JP2020071272A - ディスプレイスタンド - Google Patents

ディスプレイスタンド Download PDF

Info

Publication number
JP2020071272A
JP2020071272A JP2018203239A JP2018203239A JP2020071272A JP 2020071272 A JP2020071272 A JP 2020071272A JP 2018203239 A JP2018203239 A JP 2018203239A JP 2018203239 A JP2018203239 A JP 2018203239A JP 2020071272 A JP2020071272 A JP 2020071272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
base member
attached
mounting
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018203239A
Other languages
English (en)
Inventor
崇之 山本
Takayuki Yamamoto
崇之 山本
駿 谷岡
Shun Tanioka
駿 谷岡
隆之 崎本
Takayuki Sakimoto
隆之 崎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2018203239A priority Critical patent/JP2020071272A/ja
Publication of JP2020071272A publication Critical patent/JP2020071272A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】種類やサイズの異なる種々のディスプレイを取付可能なディスプレイスタンドを提供する。【解決手段】本発明の態様に係るディスプレイスタンド3は、上下方向に延びる支柱51と、支柱51に取り付けられるとともに、支柱51の前方でディスプレイを支持するブラケット52と、を備え、ブラケット52は、上下方向での位置を変更可能に支柱51に取り付けられたベース部材200と、左右方向での位置を変更可能にベース部材200に取り付けられるとともに、ベース部材200から前方に延在し、前端部においてディスプレイが取り付けられるアーム部材201と、を備えている。アーム部材201は、ディスプレイに形成された複数のねじ穴に各別に取り付けられるように複数設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、ディスプレイスタンドに関する。
各種施設(オフィスや公共施設等)には、ディスプレイを所定の高さで支持するために、ディスプレイスタンドが設置されている場合がある。ディスプレイスタンドでは、例えば複数人のユーザが情報を大画面で共有することができるので、執務の効率化等を図ることができる。
上述したディスプレイスタンドは、上方に延びる支持体と、支持体に取り付けられるとともに、支持部の前方でディスプレイを支持するディスプレイ取付部と、を備えている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
ディスプレイ取付部として、例えば下記特許文献1には、ディスプレイの後面に突き当たるブラケットを備える構成が開示されている。ブラケットには、ディスプレイの各ねじ穴に対応する取付孔が形成されている。ディスプレイは、ブラケットの各取付孔を通じてねじ穴にねじが螺着されることで、ブラケットに取り付けられる。
例えば下記特許文献2,3には、ディスプレイ取付部として、上下方向に延びる縦桟状のブラケットが左右方向に間隔をあけて複数配列された構成が開示されている。各ブラケットには、複数の取付孔が上下方向に間隔をあけて形成されている。ディスプレイは、ブラケットの複数の取付孔のうち、例えば2つの取付孔を選択してねじ穴にねじが螺着されることで、ブラケットに取り付けられる。
特開2007−322592号公報 特開2010−283566号公報 特開2016−43027号公報
ところで、ディスプレイスタンドにあっては、種類やサイズの異なる種々のディスプレイを取付可能な構成が要望されている。
しかしながら、ディスプレイは、種類やサイズ等の違いによって、ねじ穴の位置や配線の接続位置等が異なる。上述した従来のディスプレイスタンドでは、一つのブラケットがディスプレイに対して複数箇所で取り付けられる構成であるため、ブラケットにおけるディスプレイとの対向面積が比較的大きくなる。そのため、ディスプレイの種類によっては、ねじ穴や配線の接続位置と、ブラケットと、が干渉する可能性がある。
本発明は、種類やサイズの異なる種々のディスプレイを取付可能なディスプレイスタンドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るディスプレイスタンドは、上下方向に延びる支持部と、前記支持部に取り付けられるとともに、前記支持部の前方でディスプレイを支持するディスプレイ取付部と、を備え、前記ディスプレイ取付部は、上下方向及び左右方向のうち、第1方向での位置を変更可能に前記支持部に取り付けられたベース部材と、上下方向及び左右方向のうち、第2方向での位置を変更可能に前記ベース部材に取り付けられるとともに、前記ベース部材から前方に延在し、前端部において前記ディスプレイが取り付けられるアーム部材と、を備え、前記アーム部材は、前記ディスプレイに形成された複数の固定部に各別に取り付けられるように複数設けられている。
本態様によれば、ディスプレイの各固定部に対応してアーム部材を設けることで、一つのディスプレイ取付部がディスプレイに対して複数箇所で取り付けられる構成に比べて、アーム部材とディスプレイとの対向面積を小さくできる。その上、ベース部材及びアーム部材によって、支持部に対する上下方向及び左右方向に位置を変更することで、ねじ穴や配線とディスプレイ取付部との干渉を抑制できる。その結果、種類やサイズの異なる種々のディスプレイをディスプレイスタンドに取り付けることが可能になる。
上記態様のディスプレイスタンドにおいて、前記ベース部材は、上方に向けて凸の係合凸部を備え、前記アーム部材は、前記係合凸部に上方から係合する係合凹部を備えていてもよい。
本態様によれば、アーム部材がベース部材に対して下方及び前後両側から支持される。これにより、ベース部材に対してアーム部材を安定的かつ強固に取り付けることが可能になる。そのため、ディスプレイを安定して支持できる。
また、アーム部材をベース部材に締結等により取り付けるにあたって、先に係合凹部を係合凸部に係合させておくことで、アーム部材をベース部材に仮保持させておくことができる。これにより、アーム部材の組付性を向上させることもできる。
上記態様のディスプレイスタンドにおいて、前記支持部は、上下方向に延在するとともに、左右方向で対向する一対の支柱を備え、一対の前記支柱には、前記ベース部材を取付可能なベース取付部が上下方向に間隔をあけて形成され、前記ベース部材は、複数の前記ベース取付部のうち、選択した前記ベース部材に取り付けられた状態で、一対の前記支柱間に架け渡されていてもよい。
本態様によれば、複数のベース取付部の中から選択してベース部材を取り付けることで、支柱に対するベース部材の上下位置を容易に変更することができる。
上記態様のディスプレイスタンドにおいて、前記ベース取付部は、前記ベース部材を下方から支持する第1支持部と、締結部材を介して前記ベース部材に後方から締結される第2支持部と、を備えていてもよい。
本態様によれば、ベース部材が支柱に下方及び後方から支持される。これにより、支柱に対してベース部材を安定して取り付けることができる。
上記態様のディスプレイスタンドにおいて、前記第1支持部は、前記支柱の前後両端部に形成されていてもよい。
本態様によれば、ベース部材の前後両側が第1支持部によって下方から支持される。これにより、ベース部材が支柱により安定して支持される。
上記態様のディスプレイスタンドにおいて、前記アーム部材は、前記ベース部材に後方から締結されていてもよい。
本態様によれば、アーム部材がディスプレイの取り付けられる側(前側)とは反対側からベース部材に取り付けられるので、組付性の向上を図ることができる。
上記態様のディスプレイスタンドにおいて、天板付什器における天板の端部を上下方向に挟んだ状態で、前記天板に着脱可能に装着される装着部を備え、前記支持部は、前記装着部から上方に延在していてもよい。
本態様によれば、天板の下方にディスプレイスタンドの脚部等が配設されないので、ユーザの下肢とディスプレイスタンドとの干渉を抑制して、ユーザの下肢空間を確保できる。
上記各態様によれば、種類やサイズの異なる種々のディスプレイを取り付けることができる。
第1実施形態に係る什器システムの部分斜視図である。 図1のII−II線に相当する断面図である。 第1実施形態に係るディスプレイスタンドの分解斜視図である。 第1実施形態に係るディスプレイスタンドを後方から見た分解斜視図である。 第1実施形態に係るディスプレイスタンドの平面図である。 図4のVI−VI線に相当する断面図である。 第2実施形態に係るディスプレイスタンドの分解斜視図である。 第2実施形態に係るディスプレイスタンドにおいて、スタンド部のブラケット周辺を後方から見た斜視図である。 図8のIX−IX線に相当する断面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係るディスプレイスタンドが天板付什器に取り付けられて構成された什器システムについて説明する。以下の説明において、床面に直交する方向を上下方向(第1方向:矢印UPが上側)とし、上下方向に直交する2方向をそれぞれ前後方向(矢印FRが前側)及び左右方向(第2方向:矢印LHが左側)として説明する。
(第1実施形態)
[什器システム]
図1は、什器システム1の部分斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の什器システム1は、例えばオフィスや公共施設の会議室等の室内空間に設置されている。本実施形態の什器システム1は、天板付什器2と、ディスプレイスタンド3と、を備えている。什器システム1は、例えばテレビ会議等において、天板付什器2の周囲に存在する複数のユーザが、情報を大画面で共有するために用いられる。
[天板付什器]
天板付什器2は、天板11と、支持フレーム12(図2参照)と、脚部(不図示)と、を備えている。
天板11は、例えば左右方向を短手方向、前後方向を長手方向とする平面視長方形状に形成されている。但し、天板11の平面視外形は、長方形状に限らず、正方形状や円形状、三角形状等、適宜変更が可能である。
図2は、図1のII−II線に相当する断面図である。
図2に示すように、支持フレーム12は、天板11を下方から支持している。支持フレーム12は、例えば天板11に対して一回り小さい枠状に形成されている。すなわち、天板11の外周端部は、支持フレーム12から張り出している。
脚部は、床面から上方に起立している。脚部の上端部は、支持フレーム12に連結されている。
[ディスプレイスタンド]
ディスプレイスタンド3は、天板11の外周端部に着脱可能に取り付けられている。なお、ディスプレイスタンド3は、天板11の端部において、任意の位置に着脱可能である。この場合、ディスプレイスタンド3は、例えば天板11の中央部に形成された配線引出用の開口部の開口端部等に着脱可能に取り付けられていてもよい。
図3は、ディスプレイスタンド3の分解斜視図である。
図2、図3に示すように、ディスプレイスタンド3は、装着部21と、スタンド部22と、カバー23と、を備えている。
<装着部>
図2、図3に示すように、装着部21は、天板11の外周端部に着脱可能に挟持されている。具体的に、装着部21は、クランプ部31と、押圧部32と、を備えている。
クランプ部31は、左右方向から見た断面視でC字状に形成されている。クランプ部31は、天板11に取り付けられた状態で、天板11の上面から外周端面を経て天板11の下方に回り込んでいる。具体的に、クランプ部31は、上部片33、接続片34及び下部片35を備えている。
図4は、ディスプレイスタンド3を後方から見た分解斜視図である。
図4に示すように、上部片33は、天板11の上面に沿って配置される。上部片33の前部(後述するフロントカバー101よりも前方に位置する部分)は、物品が載置される物品載置部36を構成している。物品載置部36の前端部には、前方に向かうに従い上方に湾曲して延びるストッパ36aが形成されている。物品載置部36には、ディスプレイDのリモコンや筆記具等が載置可能である。
上部片33の後端部において、左右方向の両端部には、上部片33を上下方向に貫通する切欠き部38が形成されている。
上部片33における左右方向の中央部において、物品載置部36の後端に位置する部分には、上部片33を上下方向に貫通する保持孔39が形成されている。
接続片34は、上部片33の後端縁から下方に延設されている。接続片34の下端縁は、天板11の下面よりも下方に位置している。接続片34における左右方向の中央部には、下部案内口41が形成されている。下部案内口41は、接続片34を前後方向に貫通している。なお、下部案内口41における少なくとも一部は、天板11の下方に位置している。
接続片34の下端縁には、後方に延びる位置決め片42が設けられている。位置決め片42は、接続片34に一体で形成されている。なお、位置決め片42は、接続片34における左右方向の全長に亘って設けられていても、接続片34における左右方向の一部に設けられていてもよい。
下部片35は、上下方向に沿う断面視でL字状に形成されている。具体的に、下部片35は、固定部45、対向部46及び補強部47が一体に形成されている。固定部45は、接続片34の前面に沿って配置されている。なお、固定部45は、接続片34に対して締結や溶接等によって固定されている。
対向部46は、固定部45の上端縁から前方に延設されている。対向部46は、上部片33に対して上下方向で対向している。本実施形態において、上部片33の下面と、対向部46の上面と、の間の間隔は、天板11の厚さよりも十分広くなっている。対向部46における前後方向の長さは、上部片33よりも短くなっている。なお、上部片33及び対向部46における前後方向の長さは、適宜変更が可能である。
補強部47は、対向部46における左右方向の両端縁から下方に延設されている。補強部47は、左右方向から見た側面視で三角形状に形成されている。すなわち、補強部47の前後方向の長さは、下方に向かうに従い漸次短くなっている。補強部47の後端縁は、固定部45に溶接等によって接続されている。
押圧部32は、対向部46における左右方向の両端部に設けられている。押圧部32は、対向部46に対して上下方向に移動可能に設けられている。各押圧部32は、雄ねじ部32aと、頭部32bと、を有している。
雄ねじ部32aは、対向部46を上下方向に貫通する雌ねじ孔(不図示)内に螺着されている。
頭部32bは、雄ねじ部32aの上端部に設けられている。頭部32bは、雄ねじ部32aに対して拡径されている。頭部32bの上端面は、上下方向に直交する平坦面に形成されている。頭部32bは、雄ねじ部32aよりも軟質な材料により形成されている。本実施形態の頭部32bは、樹脂材料やゴム材料等の弾性変形可能な材料により形成されている。なお、押圧部32は、雄ねじ部32aの下端部に押圧部32を操作可能な摘み等を設けてもよい。
装着部21は、上部片33と下部片35との間に天板11を進入させた状態で、押圧部32を回転させることで、押圧部32が天板11の下面に対して接近離間する。すなわち、各押圧部32を一方に回転させることで、各押圧部32が対向部46に対して上昇して、頭部32bが天板11の下面に接近する。これにより、上部片33と頭部32bとの間に天板11が保持される。
一方、各押圧部32を他方に回転させることで、各押圧部32が対向部46に対して下降して、頭部32bが天板11の下面から離間する。これにより、上部片33と頭部32bとの間が広がり、装着部21を天板11から取り外すことができる。
<スタンド部>
図3に示すように、スタンド部22は、支柱(支持部)51と、ブラケット(ディスプレイ取付部)52と、を備えている。
支柱51は、クランプ部31における左右方向の両端部に一対で接続されている。各支柱51は、上下方向に延在している。各支柱51は、ブラケット52を介してディスプレイDを支持している。なお、各支柱51は、ディスプレイスタンド3における左右方向の中心を通り、左右方向に直交する面に対して面対称に形成されている。したがって、以下の説明では、各支柱51のうち、右側の支柱51を例にして説明する。
図5は、ディスプレイスタンド3の平面図である。
図4、図5に示すように、支柱51は、上下方向から見た平面視で左右方向の内側に開口するC字状に形成されている。具体的に、支柱51は、側壁部65と、前壁部66と、後壁部67と、を備えている。本実施形態の支柱51(側壁部65、前壁部66及び後壁部67)の下端縁は、上部片33の上面に溶接等により接合されている。
側壁部65は、左右方向を厚さ方向として配置されている。側壁部65の下端縁は、上述した上部片33の後部において、右端部に上方から突き当たっている。本実施形態において、側壁部65の左右方向の外側を向く面は、上部片33の右端面よりも左右方向の内側に配置されている。但し、側壁部65の左右方向の外側を向く面は、上部片33の右端面と面一であってもよい。図4に示すように、側壁部65の下端縁には、下方に突出する突出片71が形成されている。突出片71は、上述した切欠き部38内に挿入されている。
前壁部66は、側壁部65の前端縁から左右方向の内側に延在している。前壁部66の下端縁は、上部片33の後部に対して上方から突き当たっている。前壁部66において、上下方向の中央部には、前壁部66を前後方向に貫通する係止孔72が形成されている。
後壁部67は、側壁部65の後端縁から左右方向の内側に延在している。後壁部67の下端縁は、上部片33の上面のうち前壁部66よりも後方に位置する部分に上方から突き当たっている。後壁部67において、上下方向の中央部よりも上方に位置する領域には、貫通孔(ベース取付部、第2支持部)73が形成されている。貫通孔73は、後壁部67を前後方向に貫通している。貫通孔73は、上下方向に間隔をあけて複数形成されている。
前壁部66において、上述した各貫通孔73に対応する位置(各貫通孔73に対して上下方向で重なる位置)には、前側切欠き部81が形成されている。前側切欠き部81は、前壁部66を前後方向に貫通するとともに、左右方向の内側に向けて開口している。前壁部66において、各前側切欠き部81間に位置する部分は、前側切欠き部81における左右方向の外側端縁から左右方向の内側に突出する前側支持片(ベース取付部、第1支持部)82を構成している。
後壁部67において、前側切欠き部81と上下方向の同位置には、後側切欠き部83が形成されている。後側切欠き部83は、後壁部67を前後方向に貫通するとともに、左右方向の内側に向けて開口している。後壁部67において、各後側切欠き部83間に位置する部分は、後側切欠き部83における左右方向の外側端縁から左右方向の内側に突出する後側支持片(ベース取付部、第1支持部)84を構成している。
なお、本実施形態では、支柱51が上部片33のみに支持された構成について説明したが、この構成に限らず、上部片33及び接続片34の双方に支持されていてもよく、接続片34のみに支持されていてもよい。
ブラケット52は、支柱51に取り付けられるとともに、支柱51の前方でディスプレイDを支持している。ブラケット52は、上下方向に間隔をあけて複数(例えば、2つ)設けられている。各ブラケット52は、何れも同様の構成とされている。したがって、以下の説明では、一のブラケット52を例にして説明する。
ブラケット52は、ベース部材200と、アーム部材201と、を備えている。
ベース部材200は、各支柱51に架け渡されるとともに、上下方向に位置変更可能に支柱51に取り付けられている。ベース部材200は、板材が屈曲されることで、左右方向から見た断面視で下方に開口するハット形状に形成されている。ベース部材200は、取付ベース(係合凸部)210と、支持ベース211a,211bと、を備えている。
図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図である。
図6に示すように、取付ベース210は、左右方向から見た断面視で下方に開口するC字状に形成されている。取付ベース210の右側端部は、一対の支柱51のうち、右側の支柱51の内側に収容されている。取付ベース210の左側端部は、一対の支柱51のうち、左側の支柱51の内側に収容されている。
取付ベース210の後壁部212において、左右方向の両端部には、後壁部212を前後方向に貫通する支柱締結孔213が形成されている。ベース部材200は、上述した貫通孔73のうち、何れかの貫通孔73を通して支柱締結孔213内にビス(締結部材)215が螺着されることで、支柱51に対して上下方向の任意の位置に取付可能に構成されている。すなわち、貫通孔73は、ビス215を介してベース部材200を支持するベース取付部(第2支持部)として機能する。
図4に示すように、取付ベース210の後壁部212において、左右方向の両端部(支柱51内に収容された部分)を回避した位置には、後壁部212を前後方向に貫通するアーム取付孔220が形成されている。アーム取付孔220は、後壁部212において左右方向の中心を間に挟んで両側に2つずつ(合計4つ)形成されている。なお、図示の例では、取付ベース210の前壁部221にも、上述した支柱締結孔213及びアーム取付孔220が形成されている(図3,6参照)。これにより、ベース部材200の前後の向きを気にすることなく、ベース部材200を支柱51に取り付けることが可能になる。但し、支柱締結孔213及びアーム取付孔220は、少なくとも後壁部212のみに形成されていればよい。
図2、図6に示すように、支持ベース211a,211bは、取付ベース210の後壁部212及び前壁部221において、左右方向の両端部を回避した位置からそれぞれ前後方向の外側に突出している。各支持ベース211a,211bのうち、前側支持ベース211aは、取付ベース210が支柱51に固定された状態において、前側切欠き部81内に進入するとともに、前側支持片82に上方から支持されている。各支持ベース211a,211bのうち、後側支持ベース211bは、取付ベース210が支柱51に固定された状態において、後側切欠き部83内に進入するとともに、後側支持片84に上方から支持されている。
アーム部材201は、板材の周囲が下方に屈曲され、下方に開口した状態で前後方向に延在している。但し、アーム部材201は、前後方向に直交する断面の一部が閉断面に形成されていてもよい。
アーム部材201は、ベース部材200に対して左右方向に位置変更可能に設けられている。本実施形態において、アーム部材201は、ベース部材200に左右一対で取り付けられている。各アーム部材201は、互いに同様の構成である。そのため、以下の説明では、一のアーム部材201を例にして説明する。
アーム部材201は、ベース部材200に上方から引っ掛かった状態で、ベース部材200から前方に延在している。アーム部材201は、上片部230と、後片部231と、側片部232と、前片部233と、が一体形成された構成である。
上片部230は、上下方向を厚さ方向として、前後方向に延在している。上片部230の後部は、ベース部材200の頂壁部222上に支持されている。上片部230の前部は、ベース部材200から前方に延在している。
図2に示すように、後片部231は、上片部230の後端縁からベース部材200の後壁部212に沿って下方に延設されている、後片部231には、後片部231を前後方向に貫通する貫通孔235が形成されている。アーム部材201は、貫通孔235を通じてアーム取付孔220にビス236を螺着することで、ベース部材200に着脱可能に取り付けられる。この際、アーム部材201は、上述したアーム取付孔220のうち、ビス236を螺着するアーム取付孔220を任意に選択することで、ベース部材200に対する左右方向の位置が変更可能になっている。なお、後片部231の下端縁は、後側支持ベース211bに上方から近接又は当接している。
側片部232は、上片部230の前部において、左右両端縁から下方に延設されている。側片部232の後端縁は、ベース部材200の前壁部221に前方から近接又は当接している。このように、本実施形態のアーム部材201は、上片部230の下面、後片部231の前面、及び側片部232の後端縁により囲まれた部分が、下方に開口して取付ベース210の上方及び前後両側から係合(収容)する係合凹部240を構成している。なお、側片部232の後部下端縁は、前側支持ベース211aに上方から近接又は当接している。なお、取付ベース210は、係合凹部240内に嵌合される構成でもよい。
図6に示すように、前片部233は、上片部230の前端縁から下方に延設されている。前片部233の下端部は、側片部232よりも下方に突出している。前片部233の下端部(側片部232よりも下方に位置する部分)には、前片部233を前後方向に貫通するディスプレイ取付孔241が形成されている。なお、本実施形態では、各ベース部材200に一対のアーム部材201がそれぞれ取り付けられているため、ディスプレイDを4箇所で取付可能になっている。
<カバー>
図3に示すように、カバー23は、カバー本体100と、フロントカバー101と、を備えている。
カバー本体100は、スタンド部22を上方、後方及び左右方向の両側から取り囲んでいる。カバー本体100は、下方及び前方に開口する箱型とされている。カバー本体100は、下端開口部を通じてスタンド部22が挿入されることで、スタンド部22に装着される。具体的に、カバー本体100は、側方カバー110と、エンドカバー111と、を有している。
側方カバー110は、前方に開口するC字状に形成されている。側方カバー110は、一対のカバー側部120と、カバー後部121と、カバー前部122と、を有している。
図2、図3に示すように、各カバー側部120は、支柱51を左右方向の外側から覆っている。各カバー側部120の下部には、前方及び下方に開口するクランプ収容部125(図3参照)が形成されている。クランプ収容部125の端縁(上端縁及び前端縁)は、クランプ部31に対して左右方向の外側に位置している。但し、クランプ収容部125の端縁のうち、上端縁が支柱51に対して左右方向の外側で上部片33の上面に支持され、前端縁が支柱51(下方延在部62)に対して左右方向の外側で接続片34の後面に支持されていてもよい。
図2に示すように、カバー後部121は、各カバー側部120の後端縁を上下方向の全長に亘って架け渡している。カバー後部121は、スタンド部22及びクランプ部31を後方からまとめて覆っている。カバー後部121の下端縁は、上述した位置決め片42の上面に上方から当接している。
図3に示すように、カバー前部122は、各カバー側部120の前端縁から左右方向の内側に突出している。各カバー前部122は、支柱51の前壁部66を前方から覆っている。カバー前部122の下端縁は、上部片33の上面に上方から支持されている。
カバー前部122において、上下方向の中央部には、カバー前部122を前後方向に貫通する係止孔130が形成されている。係止孔130は、上述した支柱51の係止孔72に正面視で重なり合っている。
エンドカバー111は、側方カバー110の上端開口部を閉塞している。エンドカバー111は、側方カバー110の上端縁に溶接等により接合されている。
図3に示すように、フロントカバー101は、支柱51の下部を前方からまとめて覆っている。具体的に、フロントカバー101は、カバープレート132と、引掛け部133と、挿入部134と、を備えている。
カバープレート132は、前後方向を厚さ方向とする板状に形成されている。カバープレート132における左右方向の両端部は、上述したカバー前部122の前方に配置される。
引掛け部133は、カバープレート132の上部において、左右両端部に形成されている。引掛け部133は、カバープレート132から後方に突出している。引掛け部133は、左右方向から見た側面視で下向きのL字状に形成されている。具体的に、引掛け部133は、カバープレート132から後方に延在した後、下方に屈曲されている。引掛け部133は、上述した係止孔72,130を通じてカバー本体100(カバー前部122)及び支柱51(前壁部66)に係止されている。
挿入部134は、カバープレート132における左右方向の中央部から下方に突出している。挿入部134は、上部片33の保持孔39内に上方から挿入されている。
<電子機器>
図1に示すように、ディスプレイDは、例えば液晶ディスプレイである。ディスプレイDにおいて、筐体D1の後面(表示面(前面)とは反対側を向く面)中央部には、例えばVESA(Video Electronics Standards Association)にて制定されたVESA FPMPMI Standardに適合した位置及び寸法のねじ穴が形成されている。但し、ディスプレイDは、情報を表示可能な構成であれば、液晶ディスプレイの他、有機ELディスプレイ等であってもよい。なお、ねじ穴の位置は、規格等の変更に伴い、適宜変更が可能である。
図6に示すように、ディスプレイDは、上述したディスプレイ取付孔241を通じてねじ穴にねじ250が螺着されることで、アーム部材201に固定される。すなわち、ディスプレイDには、各ねじ穴に対応してアーム部材201が各別に固定される。そして、上述したようにアーム部材201がベース部材200に取り付けられることで、ディスプレイDがブラケット52を介して支柱51に支持される。
ここで、図2に示すように、本実施形態のディスプレイスタンド3において、各支柱51に対して左右方向の内側に位置する部分は、配線挿通空間251を構成している。配線挿通空間251は、各ブラケット52のうち、下方に位置するブラケット52と、フロントカバー101の上端縁と、に画成された上部開口252を通じて内外が連通している。また、本実施形態において、同一のブラケット52に支持されたアーム部材201の間は、上部開口252に連通する配線案内通路253を構成している。配線案内通路253は、左右方向がアーム部材201に画成された状態で、上下方向に貫通している。
上述したディスプレイDの後面には、配線(例えば、電源ケーブルやHDMI(登録商標:High Definition Multimedia Interface)ケーブル等の入出力ケーブル)が引き出されている。例えば、ディスプレイDの後面から引き出された配線150,151は、例えば上述した配線案内通路253を通じて下方に案内された後、上部開口252を通って配線挿通空間251内に進入する。配線挿通空間251内に進入した配線150,151は、配線挿通空間251内を下方に導かれた後、クランプ部31の後方に回り込む。クランプ部31の後方に回り込んだ配線150,151は、接続片34の下部案内口41を通じて天板11の下方で、クランプ部31の内側に引き出される。クランプ部31の内側に引き出された配線150,151は、例えば各押圧部32の間を通じてクランプ部31から前方に引き出された後、下方に導かれる。なお、本実施形態では、各アーム部材201に対して左右方向の外側に位置する部分や、異なるブラケット52間において、上下方向で対向するアーム部材201同士の間にも配線150,151が通過可能になっている。
[ディスプレイスタンドの組立方法]
次に、上述したディスプレイスタンド3の組立方法について説明する。なお、以下で説明する組立方法は、あくまで一例であり、組付順等は適宜変更が可能である。
まず、天板11の外周端部に対して装着部21をセットする。具体的には、上部片33と押圧部32との間に天板11の外周端部を挿入した後、押圧部32を一方に回転させる。すると、各押圧部32が上部片33に接近することで、各押圧部32と上部片33との間に天板11が挟持される。
次に、ベース部材200を支柱51に取り付ける。ベース部材200は、支持ベース211a,211bと支持片82,84とが干渉しないように、例えば左右方向を軸として傾けた状態で、各支柱51の内側に上方から挿入する。その後、ベース部材200がディスプレイDのねじ穴の高さに到達した時点で、ベース部材200を正規の状態(支持ベース211a,211bが水平面内に位置する状態)に戻す。これにより、支持ベース211a,211bが支持片82,84にそれぞれ下方から支持される。その後、貫通孔73を通じてビス215を支柱締結孔213に締結することで、ベース部材200が支柱51に取り付けられる。
次に、ディスプレイDの各ねじ穴の位置に合わせて、アーム部材201をディスプレイDに取り付ける。具体的には、アーム部材201のディスプレイ取付孔241を通じてねじ穴にビス250を螺着する。これにより、各ねじ穴に対応してディスプレイDにアーム部材201が取り付けられる。
続いて、アーム部材201をベース部材200に取り付ける。具体的には、ディスプレイDを持ち上げ、アーム部材201の係合凹部240を対応するベース部材200の取付ベース210に上方から引っ掛ける。これにより、アーム部材201の係合凹部240内に取付ベース210が収容される。すなわち、アーム部材201は、上片部230が取付ベース210の頂壁部222に下方から支持されるとともに、後片部231及び側片部232が支持ベース211a,211bや後壁部212、前壁部221に支持された状態で、ベース部材200に保持される。次に、アーム部材201の貫通孔235と、ベース部材200のアーム取付孔220と、が前後方向で連通するように、ベース部材200に対するアーム部材201の左右方向の位置を調整する。その後、貫通孔235を通じてアーム取付孔220にビス236を螺着する。これにより、ディスプレイDがブラケット52を介して支柱51に取り付けられる。
次に、ディスプレイDと他の電子機器(例えば、パソコンやコンセント)との間で、上述したように配線150,151の接続を行った後、スタンド部22にカバー23を取り付ける。具体的に、カバー本体100の下端開口部を通じて、カバー本体100内にスタンド部22を挿入する。フロントカバー101は、上端部を後方に傾けた状態で、ディスプレイDとスタンド部22との間に差し入れる。その後、フロントカバー101の引掛け部133を係止孔72,130に挿入した後、フロントカバー101を上方にスライドさせながら起こす。そして、フロントカバー101を下方にスライドさせることで、挿入部134を保持孔39内に挿入する。
以上により、ディスプレイスタンド3が天板11に取り付けられる。
このように、本実施形態において、ブラケット52は、上下方向の位置を変更可能に支柱51に取り付けられたベース部材200と、左右方向の位置を変更可能にベース部材200に取り付けられるとともに、前端部においてディスプレイDが取り付けられるアーム部材201と、を備えている。アーム部材201は、ディスプレイDに形成された複数のねじ穴に各別に取り付けられている。
この構成によれば、ディスプレイDの各ねじ穴に対応してアーム部材201を設けることで、一つのブラケットがディスプレイに対して複数箇所で取り付けられる構成に比べて、アーム部材201とディスプレイDとの対向面積を小さくできる。その上、ベース部材200及びアーム部材201によって、支柱51に対する上下方向及び左右方向に位置を変更することで、ねじ穴や配線とブラケット52との干渉を抑制できる。その結果、種類やサイズの異なる種々のディスプレイDをディスプレイスタンド3に取り付けることが可能になる。
本実施形態では、ベース部材200は上方に向けて凸の取付ベース210を備え、アーム部材201は取付ベース210に上方から係合する係合凹部240を備えている構成とした。
この構成によれば、アーム部材201がベース部材200に対して下方及び前後両側から支持される。これにより、ベース部材200に対してアーム部材201を安定的かつ強固に取り付けることが可能になる。そのため、ディスプレイDを安定して支持できる。
また、アーム部材201をベース部材200に締結等により取り付けるにあたって、先に係合凹部240を取付ベース210に係合させておくことで、アーム部材201をベース部材200に仮保持させておくことができる。これにより、アーム部材201の組付性を向上させることもできる。
本実施形態では、ベース部材200を取付可能なベース取付部(支持片82,84や貫通孔73)が支柱51に上下方向に間隔をあけて形成され、ベース部材200は、複数のベース取付部のうち、選択したベース取付部に取り付けられた状態で、一対の支柱51間に架け渡されている構成とした。
この構成によれば、複数のベース取付部の中から選択してベース部材200を取り付けることで、支柱51に対するベース部材200の上下位置を容易に変更することができる。
本実施形態では、支柱51にベース部材200を取り付けるベース取付部として、支持片82,84によりベース部材200を下方から支持するとともに、貫通孔73を通じてベース部材200に後方からビス215が締結される構成とした。
この構成によれば、ベース部材200が支柱51に下方及び後方から支持される。これにより、支柱51に対してベース部材200を安定して取り付けることができる。
本実施形態では、支柱51の前後両端部に支持片82,84が形成されているため、ベース部材200の前後両側が下方から支持される。これにより、ベース部材200が支柱51により安定して支持される。
本実施形態では、アーム部材201がベース部材200に対して後方から締結される構成とした。
この構成によれば、アーム部材201がディスプレイDの取り付けられる側(前側)とは反対側からベース部材200に取り付けられるので、組付性の向上を図ることができる。
本実施形態では、天板11の外周端部を上下方向に挟んだ状態で天板11に着脱可能に装着される装着部21を備え、支柱51が装着部21から上方に延在している構成とした。
この構成によれば、天板11の下方にディスプレイスタンド3の脚部等が配設されないので、ユーザの下肢とディスプレイスタンド3との干渉を抑制して、ユーザの下肢空間を確保できる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。図7は、第2実施形態に係るディスプレイスタンド3の分解斜視図である。本実施形態では、ブラケット300が支柱51の前側のみで支持されている点で、上述した第1実施形態と相違している。以下の説明では、上述した第1実施形態に対応する構成については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図7に示すディスプレイスタンド3において、支柱51の前壁部66には、前壁部66を前後方向に貫通する係止孔(ベース取付部、第1支持部)310が形成されている。係止孔310は、上下方向に延びるスリット状に形成されている。係止孔310は、上下方向に間隔をあけて複数形成されている。本実施形態では、上下に並んだ2つの係止孔310が一組の係止孔組310Aを構成している。
前壁部66において、係止孔310に対して左右方向の内側に位置する部分には、前壁部66を前後方向に貫通する貫通孔(ベース取付部、第2支持部)311が形成されている。貫通孔311は、係止孔310の配列ピッチの2倍のピッチで上下方向に並んでいる。すなわち、貫通孔311は、各係止孔組310Aを構成する係止孔310のうち、下方に位置する係止孔310に対して左右方向の内側に配置されている。
前壁部66における左右方向の内側端部には、後方に延びる内向壁部315が形成されている。なお、本実施形態において、後壁部67は、前壁部66に対して左右方向の幅が短くなっている。上述した貫通孔311は、前壁部66において、後壁部67よりも左右方向の内側に位置する部分に形成されている。これにより、貫通孔311が支柱51の後方から露出している。
図8は、スタンド部22におけるブラケット300周辺を後方から見た斜視図である。
図8、図9に示すように、ブラケット300のベース部材320は、支柱51間を架け渡すブリッジ部321と、ブリッジ部321における左右方向の両端部に形成された連結部322と、が一体に形成されて構成されている。
図9は、図8のIX−IX線に相当する断面図である。
図9に示すように、ブリッジ部321は、断面視において前方に向けて開口するC字状に形成されている。ブリッジ部321の後壁部324において、左右方向の両端部には、上述した第1実施形態と同様にアーム取付孔220が形成されている。ブリッジ部321において、頂壁部326は底壁部327よりも前方に突出している。
連結部322は、平面視でL字状に形成されている。具体的に、連結部322は、前向片330と、横向片331と、を備えている。
前向片330は、ブリッジ部321における左右方向の両端部から、上述した内向壁部315に沿って前方に延在している。
横向片331は、前向片330の前端部から左右方向の外側に屈曲されている。
図7、図8に示すように、横向片331は、支柱51の前壁部66に対して前方に配置される。横向片331における左右方向の外側端部には、フック部332が形成されている。フック部332は、横向片331から後方に突出している。フック部332は、上下方向に間隔をあけて2つ配設されている。各フック部332は、上述した複数の係止孔組310Aのうち、何れかの係止孔組310Aを構成する係止孔310に各別に係止される。
図7に示すように、横向片331のうち、フック部332に対して左右方向の内側に位置する部分には、支柱締結孔335が形成されている。支柱締結孔335は、横向片331を前後方向に貫通している。支柱締結孔335には、フック部332が係止された係止孔組310Aに対応する貫通孔311を通じてビス337が螺着される。これにより、ベース部材320は、支柱51に対して上下方向の位置が変更可能になっている。
図8、図9に示すように、ブラケット300のアーム部材350は、ベース部材320上に支持された状態で、ベース部材320から前方に延在している。具体的に、アーム部材350は、前方延在部351と、ベース取付片352と、ディスプレイ取付片353と、を備えている。
前方延在部351は、上方に開口するU字状に形成されている。前方延在部351の後部において、下壁部351aは、ベース部材320の頂壁部326上に支持されている。
ベース取付片352は、下壁部351aの後端縁からベース部材320の後壁部324に沿って下方に延設されている。ベース取付片352には、ベース取付片352を前後方向に貫通する貫通孔355が形成されている。アーム部材350は、貫通孔355を通じてアーム取付孔220にビス356を螺着することで、ベース部材320に着脱可能に取り付けられる。この際、アーム部材350は、上述したアーム取付孔220のうち、ビス356を螺着するアーム取付孔220を任意に選択することで、ベース部材320に対する左右方向の位置が変更可能になっている。
図9に示すように、ディスプレイ取付片353は、下壁部351aの前端縁から上方に延設されている。ディスプレイ取付片353の左右両端縁は、前方延在部351の前側開口縁に溶接等によって接合されていることが好ましい。ディスプレイ取付片353には、ディスプレイ取付片353を前後方向に貫通するディスプレイ取付孔360が形成されている。ディスプレイDは、上述したディスプレイ取付孔360を通じてねじ穴にねじ250が螺着されることで、アーム部材350に固定される。このように、アーム部材350がベース部材320に取り付けられることで、ディスプレイDがブラケット300を介して支柱51に支持される。
本実施形態のディスプレイスタンド3を組み立てるには、上述した第1実施形態と同様に、天板11の外周端部に対して装着部21をセットした後、ベース部材320を支柱51に取り付ける。具体的には、各係止孔組310Aのうち、ディスプレイDのサイズに応じて選択した係止孔組310Aに対してベース部材320のフック部332を前方から挿入する。その後、ベース部材320を支柱51に対して下降させることで、フック部332が係止孔310に係止される。続いて、支柱51の後方から貫通孔311を通じて、支柱締結孔335にビス337を螺着する。これにより、ベース部材320が支柱51に取り付けられる。
次に、第1実施形態と同様に、ディスプレイDに上下・左右に互いに離間して設けられた各ねじ穴の位置に合わせて、アーム部材350をディスプレイDに取り付ける。続いて、アーム部材350をベース部材320に取り付ける。具体的には、ディスプレイDを持ち上げ、アーム部材350を対応するベース部材320のブリッジ部321に上方から引っ掛ける。次に、アーム部材350の貫通孔355と、ベース部材320のアーム取付孔220と、が前後方向で連通するように、ベース部材320に対するアーム部材350の左右方向の位置を調整する。その後、貫通孔355を通じてアーム取付孔220にビス356を螺着する。これにより、ディスプレイDがブラケット300を介して支柱51に取り付けられる。
本実施形態では、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することに加え、以下の作用効果を奏する。
すなわち、ベース部材320が支柱51に対して前側から組み付けられるので、組立効率の向上を図ることができる。
(その他の変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、天板付什器等に連結される什器着脱タイプのディスプレイスタンド3を例にして説明したが、この構成に限られない。本発明に係るディスプレイスタンドは、支持部が床面に接地する自立タイプのディスプレイスタンドにも適用が可能である。また、什器着脱タイプのディスプレイスタンドにおいて、装着部は、天板11に着脱可能に挟持される構成でもよく、天板11の上面や下面、脚部等に固定される構成でもよい。
上述した実施形態では、天板付什器2としてテーブルを例にして説明したが、この構成のみに限られない。ディスプレイスタンド3が装着される天板付什器としては、キャビネット等であってもよい。
上述した実施形態では、ベース部材200が支柱51に対して上下方向に位置変更可能に構成され、アーム部材201がベース部材200に対して左右方向に位置変更可能に構成された場合について説明したが、この構成に限られない。ベース部材が支持部に対して左右方向に位置変更可能に構成され、アーム部材がベース部材に対して上下方向に位置変更可能に構成されていてもよい。また、ベース部材やアーム部材は、位置変更可能な構成であれば、スライド移動等の無段階調整が可能に構成されていてもよい。
上述した実施形態では、アーム部材201の係合凹部240が、取付ベース210(係合凸部)に上方から係合することで、アーム部材201が下方及び前後両側から取付ベース210に支持される構成について説明したが、この構成に限られない。ベース部材200とアーム部材201の取付方法は、適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、ベース部材200が上下方向及び前後方向で支持される構成について説明したが、この構成に限らず、上下方向及び前後方向の何れか一方向で支持される構成でもよい。
上述した実施形態では、一対のベース部材200に、それぞれ一対のアーム部材201が取り付けられ、ディスプレイDの4箇所でアーム部材201が取り付けられる構成について説明したが、この構成に限られない。アーム部材は、ディスプレイDに形成された複数の固定部(ねじ穴)に対して、各別に取り付けられればよい。
上述した実施形態では、支持部として一対の支柱51を有する構成について説明したが、この構成に限られない。支持部は、1本の支柱等であってもよい。また、支持部は、上下方向に直線状に延在する構成に限られない。
上述した実施形態では、支柱51の内側に配線挿通空間251が形成された構成について説明したが、この構成に限られない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
2…天板付什器
3…ディスプレイスタンド
11…天板
21…装着部
22…スタンド部(支持部)
52,300…ブラケット(ディスプレイ取付部)
73…貫通孔(ベース取付部、第2支持部)
82…前側支持片(ベース取付部、第1支持部)
84…後側支持片(ベース取付部、第1支持部)
200…ベース部材
201…アーム部材
210…取付ベース(係合凸部)
213…支柱締結孔
215…ビス(締結部材)
310…係止孔(ベース取付部、第1支持部)
311…貫通孔(ベース取付部、第2支持部)

Claims (7)

  1. 上下方向に延びる支持部と、
    前記支持部に取り付けられるとともに、前記支持部の前方でディスプレイを支持するディスプレイ取付部と、を備え、
    前記ディスプレイ取付部は、
    上下方向及び左右方向のうち、第1方向での位置を変更可能に前記支持部に取り付けられたベース部材と、
    上下方向及び左右方向のうち、第2方向での位置を変更可能に前記ベース部材に取り付けられるとともに、前記ベース部材から前方に延在し、前端部において前記ディスプレイが取り付けられるアーム部材と、を備え、
    前記アーム部材は、前記ディスプレイに形成された複数の固定部に各別に取り付けられるように複数設けられているディスプレイスタンド。
  2. 前記ベース部材は、上方に向けて凸の係合凸部を備え、
    前記アーム部材は、前記係合凸部に上方から係合する係合凹部を備えている請求項1に記載のディスプレイスタンド。
  3. 前記支持部は、上下方向に延在するとともに、左右方向で対向する一対の支柱を備え、
    一対の前記支柱には、前記ベース部材を取付可能なベース取付部が上下方向に間隔をあけて形成され、
    前記ベース部材は、複数の前記ベース取付部のうち、選択した前記ベース部材に取り付けられた状態で、一対の前記支柱間に架け渡されている請求項1又は請求項2に記載のディスプレイスタンド。
  4. 前記ベース取付部は、
    前記ベース部材を下方から支持する第1支持部と、
    締結部材を介して前記ベース部材に後方から締結される第2支持部と、を備えている請求項3に記載のディスプレイスタンド。
  5. 前記第1支持部は、前記支柱の前後両端部に形成されている請求項4に記載のディスプレイスタンド。
  6. 前記アーム部材は、前記ベース部材に後方から締結される請求項1から請求項5の何れか1項に記載のディスプレイスタンド。
  7. 天板付什器における天板の端部を上下方向に挟んだ状態で、前記天板に着脱可能に装着される装着部を備え、
    前記支持部は、前記装着部から上方に延在している請求項1から請求項6の何れか1項に記載のディスプレイスタンド。
JP2018203239A 2018-10-29 2018-10-29 ディスプレイスタンド Pending JP2020071272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018203239A JP2020071272A (ja) 2018-10-29 2018-10-29 ディスプレイスタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018203239A JP2020071272A (ja) 2018-10-29 2018-10-29 ディスプレイスタンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020071272A true JP2020071272A (ja) 2020-05-07

Family

ID=70549531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018203239A Pending JP2020071272A (ja) 2018-10-29 2018-10-29 ディスプレイスタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020071272A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150048224A1 (en) Spring tension device for supporting a television
JP2012100871A (ja) ディスプレイ用スタンド
JP7272779B2 (ja) 物品スタンド
JP2016107168A (ja) 実験用什器の配線構造
JP2000287760A (ja) テーブルにおけるオプション取付装置
JP2015085032A (ja) テーブル装置
JP2020071272A (ja) ディスプレイスタンド
JP2011177586A (ja) 机上パネルの取付装置
JP4274065B2 (ja) 支持部材の取付装置
JP7240849B2 (ja) 電子機器スタンド
KR20220064261A (ko) 하단 고정 깊이조절 모니터 거치대용 구조체 및 이를 포함하는 병원침대용 모니터 거치대
JP4763426B2 (ja) 棚板の取付構造、およびこの棚板を備えるナースステーション等用什器
JP6478389B2 (ja) ディスプレイ支持什器
JP2007044180A (ja)
JP6494077B2 (ja) テーブル什器
JP2016090652A (ja) ディスプレイ支持什器
JP6899310B2 (ja) ディスプレイ支持什器
JP5304014B2 (ja) 机上パネルの取付装置
JP5334628B2 (ja) パネル装置
JP4358600B2 (ja) 机における配線処理装置
KR20140123806A (ko) 디스플레이장치용 지지장치
JP5780198B2 (ja) テーブル、デスクにおける配線装置
JP2018166960A (ja) 物品載置棚装置
JP2001135949A (ja) 配線収納装置
JP2002153330A (ja) 天板の後端縁における配線受け樋装置