JP2020068895A - 清掃ロボット - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1(特許第5909370号公報)に開示されている清掃ロボットでは、吸込口に回転ブラシと、筐体底面に垂直な軸線回りで回転するサイドブラシと、回転ブラシとサイドブラシとを回転させる駆動モータとを備えている。
しかし、特許文献1の清掃ロボットでは、排気の一部を分流してロボット本体(筐体)内の駆動モータを冷却するようにしており、空気の流れがスムーズでなくまた空気量が少ないために冷却効率が悪いという課題がある。
また、筐体から外部へ排出された空気をさらに別の用途に利用することが望ましいという課題もある。
この構成を採用することによって、温度が高くなる電源装置は吸引ファンからの排気方向に位置しており、排気が吹き付けられることで電源装置の冷却に寄与することができる。また、吸引ファンからの排気は分流したりコースを曲げたりすることなくまっすぐ電源装置に向かうため、電源装置を効率よく冷却することができる。さらに、電源装置を通過した排気は排気口から外部へ排出されるが、排気口の正面に設けられた障害物検出センサに排気が吹き付けられるので、障害物検出センサに付着した粉塵等を吹き飛ばすことができ、障害物検出センサの検出エラーを防止することができる。
この構成によれば、障害物検出センサの上方からも排気が吹きつけられるため、多方向から障害物検出センサについた粉塵を吹き飛ばし、障害物検出センサの検出エラーの防止をさらに確実なものとすることができる。
またオーバーハング部が障害物検出センサの上方を覆っているため、清掃ロボットが動作していない場合でも、空気中の粉塵が障害物検出センサに降り積もることを防止できる。
この構成によれば、吸引ファンからの排気を確実に電源装置に向けて流すことができる。
この構成によれば、微差圧センサによって整流ダクト内の風量を検出し、これによってフィルターの詰まりを判断することができる。この微差圧センサによるフィルターの詰まり検出は、吸引ファンを駆動するモータの電流値を測定して行う場合よりも精度よく検出することが可能である。
図1に本実施形態の清掃ロボットの外観側面図を示し、図2に本実施形態の清掃ロボットの外観正面図を示す。また、図3に本実施形態の清掃ロボットの内部構成を側面から見たところを示す。図4は、図3における構造において破線で空気の流れを示している。
ただし、清掃ロボットの使用場所については、施工期間中の建設作業場に限定するものではない。
各駆動輪6は、ロボット本体2内に設けられた2つの駆動輪用モータ7の回転駆動力によりそれぞれ回転駆動される。
上述した制御部50は、障害物検出センサ15が前方に障害物を検出した場合には、障害物を避けるように移動コースを自動的に変更する。移動コースの変更は、制御部50が一対の駆動輪用モータ7それぞれに制御信号を出力して一対の駆動輪6の左右の回転数を異ならせることで実行することができる。
回転ブラシ10の後方には、ホッパー12が設けられている。ホッパー12は、回転ブラシ10の回転によってロボット本体2の後方へ送り出された塵埃、ゴミ等が収納される収納容器である。ホッパー12は、上面が開口しており、この上面開口部12aから塵埃やゴミが落下して収納される。
吸引ファン70は、具体的にはシロッコファンを採用しており、図4の紙面手前側に吸引口が設けられている。吸引ファン70は、ファンボックス60内の空気をファンボックス60から排気して内部を負圧状態とし、フィルター20から本体内部側に向けて空気流を発生させる。このため、ホッパー12の上面開口部12a近傍の空気がロボット本体2の内部に吸引される。これにより、ホッパー12の上面開口部12a近傍の空気中に浮遊している塵埃は、フィルター20方向に移動してフィルター20に補足される。
ファンボックス60の後方側の面は、上述してきたフィルター20が前方が下向きになるように傾斜して配置され、ファンボックス60の上面60a及び下面60bは水平方向に延びる平面状に形成されている。また、フィルター20の後端部からファンボックス60の上面60aにかけては、前方に向けて上向きになるような傾斜面60cが形成されている。
なお、以下ファンボックス60から流出する空気をクリーンエアと称して説明する。
DC−DCコンバータ35は、24Vのリチウムイオンバッテリー24の出力電圧を12Vに降圧するために設けられており、降圧された12V電圧は回転ブラシ10の駆動モータの駆動電源などに用いられる。DC−DCコンバータ35は、リチウムイオンバッテリー24の下方に配置されている。
これは、DC−DCコンバータ35の大きさに対して確実にクリーンエアを流すため整流ダクト30の径が設定されているためであり、DC−DCコンバータ35の冷却に十分な流量があれば問題はない。
そしてこの前方側壁面2aには、クリーンエアの排出口38が形成されている。図1には排出口38の例として、上下方向に延びる縦長の隙間が横方向に複数形成された格子状のものを図示している。排出口38としては、このような格子状の他に、ルーバー状やパンチングメタルのような円形の穴が複数形成されたものなどを採用してもよい。
このオーバーハング部2bの下面2cには、下面2cの下方に位置する障害物検出センサ15に向けて本体内からクリーンエアを吹き付けるための第2排出口40が形成されている。
第2排出口40は、縦長の隙間が横方向に複数形成された格子状のもの、又はこの格子と縦と横が逆の格子状のもの、ルーバー状のもの、パンチングメタルのような円形の穴が複数形成されたものなどを採用してもよい。
このため、障害物検出センサ15における、障害物の誤検知又は検知不可となることを確実に防止できる。
上記のように清掃ロボット1の動作中であれは、排気であるクリーンエアを障害物検出センサ15に吹き付けて粉塵を吹き飛ばすことができるが、運転停止中には排気であるクリーンエアが生じないため、空気中の粉塵が落下してくればそのまま障害物検出センサ15に堆積することになってしまう。
しかし、オーバーハング部2bが形成されていることにより、障害物検出センサ15の上方が覆われるため、空気中の粉塵の堆積防止に寄与する。
制御部50は、清掃ロボット1の自動運転中は、所定時間間隔で自動的に塵落とし機構74を動作させるように制御する。また、手動運転中は、作業者がリモコン操作にて塵落とし機構74を動作させることができる。
上記の塵落とし機構72を設けていても塵埃が多量の場合にはフィルター20が目詰まりすることもある。そこでフィルター20の目詰まりを検出する機能を備えるとよい。
本実施形態における目詰まり検出機能としては、微差圧センサ72を採用している。微差圧センサ72は、整流ダクト30に設けている。
このような邪魔板42を設けることで、整流ダクト30内は、邪魔板42よりも上流側の上流エリア46と、邪魔板42よりも下流側の下流エリア47とに分割されている。
微差圧センサ72は、上流エリア46と下流エリア47の差圧を検出し、制御部50に差圧信号を出力する。制御部50では、差圧があらかじめ設定された閾値以下の場合は、フィルター20が目詰まりを起こしているものと判断し、表示部22においてフィルター20の目詰まりを表示させる。
メロディスピーカ71は、排出口38の近傍に設けられている。これによりメロディスピーカ71から発生する音が確実にロボット本体2の外部に流れることになる。
なお、メロディスピーカ71は、図1に示すように排出口38に対して正面から見て右側に位置しており、障害物検出センサ15に対するクリーンエアの流出の妨げにならないような位置に設けられている。
2 ロボット本体
2a 前方側壁面
2b オーバーハング部
2c 下面
5 前輪キャスター
5a 支持軸部
6 駆動輪
7 駆動輪用モータ
10 回転ブラシ
12 ホッパー
12a 上面開口部
13 補助ブラシ
14 遮蔽板
15 障害物検出センサ
20 フィルター
21 操作部
22 表示部
24 バッテリー(リチウムイオンバッテリー)
26 流出口
30 整流ダクト
35 DC−DCコンバータ
38 排出口
40 第2排出口
42 邪魔板
44 流通孔
46 上流エリア
47 下流エリア
50 制御部
60 ファンボックス
60a 上面
60b 下面
60c 傾斜面
70 吸引ファン
71 メロディースピーカ
72 微差圧センサ
74 塵落とし機構
Claims (4)
- ロボット本体底面に設けられた回転ブラシと、
前記回転ブラシによって巻き上げられた塵埃を収納するホッパーと、
前記ホッパーの上方に設けられたフィルターと、
前記フィルターよりもロボット本体内部側に設けられた吸引ファンと、
前記吸引ファンの排気方向に配置されて前記吸引ファンによる排気が当接する電源装置と、
ロボット本体の外壁面であって、前記吸引ファンの排気方向正面に形成された排気口と、
ロボット本体の外壁面よりも外側であって、前記排気口の正面において配置された障害物検出センサと、を具備することを特徴とする清掃ロボット。 - 前記ロボット本体には、前記障害物検出センサの上方にかぶさるようにオーバーハング部が設けられており、
前記オーバーハング部の下面には、該オーバーハング部から前記障害物検出センサの上部に向けて、前記吸引ファンの排気を流出させる第2排気口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の清掃ロボット。 - 前記吸引ファンの排気流路上には、前記電源装置に向けて整流ダクトが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の清掃ロボット。
- 前記整流ダクト内には、排気流路を上流側と下流側で仕切る邪魔板が設けられ、
該邪魔板の上流側の圧力値と邪魔板の下流側の圧力値との差を測定する微差圧センサが設けられ、
前記微差圧センサで測定した差圧が所定の数値以下になった場合には、前記フィルターが詰まったと判断する制御部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の清掃ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018203182A JP2020068895A (ja) | 2018-10-29 | 2018-10-29 | 清掃ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018203182A JP2020068895A (ja) | 2018-10-29 | 2018-10-29 | 清掃ロボット |
Publications (1)
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JP2020068895A true JP2020068895A (ja) | 2020-05-07 |
Family
ID=70548366
Family Applications (1)
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JP2018203182A Pending JP2020068895A (ja) | 2018-10-29 | 2018-10-29 | 清掃ロボット |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2018
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