JP2020071680A - 予測装置、予測方法、及び予測プログラム - Google Patents

予測装置、予測方法、及び予測プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】債務が回収できない事態をできるだけ未然に防止すること。【解決手段】本願に係る予測装置は、事後決済対象となる対象利用者に関するユーザ情報を取得する取得部と、債務整理を行った債務整理者に関するユーザ情報の特徴を学習した予測モデルを用いて、前記対象利用者のユーザ情報から、前記対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測する予測部とを備えることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本出願は、予測装置、予測方法、及び予測プログラムに関する。
従来、インターネットを介したサービスの提供が盛んに行われている。たとえば金融業界においてローン設定の際のリスク評価を行うシステムなども提案されている。
特開2005−174362号公報
ところで、近年、事後払いの決済手段であるクレジットカードの利用代金を未払いのままで債務整理を行うクレジットカードの利用者が存在する。このため、カード会社は利用代金を完全に回収することが難しくなっているという問題がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、債務が回収できない事態をできるだけ未然に防止することを目的とする。
本願に係る予測装置は、事後決済対象となる対象利用者に関するユーザ情報を取得する取得部と、債務整理を行った債務整理者に関するユーザ情報の特徴を学習した予測モデルを用いて、前記対象利用者のユーザ情報から、前記対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測する予測部とを備えることを特徴とする。
実施形態の態様の1つによれば、債務が回収できない事態をできるだけ未然に防止できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る予測方法の説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、学習用データ格納部に記憶される学習用データを概念的に示す図である。 図5は、実施形態に係る学習用データの設定期間の一例を示す図である。 図6は、カード情報格納部に記憶されるカード情報を概念的に示す図である。 図7は、実施形態に係る取得部により取得されるユーザ情報の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る予測装置、予測方法、及び予測プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する複数の実施形態により本願に係る予測装置、予測方法、及び予測プログラムが限定されるものではない。また、以下に説明する複数の実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下に説明する複数の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[1.予測方法]
図1は、実施形態に係る予測方法の説明図である。実施形態に係る予測方法は、本願に係る予測装置の一つとして例示する情報処理装置1により実行される。以下、図1を参照して、実施形態に係る予測方法について説明する。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、サービス提供装置2−1〜2−nと、端末装置3−1〜3−nとを含む。情報処理装置1は、インターネットなどの通信ネットワークに接続されており、通信ネットワークを介して、サービス提供装置2−1〜2−nと通信可能である。以下の説明においては、説明の便宜上、サービス提供装置2−1〜2−nを特に区別することなくサービス提供装置2と表記し、端末装置3−1〜3−nを特に区別することなく端末装置3と表記し、端末装置3−1〜3−nのユーザを端末ユーザと表記する場合がある。
端末装置3は端末ユーザが所有する装置である。端末装置3はインターネットなどの通信ネットワークに接続されており、通信ネットワークを介して、サービス提供装置2と通信可能である。端末ユーザは、端末装置3を操作してサービス提供装置2へアクセスすることで、通信ネットワークを介して、サービス提供装置2により提供されるサービスを利用できる。
図1に示す場合おいて、端末ユーザは、サービス提供装置2から提供されるサービスを利用する際のユーザIDとして、たとえば「U01」が割り当てられている。端末装置3−1のユーザUは、たとえば事後決済手段の一例であるクレジットカードC1を所有し、クレジットカードの事後決済サービスの利用者の中で事後決済対象となる対象利用者となり得る。
サービス提供装置2は、通信ネットワークを介して、端末ユーザに各種サービスを提供するサーバ装置である。サービス提供装置2が提供するサービスは、たとえば端末ユーザが端末装置3にインストールされた各種アプリケーションを介して利用可能なサービスや、ブラウザを介して利用可能なサービスを含む。サービス提供装置2が提供するサービスを例示すると、たとえばニュース提供サービス、オークションサービス、動画コンテンツ配信サービス、クレジットカードのオンラインサービス、情報検索サービス、天気予報サービス、ショッピングサービス、金融取引(株取引等)サービス、路線検索サービス、地図提供サービス、旅行サービス、飲食店紹介サービス、ブログサービス等がある。
また、サービス提供装置2は、サービスを利用する端末ユーザごとに、端末ユーザに一意に割り当てられるユーザIDに紐付けて、端末ユーザによるサービスの利用状況や端末ユーザの属性などのユーザ情報を記録して管理する。
サービス提供装置2により管理されるサービスの利用状況は、たとえばニュース提供サービス、オークションサービス、動画コンテンツ配信サービス、クレジットカードのオンラインサービス、情報検索サービス、天気予報サービス、ショッピングサービス、金融取引(株取引等)サービス、路線検索サービス、地図提供サービス、旅行サービス、飲食店紹介サービス、ブログサービス等の利用状況を含む。端末ユーザによるサービスの利用状況は、端末ユーザがサービスの利用時の行動を表わす行動履歴ともいえる。端末ユーザによるサービスの利用状況は、端末ユーザが事後決済対象となる対象利用者であれば、対象利用者のサービスの利用状況と言い換えることができる。
サービス提供装置2により管理される端末ユーザの属性は、デモグラフィック属性およびサイコグラフィック属性を含む。デモグラフィック属性は、端末ユーザの性別や年齢、住所などの人口統計学的な情報である。サイコグラフィック属性は、端末ユーザのライフサイクル、価値観、個性、購買動機等、端末ユーザの様々な属性を包括することで推定される情報である。端末ユーザの属性は、端末ユーザが事後決済対象となる対象利用者であれば、対象利用者の属性と言い換えることができる。
サービス提供装置2−1〜2−nにより提供される全てのサービスは、端末ユーザごとに割り当てられた1つのユーザIDに紐付けられる。サービス提供装置2は、情報処理装置1からの要求に応じて、事後決済対象となる対象利用者のユーザ情報(サービスの利用状況および属性)を情報処理装置1に提供できる。
ところで、近年、事後払いの決済手段であるクレジットカードの利用代金を未払いのままで債務整理を行う利用者が存在することを原因として、カード会社は利用代金を完全に回収することが難しくなっている現状に鑑み、クレジットカードなどを所有する事後決済対象の対象利用者により、債務整理が行われる可能性を予測したいという要請がある。そこで、情報処理装置1は、図1に示す予測方法を実施する。
すなわち、かかる情報処理装置1は、債務整理を行った債務整理者のユーザ情報の特徴を学習した予測モデルを生成する(ステップS1)。たとえば情報処理装置1は、サービス提供装置2から収集されるユーザ情報と、当該ユーザ情報に紐づく端末ユーザにより債務整理が行われたか否かを示す情報とを対応付けた学習データを用いた機械学習により、予測モデルを生成できる。ユーザ情報には、上述したように、サービスの利用状況(行動履歴)及び属性が含まれる。この機械学習により、債務整理者のサービスの利用状況(行動履歴)および属性の特徴が学習される。
たとえば情報処理装置1により生成され、予測モデル格納部に記憶される予測モデルは、以下に示す式(1)で表すことができる。
y = Σw … (1)
上記の式(1)の左辺の変数「y」は予測モデルの目的変数(従属変数)を示す。予測モデルは、変数「y」に対応する出力値(スコア)として、対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測するための予測情報(予測値)を出力する。変数「y」に対応する出力値(予測情報)は、たとえば「0〜1」の値を取り、出力値(予測情報)が「1」に近い程、対象利用者により債務整理が行われる可能性が高いことを示し、出力値(予測値)が「0」に近い程、対象利用者により債務整理が行われる可能性が低いことを示す。なお、変数「y」に対応する出力値(予測値)は、「0〜1」の値に限らず、「−1〜1」の値等、種々の範囲の値であってもよい。
また、上記の式(1)の右辺の変数「x」は予測モデルの説明変数(被従属変数、特徴量)を示す。上記の式(1)の右辺の変数「w」は、変数「x」に対応する重みを示す。また、変数「n」は、たとえば1以上の任意の自然数であり、予測モデルに用いられる説明変数の数に対応する値となる。たとえば予測モデルに用いられる説明変数が4つである場合、変数「n」は、「1」〜「4」の値(自然数)となる。上記の式(1)を展開すると、以下の式(2)となる。
y=ω・x+ω・x+・・・+ω・x ・・・(2)
上記の式(2)において、「x」や「x」などの説明変数として、対象利用者のサービスの利用状況から抽出可能な各種情報および対象利用者の属性のうちの少なくとも一方を適用できる。サービスの利用状況から抽出可能な各種情報は、たとえばオークション落札回数、コンテンツ購入回数、ショッピング購入回数、カード決済回数、特定の検索クエリによる検索回数、特定の広告コンテンツの閲覧回数などの対象利用者の行動履歴を含む。特定の検索クエリとして、債務整理に関するワードなどが例示される。特定の広告コンテンツとして、債務整理に関する手続を代理する法的サービスに関する広告が例示される。対象利用者の属性は、上述したように、デモグラフィック属性およびサイコグラフィック属性を含む。
予測モデル格納部に記憶される予測モデルは、対象利用者に関するユーザ情報(サービスの利用状況及び属性)と、対象利用者により債務整理が行われたか否かを示す情報(正解情報)とが対応付けられた学習データを用いて、予測モデルから出力される予測情報(予測値)が正解情報に近づくように「x」に対応する重み「w」を最適化する学習処理によって生成される。たとえば債務整理が行われたことを示す値として「1」が正解情報として与えられるとき、変数「y」に対応する出力値ができるだけ「1」に近づくような変数「x」に対応する重み「w」を求めるための学習処理を行う。また、たとえば債務整理が行われなかったことを示す値として「0」が正解情報として与えられるとき、変数「y」に対応する出力値ができるだけ「0」に近づくような変数「x」に対応する重み「w」を求めるための学習処理を行う。
なお、情報処理装置1は、月に1回以上カードを利用している前記対象利用者に関するユーザ情報を用いて学習モデルを生成してもよいし、クレジットカードの利用可能枠を増枠した対象利用者に関するユーザ情報を用いて学習モデルを生成してもよい。
情報処理装置1は、カード情報格納部から、事後決済対象である対象利用者に対応するユーザIDを取得し、取得したユーザIDに紐づくユーザ情報の提供をサービス提供装置2に要求する(ステップS2)。情報処理装置1は、たとえばクレジットカードを所有する全ての端末ユーザを事後決済対象である対象利用者として選択できる。
サービス提供装置2は、情報処理装置1の要求に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザIDに紐づくサービスの利用状況および属性をユーザ情報として取得し、取得したサービスの利用状況および属性をユーザ情報として情報処理装置1に提供する(ステップS3)。
情報処理装置1は、予測モデル格納部に記憶される予測モデルを用いて、サービス提供装置2から提供されるユーザ情報(サービスの利用状況及び属性)から、対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測する(ステップS4)。たとえば情報処理装置1は、対象利用者のサービスの利用状況から抽出可能な各種情報および対象利用者の属性を予測モデルに入力し、予測モデルから出力される予測情報に基づいて、対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測できる。
このように、情報処理装置1は、事後決済対象である対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測できる。
[2.システム構成]
図2は、実施形態に係る情報処理システムSの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、複数のサービス提供装置2−1〜2−nと、複数の端末装置3−1〜3−nとを含む。
これらの各種装置は、通信ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。通信ネットワークNは、たとえば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等である。通信ネットワークNの接続形態は、無線であるか、または有線であるか、あるいは有線および無線の組合せであるかを問わない。
端末装置3(3−1〜3−n)は、上述したように、サービス提供装置2(2−1〜2−n)により提供されるサービスを利用する端末ユーザによって利用される装置である。端末装置3は、例えば、スマートフォンを含む携帯電話機、タブレット端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、並びにPDA(Personal Digital Assistant)等の端末装置である。端末装置3には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。
端末装置3は、端末ユーザによる操作に応じて、サービス提供装置2から提供される各種サービスを利用するための各種機能を備える。これらの各種機能には、通信ネットワークNを介してデータ通信を実行する機能、サービス提供装置2から提供される各種サービスを利用するためのアプリケーションにより実現される機能、並びにブラウザ機能を含む。端末装置3は、サービス提供装置2に対してサービスの提供を受けるために、通信ネットワークNを介して、サービス提供装置2にアクセスできる。端末ユーザには、事後決済手段の一例であるクレジットカードの所有者が含まれる。
サービス提供装置2は、上述したように、通信ネットワークNを通じて、各種サービスを端末ユーザへ提供するサーバ装置である。サービス提供装置2は、端末装置3に各種サービスを提供する機能や、情報処理装置1に対して端末ユーザのサービスの利用状況および属性を提供する機能を備える。
サービス提供装置2は、端末装置3からのアクセスを受け付けると、通信ネットワークNを介して、各種サービスを提供する。サービス提供装置2により提供される各種サービスを例示すると、たとえば端末装置3に配信するウェブページを介して、ニュース提供サービス、オークションサービス、動画コンテンツ配信サービス、クレジットカードのオンラインサービス、情報検索サービス、天気予報サービス、ショッピングサービス、金融取引(株取引等)サービス、路線検索サービス、地図提供サービス、旅行サービス、飲食店紹介サービス、ブログサービス等がある。
サービス提供装置2は、たとえばオークションサービスの提供に伴い、オークションサイトを利用する端末ユーザの出品履歴や落札履歴(落札回数を含む)などの情報を記録して保存できる。また、サービス提供装置2は、動画などのコンテンツの配信サービスの提供に伴い、配信サービスを利用する端末ユーザのコンテンツ視聴履歴や購入履歴(コンテンツ購入回数を含む)などの情報を記録して保存できる。
また、サービス提供装置2は、電子商取引サービスの提供に伴い、電子商取引を利用するユーザの注文履歴(ショッピング購入回数を含む)などの情報を記録して保存できる。また、サービス提供装置2は、クレジットカードのオンラインサービスの提供に伴い、クレジットカードのオンラインサービスを利用するユーザの決済履歴などの情報(決済回数や公共料金などの各種料金の支払い履歴を含む)を記録して保存できる。
また、サービス提供装置2は、たとえばブラウザ機能により表示可能なニュース提供サイトのウェブページに含まれる広告コンテンツの閲覧履歴などの情報などを記録して保存できる。閲覧履歴は、債務整理に関する手続を代理する法的サービスに関する広告などの特定のコンテンツの閲覧回数を含む。また、サービス提供装置2は、旅行などのオンライン予約サービスの提供に伴い、旅行などのオンライン予約サービスを利用する端末ユーザの予約履歴などを記録して保存できる。
また、サービス提供装置2は、情報検索サービスの提供に伴い、端末ユーザの検索履歴などの情報を記録して保存できる。検索履歴は、債務整理に関するワードなどの特定の検索クエリによる検索回数を含む。
また、サービス提供装置2は、端末装置3へのサービスの提供に際し、端末ユーザごとに、端末ユーザによる各種サービスについての利用状況、すなわち端末ユーザのサービス利用時の行動履歴を記録して管理する。サービス提供装置2は、端末ユーザに一意に割り当てるユーザIDに紐付けて、端末ユーザによるサービスの利用状況を保存する。サービス提供装置2−1〜2−nは、それぞれ、端末ユーザごとに割り当てる1つのユーザIDに紐付けてサービスの利用状況を保存する。サービス提供装置2は、端末ユーザによるサービスの利用状況を情報処理装置1に提供できる。情報処理装置1は、ユーザIDを指定することにより、サービス提供装置2により保存されている全てのサービスの利用状況を取得できる。
また、サービス提供装置2は、端末ユーザごとに、端末ユーザの属性であるデモグラフィック属性およびサイコグラフィック属性を管理する。デモグラフィック属性は、端末ユーザの性別や年齢、住所などの人口統計学的な情報である。サイコグラフィック属性は、端末ユーザのライフサイクル、価値観、個性、購買動機等、端末ユーザの様々な属性を包括することで推定される情報である。サービス提供装置2は、端末ユーザに対する各種サービスの提供を通じて、端末ユーザのサービスの利用状況(行動履歴)に基づく情報を解析し、解析結果を端末ユーザごとに端末ユーザの属性として記録できる。
[3.情報処理装置]
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、実施形態に係る情報処理装置1は、上述したように、事後決済対象となる対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測する装置であり、デスクトップ型PCやノート型PCなどパーソナルコンピュータ、並びサーバなどの情報処理装置である。情報処理装置1は、クレジットカードのオンラインサービスを提供するサービス提供装置2を管理する装置であってもよい。
かかる情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。なお、図示は省略するが、情報処理装置1を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)などを備えてよい。
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信ネットワークNに通信可能に接続された装置との間で通信するNIC(Network Interface Card)等のインターフェイスである。制御部13は、通信部11を介して、サービス提供装置2などとの間で各種の情報を送受信する。
(記憶部12)
記憶部12は、学習用データ格納部21と、カード情報格納部22と、予測モデル格納部23とを備える。記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
(学習用データ格納部21)
学習用データ格納部21は、予測モデルを生成するための学習用データ210を記憶する。図4は、学習用データ格納部21に記憶される学習用データ210を概念的に示す図である。学習用データ格納部21に記憶される学習用データ210は、予測モデルを構築するユーザによって予め用意される。
図4に示すように、学習用データ210は、たとえば、データID、サービスの利用状況、属性、債務整理の有無などの項目に対応する情報を含み、これらの情報は互いに対応付けられている。学習用データ210の構成する情報は、それぞれ、端末ユーザのユーザ情報から抽出される。データIDは、データごとに一意に付与される識別情報である。
サービスの利用状況は、落札回数、購入回数、決済回数、検索回数、閲覧回数などの情報を含む。落札回数は、たとえばオークションサイトでの落札回数である。購入回数は、たとえばショッピングサイトでの購入回数である。決済回数は、クレジットカードの決済回数である。検索回数は、情報検索サービスの検索履歴に記録された特定の検索クエリの検索回数である。特定の検索クエリは、任意整理や自己破産などの債務整理に関する検索クエリである。閲覧回数は、特定の広告の閲覧回数である。特定の広告は、債務整理に関する手続を代理する法的サービスに関する広告である。属性は、デモグラフィック属性およびサイコグラフィック属性のうちの少なくとも一方に含まれる情報である。サービスの利用状況および属性は、サービス提供装置2から収集できる。
債務整理の有無は、たとえばクレジットカードの所有者である端末ユーザにより、情報処理装置1が設定する所定期間内に債務整理が行われたか否かを示す情報である。債務整理が行われたか否かを示す情報は、クレジットカードの所有者である端末ユーザにより任意整理や自己破産の手続きを受任した弁護士或いは司法書士からの受任通知を受領したか否かに基づいて設定できる。図4に示す学習用データ210は一例に過ぎず、学習用データ210に含める情報は、予測モデルを構築するユーザによって任意に選択できる。
学習用データ210は、たとえばカード利用代金の引き落とし日間の1か月間に記録されたユーザ情報と、後の引き落とし日から1年6か月が経過するまでの間に債務整理が行われたか否かの情報とで構成できる。図5は、実施形態に係る学習用データ210の設定期間の一例を示す図である。たとえばカード利用代金の引き落とし日が毎月25日であると仮定する。この場合、学習用データ210として、図5に示すように、たとえば「2017年1月25日から2017年2月25日」の期間におけるユーザ情報と、当該ユーザ情報に紐づく端末ユーザについて「2017年2月25日から2018年8月25日」の1年6か月間に債務整理が行われたか否かの情報とで構成できる。図5に示す設定期間は一例であり、カード利用代金の引き落とし日間の1か月間に特に限定される必要はなく、予測モデルの作成方針によって任意の期間を設定できる。たとえば、1日〜末日までの1か月間のユーザ情報と、当該ユーザ情報に紐づく端末ユーザにより末日から1年6か月間に債務整理が行われたか否かを示す情報とを対応付けた学習用データ210を構成できる。また、債務整理が行われたか否かを示す情報も、後の引き落とし日あるいは末日から1年6か月が経過するまでの間の情報に特に限定される必要はなく、予測モデルの作成方針によって任意の期間を設定できる。
また、学習用データ210は、予測モデルを生成するためのユーザ情報として、月に1回以上カードを利用している端末ユーザのサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を採用してもよい。月の1回以上のカードを利用しているか否かの判定は、過去の所定期間のカード利用回数の平均値を採用できる。
また、学習用データ210は、予測モデルを生成するためのユーザ情報として、カードの利用可能枠を増枠した端末ユーザのサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を採用してもよい。
また、学習用データ210は、予測モデルを生成するためのユーザ情報として、未払いのカード利用代金(未払い残高)がある端末ユーザのサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を採用してもよい。あるいは、学習用データ210は、予測モデルを生成するためのユーザ情報として、未払いのカード利用代金(未払い残高)が一定の金額を超えている端末ユーザのサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を採用してもよい。
(カード情報格納部22)
カード情報格納部22は、事後決済手段であるクレジットカードの所有者に関するカード情報220を記憶する。図6は、カード情報格納部22に記憶されるカード情報220を概念的に示す図である。
図6に示すように、カード情報220は、たとえばユーザID、氏名、期間、利用金額、繰越金額、利用可能枠、支払日、請求確定日、及び返済方法などの項目に対応する情報を含み、これらの情報は互いに対応付けられている。カード情報220に含まれるユーザIDは、クレジットカードの所有者である端末ユーザに一意に割り当てられる。かかるユーザIDは、端末ユーザがサービス提供装置2からサービスの提供を受ける際に割り当てられたユーザIDと同一のIDであってもよい。この場合、情報処理装置1の管理者は、サービス提供装置2からクレジットカードの所有者である端末ユーザのユーザIDを予め取得して、取得したユーザIDをカード情報220に紐付けて登録しておく。なお、カード情報220に含まれるユーザIDとして、端末ユーザがサービス提供装置2からサービスの提供を受ける際に割り当てられたユーザIDに連携される連携IDなどを用いてもよい。
カード情報220に含まれる氏名はクレジットカードを所有する名義人の名前である。カード情報220に含まれる期間は、たとえばカードの利用期間に対応し、通常、前回のカード引き落とし日から次のカード引き落とし日までの期間に対応する。カード情報220に含まれる利用金額は、現時点でのカードの利用代金に対応する。カード情報220に含まれる繰越金額は、前回のカード利用料金の引き落とし日に清算されなかったカードの利用代金に対応する。カード情報220に含まれる利用可能枠は、カードによる決済が可能な上限の金額に対応する。カード情報220に含まれる支払日はカードの利用代金の引き落とし日に対応する。カード情報220に含まれる返済方法はカードの利用代金の返済方法に対応する。
(予測モデル格納部23)
予測モデル格納部23は、事後決済対象となる対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測するための予測モデルの情報を記憶する。予測モデル格納部23に記憶される予測モデルの情報は予め生成されてもよいし、債務整理の可能性の予測に先駆けて生成されてもよい。また、予測モデル格納部23は、生成部31により生成された予測モデルの情報を記憶してもよいし、サービス提供装置2などの他の装置により生成された予測モデルの情報を取得して記憶してもよい。たとえば図4および図5に示す学習用データ210を用いて作成された予測モデルであれば、直近に実施されたカードの利用代金の引き落とし日間の1か月間のユーザ情報から、直近に実施されたカードの利用代金の引き落とし日間の1か月間を構成する後のカード引き落とし日から1年6か月以内に債務整理が行われる可能性を予測できる。予測モデル格納部23に記憶される予測モデルは、上記式(1)で表すことができる。
また、予測モデル格納部23に記憶される予測モデルは、月に1回以上カードを利用しているクレジットカードの所有者である端末ユーザのサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を用いて生成されてもよい。月の1回以上のカードを利用しているか否かの判定は、過去の所定期間のカード利用回数の平均値を採用できる。
また、予測モデル格納部23に記憶される予測モデルは、カードの利用可能枠を増枠したクレジットカードの所有者である端末ユーザのサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を用いて生成されてもよい。
予測モデル格納部23に記憶される予測モデルは、未払いのカード利用代金(未払い残高)があるクレジットカードの所有者である端末ユーザのサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方をもちいて生成されてもよい。あるいは、予測モデル格納部23に記憶される予測モデルは、未払い残高が一定の金額を超えているクレジットカードの所有者である端末ユーザのサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を用いて生成されてもよい。
なお、予測モデル格納部23に記憶される予測モデルは、機械学習に関する任意の公知技術を用いて生成されてよい。予測モデル格納部23に記憶される予測モデルは、線形回帰や非線形回帰等の機械学習に関する技術やSVM(Support Vector Machine)、その他の機械学習法を用いて生成されてよい。また、予測モデル格納部23に記憶される予測モデルは、深層学習(ディープラーニング)の技術を用いて生成されてもよい。深層学習の技術は、たとえばDNN(Deep Neural Network)、RNN(Recurrent Neural Network)、及びCNN(Convolutional Neural Network)等の種々のディープラーニングの技術を含む。
(制御部13)
制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(推定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部13は、生成部31と、取得部32と、予測部33とを備え、以下に説明する情報処理装置1の処理機能や作用を実現または実行する。なお、制御部13の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する処理を実現または実行可能な構成であれば他の構成であってもよい。
(生成部31)
生成部31は、学習用データ格納部21に記憶されている学習用データ210を用いて、事後決済対象となる対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測するための予測モデルを生成する。生成部31は、予め用意された学習用データ格納部21に記憶される学習用データ210を用いた機械学習により生成される。生成部31は、生成した予測モデルを予測モデル格納部23に記憶させる。
(取得部32)
取得部32は、事後決済対象である対象利用者のユーザ情報を取得する。取得部32は、カード情報格納部22に記憶されているカード情報220に基づいて、事後決済対象である対象利用者の中から、予め予測候補とする対象利用者を選択できる。たとえば取得部32は、予測候補とする対象利用者として、クレジットカードの所有者の全てを選択してもよいし、クレジットカードの所有者の中から未払いのカード利用代金(未払い残高)がある所有者を選択してもよい。
取得部32は、予測候補として選択した対象利用者のユーザ情報(サービスの利用状況及び属性)をサービス提供装置2から取得する。たとえば取得部32は、予測候補として選択した対象利用者のユーザIDを取得し、取得したユーザIDに紐づくユーザ情報の提供をサービス提供装置2に要求することにより、サービス提供装置2からユーザ情報を取得する。
図7は、実施形態に係る取得部32により取得されるユーザ情報の一例を示す図である。図7に示すように、取得部32は、たとえば債務整理の予測候補として選択したユーザについて、ユーザID、氏名、サービスの利用状況、及び属性をユーザ情報として取得できる。取得部32は、たとえばサービスの利用状況として、直近のカードの利用代金の引き落とし日間の1か月間である2018年9月25日から2018年10月25日までの情報を取得できる。
また、取得部32が取得するユーザ情報の記録期間は、直近のカードの利用代金の引き落とし日間の1か月間である場合に特に限定される必要はなく、予測モデルを作成する際の学習用データに対応する期間に応じて、任意の期間を設定できる。たとえば1日から末日までの1か月間のユーザ情報と、債務整理が行われたか否かを示す情報とを対応付けた学習用データを用いた機械学習により予測モデルが生成された場合、取得部32は、対象利用者の1日から末日までに記録されたユーザ情報を取得すればよい。
(予測部33)
予測部33は、予測モデル格納部23に記憶される予測モデルを用いて、事後決済対象である対象利用者のユーザ情報から、債務整理が行われる可能性を予測する。予測部33は、たとえば2018年10月25日から1年6か月が経過するまでの間に、対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測する。
すなわち予測部33は、上記式(1)に示す予測モデルを用いて、事後決済対象である対象利用者、すなわちクレジットカードの所有者である端末ユーザにより債務整理が行われる可能性を予測するための予測情報を算出する。上記式(1)に示す予測モデルは、事後決済対象である対象利用者、すなわちクレジットカードの所有者である端末ユーザに関するサービスの利用状況および属性に基づく情報を入力として、債務整理が行われる可能性を示す予測情報(予測値)を出力できる。
そして、予測部33は、算出した予測情報(予測値)が予め定められる閾値以上であるかを判定する。予測部33は、判定の結果、予測値が予め定められる閾値以上である場合、事後決済対象となる対象利用者により債務整理が行われる可能性が高いと予測する。反対に、予測部33は、判定の結果、予測情報(予測値)が予め定められる閾値未満である場合、事後決済対象となる対象利用者により債務整理が行われる可能性が低いと予測する。
予測部33による予測結果は、たとえばカードの利用可能枠の減枠などに利用できる。たとえば債務整理が行われる可能性が高いと予測された対象利用者については、カード利用可能枠を予め減枠することができる。カード利用可能枠の減枠は、たとえばカードの利用代金の引き落とし日の翌日にカード利用可能枠が開放される際に実施できる。
[4.処理手順]
図8を用いて、実施形態に係る情報処理装置1による処理の手順の一例について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、取得部32は、カード情報220を参照して、債務整理が行われる可能性を予測する処理の予測候補となる対象利用者を選択する(ステップS101)。
続いて、取得部32は、予測候補として選択した対象利用者のユーザ情報をサービス提供装置2から取得する(ステップS102)。
続いて、予測部33は、予測モデル格納部23に記憶されている予測モデルを用いて、取得部32により取得されたユーザ情報から、債務整理が行われる可能性を予測し(ステップS103)、図8に示す処理を終了する。
[5.変形例]
上述した情報処理装置1は、上述してきた実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。以下に、情報処理装置1の他の実施形態について説明する。
[5−1.サービスの利用状況(行動履歴)または属性による予測]
上述した実施形態において、情報処理装置1は、債務整理を行った債務整理者のユーザ情報、すなわちサービスの利用状況および属性に基づく情報を用いて生成された予測モデルに基づいて、事後決済対象となる対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測する例を説明したが、この例には特に限定される必要はない。情報処理装置1は、債務整理者のサービスの利用状況または属性のいずれか一方に基づいて生成した予測モデルに基づいて、事後決済対象となる対象利用者により債務整理が行われる可能性が予測してもよい。
情報処理装置1は、たとえば債務整理者の検索履歴を用いて予測モデルを生成することにより、かかる予測モデルを用いて、事後決済対象となる対象利用者の検索履歴から債務整理が行われる可能性を予測できる。情報処理装置1は、たとえば債務整理者のサイコグラフィック属性に基づいて予測モデルを生成することにより、かかる予測モデルを用いて、事後決済対象となる対象利用者のライフサイクル、価値観、個性などから債務整理が行われる可能性を予測できる。
[5−2.ハードウェア構成]
上述してきた実施形態および変形例に係る情報処理装置1は、たとえば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置1を例に挙げて説明する。
図9は、情報処理装置1の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、たとえばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
たとえば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部13が備える生成部31、取得部32、及び予測部33の各機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部12に記憶される情報と同様のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
コンピュータ1000は、CPU1100の代わりに、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路によって処理を実行してもよい。
[6.効果]
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1(予測装置の一例)は、取得部32と予測部33とを備える。取得部32は、事後決済対象となる対象利用者に関するユーザ情報を取得する。予測部33は、債務整理を行った債務整理者に関するユーザ情報の特徴を学習した予測モデルを用いて、前記対象利用者のユーザ情報から、前記対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測する。これにより、情報処理装置1は、事後決済手対象である対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測でき、債務が回収できない事態をできるだけ未然に防止できる。
また、ユーザ情報は、対象利用者に対して通信ネットワークを通じて提供される各種サービスについての対象利用者によるサービスの利用状況および対象利用者の属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を含む。これにより、情報処理装置1は、事後決済対象となる対象利用者のサービスの利用状況及び属性に基づく情報のうちの少なくとも一方に基づいて債務整理が行われる可能性を予測できる。
また、予測モデルは、債務整理者により債務整理が行われたか否かを示す情報と、サービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方とを対応付けた学習用データを用いた機械学習に基づいて生成される。これにより、情報処理装置1は、かかる予測モデルを用いて、たとえば対象利用者のサービスの利用状況および属性から債務整理が行われる可能性を簡易に予測できる。また、情報処理装置1は、予測モデルを用いて、たとえば対象利用者のサービスの利用状況のみから債務整理が行われる可能性を簡易に予測できる。また、情報処理装置1は、予測モデルを用いて、たとえば対象利用者の属性のみから債務整理が行われる可能性を簡易に予測できる。
また、対象利用者は、事後決済手段としてクレジットカードを所有する所有者であって、予測モデルは、対象利用者のうち、月に1回以上クレジットカードを利用している対象利用者のサービスの利用状況および属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を用いて生成される。これにより、クレジットカードを所有者する対象利用者により債務整理が行われる可能性の予測の確度が高める効果が期待できる。
また、対象利用者は、事後決済手段としてクレジットカードを所有する所有者であって、予測モデルは、対象利用者のうち、クレジットカードの利用可能枠を増枠した対象利用者の前記サービスの利用状況に基づく情報を用いて生成される。これにより、クレジットカードを所有者する対象利用者により債務整理が行われる可能性の予測の確度が高める効果が期待できる。
また、予測モデルは、対象利用者に関するサービスの利用状況および属性に基づく情報を入力して、債務整理が行われる可能性を示す予測情報を出力する。これにより、情報処理装置1は、予測モデルから出力される予測情報から、債務整理が行われる可能性を簡易に予測できる。
1 情報処理装置
2 サービス提供装置
3 端末装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
31 生成部
32 取得部
33 予測部

Claims (8)

  1. 事後決済対象となる対象利用者に関するユーザ情報を取得する取得部と、
    債務整理を行った債務整理者に関するユーザ情報の特徴を学習した予測モデルを用いて、前記対象利用者のユーザ情報から、前記対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測する予測部と
    を備えることを特徴とする予測装置。
  2. 前記ユーザ情報は、
    前記対象利用者に対して通信ネットワークを通じて提供される各種サービスについての前記対象利用者によるサービスの利用状況および前記対象利用者の属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を含むことを特徴する請求項1に記載の予測装置。
  3. 前記予測モデルは、
    前記債務整理者により債務整理が行われたか否かを示す情報と、前記サービスの利用状況および前記属性に基づく情報のうちの少なくとも一方とを対応付けた学習用データを用いた機械学習に基づいて生成されることを特徴とする請求項2に記載の予測装置。
  4. 前記対象利用者は、
    事後決済手段としてクレジットカードを所有する所有者であって、
    前記予測モデルは、
    前記対象利用者のうち、月に1回以上クレジットカードを利用している前記対象利用者の前記サービスの利用状況および前記属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を用いて生成されることを特徴とする請求項3に記載の予測装置。
  5. 前記対象利用者は、
    事後決済手段としてクレジットカードを所有する所有者であって、
    前記予測モデルは、
    前記対象利用者のうち、前記クレジットカードの利用可能枠を増枠した前記対象利用者の前記サービスの利用状況および前記属性に基づく情報のうちの少なくとも一方を用いて生成されることを特徴とする請求項3に記載の予測装置。
  6. 前記予測モデルは、
    前記対象利用者に関する前記サービスの利用状況および前記属性に基づく情報を入力して、前記債務整理が行われる可能性を示す予測情報を出力することを特徴とする請求項3に記載の予測装置。
  7. コンピュータが実行する予測方法であって、
    事後決済対象となる対象利用者に関するユーザ情報を取得するステップと、
    前記対象利用者のユーザ情報から、前記対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測するステップと
    を含むことを特徴とする予測方法。
  8. コンピュータに、
    事後決済対象となる対象利用者に関するユーザ情報を取得するステップと、
    前記対象利用者のユーザ情報から、前記対象利用者により債務整理が行われる可能性を予測するステップと
    を実行させることを特徴とする予測プログラム。
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