JP2020068432A - 画像処理装置、画面表示方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】一の識別情報に複数の選択キーが対応づけられている場合におけるユーザ操作の利便性の向上を図ることができる、画像処理装置、画面表示方法およびプログラムを提供する。【解決手段】操作パネルにホーム画面41が表示されている状態でICカードのカード番号が読み取られた場合には、その読み取られたカード番号に対応づけられた全登録データに対応するショートカットキー61を含むショートカット表示画面44が操作パネルに表示される。また、操作パネルに特定の機能に関するコピーモード画面42、スキャンモード画面43またはファックスモード画面が表示されている状態でICカードのカード番号が読み取られた場合には、特定の機能に関する設定が含まれる登録データに対応するショートカットキー61を含む機能限定ショートカット表示画面46が操作パネルに表示される。【選択図】図4

Description

本発明は、複合機(MFP:Multi−Function Peripheral)などの画像処理装置、画像処理装置で実行される画面表示方法、および画像処理装置のコンピュータにインストールされるプログラムに関する。
従来、スキャナやプリンタ、複合機などの画像処理装置には、ショートカット機能を有するものがある。ショートカット機能を有する画像処理装置では、スキャンなどの各種機能に関する設定が予め登録されて、機能の実行に際してその登録されている設定が呼び出される。
この設定の情報の呼び出しに識別情報が記憶されたカードを用いる構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。その構成では、機能に関する設定が識別情報と対応づけて登録されており、画像処理装置に備えられたカードリーダによりカードから識別情報が読み取られると、識別情報に対応づけられた設定が呼び出され、その設定に従って機能が実行される。
特開2016−10059号公報
カードの識別情報と機能に関する設定とが一対一に対応づけられている場合、カードから識別情報が読み取られると、その識別情報に対応づけられた一の設定が読み出される。
ところが、一の識別情報に複数の設定が対応づけられている場合には、その識別情報がカードから読み取られると、複数の設定が呼び出されるので、たとえば、各設定に対応するショートカットキーを表示器に表示させて、機能の実行に使用する設定をユーザに選択させる必要が生じる。この場合、一の識別情報に対応づけられている設定が多数であるほど、多数のショートカットキーが表示器に表示されるので、ユーザが多数のショートカットキーの中から所望する一のショートカットキーを選択するのに手間がかかり、ユーザの操作の利便性が悪い。
本発明の目的は、一の識別情報に複数の選択キーが対応づけられている場合におけるユーザ操作の利便性の向上を図ることができる、画像処理装置、画面表示方法およびプログラムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る画像処理装置は、複数の機能を実行可能な画像処理装置であって、複数の機能を選択的に実行する機能実行部と、外部の媒体から識別情報を読み取る情報読取部と、表示部と、記憶部と、制御部と、を備え、記憶部は、識別情報に対応づけて、N(N:2以上の正の整数)個の選択キーを含む第1画面に係る第1表示情報と、識別情報に対応づけて、M(M:Nより小さい正の整数)個の選択キーを含む第2画面に係る第2表示情報と、を記憶し、制御部は、情報読取部が媒体から識別情報を読み取るときに表示部が待機画面を表示していると判断する場合、当該識別情報に対応づけて記憶部に記憶されている第1表示情報に基づいて、第1画面を表示部に表示させ、情報読取部が媒体から識別情報が読み取るときに表示部が複数の機能のうちの特定の機能に関する画面を表示していると判断する場合、当該識別情報に対応づけて記憶部に記憶されている第2表示情報に基づいて、第2画面を表示部に表示させる。
この構成によれば、表示部に待機画面が表示されている状態で媒体の識別情報が読み取られた場合には、その読み取られた識別情報に対応づけられた第1表示情報に基づいて、N個の選択キーを含む第1画面が表示部に表示される。また、表示部に特定の機能に関する画面が表示されている状態で媒体の識別情報が読み取られた場合には、その読み取られた識別情報に対応づけられた第2表示情報に基づいて、N個よりも少ないM個の選択キーを含む第2画面が表示部に表示される。
媒体の識別情報が読み取られたときに待機画面が表示部に表示されていた場合には、M個よりも多いN個の選択キーを含む第1画面が表示部に表示されるので、ユーザによる選択キーの選択の自由度が高い。一方、媒体の識別情報が読み取られたときに特定の機能に関する画面が表示部に表示されていた場合には、N個よりも少ないM個の選択キーを含む第2画面が表示部に表示されるので、ユーザによる一の選択キーの選択が容易である。
よって、一の識別情報に複数の選択キーが対応づけられている場合におけるユーザ操作の利便性の向上を図ることができる。
N個の選択キーの全てが、同じ機能(例えばコピー機能)に係る場合、結果的にM=Nとなる場合が生じる。本発明は、このような場合を生じうる形態を排除するものではない。つまり、本発明は、少なくとも、ショートカットが複数登録されている場合であって、N個の選択キーの全てが同じ機能に係らない場合、M<Nとなるように構成されているものを包含する。
待機画面は、第1画面および第2画面より上位階層の画面である。
なお、本発明は、画像処理装置の形態で実現できるだけでなく、たとえば、画像処理装置で実行される画面表示方法、および画像処理装置のコンピュータにインストールされるプログラムの形態で実現することもできる。
本発明によれば、一の識別情報に複数の選択キーが対応づけられている場合におけるユーザ操作の利便性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るMFPの電気的構成を示すブロック図である。 ショートカット登録された登録データの一例を示す図(その1)である。 ショートカット登録された登録データの一例を示す図(その2)である。 優先して使用する登録データの設定例を示す図である。 操作パネルの表示画面の遷移を示す図である。 メインループ処理の流れを示す図である。 お気に入り処理の流れを示す図である。 お気に入り呼び出し処理の流れを示す図である。 変形例に係るお気に入り処理の流れを示す図である。 変形例に係るお気に入り呼び出し処理の流れを示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<MFPの電気的構成>
図1に示されるMFP1(画像処理装置の一例)は、複数の機能を有している。複数の機能は、プリント機能、スキャン機能、コピー機能およびファックス機能に大別される。プリント機能は、画像データに係る画像をシートに形成する機能である。スキャン機能は、画像を読み取って画像データを生成する機能である。コピー機能は、画像を読み取ってその画像をシートに形成する機能である。ファックス機能は、シートに形成される画像の画像データを外部の機器との間で送受信する機能である。
スキャン機能には、その詳細機能として、画像の読み取りによって生成される画像データをPC(パーソナルコンピュータ)やUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外部の機器に送信する通常スキャン機能以外に、その画像データを電子メールに添付して外部の機器に送信するスキャンメール機能が含まれる。コピー機能には、その詳細機能として、画像をカラーで読み取ってカラー画像をシートに形成するカラーコピー機能、画像をモノクロで読み取ってモノクロ画像をシートに形成するモノクロコピー機能が含まれる。また、コピー機能には、複数の画像を読み取って複数の画像をシートに集約して形成する集約コピー機能が含まれる。ファックス機能には、その詳細機能として、画像データを外部の機器との間で公衆電話回線を介して送受信する通常ファックス機能以外に、画像データを電子メールに添付して外部の機器との間で送受信するインターネットファックス機能が含まれる。
MFP1は、それらの各種の機能を実行するため、画像形成部11(機能実行部の一例)、画像読取部12(機能実行部の一例)、LAN(Local Area Network)インタフェース13、FAXインタフェース14(機能実行部の一例)およびUSBインタフェース15を備えている。
画像形成部11は、MFP1の外殻をなす筐体内の搬送経路を搬送されるシートに画像を形成する機構である。画像形成部11による画像形成の方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。
画像読取部12は、筐体に支持されるコンタクトガラス上の原稿をイメージセンサで読み取って、原稿の画像データを生成する機構である。画像読取部12による画像読取の方式は、コンタクトガラス上を通過する原稿を読み取る方式であってもよいし、コンタクトガラス上で静止した原稿を読み取る方式であってもよい。
LANインタフェース13は、LAN3を経由したネットワーク通信のための回路などを備えている。LAN3は、有線LANまたは無線LANで構成されていてもよいし、有線LANおよび無線LANの両方で構成されていてもよい。LAN3は、インターネット4に接続されており、MFP1は、LAN3およびインターネット4を経由して、インターネット4上に置かれたサーバ5と通信可能である。
FAXインタフェース14は、通常ファックス機能で使用される公衆電話回線との接続のためのインタフェースであり、NCU(Network Control Unit)を内蔵したモデムなどを備えている。
USBインタフェース15は、USBデバイスとのデータ通信のためのインタフェースである。
また、MFP1は、操作パネル16(表示部の一例)およびNFC(Near Field Communication)インタフェース17(情報読取部の一例)を備えている。
操作パネル16は、タッチパネルであり、ユーザが操作および視認可能なように、筐体の外側に臨んで配置されている。操作パネル16には、各種の情報やボタンなどの画像が表示される。ユーザが操作パネル16に表示されるボタンを押操作することにより、その押操作が操作パネル16に受け付けられて、その押操作に応じた信号が操作パネル16から出力される。
NFCインタフェース17は、NFCよる無線通信のためのインタフェースである。NFCは、国際規格であるISO/IEC14443、ISO/IEC18092などに対応する無線通信技術であり、13.56MHz帯の通信周波数を利用する。NFCインタフェース17は、筐体の外側に臨んで配置されるタッチ部を有している。NFCによる無線通信機能を有するICカード6(媒体の一例)がタッチ部にタッチ(近接ないし接触)されると、そのICカード6とNFCインタフェース17との間でNFC通信が確立されてデータ通信が可能となる。
MFP1は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)21、フラッシュメモリやE2PROMなどのデータの書き換えが可能な不揮発性メモリ22(記憶部の一例)およびSDRAMなどの揮発性メモリ23を備えている。画像形成部11、画像読取部12、LANインタフェース13、FAXインタフェース14、USBインタフェース15、操作パネル16、NFCインタフェース17、ASIC21、不揮発性メモリ22および揮発性メモリ23は、バス24を介して、データ通信可能に接続されている。
ASIC21は、CPU25(制御部の一例)を内蔵している。CPU25は、ASIC21に入力される信号などに基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、画像形成部11、画像読取部12、LANインタフェース13、FAXインタフェース14、USBインタフェース15、操作パネル16およびNFCインタフェース17などの各部を制御する。
不揮発性メモリ22には、CPU25によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。
揮発性メモリ23は、CPU25がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
<ショートカット登録>
MFP1は、ショートカット機能を有している。そのため、ユーザは、スキャン機能などの各種機能に関する設定を不揮発性メモリ22に予め登録(以下、「ショートカット登録」という。)しておき、機能の実行に際してそのショートカット登録した設定を呼び出すことができる。ショートカット登録は、たとえば、PC(Personal Computer)やタブレットなどのユーザ端末のウェブブラウザを使用して、MFP1に組み込まれているサーバ(EWS:Embedded Web Server)のウェブサイトで行うことができる。
ショートカット登録された登録データは、図2Aおよび図2Bに示されるように、ユーザが使用するICカード6のカード番号と対応づけて、不揮発性メモリ22に記憶される。カード番号は、ICカード6に固有の番号であり、ICカード6の識別情報である。
図2Aおよび図2Bに示される例では、登録番号「1」の登録データとして、カード番号「1001」と対応づけて、ファックス機能の通常ファックス機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61(図4参照)とともに表示される表示名「To_ALEX」と、ワンタッチ呼び出し「オフ」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。ワンタッチ呼び出しの設定は、ショートカット登録された設定での機能の実行の際に、スタートキー71(図4参照)の押操作なしで当該機能が実行されるか否かの設定であり、「オン」に設定されていると、スタートキー71の押操作なしで当該機能が実行され、「オフ」に設定されていると、当該機能の実行にスタートキー71の押操作が必要となる。
また、登録番号「2」の登録データとして、カード番号「1001」と対応づけて、ファックス機能のインターネットファックス機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61とともに表示される表示名「To_BOB」と、ワンタッチ呼び出し「オフ」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。
登録番号「3」の登録データとして、カード番号「1001」と対応づけて、コピー機能のカラーコピー機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61とともに表示される表示名「COLOR」と、ワンタッチ呼び出し「オン」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。
登録番号「4」の登録データとして、カード番号「1001」と対応づけて、コピー機能のモノクロコピー機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61とともに表示される表示名「2SIDE」と、ワンタッチ呼び出し「オフ」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。このモノクロコピー機能に関する設定には、シートの両面に画像を形成する設定が含まれている。
登録番号「5」の登録データとして、カード番号「1001」と対応づけて、スキャン機能のスキャンメール機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61とともに表示される表示名「To_ME」と、ワンタッチ呼び出し「オフ」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。
登録番号「6」の登録データとして、カード番号「1001」と対応づけて、コピー機能の集約コピー機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61とともに表示される表示名「2IN1」と、ワンタッチ呼び出し「オフ」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。この集約コピー機能に関する設定には、シートの片面に2枚の原稿の画像を集約して形成する設定が含まれている。
登録番号「7」の登録データとして、カード番号「1002」と対応づけて、スキャン機能のスキャンメール機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61とともに表示される表示名「EMAIL_To_ME」と、ワンタッチ呼び出し「オフ」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。
登録番号「8」の登録データとして、カード番号「1002」と対応づけて、スキャン機能のスキャンメール機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61とともに表示される表示名「EMAIL_To_ALEX」と、ワンタッチ呼び出し「オフ」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。
登録番号「9」の登録データとして、カード番号「1003」と対応づけて、コピー機能のカラーコピー機能に関する設定と、操作パネル16にショートカットキー61とともに表示される表示名「MY_COPY」と、ワンタッチ呼び出し「オン」の設定とが不揮発性メモリ22に記憶されている。
<優先登録>
MFP1では、1枚のICカード6のカード番号に対応づけて複数の登録データがショートカット登録されている場合に、優先して使用する登録データを予め設定しておくことができる。たとえば、図3に示される例では、カード番号「1001」およびカード番号「1003」には、優先して使用する登録データが設定されておらず、カード番号「1002」には、登録番号「7」の登録データを優先して使用する設定がなされている。
<画面遷移>
操作パネル16には、図4に示されるように、複数の画面が切り替わりで表示される。操作パネル16に表示される画面には、ホーム画面41(待機画面の一例)、コピーモード画面42(特定の機能に関する画面の一例)、スキャンモード画面43(特定の機能に関する画面の一例)、ショートカット表示画面44(第1画面の一例)、設定内容表示画面45(実行画面の一例)および機能限定ショートカット表示画面46(第2画面の一例)が含まれる。
ホーム画面41には、スキャン機能、コピー機能およびファックス機能などの大別される各機能に対応した機能キー51と、MFP1の本体に関する設定を行う際に押操作される設定キー52とがそれぞれアイコンの形態で表示される。ホーム画面41には、ユーザが任意に選択したショートカットキー61を表示させることもできる。ホーム画面41の下端部には、複数のベーシックキー53と、複数のカスタムキー54とが横並びで表示されている。ベーシックキー53が押操作されると、MFP1の工場出荷時から設定されている機能キー51および設定キー52がホーム画面41に表示される。カスタムキー54が押操作されると、ショートカット登録されている全登録データに対応するショートカットキー61が一覧で表示される。全登録データに対応するショートカットキー61が複数の画面にわたる場合、カスタムキー54を選択的に押操作することにより、その画面を切り替えることができる。
コピーモード画面42は、ホーム画面41でコピー機能に対応した機能キー51が押操作されたことに応じて表示される画面である。コピーモード画面42では、コピー機能で設定可能な項目が表示され、ユーザが各項目の設定を行うことができる。
スキャンモード画面43は、ホーム画面41でスキャン機能に対応した機能キー51が押操作されたことに応じて表示される画面である。スキャンモード画面43では、スキャン機能で設定可能な項目が表示され、ユーザが各項目の設定を行うことができる。
なお、図示されていないが、ホーム画面41でファックス機能に対応した機能キー51が押操作されると、操作パネル16の表示画面がホーム画面41からファックス機能で設定可能な項目が表示されるファックスモード画面に切り替わる。
ショートカット表示画面44は、ショートカット登録された複数の登録データが1枚のICカード6のカード番号と対応づけて不揮発性メモリ22に記憶され、かつ、優先して使用する登録データが設定されていない場合に、そのICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされたことに応じて表示される画面である。ショートカット表示画面44には、ショートカット登録された各登録データに対応するショートカットキー61(特定の機能に関する入力のために選択的に操作されるキーの一例)が行列状に並べて表示される。なお、「特定の機能に関する入力」とは、特定の機能に関する選択/選択項目/詳細選択の少なくとも一つである。
設定内容表示画面45は、コピーモード画面42やスキャンモード画面43などで各項目の設定が完了されたことに応じて、または、ICカード6のカード番号と対応づけて不揮発性メモリ22に記憶されている登録データが1つである場合もしくはICカード6のカード番号に対応づけて優先して使用する登録データが設定されている場合に、そのICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされたことに応じて表示される画面である。設定内容表示画面45には、スキャン機能、コピー機能またはファックス機能の実行に際して、その実行される機能に関する設定の内容が一覧で表示される。また、設定内容表示画面45には、右下角部に、スキャン機能、コピー機能またはファックス機能の実行を指示するスタートキー71(実行キーの一例)が表示される。スタートキー71が押操作されると、設定内容表示画面45に表示されていた内容で機能が実行され、操作パネル16の表示画面が設定内容表示画面45から機能実行中画面(図示せず)に切り替わる。設定内容表示画面45の表示中またはそれ以前に、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされた場合、設定内容表示画面45の右上角部に、ショートカット登録キー72が表示される。ショートカット登録キー72が押操作されると、設定内容表示画面45に表示されている内容が登録データとして、ICカード6のカード番号と対応づけてショートカット登録される。
機能限定ショートカット表示画面46は、ホーム画面41でスキャン機能、コピー機能またはファックス機能に対応した機能キー51が押操作されて、コピーモード画面42、スキャンモード画面43またはファックスモード画面が表示された後、その表示中にICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされた場合に表示される画面である。機能限定ショートカット表示画面46には、ICカード6のカード番号と対応づけて不揮発性メモリ22に記憶されている登録データの中からホーム画面41で押操作された機能キー51に対応した機能に関する設定が含まれる登録データ(第2表示情報の一例)が抽出されて、その抽出された登録データに対応するショートカットキー61(選択キーの一例)が行列状に並べて表示される。たとえば、コピーモード画面42の表示中に、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされた場合、ICカード6のカード番号と対応づけて不揮発性メモリ22に記憶されている登録データの中からコピー機能の登録データが抽出されて、その抽出された登録データに対応するショートカットキー61が行列状に並べて表示される。また、機能限定ショートカット表示画面46には、全表示キー81が表示される。全表示キー81が押操作されると、操作パネル16の表示画面が機能限定ショートカット表示画面46からショートカット表示画面44に切り替わり、ICカード6のカード番号と対応づけて不揮発性メモリ22に記憶されている各登録データに対応するショートカットキー61が行列状に並べて表示される。
<メインループ処理>
操作パネル16に表示される画面を遷移させるため、ASIC21のCPU25により、図5に示されるメインループ処理が実行される。
メインループ処理では、CPU25は、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされたか否かを判断する(S1)。
ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされると、ICカード6とNFCインタフェース17との間でのNFC通信により、ICカード6からNFCインタフェース17にカード番号が読み取られる。CPU25は、ICカード6がタッチされたと判断した場合(S1:YES)、ICカード6からNFCインタフェース17に読み取られたカード番号を揮発性メモリ23に記憶させる(S2)。
その後、CPU25は、お気に入り処理を実行する(S3)。お気に入り処理については、後述する。
一方、CPU25は、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされていないと判断した場合(S1:NO)、操作パネル16に表示されているキーのいずれかが押操作されたか否かを判断する(S4)。CPU25は、キーが押操作されていないと判断した場合(S4:NO)、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされたか否かを再び判断する(S1)。
CPU25は、操作パネル16に表示されているキーのいずれかが押操作されたと判断した場合(S4:YES)、その押操作されたキーがホーム画面41のカスタムキー54であるか否かを判断する(S5)。CPU25は、押操作されたキーがカスタムキー54であると判断した場合(S5:YES)、操作パネル16にショートカット登録されている全登録データの一覧を表示させる(S6)。
CPU25は、押操作されたキーがカスタムキー54ではないと判断した場合(S5:NO)、つまりカスタムキー54とは別のキーが押操作された場合、その押操作されたキーが機能限定ショートカット表示画面46の全表示キー81であるか否かを判断する(S7)。CPU25は、押操作されたキーが全表示キー81であると判断した場合(S7:YES)、ICカード6のカード番号と紐付けて不揮発性メモリ22に記憶されている各登録データ(第1表示情報の一例)に対応するショートカットキー61が行列状に並ぶショートカット表示画面44を操作パネル16に表示させる(S8)。
CPU25は、押操作されたキーが全表示キー81ではないと判断した場合(S7:NO)、つまりカスタムキー54および全表示キー81とは別のキーが押操作された場合、その押操作されたキーが設定内容表示画面45のスタートキー71であるか否かを判断する(S9)。CPU25は、押操作されたキーがスタートキー71であると判断した場合(S9:YES)、設定内容表示画面45に表示されていた内容で機能が実行されるよう(S10)、画像形成部11または画像読取部12などを制御する。
CPU25は、押操作されたキーがスタートキー71でもないと判断した場合(S9:NO)、つまりカスタムキー54、スタートキー71および全表示キー81とは別のキーが押操作された場合、操作パネル16の表示画面を押操作されたキーに応じた画面に更新する(S11)。
<お気に入り処理>
図5のステップS3で実行されるお気に入り処理の流れは、図6に示されている。
お気に入り処理では、CPU25は、操作パネル16にコピーモード画面42が表示中であるか否かを判断する(S301)。
コピーモード画面42が操作パネル16に表示されている状態で、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされた場合、CPU25は、操作パネル16に表示されている画面がコピーモード画面42であると判断する(S301:YES)。この場合、CPU25は、不揮発性メモリ22にショートカット登録されている登録データの中から、コピー機能に関する設定が含まれる登録データを、お気に入り呼び出しデータとしてマークする(S302)。たとえば、図2Aおよび図2Bに示される例では、登録番号「3」、登録番号「4」、登録番号「6」および登録番号「9」の登録データがお気に入り呼び出しデータとしてマークされる。
CPU25は、操作パネル16にコピーモード画面42が表示中ではないと判断した場合(S301:NO)、スキャンモード画面43が表示中であるか否かを判断する(S303)。
スキャンモード画面43が操作パネル16に表示されている状態で、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされた場合、CPU25は、操作パネル16に表示されている画面がスキャンモード画面43であると判断する(S303:YES)。この場合、CPU25は、不揮発性メモリ22にショートカット登録されている登録データの中から、スキャン機能に関する設定が含まれる登録データを、お気に入り呼び出しデータとしてマークする(S304)。たとえば、図2Aおよび図2Bに示される例では、登録番号「5」、登録番号「7」および登録番号「8」の登録データがお気に入り呼び出しデータとしてマークされる。
CPU25は、操作パネル16にスキャンモード画面43が表示中ではないと判断した場合(S303:NO)、ファックスモード画面が表示中であるか否かを判断する(S305)。
ファックスモード画面が操作パネル16に表示されている状態で、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされた場合、CPU25は、操作パネル16に表示されている画面がファックスモード画面であると判断する(S305:YES)。この場合、CPU25は、不揮発性メモリ22にショートカット登録されている登録データの中から、ファックス機能に関する設定が含まれる登録データを、お気に入り呼び出しデータとしてマークする(S306)。たとえば、図2Aおよび図2Bに示される例では、登録番号「1」および登録番号「2」の登録データがお気に入り呼び出しデータとしてマークされる。
CPU25は、操作パネル16にファックス画面が表示中ではないと判断した場合(S305:NO)、ホーム画面41が表示中であるか否かを判断する(S307)。
ホーム画面41が操作パネル16に表示されている状態で、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされた場合、CPU25は、操作パネル16に表示されている画面がホーム画面41であると判断する(S307:YES)。この場合、CPU25は、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号に優先して使用する登録データが設定されていないかどうかを判断する(S308)。
CPU25は、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号に優先して使用する登録データが設定されていないと判断した場合(S308:YES)、全登録データを、お気に入り呼び出しデータとしてマークする(S309)。たとえば、図2Aおよび図2Bに示される例では、登録番号「1」〜登録番号「9」の全登録データがお気に入り呼び出しデータとしてマークされる。
CPU25は、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号に優先して使用する登録データが設定されていると判断した場合(S308:NO)、その優先して使用する登録データを、お気に入り呼び出しデータとしてマークする(S310)。
こうして、CPU25は、お気に入り呼び出しデータをマークした後、お気に入り呼び出し処理を実行して(S311)、お気に入り処理を終了する。その後、CPU25が実行する処理は、メインループ処理に戻る。
<お気に入り呼び出し処理>
図6のステップS311で実行されるお気に入り呼び出し処理の流れは、図7に示されている。
お気に入り呼び出し処理では、CPU25は、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号を対象カード番号とし、お気に入り処理でマークしたお気に入り呼び出しデータを対象お気に入り呼び出しデータとする。そして、対象お気に入り呼び出しデータの中で対象カード番号に対応づけられた登録データ(以下、「対象データ」という。)を検索する(ステップS3111)。
その検索の結果、CPU25は、対象データの有無を判断する(S3112)。CPU25は、対象データがあると判断した場合(S3112:YES)、対象データの数が1であるか否かを判断する(S3113)。
CPU25は、対象データの数が1であると判断した場合(S3113:YES)、その対象データにワンタッチ呼び出し「オン」の設定が含まれているか否かを判断する(S3114)。CPU25は、ワンタッチ呼び出し「オン」の設定が含まれていると判断した場合(S3114:YES)、対象データの機能が実行されるよう(S3115)、画像形成部11または画像読取部12などを制御して、お気に入り呼び出し処理を終了する。この場合、操作パネル16の表示は、ICカード6がNFCインタフェース17のタッチ部にタッチされた時点で表示されていた画面から、設定内容表示画面45が表示されずに、機能実行中画面(図示せず)に切り替わる。一方、CPU25は、対象データにワンタッチ呼び出し「オン」の設定が含まれていないと判断した場合(S3114:NO)、対象データの機能の設定内容表示画面45を操作パネル16に表示させて(S3116)、お気に入り呼び出し処理を終了する。
CPU25は、対象データの数が1ではないと判断した場合(S3113:NO)、複数の対象データに対応するショートカットキー61が並ぶショートカット表示画面44または機能限定ショートカット表示画面46を操作パネル16に表示させて(S3117)、お気に入り呼び出し処理を終了する。
また、CPU25は、対象データがないと判断した場合(S3112:NO)、対象データがない旨を操作パネル16に表示させるなどの方法により、対象データがないことをユーザに報知して(ステップS3118)、お気に入り呼び出し処理を終了する。
お気に入り呼び出し処理の終了後、CPU25が実行する処理は、お気に入り処理に戻る(実質的には、メインループ処理に戻る)。
<作用効果>
以上のように、操作パネル16にホーム画面41が表示されている状態でICカード6のカード番号が読み取られた場合には、その読み取られたカード番号に対応づけられた全登録データに基づいて、その登録データに対応するショートカットキー61を含むショートカット表示画面44が操作パネル16に表示される。また、操作パネル16に特定の機能に関する設定のためのコピーモード画面42、スキャンモード画面43またはファックスモード画面が表示されている状態でICカード6のカード番号が読み取られた場合には、その読み取られたカード番号に対応づけられた登録データのうち、特定の機能に関する設定が含まれる登録データに基づいて、その登録データに対応するショートカットキー61を含む機能限定ショートカット表示画面46が操作パネル16に表示される。
ICカード6のカード番号が読み取られたときにホーム画面41が操作パネル16に表示されていた場合には、相対的に多数のショートカットキー61を含むショートカット表示画面44が操作パネル16に表示されるので、ユーザによるショートカットキー61の選択の自由度が高い。一方、ICカード6のカード番号が読み取られたときに設定画面が操作パネル16に表示されていた場合には、相対的に少数のショートカットキー61を含む機能限定ショートカット表示画面46が操作パネル16に表示されるので、ユーザによるショートカットキー61の選択が容易である。
よって、1枚のICカード6のカード番号に複数のショートカットキー61が対応づけられている場合におけるユーザ操作の利便性の向上を図ることができる。
ICカード6のカード番号と対応づけられている対象データの数が1であり、かつ、その登録データにワンタッチ呼び出し「オン」の設定が含まれていない場合には、ショートカット表示画面44ではなく、その登録データに係る機能の実行のために操作されるスタートキー71を含む設定内容表示画面45が操作パネル16に表示される。そのため、ユーザは、ショートカットキー61を押操作せずに、登録データに係る機能の実行を指示することができ、ユーザ操作の利便性のさらなる向上を図ることができる。
また、カード番号に対応づけられている対象データの数が1であり、かつ、その登録データにワンタッチ呼び出し「オン」の設定が含まれている場合、操作パネル16の表示は、ICカード6のカード番号が読み取られた時点で表示されていた画面から、設定内容表示画面45が表示されずに、機能実行中画面(図示せず)に切り替わり、登録データに係る機能が実行される。そのため、その機能の実行を指示するためのスタートキー71の押操作が不要であり、ユーザ操作の利便性のさらなる向上を図ることができる。
さらには、カード番号に対応づけられている対象データがない場合、対象データがないことがユーザに報知される。この報知により、表示するショートカットキー61がないこと、もしくは、機能が実行されないことをユーザに認識させることができるので、ユーザにとっての利便性をさらに高めることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、図6に示されるお気に入り処理に代えて、図8に示されるお気に入り処理が実行され、図7に示されるお気に入り呼び出し処理に代えて、図9に示されるお気に入り呼び出し処理が実行されてもよい。
図8に示されるお気に入り処理では、CPU25は、操作パネル16にコピーモード画面42が表示中であるか否かを判断する前に、不揮発性メモリ22にショートカット登録されている登録データの中から、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号に対応づけられた登録データを選択する(S312)。
そして、CPU25は、操作パネル16に表示されている画面がコピーモード画面42であると判断した場合(S301:YES)、先に選択された登録データ、つまりカード番号に対応づけられた登録データの中から、コピー機能に関する設定が含まれる登録データを抽出し、その抽出した登録データをお気に入り呼び出しデータとする(S302)。たとえば、図2Aおよび図2Bに示される例において、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号が「1001」である場合、登録番号「3」、登録番号「4」および登録番号「6」の登録データがお気に入り呼び出しデータとされる。
また、CPU25は、操作パネル16に表示されている画面がスキャンモード画面43であると判断した場合(S303:YES)、先に選択された登録データの中から、スキャン機能に関する設定が含まれる登録データを抽出し、その抽出した登録データをお気に入り呼び出しデータとする(S304)。たとえば、図2Aおよび図2Bに示される例において、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号が「1001」である場合、登録番号「5」の登録データがお気に入り呼び出しデータとされる。
CPU25は、操作パネル16に表示されている画面がファックスモード画面であると判断した場合(S305:YES)、先に選択された登録データの中から、ファックス機能に関する設定が含まれる登録データを抽出し、その抽出した登録データをお気に入り呼び出しデータとする(S306)。たとえば、図2Aおよび図2Bに示される例において、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号が「1001」である場合、登録番号「1」および登録番号「2」の登録データがお気に入り呼び出しデータとされる。
また、CPU25は、操作パネル16に表示されている画面がホーム画面41であると判断した場合(S307:YES)、CPU25は、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号に優先して使用する登録データが設定されていないかどうかを判断する(S308)。
CPU25は、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号に優先して使用する登録データが設定されていないと判断した場合(S308:YES)、先に選択された登録データ、つまりカード番号に対応づけられた登録データのすべてをお気に入り呼び出しデータとする(S309)。たとえば、図2Aおよび図2Bに示される例では、登録番号「1」〜登録番号「6」の登録データがお気に入り呼び出しデータとされる。
CPU25は、揮発性メモリ23に記憶されているカード番号に優先して使用する登録データが設定されていると判断した場合(S308:NO)、その優先して使用する登録データをお気に入り呼び出しデータとする(S310)。
図8に示されるお気に入り処理が実行された場合、お気に入り呼び出し処理では、図9に示されるように、図7に示されるステップS3111が省略されて、お気に入り処理でお気に入り呼び出しデータとした登録データがそのまま対象データとされる。図9に示されるお気に入り呼び出し処理において、それ以降の処理は、図7に示されるお気に入り呼び出し処理と同様であるから、その説明を省略する。
また、前述の実施形態では、外部の媒体の一例がICカード6であり、情報読取部の一例がNFC通信でICカード6からカード番号を読み取るNFCインタフェース17である場合を例にとった。しかし、外部の媒体の一例が磁気カードであり、情報読取部の一例が磁気カードリーダであってもよい。また、外部の媒体の一例が一次元バーコードを有する媒体であり、情報読取部の一例がバーコードリーダであってもよい。外部の媒体の一例がQRコード(登録商標)を有する媒体であり、情報読取部の一例がQRコードリーダであってもよい。さらには、外部の媒体の一例がBluetooth(登録商標)による無線通信が可能な通信端末であり、情報読取部の一例が外部の媒体の一例がBluetooth(登録商標)による無線通信が可能なインタフェースであってもよい。外部の媒体の一例がWi−Fi(登録商標)による無線通信が可能な通信端末であり、情報読取部の一例が外部の媒体の一例がWi−Fi(登録商標)による無線通信が可能なインタフェースであってもよい。
さらに、前述の実施形態では、CPU25が各処理を実行する場合について説明した。しかしながら、ASIC21が複数のCPUを備え、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:MFP
6:ICカード
11:画像形成部
12:画像読取部
14:FAXインタフェース
16:操作パネル
17:NFCインタフェース
22:不揮発性メモリ
25:CPU
41:ホーム画面
42:コピーモード画面
43:スキャンモード画面
44:ショートカット表示画面
45:設定内容表示画面
46:機能限定ショートカット表示画面
61:ショートカットキー
71:スタートキー

Claims (9)

  1. 複数の機能を実行可能な画像処理装置であって、
    前記複数の機能を選択的に実行する機能実行部と、
    外部の媒体から識別情報を読み取る情報読取部と、
    表示部と、
    記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記記憶部は、
    前記識別情報に対応づけて、N(N:2以上の正の整数)個の選択キーを含む第1画面に係る第1表示情報と、
    前記識別情報に対応づけて、M(M:Nより小さい正の整数)個の選択キーを含む第2画面に係る第2表示情報と、を記憶し、
    前記制御部は、
    前記情報読取部が前記媒体から前記識別情報を読み取るときに前記表示部が待機画面を表示していると判断する場合、当該識別情報に対応づけて前記記憶部に記憶されている前記第1表示情報に基づいて、前記第1画面を前記表示部に表示させ、
    前記情報読取部が前記媒体から前記識別情報が読み取るときに前記表示部が前記複数の機能のうちの特定の機能に関する画面を表示していると判断する場合、当該識別情報に対応づけて前記記憶部に記憶されている前記第2表示情報に基づいて、前記第2画面を前記表示部に表示させる、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記M個の選択キーは、前記N個の選択キーに含まれる、画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記M個の選択キーは、前記特定の機能に関する入力のために選択的に操作されるキーを含む、画像処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記特定の機能は、シートから画像を読取るスキャン機能、シートへ画像を形成するプリント機能の少なくとも一つである、画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記待機画面は、前記第1画面及び前記第2画面より上位階層の画面である、画像処理装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記待機画面は、前記複数の機能を選択するための選択キーを含む、画像処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記情報読取部は、無線通信により、前記媒体から識別情報を読取る、画像処理装置。
  8. 複数の機能を選択的に実行する機能実行部と、
    外部の媒体から識別情報を読み取る情報読取部と、
    前記識別情報に対応づけて、N(N:2以上の正の整数)個の選択キーを含む第1画面に係る第1表示情報と、前記識別情報に対応づけて、M(M:Nより小さい正の整数)個の選択キーを含む第2画面に係る第2表示情報とを記憶する記憶部と、
    表示部と、を備える画像処理装置で実行される画面表示方法であって、
    前記情報読取部が前記媒体から前記識別情報を読み取るときに前記表示部が待機画面を表示している場合、当該識別情報に対応づけて前記記憶部に記憶されている前記第1表示情報に基づいて、前記第1画面を前記表示部に表示し、
    前記情報読取部が前記媒体から前記識別情報が読み取るときに前記表示部が前記複数の機能のうちの特定の機能に関する画面を表示している場合、当該識別情報に対応づけて前記記憶部に記憶されている前記第2表示情報に基づいて、前記第2画面を前記表示部に表示する、画面表示方法。
  9. 複数の機能を選択的に実行する機能実行部と、
    外部の媒体から識別情報を読み取る情報読取部と、
    前記識別情報に対応づけて、N(N:2以上の正の整数)個の選択キーを含む第1画面に係る第1表示情報と、前記識別情報に対応づけて、M(M:Nより小さい正の整数)個の選択キーを含む第2画面に係る第2表示情報とを記憶する記憶部と、
    表示部と、を備える画像形成装置のコンピュータにインストールされるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記情報読取部が前記媒体から前記識別情報を読み取るときに前記表示部が待機画面を表示していると判断する場合、当該識別情報に対応づけて前記記憶部に記憶されている前記第1表示情報に基づいて、前記第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理と、
    前記情報読取部が前記媒体から前記識別情報が読み取るときに前記表示部が前記複数の機能のうちの特定の機能に関する画面を表示していると判断する場合、当該識別情報に対応づけて前記記憶部に記憶されている前記第2表示情報に基づいて、前記第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理と、を実行させる、プログラム。
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