JP2020069569A - 切削管理システム、及び情報処理装置 - Google Patents

切削管理システム、及び情報処理装置 Download PDF

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【課題】切削工具を効率的に最適化することができる。【解決手段】切削管理システムは、付加条件を変更して付加された形状因子と、自工具を識別する工具識別情報を示す個体識別子とを有する切削工具を使用して切削加工を行った際の使用条件を含む切削情報と、個体識別子を読み取ることで取得された工具識別情報とを対応付けて記憶する切削情報記憶部と、切削加工後の切削工具の計時変化を示す計時変化情報と、工具識別情報とを対応付けて記憶する変化情報記憶部と、工具識別情報に対応する形状因子の状態と、切削情報記憶部が記憶する切削情報と、変化情報記憶部が記憶する計時変化情報とに基づいて、最適な形状因子の状態を推定する機械学習を実行する学習処理部と、学習結果に基づいて、使用条件に応じた最適な形状因子の状態を推定する推定処理部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、切削管理システム、及び情報処理装置に関する。
近年、切削工具に、例えば、すくい面に微小な凹凸によるパターン構造(以下、テクスチャという)などの形状因子の加工を加えることで、切削加工の性能を向上する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。例えば、特許文献1に記載の技術では、切削工具に切屑の排出される方向に対して垂直方向に伸びる滑らかな周期的溝状のテクスチャを形成することで、切削抵抗を低下し、工具寿命を向上させている。また、非特許文献1に記載の技術では、切削工具に切屑の排出方向に対して平行な方向に伸びる周期的なV溝状のテクスチャを形成することで、チタン合金を切削する際の刃先温度を下げる効果を得ている。また、非特許文献2に記載の技術では、鋼材の切削において、切削工具のすくい面上に一定の間隔で円形の窪みを設けることで、刃先の摩耗量を低減する効果を得ている。
特許第5224331号公報
J.Xie, et al.,"Experimental study on cutting temperature and cutting force in dry turning of titanium alloy using a non-coated micro-grooved tool", International Journal of Machine Tools and Manufacture, Volume 73, 2013, Pages 25-36 Tatsuya Sugihara, et al.,"Performance of cutting tools with dimple textured surfaces: A comparative study of different texture patterns", Precision Engineering, Volume 49, 2017, Pages 52-60
上述した従来技術に記載されているように、最適なテクスチャの形態は、被削材の種類や切削条件、あるいは切削工具の形状や材質などの要因により変化する。
しかしながら、上述したようなテクスチャを効率的に最適化する手段は従来技術には無く、技術者が実験を繰り返すことにより、より効果の高いテクスチャを選定してゆくしかなかった。この方法では多くの時間と手間を要するため、無数に存在するテクスチャの中から最適なものを選定することは非常に困難であった。そこで、テクスチャなどの形状因子について効率的に最適化を図る技術が求められている。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、切削工具を効率的に最適化することができる切削管理システム、及び情報処理装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、付加条件を変更して付加された形状因子と、自工具を識別する工具識別情報を示す個体識別子とを有する切削工具を使用して切削加工を行った際の使用条件を含む切削情報と、前記個体識別子を読み取ることで取得された前記工具識別情報とを対応付けて記憶する切削情報記憶部と、切削加工後の前記切削工具の計時変化を示す計時変化情報と、前記個体識別子を読み取ることで取得された前記工具識別情報とを対応付けて記憶する変化情報記憶部と、前記工具識別情報に対応する前記形状因子の状態と、前記切削情報記憶部が記憶する前記切削情報と、前記変化情報記憶部が記憶する前記計時変化情報とに基づいて、最適な前記形状因子の状態を推定する機械学習を実行する学習処理部と、前記学習処理部が学習した学習結果に基づいて、前記使用条件に応じた最適な前記形状因子の状態を推定する推定処理部とを備えることを特徴とする切削管理システムである。
また、本発明の一態様は、上記の切削管理システムにおいて、前記形状因子は、切れ刃のすくい面又は逃げ面に付加されたパターン構造であるテクスチャ、刃先の曲率半径、前記すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び基材へのコーティングの膜厚のいずれかであり、前記推定処理部は、前記使用条件に応じた前記テクスチャ、前記刃先の曲率半径、前記すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び前記コーティングの膜厚のいずれかの最適な状態を推定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の切削管理システムにおいて、前記学習処理部は、前記計時変化情報を所定の規定に基づいて、前記切削工具の性能評価を指標値に変換し、変換した前記指標値と、前記形状因子の状態と、前記切削情報とに基づいて、前記機械学習を実行することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の切削管理システムにおいて、前記付加条件が変更された前記形状因子を付加した前記切削工具を、ランダムに選択して、利用者に送付させる管理処理部を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、付加条件を変更して付加された形状因子と、自工具を識別する工具識別情報を示す個体識別子とを有する切削工具を使用して切削加工を行った際の使用条件を含む切削情報と、前記個体識別子を読み取ることで取得された前記工具識別情報とを対応付けて記憶する切削情報記憶部と、切削加工後の前記切削工具の計時変化を示す計時変化情報と、前記個体識別子を読み取ることで取得された前記工具識別情報とを対応付けて記憶する変化情報記憶部と、を備える切削管理システムが備える情報処理装置であって、前記工具識別情報に対応する前記形状因子の状態と、前記切削情報記憶部が記憶する前記切削情報と、前記変化情報記憶部が記憶する前記計時変化情報とに基づいて、最適な前記形状因子の状態を推定する機械学習を実行する学習処理部と、前記学習処理部が学習した学習結果に基づいて、前記使用条件に応じた最適な前記形状因子の状態を推定する推定処理部とを備えることを特徴とする情報処理装置である。
本発明によれば、切削工具を効率的に最適化することができる。
本実施形態における切削インサートの一例を示す外観図である。 本実施形態におけるテクスチャの一例を示す図である。 本実施形態による切削管理システムの一例を示す機能ブロック図である。 本実施形態における工具情報記憶部のデータ例を示す図である。 本実施形態における切削情報記憶部のデータ例を示す図である。 本実施形態における評価情報記憶部のデータ例を示す図である。 本実施形態におけるAIコントローラの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における切削管理装置の学習処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における切削管理装置の推定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態による切削管理システム、切削工具、及び情報処理装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における切削インサート10の一例を示す外観図である。
図1に示すように、切削インサート10は、主軸回りに回転させられる金属材料等の被削材(ワーク)に対して、旋削加工(切削加工)を施す切削工具の一例であり、四角形の各コーナに切れ刃を備えている。また、切削インサート10は、自工具を識別する工具ID(工具識別情報)を示す2次元コードCD1と、識別マーク(CM1、CM2、CM3)とを備える。
2次元コードCD1(個体識別子の一例)は、切削インサート10の主面に、取付孔の周辺に円形に配置され、例えば、切削インサート10を識別する工具IDをコード化した2次元パターンである。
また、切削インサート10は、90°毎の回転対称な形状を有しており、識別マーク(CM1、CM2、CM3)は、切れ刃のある各コーナを識別するためのマークである。
例えば、識別マークCM1は、黒丸が1つのパターンであるマークであり、第1のコーナ(第1の切れ刃)を示している。また、識別マークCM2は、黒丸が2つのパターンであるマークであり、第2のコーナ(第2の切れ刃)を示している。また、識別マークCM3は、黒丸が3つのパターンであるマークであり、第3のコーナ(第3の切れ刃)を示している。また、識別マークのないコーナは、第4のコーナ(第4の切れ刃)を示している。
また、切削インサート10は、通常は製品仕様に含まれない追加要素(オプション要素)である形状因子を有している。本実施形態では、切削インサート10が、形状因子の一例として、切れ刃のすくい面又は逃げ面に付加された微小な凹凸によるパターン構造であるテクスチャTXを備える場合について説明する。
なお、本発明の対象となる形状因子は、切削工具の製造工程において、工具個体ごとに容易に変更可能なものであることが好ましい。例えば、テクスチャは、レーザ加工プログラムを変えることで、工具個体ごとに容易に変更可能である。また、このように工具個体ごとに容易に変更可能な形状因子は、通常は製品仕様に含まれない追加要素である。また、本発明の対象外とする形状因子は、例えば、工具の外径やチップブレーカーなど、マクロな形状因子であり製品仕様に含まれるものである。
テクスチャTXは、例えば、図2に示すように、様々なパターン(複数のパターン)があり、複数のパターンのうちから1つが選択されて、切削インサート10に付加されている。このように、本実施形態では、切削インサート10は、同一の製品でありながら、個体によって異なるパターンのテクスチャTXが付加条件の変更として付加されて、利用者に出荷される。
なお、2次元コードCD1、識別マーク(CM1、CM2、CM3)、及びテクスチャTXは、例えば、レーザなどにより、切削インサート10の主面に付加される。
図2は、本実施形態におけるテクスチャTXの一例を示す図である。
図2(a)~(d)は、テクスチャTXのパターン例を示している。図2(a)は、水玉模様のパターンのテクスチャTXの一例を示し、図2(b)は、四角模様のパターンのテクスチャTXの一例を示している。また、図2(c)は、横縞パターンのテクスチャTXの一例を示し、図2(d)は、波線パターンのテクスチャTXの一例を示している。
なお、テクスチャTXは、パターンの種類を変更する他に、同一のパターンであっても、パターンを形成する溝の幅や深さ、パターンの配置、等を変更したものを付加条件の変更としてもよい。すなわち、付加条件には、テクスチャTXのパターン形状、パターンの大きさ、配置、パターンを形成する溝の幅及び深さ、などが含まれる。
なお、本実施形態における切削インサート10は、例えば、一つ一つが異なるテクスチャTXが付加される。
次に、図3を参照して、上述した切削インサート10を使用して切削管理システム1の構成について説明する。
図3は、本実施形態による切削管理システム1の一例を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、切削管理システム1は、切削装置20と、コード読取部(24、53)と、AIコントローラ30と、データサーバ装置40と、評価装置50と、切削管理装置100とを備える。AIコントローラ30と、データサーバ装置40と、評価装置50と、切削管理装置100とは、ネットワークNW1を介して接続されている。
切削装置20は、切削加工を行う装置であり、例えば、マシニングセンタやNC(Numeral Control)旋盤などである。切削装置20は、上述した切削インサート10と、工具支持部21と、センサ部22と、装置制御部23とを備える。
切削インサート10は、ワークW(加工対象)を切削加工する工具であり、上述した図1に示すように、2次元コードCD1、識別マーク(CM1、CM2、CM3)、及びテクスチャTXが付加されている。ここで、2次元コードCD1は、例えば、切削インサート10の型名及びテクスチャTXが識別可能な工具IDを示している。切削インサート10は、工具支持部21に支持されて、後述する装置制御部23の制御に基づいて、ワークWに押し当てられて、切削加工に使用される。2次元コードCD1が示す工具IDは、後述するコード読取部(24、53)によって読み取られる。
工具支持部21は、切削インサート10を先端に固定して支持する。
センサ部22(検出部の一例)は、例えば、切削抵抗、切削温度、びびり(切削の際の振動)などの各種切削状況又は切削負荷を示す切削情報を検出する。センサ部22は、例えば、工具支持部21に配置されているものとする。センサ部22は、検出した切削情報をAIコントローラ30に出力する。なお、センサ部22は、例えば、切削装置20の主軸モータ、あるいは、ワークW又は工具支持部21を並進移動するモータの電流値を検出する場合に、切削装置20の制御回路の所定の端子から電流値を直接検出する電流計などでもよい。これらの電流値は、上述した切削負荷に相当する。また、切削装置20の主軸電流値は、例えば、後述する装置制御部23の制御情報に基づいて、検出されてもよい。
装置制御部23は、AIコントローラ30からの指令に基づいて、切削インサート10によるワークWに対する切削加工を制御する。装置制御部23は、例えば、ワークWを回転させるとともに、工具支持部21の位置を制御することで、切削インサート10によりワークWを切削する。
コード読取部24は、例えば、イメージセンサなどを含み、2次元コードCD1が示す工具IDを読み取る。コード読取部24は、例えば、イメージセンサなどにより検出した2次元コードCD1の画像情報をパターン認識により工具IDに変換する。また、コード読取部24は、識別マーク(CM1、CM2、CM3)をパターン認識することで、切削に使用する切れ刃のコーナを判定する。
AIコントローラ30(切削制御部の一例)は、例えば、AI搭載マシンオートメーションコントローラであり、学習機能を備えたコントローラである。AIコントローラ30は、装置制御部23に各種指令を出力し、ワークWの切削加工を制御する。また、AIコントローラ30は、センサ部22によって切削装置20による切削加工の際に検出された各種切削情報などを取得するとともに、コード読取部24から工具IDを取得する。なお、切削情報には、センサ部22によって検出された情報の他に、各種時刻情報や切削時間を示す情報などが含まれてもよい。切削情報には、例えば、切削抵抗や切削温度などの切削加工の状態を示す第1情報と、例えば、切削時間や切削距離などの切削加工に応じて増加する第2情報とが含まれる。また、第1情報は、例えば、切削インサート10に負荷をかける情報である。
AIコントローラ30は、取得した切削情報と、工具IDとを対応付けて、後述するデータサーバ装置40が備える切削情報記憶部42に記憶させる。すなわち、AIコントローラ30は、切削情報と、工具IDとを対応付けて、ネットワークNW1を介して、データサーバ装置40に送信し、切削情報記憶部42に記憶させる。このように、AIコントローラ30は、センサ部22が検出した切削情報と、コード読取部24が読み取った2次元コードCD1に基づく工具IDとを取得し、取得した切削情報と、工具情報とを対応付けて切削情報記憶部42に記憶させる。
なお、切削情報には、切削装置20が検出した情報の他に、ワークWの材質、面粗さ、ワークWの加工品質(例えば、面粗さ、バリの有無、色(変色の有無)、加工精度など)が含まれてもよい。また、切削情報には、使用中又は使用済みの切削工具の刃先の損傷の種類や摩耗量、被削材の溶着量などを含めてもよい。使用中又は使用済みの切削工具の刃先の情報は、例えば、マイクロスコープで刃先を観察することで得ることができる。また、これらの情報は、利用者の手入力(マニュアル入力)により切削装置20又はAIコントローラ30が取得するようにしてもよい。
また、AIコントローラ30は、工具IDとともに、上述した切削装置20を識別する装置ID(装置識別情報)や、切削インサート10を使用している利用者を識別する利用者ID(利用者識別情報)、ワークWの材質などのワーク情報(加工対象情報)、等を含めて、切削情報記憶部42に記憶させるようにしてもよい。ここで、AIコントローラ30は、装置ID及び利用者IDを、例えば、利用者の手入力(マニュアル入力)により取得するものとする。
データサーバ装置40は、ネットワークNW1に接続されているサーバ装置であり、ネットワークNW1を介して、AIコントローラ30、評価装置50、及び切削管理装置100と接続可能である。データサーバ装置40は、工具情報記憶部41と、切削情報記憶部42と、評価情報記憶部43とを備える。
工具情報記憶部41は、切削管理システム1において利用可能な切削工具(切削インサート10)に関する情報(切削管理システム1に登録されている切削工具に関する情報)を記憶する。ここで、図4を参照して、工具情報記憶部41のデータ例について説明する。
図4は、本実施形態における工具情報記憶部41のデータ例を示す図である。
図4に示すように、工具情報記憶部41は、「工具ID」と、「工具型番」と、「ロット番号」と、「テクスチャ情報」とを対応付けて記憶する。ここで、「工具ID」は、例えば、図1に示す2次元コードCD1を読み込むことで得られる工具IDであり、切削インサート10を識別する工具識別情報の一例である。また、「工具型番」は、例えば、切削インサート10の製品型番などの切削工具の製品識別情報であり、「ロット番号」は、製造ロットを示す情報である。また、「テクスチャ情報」は、テクスチャTXを識別するテクスチャTXの「コード」と、「パターン種類」とを含んでいる。
例えば、図4に示す例では、「工具ID」が“INS0000001”に対応する切削インサート10の「工具型番」が“MMMXXXX1”であり、「ロット番号」が“1806XXX1”であることを示している。また、この切削インサート10に付加されたテクスチャTXの「コード」が“T0001”であり、「パターン種類」が“水玉”であることを示している。
図3の説明に戻り、切削情報記憶部42は、様々な利用者が切削インサート10を使用して切削加工を行った履歴情報を記憶し、少なくとも工具IDと切削情報とを対応付けて記憶する。ここで、図5を参照して、切削情報記憶部42のデータ例について説明する。
図5は、本実施形態における切削情報記憶部42のデータ例を示す図である。
図5に示すように、切削情報記憶部42は、「利用者ID」と、「工具ID」と、「コーナNO.」と、「ワーク材質」と、「開始日時」と、「終了日時」と、「検出時刻」と、「切削抵抗」と、「切削温度」とを対応付けて記憶する。
ここで、「利用者ID」は、切削インサート10を使用している利用者を識別する利用者識別情報を示し、「コーナNO.」は、切削インサート10が有する複数のコーナのうち、切削に使用した切れ刃のあるコーナを示している。また、「ワーク材質」は、切削加工を行ったワークWの材質を示している。
また、「開始日時」及び「終了日時」は、例えば、切削インサート10を切削装置20に装着した日付及び時刻及び脱着した日付及び時刻を示し、切削インサート10による切削加工の開始日時と終了日時を示している。また、「検出時刻」は、切削情報を検出した時刻を示し、例えば、切削時間に対応する。また、「切削抵抗」及び「切削温度」は、例えば、センサ部22によって検出かれた切削加工の際に検出された切削抵抗及び切削温度である。なお、「検出時刻」、「切削抵抗」及び「切削温度」は、例えば、切削情報に含まれる。また、「切削抵抗」及び「切削温度」は、例えば、切削加工の状態を示す第1情報に含まれ、「検出時刻」は、例えば、切削加工に応じて増加する第2情報に含まれる。
例えば、図5に示す例では、「利用者ID」が“U00001”の利用者が、「工具ID」が“INS0000001”である切削インサート10の「コーナNO.」が“1”の切れ刃を使用して、「開始日時」の“2018/06/01/10:00:00”から「終了日時」の“2018/06/01/10:05:00”まで切削加工を行ったことを示している。また、「検出時刻」が“10:00:00”(10時00分00秒)において「切削抵抗」が“XXX”であり、「切削温度」が“XX℃”であることを示している。
また、図5に示すこの例では、1秒ごとに、切削情報を検出した場合の一例を示している。
再び図3の説明に戻り、評価情報記憶部43(変化情報記憶部の一例)は、切削加工後の切削インサート10の計時変化を示す評価情報(計時変化情報)と、2次元コードCD1を読み取ることで取得された工具IDとを対応付けて記憶する。ここで、図6を参照して、評価情報記憶部43のデータ例について説明する。
図6は、本実施形態における評価情報記憶部43のデータ例を示す図である。
図6に示すように、評価情報記憶部43は、「工具ID」と、「コーナNO.」と、「摩耗量」と、「欠損の有無」と、「溶着量」とを対応付けて記憶する。ここで、「摩耗量」、「欠損の有無」、及び「溶着量」は、評価情報(計時変化情報)の一例である。
例えば、図6に示す例では、「工具ID」が“INS0000001”の切削インサート10の「コーナNO.」が“1”の切れ刃は、「摩耗量」が“XXX”で、「欠損の有無」が“有”であることを示している。また、「溶着量」が“XXX”であることを示している。
再び、図3の説明に戻り、データサーバ装置40は、AIコントローラ30からネットワークNW1を介して送信された少なくとも切削情報と工具IDとを対応付けて、切削情報記憶部42に記憶させる。データサーバ装置40は、後述する評価装置50からネットワークNW1を介して送信された評価情報と工具IDとを対応付けて、評価情報記憶部43に記憶させる。また、データサーバ装置40は、切削情報記憶部42が記憶する切削情報と、評価情報記憶部43が記憶する評価情報と、工具IDとをネットワークNW1を介して、切削管理装置100に送信する。
評価装置50は、利用者の切削装置20により切削加工が行われて回収された切削インサート10の評価情報と、工具IDとを取得して、工具IDと評価情報とを対応付けて、データサーバ装置40の評価情報記憶部43に記憶させる。評価装置50は、撮像部51と、評価処理部52とを備え、コード読取部53が接続されている。
コード読取部53は、上述したコード読取部24と同様の構成であり、例えば、イメージセンサなどにより検出した2次元コードCD1の画像情報をパターン認識により工具IDに変換する。また、コード読取部53は、識別マーク(CM1、CM2、CM3)をパターン認識することで、切削に使用する切れ刃のコーナを判定する。
撮像部51は、例えば、デジタルカメラなどの撮像装置であり、切削インサート10の計時変化を確認するための画像を撮像する。撮像部51は、例えば、各コーナの切れ刃の画像を撮像して、画像情報を評価処理部52に出力する。
評価処理部52は、撮像部51が撮像した各コーナの切れ刃の画像情報を、既存の画像認識技術を利用して、例えば、切れ刃の摩耗状態を示す摩耗量、切れ刃の欠損の有無、及び、切れ刃の溶着の度合いを示す溶着量などの評価情報(計時変化情報)を判定する。評価処理部52は、判定した評価情報(計時変化情報)と、コード読取部53から取得した工具IDとを対応付けて、ネットワークNW1を介して、データサーバ装置40に送信する。すなわち、評価処理部52は、例えば、図6に示すように、評価情報(計時変化情報)と、工具IDとを対応付けてデータサーバ装置40の評価情報記憶部43に記憶させる。
なお、評価処理部52は、撮像部51が撮像した各コーナの切れ刃の画像情報を人手によって判定した評価情報を取得するようにしてもよい。また、評価装置50は、例えば、スクラップとして回収した多数の使用済みの切削インサート10を選別するロボットアームを備え、ロボットアームにより、切削インサート10の切れ刃が撮像部51の焦点位置へ来るよう動かし、適切な画角で撮影した切れ刃の損傷状態を、機械学習済の評価処理部52にて、定性的又は定量的に評価する自動処理機構を備えてもよい。
切削管理装置100(情報処理装置の一例)は、例えば、ネットワークNW1に接続されたサーバ装置であり、切削インサート10による切削加工に関する各種管理処理を実行する。切削管理装置100は、例えば、記憶部11と、制御部12とを備える。
記憶部11は、切削管理装置100が利用する各種情報を記憶する。記憶部11は、利用者情報記憶部111と、学習情報記憶部112と、学習結果記憶部113と、最適化情報記憶部114とを備える。
利用者情報記憶部111は、切削管理システム1を利用する利用者に関する情報を記憶する。利用者情報記憶部111は、例えば、利用者IDと、利用者名とを対応付けて記憶する。ここで、利用者名は、利用者IDに対応する利用者名であり、例えば、企業名、団体名、組織名などである。なお、利用者情報記憶部111は、利用者ID及び利用者名の他に、利用者の住所、電話番号、メールアドレス、等を記憶するようにしてもよい。
学習情報記憶部112は、データサーバ装置40の切削情報記憶部42及び評価情報記憶部43が記憶する情報に基づいて、テクスチャTXの最適化を行う機械学習を行うための学習用データを記憶する。学習情報記憶部112が記憶する学習用データには、切削情報記憶部42及び評価情報記憶部43から取得した各種情報の他に、例えば、上述した切削情報の第1情報及び第2情報に基づいて生成された切削インサート10の使用量などが含まれる。
学習結果記憶部113は、上述した学習情報記憶部112が記憶する学習用データに基づく機械学習結果を記憶する。学習結果記憶部113は、例えば、後述する最適なテクスチャTXを推定するための機械学習結果を記憶する。
最適化情報記憶部114は、学習結果記憶部113が記憶する学習結果に基づいて、推定された最適なテクスチャTXの情報を記憶する。なお、切削インサート10の最適なテクスチャTXを推定する推定処理の詳細については後述する。
制御部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、切削管理装置100を統括的に制御する。制御部12は、例えば、切削インサート10による切削加工に関する各種処理(所定の処理)を実行する。ここで、各種管理処理には、テクスチャTXの最適化の学習処理、最適なテクスチャTXの推定処理などが含まれる。また、制御部12は、管理処理部121と、学習処理部122と、推定処理部123とを備える。
管理処理部121は、付加条件(例えば、パターン種類)が変更されたテクスチャTXを付加した切削インサート10を、ランダム(無作為)に選択して、利用者に送付させて、利用者に切削インサート10を使用させる。
学習処理部122は、工具IDに対応するテクスチャTXの状態と、切削情報記憶部42が記憶する切削情報と、評価情報記憶部43が記憶する評価情報とに基づいて、最適なテクスチャTXの状態を推定する機械学習を実行する。学習処理部122は、データサーバ装置40の切削情報記憶部42が記憶する工具ID、コーナNO.、及び切削情報と、データサーバ装置40の評価情報記憶部43が記憶する工具ID、コーナNO.、及び評価情報とを取得し、工具ID及びコーナNOにより、切削情報と、評価情報とを対応付ける。
また、学習処理部122は、データサーバ装置40の工具情報記憶部41から工具IDに対応するテクスチャ情報を取得する。ここで、例えば、テクスチャ情報は、テクスチャTXの状態として利用する。学習処理部122は、例えば、工具IDに対応するテクスチャTXのコード、切削情報、及び評価情報を対応付けて、学習用データとして、学習情報記憶部112に記憶させる。学習処理部122は、学習情報記憶部112に蓄積された学習用データに基づいて、最適なテクスチャTXの状態を推定する機械学習を実行する。
なお、学習処理部122は、例えば、切削情報及び評価情報に基づいて、特徴量を抽出し、当該特徴量を利用して機械学習を実行してもよいし、例えば、深層学習(ディープラーニング:Deep Learning)を用いて、特徴量の抽出を含めた機械学習を実行してもよい。
学習処理部122は、機械学習を実行した学習結果を、学習結果記憶部113に記憶させる。
また、学習処理部122は、評価情報を所定の規定に基づいて、切削インサート10の性能評価を指標値に変換し、変換した指標値と、テクスチャTXの状態と、切削情報とに基づいて、機械学習を実行するようにしてもよい。所定の規定は、例えば、切れ刃の欠損がある場合に“0”ポイントとし、切れ刃の欠損がない場合に“10”ポイントとしたり、摩耗量及び溶着量をランク分けして、ランクに応じてポイントを付与する、などである。学習処理部122は、このような所定の規定により、評価情報の各情報を性能評価を指標値に変換する。また、学習処理部122は、評価情報の各情報を性能評価を指標値の合計値を算出して、当該合計値を機械学習に利用してもよい。
推定処理部123は、学習処理部122が学習した学習結果に基づいて、使用条件に応じた最適なテクスチャTXの状態を推定する。推定処理部123は、例えば、学習結果記憶部113が記憶する学習結果に基づいて、使用条件に応じた最適なテクスチャTXを推定する。ここで、使用条件は、例えば、ワークWの材質や、切削情報のうちの各種使用条件などである。推定処理部123は、推定した最適なテクスチャTXの状態を示す情報を、最適なテクスチャTXの情報として、最適化情報記憶部114に記憶させる。
なお、本実施形態では、形状因子の一例としてテクスチャTXを最適化する例を説明しているが、形状因子は、切刃先の曲率半径、すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び基材へのコーティングの膜厚などでもよい。例えば、推定処理部123は、使用条件に応じたテクスチャTX、刃先の曲率半径、すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び基材へのコーティングの膜厚のいずれかの最適な状態を推定するようにしてもよい。
次に、図面を参照して本実施形態による切削管理システム1の動作について説明する。
図7は、本実施形態におけるAIコントローラ30の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、AIコントローラ30による切削情報の収集処理について説明する。
<切削情報の収集処理>
図7に示すように、AIコントローラ30は、まず、工具ID及びコーナNO.を取得する(ステップS101)。AIコントローラ30は、切削インサート10を切削装置20に取り付ける又は交換する際に、コード読取部24に切削インサート10に印刷されている2次元コードCD1を読み取らせて、2次元コードCD1の示す工具IDを、コード読取部24から取得する。また、AIコントローラ30は、コード読取部24が識別マーク(CM1、CM2、CM3)に基づく切削に使用するコーナNO.を取得する。なお、AIコントローラ30は、切削インサート10を切削装置20に取り付ける又は切削インサート10を交換する際に、切削加工の開始日時の情報を、例えば、内部の時計機能などから取得する。
次に、AIコントローラ30は、ワークWの情報を取得する(ステップS102)。AIコントローラ30は、例えば、ワークWの材質、表面の粗さなどの情報を、利用者の手入力(マニュアル入力)により取得する。なお、切削情報には、切削抵抗及び切削時間以外のワークWの材質、表面の粗さなどの情報も含まれる。
次に、AIコントローラ30は、切削加工の開始指令を切削装置20に送信する(ステップS103)。これにより、切削装置20は、開始指令に基づいて、切削インサート10による、予め学習された切削加工を実行する。
次に、AIコントローラ30は、切削情報を取得する(ステップS104)。AIコントローラ30は、センサ部22から切削抵抗などの切削情報を取得するとともに、内部の時計機能などから切削時刻を切削時間として取得する。なお、切削情報には、切削抵抗及び切削時間以外の情報も含まれ、AIコントローラ30は、切削情報に含まれる各種情報を取得する。
次に、AIコントローラ30は、切削加工が終了であるか否かを判定する(ステップS105)。AIコントローラ30は、切削加工が終了である場合(ステップS105:YES)に、処理をステップS106に進める。また、AIコントローラ30は、切削加工が終了でない場合(ステップS105:NO)に、処理をステップS104に戻し、切削情報の取得を繰り返す。
また、ステップS106において、AIコントローラ30は、利用者ID及び工具IDと、各種切削情報とを対応付けてデータサーバ装置40に送信する。すなわち、AIコントローラ30は、上述したステップS104などで収集した切削情報と、利用者IDと、工具ID及びコーナNO.とを対応付けて、図5に示すように、データサーバ装置40の切削情報記憶部42に記憶させる。なお、AIコントローラ30は、切削加工を終了する際に、切削加工の終了日時の情報を、例えば、内部の時計機能などから取得し、切削情報に含めて、データサーバ装置40に送信する。ステップS106の処理後に、AIコントローラ30は、処理を終了する。
このように、AIコントローラ30は、少なくとも工具IDと、切削情報とを収集して、ネットワークNW1を介して、データサーバ装置40の切削情報記憶部42に記憶させる。
<テクスチャTXの最適化の学習処理>
次に、図8を参照して、本実施形態におけるテクスチャTXの最適化の学習処理について説明する。
図8は、本実施形態における切削管理装置100の学習処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、切削管理装置100の学習処理部122は、データサーバ装置40から工具情報と切削情報と評価情報とを取得する(ステップS201)。学習処理部122は、データサーバ装置40の切削情報記憶部42が記憶する工具ID、コーナNO.、及び切削情報と、データサーバ装置40の評価情報記憶部43が記憶する工具ID、コーナNO.、及び評価情報とを取得する。また、学習処理部122は、データサーバ装置40の工具情報記憶部41から工具IDに対応するテクスチャ情報を取得する。
次に、学習処理部122は、取得情報に基づいて、学習用データを生成する(ステップS202)。学習処理部122は、工具ID及びコーナNOにより、切削情報と、評価情報とを対応付ける。学習処理部122は、例えば、工具IDに対応するテクスチャTXのコード、切削情報、及び評価情報を対応づけて、学習用データとして、学習情報記憶部112に記憶させる。また、学習処理部122は、切削情報又は評価情報から生成した情報(例えば、上述した積分値や性能評価を指標値など)を学習用データに含めてもよい。
次に、学習処理部122は、学習用データに基づいて、最適なテクスチャTXを推定する機械学習を実行する(ステップS203)。すなわち、学習処理部122は、学習情報記憶部112に蓄積された学習用データに基づいて、最適なテクスチャTXを推定する機械学習を実行する。
次に、学習処理部122は、学習結果を学習結果記憶部113に記憶させる(ステップS204)。学習処理部122は、最適なテクスチャTXを推定する機械学習の学習結果を、学習結果記憶部113に記憶させる。ステップS204の処理後に、学習処理部122は、テクスチャTXの最適化の学習処理を終了する。
<最適なテクスチャTXの推定処理>
次に、図9を参照して、本実施形態におけるテクスチャTXの最適化の学習処理について説明する。
図9は、本実施形態における切削管理装置100の推定処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、切削管理装置100の推定処理部123は、使用条件を取得する(ステップS301)。推定処理部123は、例えば、切削管理装置100の管理者などから切削インサート10の使用条件を取得する。
次に、推定処理部123は、学習結果に基づいて、使用条件に応じた最適なテクスチャTXを推定する(ステップS302)。推定処理部123は、管理者などから取得した切削インサート10の使用条件と、学習結果記憶部113が記憶する最適なテクスチャTXを推定する機械学習の学習結果とに基づいて、最適なテクスチャTXを推定する。推定処理部123は、推定した最適なテクスチャTXを示す情報を、最適なテクスチャTXの情報として、最適化情報記憶部114に記憶させる。
次に、推定処理部123は、推定した最適なテクスチャTXの情報を出力する(ステップS303)。推定処理部123は、最適化情報記憶部114が記憶する最適なテクスチャTXの情報を読み出し、切削管理装置100の外部に出力する。例えば、推定処理部123は、切削管理装置100の表示部(不図示)に最適なテクスチャTXの情報を表示さえる。ステップS303の処理後に、推定処理部123は、最適なテクスチャTXの推定処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態による切削管理システム1は、切削情報記憶部42と、評価情報記憶部43(変化情報記憶部)と、学習処理部122と、推定処理部123とを備える。切削情報記憶部42は、通常は製品仕様に含まれない追加要素である形状因子(例えば、テクスチャTX)であって、付加条件を変更して付加された形状因子(例えば、テクスチャTX)と、自工具を識別する工具ID(工具識別情報)を示す2次元コードCD1(個体識別子)とを有する切削工具(例えば、切削インサート10)を使用して切削加工を行った際の使用条件を含む切削情報と、2次元コードCD1を読み取ることで取得された工具IDとを対応付けて記憶する。評価情報記憶部43は、切削加工後の切削インサート10の計時変化を示す計時変化情報(評価情報)と、2次元コードCD1を読み取ることで取得された工具IDとを対応付けて記憶する。学習処理部122は、工具IDに対応する形状因子(テクスチャTX)の状態と、切削情報記憶部42が記憶する切削情報と、評価情報記憶部43が記憶する計時変化情報とに基づいて、最適な形状因子(例えば、テクスチャTX)の状態を推定する機械学習を実行する。推定処理部123は。学習処理部122が学習した学習結果に基づいて、使用条件に応じた最適な形状因子(例えば、テクスチャTX)の状態を推定する。
これにより、本実施形態による切削管理システム1は、例えば、切削インサート10の使用条件に応じて、最適な形状因子(例えば、テクスチャTX)の状態を推定することができるため、切削インサート10に最適な形状因子(例えば、テクスチャTX)を付加することで、切削工具を効率的に最適化することができる。よって、本実施形態による切削管理システム1は、切削加工を効率的に最適化することができる。また、本実施形態による切削管理システム1は、最適な形状因子(例えば、テクスチャTX)の状態を推定することで、利用者への適切な切削インサート10の提案や、より適切な切削インサート10の開発が可能になる。本実施形態による切削管理システム1では、例えば、使用条件に応じて、最適なテクスチャTXを採用することで、切削加工の際の温度を低減させることが可能であるとともに、切削インサート10の寿命を延ばすことができる。
なお、本実施形態において、最適化とは、例えば、切削インサート10の耐摩耗性や耐欠損性の向上、切削温度の低下や被削材の溶着量の減少、加工面の面粗さの低下や光沢の向上など、一般的に切削工具に要求される性能を向上させることである。本実施形態による切削管理システム1では、使用条件に応じて、これらの性能のうちのいずれか又は複数の組み合わせを向上させることができる。また、最適化には、利用者のニーズに合わせて、これらの性能のバランスをチューニングすることなどのより目的に適った方向へと調整することを含めてもよい。
また、本実施形態では、形状因子は、切れ刃のすくい面又は逃げ面に付加されたパターン構造であるテクスチャTX、刃先の曲率半径、すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び基材へのコーティングの膜厚のいずれかであり、推定処理部123は、使用条件に応じたテクスチャTX、刃先の曲率半径、すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び基材へのコーティングの膜厚のいずれかの最適な状態を推定する。
これにより、本実施形態による切削管理システム1は、テクスチャTXの他に、刃先の曲率半径、及びすくい面又は逃げ面の面粗さの最適化が可能になり、使用条件に応じて、切削工具(例えば、テクスチャTX)を使用した切削工具をさらに最適化することができる。
また、本実施形態では、学習処理部122は、計時変化情報(評価情報)を所定の規定に基づいて、切削インサート10の性能評価を指標値に変換し、変換した指標値と、形状因子(例えば、テクスチャTX)の状態と、切削情報とに基づいて、機械学習を実行する。
これにより、本実施形態による切削管理システム1は、計時変化情報(評価情報)を数値化して、最適な形状因子(例えば、テクスチャTX)の推定のための学習を適切に実行することができる。
また、本実施形態による切削管理システム1は、付加条件が変更された形状因子(例えば、テクスチャTX)を付加した切削インサート10を、ランダムに選択して、利用者に送付させる管理処理部121を備える。
これにより、本実施形態による切削管理システム1では、ランダムに選択された形状因子(例えば、テクスチャTX)の異なる切削インサート10が、利用者に送付され使用されるため、より広い範囲の均等なサンプル数の機械学習のための学習用データを収集することができる。よって、本実施形態による切削管理システム1は、より精度のよい機械学習を行うことができる。
また、本実施形態による切削インサート10(切削工具)は、通常は製品仕様に含まれない追加要素である形状因子(例えば、テクスチャTX)であって、付加条件を変更して付加された形状因子と、自工具を識別する工具IDを示す2次元コードCD1とを備える。また、形状因子は、例えば、切れ刃のすくい面又は逃げ面に付加されたパターン構造であるテクスチャTX、刃先の曲率半径、すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び基材へのコーティングの膜厚のいずれかである。
これにより、本実施形態では、同一の製品に、付加条件を変更して付加された様々な形状因子を備える切削インサート10を利用者に提供することで、機械学習のための学習用データを容易に収集することができる。そのため、本実施形態による切削インサート10は、切削加工をより効率的に最適化することができる。
また、本実施形態による切削管理装置100(情報処理装置)は、上述した切削情報記憶部42と、評価情報記憶部43とを備える切削管理システム1が備える情報処理装置であって、学習処理部122と、推定処理部123とを備える。学習処理部122は、工具IDに対応する形状因子(テクスチャTX)の状態と、切削情報記憶部42が記憶する切削情報と、評価情報記憶部43が記憶する計時変化情報(評価情報)とに基づいて、最適な形状因子(例えば、テクスチャTX)の状態を推定する機械学習を実行する。推定処理部123は、学習処理部122が学習した学習結果に基づいて、使用条件に応じた最適な形状因子(例えば、テクスチャTX)の状態を推定する。
これにより、本実施形態による切削管理装置100は、上述した切削管理システム1と同様の効果を奏し、切削工具を効率的に最適化することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の実施形態において、形状因子の一例として、テクスチャTXを変更して切削インサート10に付加する例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、刃先の曲率半径、すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び基材へのコーティングの膜厚などの他の形状因子であってもよい。なお、刃先の曲率半径、及びすくい面又は逃げ面の面粗さは、例えば、プラスト処理時間を変更することで、付加条件を変更可能であるが、コーティングの膜厚は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)の成膜炉内部の位置に応じて、膜厚が変化する。この場合、付加条件は、形成された後に膜厚に応じて水準分けして使用する。このように、形状因子には、意図的に調整可能(変更可能)でないものが含まれてもよい。
また、上記の実施形態において、切削工具の一例として、切削インサート10を用いる例を説明したが、ドリルなどの他の切削工具に適用してもよい。
また、2次元コードCD1は、上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、直線のバーコードやQRコード(登録商標)などの他のコード化手段を適用してもよい。また、2次元コードCD1には、切削インサート10の工具型番や当該切削インサート10が製造されたロット番号などが含まれていてもよい。また、2次元コードCD1の代わりに、切削インサート10に個体識別情報を含むICチップを埋め込むなどの方法を用いてもよい。
また、上記の実施形態において、切削制御部の一例として、AIコントローラ30が、工具IDと切削情報とを対応付けて、切削情報記憶部42に記憶させる例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、切削装置20の装置制御部23が、切削制御部として、工具IDと切削情報とを対応付けて、切削情報記憶部42に記憶させるようにしてもよい。また、この場合、装置制御部23が、コード読取部24から工具IDを取得するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、AIコントローラ30とコード読取部24とは、それぞれ、例えば、スマートフォンやタブレットなどの情報端末装置と、その内蔵カメラとしてもよい。また、同様に、評価装置50とコード読取部53とは、それぞれ、例えば、スマートフォンやタブレットなどの情報端末装置と、その内蔵カメラとしてもよい。
また、上記の実施形態において、切削管理システム1は、評価装置50を備える例を説明したが、これに限定されるものではなく、評価装置50は、切削管理装置100に含まれる構成であってもよい。
また、上記の実施形態において、切削管理システム1は、1台の切削装置20と、1台のAIコントローラ30とを備える例を説明したが、これに限定されるものではなく、複数台の切削装置20と、複数台のAIコントローラ30とを備えるようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、データサーバ装置40、評価装置50、及び切削管理装置100は、それぞれ1台の装置として構成する例を説明したが、これに限定されるものではなく、データサーバ装置40、評価装置50、及び切削管理装置100は、複数の装置で構成されるようにしてもよい。
また、切削管理装置100が備える記憶部11の一部又は全部を、例えば、データサーバ装置40などの他の装置が備えるようにしてもよい。また、切削管理装置100が備える制御部12の一部を、例えば、データサーバ装置40などの他の装置が備えるようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、第2情報に対する第1情報の積分値は、切削時間に対する切削抵抗の積分値を適用する一例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、切削距離に対する切削抵抗の積分値、切削時間に対する切削温度の積分値など、他の組合せを適用するようにしてもよい。また、例えば、切削抵抗と切削温度とを独自に組み合わせた計算式などを用いてもよい。
また、切削インサート10の性能評価を指標値は、上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、摩耗量の逆数、切削抵抗の逆数などを用いてもよい。また、指標値の合計を算出する際に、各項目に重み付けを行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、管理処理部121は、付加条件が変更された形状因子をランダムに選択して、利用者に送付させる例を説明したが、例えば、広範囲に付加条件を変更した複数の切削インサート10の初期セット(試行セット)を利用者に送付して使用させた後に、初期セットの評価結果に基づいて、付加条件の変更範囲を絞り込むようにしてもよい。このようにすることで、切削管理システム1は、さらに効率よく学習用データを収集することができる。また、管理処理部121は、付加条件が変更された形状因子をランダムに選択して、利用者に送付した後に、その結果をフィードバックして、徐々に絞り込んで、付加条件が変更された形状因子を選択するようにしてもよい。
なお、上述した切削管理システム1が備える各構成は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した切削管理システム1が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した切削管理システム1が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に切削管理システム1が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 切削管理システム
10 切削インサート
11 記憶部
12 制御部
20 切削装置
21 工具支持部
22 センサ部
23 装置制御部
24、53 コード読取部
30 AIコントローラ
40 データサーバ装置
41 工具情報記憶部
42 切削情報記憶部
43 評価情報記憶部
50 評価装置
51 撮像部
52 評価処理部
100 切削管理装置
111 利用者情報記憶部
112 学習情報記憶部
113 学習結果記憶部
114 最適化情報記憶部
121 管理処理部
122 学習処理部
123 推定処理部
CD1 2次元コード
CM1、CM2、CM3 識別マーク
NW1 ネットワーク
TX テクスチャ
W ワーク

Claims (5)

  1. 付加条件を変更して付加された形状因子と、自工具を識別する工具識別情報を示す個体識別子とを有する切削工具を使用して切削加工を行った際の使用条件を含む切削情報と、前記個体識別子を読み取ることで取得された前記工具識別情報とを対応付けて記憶する切削情報記憶部と、
    切削加工後の前記切削工具の計時変化を示す計時変化情報と、前記個体識別子を読み取ることで取得された前記工具識別情報とを対応付けて記憶する変化情報記憶部と、
    前記工具識別情報に対応する前記形状因子の状態と、前記切削情報記憶部が記憶する前記切削情報と、前記変化情報記憶部が記憶する前記計時変化情報とに基づいて、最適な前記形状因子の状態を推定する機械学習を実行する学習処理部と、
    前記学習処理部が学習した学習結果に基づいて、前記使用条件に応じた最適な前記形状因子の状態を推定する推定処理部と
    を備えることを特徴とする切削管理システム。
  2. 前記形状因子は、切れ刃のすくい面又は逃げ面に付加されたパターン構造であるテクスチャ、刃先の曲率半径、前記すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び基材へのコーティングの膜厚のいずれかであり、
    前記推定処理部は、前記使用条件に応じた前記テクスチャ、前記刃先の曲率半径、前記すくい面又は逃げ面の面粗さ、及び前記コーティングの膜厚のいずれかの最適な状態を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の切削管理システム。
  3. 前記学習処理部は、前記計時変化情報を所定の規定に基づいて、前記切削工具の性能評価を指標値に変換し、変換した前記指標値と、前記形状因子の状態と、前記切削情報とに基づいて、前記機械学習を実行する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の切削管理システム。
  4. 前記付加条件が変更された前記形状因子を付加した前記切削工具を、ランダムに選択して、利用者に送付させる管理処理部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の切削管理システム。
  5. 付加条件を変更して付加された形状因子と、自工具を識別する工具識別情報を示す個体識別子とを有する切削工具を使用して切削加工を行った際の使用条件を含む切削情報と、前記個体識別子を読み取ることで取得された前記工具識別情報とを対応付けて記憶する切削情報記憶部と、切削加工後の前記切削工具の計時変化を示す計時変化情報と、前記個体識別子を読み取ることで取得された前記工具識別情報とを対応付けて記憶する変化情報記憶部と、を備える切削管理システムが備える情報処理装置であって、
    前記工具識別情報に対応する前記形状因子の状態と、前記切削情報記憶部が記憶する前記切削情報と、前記変化情報記憶部が記憶する前記計時変化情報とに基づいて、最適な前記形状因子の状態を推定する機械学習を実行する学習処理部と、
    前記学習処理部が学習した学習結果に基づいて、前記使用条件に応じた最適な前記形状因子の状態を推定する推定処理部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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