JP2020070606A - ロールスクリーン構造体、オーニング装置およびベランダ構造 - Google Patents
ロールスクリーン構造体、オーニング装置およびベランダ構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】使用者の要望に合わせてシート材の高さ位置を簡単に調節することが可能なロールスクリーン構造体、オーニング装置およびベランダ構造を提供すること。【解決手段】ロールスクリーン構造体(10)は、ホルダ(11)と、ロール状に巻かれて、ホルダ(11)から下方に向かって引き出し可能に設けられたシート材(14)と、シート材(14)の先端に取り付けられた先端骨材(18)と、先端骨材(18)とホルダ(11)との間に位置し、シート材(14)の幅方向に沿って延び、上下動自在に設けられた中間骨材(17)とを備えている。【選択図】図6
Description
この発明は、ロールスクリーン構造体、オーニング装置およびベランダ構造に関する。
一般的に、軒先がある建物は、ある程度雨よけや日よけをすることが可能であるが、軒先がない建物は、雨よけや日よけをすることができない。従来から、軒先の有無に関わらず、雨よけや日よけをする技術が知られている。
たとえば、特開平7−88289号公報(特許文献1)には、窓枠の上方に折りたたみ可能に設けられた屋根付き簡易物干しが開示されている。屋根付き物干しは、窓枠の上方にシェード収納部が取り付けられ、窓枠の両側に設けられる一対のアームの先端に掛け渡されたロッドにシェードの先端が取り付けられ、一対のアームを水平にすることで、シェードが斜めに延びて雨除けになることが開示されている。
また、特開2014−100446号公報(特許文献2)には、ベランダの天井にロールスクリーンを取り付け、引き出したロールスクリーンを物干し杆に取り付けることが開示されている。
さらに、実用新案登録第3054909号公報(特許文献3)には、ロールスクリーンを物干し杆に取り付け、引き出したロールスクリーンをベランダに取り付けることが開示されている。
特許文献1の簡易物干しは、シェードをシェード収納部に収納するか、屋根のように広げることしかできない。そのため、たとえば雨が強い場合、窓の全体を覆って目隠しとしたい場合などは、特許文献1の簡易物干しでは対応することができない。
また、特許文献2,3の装置は、ベランダの上下方向全体を覆うか、覆わないかしか選択することができない。そのため、窓の一部を覆わないでおきたい場合などは、特許文献2,3の装置では対応することができない。このように、従来の装置では、使用者の要望に沿った使用をすることができなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は使用者の要望に合わせてシート材の高さ位置を簡単に調節することが可能なロールスクリーン構造体、オーニング装置およびベランダ構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るロールスクリーン構造体は、ホルダと、ロール状に巻かれて、ホルダから下方に向かって引き出し可能に設けられたシート材と、シート材の先端に取り付けられた先端骨材と、先端骨材とホルダとの間に位置し、シート材の幅方向に沿って延び、上下動自在に設けられた中間骨材とを備えている。
好ましくは、中間骨材は、シート材を挟んで表側に設けられる表側部材と、裏側に設けられる裏側部材とを含む。
好ましくは、ホルダは、シート材をロール状に巻き付ける主ロールと、主ロールから離れて位置し、シート材の送り出し方向を転換させる中継ロールとを含む。
好ましくは、ホルダは、底面に開口部を有する箱状体であり、開口部は、中継ロールの下方に設けられ、中継ロールと開口部との間には、先端骨材と中間骨材とが収納される。
好ましくは、シート材を収納方向に付勢するバネをさらに備え、ホルダは、シート材の収納時に、中間骨材の上面に当接するストッパ部を有し、中間骨材がストッパ部に当接した状態において、先端骨材の下面は、ホルダの開口部の高さ位置と面一、または、開口部よりも奥まって位置する。
本発明の一態様に係るオーニング装置は、建物の外壁に形成された開口枠の上部枠に沿って設けられるホルダと、ロール状に巻かれて、ホルダから下方に向かって引き出し可能に設けられたシート材と、シート材の先端に取り付けられた先端骨材と、先端骨材とホルダとの間に位置し、シート材の幅方向に沿って延び上下動自在に設けられた中間骨材と、建物の開口枠の両側枠に沿って設けられ、外壁に沿う位置と、外壁からほぼ垂直に立ち上がる位置とに位置変更可能に設けられる一対の支持部材とを備え、中間骨材と一対の支持部材の先端は、互いに係合し合う係合部および被係合部を含む。
支持部材は、物干し杆の先端を移動可能に受け入れる溝部を含む。
本発明の一態様に係るベランダ構造は、オーニング装置と、建物の外壁から屋外に向かって張り出す床面と、床面の先端位置から上方に立ち上がって延びる手摺部とを備え、先端骨材と手摺部の先端部とは、互いに係合し合う係合部および被係合部を含む。
本発明によれば、使用者の要望に合わせてシート材の高さ位置を簡単に調節することが可能なロールスクリーン構造体、オーニング装置およびベランダ構造を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<ベランダ構造について>
図1,2を参照しながら、本実施の形態に係るベランダ構造1について説明する。図2において、矢印A1で示す方向は上下方向であり、矢印A2で示す方向は屋外方向であり、その反対方向は屋内方向である。なお、図2におけるロールスクリーン構造体10は、理解容易のため、透視図にして示す。
図1,2を参照しながら、本実施の形態に係るベランダ構造1について説明する。図2において、矢印A1で示す方向は上下方向であり、矢印A2で示す方向は屋外方向であり、その反対方向は屋内方向である。なお、図2におけるロールスクリーン構造体10は、理解容易のため、透視図にして示す。
特に図1(D)および図2を参照して、本実施の形態に係るベランダ構造1は、建物の外壁100から屋外に向かって張り出す床面3と、床面3の先端位置から上方に立ち上がって延びる手摺部5と、オーニング装置2とを備える。ベランダ構造1が用いられる建物は、たとえば住宅であり、一戸建て住宅であってもよいし、マンションやアパートなどの複数の住戸を備える集合住宅であってもよい。ベランダ構造1は、複数階に設けられるだけでなく、1階にも設けられていてもよい。
建物の外壁100には、開口枠101が設けられている。本実施の形態の開口枠101は、典型的には窓であり、出入り口などの扉などであってもよい。本実施の形態では、開口枠101を窓という。図1に示すように、窓101は、少なくとも上部枠102と一対の側枠103とを含む。
図2に示すように、床面3は、平坦面であり、屋内の床よりも高さが低く設けられているが、屋内の床と同一高さであってもよい。
手摺部5は、その上方に手摺としての先端部51が設けられている。手摺部5の先端部51には、後述するロールスクリーン構造体10の先端骨材18を係合することが可能である。なお、手摺部5は、実際に手摺となる部分を有していなくてもよい。
オーニング装置2は、使用者の要望に沿って複数の状態をとり得る。オーニング装置2は、図1(A)のようにオーニング装置2を使用しない状態、図1(B)のように洗濯物の天日干しをする状態、図1(C)のように日よけや弱い雨の雨除けなどをする状態、図1(D)のように目隠しや強い雨の雨除けなどをする状態との4つの状態に変更することができる。これにより、本実施の形態のオーニング装置2は、シート材14の高さ位置を簡単に調節することができる。
<オーニング装置について>
次に、オーニング装置2について、詳細に説明する。なお、図3におけるロールスクリーン構造体10は、理解容易のため透視図で示している。図1,3を参照して、オーニング装置2は、ロールスクリーン構造体10と支持部材20とを含む。ロールスクリーン構造体10は、窓101の上部枠102に沿って設けられる。ロールスクリーン構造体10は、日または雨を遮蔽するシート材14を支持する。ロールスクリーン構造体10については、後述する。
次に、オーニング装置2について、詳細に説明する。なお、図3におけるロールスクリーン構造体10は、理解容易のため透視図で示している。図1,3を参照して、オーニング装置2は、ロールスクリーン構造体10と支持部材20とを含む。ロールスクリーン構造体10は、窓101の上部枠102に沿って設けられる。ロールスクリーン構造体10は、日または雨を遮蔽するシート材14を支持する。ロールスクリーン構造体10については、後述する。
本実施の形態の支持部材20は、複数の物干し杆4を支持するものである。支持部材20は、外壁100に取り付けられ、窓101の両側枠103に沿って設けられる。つまり、支持部材20は、窓101を挟んで向かい合って設けられている。
図4(A)は支持部材20を取り出して示す側面図であり、図5は支持部材のロック方法を示す模式図である。図4(A),図5をさらに参照して、支持部材20は、たとえばアルミなどで形成されている。支持部材20は、長尺状の支持本体部21と、支持本体部21を外壁100に取り付ける取付部31とを備える。支持本体部21は、取付部31に対して回動可能に設けられる。支持本体部21は、溝部22と、溝部22に連なって屋外側先端に設けられる差し込み部23と、取付部31側に設けられる後端部24を含む。溝部22は、支持本体部21の長手方向に沿って延びている。溝部22は、後述する物干し杆4の先端を移動可能に受け入れるために、窓101に面する側が開口している。
差し込み部23は、溝部22の上下方向の幅よりも大きく形成されている。差し込み部23は、物干し杆4を受け入れるとともに、後述するロールスクリーン構造体10の中間骨材17と係合する。
ここで、支持部材20に設ける架け渡される物干し杆4について説明する。図4(B)は、物干し杆4の先端部を拡大して示す斜視図である。図4(B)を参照して、支持部材20に架け渡される物干し杆4について説明する。物干し杆4は、たとえばアルミ、ステンレスなどで形成されており、筒状の棒状部材である。物干し杆4は、杆本体41と、杆本体41の長手方向の両端を被覆する一対のキャップ部42と、一対のキャップ部42の先端部に取り付けられる掛止部43とを含む。掛止部43は、平板状の部材であり、ビス44を介してキャップ部42に固定されている。掛止部43は、正面視において略平行四辺形状であり、キャップ部42の外径よりも外径が大きくなるように形成されている。物干し杆4を支持部材20に取り付けるには、物干し杆4の掛止部43を支持部材20の差し込み部23に差し込んで、溝部22に沿って回転して移動させる。溝部22内には、複数の凹部(図示せず)が設けられており、任意の凹部に物干し杆4の掛止部43を引っ掛けることで、支持部材20の任意の位置に物干し杆4を固定することができる。
支持本体部21および取付部31の説明に戻る。図5を参照して、支持本体部21の後端部24は、取付部31と係合する第1軸25および第2軸26と、安全装置である第1凹部27および第2凹部28と、第2軸26が貫通する長尺状の長尺状貫通孔29とを有する。
取付部31は、取付本体部32と、台座部33と、後端部24の第1軸25が貫通する略L字状のL字状貫通孔34とを有する。L字状貫通孔34は、取付本体部32の略中央部に設けられている。取付本体部32の上方には、安全装置としてのロック部35が設けられている、ロック部35は、取付本体部32の上方に取り付けられるロック軸37と、爪部36と、取付本体部32から上方に突出するつまみ部38とを有する。
支持部材20は、外壁100に沿う位置と、外壁100からほぼ垂直に立ち上がる位置とに位置変更可能に設けられる。つまり、支持部材20は、折り畳み可能である。なお、外壁100に沿う位置とは、外壁100に対して平行に設けられるだけでなく、支持部材20の先端が外壁100に近づいて設けられることを含む。また、外壁100からほぼ垂直に立ち上がる位置とは、水平に設けられるだけでなく、約20°程度まで傾斜して設けられることも含む。
図5を参照して、支持部材20の立ち上げ方法について詳細に説明する。図5(A)は、支持部材20が折り畳まれている状態、すなわち、支持部材20が外壁100に沿う位置にある状態を示す図である。図5(A)に示すように、支持部材20が折り畳まれている状態では、安全装置としてのロック部35の爪部36が後端部24の第1凹部27に係合している。
図5(B)〜図5(D)は、支持部材20を使用状態、すなわち、支持部材20を外壁100からほぼ垂直に立ち上げる動作を示す図である。図5(B)に示すように、支持部材20を立ち上げるためには、まず、安全装置を解除するために、ロック部35のつまみ部38に手を引っ掛けてロック軸37を中心に回動させる。これにより、爪部36と第1凹部27との係合は解除され、第1軸25を中心に後端部24は上方に回動する。図5(C)に示すように、支持部材20の後端部24が取付部31と略水平になったら、後端部24を取付部31側に向かって矢印方向に押し込む。これにより、図5(D)に示すように、第2軸26をL字状貫通孔33内で右方にスライドすると同時に、第1軸25を長尺状貫通孔39内で右方向にスライドする。以上の方法により、ロック部35の爪部36は第2凹部28に係合し、安全装置をセットすることができ、支持部材20を物干し杆4の支持棒として支持することができる。
次に、ロールスクリーン構造体10について詳細に説明する。
<ロールスクリーン構造体について>
図6を参照して、ロールスクリーン構造体10は、ホルダ11と、ロール状に巻かれて、ホルダ11から下方に向かって引き出し可能に設けられたシート材14と、シート材14の先端に取り付けられた先端骨材18と、先端骨材18とホルダとの間に位置し、シート材14の幅方向に沿って延び、上下動自在に設けられた中間骨材17とを備えている。
図6を参照して、ロールスクリーン構造体10は、ホルダ11と、ロール状に巻かれて、ホルダ11から下方に向かって引き出し可能に設けられたシート材14と、シート材14の先端に取り付けられた先端骨材18と、先端骨材18とホルダとの間に位置し、シート材14の幅方向に沿って延び、上下動自在に設けられた中間骨材17とを備えている。
ホルダ11は、底面に開口部111を有する箱状体であり、たとえばアルミなどで形成されている。ホルダ11は、建物の窓101の上部枠102の長手方向に沿って延びている。ホルダ11は、外壁100に取り付けられる第1ホルダ12と、第1ホルダ12に取り付けられる第2ホルダ13とを含む。第1ホルダ12は、ロールスクリーン構造体10の外壁100への取付け面としての裏面(屋内側の面)と下面とを形成し、第2ホルダ13は、ロールスクリーン構造体10の上面および表面(屋外側の面)を形成する。第1ホルダ12の裏面は、上下に整列するネジ121などで、外壁100に取り付けられている。ネジ121は、ホルダ11の長手方向両端部にそれぞれ設けられる。第1ホルダ12と第2ホルダ13との間には、ホルダ11の幅方向に沿って延びる開口部111が形成されている。開口部111は、ホルダ11の下面に形成されている。なお、第1ホルダ12、第2ホルダ13および外壁100の間には、シーリング112が設けられている。ホルダ11の長手方向両端部には、板金で形成されたカバー(図示せず)が取り付けられている。
ホルダ11は、シート材14をロール状に巻き付ける主ロール141と、主ロール141から離れて位置し、シート材14の送り出し方向を転換させる中継ロール131とを含む。主ロール141は、中継ロール131よりも屋内側に設けられている。開口部111は、中継ロール131の下方に設けられている。シート材14が中継ロール131を経由して送り出されることで、シート材14同士が干渉しないため、シート材14を送り出しを容易に行うことができる。ホルダ11は、シート材14の収納時に、中間骨材17の上面に当接するストッパ部132を有している。ストッパ部132は、中継ロール131よりも下方で、屋外側に設けられている。
シート材14は、たとえばターポリン生地、テント生地、メッシュ生地などであり、陽射しだけでなく雨を防ぐことができる素材であることが好ましい。シート材14は、その先端が樹脂142で覆われている。
ロールスクリーン構造体10は、シート材14を収納方向に付勢するバネ(図示せず)をさらに備えていてもよい。これにより、シート材14をホルダ11内に収納する際に、シート材14を自動的に収納することができる。
先端骨材18は、たとえばアルミで形成されている長尺状の部材である。先端骨材18は、シート材14の幅方向に沿って延びていてもよい。先端骨材18は、上方に開口を有している。その開口には、上述したシート材14の樹脂142が挟持されている。これにより、先端骨材18を引き出すと同時にシート材14が引き出される。先端骨材18の屋内側には、手を引っ掛けやすくするための引っ掛け部181が形成されている。引っ掛け部181は、先端骨材18の裏面に設けられている。また、引っ掛け部181は、先端骨材18の長手方向に沿って設けられていてもよい。
中間骨材17は、たとえばアルミで形成されている長尺状の部材である。上述のように、中間骨材17は、シート材14の幅方向に沿って延びている。中間骨材17は、シート材14を挟んで表側に設けられる表側部材16と、裏側に設けられる裏側部材15とを含む。表側部材16と裏側部材15は対向して設けられ、表側部材16と裏側部材15の間にシート材14を通すための隙間が設けられている。これにより、中間骨材17は、シート材14に沿って上下動自在に設けられる。中間骨材17は、先端骨材18の上方に設けられる。中間骨材17の長手方向両端部には、その両端を支持するカバー(図示せず)がそれぞれ取り付けられている。このカバーは、支持部材20の差し込み部23に取り外し可能に差し込まれて、支持部材20の先端部に固定される。これにより、中間骨材17は、支持部材20の先端に係合される。なお、中間骨材17は、先端骨材18の幅方向長さ、高さ方向長さ、および奥行き方向長さと略同一であるため、先端骨材18と中間骨材17とは一体的であるような印象を与え、意匠性を向上させることができる。
ホルダ11の中継ロール131と開口部111との間には、先端骨材18と中間骨材17とが収納される。中間骨材17がストッパ部132に当接した状態において、先端骨材18の下面は、ホルダ11の開口部111の高さ位置と面一、または、開口部よりも奥まって位置する。これにより、中間骨材17および先端骨材18を完全にホルダ11内に収納することができるため、意匠性を向上させることができる。
中間骨材17の表側部材16の表側(屋外側の面)には、シート材14を引き出す際に用いる引き出し部材19が取り付けられている。引き出し部材19は、帯状部材であり、長尺状のロープ部191と、ロープ部191の先端に取り付けられる把持部192とを有する。引き出し部材19が中間骨材17に設けられることにより、引き出し部材19を下方に引っ張るだけで、中間骨材17と先端骨材18を同時に引き出すことができる。
<使用方法について>
図1,3,7,8を特に参照して、オーニング装置2の使用方法について説明する。なお、図3,7,8におけるロールスクリーン構造体10は、理解容易のため、透視図にして示す。
図1,3,7,8を特に参照して、オーニング装置2の使用方法について説明する。なお、図3,7,8におけるロールスクリーン構造体10は、理解容易のため、透視図にして示す。
図1(A)に示すように、オーニング装置2を使用しない場合には、一対の支持部材20を外壁100に沿うように折り畳んでおく。これにより、外壁100からの突出物がないため、ベランダ構造1の意匠性を向上させることができる。
図1(B)および図3に示すように、たとえば洗濯物などを天日干しする場合には、一対の支持部材20を外壁100に対して垂直にし、支持部材20の溝部22に複数の物干し杆4を掛け渡す。支持部材20を使用状態にするには、図5のロック部35を解除して支持部材20を立ち上げて、再度ロック部35をロックする。物干し杆4を支持部材20に取り付けるには、図4(B)の物干し杆4の掛止部43を支持部材20の差し込み部23に差し込んで、物干し杆4をスライドさせて任意の凹部に掛止部43を引っ掛けることにより行う。
図1(C)および図7に示すように、たとえば日よけや弱い雨の雨除けをする場合には、シート材14を屋外側に向かって斜め下方へ引き出して中間骨材17を支持部材20の差し込み部23に固定する。具体的には、中間骨材17の表面に取り付けられた引き出し部材19(図1(C))を下方に引き、中間骨材17と先端骨材18を下方に移動させて、シート材14を下方に引き出す。中間骨材17の長手方向両端に設けられるカバー(図示せず)と支持部材20の差し込み部23とは、互いに係合し合う係合部および被係合部を含む。つまり、中間骨材17の当該カバーを支持部材20の差し込み部23に係合させる。これにより、シート材14を張った状態で支持部材20の先端に固定することができ、シート材14は斜め下方に張り出して屋根のような形状とすることができる。
図1(D)および図8に示すように、たとえば目隠しや強い雨の雨除けをする場合には、先端骨材18をさらに下方に引き出して手摺部5の先端部51に取り付ける。具体的には、先端骨材18の引っ掛け部181に手を掛けて、下方に引き出す。すると、中間骨材17が支持部材20の差し込み部23に係合された状態で、先端骨材18だけが下方に移動して、シート材14が下方に引き出される。先端骨材18と手摺部5の先端部51とは、互いに係合し合う係合部および被係合部を含む。つまり、先端骨材18は、手摺部5の先端部51に設けられたフック52などで手摺部5に固定される。なお、先端骨材18は、手摺部5の屋外側に固定されることが好ましいが、手摺部5の形状、使用態様によっては、手摺部5の屋内側に固定されたり、手摺部5の上面などに固定されていてもよい。
このような構成により、ロールスクリーン構造体10の中間骨材17を支持部材20の先端に取り付けるだけで、窓101の一部分を覆うような状態にすることができ、中間骨材17を支持部材20に取り付けた状態で、さらにロールスクリーン構造体10の先端骨材18を下方に引き出すだけで、窓101の全体を覆うような状態にすることができる。つまり、使用者の要望に合わせて、シート材14の高さ位置を簡単に調節することができる。また、オーニング装置2を使用しないときは、シート材14をホルダ11内に収納し、支持部材20から物干し杆4を取り外し、支持部材20を折りたたむことができるため、外観的な意匠性を向上させることができる。また、シート材14の幅方向に沿って延びる中間骨材17を設けることで、上記いずれの形態にする際にもシート材14を張った状態で固定することができる。
以下に、ロールスクリーン構造体10の変形例について説明する。
<ロールスクリーン構造体の変形例について>
図9は、ロールスクリーン構造体の変形例を示す断面図である。以下に、上記実施の形態のロールスクリーン構造体10との相違点のみ詳細に説明する。
図9は、ロールスクリーン構造体の変形例を示す断面図である。以下に、上記実施の形態のロールスクリーン構造体10との相違点のみ詳細に説明する。
図9を参照して、ロールスクリーン構造体10の変形例であるロールスクリーン構造体10Aについて説明する。ロールスクリーン構造体10Aは、ホルダ11Aおよび先端骨材18Aの形状、先端骨材18Aおよび中間骨材17がホルダ11A内に設けられていない点においてロールスクリーン構造体10と異なっている。
ホルダ11Aは、断面において略正方形状であり、第1ホルダ12Aと第2ホルダ13Aとを含む。第1ホルダ12Aは、外壁100への取付け面としての裏面と上面とを形成し、第2ホルダ13Aは、表面および下面を形成する。ホルダ11Aの下面において、第1ホルダ12Aと第2ホルダ13Aの間には開口部111Aが設けられている。開口部111Aは、外壁100側に設けられている。ホルダ11Aの開口部111Aは、シート材14Aの先端位置の下方に設けられる。先端骨材18Aは、先端骨材18と比較して、引っ掛け部181Aがやや小さく設けられている。ロールスクリーン構造体10Aは、先端骨材18Aおよび中間骨材17がホルダ11Aに収納されておらず露出しているため、上述したロールスクリーン構造体10と比較して簡易な構造である。
なお、本実施の形態におけるオーニング装置2は、建物のベランダ構造1に設けられるとして説明したが、オーニング装置2単体として個別に提供してもよい。
また、本実施の形態におけるロールスクリーン構造体10は、建物のベランダ構造1に設けられ、オーニング装置2の構成の1つであるとして説明したが、ロールスクリーン構造体10として個別に提供してもよい。
また、本実施の形態において、中間骨材17は、表側部材16と裏側部材15とを含むとして説明したが、少なくとも裏側部材15が設けられていればよい。
また、本実施の形態において、ホルダ11,11Aは、箱状であり、第1ホルダ12,12Aと第2ホルダ13,13Aとを含むとした。しかし、ホルダ11,11Aは、少なくともシート材14を支持していればよく、必ずしも箱状である必要はない。ホルダ11、11Aは、たとえば、シート材14の上方を覆う形状であればよい。
また、本実施の形態において、中間骨材17は支持部材20の先端に取り付けられ、シート材14は斜め下方に張り出しているとして説明したが、必ずしも中間骨材17は支持部材20に取り付けられなくてもよく、ホルダ11の直下に中間骨材17を取り付けて、シート材14を外壁100に沿わせるように設けてもよい。
また、本実施の形態において、ロールスクリーン構造体10,10Aは、外壁100に取り付けられるとして説明したが、限定的ではない。ロールスクリーン構造体10,10Aは、たとえば、別部材を介して外壁100に取り付けられていてもよいし、外壁100に取り付けられていなくてもよい。
また、本実施の形態において、ベランダ構造1が用いられる建物として、例示的に住宅であるとしたが、人が居住する建物だけではなく、たとえば飲食店など、人が使用する建物に用いられてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
11 ベランダ構造、2 オーニング装置、3 床面、4 物干し杆、5 手摺部、10,10A ロールスクリーン構造体、11,11A ホルダ、12,12A 第1ホルダ、13,13A 第2ホルダ、14,14A シート材、15 裏側部材、16 表側部材、17,17A 中間骨材、18,18A 先端骨材、19 引き出し部材、20 支持部材、21 支持本体部、22 溝部、23 差し込み部、24 後端部、25 第1軸、26 第2軸、27 第1凹部、28 第2凹部、31 取付部、32 取付本体部、33 台座部、34 L字状貫通孔、39 長尺状貫通孔、35 ロック部、36 爪部、37 ロック軸、38 つまみ部、41 杆本体、42 キャップ部、43 掛止部、44 ネジ、51 先端部、52 フック、100 外壁、101 開口枠(窓)、102 上部枠、103 側枠、111,111A 開口部、131 中継ロール、132 ストッパ部、141 主ロール、142 樹脂、181 引っ掛け部、191 ロープ部、192 把持部。
Claims (8)
- ホルダと、
ロール状に巻かれて、前記ホルダから下方に向かって引き出し可能に設けられたシート材と、
前記シート材の先端に取り付けられた先端骨材と、
前記先端骨材と前記ホルダとの間に位置し、前記シート材の幅方向に沿って延び、上下動自在に設けられた中間骨材とを備えた、ロールスクリーン構造体。 - 前記中間骨材は、前記シート材を挟んで表側に設けられる表側部材と、裏側に設けられる裏側部材とを含む、請求項1に記載のロールスクリーン構造体。
- 前記ホルダは、前記シート材をロール状に巻き付ける主ロールと、前記主ロールから離れて位置し、前記シート材の送り出し方向を転換させる中継ロールとを含む、請求項1または2に記載のロールスクリーン構造体。
- 前記ホルダは、底面に開口部を有する箱状体であり、
前記開口部は、前記中継ロールの下方に設けられ、
前記中継ロールと前記開口部との間には、前記先端骨材と前記中間骨材とが収納される
、請求項3に記載のロールスクリーン構造体。 - 前記シート材を収納方向に付勢するバネをさらに備え、
前記ホルダは、前記シート材の収納時に、前記中間骨材の上面に当接するストッパ部を有し、
前記中間骨材が前記ストッパ部に当接した状態において、前記先端骨材の下面は、前記ホルダの前記開口部の高さ位置と面一、または、前記開口部よりも奥まって位置する、請求項4に記載のロールスクリーン構造体。 - 建物の外壁に形成された開口枠の上部枠に沿って設けられるホルダと、
ロール状に巻かれて、前記ホルダから下方に向かって引き出し可能に設けられたシート材と、
前記シート材の先端に取り付けられた先端骨材と、
前記先端骨材と前記ホルダとの間に位置し、前記シート材の幅方向に沿って延び上下動自在に設けられた中間骨材と、
前記建物の開口枠の両側枠に沿って設けられ、前記外壁に沿う位置と、前記外壁からほぼ垂直に立ち上がる位置とに位置変更可能に設けられる一対の支持部材とを備え、
前記中間骨材と前記一対の支持部材の先端は、互いに係合し合う係合部および被係合部を含む、オーニング装置。 - 前記支持部材は、物干し杆の先端を移動可能に受け入れる溝部を含む、請求項6に記載のオーニング装置。
- 請求項6または7に記載のオーニング装置と、
前記建物の外壁から屋外に向かって張り出す床面と、
前記床面の先端位置から上方に立ち上がって延びる手摺部とを備え、
前記先端骨材と前記手摺部の先端部とは、互いに係合し合う係合部および被係合部を含む、ベランダ構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018204781A JP2020070606A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | ロールスクリーン構造体、オーニング装置およびベランダ構造 |
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JP2018204781A JP2020070606A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | ロールスクリーン構造体、オーニング装置およびベランダ構造 |
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JP2020070606A true JP2020070606A (ja) | 2020-05-07 |
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JP (1) | JP2020070606A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102021108610A1 (de) | 2020-04-09 | 2021-10-14 | Dmg Mori Co., Ltd. | Positionserfassungsgerät |
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2018
- 2018-10-31 JP JP2018204781A patent/JP2020070606A/ja active Pending
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