JP2020070905A - 積層型ガスケット - Google Patents

積層型ガスケット Download PDF

Info

Publication number
JP2020070905A
JP2020070905A JP2018206964A JP2018206964A JP2020070905A JP 2020070905 A JP2020070905 A JP 2020070905A JP 2018206964 A JP2018206964 A JP 2018206964A JP 2018206964 A JP2018206964 A JP 2018206964A JP 2020070905 A JP2020070905 A JP 2020070905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
recess
locking
hole
locking portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018206964A
Other languages
English (en)
Inventor
勝磨 今井
Katsuma Imai
勝磨 今井
美保 久保田
Miho Kubota
美保 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2018206964A priority Critical patent/JP2020070905A/ja
Publication of JP2020070905A publication Critical patent/JP2020070905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

【課題】複数のプレートを締結する際の応力を緩和して締結を容易になし得る技術を提供すること。【解決手段】複数のプレートが積層された積層型ガスケットであって、凸部(13)を有する第1のプレート(10)と、凸部(13)をはめ合わせ可能な貫通孔又は凹部(23)を有する第2のプレート(20)とを備え、第2のプレート(20)は、貫通孔又は凹部(23)の周縁に切欠き部(25)を有する積層型ガスケット(30)とする。【選択図】図5

Description

本発明は、複数のプレートにより形成される積層型ガスケットに関する。
一般に、自動車等のエンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの接合部には、シリンダの内圧を確保しつつ、冷却水又はエンジンオイルのシリンダへの流入を防ぐためにガスケットが用いられている。
このようなガスケットとして、要求される厚み及びシール性を考慮し、複数の金属プレートが積層された積層型ガスケットを使用することがある。
複数の金属プレートを積層して締結する方法としては、ハトメ又はリベット等の締結用部品を用いる方法、締結用設備であるプレス加工機によるプレス加工及び溶接機によるスポット溶接を例示することができる。
従来技術の一例である特許文献1には、二枚の金属プレートを相互にずれが生じないように精度よく重ね合わせて接合することを目的として、一方向に長い2枚の金属プレートを積層し、両金属プレートの長手方向両端部付近に互いに嵌入係止する凹凸係止部を設け、この凹凸係止部の近辺において、一方の金属プレートの板縁に突設した突片を他方の金属プレート上に折り返してクリンチ部を設け、このクリンチ部における突片の折り目線を、凹凸係止部から放射方向に向く線に沿う方向に設けることで、締結用部品及び締結用設備を用いることなく二枚の金属プレートを積層して締結可能な技術が開示されている。
この特許文献1の図2には、エンボス加工により形成した凸部及び凹部を互いにはめ合わせる形態が示されており、図4には、凸部が貫通孔である凹部にはめ入れられる形態が示されている。
特開平8−178073号公報
一方のプレートの凸部を他方のプレートの凹部にはめる際には、はめる部分における応力を緩和して締結を容易になし得る技術が望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のプレートを締結する際の応力を緩和して締結を容易に行い得る技術を提供することを目的とする。
上述の課題を解決して目的を達成する本発明は、複数のプレートが積層された積層型ガスケットであって、凸部を有する第1のプレートと、前記凸部をはめ合わせ可能な貫通孔又は凹部を有する第2のプレートとを備え、前記第2のプレートは、前記貫通孔又は前記凹部の周縁に切欠き部を有することを特徴とする積層型ガスケットである。
上記構成の積層型ガスケットにおいて、前記切欠き部は、前記貫通孔又は前記凹部の輪郭線に沿って形成された複数のスリットであることが好ましい。
上記構成の積層型ガスケットにおいて、前記切欠き部は、前記貫通孔又は前記凹部の輪郭線から外方へ切り込まれた部分であることが好ましい。
本発明によれば、複数のプレートを積層する際の応力を緩和して締結を容易に行うことができる、という効果を奏する。
実施形態に係る積層型ガスケットの第1のプレートを示す平面図である。 実施形態に係る積層型ガスケットの第2のプレートを示す平面図である。 図1に示す係止部の拡大平面図である。 図3Aに示すA1−A2における拡大断面図である。 図2に示す係止部の拡大平面図である。 図4Aに示すB1−B2における拡大断面図である。 実施形態に係る積層型ガスケットの分離状態を示す部分断面図である。 実施形態に係る積層型ガスケットの取付状態を示す部分断面図である。 実施形態に係る積層型ガスケットの取付状態の詳細を説明するための図である。 第1の変形例である係止部を示す図である。 第2の変形例である係止部を示す図である。 第3の変形例である係止部を示す図である。 第4の変形例である係止部を示す図である。 第5の変形例である係止部を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。
ただし、本発明は、以下の実施形態の記載によって限定解釈されるものではない。
<実施形態>
図1は、本実施形態に係る積層型ガスケットの第1のプレート10を示す平面図である。
図1に示す第1のプレート10は、互いの対頂点となる位置に一対の係止部14が設けられた点対称の形状であり、第1のプレート10の中央には開口部11が設けられ、開口部11の周縁にはボルト孔12が4つ設けられ、一対の係止部14には凸部13が設けられている。
図2は、本実施形態に係る積層型ガスケットの第2のプレート20を示す平面図である。
図2に示す第2のプレート20は、図1に示す第1のプレート10と同様に、互いの対頂点となる位置に一対の係止部24が設けられた点対称の形状であり、第2のプレート20の中央には開口部21が設けられ、開口部21の周縁にはボルト孔22が4つ設けられている。
そして、第2のプレート20の一対の係止部24には凹部23が設けられ、凹部23の各々の周縁には切欠き部25が2つ設けられている。
第1のプレート10と第2のプレート20の締結時には、第1のプレート10の係止部14と第2のプレート20の係止部24とをはめ合わせる。
ここで、係止部14と係止部24とは、凸部13が凹部23にはめこまれることで結合される。
なお、第1のプレート10と第2のプレート20とは、後の工程において、ボルト孔12及びボルト孔22を挿通する、図示しないボルトによって固定される。
そのため、係止部14と係止部24とのはめ合わせは、このボルトによって後に固定されるまで、第1のプレート10と第2のプレート20とを仮留めすることができればよく、強固に固定することを要しない。
また、係止部14は第1のプレート10の外側の領域に設けられ、係止部24は第2のプレート20の外側の領域に設けられているため、第1のプレート10と第2のプレート20とを重ね合わせた積層ガスケットのシール性に影響を与えない。
図3Aは、図1に示す係止部14の拡大平面図であり、図3Bは、図3Aに示すA1−A2における拡大断面図である。
図3Bに示すように、凸部13は下に凸となるように形成されている。
図4Aは、図2に示す係止部24の拡大平面図であり、図4Bは、図4Aに示すB1−B2における拡大断面図である。
図4Bに示すように、凹部23は貫通孔である。
また、切欠き部25も、凹部23と同様の貫通孔である。
図5は、本実施形態に係る積層型ガスケット30の分離状態を示す部分断面図である。
図5においては、第2のプレート20の方向に向いた凸部13と、凹部23とが重なるように配置されている。
図5に示すように、分離状態においては、凸部13は、凹部23よりも大きい。
図6は、本実施形態に係る積層型ガスケット30の取付状態を示す部分断面図である。
上述のように、凸部13は凹部23よりも大きいものの、第2のプレート20の切欠き部25によって、凸部13をはめ込む際の応力を緩和することができるため、締結を容易に行うことができる。
図7は、本実施形態に係る積層型ガスケット30の取付状態の詳細を説明するための図である。
図7においては、一点鎖線の左側に係止部14が示され、一点鎖線の右側に係止部24が示されている。
係止部24において、凹部23と切欠き部25との間には緩和部242が配されており、切欠き部25が設けられていない部分には架橋部241が設けられている。
凹部23に凸部13が挿入されると、細幅の緩和部242がP方向及びP方向に引っ張られ、緩和部242が僅かに伸び、凹部23の径がP方向に僅かに拡大し、これによって凸部13が凹部23にスムーズに挿入される。
このように、凸部13を凹部23にはめこむ際の応力を緩和することができ、これにより、切欠き部25よりも外側に歪みを生じることなく第1のプレート10と第2のプレート20とを積層して締結することができる。
なお、第2のプレート20では、凹部23の各々には切欠き部25が2つ設けられているが、本発明において、切欠き部の数は特定の数に限定されるものではない。
図8Aは、係止部24の第1の変形例である係止部24aを示す図である。
図8Aに示す係止部24aには、凹部23の輪郭線に沿って形成された切欠き部25aが3つ設けられている。
図8Bは、係止部24の第2の変形例である係止部24bを示す図である。
図8Bに示す係止部24bには、凹部23の輪郭線に沿って形成された切欠き部25bが4つ設けられている。
このように、切欠き部の数は2つ以上とし、特定の数に限定されるものではないが、切欠き部の数は2つ又は3つよりも4つが好ましい。
これは、切欠き部の数が4つであると、切欠き部の数が2つ又は3つの場合よりも切欠き部の周方向の大きさが小さくなり、切欠き部の形成後に変形しにくく、安定した締結を容易に行うことができるからである。
しかしながら、切欠き部の数が過多であると各架橋部が細くなるため、切欠き部の数は8以下とすることが好ましい。
また、第2のプレート20では、切欠き部25は凹部23の輪郭線に沿って形成されたスリットであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、切欠き部25は、凸部13が凹部23にはめこまれた際に、凹部23に接する部分の変形するためのスペースを確保するものであり、この変形が第2のプレート20の全体に及ぶことを防ぐことができれば、特定の形状に限定されるものではない。
切欠き部25は、例えば、凹部23の輪郭線から外方へ切り込まれた形状であってもよく、凹部23と切欠き部25とは、連なって設けられていてもよい。
図9Aは、係止部24の第3の変形例である係止部24cを示す図である。
図9Aに示す係止部24cには、凹部23の輪郭線から連なって外方へ切り込まれた切欠き部25cが4つ設けられている。
図9Bは、係止部24の第4の変形例である係止部24dを示す図である。
図9Bに示す係止部24dには、凹部23の輪郭線から連なって外方へ切り込まれた切欠き部25dが6つ設けられている。
このように、凹部23の輪郭線から連なって外方へ切り込まれた切欠き部が設けられる場合にも、切欠き部の数は特定の数に限定されるものではない。
ただし、切欠き部の数が2つである場合には、凸部13が凹部23にスムーズに挿入できないおそれがあるため、凹部23の輪郭線から連なって外方へ切り込まれた切欠き部が設けられる場合には、切欠き部の数は3つ以上とすることが好ましい。
更には、凹部23は、貫通孔により形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、凹みであってもよい。
図10は、係止部24の第5の変形例である係止部24eを示す図である。
図10に示す係止部24eに設けられた凹部23eは凹みであり、例えばエンボス加工により形成することができる。
本実施形態によれば、上述のように締結用部品及び締結用設備を用いることなく複数のプレートを締結する際の応力を緩和することができる。
また、本実施形態によれば、複数のプレートを簡単に仮留めすることができる。
更には、本実施形態によれば、複数のガスケットの各々の平面形状が線対称ではなく点対称であるため、積層時の誤組付を抑制することができる。
10 第1のプレート
11 開口部
12 ボルト孔
13 凸部
14 係止部
20 第2のプレート
21 開口部
22 ボルト孔
23,23e 凹部
24,24a,24b,24c,24d,24e 係止部
241 架橋部
242 緩和部
25,25a,25b,25c,25d 切欠き部
30 積層型ガスケット

Claims (3)

  1. 複数のプレートが積層された積層型ガスケットであって、
    凸部を有する第1のプレートと、
    前記凸部をはめ合わせ可能な貫通孔又は凹部を有する第2のプレートとを備え、
    前記第2のプレートは、前記貫通孔又は前記凹部の周縁に切欠き部を有することを特徴とする積層型ガスケット。
  2. 前記切欠き部は、前記貫通孔又は前記凹部の輪郭線に沿って形成された複数のスリットであることを特徴とする請求項1に記載の積層型ガスケット。
  3. 前記切欠き部は、前記貫通孔又は前記凹部の輪郭線から外方へ切り込まれた部分であることを特徴とする請求項1に記載の積層型ガスケット。
JP2018206964A 2018-11-02 2018-11-02 積層型ガスケット Pending JP2020070905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018206964A JP2020070905A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 積層型ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018206964A JP2020070905A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 積層型ガスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020070905A true JP2020070905A (ja) 2020-05-07

Family

ID=70547521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018206964A Pending JP2020070905A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 積層型ガスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020070905A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7703775B2 (en) Metal gasket for cylinder head
KR100305472B1 (ko) 개스킷 및 그 제조방법
US7588252B2 (en) Gasket
US4813691A (en) Unitized multi-layered gasket and method of making same
US5601292A (en) Metal gasket assembly with shims
US5568932A (en) Metal gasket assembly with shims
KR100690263B1 (ko) 금속적층형 실린더 헤드 개스킷
KR101118373B1 (ko) 금속판의 결합부
JP4223023B2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JP4783606B2 (ja) シリンダーヘッド用積層型メタルガスケット
JP4137146B2 (ja) ガスケット
JP2020070905A (ja) 積層型ガスケット
JP5465038B2 (ja) シリンダーヘッド用メタルガスケットの製造方法及びシリンダーヘッド用メタルガスケット
KR100692513B1 (ko) 실린더 헤드 개스킷
JP3874995B2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JP2006125312A (ja) シリンダーヘッド用メタルガスケット
JP5729353B2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JP4519055B2 (ja) シリンダーヘッド用メタルガスケット
JP2001182834A (ja) 金属積層形ガスケット
KR100474039B1 (ko) 금속적층형 개스킷
JP4243113B2 (ja) シリンダーヘッド用メタルガスケット
KR20090003609A (ko) 낌방지 적층형 가스켓
JPH055333Y2 (ja)
JP4907565B2 (ja) 金属積層形シリンダヘッドガスケット
JP2002031237A (ja) 金属ガスケット