JP2020069264A - 什器 - Google Patents
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Description
即ち、本発明に係る什器は、床面上に移動可能に載置される什器本体と、前記什器本体に設けられ、前記什器本体の下方の第1領域を、前記床面に対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第1制動切換機構と、前記什器本体に設けられ、前記什器本体の下方の前記第1領域と離間した第2領域を、前記床面に対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第2制動切換機構と、前記第1制動切換機構に対して制動切換操作を行う制動操作部と、前記第1制動切換機構の制動切換動作を前記第2制動切換機構に伝達して、前記第2制動切換機構を制動状態に切り換えるワイヤと、を備えた什器であって、前記ワイヤを含む前記第1制動切換機構と前記第2制動切換機構の間の操作力伝達経路中に、前記ワイヤに過大な張力が作用したときに前記ワイヤの張力を緩和する弾性復元機構が設けられていることを特徴とする。
即ち、制動操作部が制動切換操作されると、その操作力が第1制動切換機構に伝達されるとともに、その操作力が動作伝達経路中のワイヤにも同様に伝達される。このとき、円滑に作動できない第2制動切換機構によってワイヤの引き操作が阻まれると、第1制動切換機構の制動切換動作の進行も阻まれることになる。しかし、動作伝達経路中には、弾性復元機構が設けられているため、ワイヤの張力が所定の張力を超えると、弾性復元機構が動作伝達経路中で機能し、第1制動切換機構の制動切換動作の進行が許容される。この結果、第1制動切換機構は、第1領域を制動状態にする。一方、制動操作部の制動切換操作中にワイヤの張力が所定の張力を超えると、その張力が弾性復元機構によって緩和されつつ、弾性復元機構によって張力のエネルギーが蓄積される。この結果、ワイヤの張力の過大な増大が抑制され、ワイヤの損傷が阻止される。さらに、この状態から第2制動切換機構の作動不良が解消されると、弾性復元機構に蓄えられていた張力のエネルギーがワイヤに作用し、第2制動切換機構がワイヤを介して制動状態に切り換えられる。この結果、什器本体は、第1領域と第2領域が制動状態となり、床面に対して移動を規制される。
この場合、第1制動ブロックが後退した状態で、移動用第1接地部が床面に接地すると、什器本体の第1領域が床面に対して移動可能となる。この状態から制動操作部の操作により、第1制動ブロックが下方に突出すると、第1制動ブロックの下端が床面に接地し、什器本体の第1領域が床面に対して制動状態となる。
この場合、第2制動ブロックが後退した状態で、移動用第2接地部が床面に接地すると、什器本体の第2領域が床面に対して移動可能となる。この状態から制動操作部による操作力がワイヤを介して第2制動ブロックに伝達されると、第2制動ブロックが下方に突出して下端が床面に接地し、什器本体の第2領域が床面に対して制動状態となる。
この場合、制動操作部が下方に押し下げ操作されると、制動操作部の下方の第1制動ブロックが下方に突出するようになる。このため、制動操作部に加えられた操作力が第1制動ブロックにロスなく伝達されるようになる。
この場合、第1制動ブロックがロック部によって設定突出位置で変位規制されるため、複雑な操作機構の途中にロック部を設置する場合に比較して、什器本体を制動状態に安定して維持することができる。
この場合、制動操作部の繰り返しの押し下げ操作により、第1制動ブロックの突出位置でのロックとロック解除とを容易に実行することができる。
この場合、制動操作部の押し下げ操作によって第1制動ブロックが下方に突出し、第1制動ブロックの下端が床面に押し付けられると、下部側部材と上部側部材の間に介装された弾性部材が次第に弾性変形する。つづいて、制動操作部に対する押し下げ操作力が解除されると、第1制動ブロックの上部側部材がロック部によって変位規制されるとともに、弾性部材の形状復帰に伴って什器本体の第1領域が上方に持ち上がる。この結果、第1領域の移動用第1接地部が床面から持ち上がり、若しくは、床面に対する接触圧力が低下する。したがって、本構成を採用した場合には、什器本体の第1領域が床面に対してより安定して制動状態に維持される。
この場合、第1制動ブロックの押し下げ方向の動作が、動作変換機構によって中間可動体の略水平方向の動作に変換された後に、ワイヤを通して第2領域の第2制動切換機構に伝達される。このため、第1領域と第2領域が什器本体内の狭いスペースを挟んで離間している場合であっても、狭いスペースにワイヤを通すことにより、第1制動ブロックの押し下げ方向の動作を第2領域の第2制動切換機構に確実に伝達することができる。
この場合、第1制動ブロックの押し下げ方向の動作に連動して中間可動体が略水平方向に変位すると、それに伴って動滑車が中間可動体とともに略水平方向に変位する。動滑車が略水平方向に変位すると、ワイヤの中間領域が動滑車によって引かれ、ワイヤの一端部側に連結されている第2制動切換機構が動滑車の変位の2倍の変位量で操作されることになる。この結果、第2領域の第2制動切換機構は迅速に制動状態に切換操作される。
この場合、第2制動切換機構が円滑に作動できない状況で、制動操作部の制動切換操作によって動滑車が引かれると、ワイヤの張力が次第に高まり、ワイヤの張力が所定の張力を超えた時点から弾性復元機構が張力の緩和と張力のエネルギーの蓄積を開始する。このとき、弾性復元機構は、什器本体に支持された状態で張力の緩和と張力エネルギーの蓄積を行うことになるため、周囲の部材と干渉することなく安定して作動することが可能になる。
この場合、制動操作部を、足裏による踏み込みによって容易に操作することが可能になる。足踏み式の操作部の場合、使用者によって過大な力で操作される可能性があるが、本什器においては、ワイヤを含む操作力伝達経路中に弾性復元機構が設けられているため、過大な操作力の入力に起因してワイヤに過大な負荷が作用するのを弾性復元機構によって防止することができる。したがって、本構成を採用した場合には、制動操作の容易化と部品負荷の軽減とを両立させることができる。
また、本発明の什器においては、第2制動切換機構の作動不良が解消されると、弾性復元機構に蓄えられていた張力のエネルギーがワイヤに戻されるため、第2制動切換機構を迅速に制動状態に切り換えることができる。
脚部材2は、鉛直方向に起立する支柱4と、支柱4の下部から放射方向に延びる上部脚杆5A,5B、及び、下部脚杆6A,6Bを備え、上部脚杆5A,5Bと下部脚杆6A,6Bの延出方向の各端部が床面Fに対して接地されている。支柱4の上端部には、回動機構7を介して天板3が取り付けられている。回動機構7は、支柱4に対する天板3の姿勢(水平姿勢と垂立姿勢)を適宜切り換え可能に構成されている。
なお、本実施形態においては、天板3と回動機構7と脚部材2の主要な部分が什器本体を構成している。
同図に示すように、脚部材2の支柱4は、鉛直方向に延びる支柱本体4Aと、支柱本体4Aの下端に連結されたハブ部材4Bと、を有している。図1に示す回動機構7は、支柱本体4Aの上端部に組み付けられている。ハブ部材4Bには、上部脚杆5A,5Bと下部脚杆6A,6Bの各基部が組付けられている。一対の下部脚杆6A,6Bは、ハブ部材4Bの下端からハブ部材4Bの軸心を中心とした相反方向に延びている。各下部脚杆6A,6Bの延び方向の端部近傍には、床面F上を転動可能なキャスタ8a,8bが取り付けられている。また、一対の上部脚杆5A,5Bは、ハブ部材4Bの下部脚杆6A,6Bの延出位置よりも上方位置からハブ部材4Bの軸心を中心とした相反方向に延びている。上部脚杆5A,5Bと下部脚杆6A,6Bは、ハブ部材4Bの軸心回りに90°離間するように配置されている。各上部脚杆5A,5Bの延び方向の端部近傍には、下方に突出する台座部9を介してキャスタ8Aが取り付けられている。キャスタ8Aは、床面Fに対して転動可能とされている。
同図に示すように、ハブ部材4Bは、有底円筒状のハブ本体部10と、ハブ本体部10から放射方向に延びる断面略矩形状の上部脚杆取付ブロック11、及び、下部脚杆取付ブロック12と、を有している。上部脚杆取付ブロック11と下部脚杆取付ブロック12は、各一対設けられている。ハブ本体部10と上部脚杆取付ブロック11、及び、下部脚杆取付ブロック12は、硬質樹脂、若しくは、アルミニウム合金や鉄等の高剛性の金属によって一体に警世されている。一対の上部脚杆取付ブロック11は、ハブ本体部10の外周上の相反位置に突設されている。一対の下部脚杆取付ブロック12は、上部脚杆取付ブロック11の突設部よりも下方側で、上部脚杆取付ブロック11と円周方向で90°離間するように、ハブ本体部10の外周上の相反位置に突設されている。上部脚杆取付ブロック11には、上部脚杆5A,5Bの基部が嵌合され、その状態で上部脚杆5A,5Bの基部がボルト13によって締結固定されている。同様に、下部脚杆取付ブロック12には、下部脚杆6A,6Bの基部が嵌合され、その状態で下部脚杆6A,6Bの基部がボルト13によって締結固定されている。
図4に示すように、一方の下部脚杆6Aの延び方向の端部の近傍には、当該領域(以下、「第1領域a1」と呼ぶ。)を、床面Fに対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第1制動切換機構14と、第1制動切換機構14に対して制動切換操作を行う操作突起15(制動操作部)が設けられている。また、図5に示すように、他方の下部脚杆6Bの延び方向の端部の近傍には、当該領域(以下、「第2領域a2」と呼ぶ。)を、床面Fに対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第2制動切換機構16が設けられている。
図4,図7に示すように、支持ブラケット21は、略水平なベース壁21aの幅方向(下部脚杆6Aの延び方向と交差する方向)の両側にガイド壁21bが立設された水平ガイド機能部22と、ベース壁21aから上方に向かって突設された筒状壁21cから成る鉛直ガイド機能部23と、を有している。支持ブラケット21に関し、下部脚杆6Aの長手方向のハブ部材4Bの位置される側を「基部側」と呼び、その逆側を「延出端側」と呼ぶものとすると、鉛直ガイド機能部23は、支持ブラケット21のうちの水平ガイド機能部22よりも延出端側に配置されている。鉛直ガイド機能部23を構成する筒状壁21cは、図6に示すように上下方向に貫通している。
本実施形態においては、操作突起15のカム壁28と中間可動体24のカム壁32とが、操作突起15の押し下げ動作を中間可動体24の略水平方向の動作に変換する第1動作変換機構(動作変換機構)を構成している。
なお、リターンスプリング43は、ワイヤ33を通して中間可動体24から引き込み力が入力されているときに、中間可動体24に対して初期位置方向に戻す反力を作用させる。
同図に示すように、ロックリング52は、荷重伝達軸29の軸部に嵌装されるリング本体部55と、リング本体部55の外周面から径方向外側に突出する4つの板状片56と、を有している。4つの板状片56は、リング本体部55の外周面から90°間隔で突設されている。各板状片56は、上端部を除き、リング本体部55の径方向に沿って延びる矩形断面がリング本体部55の軸方向に沿って連続している。各板状片56の上端部には、カム面56aが形成されている。カム面56aは、板状片56をリング本体部55の径方向外側から見た側面視で、例えば、右方向に斜め下方に傾斜している。すべての板状片56のカム面56aは、同方向に同角度傾斜している。
同図に示すように、操作突起15のボス部27の下端に設けられた回転誘起カム51は、ボス部27の外周の一方向に向かって上方傾斜したカム面51aと下方傾斜したカム面51bとがボス部27の周域に亘って連続して形成されたカムである。本実施形態の場合、上方傾斜したカム面51aと下方傾斜したカム面51bの間の谷部が8つ設けられている。回転誘起カム51のいずれかのカム面51aは、ロックリング52の板状片56に設けられたカム面56aと摺動自在に面接触する。このとき、ロックリング52が圧縮ばね53の付勢力によってボス部27の方向に押し付けられると、ロックリング52には、カム面51a,56aの摺動に起因した一方向の回転が誘起される。
筒状壁21cの内周部の下方領域には、上方領域よりも内径の大きい円形状の窪み部57が形成されている。筒状壁21cの内周部の窪み部57よりも上方側の内径の小さい領域には、筒状壁21cの軸方向に沿って上下に貫通する略矩形状の8つのガイド溝31が形成されている。ガイド溝31は、筒状壁21cの内周面に周方向に等間隔に離間して形成されている。筒状壁21cの内周面に形成されるガイド溝31は、周方向に沿って一つおきに溝深さが深くなっている。以下では、両者を区別する場合には、溝深さが深いものを大ガイド溝31aと呼び、溝深さの浅いものを小ガイド溝31bと呼ぶ。大ガイド溝31aは、筒状壁21cの内周面に90°間隔に離間して配置され、小ガイド溝31bは、筒状壁21cの内周面に大ガイド溝31aと45°離間して配置されている。
大ガイド溝31aの溝深さは、ロックリング52の板状片56が通過可能な深さに形成されている。これに対し、小ガイド溝31bの溝深さは、ロックリング52の板状片56が通過不能な深さに形成されている。
また、第2傾斜カム面59の第1傾斜カム面58と隣接する側の端部には、下方に向かって垂下する規制壁60が形成されている。第1傾斜カム面58と第2傾斜カム面59の間は、規制壁60を挟んで段差状に形成されている。
なお、ロックリング52の変位を制御する筒状壁21c内の変位制御部54は、大ガイド溝31a、第1傾斜カム面58、規制壁60、第2傾斜カム面59等によって構成されている。
図6,図11に示すように、操作突起15が初期状態のときには、ロックリング52の4つの板状片56が、筒状壁21cの内周の大ガイド溝31aに係合され、かつ、操作突起15のボス部27の8つのガイド突条30が、筒状壁21cの内周の対応するガイド溝31(大ガイド溝31aまたは小ガイド溝31b)に係合されている。
作業者による足踏み操作等によって操作突起15が下方に押し下げられると、操作突起15のボス部27の下降に伴って荷重伝達軸29とロックリング52とが下方に押し下げられる。このとき、第1制動ブロック17のブロック本体35は、圧縮ばね36を介して荷重伝達軸29とともに下降する。ただし、ブロック本体35の下端が、図13に示すように床面F上に接地すると、ブロック本体35の下降が停止して、圧縮ばね36が次第に押し縮められる。
なお、このとき第1制動ブロック17のブロック本体35は床面F上に接地し、圧縮ばね36は所定量押し縮められている。
上記の状態から操作突起15に加えられていた押し下げ力が解除されると、荷重伝達軸29が、圧縮ばね53の反力を受け、操作突起15とともに所定量に上昇する。このとき、操作突起15のボス部27の下端(回転誘起カム51)は、図12(c)に示すように筒状壁21c内の窪み部57よりも上方側領域に没する(上昇する)。この結果、ロックリング52の板状片56とボス部27の下端との接触が無くなり、板状片56のカム面56aが窪み部57の上壁の第1傾斜カム面58に当接するようになる。これにより、板状片56のカム面56aが第1傾斜カム面58に対して摺動し、板状片56が規制壁60に当接した時点でロックリング52の回転が規制される。このときロックリング52は、図16に示すように初期位置から約45°回転する。
また、本実施形態の什器1は、ワイヤ33を含む操作力伝達経路中に引っ張りばね34が介装されているため、第2制動切換機構16の円滑な動作ができない状況で操作突起15が大きな力で操作されたときに、動滑車25を介した中間可動体24の移動を許容し、第1制動切換機構14を円滑に作動させることができる。したがって、操作突起15の押し込み操作中や操作完了後の第2制動切換機構16の作動不良の解消を促すことができる。
特に、本実施形態の什器1では、引っ張りばね34の一端部がワイヤ33に連結される一方で、他端部がベースプレート20に結合されているため、引っ張りばね34の伸縮方向の動作を安定させ、引っ張りばね34の機能をワイヤ33に安定的に作用させることができる。
しかし、本実施形態では、ワイヤ33を含む操作力伝達経路中に弾性復元機構として引っ張りばね34が介装されているため、過大な操作力の入力に起因してワイヤ33に過大な負荷が作用するのを防止することができる。したがって、本実施形態の構成を採用した場合には、制動操作の容易化と部品負荷の軽減とを両立させることができる。
2 脚部材(什器本体)
8a キャスタ(移動用第1接地部)
8b キャスタ(移動用第2接地部)
14 第1制動切換機構
15 操作突起(制動操作部)
16 第2制動切換機構
17 第1制動ブロック
19 第2制動ブロック
24 中間可動体
25 動滑車
28 カム壁(動作変換機構)
29 荷重伝達軸29(上部側部材)
32 カム壁(動作変換機構)
33 ワイヤ
34 引っ張りばね(弾性復元機構)
35 ブロック本体(下部側部材)
36 圧縮ばね(弾性部材)
50 オルタネイトロック装置(ロック部)
a1 第1領域
a2 第2領域
Claims (11)
- 床面上に移動可能に載置される什器本体と、
前記什器本体に設けられ、前記什器本体の下方の第1領域を、前記床面に対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第1制動切換機構と、
前記什器本体に設けられ、前記什器本体の下方の前記第1領域と離間した第2領域を、前記床面に対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第2制動切換機構と、
前記第1制動切換機構に対して制動切換操作を行う制動操作部と、
前記第1制動切換機構の制動切換動作を前記第2制動切換機構に伝達して、前記第2制動切換機構を制動状態に切り換えるワイヤと、を備えた什器であって、
前記ワイヤを含む前記第1制動切換機構と前記第2制動切換機構の間の操作力伝達経路中に、前記ワイヤに過大な張力が作用したときに前記ワイヤの張力を緩和する弾性復元機構が設けられていることを特徴とする什器。 - 前記第1制動切換機構は、
前記床面に接地して前記第1領域の前記床面に対する移動を許容する移動用第1接地部と、
前記第1領域に上下方向に進退可能に設けられ、下方に突出した下端が前記床面に接地して、前記第1領域を前記床面に対して制動する第1制動ブロックと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の什器。 - 前記第2制動切換機構は、
前記床面に接地して前記第2領域の前記床面に対する移動を許容する移動用第2接地部と、
前記第2領域に上下方向に進退可能に設けられ、下方に突出した下端が前記床面に接地して、前記第2領域を前記床面に対して制動する第2制動ブロックと、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の什器。 - 前記制動操作部は、前記第1制動ブロックの上方に、前記第1制動ブロックに対して押し下げ操作可能に設置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の什器。
- 前記什器本体には、前記制動操作部の押し下げ操作によって下方に突出した前記第1制動ブロックを設定突出位置で変位規制するロック部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の什器。
- 前記ロック部は、オルタネイトロック装置によって構成されていることを特徴とする請求項5に記載の什器。
- 前記第1制動ブロックは、上部側部材と、当該上部側部材の下方に配置される下部側部材と、前記上部側部材と前記下部側部材の間に介装される弾性部材と、を備え、
前記ロック部は、前記上部側部材の上方変位を規制して前記第1制動ブロックを設定突出位置に保持することを特徴とする請求項5または6に記載の什器。 - 前記什器本体には、
略水平方向に変位可能な中間可動体と、
前記第1制動ブロックの押し下げ方向の動作を前記中間可動体の略水平方向の動作に変換する動作変換機構と、が設けられ、
前記中間可動体と前記第2制動切換機構とは前記ワイヤを介して連動可能とされていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の什器。 - 前記ワイヤの中間領域に動滑車が係合され、
前記動滑車で折り返した前記ワイヤの一端部側が前記第2制動切換機構に連結されるとともに、前記ワイヤの他端部側が前記什器本体に連結され、
前記動滑車が前記中間可動体に結合されていることを特徴とする請求項8に記載の什器。 - 前記ワイヤの他端側の端部と前記什器本体の間には、前記弾性復元機構を構成する引っ張りばねが介装されていることを特徴とする請求項9に記載の什器。
- 前記制動操作部は、作業者の足裏で押し下げ可能な足踏み式の操作部であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の什器。
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