JP2020069336A - 紙製の接続具 - Google Patents

紙製の接続具 Download PDF

Info

Publication number
JP2020069336A
JP2020069336A JP2018207613A JP2018207613A JP2020069336A JP 2020069336 A JP2020069336 A JP 2020069336A JP 2018207613 A JP2018207613 A JP 2018207613A JP 2018207613 A JP2018207613 A JP 2018207613A JP 2020069336 A JP2020069336 A JP 2020069336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
base material
pair
protrusion
female
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018207613A
Other languages
English (en)
Inventor
宏祐 佐々木
Kosuke Sasaki
宏祐 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NARUSHIMA KK
Original Assignee
NARUSHIMA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NARUSHIMA KK filed Critical NARUSHIMA KK
Priority to JP2018207613A priority Critical patent/JP2020069336A/ja
Publication of JP2020069336A publication Critical patent/JP2020069336A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Buckles (AREA)

Abstract

【課題】 紙によって接続具を形成することで、主に紙のような薄いシート同士の結合に適している紙製の接続具を提供する。【解決手段】 紙によって形成された雄部材10と雌部材20とを接続する紙製の接続具であって、雄部材10は、突起部12を備えている厚紙からなる雄基材11を有し、雌部材20は、略平行な一対のアーム部22を備えている厚紙からなる雌基材21と、その雌基材21を両面から挟んでいる表面材25とを有し、突起部12は、先端部分12aの外縁が円滑な曲線形状であって、一対のアーム部22の間隔は先端付近が最狭部であって、突起部12の先端部分12aを一対のアーム部22の両方に接触させながら、突起部12を一対のアーム部22の最狭部の手前側と奥側に抜差し自在であることとする。【選択図】 図1

Description

本発明は、紙製の接続具に関する。
バッグ等でベルト同士を結合するために、嵌合タイプのバックルが用いられている(例えば、特許文献1参照)。図6は、従来のバックルの斜視図である。バックル100は、バックル本体(雌部材)101の内側に差込体(雄部材)102を差し込んで、スナップフィットさせることで嵌合する構造になっている。このようなタイプのバックル100は、金属製や樹脂製であるので、ベルト同士を強固に結合することができ、また、着脱の回数も基本的には制限がない。したがって、バックル100は、バッグ等以外にも、様々な場面で用いることができると想像できる。
しかしながら、金属製や樹脂製のバックルは、例えば紙同士を結合するような場合には、紙に対するバックルそのものの重さや大きさ、紙との接着性などの問題があり、採用されることがほとんどないと考えられる。
特開2000−125910号
このような実情に鑑み、本発明は、接続具を紙によって形成することで、主に紙のような薄いシート同士の結合に適している紙製の接続具を提供することを目的としている。
本発明の接続具は、紙によって形成された雄部材と雌部材とを接続する紙製の接続具であって、雄部材は、突起部を備えている厚紙からなる雄基材を有し、雌部材は、略平行な一対のアーム部を備えている厚紙からなる雌基材と、その雌基材を両面から挟んでいる表面材とを有し、突起部は、先端部分の外縁が円滑な曲線形状であって、一対のアーム部の間隔は先端付近が最狭部であって、突起部の先端部分を一対のアーム部の両方に接触させながら、突起部を一対のアーム部の最狭部の手前側と奥側に抜差し自在であることとする。ここで、突起部の先端部分の外縁が略円形であることにしてもよい。
また、突起部が抜差し方向に対して左右に二分割された形状であることにしたり、その突起部を一対のアーム部の最狭部の奥側に差し込んだときに、突起部と一対のアーム部とが係止される係止構造を有し、その係止構造は、二分割された突起部を側方から押圧すると、突起部と一対のアーム部との係止が外れることにしてもよい。さらに、雌基材が2カ所の凸部を有し、その凸部は二分割された突起部を一対のアーム部の最狭部の奥側に差し込んだときに突起部の側面に接触し、その凸部を押圧することで突起部を側方から押圧できることにしてもよい。
なお、雄基材及び雌基材は、1.0mm以上5.0mm以下の厚紙からなることにするとよい。
本発明の紙製の接続具によれば、紙製にすることで軽くかつ薄いため、紙のような薄いシート同士の結合に適しており、また、接続部材が紙製なので、被結合物(紙)から取り外さないで廃棄することができるといった効果を奏する。
また、嵌合したときに係止できる構造にすることで、紙製であっても確実な接続を実現することができる。
本発明に係る紙製の接続具の平面図であり、(a)は接続前、(b)は接続途中、(c)は接続済みの状態である。 紙製の接続具の斜視図である。 雄基材及び雌基材の平面図である。 係止構造を備えた紙製の接続具の平面図であり、(a)は接続前、(b)は接続途中、(c)は接続済みの状態である。 係止構造を備えた雄基材及び雌基材の平面図である。 従来のバックルの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る紙製の接続具の平面図であり、(a)は接続前、(b)は接続途中、(c)は接続済みの状態である。また、図2は、紙製の接続具の斜視図である。この接続具は、主に紙等の薄いシート同士を結合するのに使用されるものであり、雌部材20に対して雄部材10を抜差し自在な構造であるが、抜差しの際に抵抗がかかることで接続可能となっている。
雌部材20は三層を重ねた構成であり、真中の層にある雌基材21の両面を表面材25で挟んだ構成になっている。また、雄部材10についても同様に、雄基材11の両面を表面材15で挟んだ構成にするとよいが、接続するだけであれば雄部材10には表面材15が無くてもよく、雄基材11だけで接続は可能である。ただし、雄部材10にも表面材15を設けた方が、接続が容易になるなどの利点があるので、基本的には表面材15は設けられている。
ここで、雄部材10と雌部材20との接続は、雄基材11と雌基材21との嵌合による接続であり、表面材25は、雌基材21に嵌合した雄基材11が、面外へ外れるのを防ぐために設けられている。したがって、表面材25の一方を被結合物そのもの(紙等)で代用できる場合もある。
次に、雄基材11及び雌基材21の詳細な形状について、説明する。図3は、雄基材及び雌基材の平面図である。
雄基材11は、雌基材21の一対のアーム部22の間に差し込まれる突起部12を有している。突起部12は、先端部分12aの外縁が円滑な曲線形状をしていることで、一対のアーム部22の両方に接触しながら、アーム部22の間を通過して奥側に差し込むことができる。円滑な曲線形状を略円形にすれば、単純な形状であり、抜差しのいずれおいてもアーム部22に引っ掛かることがないので、好ましいと考えられる。つまり、突起部12全体としては、略しゃもじ型であって、略円形の外径が突起部12の最大幅部となっている。
雌基材21は、一対のアーム部22を有しており、アーム部22同士の隙間の間隔は、先端付近で最狭部となり、その最狭部の間隔Wminは、突起部12の最大幅部よりも僅かに狭くなっている。そして、アーム部22の最狭部の間を突起部12が通過する際には、アーム部22は僅かに左右に広がることとする。なお、アーム部22の間を突起部12が円滑に通過できるように、アーム部22の先端外縁も略円形等の滑らかな曲線形状にするのがよい。
また、アーム部22の先端は、表面材25よりも少し突出させておくことで、突起部12をアーム部22の間に挿入しやすくなる。ただし、表面材25よりも突出させたときは、嵌合したときにアーム部22の先端が雄基材11に当接しないように、突起部12の根元側に図1や図3に示したような窪みを設けておくとよい。
金属製や樹脂製のバックルであれば、基本的には嵌合の回数に制限はないが、この接続具は紙製なので、突起部12の抜差しを何度も行うと、アーム部22や突起部12が変形してしまい、嵌合できなくなってしまう。つまり、抜差しの回数は数十回程度が想定され、多くても百回程度に制限されると考えられる。しかし、被結合物が紙などの場合は、被結合物そのものの耐久性が低いため、結局、ある程度の回数の抜差しができれば、十分な役目を果たすことができると考えられる。
そこで、雄基材11及び雌基材21の厚さは、1.0mm以上5.0mm以下とし、好ましくは1.5mm以上2.0mm以下とする。厚さを1.0mmよりも薄くすると、変形しやすいので、嵌合が外れやすくなる。また、逆に、5.0mmよりも厚くすると、紙製では加工が困難になる。これらの事情を踏まえ、1.0mm以上5.0mm以下という範囲が決定される。ただし、厚さを1.0mmとすると耐久性があまりに低くなるため、ある程度の嵌合回数に耐えられるように、1.5mm以上にするのが好ましい。また、被結合物である紙等に対し、厚さが違い過ぎるのはバランスを欠くので、好ましくは2.0mm以下にするのがよい。
また、表面材15,25については、特に厚さを限定しないが、嵌合した雄基材11が面外へ外れるのを防ぐためには、あまり薄くするのは好ましくない。したがって、表面材15,25についても、雄基材11や雌基材21と同程度の厚さにするのが望ましいと考えられる。なお、雄部材10については、表面材15が無くても接続だけであれば可能であるが、表面材15を設けることで、雄部材10と雌部材20の接続位置が明確になったり、雄雌の表面材15,25を同じ厚さにすることで、突起部12の抜差しを容易に行うことができるようになったりするので、雄部材10にも表面材15を設けるのが望ましい。
図4は、係止構造を備えた紙製の接続具の平面図であり、(a)は接続前、(b)は接続途中、(c)は接続済みの状態である。また、図5は、係止構造を備えた雄基材及び雌基材の平面図である。この接続具は、接続したときに確実に係止(ロック)することができるところに特徴がある。なお、この接続具も、図1から図3に示したものと同様に、紙によって形成され、雄基材11や雌基材21は、基本的に表面材15,25で両面を挟まれ、雄基材11及び雌基材21の厚さは1.0mm以上5.0mm以下とし、好ましくは1.5mm以上2.0mm以下とする。
ここでは、突起部12は、抜差し方向に対して左右に二分割された形状となっており、その先端部分の外縁は円滑な曲線形状になっている。この構成の場合、突起部12をアーム部22の最狭部の間を通過させるときに、突起部12はそれぞれが近づく方向に変形し、それと同時にアーム部22はそれぞれが離れる方向に変形することになる。ただし、図4及び図5のように、雌基材21のアーム部22の長さが、突起部12の長さと比較してかなり短い場合には、アーム部22の変形は、小さく抑えられることになる。
係止構造を備えた接続具は、突起部12を一対のアーム部22の最狭部を通過させて奥側に差し込んだときに、係止される構造になっている。つまり、アーム部22と突起部12が係止できる構造になっており、嵌合が行われたときは、アーム部22に突起部12が引っ掛かって、そのままでは抜けない形状になっている。
この係止を外すためには、突起部12の側面に外力を与え、二分割された突起部12が互いに近づくように変形させてから、引き抜く必要がある。突起部12の側面への外力の与え方としては、直接突起部12を指などで押圧するような構造にもできるが、図4や図5に示すように、雌基材21に2カ所の凸部23を設けて、これらの凸部23を指で押圧すると、突起部12の側面に外力が与えられる構造にしてもよい。なお、これらの凸部23は、突起部12を一対のアーム部22の最狭部の奥側に差し込んだときに、この2カ所の凸部23が突起部12の側面に接触するような形状になっている。また、突起部12の凸部23に接触する部分を凸部23側に膨らんだ半円形にすることで、突起部12の側面を凸部23に近付けた形状にしている。また、凸部23の指で押圧する部分は、表面材25から突出させておくとよい。
このように、係止構造を備えた接続具にすることで、紙製であっても確実に接続できる接続具を得ることができる。なお、この接続具も紙製なので、耐久性は高くないものの、雄基材11及び雌基材21を1.5mm以上2.0mm以下の厚紙で形成することで、ある程度の接続回数には耐えられるものと考えられる。
以上のような紙製の接続具は、軽くて薄いため、主に紙のような薄いシート同士の結合に優れていて、例えば封筒のような紙製の入れ物などに使用できると考えられる。そして、紙製であることから燃やすことができ、廃棄する際に被結合物から取り外す必要がないので、簡易的な接続であれば、様々な用途に使用することができる。
10 雄部材
11 雄基材
12 突起部
12a 先端部分
15 表面材
20 雌部材
21 雌基材
22 アーム部
23 凸部
25 表面材

Claims (6)

  1. 紙によって形成された雄部材と雌部材とを接続する紙製の接続具であって、
    前記雄部材は、突起部を備えている厚紙からなる雄基材を有し、
    前記雌部材は、略平行な一対のアーム部を備えている厚紙からなる雌基材と、前記雌基材を両面から挟んでいる表面材とを有し、
    前記突起部は、先端部分の外縁が円滑な曲線形状であって、
    前記一対のアーム部の間隔は先端付近が最狭部であって、
    前記突起部の先端部分を前記一対のアーム部の両方に接触させながら、前記突起部を前記一対のアーム部の最狭部の手前側と奥側に抜差し自在であることを特徴とする紙製の接続具。
  2. 前記突起部の先端部分の外縁が略円形であることを特徴とする請求項1に記載の紙製の接続具。
  3. 前記突起部が抜差し方向に対して左右に二分割された形状であることを特徴とする請求項1に記載の紙製の接続具。
  4. 前記突起部を前記一対のアーム部の最狭部の奥側に差し込んだときに、前記突起部と前記一対のアーム部とが係止される係止構造を有し、前記係止構造は、前記突起部を側方から押圧すると、前記突起部と前記一対のアーム部との係止が外れることを特徴とする請求項3に記載の紙製の接続具。
  5. 前記雌基材が2カ所の凸部を有し、前記凸部は前記突起部を前記一対のアーム部の最狭部の奥側に差し込んだときに前記突起部の側面に接触し、前記凸部を押圧することで前記突起部を側方から押圧できることを特徴とする請求項4に記載の紙製の接続具。
  6. 前記雄基材及び前記雌基材は、1.0mm以上5.0mm以下の厚紙からなることを特徴とする請求項1から5に記載の紙製の接続具。
JP2018207613A 2018-11-02 2018-11-02 紙製の接続具 Pending JP2020069336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207613A JP2020069336A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 紙製の接続具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207613A JP2020069336A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 紙製の接続具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020069336A true JP2020069336A (ja) 2020-05-07

Family

ID=70548770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018207613A Pending JP2020069336A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 紙製の接続具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020069336A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI375533B (en) Buckle
JP4806385B2 (ja) クリップ
TWI289375B (en) Connector
TWI504356B (zh) buckle
JP2007244543A (ja) バックル
JP3494588B2 (ja) 側部押圧開放型バックル
KR100916885B1 (ko) 시트 장착기구
JP3170902U (ja) スライドファスナー用開離嵌挿具及びスライドファスナー
JP2014118165A (ja) キャリアテープ、包装用テープおよび電子部品連
US10588383B2 (en) Buckle
JP2021169832A (ja) 板材の結合構造並びにこれを用いた組立体
JP2020069336A (ja) 紙製の接続具
JP2014008410A (ja) ボタン開閉装置
TWI512207B (zh) Connector
JP3172996U (ja) ファイル
US9615633B2 (en) Buckle
WO2017163798A1 (ja) コネクタ
JP3975402B2 (ja) オープンファスナーの連結用具
JP2005169146A (ja) クランプ及び医療用具
JP5810256B2 (ja) 綴じ具及びファイル
JP2006204638A (ja) バックル
JP5931040B2 (ja) バックル
CN109882477B (zh) 夹具
JP2010099291A (ja) 連結機構
JP2019119119A (ja) 綴じ具及び綴じ具の製造方法