JP2020070059A - 粒状物用計量キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】取り出す粒状物の量を一定量ずつ段階的に増減する。【解決手段】装着キャップ11に、一定量の粒状物Wが配置される定量ポケット15aが、周方向に沿って複数配設され、蓋体12に、複数の定量ポケットの取出し通過口16を一体に開放可能な取出し口25が形成され、蓋体の頂壁部に、装着キャップの内側に向けて突出した被覆壁26が形成され、取出し口が複数の取出し通過口から周方向に離間し、蓋体が複数の取出し通過口を閉塞した状態で、被覆壁が複数の進入通過口17から周方向に離間し、複数の進入通過口が開放され、複数の取出し通過口が取出し口を通して外部に開放された状態で、被覆壁が複数の進入通過口を覆い、蓋体を装着キャップに対してキャップ軸回りに回転させる過程において、取出し口を通した取出し通過口の開放と、被覆壁による進入通過口の被覆と、が1つの定量ポケットに対して同時に行われる。【選択図】図1

Description

本発明は、粒状物用計量キャップに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、容器本体内に収容された粒状物を一定量ずつ取り出すことができる構成が知られている。
特許第6233841号公報
しかしながら、従来では、取り出す粒状物の量を一定量ずつ段階的に増減することができず、例えば、取り出す粒状物の量を段階的に一定量ずつ増やす場合、取り出す操作を複数回行う必要があり、手間がかかるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、取り出す粒状物の量を一定量ずつ段階的に増減することができる粒状物用計量キャップを提供することである。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る粒状物用計量キャップは、粒状物が収容された容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップにキャップ軸回りに回転可能に外装された有頂筒状の蓋体と、を備え、前記装着キャップに、一定量の粒状物が配置される定量ポケットが、周方向に沿って複数配設され、前記定量ポケットは、前記蓋体の内面に向けて開口する取出し通過口と、前記装着キャップの内側に向けて開口する進入通過口と、を備え、前記蓋体に、複数の前記定量ポケットの前記取出し通過口を一体に開放可能な取出し口が形成され、前記蓋体の頂壁部に、前記装着キャップの内側に向けて突出した被覆壁が形成され、前記取出し口が、複数の前記取出し通過口から周方向に離間して、前記蓋体が、複数の前記取出し通過口を閉塞した状態で、前記被覆壁が、複数の前記進入通過口から周方向に離間して、複数の前記進入通過口が開放され、複数の前記取出し通過口が、前記取出し口を通して外部に開放された状態で、前記被覆壁が、複数の前記進入通過口を覆い、前記蓋体を前記装着キャップに対してキャップ軸回りに回転させる過程において、前記取出し口を通した前記取出し通過口の開放と、前記被覆壁による前記進入通過口の被覆と、が1つの前記定量ポケットに対して同時に行われる。
この発明によれば、蓋体の取出し口が、装着キャップにおける複数の取出し通過口から周方向に離間して、蓋体が、複数の取出し通過口を閉塞した状態で、蓋体の被覆壁が、装着キャップにおける複数の進入通過口から周方向に離間して、複数の進入通過口が開放されるので、定量ポケットを外部に対して閉塞した状態で、進入通過口が装着キャップの内側に向けて開放されることとなる。この状態で、容器本体の口部を下方に向けると、容器本体内の粒状物が、取出し口から零れ落ちることなく、進入通過口から定量ポケットに進入する。
次に、蓋体を装着キャップに対してキャップ軸回りに回転させ、複数の取出し通過口を、取出し口を通して外部に開放したときに、被覆壁が、複数の進入通過口を覆うので、定量ポケットを外部に対して開放した状態では、容器本体内の粒状物が、進入通過口を通して定量ポケットに進入することが被覆壁により規制される。これにより、定量ポケット内の粒状物のみを取出し通過口を通して蓋体の取出し口から取り出すことができる。
そして、蓋体を装着キャップに対してキャップ軸回りに回転させる過程において、取出し口を通した取出し通過口の開放と、被覆壁による進入通過口の被覆と、が1つの定量ポケットに対して同時に行われるので、装着キャップおよび蓋体のキャップ軸回りの相対位置を調整することで、取出し通過口が取出し口により開放され、かつ進入通過口が被覆壁により覆われた定量ポケットの数を変更することが可能になり、取り出す粒状物の量を選択することができる。
これにより、粒状物が例えば、薬剤の場合は症状の軽重、若しくは服用者の年齢などに応じて、また、調味料の場合は作る料理の量、若しくは味付けなどに応じて、それぞれ、取り出す粒状物の量を一定量ずつ段階的に増減することができる。
ここで、前記取出し通過口、および前記進入通過口は、径方向に開口し、前記定量ポケットは、底壁部と、前記底壁部における径方向の外端部から上方に向けて突出した外壁部と、前記底壁部における径方向の内端部から上方に向けて突出した内壁部と、前記底壁部における周方向の両端部から上方に向けて突出した一対の側壁部と、により画成され、前記外壁部の上端縁は、前記取出し通過口の内周面の下端部を構成し、前記内壁部の上端縁は、前記進入通過口の内周面の下端部を構成し、前記外壁部の上端縁は、前記内壁部の上端縁より上方に位置してもよい。
この場合、定量ポケットにおける内壁部の上端縁が、外壁部の上端縁より下方に位置しているので、被覆壁が進入通過口から周方向に離間しているときに、容器本体内の粒状物を、進入通過口を径方向に通過させて定量ポケットに進入させやすくすることができる。
定量ポケットにおける外壁部の上端縁が、内壁部の上端縁より上方に位置しているので、定量ポケットに進入した粒状物を、取出し通過口に進入させにくくすることが可能になり、定量ポケットに規定量以上の粒状物が進入するのを防ぐことができる。
また、前記蓋体の内面には、前記取出し通過口が前記取出し口を通して外部に開放され、かつ前記進入通過口が前記被覆壁により覆われた前記定量ポケットが、前記蓋体の前記装着キャップに対するキャップ軸回りの回転移動の過程で増減する毎に、前記装着キャップに形成された係止部に対して、周方向に乗り越え可能に係止される被係止部が形成されてもよい。
この場合、蓋体の内面に、装着キャップに形成された係止部に対して、周方向に乗り越え可能に係止される被係止部が形成されているので、蓋体の装着キャップに対するキャップ軸回りの回転移動の過程で、取出し通過口が取出し口を通して外部に開放され、かつ進入通過口が被覆壁により覆われた定量ポケットが増減することを、使用者に認識させること可能になり、操作性を向上させることができる。
本発明によれば、取り出す粒状物の量を一定量ずつ段階的に増減することができる。
本発明の一実施形態に係る粒状物用計量キャップの縦断面図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 図1および図2に示す装着キャップの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る粒状物用計量キャップの倒立状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る粒状物用計量キャップにおいて、取出し通過口を開放して内容物を取り出す状態を示す縦断面図である。 図5に示す粒状物用計量キャップのVI−VI線矢視断面図である。
以下、図1から図6を参照し、本発明の一実施形態に係る粒状物用計量キャップを説明する。
粒状物用計量キャップ1は、粒状物Wが収容された容器本体W1の口部W2に装着され、装着キャップ11および蓋体12を備える。
粒状物Wとしては、例えば、薬剤、若しくは食品などが挙げられる。図示の例では、粒状物Wは円板状に形成されている。なお、粒状物Wは、円板状に限らず例えば球状にするなど適宜変更してもよい。
装着キャップ11は筒状に形成され、蓋体12は有頂筒状に形成されている。装着キャップ11および蓋体12は、共通軸と同軸に配設されている。
以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸O方向から見て、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
図1、および図3に示されるように、装着キャップ11は、装着筒13および本体筒14を備える。
装着筒13は、口部W2に装着されている。装着筒13の内周面に、口部W2の外周面に形成された雄ねじ部に螺着される雌ねじ部が形成されている。
本体筒14は、装着筒13より小径に形成され、下端部が口部W2内に嵌合されている。本体筒14は、口部W2から上方に突出している。
装着キャップ11に、一定量の粒状物Wが配置される定量ポケット15a、15bが、周方向に沿って複数配設されている。
定量ポケット15a、15bは、図2および図3に示されるように、装着キャップ11に、キャップ軸Oを中心にほぼ180°の角度範囲にわたって3つ配設されている。各定量ポケット15a、15bは、1つの粒状物Wが配置される大きさに形成されている。なお、各定量ポケット15a、15bは、複数の粒状物Wが配置される大きさに形成されてもよい。
定量ポケット15a、15bは、蓋体12の内面に向けて開口する取出し通過口16と、装着キャップ11の内側に向けて開口する進入通過口17と、を備える。取出し通過口16、および進入通過口17は、径方向に開口し、取出し通過口16は、定量ポケット15a、15bにおける径方向の外端に位置し、進入通過口17は、定量ポケット15a、15bにおける径方向の内端に位置している。
なお例えば、取出し通過口16は上方に向けて開口してもよく、進入通過口17は下方に向けて開口してもよい。
図1から図3に示されるように、定量ポケット15a、15bは、底壁部21と、底壁部21における径方向の外端部から上方に向けて突出した外壁部22と、底壁部21における径方向の内端部から上方に向けて突出した内壁部23と、底壁部21における周方向の両端部から上方に向けて突出した一対の側壁部24と、により画成されている。
取出し通過口16は、本体筒14の周壁に形成された径方向の貫通孔となっている。取出し通過口16は、本体筒14の上端開口縁にも開口している。
底壁部21は、本体筒14の内周面において、取出し通過口16の直下に位置する部分から径方向の内側に向けて突出している。
外壁部22は、本体筒14の周壁のうち、取出し通過口16と底壁部21との間に位置する部分となっている。外壁部22の上端縁は、取出し通過口16の内周面における下端部を構成している。外壁部22の上端縁は、径方向の内側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びている。外壁部22は、底壁部21における全周にわたって配設されている。
内壁部23は、底壁部21から上方に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けて延びている。内壁部23の上端縁は、進入通過口17の内周面の下端部を構成している。内壁部23の上端縁における径方向の内端部は、径方向の内側に向けて突の曲面状に形成されている。内壁部23は、底壁部21における全周にわたって配設されている。内壁部23の上端縁は、外壁部22の上端縁より下方に位置している。
側壁部24は、底壁部21における径方向の全域にわたって配設され、外壁部22と内壁部23とを径方向に連結している。側壁部24の上端縁、および本体筒14の上端開口縁それぞれのキャップ軸O方向の位置は、互いに同等になっている。側壁部24の径方向の内端部は、進入通過口17の内周面における周方向の両端部を構成している。側壁部24の表面のうち、周方向を向き、定量ポケット15a、15bを画成する表面は、キャップ軸O方向から見て直線状に延びている。1つの定量ポケット15a、15bを画成する、周方向で互いに対向する側壁部24の表面同士は、キャップ軸O方向から見てほぼ平行になっている。
複数の定量ポケット15a、15bは、キャップ軸O方向から見て、ほぼ同じ方向に延びている。
以下、3つの定量ポケット15a、15bのうち、周方向の中央部に位置する定量ポケットを、内側ポケット15aといい、周方向の両端に位置する2つの定量ポケットを、外側ポケット15bという。
内側ポケット15aは、キャップ軸O方向から見て径方向に延びている。
蓋体12は、装着キャップ11の上端開口を閉塞し、装着キャップ11にキャップ軸O回りに回転可能に外装されている。蓋体12は、装着キャップ11に上方に向けた移動が規制された状態で装着されている。蓋体12は、本体筒14を全域にわたって覆っている。
蓋体12に、複数の定量ポケット15a、15bの取出し通過口16を一体に開放可能な取出し口25が形成されている。
取出し口25は、蓋体12の周壁部に1つ形成されている。取出し口25は、蓋体12に、キャップ軸Oを中心にほぼ180°の角度範囲にわたって1つ配設されている。取出し口25の周方向の大きさは、装着キャップ11において、複数の定量ポケット15a、15bが配設されている部分の周方向の大きさと同等になっている。取出し口25の内周面の下端部、および取出し通過口16の内周面の下端部それぞれのキャップ軸O方向の位置は互いに同等になっている。取出し口25は、蓋体12の頂壁部における外周縁部にも開口している。
蓋体12の頂壁部に、装着キャップ11の内側に向けて突出した被覆壁26が形成されている。被覆壁26は、頂壁部から下方に向けて突出し、キャップ軸Oと同軸に配置された半割の円筒状に形成されている。被覆壁26の周方向の両端部は、周方向の外側に向かうに従い漸次、下方に向けた突出量が低くなっている。被覆壁26の下端縁は、外壁部22の上端縁より上方に位置している。
なお、被覆壁26は、例えば平板状に形成するなど適宜変更してもよい。被覆壁26の下端縁は、外壁部22の上端縁より下方に位置してもよいし、被覆壁26の下端縁、および外壁部22の上端縁それぞれのキャップ軸O方向の位置を互いに同等にしてもよい。
図1、図2、および図4に示されるように、蓋体12の取出し口25が、複数の取出し通過口16から周方向に離間して、蓋体12が、複数の取出し通過口16を閉塞した状態で、被覆壁26は、複数の進入通過口17から周方向に離間して、複数の進入通過口17が開放されている。
この状態で、被覆壁26と進入通過口17との間に、粒状物Wが進入可能な隙間が設けられる。キャップ軸O方向から見て、半割の円筒状に形成された被覆壁26の内周面は、定量ポケット15a、15b側を向いている。被覆壁26の周方向の中央部と、内側ポケット15aの周方向の中央部と、が径方向で対向している。キャップ軸O方向から見て、被覆壁26の周方向の両端部は、内側ポケット15aを画成する一対の側壁部24の径方向の内端部に対して、隙間を設けた状態で径方向に対向している。キャップ軸O方向から見て、これらの側壁部24の径方向の内端部と、被覆壁26の周方向の端部と、の間の径方向の隙間は、粒状物Wの直径より小さくなっている。進入通過孔17と被覆壁26との間に、粒状物Wが1つだけ通過可能な隙間が設けられている。
図5、および図6に示されるように、被覆壁26は、複数の取出し通過口16が、取出し口25を通して外部に開放された状態で、複数の進入通過口17を覆う。
この状態で、粒状物Wは、被覆壁26により複数の進入通過口17を径方向に通過不能になる。キャップ軸O方向から見て、半割の円筒状に形成された被覆壁26の外周面は、定量ポケット15a、15b側を向いている。被覆壁26の周方向の中央部と、内側ポケット15aの周方向の中央部と、が径方向で対向している。内側ポケット15aを画成する一対の側壁部24の径方向の内端部は、被覆壁26の外周面に当接、若しくは近接している。被覆壁26は、内側ポケット15aの進入通過口17を全周にわたって覆い、外側ポケット15bの進入通過口17のうちの周方向の内側部分を覆っている。被覆壁26の周方向の中央部、および内側ポケット15aを画成する内壁部23それぞれの径方向の位置が互いに同等になっており、被覆壁26の周方向の中央部と、内側ポケット15aを画成する内壁部23の上端縁と、がキャップ軸O方向で対向している。
蓋体12の内面には、取出し通過口16が取出し口25を通して外部に開放され、かつ進入通過口17が被覆壁26により覆われた定量ポケット15a、15bが、蓋体12の装着キャップ11に対するキャップ軸O回りの回転移動の過程で増減する毎に、装着キャップ11に形成された係止部31に対して、周方向に乗り越え可能に係止される被係止部32が形成されている。
係止部31は、装着キャップ11の本体筒14の外周面に形成された第1突部31a、第2突部31b、および第3突部31cを備えている。第1突部31a、第2突部31b、および第3突部31cは、本体筒14の外周面のうち、複数の取出し通過口16から周方向に離れた部分に、周方向に間隔をあけて配置されている。
被係止部32は、蓋体12の周壁部の内周面に形成された第4突部32a、および第5突部32bを備えている。第4突部32a、および第5突部32bは、蓋体12の周壁部の内周面のうち、取出し口25から周方向に離れた部分に、周方向に間隔をあけて配置されている。第4突部32a、および第5突部32bは、キャップ軸Oを中心に約180°離れて配置されている。
蓋体12を、装着キャップ11に対してキャップ軸O回りに一方向に回転させる過程において、蓋体12における第4突部32a、および第5突部32bのうちのいずれか一方が、装着キャップ11における第1突部31a、第2突部31b、および第3突部31cのうちのいずれか1つに当接して周方向に乗り越えるように構成されている。この過程において、第4突部32a、および第5突部32bのうちのいずれか一方が、第1突部31a、第2突部31b、および第3突部31cのうちのいずれか1つに順次当接する毎に、取出し通過口16が取出し口25を通して外部に開放され、かつ進入通過口17が被覆壁26により覆われた定量ポケット15a、15bが増減する。
またこの過程において、1つの定量ポケット15a、15bに対して、取出し口25を通した取出し通過口16の開放と、被覆壁26による進入通過口17の被覆と、が同時に行われるとともに、蓋体12による取出し通過口16の閉塞と、進入通過口17の開放と、が同時に行われる。
以上説明したように、本実施形態による粒状物用計量キャップ1によれば、図2に示されるように、蓋体12の取出し口25が、装着キャップ11における複数の取出し通過口16から周方向に離間して、蓋体12が、複数の取出し通過口16を閉塞した状態で、蓋体12の被覆壁26が、装着キャップ11における複数の進入通過口17から周方向に離間して、複数の進入通過口17が開放されるので、定量ポケット15a、15bを外部に対して閉塞した状態で、進入通過口17が装着キャップ11の内側に向けて開放されることとなる。この状態で、図4に示されるように、容器本体W1の口部W2を下方に向けると、容器本体W1内の粒状物Wが、取出し口25から零れ落ちることなく、進入通過口17から定量ポケット15a、15bに進入する。
次に、蓋体12を装着キャップ11に対してキャップ軸O回りに回転させ、図5および図6に示されるように、複数の取出し通過口16を、取出し口25を通して外部に開放したときに、被覆壁26が、複数の進入通過口17を覆うので、定量ポケット15a、15bを外部に対して開放した状態では、容器本体W1内の粒状物Wが、進入通過口17を通して定量ポケット15a、15bに進入することが被覆壁26により規制される。これにより、定量ポケット15a、15b内の粒状物Wのみを取出し通過口16を通して蓋体12の取出し口25から取り出すことができる。
そして、蓋体12を装着キャップ11に対してキャップ軸O回りに回転させる過程において、取出し口25を通した取出し通過口16の開放と、被覆壁26による進入通過口17の被覆と、が1つの定量ポケット15a、15bに対して同時に行われるので、装着キャップ11および蓋体12のキャップ軸O回りの相対位置を調整することで、取出し通過口16が取出し口25により開放され、かつ進入通過口17が被覆壁26により覆われた定量ポケット15a、15bの数を変更することが可能になり、取り出す粒状物Wの量を選択することができる。
これにより、粒状物Wが例えば、薬剤の場合は症状の軽重、若しくは服用者の年齢などに応じて、また、調味料の場合は作る料理の量、若しくは味付けなどに応じて、それぞれ、取り出す粒状物Wの量を一定量ずつ段階的に増減することができる。
定量ポケット15a、15bにおける内壁部23の上端縁が、外壁部22の上端縁より下方に位置しているので、被覆壁26が進入通過口17から周方向に離間しているときに、容器本体W1内の粒状物Wを、進入通過口17を径方向に通過させて定量ポケット15a、15bに進入させやすくすることができる。
定量ポケット15a、15bにおける外壁部22の上端縁が、内壁部23の上端縁より上方に位置しているので、定量ポケット15a、15bに進入した粒状物Wを、取出し通過口16に進入させにくくすることが可能になり、定量ポケット15a、15bに規定量以上の粒状物Wが進入するのを防ぐことができる。
蓋体12の内面に、装着キャップ11に形成された係止部31に対して、周方向に乗り越え可能に係止される被係止部32が形成されているので、蓋体12の装着キャップ11に対するキャップ軸O回りの回転移動の過程で、取出し通過口16が取出し口25を通して外部に開放され、かつ進入通過口17が被覆壁26により覆われた定量ポケット15a、15bが増減することを、使用者に認識させること可能になり、操作性を向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば前記実施形態では、複数の取出し通過口16が、取出し口25を通して外部に開放された状態で、被覆壁26が、外側ポケット15bの進入通過口17のうちの周方向の内側部分を覆っている構成を示したが、被覆壁26は、内側ポケット15aの進入通過口17のみならず、外側ポケット15bの進入通過口17も全周にわたって覆ってもよい。
前記実施形態では、取出し口25が、蓋体12に1つ形成された構成を示したが、定量ポケット15a、15bの数量に合わせて複数形成されてもよい。
前記実施形態では、取出し口25を蓋体12の周壁部に形成したが、蓋体12の頂壁部に形成してもよい。
各定量ポケット15a、15bに配置される粒状物Wの数量は、互いに同じでもよいし、異ならせてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 粒状物用計量キャップ
11 装着キャップ
12 蓋体
15a、15b 定量ポケット
16 取出し通過口
17 進入通過口
21 底壁部
22 外壁部
23 内壁部
24 側壁部
25 取出し口
26 被覆壁
31 係止部
32 被係止部
O キャップ軸
W 粒状物
W1 容器本体
W2 口部

Claims (3)

  1. 粒状物が収容された容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記装着キャップにキャップ軸回りに回転可能に外装された有頂筒状の蓋体と、を備え、
    前記装着キャップに、一定量の粒状物が配置される定量ポケットが、周方向に沿って複数配設され、
    前記定量ポケットは、
    前記蓋体の内面に向けて開口する取出し通過口と、
    前記装着キャップの内側に向けて開口する進入通過口と、を備え、
    前記蓋体に、複数の前記定量ポケットの前記取出し通過口を一体に開放可能な取出し口が形成され、
    前記蓋体の頂壁部に、前記装着キャップの内側に向けて突出した被覆壁が形成され、
    前記取出し口が、複数の前記取出し通過口から周方向に離間して、前記蓋体が、複数の前記取出し通過口を閉塞した状態で、前記被覆壁が、複数の前記進入通過口から周方向に離間して、複数の前記進入通過口が開放され、
    複数の前記取出し通過口が、前記取出し口を通して外部に開放された状態で、前記被覆壁が、複数の前記進入通過口を覆い、
    前記蓋体を前記装着キャップに対してキャップ軸回りに回転させる過程において、前記取出し口を通した前記取出し通過口の開放と、前記被覆壁による前記進入通過口の被覆と、が1つの前記定量ポケットに対して同時に行われる、粒状物用計量キャップ。
  2. 前記取出し通過口、および前記進入通過口は、径方向に開口し、
    前記定量ポケットは、
    底壁部と、
    前記底壁部における径方向の外端部から上方に向けて突出した外壁部と、
    前記底壁部における径方向の内端部から上方に向けて突出した内壁部と、
    前記底壁部における周方向の両端部から上方に向けて突出した一対の側壁部と、により画成され、
    前記外壁部の上端縁は、前記取出し通過口の内周面の下端部を構成し、
    前記内壁部の上端縁は、前記進入通過口の内周面の下端部を構成し、
    前記外壁部の上端縁は、前記内壁部の上端縁より上方に位置している、請求項1に記載の粒状物用計量キャップ。
  3. 前記蓋体の内面には、前記取出し通過口が前記取出し口を通して外部に開放され、かつ前記進入通過口が前記被覆壁により覆われた前記定量ポケットが、前記蓋体の前記装着キャップに対するキャップ軸回りの回転移動の過程で増減する毎に、前記装着キャップに形成された係止部に対して、周方向に乗り越え可能に係止される被係止部が形成されている、請求項1または2に記載の粒状物用計量キャップ。
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