、他の公知のコネクタを用いてもよい。この照明装置1bでは、光源ユニット10を器具本体20に取り付ける際に、光源ユニット10を収容凹部21にX軸マイナス方向に挿入し、さらに、Y軸プラス方向にスライドさせて、第1給電コネクタ291と第2給電コネクタ232とを電気的に接続する。
また、上記各実施の形態に係る照明装置では電源装置が光源ユニットに設けられるが、図8に示すように、照明装置1cでは、電源装置130が器具本体20に固定されていてもよい。図8は、変形例に係る照明装置1cにおいて、光源ユニット10と器具本体20とを例示する別の分解斜視図である。この場合、第1給電コネクタ391は電源装置130に設けられ、第2給電コネクタ332は光源ユニット10の基台に設けられる。この場合、系統電力からの交流電圧又は交流電流を電源装置130が直流電流に変換し、第1給電コネクタ391は第2給電コネクタ332に直流電流を供給する。なお、第1給電コネクタ391と第2給電コネクタ332とは、X軸方向に挿入又は抜去される。
また、上記各実施の形態に係る照明装置において、図9に示すように、複数の板ばね280が基台100に固定されていてもよい。一対の複数の板ばね280が基台100の長手方向の一端側と他端側にそれぞれ設けられてもよい。図9は、変形例に係る照明装置1dにおいて、光源ユニット10を器具本体20に装着する前における、光源ユニット10及び器具本体20の断面を例示する断面図である。複数の板ばね280のそれぞれの係合部281は、器具本体20に設けられた被係合部(図9では、挿通孔23が被係合部に相当する)と対向するように、基台100に固定されていてもよい。
以上、本開示の一つ又は複数の態様に係る照明装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
1、1b、1c、1d 照明装置
10 光源ユニット
20 器具本体
21 収容凹部(筐体)
22 引掛け孔
24 底面部
25 側面部
103 被係合部
120 発光モジュール
130 電源装置
132、232、332 第2給電コネクタ
140 取付ばね(保持部)
141 コイル部
142 腕部
160 透光カバー
180 板ばね(取付部材)
182、281 係合部
191、291、391 第1給電コネクタ
10 光源ユニット
20 器具本体
21 収容凹部(筐体)
22 引掛け孔
24 底面部
25 側面部
103 被係合部
120 発光モジュール
130 電源装置
132、232、332 第2給電コネクタ
140 取付ばね(保持部)
141 コイル部
142 腕部
160 透光カバー
180 板ばね(取付部材)
182、281 係合部
191、291、391 第1給電コネクタ
Claims (6)
- 所定の姿勢で固定される第1給電コネクタと前記第1給電コネクタを収容する筐体とを有する長尺状の器具本体と、
長尺状の発光モジュールと、前記発光モジュールを覆うように配置され、かつ透光性を有する透光カバーと、前記透光カバーに光を出射する姿勢で前記発光モジュールを保持し、かつ前記透光カバーが取り付けられる取付部材と、前記発光モジュールと電気的に接続され、かつ所定の姿勢で固定される第2給電コネクタとを有する光源ユニットと、
電力を前記発光モジュールに供給する電源装置とを備え、
前記筐体には、係合部が設けられ、
前記取付部材は、被係合部を有し、
前記光源ユニットを前記筐体に装着した際に、前記被係合部が前記係合部と係合され、かつ、前記第2給電コネクタが前記第1給電コネクタと接続される
照明装置。 - 前記筐体に対する前記光源ユニットの着脱方向と、前記第1給電コネクタに対する前記第2給電コネクタの着脱方向とが略同一の方向である
請求項1に記載の照明装置。 - 前記第2給電コネクタは、前記第1給電コネクタに対してスライドされることで、前記第1給電コネクタと電気的に接続又は切断され、
前記第1給電コネクタと前記第2給電コネクタとは、前記第1給電コネクタに対する前記第2給電コネクタの所定のスライド量の間で電気的に接続される
請求項2に記載の照明装置。 - 前記係合部は、板ばねで形成される
請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。 - さらに、前記光源ユニットが前記筐体と対向する姿勢で保持される保持部を備える
請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記保持部は、コイル部と、前記コイル部に接続された腕部とを有する取付ばねであり、
前記コイル部は、前記光源ユニットに取り付けられ、
前記器具本体は、前記光源ユニットと対向する前記筐体に前記腕部を挿通させる引掛け孔が設けられ、
前記引掛け孔に前記腕部を引っ掛けることで、前記光源ユニットは、前記器具本体に装着される
請求項5に記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018205258A JP2020071999A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018205258A JP2020071999A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020071999A true JP2020071999A (ja) | 2020-05-07 |
Family
ID=70548013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018205258A Pending JP2020071999A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020071999A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021064449A (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 三菱電機株式会社 | 照明装置 |
JP2022022610A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-02-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明器具及び光源ユニット |
JP2022022599A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-02-07 | 株式会社Gsユアサ | 照明灯 |
KR102574741B1 (ko) * | 2022-12-23 | 2023-09-06 | 주식회사 신원기술단 | 스마트 화재 감지 장치 |
-
2018
- 2018-10-31 JP JP2018205258A patent/JP2020071999A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7278191B2 (ja) | 2019-10-10 | 2023-05-19 | 三菱電機株式会社 | 照明装置 |
JP2022022610A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-02-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明器具及び光源ユニット |
JP2022022599A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-02-07 | 株式会社Gsユアサ | 照明灯 |
JP7479008B2 (ja) | 2020-06-29 | 2024-05-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明器具及び光源ユニット |
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