JP2020069264A - 什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤを介して操作される制動切換機構が円滑に動作できないときに、ワイヤに過大な張力が作用するのを抑制して、ワイヤの損傷を未然に防止することができる什器を提供する。【解決手段】什器は、什器本体、第1制動切換機構14、第2制動切換機構、制動操作部、ワイヤ33を備えている。第1制動切換機構14は、什器本体の下方の第1領域a1を可動状態と制動状態とに切り換える。第2制動切換機構は、什器本体の下方の第2領域を、可動状態と制動状態とに切り換える。制動操作部は、第1制動切換機構14を制動切換操作する。ワイヤ33は、制動切換動作を第2制動切換機構に伝達する。ワイヤ33を含む操作力伝達経路中には、ワイヤ33に過大な張力が作用したときにワイヤ33の張力を緩和する弾性復元機構を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、床面に対して移動可能な可動状態と移動不能な制動状態とに切換可能な什器に関するものである。
デスク装置等の什器として、什器本体の下方にキャスタを設置し、必要に応じて床面上を自由に移動できるようにしたものがある。この種の什器は、床面に対して移動可能な可動状態と、床面に対して移動不能な制動状態とに切り換える機構を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の什器は、什器本体の下方側の前後位置にそれぞれ制動切換機構が設けられている。各制動切換機構は、床面に対して転動可能なキャスタと、床面と当接して移動を規制する接地部材と、を備えている。キャスタと接地部材は、天秤部材の前後の各端部に支持されており、天秤部材が回動操作されることにより、キャスタの接地した可動状態と、接地部材の接地した制動状態とに切り換えられる。前後の各天秤部材は、リンク機構を介して制動操作部に連係されている。什器の使用時には、制動操作部の操作によって前後の天板部材が回動操作され、接地部材が床面に接地することにより、制動状態に切り換えられる。
しかし、特許文献1に記載の什器は、人によって操作される制動操作部がリンク機構を介して前後の天秤部材に連係されているため、各部の設計精度を高めないと、スムーズな切換操作が難しいうえ、リンク機構が什器本体内の広いスペースを占有するために什器の小型化を図ることが難しい。
この対策として、制動操作部によって一方の制動切換機構を操作できるようにし、一方の制動切換機構と他方の制動切換機構とを、ワイヤを介して連動可能に連結することが考えられる(例えば、特許文献2参照)。
特許第2638675号公報 特開2018−061761号公報
しかし、一方の制動切換機構と他方の制動切換機構をワイヤによって連結した場合、ワイヤを介して操作される他方の制動切換機構が床面上の凹凸等によって円滑に作動できないときに、一方の制動切換機構が大きな力で制動操作されると、ワイヤの張力が急激に増大する。そして、ワイヤの張力が急激に増大すると、ワイヤの損傷を招くことが懸念される。
そこで本発明は、ワイヤを介して操作される制動切換機構が円滑に動作できないときに、ワイヤに過大な張力が作用するのを抑制して、ワイヤの損傷を未然に防止することができる什器を提供しようとするものである。
本発明に係る什器は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る什器は、床面上に移動可能に載置される什器本体と、前記什器本体に設けられ、前記什器本体の下方の第1領域を、前記床面に対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第1制動切換機構と、前記什器本体に設けられ、前記什器本体の下方の前記第1領域と離間した第2領域を、前記床面に対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第2制動切換機構と、前記第1制動切換機構に対して制動切換操作を行う制動操作部と、前記第1制動切換機構の制動切換動作を前記第2制動切換機構に伝達して、前記第2制動切換機構を制動状態に切り換えるワイヤと、を備えた什器であって、前記ワイヤを含む前記第1制動切換機構と前記第2制動切換機構の間の操作力伝達経路中に、前記ワイヤに過大な張力が作用したときに前記ワイヤの張力を緩和する弾性復元機構が設けられていることを特徴とする。
上記の構成により、第1領域と第2領域が可動状態のときに、制動操作部が制動切換操作されると、制動操作部に加えられた操作力が第1制動切換機構に伝達される。これにより、第1制動切換機構は、什器本体の第1領域を床面に対して制動状態にする。一方、制動操作部によって第1制動切換機構の制動切り換えが行われると、その動作がワイヤを通して第2制動切換機構に伝達される。これにより、第2制動切換機構は、什器本体の第2領域を床面に対して制動状態にする。この結果、什器本体は、第1領域と第2領域が制動状態となり、床面に対して移動を規制される。
また、制動操作部による制動切換操作が行われたときに、例えば、第2領域側の床面上に凹凸等の障害があって第2制動切換機構が円滑に作動できないときには、什器は、以下のように作動する。
即ち、制動操作部が制動切換操作されると、その操作力が第1制動切換機構に伝達されるとともに、その操作力が動作伝達経路中のワイヤにも同様に伝達される。このとき、円滑に作動できない第2制動切換機構によってワイヤの引き操作が阻まれると、第1制動切換機構の制動切換動作の進行も阻まれることになる。しかし、動作伝達経路中には、弾性復元機構が設けられているため、ワイヤの張力が所定の張力を超えると、弾性復元機構が動作伝達経路中で機能し、第1制動切換機構の制動切換動作の進行が許容される。この結果、第1制動切換機構は、第1領域を制動状態にする。一方、制動操作部の制動切換操作中にワイヤの張力が所定の張力を超えると、その張力が弾性復元機構によって緩和されつつ、弾性復元機構によって張力のエネルギーが蓄積される。この結果、ワイヤの張力の過大な増大が抑制され、ワイヤの損傷が阻止される。さらに、この状態から第2制動切換機構の作動不良が解消されると、弾性復元機構に蓄えられていた張力のエネルギーがワイヤに作用し、第2制動切換機構がワイヤを介して制動状態に切り換えられる。この結果、什器本体は、第1領域と第2領域が制動状態となり、床面に対して移動を規制される。
前記第1制動切換機構は、前記床面に接地して前記第1領域の前記床面に対する移動を許容する移動用第1接地部と、前記第1領域に上下方向に進退可能に設けられ、下方に突出した下端が前記床面に接地して、前記第1領域を前記床面に対して制動する第1制動ブロックと、を備える構成であっても良い。
この場合、第1制動ブロックが後退した状態で、移動用第1接地部が床面に接地すると、什器本体の第1領域が床面に対して移動可能となる。この状態から制動操作部の操作により、第1制動ブロックが下方に突出すると、第1制動ブロックの下端が床面に接地し、什器本体の第1領域が床面に対して制動状態となる。
前記第2制動切換機構は、前記床面に接地して前記第2領域の前記床面に対する移動を許容する移動用第2接地部と、前記第2領域に上下方向に進退可能に設けられ、下方に突出した下端が前記床面に接地して、前記第2領域を前記床面に対して制動する第2制動ブロックと、を備える構成であっても良い。
この場合、第2制動ブロックが後退した状態で、移動用第2接地部が床面に接地すると、什器本体の第2領域が床面に対して移動可能となる。この状態から制動操作部による操作力がワイヤを介して第2制動ブロックに伝達されると、第2制動ブロックが下方に突出して下端が床面に接地し、什器本体の第2領域が床面に対して制動状態となる。
前記制動操作部は、前記第1制動ブロックの上方に、前記第1制動ブロックに対して押し下げ操作可能に設置されるようにしても良い。
この場合、制動操作部が下方に押し下げ操作されると、制動操作部の下方の第1制動ブロックが下方に突出するようになる。このため、制動操作部に加えられた操作力が第1制動ブロックにロスなく伝達されるようになる。
前記什器本体には、前記制動操作部の押し下げ操作によって下方に突出した前記第1制動ブロックを設定突出位置で変位規制するロック部が設けられるようにしても良い。
この場合、第1制動ブロックがロック部によって設定突出位置で変位規制されるため、複雑な操作機構の途中にロック部を設置する場合に比較して、什器本体を制動状態に安定して維持することができる。
前記ロック部は、オルタネイトロック装置によって構成されるようにしても良い。
この場合、制動操作部の繰り返しの押し下げ操作により、第1制動ブロックの突出位置でのロックとロック解除とを容易に実行することができる。
前記第1制動ブロックは、上部側部材と、当該上部側部材の下方に配置される下部側部材と、前記上部側部材と前記下部側部材の間に介装される弾性部材と、を備え、前記ロック部は、前記上部側部材の上方変位を規制して前記第1制動ブロックを設定突出位置に保持するようにしても良い。
この場合、制動操作部の押し下げ操作によって第1制動ブロックが下方に突出し、第1制動ブロックの下端が床面に押し付けられると、下部側部材と上部側部材の間に介装された弾性部材が次第に弾性変形する。つづいて、制動操作部に対する押し下げ操作力が解除されると、第1制動ブロックの上部側部材がロック部によって変位規制されるとともに、弾性部材の形状復帰に伴って什器本体の第1領域が上方に持ち上がる。この結果、第1領域の移動用第1接地部が床面から持ち上がり、若しくは、床面に対する接触圧力が低下する。したがって、本構成を採用した場合には、什器本体の第1領域が床面に対してより安定して制動状態に維持される。
前記什器本体には、略水平方向に変位可能な中間可動体と、前記第1制動ブロックの押し下げ方向の動作を前記中間可動体の略水平方向の動作に変換する動作変換機構と、が設けられ、前記中間可動体と前記第2制動切換機構とは前記ワイヤを介して連動可能とされるようにしても良い。
この場合、第1制動ブロックの押し下げ方向の動作が、動作変換機構によって中間可動体の略水平方向の動作に変換された後に、ワイヤを通して第2領域の第2制動切換機構に伝達される。このため、第1領域と第2領域が什器本体内の狭いスペースを挟んで離間している場合であっても、狭いスペースにワイヤを通すことにより、第1制動ブロックの押し下げ方向の動作を第2領域の第2制動切換機構に確実に伝達することができる。
前記ワイヤの中間領域に動滑車が係合され、前記動滑車で折り返した前記ワイヤの一端部側が前記第2制動切換機構に連結されるとともに、前記ワイヤの他端部側が前記什器本体に連結され、前記動滑車が前記中間可動体に結合されるようにしても良い。
この場合、第1制動ブロックの押し下げ方向の動作に連動して中間可動体が略水平方向に変位すると、それに伴って動滑車が中間可動体とともに略水平方向に変位する。動滑車が略水平方向に変位すると、ワイヤの中間領域が動滑車によって引かれ、ワイヤの一端部側に連結されている第2制動切換機構が動滑車の変位の2倍の変位量で操作されることになる。この結果、第2領域の第2制動切換機構は迅速に制動状態に切換操作される。
前記ワイヤの他端側の端部と前記什器本体の間には、前記弾性復元機構を構成する引っ張りばねが介装されるようにしても良い。
この場合、第2制動切換機構が円滑に作動できない状況で、制動操作部の制動切換操作によって動滑車が引かれると、ワイヤの張力が次第に高まり、ワイヤの張力が所定の張力を超えた時点から弾性復元機構が張力の緩和と張力のエネルギーの蓄積を開始する。このとき、弾性復元機構は、什器本体に支持された状態で張力の緩和と張力エネルギーの蓄積を行うことになるため、周囲の部材と干渉することなく安定して作動することが可能になる。
前記制動操作部は、作業者の足裏で押し下げ可能な足踏み式の操作部であっても良い。
この場合、制動操作部を、足裏による踏み込みによって容易に操作することが可能になる。足踏み式の操作部の場合、使用者によって過大な力で操作される可能性があるが、本什器においては、ワイヤを含む操作力伝達経路中に弾性復元機構が設けられているため、過大な操作力の入力に起因してワイヤに過大な負荷が作用するのを弾性復元機構によって防止することができる。したがって、本構成を採用した場合には、制動操作の容易化と部品負荷の軽減とを両立させることができる。
本発明の什器では、ワイヤを含む操作力伝達経路中に、ワイヤに過大な張力が作用したときにワイヤの張力を緩和する弾性復元機構が設けられているため、第2制動切換機構が円滑に動作できない状況下で、ワイヤが過大な力で引っ張られることがあってもワイヤの損傷を未然に防止することができる。
また、本発明の什器においては、第2制動切換機構の作動不良が解消されると、弾性復元機構に蓄えられていた張力のエネルギーがワイヤに戻されるため、第2制動切換機構を迅速に制動状態に切り換えることができる。
実施形態の什器を示す斜視図である。 実施形態の脚部材を示す斜視図である。 実施形態のハブ部材を示す斜視図である。 実施形態の一方の下部脚杆の図2のIV−IV線に沿う断面図である。 実施形態の他方の下部脚杆の図2のV−V線に沿う断面図である。 実施形態の一方の下部脚杆の図4のVI−VI線に沿う断面図である。 実施形態の一方の下部脚杆の一部部材を取り去った平面図である。 実施形態のロックリングを示す斜視図である。 実施形態の操作突起のボス部を下方側から見た斜視図である。 実施形態の支持ブラケットの下面図である。 実施形態のロックリングの作動イメージを示す操作突起の下面図である。 実施形態のオルタネイトロック装置の要部の作動イメージを(A),(B),(C)で順次示した図である。 実施形態の操作突起と第1制動ブロックの動作を示す図6と同様の断面図である。 実施形態のロックリングの作動イメージを示す操作突起の下面図である。 実施形態の操作突起と第1制動ブロックの動作を示す図6,図13と同様の断面図である。 実施形態のロックリングの作動イメージを示す操作突起の下面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の什器1を示す斜視図である。本実施形態の什器1は、支持構造体である脚部材2の上部に機能部材である天板3が支持されたテーブル装置である。
脚部材2は、鉛直方向に起立する支柱4と、支柱4の下部から放射方向に延びる上部脚杆5A,5B、及び、下部脚杆6A,6Bを備え、上部脚杆5A,5Bと下部脚杆6A,6Bの延出方向の各端部が床面Fに対して接地されている。支柱4の上端部には、回動機構7を介して天板3が取り付けられている。回動機構7は、支柱4に対する天板3の姿勢(水平姿勢と垂立姿勢)を適宜切り換え可能に構成されている。
なお、本実施形態においては、天板3と回動機構7と脚部材2の主要な部分が什器本体を構成している。
図2は、脚部材2の下部側部分を示す斜視図である。
同図に示すように、脚部材2の支柱4は、鉛直方向に延びる支柱本体4Aと、支柱本体4Aの下端に連結されたハブ部材4Bと、を有している。図1に示す回動機構7は、支柱本体4Aの上端部に組み付けられている。ハブ部材4Bには、上部脚杆5A,5Bと下部脚杆6A,6Bの各基部が組付けられている。一対の下部脚杆6A,6Bは、ハブ部材4Bの下端からハブ部材4Bの軸心を中心とした相反方向に延びている。各下部脚杆6A,6Bの延び方向の端部近傍には、床面F上を転動可能なキャスタ8a,8bが取り付けられている。また、一対の上部脚杆5A,5Bは、ハブ部材4Bの下部脚杆6A,6Bの延出位置よりも上方位置からハブ部材4Bの軸心を中心とした相反方向に延びている。上部脚杆5A,5Bと下部脚杆6A,6Bは、ハブ部材4Bの軸心回りに90°離間するように配置されている。各上部脚杆5A,5Bの延び方向の端部近傍には、下方に突出する台座部9を介してキャスタ8Aが取り付けられている。キャスタ8Aは、床面Fに対して転動可能とされている。
図3は、ハブ部材4Bの斜視図である。
同図に示すように、ハブ部材4Bは、有底円筒状のハブ本体部10と、ハブ本体部10から放射方向に延びる断面略矩形状の上部脚杆取付ブロック11、及び、下部脚杆取付ブロック12と、を有している。上部脚杆取付ブロック11と下部脚杆取付ブロック12は、各一対設けられている。ハブ本体部10と上部脚杆取付ブロック11、及び、下部脚杆取付ブロック12は、硬質樹脂、若しくは、アルミニウム合金や鉄等の高剛性の金属によって一体に警世されている。一対の上部脚杆取付ブロック11は、ハブ本体部10の外周上の相反位置に突設されている。一対の下部脚杆取付ブロック12は、上部脚杆取付ブロック11の突設部よりも下方側で、上部脚杆取付ブロック11と円周方向で90°離間するように、ハブ本体部10の外周上の相反位置に突設されている。上部脚杆取付ブロック11には、上部脚杆5A,5Bの基部が嵌合され、その状態で上部脚杆5A,5Bの基部がボルト13によって締結固定されている。同様に、下部脚杆取付ブロック12には、下部脚杆6A,6Bの基部が嵌合され、その状態で下部脚杆6A,6Bの基部がボルト13によって締結固定されている。
図4は、図2のIV−IV線に沿う下部脚杆6Aの断面図であり、図5は、図2のV−V線に沿う下部脚杆6Bの断面図である。
図4に示すように、一方の下部脚杆6Aの延び方向の端部の近傍には、当該領域(以下、「第1領域a1」と呼ぶ。)を、床面Fに対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第1制動切換機構14と、第1制動切換機構14に対して制動切換操作を行う操作突起15(制動操作部)が設けられている。また、図5に示すように、他方の下部脚杆6Bの延び方向の端部の近傍には、当該領域(以下、「第2領域a2」と呼ぶ。)を、床面Fに対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第2制動切換機構16が設けられている。
第1制動切換機構14は、一方の下部脚杆6Aの端部下面に固定設置されたキャスタ8a(移動用第1接地部)と、キャスタ8aの設置位置よりも下部脚杆6Aの基部寄り位置に設けられた第1制動ブロック17と、を備えている。第1制動ブロック17は、下部脚杆6Aに上下方向に進退可能に設けられ、突出した下端部が床面Fに押し付けられることにより、第1領域a1を床面Fに対して制動状態にする。第1制動ブロック17が床面Fに接地しない間は、キャスタ8aが床面Fに接地し、第1領域a1を床面Fに対して可動状態にする。
操作突起15は、第1制動ブロック17の上方に、第1制動ブロック17に対して押し下げ操作可能に設置されている。操作突起15の上部は、下部脚杆6Aの上壁に設けられた開口18を通して下部脚杆6Aの上方に突出している。操作突起15は、下部脚杆6Aから上方に突出した上端部を、使用者が足裏によって踏み込み操作することにより、第1制動ブロック17を突出、若しくは、後退させる。操作突起15と第1制動ブロック17の間には、後述するオルタネイトロック装置50(ロック部)が構成されている。
第2制動切換機構16は、他方の下部脚杆6Bの延出端の下面に固定設置されたキャスタ8b(移動用第2接地部)と、キャスタ8bの設置位置よりも下部脚杆6Bの基部寄り位置に設けられた第2制動ブロック19と、を備えている。第2制動ブロック19は、下部脚杆6Bに上下方向に進退可能に設けられ、突出した下端部が床面Fに押し付けられることにより、第2領域a2を床面Fに対して制動状態にする。第2制動ブロック19が床面Fに接地しない間は、キャスタ8bが床面Fに接地し、第2領域a2を床面Fに対して可動状態にする。
図4に示すように、下部脚杆6Aは、長尺な脚杆本体部6Aaが硬質樹脂、若しくは、高剛性の金属によって形成され、その内部に断面コ字状の金属製のベースプレート20が固定されている。ベースプレート20には、後述する複数のガイド機能部を有する樹脂製の支持ブラケット21が一体に固定されている。
図6は、図4のVI−VI線に沿う断面図である。図7は、脚杆本体部6Aaと操作突起15を取り去って下部脚杆6Aの一部を上方から見た図である。
図4,図7に示すように、支持ブラケット21は、略水平なベース壁21aの幅方向(下部脚杆6Aの延び方向と交差する方向)の両側にガイド壁21bが立設された水平ガイド機能部22と、ベース壁21aから上方に向かって突設された筒状壁21cから成る鉛直ガイド機能部23と、を有している。支持ブラケット21に関し、下部脚杆6Aの長手方向のハブ部材4Bの位置される側を「基部側」と呼び、その逆側を「延出端側」と呼ぶものとすると、鉛直ガイド機能部23は、支持ブラケット21のうちの水平ガイド機能部22よりも延出端側に配置されている。鉛直ガイド機能部23を構成する筒状壁21cは、図6に示すように上下方向に貫通している。
支持ブラケット21の水平ガイド機能部22には、中間可動体24がスライド可能に保持されている。中間可動体24は、支持ブラケット21のベース壁21aとガイド壁21bとに案内されて、下部脚杆6Aの延び方向に沿って水平移動可能とされている。中間可動体24には、支軸24aが上方に向いて突設されている。支軸24aには、動滑車25が回動可能に支持されている。なお、図中の符号26は、支持ブラケット21に保持されて、中間可動体24の浮き上がりを規制する変位規制ロッドである。また、中間可動体24のうちの、下部脚杆6Aの延出端側寄り位置には、幅方向に離間して一対のカム壁32が突設されている。各カム壁32の上面には、下部脚杆6Aの基部側から延出端側に向かって上方に傾斜するカム面32aが形成されている。
操作突起15は、図6に示すように、下方側が開口したボックス形状に形成されている。操作突起15の上壁15aの下面中央には、略円筒状のボス部27が突設されている。また、操作突起15の上壁15aの下面のボス部27を間に挟む幅方向両側部分には一対のカム壁28が突設されている。カム壁28の下面には、下部脚杆6Aの延出端側から基部側に向かって下方に傾斜するカム面28aが形成されている。操作突起15の各カム面28aは、中間可動体24のカム壁32の対応するカム面32aと摺動可能に当接している。この構成により、操作突起15が下方に押し下げ操作されると、カム面28a,32a同士が摺動することにより、中間可動体24が下部脚杆6Aの基部側に向かって略水平にスライド変位する。
本実施形態においては、操作突起15のカム壁28と中間可動体24のカム壁32とが、操作突起15の押し下げ動作を中間可動体24の略水平方向の動作に変換する第1動作変換機構(動作変換機構)を構成している。
操作突起15のボス部27には、第1制動ブロック17の上部側部材を構成する荷重伝達軸29が同軸に固定されている。荷重伝達軸29は、ボス部27に回転不能に嵌合固定され、下端がボス部27よりも下方に突出している。荷重伝達軸29の下端には、上方側の他の部位よりも大径の頭部29aが一体に形成されている。ボス部27は、支持ブラケット21の筒状壁21c(鉛直ガイド機能部23)内に上下方向にスライド可能に挿入されている。ボス部27の外周面には、周方向等間隔に8つのガイド突条30が形成されており、これらのガイド突条30が、筒状壁21c(鉛直ガイド機能部23)の内周面に形成された対応するガイド溝31に上下スライド可能に嵌合されている。したがって、操作突起15は、上下方向の進退位置に拘らず筒状壁21c(支持ブラケット21)に対して筒部の周域周りに回り止めされている。
第1制動ブロック17は、上方側に開口するボックス状のブロック本体35と、操作突起15のボス部27に支持された荷重伝達軸29と、ブロック本体35の底壁上面と荷重伝達軸29の頭部29aとの間に介装された圧縮ばね36(弾性部材)と、を備えている。本実施形態においては、荷重伝達軸29が第1制動ブロック17の上部側部材を構成し、ブロック本体35が第1制動ブロック17の下部側部材を構成している。操作突起15から荷重伝達軸29に入力された押し込み方向の操作荷重は、圧縮ばね36を介してブロック本体35に伝達される。したがって、操作突起15が下方に押し下げ操作されて、ブロック本体35の下面が床面F上に接地すると、その後は操作突起15の押し下げ量に応じて圧縮ばね36が押し縮められる(蓄力される)。
ブロック本体35は、相互に対向する一対の側壁(下部脚杆6Aの延び方向で対向する側壁)にガイド片35aが上方に向かって突出している。これらのガイド片35aは、支持ブラケット21のベース壁21aに形成されたガイド孔21d(図7参照)に挿通され、ガイド孔21dによって上下方向に昇降可能に案内されている。また、各ガイド片35aの上端部には、側方に向かって突出する係止爪35bが一体に形成されている。各係止爪35bは、操作突起15の側壁下端に形成された開口15bに挿入されている。各係止爪35bは、開口15b内の範囲では自由に移動でき、開口15bの下縁部15cに当接することによって相対的な下方変位を規制される。したがって、ブロック本体35が下方に突出した状態から、操作突起15が上方に押し上げられた場合には、下縁部15cが係止爪35bと当接することにより、ブロック本体35が操作突起15とともに上方に押し上げられる。
また、図4,図7に示すように、中間可動体24に支持された動滑車25には、動作伝達機構の一部を成すワイヤ33(インナワイヤ33i)の中間領域が掛け回されている。なお、ワイヤ33は、インナワイヤ33iと、インナワイヤ33iの外側を相対変位可能に覆うアウタチューブ33oと、を有している。以下では、単に「ワイヤ33」と呼ぶ場合には、インナワイヤ33iを意味するものとする。
ワイヤ33の一端部側は、一方の下部脚杆6Aと他方の下部脚杆6Bの下面に沿って配索され、他方の下部脚杆6Bの延出端側に配置された第2制動切換機構16の昇降リンク機構37(図5参照)に連結されている。また、ワイヤ33の他端側の端部は、弾性復元機構を構成する引っ張りばね34を介してベースプレート20に結合されている。引っ張りばね34は、一端部においてワイヤ33に結合され、他端部においてベースプレート20に結合されている。ベースプレート20は、一方の下部脚杆6Aに一体に固定されているため、ワイヤ33の他端部側は、引っ張りばね34を介して什器本体に連結されている。引っ張りばね34は、ワイヤ33に過大な張力が作用したときに、伸び方向の弾性変形を開始して、ワイヤ33の張力を緩和しつつその張力のエネルギーを蓄積する。
また、他方の下部脚杆6Bの第2領域a2には、図5に示すように、機構収容ケース38が固定設置されている。機構収容ケース38には、第2制動ブロック19が昇降自在に収容されるとともに、ワイヤ33の引き込み動作を第2制動ブロック19の突出動作に変換する昇降リンク機構37が組み込まれている。
昇降リンク機構37は、機構収容ケース38の側壁に形成されたガイド孔39に支持ピン40がスライド可能に支持され、その支持ピン40に、ワイヤ連結ブロック41が一体に結合されるとともに、リンク42の一端部側が回動可能に連結されている。ガイド孔39は、機構収容ケース38の幅方向両側の側壁に、下部脚杆6Bの延び方向に沿うように長孔状に形成されている。ワイヤ連結ブロック41には、ワイヤ33の一端部が連結され、ワイヤ33の引き込み力がワイヤ連結ブロック41を介して支持ピン40に作用するようになっている。支持ピン40は、ワイヤ33の引き込み力を受けてガイド孔39内を下部脚杆6Bの基部側に向かってスライド変位する。このとき、第2制動ブロック19は、機構収容ケース38に昇降自在に周囲をガイドされているため、支持ピン40の変位とともにリンク42から下向きの押し下げ力を受ける。この結果、第2制動ブロック19は下部脚杆6Bの下方に突出する。
また、ワイヤ連結ブロック41と機構収容ケース38の間には、支持ピン40を初期位置方向(下部脚杆6Bの延出端方向)に向けて付勢するリターンスプリング43が介装されている。このため、ワイヤ33による引き込み力が解除されると、支持ピン40がリターンスプリング43の付勢力を受けて初期位置に戻り、その結果、第2制動ブロック19が初期位置まで後退(上昇)する。
なお、リターンスプリング43は、ワイヤ33を通して中間可動体24から引き込み力が入力されているときに、中間可動体24に対して初期位置方向に戻す反力を作用させる。
つづいて、第1制動ブロック17の突出状態でのロックとロック解除を制御するオルタネイトロック装置50について説明する。オルタネイトロック装置50は、操作突起15の押し下げ操作によって下方に突出した第1制動ブロック17を設定突出位置で戻り規制する(後退変位を規制する)ロック部を構成している。
オルタネイトロック装置50は、図6に示すように、操作突起15のボス部27の下端に形成された回転誘起カム51と、第1制動ブロック17の荷重伝達軸29の軸部に摺動可能(回転可能、かつ、軸方向移動可能)に嵌装されたロックリング52と、荷重伝達軸29の頭部29aとロックリング52の間に介装されて、ロックリング52を回転誘起カム51の方向に付勢する圧縮ばね53と、支持ブラケット21の筒状壁21cの内周部に形成されて、ロックリング52の変位を制御する変位制御部54と、を備えている。ロックリング52と荷重伝達軸29の頭部29aとの間には圧縮ばね53が介装されているため、本実施形態のオルタネイトロック装置50では、ロックリング52が所定量下降した状態でロックされると、それに伴って荷重伝達軸29の頭部29aも同様に下降状態に維持される。また、荷重伝達軸29の頭部29aとブロック本体35の間には、別の圧縮ばね36が介装されているため、このときブロック本体35も下降状態に維持される。
図8は、荷重伝達軸29の軸部に嵌装されたロックリング52を示す斜視図である。
同図に示すように、ロックリング52は、荷重伝達軸29の軸部に嵌装されるリング本体部55と、リング本体部55の外周面から径方向外側に突出する4つの板状片56と、を有している。4つの板状片56は、リング本体部55の外周面から90°間隔で突設されている。各板状片56は、上端部を除き、リング本体部55の径方向に沿って延びる矩形断面がリング本体部55の軸方向に沿って連続している。各板状片56の上端部には、カム面56aが形成されている。カム面56aは、板状片56をリング本体部55の径方向外側から見た側面視で、例えば、右方向に斜め下方に傾斜している。すべての板状片56のカム面56aは、同方向に同角度傾斜している。
図9は、操作突起15のボス部27を下方側から見た斜視図である。
同図に示すように、操作突起15のボス部27の下端に設けられた回転誘起カム51は、ボス部27の外周の一方向に向かって上方傾斜したカム面51aと下方傾斜したカム面51bとがボス部27の周域に亘って連続して形成されたカムである。本実施形態の場合、上方傾斜したカム面51aと下方傾斜したカム面51bの間の谷部が8つ設けられている。回転誘起カム51のいずれかのカム面51aは、ロックリング52の板状片56に設けられたカム面56aと摺動自在に面接触する。このとき、ロックリング52が圧縮ばね53の付勢力によってボス部27の方向に押し付けられると、ロックリング52には、カム面51a,56aの摺動に起因した一方向の回転が誘起される。
図10は、筒状壁21cの内周部を支持ブラケット21の下方から見た図である。
筒状壁21cの内周部の下方領域には、上方領域よりも内径の大きい円形状の窪み部57が形成されている。筒状壁21cの内周部の窪み部57よりも上方側の内径の小さい領域には、筒状壁21cの軸方向に沿って上下に貫通する略矩形状の8つのガイド溝31が形成されている。ガイド溝31は、筒状壁21cの内周面に周方向に等間隔に離間して形成されている。筒状壁21cの内周面に形成されるガイド溝31は、周方向に沿って一つおきに溝深さが深くなっている。以下では、両者を区別する場合には、溝深さが深いものを大ガイド溝31aと呼び、溝深さの浅いものを小ガイド溝31bと呼ぶ。大ガイド溝31aは、筒状壁21cの内周面に90°間隔に離間して配置され、小ガイド溝31bは、筒状壁21cの内周面に大ガイド溝31aと45°離間して配置されている。
大ガイド溝31aの溝深さは、ロックリング52の板状片56が通過可能な深さに形成されている。これに対し、小ガイド溝31bの溝深さは、ロックリング52の板状片56が通過不能な深さに形成されている。
また、筒状壁21c内の窪み部57の上壁下面には、筒状壁21cの円周方向に沿って第1傾斜カム面58と第2傾斜カム面59が交互に形成されている。具体的には、第1傾斜カム面58と第2傾斜カム面59は、円周方向で隣接する大ガイド溝31aの間に各一つずつ隣接して形成されている。第1傾斜カム面58は、一の大ガイド溝31aの一方の側端部(筒状壁21cの周方向に関しての一方の側端部)から隣接する小ガイド溝31bの外縁部に亘る範囲に形成されている。第2傾斜カム面59は、小ガイド溝31bの外縁部の終端位置(周方向の終端位置)から隣接する大ガイド溝31aの他方の側端部(筒状壁21cの周方向に関しての他方の側端部)に亘る範囲に形成されている。第1傾斜カム面58と第2傾斜カム面59は、筒状壁21cの円周方向に沿って同様に上方傾斜している。図10では、筒状壁21cの内周部を下方から見ているため、周方向に沿って紙面奥側に次第に窪むように傾斜している。第1傾斜カム面58と第2傾斜カム面59は、例えば、図10の反時計回り方向に向かって上方に傾斜している。
また、第2傾斜カム面59の第1傾斜カム面58と隣接する側の端部には、下方に向かって垂下する規制壁60が形成されている。第1傾斜カム面58と第2傾斜カム面59の間は、規制壁60を挟んで段差状に形成されている。
なお、ロックリング52の変位を制御する筒状壁21c内の変位制御部54は、大ガイド溝31a、第1傾斜カム面58、規制壁60、第2傾斜カム面59等によって構成されている。
図6は、操作突起15が下方に押し込まれていない初期状態の様子が示されている。図11は、操作突起15の下面図であり、操作突起15が下方に押し込まれていないときにおける筒状壁21cとロックリング52の様子が仮想線で示されている。また、図12は、操作突起15が初期状態から押し込み操作されたときにおけるオルタネイトロック装置50の各部の挙動を(A),(B),(C)の順に模式的に示した図である。
図6,図11に示すように、操作突起15が初期状態のときには、ロックリング52の4つの板状片56が、筒状壁21cの内周の大ガイド溝31aに係合され、かつ、操作突起15のボス部27の8つのガイド突条30が、筒状壁21cの内周の対応するガイド溝31(大ガイド溝31aまたは小ガイド溝31b)に係合されている。
このとき、第1制動ブロック17のブロック本体35は、支持ブラケット21によって上方変位を規制され、操作突起15は、係止爪35bによる係止によってブロック本体35によって上方変位を規制されている。また、筒状壁21cの内部では、ロックリング52が圧縮ばね53によって上方に付勢されて、図12(A)に示すように4つの板状片56の各カム面56aがボス部27の回転誘起カム51に押し付けられている。このとき、ロックリング52には、一方向に回転させようとする力が誘起されるが、ロックリング52の実際の回転は、板状片56と大ガイド溝31aとの係合によって阻止されている。
図13は、操作突起15が最大に押し下げられたときにおける図6と同様の断面図であり、図14は、操作突起15が最大に押し下げられたときにおける図11と同様の操作突起15の下面図である。
作業者による足踏み操作等によって操作突起15が下方に押し下げられると、操作突起15のボス部27の下降に伴って荷重伝達軸29とロックリング52とが下方に押し下げられる。このとき、第1制動ブロック17のブロック本体35は、圧縮ばね36を介して荷重伝達軸29とともに下降する。ただし、ブロック本体35の下端が、図13に示すように床面F上に接地すると、ブロック本体35の下降が停止して、圧縮ばね36が次第に押し縮められる。
図13に示すように、操作突起15が最下端位置の近傍まで押し下げられると、ロックリング52がボス部27の下端とともに筒状壁21c内の窪み部57に抜け出る。ロックリング52は、ボス部27の下端とともに窪み部57に抜け出ると、大ガイド溝31aによる板状片56の拘束が無くなり、ボス部27の下端の回転誘起カム51による回転誘起作用によって、図12(B)に示すように微小量一方向に回転する。このとき、板状片56のカム面56aが回転誘起カム51のカム面51aにガイドされ、回転誘起カム51の隣接するカム面51a,51b間の谷位置まで板状片56が変位する。
なお、このとき第1制動ブロック17のブロック本体35は床面F上に接地し、圧縮ばね36は所定量押し縮められている。
図15は、第1制動ブロック17がロックされたときにおける図6と同様の断面図であり、図16は、第1制動ブロック17がロックされたときにおける図11と同様の操作突起15の下面図である。
上記の状態から操作突起15に加えられていた押し下げ力が解除されると、荷重伝達軸29が、圧縮ばね53の反力を受け、操作突起15とともに所定量に上昇する。このとき、操作突起15のボス部27の下端(回転誘起カム51)は、図12(c)に示すように筒状壁21c内の窪み部57よりも上方側領域に没する(上昇する)。この結果、ロックリング52の板状片56とボス部27の下端との接触が無くなり、板状片56のカム面56aが窪み部57の上壁の第1傾斜カム面58に当接するようになる。これにより、板状片56のカム面56aが第1傾斜カム面58に対して摺動し、板状片56が規制壁60に当接した時点でロックリング52の回転が規制される。このときロックリング52は、図16に示すように初期位置から約45°回転する。
ロックリング52は、初期位置から45°回転すると、各板状片56が窪み部57の上壁のうちの小ガイド溝31bの外縁部の下方に位置されるため、各板状片56が第1傾斜カム面58に当接したまま上方変位を規制される。これにより、圧縮ばね53を介して荷重伝達軸29の頭部29aの後退変位が規制され、さらに別の圧縮ばね36を介してブロック本体35の後退変位も規制される。このとき、作業者の足踏みによる操作突起15に対する荷重入力が完全に除去されると、圧縮ばね36,53が伸び方向に形状復帰し、下部脚杆6Aの延出端領域の全体が上方に持ち上がる。この結果、第1制動ブロック17の下端(ブロック本体35)は、一定量下方に突出した状態でロックされる。
また、この状態から操作突起15が再度踏み込まれると、操作突起15のボス部27の下端の回転誘起カム51が窪み部57内に再進入し、回転誘起カム51のカム面51aが、図12(B)と同様にロックリング52を微小量一定方向に回転させる。このとき、ロックリング52の板状片56は、窪み部57の上壁の第2傾斜カム面59と下方で一部ラップする位置に位置される。
この後、操作突起15に加えられていた押し下げ力が解除されると、荷重伝達軸29が圧縮ばね36の反力を受けて上昇し、回転誘起カム51が板状片56と非接触となる。これにより、板状片56のカム面56aが第2傾斜カム面59に当接し、カム面56aが第2傾斜カム面59と摺動することで、ロックリング52をさらに45°回転させる。この結果、ロックリング52の板状片56の位置が、筒状壁21cの大ガイド溝31a位置と一致し、ロックリング52が操作突起15とともに初期位置まで上昇する(図6参照)。
以上のように、本実施形態の什器1は、ワイヤ33を含む第1制動切換機構14と第2制動切換機構16の間の操作力伝達経路中に、弾性復元機構を構成する引っ張りばね34が介装されている。このため、例えば、第2制動切換機構16の第2制動ブロック19が床面F上の凹凸に引っ掛かり、第2制動切換機構16の円滑な動作ができない状況で操作突起15が大きな力で操作されることがあっても、ワイヤ33に過大な張力が作用するのを防止することができる。即ち、操作突起15が大きな力で操作されてワイヤ33に過大な張力が作用すると、ワイヤ33の端部に設けられた引っ張りばね34が弾性変形し、それによってワイヤ33の張力の増大を緩和することができる。したがって、本実施形態の什器1では、ワイヤ33の張力の急激な増大によってワイヤ33が損傷するのを未然に防止することができる。
また、本実施形態の什器1は、ワイヤ33を含む操作力伝達経路中に引っ張りばね34が介装されているため、第2制動切換機構16の円滑な動作ができない状況で操作突起15が大きな力で操作されたときに、動滑車25を介した中間可動体24の移動を許容し、第1制動切換機構14を円滑に作動させることができる。したがって、操作突起15の押し込み操作中や操作完了後の第2制動切換機構16の作動不良の解消を促すことができる。
また、本実施形態の什器1では、ワイヤ33を含む操作力伝達経路中に引っ張りばね34が介装されているため、床面F上の凹凸から位置がずれる等して第2制動切換機構16の作動不良が解消されると、引っ張りばね34に蓄えられていた張力のエネルギーがワイヤ33に戻される。このため、第2制動切換機構16の作動不良の解消時には、第2制動切換機構16を迅速に制動状態に切り換えることができる。
また、本実施形態の什器1は、第1制動切換機構14が、床面Fに接地して一方の下部脚杆6Aを転動可能に接地させるキャスタ8aと、突出した下端が床面Fに接地して、下部脚杆6Aを床面Fに対して制動する第1制動ブロック17と、を備えた構成とされている。このため、本実施形態の什器1は、一方の下部脚杆6Aの第1領域a1を制動するときに、第1制動ブロック17の下端を真っすぐに下方に突出させ、制動のために荷重を受け止めることができる。したがって、本構成を採用した場合には、第1領域a1を制動状態に切り換える際に床面Fとの間で擦れが生じるのを防ぐことができ、しかも、各部に大きなモーメントが生じにくいことから、構成部品の負荷を小さくすることができる。
さらに、本実施形態の什器1は、第2制動切換機構16が、床面Fに接地して他方の下部脚杆6Bを転動可能に接地させるキャスタ8bと、突出した下端が床面Fに接地して、下部脚杆6Bを床面Fに対して制動する第2制動ブロック19と、を備えた構成とされている。このため、第1制動切換機構14と同様に、第2制動ブロック19の下端を真っすぐに下方に突出させ、制動のために荷重を受け止めることができる。したがって、本構成を採用した場合には、第2領域a2を制動状態に切り換える際に床面Fとの間で擦れが生じるのを防ぐことができ、しかも、構成部品の負荷を小さくすることができる。
本実施形態の什器1では、操作突起15が第1制動ブロック17の上方に配置され、第1制動ブロック17が操作突起15によって押し下げ可能とされている。このため、操作突起15に加えられた操作力を第1制動ブロック17にロスなく伝達することができる。
また、本実施形態の什器1では、一方の下部脚杆6Aに、操作突起15の押し下げ操作によって下方に突出した第1制動ブロック17を、設定突出位置で変位規制するロック部(オルタネイトロック装置50)が設けられている。本構成の場合、第1制動ブロック17がロック部によって設定突出位置で直接変位規制されるため、複雑な操作機構の途中にロック部を設置する場合に比較し、下部脚杆6Aの第1領域a1を制動状態に安定して維持することができる。
特に、本実施形態の什器1は、第1制動ブロック17のロック部が、オルタネイトロック装置50によって構成されているため、操作突起15の繰り返しの押し下げ操作により、第1制動ブロック17の突出位置でのロックとロック解除とを容易に実行することができる。
また、本実施形態の第1制動ブロック17は、上部側部材である荷重伝達軸29と、下部側部材であるブロック本体35と、荷重伝達軸29とブロック本体35の間に介装される弾性部材である圧縮ばね36と、を備え、第1制動ブロック17を突出状態でロックする際に荷重伝達軸29の上方変位が規制されるようになっている。このため、操作突起15によって第1制動ブロック17が床面F上に押し付けられ、その後に荷重伝達軸29の上方変位が規制された状態で、操作突起15の押し下げ荷重が解除されると、圧縮ばね36の弾性復帰によって下部脚杆6Aの第1領域A1を上方に押し上げることができる。したがって、上記の構成の第1制動ブロック17を採用した場合には、下部脚杆6Aの第1領域A1をより安定して制動状態に維持することができる。
また、本実施形態の什器1は、一方の下部脚杆6Aに、略水平方向に変位可能な中間可動体24と、第1制動ブロック17の押し下げ方向の動作を中間可動体24の略水平方向の動作に変換する動作変換機構(カム壁28,32)と、が設けられ、中間可動体24と第2制動切換機構16がワイヤ33を介して連動可能とされている。このため、下部脚杆6A,6Bの限られた狭いスペースにワイヤ33を配索することにより、一方の下部脚杆6Aに配置された第1制動ブロック17の押し下げ方向の動作を、他方の下部脚杆6Bに配置された第2制動切換機構16に確実に伝達することができる。
さらに、本実施形態の什器1は、ワイヤ33の中間領域に動滑車25が係合され、動滑車25で折り返したワイヤ33の一端部側が第2制動切換機構16に連結されるとともに、ワイヤ33の他端部側が下部脚杆6Aのベースプレート20に結合されている。このため、操作突起15による操作によって第1制動ブロック17が押し下げられると、その動作に連動する中間可動体24とともに動滑車25が略水平方向に変位し、ワイヤ33の中間領域が動滑車25によって引かれ、ワイヤ33の一端部側に連結されている第2制動切換機構16が動滑車25の変位の2倍の変位量で操作される。したがって、本実施形態の構成を採用した場合には、他方の下部脚杆6B側の第2制動切換機構16を、一方の下部脚杆6A側の制動切換動作に迅速に連動させて速やかに制動状態に切り換えることができる。
また、本実施形態では、弾性復元機構を構成する引っ張りばね34が、ワイヤ33の他端側の端部と一方の下部脚杆6Aのベースプレート20の間に介装されている。このため、第2制動切換機構16が円滑に作動できない状況で、操作突起15が大きな力で操作されたときに、引っ張りばね34の全体が下部脚杆6Aの内部で大きく変位することがない。したがって、本構成を採用した場合には、引っ張りばね34を、周囲の部材と干渉することなく安定して作動させることができる。
特に、本実施形態の什器1では、引っ張りばね34の一端部がワイヤ33に連結される一方で、他端部がベースプレート20に結合されているため、引っ張りばね34の伸縮方向の動作を安定させ、引っ張りばね34の機能をワイヤ33に安定的に作用させることができる。
また、本実施形態の什器1では、制動操作部である操作突起15が足踏み式とされている。このため、操作突起15を足裏による踏み込みによって容易に操作することができる。一方、足踏み式によって操作突起15を操作する場合、作業者が体重を乗せて過大な力で操作する状況が考えられる。操作突起15が足踏みにより、過大な力で操作されると、特に、第2制動切換機構16側が作動不良のときに、ワイヤ33に瞬間的に過大な張力が作用することになる。
しかし、本実施形態では、ワイヤ33を含む操作力伝達経路中に弾性復元機構として引っ張りばね34が介装されているため、過大な操作力の入力に起因してワイヤ33に過大な負荷が作用するのを防止することができる。したがって、本実施形態の構成を採用した場合には、制動操作の容易化と部品負荷の軽減とを両立させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、弾性復元機構の一例として引っ張りばねが用いられているが、弾性復元機構は、引っ張りばねに限るものでなく、圧縮ばねや、捩りばね、ゴム弾性体、ガス圧を用いた機構等であっても良い。また、上記の実施形態では、弾性復元機構の一例である引っ張りばねがワイヤの端部に結合されているが、引っ張りばね等の弾性復元機構は、第1制動切換機構と第2制動切換機構の間の操作力伝達経路中であれば、ワイヤの端部以外の部位に介装するようにしても良い。
また、上記の実施形態の場合、第1制動切換機構と第2制動切換機構は、制動ブロックが昇降操作される構成とされているが、逆にキャスタのような移動用接地部が昇降操作される構成であっても良い。移動用接地部もキャスタに限るものでなく、床面上を移動できるものであれば、他の手段を用いたものであっても良い。
さらに、第1制動ブロックの突出状態でのロックとロック解除を制御するオルタネイトロック装置は、上記の構成に限定されるものではなく、例えば、ハートカム等の他の形態のものであっても良い。また、第1制動ブロックの突出状態でのロックは、必ずしもオルタネイトロック装置である必要はなく、例えば、ロック解除部が別に設けられていても良い。
1 什器
2 脚部材(什器本体)
8a キャスタ(移動用第1接地部)
8b キャスタ(移動用第2接地部)
14 第1制動切換機構
15 操作突起(制動操作部)
16 第2制動切換機構
17 第1制動ブロック
19 第2制動ブロック
24 中間可動体
25 動滑車
28 カム壁(動作変換機構)
29 荷重伝達軸29(上部側部材)
32 カム壁(動作変換機構)
33 ワイヤ
34 引っ張りばね(弾性復元機構)
35 ブロック本体(下部側部材)
36 圧縮ばね(弾性部材)
50 オルタネイトロック装置(ロック部)
a1 第1領域
a2 第2領域

Claims (11)

  1. 床面上に移動可能に載置される什器本体と、
    前記什器本体に設けられ、前記什器本体の下方の第1領域を、前記床面に対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第1制動切換機構と、
    前記什器本体に設けられ、前記什器本体の下方の前記第1領域と離間した第2領域を、前記床面に対して可動状態と制動状態とに切り換え可能な第2制動切換機構と、
    前記第1制動切換機構に対して制動切換操作を行う制動操作部と、
    前記第1制動切換機構の制動切換動作を前記第2制動切換機構に伝達して、前記第2制動切換機構を制動状態に切り換えるワイヤと、を備えた什器であって、
    前記ワイヤを含む前記第1制動切換機構と前記第2制動切換機構の間の操作力伝達経路中に、前記ワイヤに過大な張力が作用したときに前記ワイヤの張力を緩和する弾性復元機構が設けられていることを特徴とする什器。
  2. 前記第1制動切換機構は、
    前記床面に接地して前記第1領域の前記床面に対する移動を許容する移動用第1接地部と、
    前記第1領域に上下方向に進退可能に設けられ、下方に突出した下端が前記床面に接地して、前記第1領域を前記床面に対して制動する第1制動ブロックと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の什器。
  3. 前記第2制動切換機構は、
    前記床面に接地して前記第2領域の前記床面に対する移動を許容する移動用第2接地部と、
    前記第2領域に上下方向に進退可能に設けられ、下方に突出した下端が前記床面に接地して、前記第2領域を前記床面に対して制動する第2制動ブロックと、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の什器。
  4. 前記制動操作部は、前記第1制動ブロックの上方に、前記第1制動ブロックに対して押し下げ操作可能に設置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の什器。
  5. 前記什器本体には、前記制動操作部の押し下げ操作によって下方に突出した前記第1制動ブロックを設定突出位置で変位規制するロック部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の什器。
  6. 前記ロック部は、オルタネイトロック装置によって構成されていることを特徴とする請求項5に記載の什器。
  7. 前記第1制動ブロックは、上部側部材と、当該上部側部材の下方に配置される下部側部材と、前記上部側部材と前記下部側部材の間に介装される弾性部材と、を備え、
    前記ロック部は、前記上部側部材の上方変位を規制して前記第1制動ブロックを設定突出位置に保持することを特徴とする請求項5または6に記載の什器。
  8. 前記什器本体には、
    略水平方向に変位可能な中間可動体と、
    前記第1制動ブロックの押し下げ方向の動作を前記中間可動体の略水平方向の動作に変換する動作変換機構と、が設けられ、
    前記中間可動体と前記第2制動切換機構とは前記ワイヤを介して連動可能とされていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の什器。
  9. 前記ワイヤの中間領域に動滑車が係合され、
    前記動滑車で折り返した前記ワイヤの一端部側が前記第2制動切換機構に連結されるとともに、前記ワイヤの他端部側が前記什器本体に連結され、
    前記動滑車が前記中間可動体に結合されていることを特徴とする請求項8に記載の什器。
  10. 前記ワイヤの他端側の端部と前記什器本体の間には、前記弾性復元機構を構成する引っ張りばねが介装されていることを特徴とする請求項9に記載の什器。
  11. 前記制動操作部は、作業者の足裏で押し下げ可能な足踏み式の操作部であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の什器。
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