JP2020068762A - エアロゾル生成装置の電源ユニット、制御方法、プログラム、および、吸引器の電源ユニット - Google Patents

エアロゾル生成装置の電源ユニット、制御方法、プログラム、および、吸引器の電源ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】エアロゾル生成装置の電源ユニットの不具合を検知し、不具合状態の種類に応じたエラー信号を生成する。【解決手段】エアロゾル生成装置の電源ユニットは、電源と制御部とを備える。電源は、エアロゾル源を霧化する負荷に電力を供給する。制御部は、電源の動作に関する動作値を取得し、動作値に基づき電源が通常状態かまたは不具合状態かを判定する。不具合状態は複数の状態を含む。制御部は、複数の状態に含まれる状態を検知した場合に、検知した状態に応じた種類のエラー信号を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、エアロゾル生成装置の電源ユニット、制御方法、プログラム、および、吸引
器の電源ユニットに関する。
エアロゾル源をヒータのような電気的負荷で霧化させて生じさせたエアロゾルをユーザ
が味わうことができるエアロゾル生成装置が知られている。このようなエアロゾル生成装
置には、動力源として電池などの電源が内蔵されている場合が多い。
そして、当該エアロゾル生成装置に関連した技術として、電源の残量が減ったとき等に
、その旨を発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等を用いて通知する技術が
知られている。
特許文献1には、電源電圧が閾値電圧未満になった場合に、電源の交換を要する旨を通
知するインジケータを起動させる技術が開示されている。
特許文献2には、電力源レベルに応じて、照明の光度等を調整する技術が開示されてい
る。
特許文献3には、電子シガレットを用いて喫煙行為が行われる場合に、発光素子を発光
させる技術が開示されている。
特許文献4には、電源の残量に応じて、LEDを異なる色で発光させる技術が開示され
ている。
特表2017−514463号公報 特表2017−511690号公報 米国特許出願公開第2013/0019887号明細書 中国実用新案登録第204682523号明細書
エアロゾル生成装置を継続して使用すると、経年劣化等を原因とする不具合が電源に生
じる場合がある。当該不具合を解消するために修理を行う場合に、当該不具合の内容また
は原因を把握する必要がある。そして、当該不具合の内容または原因を把握するために、
種々の検査を行う等といった大きな手間を要する場合がある。したがって、電源に生じた
不具合の内容または原因を容易に把握できる技術が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電源に生じた不具合の内容または原
因を容易に把握可能なエアロゾル生成装置の電源ユニット、制御方法、プログラム、およ
び、吸引器の電源ユニットに関する。
本発明の一例に係るエアロゾル生成装置の電源ユニットは、電源と制御部とを備える。
電源は、エアロゾル源を霧化する負荷に電力を供給する。制御部は、電源の動作に関する
動作値を取得し、動作値に基づき電源が通常状態かまたは不具合状態かを判定する。不具
合状態は複数の状態を含む。制御部は、複数の状態に含まれる状態を検知した場合に、検
知した状態に応じた種類のエラー信号を生成する。
本発明によれば、電源に生じた不具合の内容または原因を容易に把握することができる
本発明の実施形態に係るエアロゾル生成装置の構成の一例を示すブロック図。 同実施形態に係る制御部による不具合検知処理の第1の例を説明するためのグラフ。 同実施形態に係る制御部による不具合検知処理の第2の例を説明するためのグラフ。 同実施形態に係る制御部による不具合検知処理の第3の例を説明するためのグラフ。 同実施形態に係る制御部による不具合検知処理の第4の例を説明するためのグラフ。 同実施形態に係る制御部による不具合検知処理の第5の例を説明するためのグラフ。 不具合状態の検知処理の第1の例と、当該処理に関わる不具合通知処理との例を示すフローチャート。 不具合状態の検知処理の第2の例と、当該処理に関わる不具合通知処理との例を示すフローチャート。 不具合状態の検知処理の第3の例と、当該処理に関わる不具合通知処理との例を示すフローチャート。 不具合状態の検知処理の第4の例と、当該処理に関わる不具合通知処理との例を示すフローチャート。 不具合状態の検知処理の第5の例と、当該処理に関わる不具合通知処理との例を示すフローチャート。 ユーザによる吸引時における第1乃至第5の不具合状態の通知処理の例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。図面において、同一の機能および構
成要素については、同一符号を付して説明を省略するか、または、簡単に説明を行う。
本実施形態では、エアロゾル生成装置に関して説明を行う。本実施形態に係るエアロゾ
ル生成装置は、例えば、生成されたエアロゾルをユーザが吸引する吸引器である。吸引器
は、加熱式たばこまたは電子たばこでもよいが、これに限定されるものではなく、例えば
薬剤吸引用の装置などでもよい。なお、吸引器は、エアロゾルの生成に代えて不可視の蒸
気を生成してもよい。
図1は、本実施形態に係るエアロゾル生成装置1の構成の一例を示すブロック図である
。エアロゾル生成装置1は、図1に示されるように、カートリッジユニット100と、カ
プセルユニット200と、電源ユニット300とを含む。エアロゾル生成装置1は、例え
ば、略円筒形状としてもよく、ユーザがエアロゾル生成装置1を保持しやすい形状となっ
ている。なお、カートリッジユニット100と、カプセルユニット200と、電源ユニッ
ト300とは、それぞれ着脱不可に構成されていてもよいし、それぞれ着脱可能に構成さ
れていてもよい。
カートリッジユニット100は、図1に示されるように、貯留部110と、供給部12
0と、負荷130を備える霧化部140とを含む。
貯留部110は、加熱により霧化される液体状のエアロゾル源を貯留する容器である。
エアロゾル源は、例えば、グリセリンまたはプロピレングリコールのようなポリオール系
の材料である。また、エアロゾル源は、ニコチン液、水、香料等を含む混合液でもよい。
そして、エアロゾル源は、貯留部110を必要としない固体でもよい。
供給部120は、例えば、ガラス繊維のような繊維材料を撚って形成されるウィックで
ある。供給部120の一端は、貯留部110に接続される。また、供給部120の他端は
、負荷130に接続されるか、または負荷130の近傍に配置される。そのような構成に
より、供給部120は、負荷130またはその近傍に、貯留部110から吸い上げたエア
ロゾル源を導くことができる。なお、供給部120には、多孔質状のセラミックで形成さ
れたウィックが用いられてもよい。
霧化部140に備えられる負荷130は、例えばコイル状のヒータであり、電力が供給
されると発熱する。負荷130は、供給部120の周囲に巻かれていてもよいし、供給部
120に覆われていてもよい。負荷130には、電源ユニット300に含まれる後述する
制御部360による制御に基づき、後述する電源部320から電力が供給される。負荷1
30に電力が供給されると、供給部120によって導かれたエアロゾル源が負荷130に
よって加熱され、エアロゾルが生成される。
カプセルユニット200は、図1に示されるように、香味源210を含む。
香味源210は、エアロゾルに香味成分を付与する植物材料の原料片によって構成され
る。香味源を構成する原料片には、例えば、刻みたばこまたはたばこ原料のような材料を
、粒状またはシート状に成形した成形体が用いられる。また、香味源210を構成する原
料片には、たばこではない植物(例えば、ミント、ハーブ等)が用いられてもよい。そし
て、香味源210には、メントールなどの香料が付与されていてもよい。
図1には、カートリッジユニット100およびカプセルユニット200における空気の
流れが点線の矢印で示されている。空気取込口(図示省略)を介して外部から取り込まれ
た空気は、エアロゾル生成装置1(カートリッジユニット100、およびカプセルユニッ
ト200)内を通過する過程で、エアロゾルと混合され香味成分を付加され、ユーザに吸
引される。具体的には、外部から取り込まれた空気は、カートリッジユニット100内の
霧化部140を通過する。当該空気は、霧化部140を通過するときに、霧化部140に
備えられる負荷130によって生成されたエアロゾルと混合される。そして、エアロゾル
と混合された空気がカプセルユニット200を通過するときに、エアロゾルと混合された
空気に、カプセルユニット200に含まれる香味源210由来の香味成分が付加される。
そして、エアロゾルと混合され香味成分が付加された空気が、カプセルユニット200の
端部からユーザによって吸引される。すなわち、香味成分が付加されたエアロゾルが、ユ
ーザによって吸引される。
電源ユニット300は、図1に示されるように、電源ボタン310と、電源部320と
、センサ部330と、記憶部340と、通知部350と、制御部360と、時刻計測部3
70とを含む。
電源ユニット300では、電源部320に生じた不具合の種類ごとに異なるエラー信号
が生成される。電源部320の不具合は、例えば、電源部320の劣化および/または電
源の故障などを含む。
電源ボタン310は、エアロゾル生成装置1の動作状態を遷移させるためのボタンであ
る。電源ボタン310が押下され電源ONされると、エアロゾル生成装置1の状態は、後
述する活動状態になる。また、エアロゾル生成装置1の状態が活動状態のときに、電源ボ
タン310が押下され電源OFFされると、エアロゾル生成装置1の状態は、活動状態か
ら後述する休止状態に遷移する。
電源部320は、例えば、リチウムイオン二次電池のような再充電可能な電池であり、
その種類は限定されない。電源部320は、制御部360の制御に基づき、エアロゾル生
成装置1の各部に、電力を供給する。また、電源部320は、例えば、サーミスタなどの
ような温度センサ321を備える。温度センサ321は、例えば、電源部320のバッテ
リパック内に備えられる。温度センサ321によって測定された電源部320の温度を示
す情報は、制御部360によって記憶部340に記憶される。なお、電源部320は、不
具合のない通常状態、または、不具合が生じた不具合状態となり得る。
センサ部330は、例えば、センサ部330の設置位置を通過する気体の流量および/
または流速に応じて、制御部360に、所定の出力値(例えば電圧値または電流値)を出
力するセンサである。このようなセンサ部330は、ユーザによる吸引動作(エアロゾル
生成装置1に、エアロゾルの生成を要求する動作)を検知するために利用される。センサ
部330としては、種々のものを利用可能であるが、例えば、マイクロフォンコンデンサ
、圧力センサ、流体センサが用いられる。
記憶部340は、例えば不揮発性メモリである。記憶部340には、制御部360によ
って取得された各種の情報を含むデータD1が記憶されている。また、記憶部340には
、制御部360の制御に用いられる各種の情報を含むデータD2が記憶されている。さら
に、記憶部340には、制御部360によって生成された各種の情報を含むデータD3が
記憶される。
ここで、データD1には、例えば、電源部320の動作に関する動作値を含む情報が記
憶される。具体的には、例えば、データD1には、電源部320の電圧値、電源部320
の通算充電時間、電源部320の温度示す情報が含まれる。また、データD2には、例え
ば、各種の所定の閾値、各種の所定の電圧範囲、および、電源部320に生じた不具合の
内容と当該内容に応じたエラー信号との関係を示す情報などが含まれる。さらに、データ
D3には、例えば、電源部320に生じた不具合の内容または原因を示す不具合情報など
が含まれる。
通知部350は、電源部320に生じた不具合に応じてデータD2に基づき制御部36
0によって生成されたエラー信号を受けた場合に、当該エラー信号にしたがって例えば光
および/または音を出力する。なお、通知部350は、制御部360から受けたエラー信
号にしたがって例えば振動してもよい。具体的には、通知部350は、例えば、LEDな
どの発光装置でもよく、スピーカなどの音出力装置でもよく、振動発生装置でもよい。
このように、通知部350は、制御部360から受けたエラー信号の種類ごとに異なる
態様の通知を行う。そのような構成により、エアロゾル生成装置1のユーザ等に、電源部
320で生じた不具合の内容または原因を通知することができる。以下で説明する通知部
350による電源部320に生じた不具合に応じた通知の態様は例であり、例えば、光、
音、振動などを自由に組み合わせて、不具合の内容に応じた通知をしてもよい。
制御部360は、電源ボタン310が押下された通知を電源ボタン310から受けた場
合に、エアロゾル生成装置1を2つの動作状態のいずれかに遷移させる。2つの動作状態
とは、電源部320からエアロゾル生成装置1の各部に電力が供給される得る活動状態(
電源オン状態に相当)と、電源部320からエアロゾル生成装置1の各部に電力が供給さ
れないまたは極小の電力しか供給され得ない休止状態(電源オフ状態に相当)とである。
エアロゾル生成装置1の状態が活動状態の場合には、センサ部330がユーザによる吸引
動作を検知したときに、制御部360は、電源部320に負荷130へ電力を供給させ、
エアロゾル源を霧化させる。また、電源ユニット300の状態が休止状態の場合には、ユ
ーザが吸引動作をしても、制御部360は、電源部320に負荷130へ電力を供給させ
ない。したがって、エアロゾル源は霧化されない。
また、制御部360は、電源部320の動作に関する動作値を取得すると、当該動作値
を含むデータD1を記憶部340に記憶させる。ここで、動作値には、例えば、電源部3
20の電圧値、電源部320の通算充電時間、電源部320の温度示す情報が含まれる。
そして、制御部360は、例えば、電源部320が充放電しているときなどに、記憶部
340からデータD1およびD2を読み出し、データD1に含まれている動作値、および
D2含まれている各種の所定の閾値および/または各種の所定の電圧範囲に基づき、電源
部320の状態が通常状態または不具合状態のいずれの状態であるかを判定する。なお、
制御部360は、電源部320の状態が不具合状態であると判定した場合には、電源部3
20に生じた不具合の内容または原因を特定し、当該不具合の内容または原因を示す不具
合情報を含むデータD3を記憶部340に記憶させる。
本実施形態においては、電源部320の不具合状態が、電源部320に生じた不具合の
内容または原因毎に細分化される。そして、制御部360は、不具合状態に含まれる複数
の状態のうちのいずれかの状態を検知した場合に、検知した状態に応じた種類のエラー信
号を生成する。そして、制御部360は、通知部350に生成したエラー信号を送信し、
通知部350に当該エラー信号に基づく態様の通知をさせる。言い換えれば、制御部36
0は、通知部350に、エラー信号の種類毎に異なる態様の通知をさせる。
本実施形態において、制御部360は、例えば、不具合を検知したとき(例えば、エラ
ー信号を生成したとき)、エアロゾル生成装置1を活動状態に移行させるとき(例えば、
電源ボタン310が押下され電源ONを指示する信号を受けたとき)、エアロゾルの吸引
開始を検知したとき(例えば、センサ部330から生成要求信号を受けたとき)、エアロ
ゾルの吸引がなされているとき(例えば、センサ部330の出力に基づき吸引動作が継続
されていると判断しうるとき)、電源部320の充電開始時(例えば、電源ユニット30
0に充電コネクタが接続されたことを検知したとき)、または、電源部320を充電して
いるとき(例えば、電源部320の電源電圧が増加しているとき)に、通知部350に、
生成した信号に基づく通知を実行させてもよい。
制御部360は、第1の通知態様として、例えば、通知部350に、エラー信号の種類
毎に異なる態様の光を発生させる。通知部350は、例えば、エラー信号を受けた場合に
、寒色系の光と暖色系の光とを交互に発光させてもよい。
制御部360は、第2の通知態様として、例えば、通知部350に、エラー信号の種類
毎に異なる態様の振動を発生させる。
制御部360は、第3の通知態様として、例えば、通知部350に、エラー信号の種類
毎に異なる態様の音を発生させる。
制御部360は、電源部320が不具合状態であると判定した場合に、電源部320の
充電および放電を禁止してもよい。また、制御部360は、電源部320が不具合状態で
あると判定した場合に、負荷130の加熱を停止してもよい。そのような構成により、電
源部320に生じた不具合の進行を防ぐことができる。
以下で、制御部360による電源部320の状態が不具合状態であるか否かを判定する
処理(以下、「不具合検知処理」という)の具体例を説明する。なお、本実施形態では、
電源部320の不具合状態に、第1〜第5の不具合状態が含まれるとして説明される。
(不具合検知処理の第1の例)
図2は、制御部360による不具合検知処理の第1の例を説明するためのグラフである
。図2に示されるグラフの横軸は時間を表し、縦軸は電源部320の電圧を表す。図2に
示す例では、制御部360は、電源部320における不具合の一つである内部短絡を検出
する。
図2に示されるように、電源部320の電圧域は、電源部320の電圧値に基づき、常
用域、過放電域、深放電域の3つに区分けされる。ここで、常用域とは、放電終止電圧(
例えば、3.0V)から満充電電圧(例えば、4.0V)までの間の電圧範囲である。ま
た、過放電域とは、放電終止電圧からMCU(Micro Controller Unit:制御部360に
相当)動作保障電圧までの電圧範囲である。そして、深放電域とは、MCU動作保証電圧
からゼロ電圧(電源部320の電圧値が0Vの状態)までの電圧範囲である。ここで、図
2に示されるSOC(State Of Charge)とは、電源部320の充電率を表し、放電終止
電圧で0%、満充電電圧で100%となる。
図2に示されるように、制御部360は、電源部320の電圧値などに基づいて、電源
部320の充電を予備充電、定電流充電、定電圧充電のいずれかで行う。ここで、予備充
電とは、例えば、電源部320の電圧域が過放電域または深放電域のときに行われる充電
のことをいう。また、定電流充電とは、例えば、放電終了電圧から満充電電圧の間の区間
(常用域)で一定の電流値で行われる充電のことをいう。そして、定電圧充電とは、電源
部320の電圧値を所定の電圧値に維持させるために行われる充電であり、例えば、電源
部320の電圧値を満充電電圧で維持させるために行われる。
ここで、電源部320に不具合が生じていない場合に常用域において定電流充電を行う
と、電源部320の電圧値は、充電時間の経過にともなって上昇する。
不具合検知処理の第1の例では、そのような特性を利用して、電源部320の不具合を
検知する。具体的には、制御部360は、電源部320の充電中の電圧値の変化に基づき
、電源部の不具合を検知する。より具体的には、制御部360は、電源部320の電圧値
の所定時間T1あたりの減少量ΔVが第1の閾値TH1以上であることを検知した場合に
、すなわち、充電中にも関わらず電圧降下が生じた場合に、電源部320が第1の不具合
状態であると判定する。そして、制御部360は、電源部320の状態が第1の不具合状
態であると判定した場合に、記憶部340に、データD3として第1の不具合状態を示す
第1の不具合情報を記憶させる。
なお、制御部360は、記憶部340に記憶されているデータD1とデータD2と時刻
計測部370からの出力とに基づき、前述した所定時間T1あたりの減少量ΔVおよび閾
値TH1を算出したり確認したりする。なお、時刻計測部370は、例えば、ストップウ
ォッチまたは時計等の時刻を計測できる部材である。時刻計測部370は、例えば、制御
部360に組み込まれていてもよい。
(不具合検知処理の第2の例)
図3は、制御部360による不具合検知処理の第2の例を説明するためのグラフである
。図3に示すグラフについて、図2に示すグラフと共通する部分については、説明を省略
する。図3に示す例では、制御部360は、電源部320の不具合の一つである容量の劣
化を検出する。
図3に示される例では、常用域に含まれる第1の電圧範囲VR1が定義される。すなわ
ち、第1の電圧範囲VR1は、常用域の下限(放電終了電圧)から上限(満充電電圧)ま
での間の電圧値で、その範囲が設定される。
不具合検知処理の第2の例では、制御部360は、電源部320の電圧値が第1の電圧
範囲VR1の下限から上限に至るまでの時間に基づき、電源部320の不具合を検知する
。具体的には、制御部360は、電源部320を充電する場合に、電源部320の電圧値
が第1の電圧範囲VR1の下限から上限に至るまでに要する時間T2が第2の閾値TH2
以下であることを検知したときに、電源部320が第2の不具合状態であると判定する。
そして、制御部360は、電源部320の状態が第2の不具合状態であると判定した場合
に、記憶部340に、データD3として第2の不具合状態を示す第2の不具合情報を記憶
させる。
なお、制御部360は、記憶部340に記憶されているデータD1とデータD2と時刻
計測部370からの出力とに基づき、前述した電源部320の電圧値、第1の電圧範囲V
R1、時間T2、閾値TH2を算出したり確認したりする。
(不具合検知処理の第3の例)
図4は、制御部360による不具合検知処理の第3の例を説明するためのグラフである
。図4に示すグラフについて、図2に示すグラフと共通する部分については、説明を省略
する。図3に示す例では、制御部360は、電源部320の不具合の一つである過放電に
基づく劣化を検出する。
図4に示される例では、深放電域および/または過放電域に含まれる第2の電圧範囲V
R2が定義される。
不具合検知処理の第3の例では、制御部360は、電源部320の電圧値が第2の電圧
範囲VR2の下限から上限に至るまでの時間に基づき、電源部320の不具合を検知する
。具体的には、制御部360は、電源部320を予備充電で充電する場合に、電源部32
0の電圧値が第2の電圧範囲VR2の下限から上限に至るまでに要する時間T3が第3の
閾値TH3以上であることを検知したときに、電源部320が第3の不具合状態であると
判定する。そして、制御部360は、電源部320の状態が第3の不具合状態であると判
定した場合に、記憶部340に、データD3として第3の不具合状態を示す第3の不具合
情報を記憶させる。
なお、制御部360は、記憶部340に記憶されているデータD1とデータD2と時刻
計測部370からの出力とに基づき、前述した電源部320の電圧値、第2の電圧範囲V
R2、時間T3、閾値TH3を算出したり確認したりする
(不具合検知処理の第4の例)
図5は、制御部360による不具合検知処理の第4の例を説明するためのグラフである
。図5に示されるグラフの縦軸は電源部320の通算充電時間T4を表す。図5に示す例
では、制御部360は、電源部320における不具合の一つである電源部320の寿命を
検出する。
制御部360は、電源部320の動作値として電源部320の通算充電時間T4を計時
し、記憶部340に、計時した通算充電時間T4をデータD1として記憶させる。制御部
360は、データD1に示されている電源部320の通算充電時間T4が、データD2に
示されている第4の閾値TH4以上であることを検知した場合に、電源部320が第4の
不具合状態であると判定する。そして、制御部360は、電源部320の状態が第4の不
具合状態であると判定した場合に、記憶部340に、第4の不具合状態を示す第4の不具
合情報を記憶させる。
(不具合検知処理の第5の例)
図6は、制御部360による不具合検知処理の第5の例を説明するためのグラフである
。図6に示されるグラフの縦軸は電源部320の温度を表す。図6に示す例では、制御部
360は、電源部320における不具合の一つである電源部320における温度異常を検
出する。
制御部360は、電源部320の動作値として温度センサ321によって測定された電
源部320の温度T5を示す情報を、温度センサ321または記憶部340に記憶されて
いるデータD1から取得する。そして、制御部360は、電源部320の温度T5が、デ
ータD2に示されている第5の閾値TH5以上の場合に、電源部320が第5の不具合状
態であると判定する。そして、制御部360は、電源部320の状態が第5の不具合状態
であると判定した場合に、記憶部340に、第5の不具合状態を示す第5の不具合情報を
記憶させる。
なお、制御部360は、例えば、エアロゾル生成装置1が休止状態から活動状態に遷移
するときに電源部320の温度T5を取得してもよく、ユーザによる吸引動作が行われて
いるときに電源部320の温度T5を取得してもよく、電源部320の充電を開始すると
きに電源部320の温度T5を取得してもよく、電源部320を充電しているときに電源
部320の温度T5を取得してもよく、そのタイミングは特に限定されない。
以下で、制御部360が通知部350に電源部320に生じた不具合の内容または原因
を通知させる不具合通知処理の具体例を説明する。
図7は、前述した不具合検知処理の第1の例と、当該処理に関わる不具合通知処理とを
示すフローチャートの例である。
ステップS701において、制御部360は、電源部320が常用域で充電されている
場合に、記憶部320に記憶されているデータD1を読み込み、電源部320の電圧値を
取得する。
ステップS702において、制御部360は、電源部320が常用域で充電されている
場合に、電源部320の電圧値の所定時間T1あたりの減少量ΔVが第1の閾値TH1以
上であるか否か判定する。
減少量ΔVが第1の閾値TH1未満の場合(ステップS702:No)、処理はステッ
プS701へ戻る。
減少量ΔVが第1の閾値TH1以上の場合(ステップS702:Yes)、ステップS
703において、制御部360は、記憶部340に、電源部320において内部短絡が生
じたことを示す第1の不具合情報をデータD3として記憶させる。
そして、ステップS704において、制御部360は、第1の不具合状態を示すエラー
信号を通知部350に送り、通知部350を青色と赤色とに交互に6回点滅させる。すな
わち、制御部360は、通知部350に、電源部320において内部短絡が生じたこと通
知させる。そして、処理は終了する。なお、当該処理の終了時点で、エアロゾル生成装置
1の状態は、休止状態に遷移している。
図8は、前述した不具合検知処理の第2の例と、当該処理に関わる不具合通知処理とを
示すフローチャートの例である。
ステップS801において、制御部360は、電源部320が常用域で充電されている
場合に、電源部320の電圧値を取得する。
ステップS802において、制御部360は、電源部320が常用域で充電されている
場合に、電源部320の電圧値が第1の電圧範囲VR1の下限から上限に至るまでに要す
る時間T2が、第2の閾値TH2以下であるか否か判定する。
時間T2が第2の閾値TH2を超える場合(ステップS802:No)、処理はステッ
プS801へ戻る。
時間T2が第2の閾値TH2以下の場合(ステップS802:Yes)、ステップS8
03において、制御部360は、記憶部340に、電源部320の容量が劣化したことを
示す第2の不具合情報をデータD3として記憶させる。
ステップS804において、制御部360は、第2の不具合状態を示すエラー信号を通
知部350に送り、通知部350を青色と赤色とに交互に8回点滅させる制御を行う。す
なわち、制御部360は、通知部350に、電源部320の容量が劣化したことを通知さ
せる。そして、処理は終了する。なお、当該処理の終了時点で、エアロゾル生成装置1の
状態は、休止状態に遷移している。
図9は、前述した不具合検知処理の第3の例と、当該処理に関わる不具合通知処理とを
示すフローチャートの例である。
ステップS901において、制御部360は、電源部320が深放電域および/または
過放電域で予備充電されている場合に、電源部320の電圧値を取得する。
ステップS902において、制御部360は、電源部320が深放電域および/または
過放電域で予備充電されている場合に、電源部320の電圧値が第2の電圧範囲VR2の
下限から上限に至るまでに要する時間T3が、第3の閾値TH3以上であるか否か判定す
る。
時間T3が第3の閾値TH3未満の場合(ステップS902:No)、処理はステップ
S901へ戻る。
時間T3が第3の閾値TH3以上の場合(ステップS902:Yes)、ステップS9
03において、制御部360は、記憶部340に、電源部320に過放電に基づく劣化が
生じたことを示す第3の不具合情報をデータD3として記憶させる。
ステップS904において、制御部360は、第3の不具合状態を示すエラー信号を通
知部350に送り、通知部350を青色と赤色とに交互に10回点滅させる制御を行う。
すなわち、制御部360は、通知部350に、電源部320に過放電に基づく劣化が生じ
たことを通知させる。そして、処理は終了する。なお、当該処理の終了時点で、エアロゾ
ル生成装置1の状態は、休止状態に遷移している。
図10は、前述した不具合検知処理の第4の例と、当該処理に関わる不具合通知処理と
を示すフローチャートの例である。
ステップS1001において、制御部360は、電源部320の通算充電時間T4を取
得する。例えば、制御部360は、記憶部340に記憶されているデータD1を読み込み
、通算充電時間T4を取得する。
ステップS1002において、制御部360は、電源部320の通算充電時間T4が第
4の閾値TH4以上であるか否か判定する。
通算充電時間T4が第4の閾値TH4未満の場合(ステップS1002:No)、処理
はステップS1001へ戻る。
通算充電時間T4が第4の閾値TH4以上の場合(ステップS1002:Yes)、ス
テップS1003において、制御部360は、記憶部340に、電源部320が寿命に達
したことを示す第4の不具合情報をデータD3として記憶させる。
ステップS1004において、制御部360は、第4の不具合状態を示すエラー信号を
通知部350に送り、通知部350を青色と赤色とに交互に12回点滅させる制御を行う
。すなわち、制御部360は、通知部350に、電源部320が寿命に達したことを通知
させる。そして、処理は終了する。なお、当該処理の終了時点で、エアロゾル生成装置1
の状態は、休止状態に遷移している。
図11は、前述した不具合検知処理の第5の例と、当該処理に関わる不具合通知処理と
を示すフローチャートの例である。
ステップS1101において、制御部360は、温度センサ321または記憶部340
に記憶されているデータD1から電源部320の温度T5を取得する。
ステップS1102において、制御部360は、温度T5が第5の閾値TH5以上であ
るか否か判定する。
温度T5が第5の閾値TH5未満の場合(ステップS1102:No)、処理はステッ
プS1101へ戻る。
温度T5が第5の閾値TH5以上の場合(ステップS1102:Yes)、ステップS
1103において、制御部360は、記憶部340に、電源部320に温度異常が生じた
ことを示す第5の不具合情報をデータD3として記憶させる。
ステップS1104において、制御部360は、第5の不具合状態を示すエラー信号を
通知部350に送り、通知部350の青色と赤色とに14回点滅させる制御を行う。すな
わち、制御部360は、通知部350に、電源部320に温度異常が生じたことを通知さ
せる。そして、処理は終了する。なお、当該処理の終了時点で、エアロゾル生成装置1の
状態は、休止状態に遷移している。
図12は、ユーザによる吸引動作が行われた場合の第1乃至第5の不具合状態の通知処
理の例を示すフローチャートである。なお、図12に示される処理は、図7乃至図11の
処理が行われた後に行われることを想定して説明されるが、それに限定されない。
ステップS1201において、制御部360は、電源ボタン310が押下され、エアロ
ゾル生成装置1が休止状態から活動状態に遷移したか否かを判定する。
電源ボタン310が押下されていない場合に(ステップS1201:No)、すなわち
、エアロゾル生成装置1が休止状態から活動状態に遷移していない場合に、処理はステッ
プS1201に戻り、通知処理は進行しない。
電源ボタン310が押下された場合に(ステップS1201:Yes)、すなわち、エ
アロゾル生成装置1が休止状態から活動状態に遷移した場合に、ステップS1202にお
いて、制御部360は、記憶部340に、データD3として不具合情報(具体的には、第
1乃至第5の不具合情報のうちの少なくとも1つ)が記憶されているか否か判定する。
不具合情報が記憶部340に記憶されていない場合に(ステップS1202:No)、
通知処理は終了し、制御部360は通常のエアロゾル生成のための制御を行う。
不具合情報が記憶部340に記憶されている場合に(ステップS1202:Yes)、
ステップS1203において、制御部360は、センサ部330によって吸引動作が検知
(例えば開始)されたか否か判定する。
吸引が検知されていない場合に(ステップS1203:No)、処理は、ステップS1
203に戻る。
吸引が検知された場合に(ステップS1203:Yes)、ステップS1204におい
て、制御部360は、記憶部340に、データD3として第1の不具合情報が記憶されて
いるか否か判定する。
第1の不具合情報が記憶部340に記憶されていた場合に(ステップS1204:Ye
s)、ステップS1205において、制御部360は、第1の不具合状態を示すエラー信
号を通知部350に送り、通知部350を青色と赤色とに交互に6回点滅させる。すなわ
ち、制御部360は、通知部350に、電源部320に内部短絡の不具合が生じたことを
通知させる。そして、処理は終了する。
第1の不具合情報が記憶部340に記憶されていなかった場合に(ステップS1204
:No)、ステップS1206において、制御部360は、記憶部340に、データD3
として第2の不具合情報が記憶されているか否か判定する。
第2の不具合情報が記憶部340に記憶されていた場合に(ステップS1206:Ye
s)、ステップS1207において、制御部360は、第2の不具合状態を示すエラー信
号を通知部350に送り、通知部350を青色と赤色とに交互に8回点滅させる。すなわ
ち、制御部360は、通知部350に、電源部320に容量劣化の不具合が生じたことを
通知させる。そして、処理は終了する。
第2の不具合情報が記憶部340に記憶されていなかった場合に(ステップS1206
:No)、ステップS1208において、制御部360は、記憶部340に、データD3
として第3の不具合情報が記憶されているか否か判定する。
第3の不具合情報が記憶部340に記憶されていた場合に(ステップS1208:Ye
s)、ステップS1209において、制御部360は、第3の不具合状態を示すエラー信
号を通知部350に送り、通知部350を青色と赤色とに交互に10回点滅させる。すな
わち、制御部360は、通知部350に、電源部320に過放電に基づく劣化の不具合が
生じたことを通知させる。そして、処理は終了する。
第3の不具合情報が記憶部340に記憶されていなかった場合に(ステップS1208
:No)、ステップS1210において、制御部360は、記憶部340に、データD3
として第4の不具合情報が記憶されているか否か判定する。
第4の不具合情報が記憶部340に記憶されていた場合に(ステップS1210:Ye
s)、ステップS1211において、制御部360は、第4の不具合状態を示すエラー信
号を通知部350に送り、通知部350を青色と赤色とに交互に12回点滅させる。すな
わち、制御部360は、通知部350に、電源部320に寿命到達という不具合が生じた
ことを通知させる。そして、通知処理は終了する。
第4の不具合情報が記憶部340に記憶されていなかった場合に(ステップS1210
:No)、ステップS1212において、制御部360は、第5の不具合状態が記憶部3
40に記憶されていると判断して、第5の不具合状態を示すエラー信号を通知部350に
送り、通知部350の赤色と青色とに交互に14回点滅させる。すなわち、制御部360
は、通知部350に、電源部320に温度異常の不具合が生じたことを通知させる。そし
て、処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態に関わる制御部360は、例えば、充電中の電圧降下
に基づく電源部320の不具合判定、充電速度に基づく電源部320の不具合判定、通算
充電時間に基づく電源部320の不具合判定、電源部320の温度に基づく不具合判定を
行う。そして、制御部360は、そのような判定に基づき、電源部320に不具合が生じ
たことを検知した場合に、不具合の内容または原因毎に異なるエラー信号を生成する。そ
して、制御部360は、通知部350に、当該エラー信号に基づく態様の通知をさせる。
これにより、ユーザおよび/または修理者等は、通知部350に通知の態様に基づき電源
部320で生じた不具合の内容または原因を容易に理解することができ、電源部320に
生じた不具合の原因を理解した上で適切に対処することができる。
また、本実施形態においては、エアロゾル生成装置1のユーザおよび/または修理者等
は、電源部320に関する不具合の内容または原因を容易に把握することができる。した
がって、本実施形態に関わるエアロゾル生成装置1に対して、どの様な不具合が生じたの
か特定するための電気的な検査を別途行う必要はない。したがって、本実施形態において
は、電力の浪費を防ぎ、省エネルギー効果を得ることができる。
本実施形態において、制御部360は、電源部320の不具合状態を検知した場合に、
複数のタイミングで、通知部350に不具合状態を通知させる。複数のタイミングのうち
、第1のタイミングは、不具合状態の検知時とし、第2のタイミングは、不具合状態の検
知後としてもよい。ここで、第1のタイミングにおいて電源部320から電力が供給され
る電源ユニット300における要素数は、第2のタイミングにおいて電源部320から電
力が供給される電源ユニット300における要素数よりも多いとしてもよい。また、第2
のタイミングは、エアロゾル生成装置1を電源オンの状態に遷移させる指示を検知したタ
イミングでもよく、第2のタイミングは、エアロゾル生成要求が検知されたタイミングで
もよい。
不具合状態を通知するタイミングについてより具体的に説明する。本実施形態に関する
制御部360は、電源部320に不具合が生じた場合に、不具合の発生を検知したタイミ
ングと、当該不具合の発生を検知した後にセンサ部330がユーザによる吸引動作を検知
したタイミングとに、通知部350に不具合の種類に応じた通知をさせている。しかしな
がら、不具合を通知するタイミングは、これらに限定されない。例えば、制御部360は
、不具合の発生を検知したタイミングと、当該検知後に電源ボタン310が押下されたこ
とを検知したタイミングとに、通知部350に不具合の種類に応じた通知をさせてもよい
。また、制御部360は、センサ部330等のエアロゾル生成装置1の各部に給電するこ
となく(エアロゾル生成装置1を休止状態から活動状態に遷移させず)、不具合の種類に
応じた通知を行うとしてもよい。この場合、例えば、生じた不具合により電源部320が
センサ330等に十分な電力を供給できない場合であっても、すなわち、電源部320が
各部に電力を供給しながら制御部360が通知部350に不具合の種類に応じた2回目(
第2のタイミングに相当)の通知をさせることが難しい場合であっても、ユーザ等に、不
具合の種類に応じた2回目の通知を行うことができる。言い換えれば、制御部360は、
不具合の種類に応じた二回目の通知に要する消費電力の方が、一回目(第1のタイミング
に相当)の通知に要する消費電力よりも小さくする(電源ユニット300における給電す
る要素数を減らす)ことができる。これにより、ユーザ等に、電源部320に不具合が生
じたこと、および当該不具合の内容または種類を知らせる機会を増やすことができる。さ
らに、不具合が生じた電源部320に加わる負荷を軽減することができる。なお、前述し
た不具合の発生を検知したタイミングにおける給電を受けているエアロゾル生成装置1の
要素数は、当該検知後に電源ボタン310が押下されたことを検知したタイミングにおけ
る給電を受けているエアロゾル生成装置1の要素数よりも多いので、このような不具合を
通知するタイミングを採用した場合にも、同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態において、不具合の通知は、例えば、不具合が検知されたタイミング
、ユーザによる吸引動作が検知されたタイミング、または、エアロゾル生成装置1が活動
状態に遷移したタイミングなど、様々なタイミングで行われてもよい。ユーザによる吸引
動作が検知されたタイミング、または、エアロゾル生成装置1が活動状態に遷移したタイ
ミングで不具合が通知されることにより、ユーザはエアロゾル生成装置1の使用時または
使用開始時に電源部320に不具合が生じていることを容易に認識することができる。
また、本実施形態において、図7のステップS704、図8のステップS804、図9
のステップS904、図10のステップS1004、図11のステップS1104、図1
2のステップS1205,S1207,S1209,S1211、S1212に例示する
不具合状態の種類に応じた通知態様は、自由に変更可能である。
本実施形態において、不具合状態に含まれる複数の状態のそれぞれに、重要度が設定さ
れてもよい。この場合、制御部360は、重要度が所定のレベルより低い状態に関して、
第1のタイミングでのみ通知部350に不具合状態を通知させ、第2のタイミングでは通
知部350に不具合状態を通知させなくてもよい。また、制御部360は、重要度が高く
設定された状態に関する不具合状態の通知ほど、消費電力が大きくなるように通知部35
0に対する制御を実行してよい。
重要度についてより具体的に説明する。制御部360は、例えば、電源部320に生じ
た不具合の重要度に応じて、通知態様を変更可能である。具体的には、制御部360は、
例えば、重要度が所定のレベルより高い不具合が電源部320に生じた場合、当該不具合
を光、振動、および音などを複合させて通知し、重要度が所定のレベル以下の不具合が生
じた場合には、光のみ、振動のみ、音のみで通知を行うとしてもよい。制御部360は、
重要度の高い不具合については、重要度の低い不具合よりも、消費電力の大きい方法で不
具合を通知してもよい。これにより、ユーザ等に、電源部320で不具合が生じたこと、
生じた不具合の内容または原因をより容易に認識させることができる。さらに、ユーザに
、電源部320に生じた不具合の重要度を容易に認識させることができる。また、ユーザ
が、重要度の高い不具合が電源部320に生じたことを見落とすことを防ぐことができる
。なお、不具合の重要度に関する情報は、記憶部340に記憶されていてもよい。
また、本実施形態において、不具合の内容または原因に応じた2回目の通知の有無を、
当該不具合の重要度に基づいて制御してもよい。例えば、第4の不具合情報に対応する不
具合が高い重要度に設定され、第5の不具合情報に対応する不具合が低い重要度に設定さ
れている場合に、制御部360は、第4の不具合情報に対応する不具合に関わる2回目の
通知を行い、第5の不具合情報に対応する不具合に関わる2回目の通知を行わないとして
もよい。これにより、進行させないことが強く望まれる不具合に配慮した通知を、実現す
ることができる。また、重要度の低い不具合の通知を省略することにより、電源部320
に蓄えられている電力の消費を抑制することができる。
なお、本願発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階では
その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記各実施形態に
開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例え
ば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削減してもよい。更に、異
なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
1…エアロゾル生成装置、100…カートリッジユニット、110…貯留部、120…
供給部、130…負荷、140…霧化部、200…カプセルユニット、210…香味源、
300…電源ユニット、310…電源ボタン、320…電源部、321…温度センサ、3
30…センサ部、340…記憶部、D1〜D3…データ、350…通知部、360…制御
部、370…時刻計測部。

Claims (1)

  1. エアロゾル源を霧化する負荷に電力を供給する電源と、
    前記電源の動作に関する動作値を取得し、前記動作値に基づき前記電源が通常状態かまたは不具合状態かを判定する制御部と、
    を具備し、
    前記不具合状態は複数の状態を含み、
    前記制御部は、前記複数の状態に含まれる状態を検知した場合に、検知した前記状態に応じた種類のエラー信号を生成する、
    エアロゾル生成装置の電源ユニット。
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