JP2020071514A - 空席予測装置、空席予測方法およびプログラム、並びに空席予測システム - Google Patents

空席予測装置、空席予測方法およびプログラム、並びに空席予測システム Download PDF

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Abstract

【課題】システムを複雑化することなく車両が移動中であっても精度よく着席状態の判定を行って着席中の座席の空席について予測することができる空席予測装置、空席予測方法およびプログラム、並びに空席予測システムを提供する。【解決手段】空席予測装置5は、AP3の一つと携帯端末2との無線接続を利用して生成された、AP3の一つと携帯端末2との相対位置関係を表す位置情報と、車両内におけるAP3と各座席との位置関係を表す座席情報とを取得し、これらを用いて携帯端末2の所持者が着席中であるか否かを判定し、着席中と判定された座席の空席について予測する。【選択図】図1

Description

本発明は、空席予測装置、空席予測方法およびプログラム、並びに空席予測システムに関する。
電車やバス等の公共交通機関の車両は座席数が限られている。そのため、乗客が座席に座りたいと思っていても座れないという状況が生じ得る。そこで、このような車両における座席の空席に関する情報を、座りたいと思っている乗客等に通知する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2等)。
特許文献1には、空席に関する情報として、座席毎の空席・着席状況および着席者の降車駅に関する情報を通知する技術について開示されている(図9等を参照)。各座席の着席状態の判定は、座席毎に設けられた赤外線機能等による着席検出手段を用いて行っている。また、着席者の降車駅の予測については、乗客に携帯端末により降車予定駅を予め登録・格納してもらっておき、座席毎に設けられた座席無線装置によってその携帯端末に格納されている降車予定駅を無線通信により受信することで実現している。
一方、特許文献2には、着席中の座席が空席になるまでの時間を表示する技術について開示されている(図13等を参照)。各座席の着席状態の判定は、列車が停車駅にて停車中に乗客の携帯端末が定期的に取得するGPS(Global Positioning System)による絶対位置情報を用いて行っている。着席者の降車駅については、乗客の携帯端末の定期券情報を改札機で読み取って予測し、その予測した降車駅の到着時間までを座席が空席になるまでの時間として通知している。
特許第3961380号 特開2010−49375号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、前述したように座席毎に専用装置を設ける必要があるため、システムが複雑化しコスト高となってしまう。一方、特許文献2に開示の技術では、前述したように、着席判定に用いる位置情報は携帯端末が備えるGPS機能を利用して取得し、降車駅の予測に用いる情報は改札機で携帯端末の定期券情報を読み取って取得するため、座席毎に専用装置を設ける必要はない。しかしながら、着席判定においてGPSによる絶対位置情報を用いるため、車両が移動していると正しく測位することができず、着席状態を適切に判定することができない。また、現状のGPS技術では、着席状態を判定可能となるまでの精度が得られていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、システムを複雑化することなく車両が移動中であっても精度よく着席状態の判定を行って着席中の座席の空席について予測することができる空席予測装置、空席予測方法およびプログラム、並びに空席予測システムを提供することにある。
本発明の空席予測装置は、車両内に設けられたアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信が可能な携帯端末とを利用して、前記車両内における着席中の座席の空席について予測する空席予測装置であって、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記車両内における前記アクセスポイントと各座席との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得手段と、前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末の所持者が前記車両内の座席に着席中であるか否かを判定する着席判定手段と、前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得手段と、前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測手段とを有することを特徴とする。
本発明では、前記アクセスポイントは、列車を構成する複数台の連結された車両内に設けられ、前記携帯端末から前記予測の要求を受けた場合に、前記携帯端末の所持者が前記列車に乗車中であるか否かを判定し、乗車中であると判定された場合には、その乗車中の車両を特定する乗車判定手段と、前記空席予測手段による予測の結果を通知するための通知情報を生成する通知情報生成手段とをさらに備え、前記通知情報生成手段は、前記列車を構成する複数台の連結された車両のうち前記乗車判定手段により特定された車両についての通知情報を生成することが好ましい。
本発明では、前記座席情報は、座席毎に設定された着席領域を表す情報を含み、前記着席判定手段は、前記携帯端末が前記着席領域内に位置する場合に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、複数の携帯端末が同じ着席領域内に位置する場合に、予め定められた着席判定基準に基づいて選定された携帯端末の所持者を着席中であると判定することが好ましい。
本発明では、前記空席予測手段は、前記予測情報を用いて前記携帯端末の所持者の降車駅およびその降車駅での降車確率を予測することが好ましい。
本発明の空席予測方法は、車両内に設けられたアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信が可能な携帯端末とを利用して、前記車両内における着席中の座席の空席について予測する空席予測方法であって、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記車両内における前記アクセスポイントと各座席との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得ステップと、前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末の所持者が前記車両内の座席に着席中であるか否かを判定する着席判定ステップと、前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得ステップと、前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測ステップとを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、車両内に設けられたアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信が可能な携帯端末とを利用して、前記車両内における着席中の座席の空席について予測するプログラムであって、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記車両内における前記アクセスポイントと各座席との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得ステップと、前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末の所持者が前記車両内の座席に着席中であるか否かを判定する着席判定ステップと、前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得ステップと、前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の空席予測システムは、車両内に設けられたアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信が可能な携帯端末とを利用して、前記車両内における着席中の座席の空席について予測する空席予測システムであって、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との無線接続を利用して前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を生成する位置情報生成手段と、前記車両内における前記アクセスポイントと各座席との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得手段と、前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末の所持者が前記車両内の座席に着席中であるか否かを判定する着席判定手段と、前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得手段と、前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測手段と、前記空席予測手段による予測の結果に基づく通知を行う通知手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、システムを複雑化することなく、車両が移動中であっても精度よく車両内の座席の着席状態を判定し、着席中の座席の空席について予測することができる。
本発明の一実施形態に係る空席予測システムの構成の一例を示す図である。 空席予測システムの機能の一例について説明するための図である。 位置情報の一例について説明するための図である。 座席情報の一例について説明するための図である。 空席予測システムの処理の流れの一例を示す図である。 着席判定の一例について説明するための図である。 予測結果の通知の一例について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る空席予測システム1は、乗客が乗車する複数台の車両をそれぞれ連結した構成を有する列車に適用させたものであり、車両内における着席中の座席の空席について予測して通知を行うものである。
なお、この列車は、移動中の車両内からでも無線LAN(Local Area Network)に接続してインターネットNに接続可能な構成を有している。具体的には、図示するように、列車とその列車に近い駅とが無線接続され、列車内においては、各車両間が無線接続されている。また、各駅間は、光ケーブル等により有線接続されている。そして、この無線接続による無線LANは、その各駅間の有線接続による有線LANと接続されている。この有線LANには、インターネットデータセンタ(iDC)が設けられており、列車の車両内や駅構内から無線LANに接続を行い、この有線LANおよびiDCを介してインターネットNに接続できるようになっている。なお、列車と駅間は、MIMO(Multi-Input Multi-Output)技術、モバイルIP(Internet Protocol)技術およびハンドオーバ技術などを用いて移動中の車両内からでも途絶えることなく無線通信可能に構成されている。空席予測システム1は、このようなネットワーク環境を利用する。
図示するように、この空席予測システム1は、携帯端末2、アクセスポイント(以下、APと略する)3、列車PC4、空席予測装置5および記憶装置6を備えている。
携帯端末2は、列車の乗客が携帯可能なスマートフォン、タブレットまたはノートパソコン等の携帯型の電子機器である。この携帯端末2は、複数の周波数帯域に対応した無線通信機能、具体的には、2.4GHz帯および5GHz帯に対応したWi−Fi通信機能を有しており、AP3と無線接続可能に構成されている。
AP3は、複数の周波数帯域の電波を用いてそれぞれで携帯端末2と無線通信が可能な機器で構成されている。具体的には、AP3は、2.4GHz帯および5GHz帯の無線通信と、モバイルネットワーク通信とに対応したWi−Fiルータで構成される。このAP3は、前述した無線LAN構築のために列車の各車両および各駅に設けられており、列車の車両間および列車といずれかの駅との間をそれぞれ無線接続可能に構成されている。具体的には、列車内における車両間を接続するAP3同士が5GHz帯を用いて接続され、列車と駅間を接続するAP3同士が列車および駅に設けられたアンテナをそれぞれ介して2.4GHz帯にて接続される。例えば、この列車と駅間を接続するAP3として、遠隔地の通信用(具体的には、数kmから数十kmの到達距離)の機器を使用することで、列車が移動しても接続状態を維持可能とすることができる。また、この列車と駅間は、モバイル通信網を利用した接続も可能に構成されている。なお、各駅のAP3は有線接続されており、前述した有線LANを構築する。
列車PC4は、列車内に設けられたコンピュータ機器で構成され、列車の車両内のAP3と接続されている。空席予測装置5は、コンピュータ機器で構成されており、前述した駅間を接続する有線LANおよび記憶装置6と接続されている。この空席予測装置5は、車両内に設けられたAP3と携帯端末2とを利用して車両内における着席中の座席の空席について予測する。記憶装置6は、ハードディスクドライブなどの記憶機器で構成され、空席予測装置5が使用する各情報を記憶する。なお、記憶装置6は、クラウドストレージで構成されていてもよい。
図1に示す携帯端末2には、前述した予測の結果に基づく通知を受け取るためのアプリケーションソフトウェア(以下、端末用アプリと称する)がインストールされており、図2に示すように、携帯端末2は、その端末用アプリの使用によって機能するユーザ登録手段21、ログイン手段22、無線通信手段23、予測指示手段24、車両指定手段25および通知手段26を有している。
ユーザ登録手段21は、端末用アプリのユーザ(以下、単にユーザと略する)にユーザ情報を入力させるために機能する。このユーザ情報は、ユーザに関する情報を表すものであり、具体的には、端末用アプリにログインする際に使用するログイン情報(例えば、ユーザIDおよびパスワード)、ユーザの住所、ユーザの勤務先住所、年齢、性別等の情報が関連付けられて構成される。
ログイン手段22は、登録済みのログイン情報をユーザに入力させるために機能する。無線通信手段23は、AP3と無線通信を行うために機能する。予測指示手段24は、ユーザに空席についての予測を行うか否かを指示させるために機能する。車両指定手段25は、ユーザに空席についての予測を行う列車および車両を指定させるために機能する。通知手段26は、ユーザに対して前述した予測の結果に基づく通知を行うために機能する。
また、列車PC4のメモリ装置(図示略)には、列車PC用のプログラムが格納されており、図示するように、列車PC4は、そのプログラムの使用によって機能する接続管理手段41および位置情報生成手段42を有している。
接続管理手段41は、列車の各車両のAP3に対する接続状況を管理するために機能する。位置情報生成手段42は、車両内のAP3の一つと携帯端末2との無線接続を利用して位置情報を生成するために機能する。この位置情報は、図3に例示するような、接続要求先のAP3の一つと接続要求元の携帯端末2との相対位置関係を表すものである。具体的には、この位置情報は、その生成日時、ユーザID、接続要求先のAP3および接続要求元の携帯端末2の識別情報、接続要求先のAP3からの接続要求元の携帯端末2の相対位置(X,Y)等の情報が関連付けられて構成される。例えば、識別情報としては、予め設定されているMACアドレス等の各機器の固有番号を用いることができ、どの列車のどの車両に位置するものであるのかを識別情報から識別可能となっている。
なお、この無線接続を利用した位置情報の生成としては、例えば、Chronos技術を採用することができる。つまり、接続要求先のAP3の一つが接続要求元の携帯端末2に対して複数の周波数(具体的には、2.4GHz帯および5GHz帯における複数の周波数)によるWi−Fi通信を試み、それぞれの電波が携帯端末2に到達する周期から三角測量によって接続要求先のAP3に対する接続要求元の携帯端末2の距離および方向を算出することで前述した相対位置の情報を含む位置情報を生成することができる。
一方、図2に示す空席予測装置5のメモリ装置(図示略)には、予測装置用のプログラムが格納されており、図示するように、空席予測装置5は、そのプログラムの使用によって機能するユーザ情報記憶手段51、認証手段52、位置情報記憶手段53、降車判定手段54、履歴情報記憶手段55、乗車判定手段56、位置情報取得手段57、座席情報取得手段58、着席判定手段59、予測情報取得手段60、空席予測手段61および通知情報生成手段62を有している。
ユーザ情報記憶手段51は、携帯端末2から送られるユーザ情報を記憶装置6に記憶し蓄積するために機能する。認証手段52は、携帯端末2から送られるログイン情報を用いてユーザ認証を行うために機能する。位置情報記憶手段53は、列車PC4から送られる位置情報を記憶装置6に記憶し蓄積するために機能する。降車判定手段54は、列車PC4から送られる位置情報を用いて列車に乗車中のユーザが停車駅で降車したか否かを判定するために機能する。
履歴情報記憶手段55は、降車判定手段54によりユーザが停車駅で降車したと判定された場合に、記憶装置6に履歴情報を記憶し蓄積するために機能する。この履歴情報は、ユーザの列車の乗車履歴を表す情報であり、具体的には、ユーザID、列車の降車日時および降車駅(路線名を含む駅名)等の情報が関連付けられて構成される。
乗車判定手段56は、携帯端末2が予測指示手段24により予測を行うように指示することで空席予測装置5が携帯端末2から予測の要求を受けた場合に、携帯端末2の所持者が本システムに対応する列車に乗車中であるか否かを判定し、乗車中であると判定された場合には、その乗車中の車両を特定するために機能する。位置情報取得手段57は、予測を行う車両に関する位置情報を記憶装置6から読み出して取得するために機能する。座席情報取得手段58は、記憶装置6から予測を行う車両に関する座席情報を読み出して取得するために機能する。この座席情報は、車両内におけるAP3と各座席との位置関係を表す情報であり、記憶装置6に予め記憶されているものである。
詳述すると、この座席情報は、図4に示すような、座席毎に設定された着席領域(携帯端末2が位置した場合に着席中とみなす領域)を表す情報を含んで構成されている。具体的には、この座席情報は、車両内のAP3の識別情報、そのAP3から各座席までの相対位置および各座席の着席領域を表す情報等が関連付けられて構成される。なお、各座席の着席領域は、図4に例示するように、上方からの平面視で一人分の座席を覆うように設定することに限らず、座席と同じ大きさに設定したり、座席より若干小さく設定したりしてもよい。大きく設定した場合には、後述する着席中のユーザの判定の漏れを減らすことができ、小さく設定した場合には、後述する着席中のユーザの判定の誤りを減らすことができる。このように着席領域の設定を適宜変更できるようにしてもよい。
着席判定手段59は、位置情報取得手段57が取得した位置情報および座席情報取得手段58が取得した座席情報を用いて携帯端末2を所持するユーザが車両内の座席に着席中であるか否かを判定するために機能する。予測情報取得手段60は、着席判定手段59により着席中であると判定されたユーザの降車に関して予測可能な予測情報(具体的には、前述したユーザ情報および履歴情報等)を記憶装置6から読み出して取得するために機能する。空席予測手段61は、予測情報取得手段60が取得した予測情報を用いて、その着席中であると判定された座席の空席について予測するために機能する。通知情報生成手段62は、空席予測手段61による予測の結果をユーザに通知するための通知情報を生成するために機能する。
次に、図5を参照して、空席予測システム1における処理の流れの一例について説明する。ユーザによって携帯端末2の端末用アプリが起動されると、まず、携帯端末2のユーザ登録手段21がユーザ情報の入力を要求する(ステップS1)。具体的には、ユーザ登録手段21は、ユーザ登録用画面を携帯端末2の表示装置(図示略)に表示してユーザにタッチパネル等の入力手段(図示略)による入力を要求する。なお、以降における携帯端末2による入力(指示)の要求も同様に行われる。そして、ユーザ登録手段21は、このユーザ情報がユーザによって入力されると、その入力されたユーザ情報を空席予測装置5に送る。携帯端末2から空席予測装置5にユーザ情報が送られると、空席予測装置5のユーザ情報記憶手段51がそのユーザ情報を記憶装置6に記憶して蓄積する(ステップS2)。
次に、携帯端末2のログイン手段22がログイン情報の入力を要求する(ステップS3)。そして、ログイン手段22は、このログイン情報がユーザによって入力されると、その入力されたログイン情報を空席予測装置5に送る。この際、ログインに応じて種々の特典と交換可能なポイントを付与(例えば、ログインのあった日数に応じた月単位でのポイントの付与等)するようにしてもよい。これにより、ユーザによるログインを促進させることができる。
携帯端末2から空席予測装置5にログイン情報が送られると、空席予測装置5の認証手段52が認証処理を行う(ステップS4)。具体的には、認証手段52は、携帯端末2から送られたログイン情報と記憶装置6に蓄積されているユーザ情報に含まれるログイン情報とを比較し、一致するものがあるか否かを判定する。そして、認証手段52は、一致するものがないと判定された場合にはログインを却下し、一致するものがあると判定された場合にはログインを承諾する。
ここで、列車PC4は、接続管理手段41により列車内の各AP3に対する接続状況を管理している(ステップS5)。具体的には、接続管理手段41は、列車内の各AP3に対して携帯端末2から無線接続の要求があった場合にその接続に関する接続情報(詳細は後述する)を送信するように要求する。
前述した空席予測装置5による携帯端末2へのログインの承諾後、携帯端末2の無線通信手段23が車両内のAP3との無線通信を行う(ステップS6)。具体的には、無線通信手段23は、携帯端末2のWi−Fi接続機能を用い、車両内のAP3に対して接続要求を行う。そして、この接続要求を受けたAP3は接続処理を行う(ステップS7)。この接続処理では、前述した列車PC4からの要求に伴い、その接続要求についての接続情報を列車PC4に送り、問題がなければ携帯端末2との接続を確立する。例えば、この接続情報は、接続要求日時、接続要求元の携帯端末2および接続要求先のAP3の識別情報、接続の可否、周波数帯域の情報等が関連付けられて構成される。
AP3から列車PC4に接続情報が送られると、列車PC4の位置情報生成手段42がこの接続情報に基づいて前述した位置情報の生成を行う(ステップS8:位置情報生成ステップ)。具体的には、前述したように、位置情報生成手段42は、接続要求元である携帯端末2と接続要求先のAP3の一つ、つまり単一のAP3との無線接続を利用して位置情報を生成する。そして、位置情報生成手段42は、この生成した位置情報を空席予測装置5に送る。
列車PC4から空席予測装置5に位置情報が送られると、空席予測装置5の位置情報記憶手段53がその位置情報を記憶装置6に記憶して蓄積する(ステップS9)。このステップS8からステップS9の一連の処理は定期的(例えば、数十秒毎)に行われ、記憶装置6には、その時点における列車および車両毎のユーザが所持する携帯端末2の位置情報について記憶される。なお、この一連の処理が行われる毎に空席予測装置5の降車判定手段54は、列車PC4から送られる位置情報を用いて列車に乗車中のユーザが停車駅で降車したか否かを判定する(ステップS10)。具体的には、降車判定手段54は、前回の処理で列車内に位置していたユーザの携帯端末2が、継続して同じ列車のいずれかの車両内に位置しているか否かを判定し、位置していると判定された場合には、そのユーザはまだその列車に乗車中であるとみなし、位置していないと判定された場合には、降車したとみなす。
そして、ステップS10で降車したものとみなされた場合には、履歴情報記憶手段55が、その降車に関する乗車履歴を履歴情報として記憶装置6に記録して蓄積する(ステップS11)。具体的には、ステップS10での判定時刻の直前に列車が停車した駅を履歴情報の降車駅とし、その降車駅に列車が停車していた日時を履歴情報の降車日時とすることができる。
ここまでの処理が空席の予測を行うための準備段階の処理となる。なお、ここまでの処理が終わった時点で前述したポイントをログインしたユーザに対してさらに付与するようにしてもよい。これにより、ユーザに携帯端末2による車両内のAP3への接続を促して履歴情報を多く蓄積することができる。なお、ここからの処理は、空席の予測を行う際の処理となる。
前述したAP3への無線接続の確立後、携帯端末2の予測指示手段24は、ユーザに空席の予測を行うか否かを指示させる(ステップS12)。ユーザによって空席の予測が指示された場合には、予測指示手段24は、空席予測装置5に予測要求を行う。
携帯端末2から空席予測装置5に予測要求がなされると、空席予測装置5の乗車判定手段56は、ユーザが本システムに対応した列車に乗車中であるか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、乗車判定手段56は、乗車中であると判定された場合、乗車している列車および車両を位置情報に含まれるAP3の識別情報等を用いて特定する。一方、乗車していないと判定された場合には、乗車判定手段56は、空席予測を行う列車および車両を指定するように携帯端末2に要求する。なお、この乗車しているか否かは、例えば、記憶装置6にその携帯端末2の位置情報が記憶されたか否かによって判定することができる。
次に、携帯端末2は、ユーザによる空席の予測を行う列車および車両の指定が必要か否かを判定する(ステップS14)。具体的には、携帯端末2は、空席予測装置5から前述した空席予測を行う列車および車両の指定要求があった場合に、その指定が必要(YES)であると判定する。一方、その空席予測装置5からの指定要求がなかった場合には、携帯端末2は、その指定が不要(NO)であると判定する。ステップS14で指定が必要である(YES)と判定された場合には、携帯端末2の車両指定手段25がユーザに空席の予測を行う列車および車両を指定させる(ステップS15)。例えば、ユーザに路線名および駅名を入力させ、その路線のその駅の時刻表から列車および車両を選択させるようにして車両を指定させる。そして、ユーザによって指定がなされると、車両指定手段25は、その指定された車両を表す指定車両情報を空席予測装置5に送る。
そして、空席予測装置5の位置情報取得手段57が空席の予測を行う車両に関する位置情報を記憶装置6から読み出して取得する(ステップS16:位置情報取得ステップ)。具体的には、位置情報取得手段57は、ステップS13にてユーザが本システムに対応した列車に乗車していると判定された場合には、それにより特定されたその乗車中の列車の車両を空席について予測を行う車両とし、乗車していないと判定された場合には、携帯端末2から送られた指定車両情報に基づく車両を空席について予測を行う車両として、その車両に関する位置情報を取得する。
次に、空席予測装置5の座席情報取得手段58が記憶装置6から座席情報を読み出して取得する(ステップS17:座席情報取得ステップ)。具体的には、座席情報取得手段58は、その空席について予測を行う車両に関する座席情報を記憶装置6から読み出して取得する。
そして、空席予測装置5の着席判定手段59がその位置情報および座席情報を用いて車両内のユーザが着席中であるか否かを判定する(ステップS18:着席判定ステップ)。具体的には、着席判定手段59は、前述した座席情報が表す着席領域内に携帯端末2が位置するか否かを判定し、位置する場合には着席中であり、位置しない場合には着席中でないと判定する。
なお、図6に示すように、同じ着席領域内に複数の携帯端末2が位置する場合には、予め設定されている着席判定基準に基づき、その着席領域内に先に位置した方、つまり、滞在時間が最も長い方の携帯端末2を所持するユーザを着席中であると判定する。例えば、最初に着席中であると判定された際の位置情報を着席中でないと判定されるまで記憶装置6に記憶しておくことで、同じ着席領域内に複数の携帯端末2が位置していた場合に、記憶装置6から互いのその位置情報に含まれる生成日時を読み出して比較し、古い方の携帯端末2が先に着席領域内に位置していた、つまり着席中であると判定することができる。なお、ユーザが着席中であった座席に予測を指示した他のユーザが入れ替わりで着席した場合に、その両ユーザの少なくともいずれか一方に前述したようなポイントをさらに付与するようにしてもよい。これにより、座席の効率的な利用を促進することができる。
次に、空席予測装置5の予測情報取得手段60が着席判定手段59において着席中であると判定されたユーザに関する予測情報を記憶装置6から読み出して取得する(ステップS19:予測情報取得ステップ)。
そして、空席予測装置5の空席予測手段61がその予測情報を用いて着席中の座席の空席についての予測を行う(ステップS20:空席予測ステップ)。例えば、乗車中の列車の停車予定駅にユーザ情報に含まれるユーザの住所やユーザの勤務地住所の最寄り駅が存在する場合に、その最寄り駅を降車駅と予測することができる。また、ユーザの年齢、性別、乗車日時(例えば、曜日)などから他ユーザの利用状況も含めて統計的に降車駅を予測してもよい。また、乗車中の列車の停車予定駅に履歴情報中の以前に降車した駅が含まれる場合に、その中で乗車中の列車が最初に停車する駅を降車駅と予測することができる。なお、空席予測手段61は、この予測情報を用いて、その降車駅で降車する確率(以下、降車確率と称する)についても算出する。
次に、空席予測装置5の通知情報生成手段62がステップS20の予測結果に基づく通知情報を生成する(ステップS21:通知情報生成ステップ)。つまり、通知情報生成手段62は、ステップS13で携帯端末2を所持するユーザが列車に乗車中であると判定された場合には、その列車を構成する複数台の車両のうち前述した乗車判定手段で特定された車両、すなわち、予測指示を行ったユーザの携帯端末2が位置する車両についての通知情報を生成する。一方、乗車中でないと判定された場合には、携帯端末2を所持するユーザによって指定された車両についての通知情報を生成する。具体的には、この通知情報生成手段62は、携帯端末2の表示装置に、空席の予測を行う車両について予測した結果に基づく情報を通知画面に表示させるための通知情報を生成し、生成した通知情報を携帯端末2に送る。
空席予測装置5から携帯端末2に通知情報が送られると、携帯端末2の通知手段26がその通知情報に基づく通知を行う(ステップS22:通知ステップ)。具体的には、図7に示すような降車駅および降車確率を含む通知画面を表示装置に表示して、ユーザに予測結果を通知する。そして、携帯端末2は、ユーザからログアウトの指示がなされるなど、携帯用アプリの終了が指示された場合にこの端末用アプリによる処理を終了する。これに伴い、その携帯端末2に対するAP3、列車PC4および空席予測装置5による各処理も終了する。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る空席予測システム1(空席予測システム1を構成する空席予測装置5、携帯端末2および列車PC4についても同様)によれば、以下の効果を奏する。前述した空席予測システム1では、車両内においてはAP3および列車PC4を設けるだけでよいので、車両内の座席毎に着席を判定するための専用機器を設ける必要がない。また、車両内のAP3の一つと携帯端末2との無線接続を利用して位置情報を生成することができるので、位置情報の生成のために車両内のAP3の数を必要以上に増やす必要がない。つまり、インターネットNへの接続用として車両内に設けられたWi−Fiルータ等の無線接続機器を流用して車両内のAP3を構成することができる。したがって、システムが複雑化することがなく、低コストで実現することができる。さらに、着席の判定に用いる位置情報は、そのAP3の一つと携帯端末2との相対位置関係を表すものでよいため、車両が移動していても携帯端末2と車両内のAP3との位置関係はその移動による影響を受けないので、携帯端末2の位置を精度よく求めることができ、着席の判定を良好に行い適切に着席中の座席の空席についての予測を行うことができる。
また、この空席予測システム1では、空席予測装置5の乗車判定手段56により、携帯端末2から予測の要求を受けた場合に、携帯端末2の所持者が列車に乗車中であるか否かが判定され、乗車中であると判定された場合には、その乗車中の車両が特定される。そして、通知情報生成手段62により、その特定された車両についての通知情報が生成される。したがって、その通知情報による通知を受けるユーザに乗車中の車両を指定させる必要がなく、車両指定についてのユーザの煩わしさを解消することができる。
さらに、この空席予測システム1では、空席予測装置5の着席判定手段59により、複数の携帯端末2が同じ着席領域内に位置する場合に、予め定められた着席判定基準に基づいて選定された携帯端末2の所持者が着席中であると判定されるので、一人分の座席に複数人のユーザが着席しているというような不自然な着席判定が行われるのを防止して適切に着席状態の判定を行うことができる。
また、この空席予測システム1では、空席予測装置5の空席予測手段61により、携帯端末の所持者の降車駅およびその降車駅での降車確率が予測されるので、予測された降車駅で降車する可能性が高いのか低いのかを把握することができ、ユーザに有益性の高い情報を通知することができる。
本発明は、前述した一実施形態において説明したものに限らず、種々の変形が可能である。例えば、前述した一実施形態では、乗客が乗車する複数の車両をそれぞれ連結した構成を有する列車について空席予測システム1を適用したが、これに限らず、1両編成の列車やバス、モノレールなど、他の座席を有する公共交通機関の車両に適用してもよい。
また、空席予測システム1が利用するネットワーク環境は、前述したものに限ったものではなく、車両内のアクセスポイントを通じて携帯端末2がインターネットNに接続できるものであれば他のネットワーク環境であってもよい。
さらに、前述した一実施形態に係る空席予測システム1では、携帯端末2と車両内のAP3との無線接続を利用するため、携帯端末2によってステップS1、S3,S6,S12,S14,S15,S22の各処理が行われるとして説明したが、これに限ったものではない。例えば、インターネットNと有線接続されている携帯に向かないコンピュータ機器を端末装置とし、この端末装置を用いてステップS6以外の処理を行うように構成してもよい。
また、前述したソフトウェア(携帯用アプリおよび各プログラム)により実行される携帯端末2、列車PC4および空席予測装置5の各々による処理は、その機器で実行されることに限らず、可能な範囲で他の機器で実行されてもよい。例えば、前述した一実施形態では、列車PC4を列車内に設けたが、列車PC4を省略して、列車PC4で行われる処理を全て空席予測装置5で実行する構成としてもよい。また、前述した一実施形態におけるソフトウェアにより実行される各処理は、ハードウェアにより実現してもよい。
さらに、前述した一実施形態では、予測情報取得手段60が取得する予測情報として、ユーザ情報および履歴情報を例示したが、予測情報はこれに限ったものではない。例えば、携帯端末2のメモリ装置(図示略)に保存されている定期券情報や乗車券情報を無線通信などで取得し、取得した情報を予測情報としてもよい。
また、前述した一実施形態では、着席判定手段59による処理の際に適用される着席判定基準として、着席領域内に最も長く滞在している携帯端末2の所持者を着席中であるとしたが、着席判定基準は、これに限ったものではない。例えば、座席の中心により近い位置の携帯端末2の所持者を着席中であるとしてもよいし、窓際により近い位置の携帯端末2の所持者を着席中であるとしてもよい。さらには、携帯端末2の高度がより低い位置の携帯端末2の所持者を着席中であるとしてもよいし、これらを組み合わせてもよい。
さらに、前述した一実施形態では、2.4GHzおよび5GHzの周波数帯域の電波による無線接続を利用して位置情報を生成する構成について例示したが、位置情報の生成に利用する電波の周波数は、これに限ったものではない。例えば、Wi−Fi通信用に新たに別の周波数帯域が追加された場合には、その周波数帯域の電波を利用する構成としてもよい。無線接続を利用した位置情報の生成についても、例示したChronos技術を採用することに限らず、AP3の一つと携帯端末2との相対位置関係を表す位置情報を生成することができる他の技術を採用することができる。
1 空席予測システム
2 携帯端末
3 アクセスポイント(AP)
4 列車PC
5 空席予測装置
6 記憶装置
21 ユーザ登録手段
22 ログイン手段
23 無線通信手段
24 予測指示手段
25 車両指定手段
26 通知手段
41 接続管理手段
42 位置情報生成手段
51 ユーザ情報記憶手段
52 認証手段
53 位置情報記憶手段
54 降車判定手段
55 履歴情報記憶手段
56 乗車判定手段
57 位置情報取得手段
58 座席情報取得手段
59 着席判定手段
60 予測情報取得手段
61 空席予測手段
62 通知情報生成手段
iDC インターネットデータセンタ
N インターネット
本発明の空席予測装置は、車両内に設けられたアクセスポイントの一つと前記車両内の携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記アクセスポイントの一つ前記車両内の座席毎に設定された着席領域との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得手段と、前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末が前記着席領域内に位置するか否かを判定し、位置すると判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、位置しないと判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中でないと判定する着席判定手段を有することを特徴とする。
本発明では、前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得手段と、前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測手段とをさらに有することが好ましい。
本発明では、前記空席予測手段は、前記予測情報を用いて前記携帯端末の所持者の降車駅およびその降車駅での降車確率を予測することが好ましい。
本発明では、前記着席判定手段は、複数の携帯端末が同じ着席領域内に位置する場合に、該着席領域内の滞在時間、座席の中心からの位置、窓際からの位置および高度の少なくともいずれか一つに応じて選定された携帯端末の所持者を着席中であると判定することが好ましい。
本発明の空席予測方法は、車両内に設けられたアクセスポイントの一つと前記車両内の携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記アクセスポイントの一つ前記車両内の座席毎に設定された着席領域との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得ステップと、前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末が前記着席領域内に位置するか否かを判定し、位置すると判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、位置しないと判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中でないと判定する着席判定ステップを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、車両内に設けられたアクセスポイントの一つと前記車両内の携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記アクセスポイントの一つ前記車両内の座席毎に設定された着席領域との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得ステップと、前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末が前記着席領域内に位置するか否かを判定し、位置すると判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、位置しないと判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中でないと判定する着席判定ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の空席予測システムは、車両内に設けられたアクセスポイントの一つと前記車両内の携帯端末との無線接続を利用して前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を生成する位置情報生成手段と、前記アクセスポイントの一つ前記車両内の座席毎に設定された着席領域との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得手段と、前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末が前記着席領域内に位置するか否かを判定し、位置すると判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、位置しないと判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中でないと判定する着席判定手段を有することを特徴とする。
本発明の空席予測装置は、車両内に設けられたアクセスポイントの一つと前記車両内の携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つに対する前記携帯端末の距離および方向を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記アクセスポイントの一つに対する前記車両内の座席毎に設定された複数の着席領域の位置を表す座席情報を取得する座席情報取得手段と、前記位置情報によって表される前記携帯端末の位置と前記座席情報によって表される前記複数の着席領域の位置とを用いて前記携帯端末が前記複数の着席領域内に位置するか否かを各々判定し、位置すると判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、位置しないと判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中でないと判定する着席判定手段とを有することを特徴とする。
本発明の空席予測方法は、車両内に設けられたアクセスポイントの一つと前記車両内の携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つに対する前記携帯端末の距離および方向を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記アクセスポイントの一つに対する前記車両内の座席毎に設定された複数の着席領域の位置を表す座席情報を取得する座席情報取得ステップと、前記位置情報によって表される前記携帯端末の位置と前記座席情報によって表される前記複数の着席領域の位置とを用いて前記携帯端末が前記複数の着席領域内に位置するか否かを各々判定し、位置すると判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、位置しないと判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中でないと判定する着席判定ステップとを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、車両内に設けられたアクセスポイントの一つと前記車両内の携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つに対する前記携帯端末の距離および方向を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記アクセスポイントの一つに対する前記車両内の座席毎に設定された複数の着席領域の位置を表す座席情報を取得する座席情報取得ステップと、前記位置情報によって表される前記携帯端末の位置と前記座席情報によって表される前記複数の着席領域の位置とを用いて前記携帯端末が前記複数の着席領域内に位置するか否かを各々判定し、位置すると判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、位置しないと判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中でないと判定する着席判定ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の空席予測システムは、車両内に設けられたアクセスポイントの一つと前記車両内の携帯端末との無線接続を利用して前記アクセスポイントの一つに対する前記携帯端末の距離および方向を表す位置情報を生成する位置情報生成手段と、前記アクセスポイントの一つに対する前記車両内の座席毎に設定された複数の着席領域の位置を表す座席情報を取得する座席情報取得手段と、前記位置情報によって表される前記携帯端末の位置と前記座席情報によって表される前記複数の着席領域の位置とを用いて前記携帯端末が前記複数の着席領域内に位置するか否かを各々判定し、位置すると判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、位置しないと判定された場合には、前記判定を行った着席領域に対応する座席に前記携帯端末の所持者が着席中でないと判定する着席判定手段とを有することを特徴とする。

Claims (7)

  1. 車両内に設けられたアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信が可能な携帯端末とを利用して、前記車両内における着席中の座席の空席について予測する空席予測装置であって、
    前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記車両内における前記アクセスポイントと各座席との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得手段と、
    前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末の所持者が前記車両内の座席に着席中であるか否かを判定する着席判定手段と、
    前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得手段と、
    前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測手段と
    を有することを特徴とする空席予測装置。
  2. 請求項1に記載の空席予測装置であって、
    前記アクセスポイントは、列車を構成する複数台の連結された車両内に設けられ、
    前記携帯端末から前記予測の要求を受けた場合に、前記携帯端末の所持者が前記列車に乗車中であるか否かを判定し、乗車中であると判定された場合には、その乗車中の車両を特定する乗車判定手段と、
    前記空席予測手段による予測の結果を通知するための通知情報を生成する通知情報生成手段と
    をさらに備え、
    前記通知情報生成手段は、前記列車を構成する複数台の連結された車両のうち前記乗車判定手段により特定された車両についての通知情報を生成する
    ことを特徴とする空席予測装置。
  3. 請求項1または2に記載の空席予測装置であって、
    前記座席情報は、座席毎に設定された着席領域を表す情報を含み、
    前記着席判定手段は、前記携帯端末が前記着席領域内に位置する場合に前記携帯端末の所持者が着席中であると判定し、複数の携帯端末が同じ着席領域内に位置する場合に、予め定められた着席判定基準に基づいて選定された携帯端末の所持者を着席中であると判定する
    ことを特徴とする空席予測装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の空席予測装置であって、
    前記空席予測手段は、前記予測情報を用いて前記携帯端末の所持者の降車駅およびその降車駅での降車確率を予測する
    ことを特徴とする空席予測装置。
  5. 車両内に設けられたアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信が可能な携帯端末とを利用して、前記車両内における着席中の座席の空席について予測する空席予測方法であって、
    前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記車両内における前記アクセスポイントと各座席との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得ステップと、
    前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末の所持者が前記車両内の座席に着席中であるか否かを判定する着席判定ステップと、
    前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得ステップと、
    前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測ステップと
    を有することを特徴とする空席予測方法。
  6. 車両内に設けられたアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信が可能な携帯端末とを利用して、前記車両内における着席中の座席の空席について予測するプログラムであって、
    前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との無線接続を利用して生成された、前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記車両内における前記アクセスポイントと各座席との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得ステップと、
    前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末の所持者が前記車両内の座席に着席中であるか否かを判定する着席判定ステップと、
    前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得ステップと、
    前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 車両内に設けられたアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信が可能な携帯端末とを利用して、前記車両内における着席中の座席の空席について予測する空席予測システムであって、
    前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との無線接続を利用して前記アクセスポイントの一つと前記携帯端末との相対位置関係を表す位置情報を生成する位置情報生成手段と、
    前記車両内における前記アクセスポイントと各座席との位置関係を表す座席情報を取得する座席情報取得手段と、
    前記位置情報と前記座席情報とを用いて前記携帯端末の所持者が前記車両内の座席に着席中であるか否かを判定する着席判定手段と、
    前記着席判定手段にて着席中であると判定された前記携帯端末の所持者の降車に関して予測可能な予測情報を取得する予測情報取得手段と、
    前記予測情報を用いて前記着席中であると判定された座席の空席について予測する空席予測手段と、
    前記空席予測手段による予測の結果に基づく通知を行う通知手段と
    を有することを特徴とする空席予測システム。
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