JP2018170567A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿に印刷された、プログラムがコード化された識別コードに基づいた、画像データの処理を迅速に行うことができる画像処理装置を提供すること。
【解決手段】CPUは、ステップS5にてYESと判断した場合、アクセス情報で特定されるメモリにアクセスするステップS7を実行する。また、ステップS11にて、メモリに記憶されているプログラムに従って、画像データを出力させる。CPUはステップS7,S9を実行することによって、アクセス情報で特定されるメモリに記憶されているプログラムに従って実行処理S11を実行する場合、処理実体バーコードをデコードする処理を省略できるため、処理実体バーコードをデコードする場合よりも早く実行処理を実行することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理装置に関するものである。
従来より、例えばバーコードなどの、情報をコード化した画像が印刷された原稿を読み取って取得した情報に基づいて、例えばコピーなどの処理を行う技術がある。例えば、特許文献1には、バーコードが組み込まれた原稿をコピーする際には、バーコードを読み取ることにより取得した特定情報に基づき、予め画像データが記録されている記録手段から画像データを取得し、取得した画像データを印刷することにより、画質を劣化させることなく迅速に画像をコピーできる技術が開示されている。
特許文献1では、特定情報として画像データの名称が例示されているが、コード化する情報を、処理に使用するプログラムとすることもできる。具体的には、例えば処理がコピーであれば、解像度、倍率などの設定情報をプログラムに組み込むこともできる。
特開2007−006311号公報
しかしながら、上記のようなプログラムは情報量が多くなってしまう傾向があるため、プログラムをコード化した識別コードのデコード処理に時間がかかってしまう結果、処理に時間がかかってしまうという課題があった。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、原稿に印刷された、プログラムがコード化された識別コードに基づいた、画像データの処理を迅速に行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本明細書は、筐体と、原稿を読み取る読取部と、筐体の内部に設けられ、筐体の外部へ画像データを出力する画像出力部と、制御部と、を備え、制御部は、情報を受け付ける受付処理と、受付処理にて受け付けた情報が、プログラムが記憶されている場所を特定する第1情報であるとき、第1情報で特定されるメモリにアクセスするアクセス処理と、アクセス処理にてアクセスしたメモリに記憶されているプログラムに従って、当該プログラムによって指定される画像データを、画像出力部に出力させる第1出力処理と、メモリにアクセスできない場合、読取部にて原稿を読み取らせて検出した識別コードであって、プログラムをコード化した第1識別コードをデコードする第1デコード処理と、第1デコード処理にて第1識別コードをデコードして生成されたプログラムに従って、当該プログラムによって指定される画像データを画像出力部に出力させる第2出力処理と、を実行することを特徴とする画像処理装置を開示する。
本願に係る画像処理装置によれば、第1情報により、メモリに記憶されているプログラムに従って第1出力処理を実行する場合、第1識別コードをデコードする第1デコード処理を省略できるため、第1識別コードをデコードする場合よりも早く出力処理を実行することができる。尚、第1識別コードはプログラムをコード化したものであるので、情報量が多く、第1識別コードをデコードするには相応の時間を要する。第1識別コードのプログラムは第1情報で特定されるメモリに記憶されているプログラムと同一のものであるため、第1情報に基づくプログラムに従った第1出力処理を行うことにより、第1識別コードに基づいた、画像データの出力処理を迅速に行うことができる。
本願によれば、原稿に印刷された、プログラムがコード化された識別コードに基づいた、画像データの処理を迅速に行うことができる画像処理装置を提供することができる。
MFPの外観を示す斜視図である。 操作パネルの外観を示す図である。 MFPの電気的構成を示すブロック図である。 バーコード処理の対象となる原稿を説明する図である。 登録情報を説明する図である。 バーコード処理の対象となる、図4とは異なる態様の原稿を説明する図である。 識別コードの入力を受け付ける表示画面である。 バーコード処理の処理内容を示すフローチャートである。 アクセス用バーコード探索処理の処理内容を示すフローチャートである。 アクセス用バーコード探索処理の設定について説明する図である。 実行処理の処理内容を示すフローチャートである。 プログラム設定を受け付ける表示画面である。 印刷処理の処理内容を示すフローチャートである。 アクセス用バーコード合成処理の処理内容を示すフローチャートである。
<MFPの構成>
以下、本願の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。MFP(Multi Function Peripheral)10は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能、FAX送信機能、FAX受信機能、Eメール送信機能を備える複合機である。以下の説明において、方向は、図1で示す方向を用いる。図1に示す様に、MFP10は、筐体11、原稿台カバー21、ADF(Auto Document Feeder)23、給紙トレイ17,18、排紙トレイ19、操作パネル12、およびUSBレセプタクル43などを備えている。筐体11は略箱型であり、上部に原稿台(不図示)を覆う原稿台カバー21が設置されている。原稿台カバー21は後方に不図示の回動軸を有し、上方に回動することができる。MFP10は原稿台の下方にイメージセンサである第1センサ381(図3)を備えている。原稿が原稿台に載置された場合には、画像読取部38(図3)は、原稿台が支持する原稿に対して、第1センサ381を左から右に移動させて、原稿の一方の面を読み取る。
原稿台カバー21の左側上面に、ADF23が設置されている。ADF23は、ADFカバー23a、原稿を搬送するためにモータによって駆動される機構(不図示)およびイメージセンサである第2センサ382(図3)などを有している。ADFカバー23aは、右端部に不図示の回動軸を有し、上方に回動することができる。ADFカバー23aは、図1に示す閉位置と、上方に回動し、回転軸から上方に向かってやや傾斜する開位置とに位置することができる。開位置のADFカバー23aは、上面で原稿を支持する。ADF23は、開位置のADFカバー23aが支持する原稿を開口部(不図示)から取り込み、原稿台の左端部下方で静止している第1センサ381に対して原稿を相対的に移動させて、原稿の一方の面を読み取り、原稿を原稿台カバー21の上面に排出する。
前述したように、画像読取部38が原稿の一方の面のみを読み取る際には、第1センサ381が読み取る。一方、画像読取部38が原稿の一方の面と他方の面の両面を読み取る際には、ADF23の開口部から原稿を取り込み、第2センサ382が原稿の他方の面を読み取り、第1センサ381が原稿台の左端部下方にて、移動する原稿の一方の面を読み取る。
操作パネル12はタッチパネル41、テンキー64(図2)などの操作ボタンなどを有している。操作パネル12およびUSBレセプタクル43は筐体11の上面の前側に設置されている。USBレセプタクル43はUSB規格のレセプタクルである。尚、図1では、操作パネル12の一部を省略して示している。
給紙トレイ17,18は、筐体11前面の下側に上下に並んで脱着可能に設置されている。排紙トレイ19は、筐体11の前面に対し、内部へ凹んで設置されている。また、筐体11の内部に、給送部(不図示)、画像形成部37(図2)、排出部(不図示)が設置されている。給紙トレイ17または給紙トレイ18に支持されているシートは、給送部により画像形成部37に搬送される。画像形成部37はシートに画像を形成する。排出部は、画像形成したシートを排紙トレイ19へ排出する。
図2に示すように、操作パネル12は、タッチパネル41の他に、メニューキー62、コピーキー63、テンキー64、スタートキー65などの操作キーを有している。
<MFPの電気的構成>
次に、図3を用いて、MFP10の電気的構成について説明する。MFP10は、図1に示した構成の他に、CPU32、RAM33、ROM34、NVRAM(不揮発性メモリ)35、画像形成部37、画像読取部38、FAX通信部39、ユーザインターフェース40、USBインターフェース42、ネットワークインターフェース44などを備えている。ROM34は、後述するバーコード処理および印刷処理などの処理を実行するためのプログラムを記憶しており、CPU32は、ROM34から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM33に記憶させながらバス31で接続されている各部の制御を行う。また、ROM34は、Webサーバとして機能させる為のプログラムであるEWS(Embedded Web Server)プログラムを記憶しており、MFP10はWebサーバとして機能する。NVRAM35には登録情報51(後述)が記憶されている。また、NVRAM35の一部の領域は画像読取部38が読み取り、生成された画像データが記憶される読取画像記憶領域352となっている。
画像形成部37は、例えば印刷ジョブに従って、電子写真方式によりシートにカラーまたはモノクロの画像を印刷する。画像形成部37は、不図示の、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色に対応する4つのプロセスカートリッジ、露光部、転写ローラ、定着部等を有している。プロセスカートリッジの各々は、不図示の、感光体ドラム、現像ローラ、トナー収容室などを有している。露光部は感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。現像ローラは、静電潜像にトナーを供給し、トナー像を形成する。転写ローラは、トナー像をシートに転写する。定着部はトナーをシートに熱定着させる。
画像読取部38は、第1センサ381および第2センサ382の少なくとも何れか一方により、原稿の画像を読み取って読取画像データを生成する。
FAX通信部39は、接続している不図示の電話回線を介して、他のFAX通信機器との間でFAXデータの送受を行う。ユーザインターフェース40は、各種の設定画面や装置の動作状態等をタッチパネル41に表示する。また、ユーザがタッチパネル41および操作キーに対して行う操作に応じた信号をCPU32へ出力する。USBインターフェース42は、USBレセプタクル43に接続されたUSB対応の記憶媒体に対して、USB規格に沿ったデータの読み出しおよび書き込みを行う。USB対応の記憶媒体とは、例えば、USBメモリなどである。ネットワークインターフェース44は、例えば無線LAN通信を行い、無線LANに接続されているPC(Personal Computer)6およびサーバ(不図示)などと通信を行う。また、ネットワークインターフェース44はインターネットと接続している。これにより、MFP10はEメールを送信することができる。尚、PC6には、MFP10に印刷を実行させるためのプログラム、後述する印刷処理に対応するプログラムがインストールされている。
印刷機能とは、例えば、ネットワークインターフェース44を介して例えばPCから送信された印刷ジョブ、USBインターフェース42を介してUSBメモリなどから読み出したデータを画像形成部37によりシートに印刷する機能である。コピー機能とは、例えば、画像読取部38により生成された読取画像データを画像形成部37によりシートに印刷する機能である。スキャン機能とは、例えば、画像読取部38により生成された読取画像データを、ネットワークインターフェース44を介して例えばPCへ送信する機能である。スキャンtoEメール機能とは、例えば、画像読取部38により生成された読取画像データを、ネットワークインターフェース44を介して宛先へEメールとして送信する機能である。FAX受信機能とは、FAX通信部39を介して受信したFAX受信データを画像形成部37によりシートに印刷する、ネットワークインターフェース44を介して例えばPCへ送信する、USBインターフェース42を介してUSBメモリなどへ書き込む機能である。FAX送信機能とは、例えば、画像読取部38が生成した読取データ、ネットワークインターフェース44を介して例えばPC6から送信された送信データ、USBインターフェース42を介してUSBメモリなどから読み出した記録データを、FAX通信部39を介して送信する機能である。
以下の説明において、上記の各機能においてMFP10により行われる、画像データを、画像形成部37によりシートに印刷する、ネットワークインターフェース44を介して送信する、USBインターフェース42を介してUSBメモリなどへ書き込む、FAX通信部39を介して送信するなどの、画像データを筐体11の外部へ出力する処理を後処理と称する。
<バーコード処理の概要>
次に、CPU32が実行するバーコード処理の概要について説明する。尚、説明において、「バーコード」の用語は、識別コードのうち1次元コードを限定する意図はなく、1次元コードおよび2次元コードを含む、識別コードの総称として用いている。
図4に示すように、バーコード処理の対象となる原稿100には、アクセス用バーコードBC1、処理実体バーコードBC2が印刷されている。アクセス用バーコードBC1は1次元バーコードであり、アクセス情報101の一部を有するものである。処理実体バーコードBC2はQRコード(登録商標)であり、MFP10が実行する画像データの後処理の処理内容102を有する、XML(Extensible Markup Language)で記述されたプログラムがコード化されたものである。処理内容102とは、例えば、機能の指定、データの出力先、出力するデータ、出力の際のデータ形式などの指定などを行うものである。従って、ユーザは、プログラムを用いることにより、都度、煩雑な設定を行うことなく、MFP10に所望の後処理を実行させることができる。
アクセス用バーコードBC1が有するアクセス情報101と、処理実体バーコードBC2が有する処理内容102とは、対応付けられている。アクセス情報101と処理内容102を有するプログラムとが対応付けられた登録情報51はNVRAM35に記憶されている。登録情報51は図5に示すように、処理内容102を有するプログラムに対して、一意に付与された識別番号が対応付けられた情報である。アクセス情報101は、識別番号にNVRAM35に記憶されている所定の情報が追加されたものである。追加される情報とは、具体的には、例えば、「http」などの通信プロトコルを指定する情報、「aaa」などのサーバを指定する情報、および、「xml」などのプログラムのデータの形式を指定する情報などである。MFP10は、識別番号から、アクセス情報101を生成する。尚、ここでは、「aaa」とはMFP10を示すものであるとする。
MFP10は、原稿100を読み取ると、アクセス用バーコードBC1をデコードして生成されたアクセス情報101に基づき、NVRAM35から、登録情報51の処理内容102を有するプログラムを読み出し、登録情報51に基づき後処理を実行する。一方、登録情報51に基づく後処理を実行できなかった場合には、処理実体バーコードBC2をデコードして生成された処理内容102を有するプログラムに応じて、後処理を実行する。ここで、アクセス用バーコードBC1の情報量は処理実体バーコードBC2の情報量よりも少ないため、アクセス用バーコードBC1をデコードする時間の方がかからない。従って、アクセス用バーコードBC1によって、迅速に後処理を実行することができる。尚、バーコード処理の対象となる原稿は原稿100に限らない。図6に示すように、識別番号201が印刷された原稿200でも良い。また、アクセス用バーコードBC1および処理実体バーコードBC2の何れか一方が印刷された原稿(不図示)でも良い。
<バーコード処理>
次に、バーコード処理について説明する。バーコード処理を実行させたい場合、ユーザは図2に示す、タッチパネル41に表示される表示されるバーコード処理選択キー66を選択する。ユーザインターフェース40はバーコード処理選択キー66が選択されると、スタートキー65が押下されるまで、バーコード処理選択キー66が選択されたことを示す信号をCPU32へ入力する。CPU32は、バーコード処理選択キー66が選択されたと判断すると、タッチパネル41に図7に示す表示画面67を表示させる。表示画面67には、識別コードの入力を促す「コードを入力して下さい。」のメッセージおよびテキストボックス68が表示される。原稿200(図6)のように、バーコードではなく、識別番号201が印刷されている場合には、ユーザはテキストボックス68に、原稿に印刷されている識別番号201を入力する。ユーザは、必要に応じて、テキストボックス68の入力を終えると、原稿台に原稿200を、規定方向である、原稿の上辺を左として、長辺方向がMFP10の左右方向となるように載置し、スタートキー65(図2)を押下する。ユーザインターフェース40はスタートキー65が選択されると、スタートキー65が選択されたことを示す信号をCPU32へ入力する。
CPU32はバーコード処理選択キー66が選択されたことを示す信号が入力されている間に、スタートキー65が選択されたことを示す信号が入力されると、図8に示すバーコード処理を開始する。
尚、CPU32はバーコード処理選択キー66が選択されたことを示す信号が未入力である間に、スタートキー65が選択されたことを示す信号が入力されると、設定に従って、画像データを出力させる。例えば、スタートキー65が選択されたことを示す信号が入力された際に、コピーキー63が押下されたことを示す信号が入力されていれば、設定のコピー処理を実行する。
CPU32はバーコード処理を開始すると、まず、アクセス用コード入力ありか否かを判断する(S1)。CPU32は、テキストボックス68に入力がある場合には、アクセス用コード入力ありと判断し、テキストボックス68に入力がない場合には、アクセス用コード入力なしと判断する。アクセス用コード入力ありと判断すると(S1:YES)、受け付けた入力値をRAM33に記憶させ、ステップS7へ進む。一方、アクセス用コード入力なしと判断すると(S1:NO)、アクセス用バーコード探索処理を実行する(S3)。
アクセス用バーコード探索処理については図9を用いて説明する。CPU32はアクセス用バーコード探索処理を開始すると、両面設定であるか否かを判断する(S21)。ここで、MFP10は、原稿のどの領域に対しアクセス用バーコードBC1を探索するかが予め設定されているものとする。ここで、予め設定されている領域をバーコード探索領域と称する。図10の点線枠にて示すように、(a)両面設定の場合には、原稿の裏面をバーコード探索領域として、アクセス用バーコードBC1を探索する。尚、この場合には、裏面にアクセス用バーコードBC1が印刷されている原稿に処理を行う場合が想定されている。(b)領域設定の場合には、ユーザにより、バーコード探索領域が設定されている。図10(b)では、原稿の左上の領域がバーコード探索領域として設定されている場合を例示している。(b)領域設定の場合には、バーコード処理の実行前に、操作パネル12にて、バーコード探索領域の設定を受け付ける。(c)設定なしの場合とは、(a)(b)の何れも設定されていない場合である。この場合、バーコード探索領域として、MFP10が探索し易い領域が設定される。具体的には、CPU32が画像読取部38に読み取りを開始させてから所定時間経過するまでに、画像読取部38により読み取られる領域である。ここでは、図10(c)に示すように、規定方向にて原稿台に原稿が載置された場合、最初に読み取られる、原稿の上辺から所定距離までの領域である。尚、(b)領域設定の場合のバーコード探索領域の情報と、(a)(b)(c)の何れが設定されているかの情報と、はNVRAM35に記憶されている。
(a)両面設定ではないと判断すると、(S21:NO,図9)、次にCPU32は(b)領域設定ありか否かを判断する(S27)。(b)領域設定ではないと判断すると(S27:NO)、通常スキャンを実行する(S33)。ここで、通常スキャンとは、後述する両面スキャンと異なり、原稿の表面のみを画像読取部38に読み取らせ、生成された読取画像データを読取画像記憶領域352に記憶させる処理である。次に、通常スキャンにより生成された読取画像データの(c)設定なしの場合のバーコード探索領域に対して、バーコードを探索し(S35)、アクセス用バーコード探索処理を終了する。尚、バーコードの探索は、例えば、読取画像データのバーコード探索領域に、識別コードに含まれる特有のパターンが含まれているかを、例えばパターンマッチング技術等を用いて探索するようにしても良い。識別コードに含まれる特有のパターンとは、1次元コードであれば、所定規格に準拠したバーの配列、スタートキャラクタ、QRコードであれば、ファインダパターンなどである。
一方、CPU32が(a)両面設定であると判断すると(S21:YES)、両面スキャンを実行する(S23)。ここで、両面スキャンとは、後処理を実行するための原稿の表面の読み取りだけではなく、アクセス用バーコードを探索するために、原稿の裏面を画像読取部38に読み取らせ、生成された読取画像データを読取画像記憶領域352に記憶させる処理である。次に、両面スキャンにより生成された読取画像データの(a)両面設定の場合のバーコード探索領域に対して、バーコードを探索し(S25)、アクセス用バーコード探索処理を終了する。また、CPU32が(b)領域設定であると判断すると(S27:YES)、ステップS33と同様に、通常スキャンを実行する(S29)。次に、通常スキャンにより生成された読取画像データの(b)領域設定の場合のバーコード探索領域に対して、バーコードを探索し(S31)、アクセス用バーコード探索処理を終了する。
アクセス用バーコード探索処理(S3,図8)の実行後、CPU32はアクセス用バーコードBC1を検出できたか否かを判断する(S5)。アクセス用バーコードBC1を検出できなかったと判断すると(S5:NO)、CPU32はステップS13へ進む。一方、アクセス用バーコードBC1を検出できたと判断すると(S5:YES)、検出したアクセス用バーコードBC1をデコードし、デコードして生成された識別番号を受け付け、受け付けた識別番号をRAM33に記憶させて、ステップS7へ進む。ステップS7では、RAM33に記憶されている識別番号の接頭に「http://aaa/」、末尾に「.xml」を追加したアクセス情報101である「http://aaa/12345670.xml」に基づき、アクセス情報101が特定するサーバへのURLアクセスを試みる。
次に、CPU32はアクセス情報101が示すサーバへのURLアクセスが成功したか否かを判断する(S9)。詳しくは、アクセス情報101が示すサーバへ「http://aaa/12345670.xml」を要求し、CPU32は「http://aaa/12345670.xml」が提供された場合、URLアクセスが成功したと判断し、「http://aaa/12345670.xml」が提供されなかった場合、URLアクセスが失敗したと判断する。尚、URLアクセスが失敗する場合には、例えば、ユーザが入力した識別番号が間違っていた場合、登録情報51に識別番号がなかった場合などがある。URLアクセスが成功したと判断すると(S9:YES)、CPU32はステップS11へ進む。一方、URLアクセスが失敗したと判断すると(S9:NO)、CPU32はステップS13へ進む。ステップS13では、CPU32は処理実体バーコード探索処理を実行する。詳しくは、CPU32は読取画像データに対して、処理実体バーコードBC2を探索する。このように、ステップS5およびステップS9にてNOと判断した場合、つまり、アクセス情報101に基づいてプログラムを取得できなかった場合に、処理実体バーコード探索処理を実行する。処理実体バーコード探索処理には相応の処理時間がかかるので、アクセス情報101に基づいてプログラムを取得できなかった場合に実行することで、バーコード処理の処理効率を良くすることができる。次に、CPU32は処理実体バーコードBC2があるか否かを判断する(S15)。処理実体バーコードBC2があると判断した場合(S15:YES)、CPU32はステップS11へ進む。一方、処理実体バーコードがないと判断した場合(S15:NO)、ユーザが「バーコード処理」の実行を選択したにも関わらず、バーコードを検出できなかったため、CPU32はエラーメッセージをタッチパネル41に表示させ(S17)、バーコード処理を終了する。ステップS11では、実行処理を実行する。
尚、実施形態では、アクセス情報101の「aaa」とは、MFP10を示すものである。従って、ステップS7,S9において、CPU32は、NVRAM35から、「http://aaa/12345670.xml」を読み出して、RAM33に記憶させる処理を実行する。以下の説明におけるプログラムとは、ステップS9もしくはステップS15で取得した「http://aaa/12345670.xml」のことである。
実行処理について、図11を用いて説明する。CPU32は、処理内容102を有するプログラムを解析し(S41)、アクセス用バーコード探索処理にて生成された画像データである読取画像データが必要であるか否かを判断する(S43)。ここで、プログラムの処理内容102が、例えば、サーバなどに、予め記憶されていた画像データに対して後処理を行う内容であれば、CPU32は読取画像データが必要でないと判断し、予め記憶されていた画像データに対して後処理を行う内容でなければ、CPU32は読取画像データが必要であると判断する。読取画像データが必要でないと判断すると(S43:YES)、CPU32は読取画像データを読取画像記憶領域352から消去させ(S45)、取得した予め記憶されている画像データに対して、プログラムに従って後処理を実行する(S47)。一方、読取画像データが必要であると判断すると(S43:NO)、CPU32はステップS45をスキップし、読取画像記憶領域352に記憶されている読取画像データに対して、プログラムに従って後処理を実行する(S47)。尚、ステップS47の後処理の対象となる画像データは、予め記憶されている画像データもしくは、読取画像データそのままとは限らない。例えば、アクセス用バーコードBC1などのバーコードを削除した画像データ、あるいは、「confidential」などの画像を合成した画像データなどであっても良い。
以上、説明したように、アクセス用バーコードBC1もしくは処理実体バーコードBC2が印刷されている原稿であれば、ユーザは、例えば、Eメールの送信先アドレス、ファイル形式などを都度入力することなく、後処理を実行させることができる。
次に、後処理を行う画像データに対してバーコードを合成して印刷する印刷処理について説明する。この処理は、図3に示す原稿100のように、例えば署名などの手書き部分が設定されている原稿に対して、後処理を複数回行いたい場合などに有効である。つまり、原稿を送付する場合には、バーコードが印刷された原稿に手書き部分を書き足して、MFP10にバーコード処理を実行させれば、ユーザは迅速に後処理を実行させることができる。
ここでは、ユーザはPC6にて、MFP10に印刷させたいファイルを予め作成し、PC6に保存している、XMLで記述されたプログラムをコード化したバーコードをファイルに追加したファイルをMFP10に印刷させる場合を例に説明する。ユーザは所望のファイルを開き、印刷処理の実行を指示するための設定画面73(図12)にて設定を行う。設定画面73には、プログラム入力テキストボックス74、処理実体バーコード合成チェックボックス75、およびOKボタン76などが表示される。ユーザは、プログラムを登録情報51として登録させたい場合、プログラム入力テキストボックス74にて例えばPC6に保存した所望のプログラムを指定し、処理実体バーコードBC2を印刷させたい場合には、処理実体バーコード合成チェックボックス75にチェックを入れ、OKボタン76を選択する。次に、ユーザは、PC6にて、ファイルの印刷処理の実行を指示する。PC6にて印刷処理の実行が指示されると、印刷ジョブがMFP10に送信される。MFP10はネットワークインターフェース44を介して、印刷ジョブを受信すると、受信した印刷ジョブをNVRAM35に登録する。尚、プログラム入力テキストボックス74に入力がある場合、印刷ジョブにプログラムが含まれる。また、処理実体バーコード合成チェックボックス75にチェックがある場合、処理実体バーコード合成を指示する情報が印刷ジョブに含まれる。
CPU32はMFP10の電源がオンされると、図13に示す印刷処理を開始する。まず、CPU32は印刷ジョブ登録ありか否かを判断する(S51)。CPU32は印刷ジョブ登録なしと判断すると(S51:NO)、印刷ジョブ登録ありと判断するまで、ステップS51を繰り返し実行する。印刷ジョブ登録ありと判断すると(S51:YES)、CPU32は印刷ジョブをNVRAM35から読み出し、RAM33に記憶させ、印刷ジョブにプログラムが含まれているか否かを判断する(S52)。印刷ジョブにプログラムが含まれていないと判断すると(S52:NO)、CPU32はステップS63へ進む。一方、印刷ジョブにプログラムが含まれていると判断すると(S52:YES)、CPU32は登録情報51に登録するため、NVRAM35におけるメモリ領域を確保し、登録情報51として、印刷ジョブに含まれているプログラムを記憶させる(S53)。次に、CPU32はステップS53にて記憶したプログラムに対して識別番号を付与し(S55)、処理実体バーコードBC2の合成は必要であるか否かを判断する(S57)。CPU32は、処理実体バーコード合成を指示する情報が印刷ジョブに含まれている場合、処理実体バーコードBC2の合成は必要であると判断し、処理実体バーコード合成を指示する情報が印刷ジョブに含まれていない場合、処理実体バーコードBC2の合成は必要でないと判断する。処理実体バーコードBC2の合成は必要であると判断すると(S57:YES)、CPU32は処理実体バーコードBC2を、印刷ジョブに含まれる画像データの所定の領域、例えば、図4に示すように1ページにおける左下の領域に、合成する(S59)。一方、処理実体バーコードBC2の合成は必要でないと判断すると(S57:NO)、CPU32はステップS59をスキップし、ステップS61へ進む。
ステップS61では、アクセス用バーコード合成処理を実行する。アクセス用バーコード合成処理について、図14を用いて説明する。CPU32は、アクセス用バーコード合成処理を開始すると、ステップS21(図9)と同様に、(a)両面設定であるか否かを判断する(S71)。(a)両面設定であると判断すると(S71:YES)、CPU32は(a)の両面設定の場合のバーコード探索領域に、アクセス用バーコードBC1を合成した画像データを作成し、RAM33に記憶させ(S73)、アクセス用バーコード合成処理を終了する。一方、(a)両面設定ではないと判断すると(S71:NO)、CPU32はステップS27(図9)と同様に、(b)領域設定であるか否かを判断する(S75)。(b)領域設定であると判断すると(S75:YES)、(b)領域設定の場合のバーコード探索領域に、アクセス用バーコードBC1を合成した画像データを作成し、RAM33に記憶させ(S77)、アクセス用バーコード合成処理を終了する。一方、(b)領域設定なしと判断すると(S75:NO)、CPU32は、印刷ジョブに含まれる画像データの、(c)の設定なしの場合のバーコード探索領域に、アクセス用バーコードBC1を合成した画像データを作成し、RAM33に記憶させ(S79)、処理実体バーコード合成処理を終了する。
次に、RAM33に記憶されている画像データを画像形成部37に印刷させる(S63,図13)。次に電源がオフされたか否かを判断する(S65)。電源がオフされていないと判断すると(S65:NO)、CPU32はステップS51へ戻り、電源がオフされたと判断すると(S65:YES)、印刷処理を終了する。
ここで、MFP10は画像処理装置の一例であり、画像読取部38は読取部の一例であり、画像形成部37、FAX通信部39、USBインターフェース42、およびネットワークインターフェース44は画像出力部の一例である。CPU32は制御部の一例である。また、処理実体バーコードBC2は第1識別コードの一例であり、アクセス用バーコードBC1は第2識別コードの一例である。NVRAM35はメモリの一例であり、読取画像記憶領域352は画像メモリの一例である。第2センサ382は第1読取部の一例であり、第1センサ381は第2読取部の一例である。操作パネル12は受付部、報知部、および操作部の一例である。スタートキー65は開始キーの一例である。
また、ステップS1およびステップS5でYESと判断した後にCPU32がアクセス用バーコードBC1をデコードして生成された識別番号を受け付ける処理は受付処理の一例である。識別番号は第1情報の一例である。ステップS7はアクセス処理の一例である。ステップS9,SS11は第1出力処理の一例であり、ステップS15,S11は第2出力処理の一例である。ステップS15の実行後にCPU32が処理実体バーコードBC2をデコードする処理は第1デコード処理の一例である。ステップS5は検出処理の一例である。ステップS5でYESと判断した後にCPU32がアクセス用バーコードBC1をデコードする処理は第2デコード処理の一例である。
ステップS43は第1判断処理の一例であり、ステップS23,S29,S33は第1記憶処理の一例である。ステップS45は消去処理の一例である。ステップS17は報知処理の一例である。ステップS53,S55は第2記憶処理の一例であり、ステップS63は印刷処理の一例である。また、ステップS59の実行により、処理実体バーコードBC2が合成された画像データは、合成画像データの一例である。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
CPU32は、ステップS1もしくはステップS5にてYESと判断した場合、識別番号は、プログラムが記憶されているサーバを特定するアクセス情報101であるので、アクセス情報101で特定されるメモリにアクセスするステップS7を実行する。また、ステップS11にて、プログラムに従って、プログラムによって指定される画像データを出力させる。また、ステップS9において、アクセス情報101で特定されるメモリにアクセスできない場合、ステップS13,S15,S11を実行する。プログラムによって指定される画像データとは、プログラムの内容が、予め記憶されていた画像データに対して後処理を行う内容であれば、予め記憶されていた画像データであるし、予め記憶されていた画像データに対して後処理を行う内容でなければ、読取画像データである。
CPU32はステップS7,S9を実行して、アクセス情報101により、アクセス情報101で特定されるメモリに記憶されているプログラムに従って実行処理(S11)を実行する場合、処理実体バーコードBC2をデコードする処理を省略できるため、処理実体バーコードBC2をデコードする場合よりも早く実行処理を実行することができる。処理実体バーコードBC2のプログラムはアクセス用バーコードBC1で特定されるメモリに記憶されているプログラムと同一のものであるため、処理実体バーコードBC2に基づくプログラムに従った実行処理を行うことにより、処理実体バーコードBC2に基づいた、画像データの実行処理を迅速に行うことができる。
また、CPU32は、ステップS3にて、読取画像データから、アクセス用バーコードBC1を検出し、ステップS5にてYESと判断すると、検出したアクセス用バーコードBC1をデコードし、デコードして生成された識別番号を受け付ける。これにより、原稿にアクセス用バーコードBC1が印刷されている場合、アクセス用バーコードBC1に基づき、プログラムを取得することができる。
また、CPU32は、ステップS43にてNOと判断した場合、読取画像データに対して後処理を実行する。これにより、CPU32は、プログラムの内容が予め記憶されていた画像データに対して後処理を行う内容でない場合、読取画像データに対して後処理を実行することができる。
また、CPU32は、ステップS43にてYESと判断した場合、ステップS45において、読取画像データを消去させ、ステップS47にて、予め記憶されている画像データに対して後処理を実行する。これにより、不要な読取画像データは速やかに読取画像記憶領域352から消去されるので、読取画像記憶領域352の容量が圧迫されるのを抑制することができる。
また、CPU32はステップS9にてNOと判断した場合、ステップS13を実行する。これにより、アクセス情報101で特定されるメモリにアクセスできるか否かに関わらずステップS13を実行する場合に比べて、処理効率が良くなる。
また、CPU32は、ステップS3において、(c)設定なしの場合、原稿の上辺から所定距離までの領域をバーコード探索領域として、アクセス用バーコードBC1を探索する。読取画像データの中からアクセス用バーコードBC1を検出するには相応の処理時間がかかるので、読取画像データの全域ではなく、予め設定された領域について判断することで、効率良く判断することができる。上記では、通常スキャン(S33)の実行後、アクセス用バーコードBC1を検出する(S35)と説明したが、処理を並行して実行する構成としても良い。この構成の場合、画像読取部38が最初に読み取る領域をバーコード探索領域とすると、ステップS5の処理の開始を早めることもできる。
また、CPU32は、ステップS3において、(a)両面設定の場合、原稿の裏面の領域をバーコード探索領域として、アクセス用バーコードBC1を探索する。これにより、裏面にはアクセス用バーコードBC1以外の画像がないため、アクセス用バーコードBC1を容易に検出することができる。
また、PU32は、ステップS3において、(b)領域設定の場合、操作パネル12にてバーコード探索領域として受け付けた領域について、アクセス用バーコードBC1を探索する。これによれば、ユーザは原稿に対するアクセス用バーコードBC1の配置に関わる自由度を高めることができる。
また、前記検出処理において、ステップS15にてNOと判断した場合、タッチパネル41に処理実体バーコードBC2が含まれていないとのエラーを報知させる。これにより、ユーザは、バーコード処理を実行できないことを知ることができる。
また、CPU32は、操作パネル12を介して、バーコード処理選択キー66が選択される場合の、バーコード処理の実行指示を受付ける信号が入力されている間にスタートキー65を介した信号が入力された場合、バーコード処理を開始する。また、操作パネル12を介して、バーコード処理の実行指示を受付ける信号が未入力である間にスタートキー65を介した信号が入力された場合、設定に従って、画像データの出力を開始させる。バーコード処理はメモリにアクセスする、あるいは、処理実体バーコードBC2をデコードするなどの処理が必要であり、処理に時間がかかる。ユーザは、バーコード処理を実行させずに、設定のコピーなどを実行させたい場合には、バーコード処理選択キー66を選択せずに、単にバーコード処理選択キー66を押下すれば、バーコード処理を実行させずに、画像データの出力を実行させることができる。
また、CPU32は、ステップS53にて、識別番号をプログラムに対応付けてNVRAM35に記憶させ、ステップS61にて、識別番号をコード化したアクセス用バーコードBC1を画像データに合成し、ステップS63にて、アクセス用バーコードBC1を合成した画像データを印刷させる。これによれば、ユーザはアクセス用バーコードBC1が印刷された原稿を用いて、バーコード処理を実行させることができる。
また、CPU32は、ステップS59において、処理実体バーコードBC2を画像データに合成し、ステップS63にて、処理実体バーコードBC2を合成した画像データを印刷させる。これによれば、ユーザは処理実体バーコードBC2が印刷された原稿を用いて、バーコード処理を実行させることができる。
[変形例]
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記では、第1情報で特定されるメモリの一例として、NVRAM35を例示したが、これに限定されない。ネットワークインターフェース44が接続するサーバであっても良い。
また、アクセス用バーコードBC1および処理実体バーコードBC2として、夫々、1次元バーコードおよびQRコードを例示したが、識別コードの種類を限定するものではない。例えば、アクセス用バーコードBC1を2次元バーコードとしても良い。但し、処理実体バーコードBC2は情報量が多いので、多くの情報量を含むことができる識別コードとすると良い。また、第1情報として識別番号を例示したが、第1情報は数字列に限定されない。例えば、アルファベットなどの文字を含むものでも良い。
また、上記では、ステップS9では、CPU32は「http://aaa/12345670.xml」(プログラム)が提供された場合、URLアクセスが成功したと判断すると説明したが、以下ように判断しても良い。提供されたプログラムを解析し、実行可能であるかを判断し、実行可能であると判断した場合、URLアクセスが成功したと判断する。例えば、プログラムのなかに、例えば、別のサーバが保有する画像データに対して後処理を行う内容であった場合、別のサーバへアクセスできなかった場合には、後処理を実行できない。そこで、提供されたプログラムを解析し、実行可能であるかを判断する。
上記では、画像処理装置の一例として、MFP10を例示したが、これに限定されない。複数の機能を有する装置ではなく、例えば、印刷を行うプリンタなどにも適用することができる。
また、上記では、受付処理として、識別番号を入力する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、原稿に印刷されている識別番号を画像読取部38に読み取らせた画像データからOCR(Optical character recognition)技術にて、抽出された識別番号を受け付ける構成としても良い。
また、上記では、ユーザインターフェース40はバーコード処理選択キー66が選択されると、スタートキー65が押下されるまで、バーコード処理選択キー66が選択されたことを示す信号をCPU32へ入力し、CPU32はバーコード処理選択キー66が選択されたことを示す信号が入力されている間に、スタートキー65が選択されたことを示す信号が入力されるとバーコード処理を開始すると説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザインターフェース40はバーコード処理選択キー66が選択されると、バーコード処理選択キー66が選択されたことを示す信号をCPU32へ入力し、これに応じて、CPU32はバーコード処理選択キー66が選択されたことを示すフラグを記憶しておき、スタートキー65が選択されたことを示す信号が入力された場合には、フラグにより、バーコード処理選択キー66が選択されたか否かを判断する構成としても良い。
10 MFP
11 筐体
12 操作パネル
32 CPU
35 NVRAM
37 画像形成部
38 画像読取部
39 FAX通信部
42 USBインターフェース
44 ネットワークインターフェース
65 スタートキー
BC1 アクセス用バーコード
BC2 処理実体バーコード
352 読取画像記憶領域
381 第1センサ
382 第2センサ

Claims (13)

  1. 筐体と、
    原稿を読み取る読取部と、
    前記筐体の外部へ画像データを出力する画像出力部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    情報を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理にて受け付けた情報が、プログラムが記憶されている場所を特定する第1情報であるとき、
    前記第1情報で特定されるメモリにアクセスするアクセス処理と、
    前記アクセス処理にてアクセスした前記メモリに記憶されているプログラムに従って、当該プログラムによって指定される画像データを、前記画像出力部に出力させる第1出力処理と、
    前記メモリにアクセスできない場合、前記読取部にて原稿を読み取らせて検出した識別コードであって、前記プログラムをコード化した第1識別コードをデコードする第1デコード処理と、
    前記第1デコード処理にて前記第1識別コードをデコードして生成されたプログラムに従って、当該プログラムによって指定される画像データを前記画像出力部に出力させる第2出力処理と、を実行することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記読取部にて原稿を読み取らせて得た画像データから、前記第1情報をコード化した第2識別コードを検出する検出処理と、
    前記検出処理にて検出した前記第2識別コードをデコードする第2デコード処理と、を実行し、
    前記受付処理において、前記第2デコード処理にて前記第2識別コードをデコードして生成された前記第1情報を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第1出力処理に先立って、
    前記プログラムによって指定される画像データとは、予め記憶されている画像データであるか否かを判断する第1判断処理を実行し、
    前記第1判断処理において、予め記憶されている画像データでないと判断した場合、前記第1出力処理において、前記読取部にて原稿を読み取らせて得た画像データに基づく画像データを前記画像出力部から出力させることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記読取部にて原稿を読み取らせて得た画像データを記憶する画像メモリを備え、
    前記制御部は、
    前記第1判断処理に先立って、前記読取部にて原稿を読み取らせて得た画像データを前記画像メモリに記憶させる第1記憶処理と、
    前記第1判断処理において、予め記憶されている画像データであると判断した場合、前記第1記憶処理において前記画像メモリに記憶させた画像データを消去させる消去処理と、を実行し、
    前記第1出力処理において、予め記憶されている前記画像データに基づく画像データを前記画像出力部から出力させることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記メモリにアクセスできない場合、前記読取部にて原稿を読み取らせて得た画像データから前記第1識別コードを検出する処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、前記検出処理において、
    前記読取部にて原稿を読み取らせて得た前記画像データにおける、予め設定された領域について前記第2識別コードを検出することを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れかに記載の画像処理装置。
  7. 前記予め設定された領域とは、前記読取部に読み取りを開始させてから所定時間経過するまでに読み取られた領域であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記読取部は、原稿の表面を読み取る第1読取部と、原稿の裏面を読み取る第2読取部と、を有し、
    前記予め設定された領域とは、原稿の裏面であり、
    前記制御部は、前記検出処理において、
    前記第2読取部により読み取られた原稿の裏面に対応する画像データから前記第2識別コードを検出することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記筐体に設けられ、入力を受け付ける受付部を備え、
    前記予め設定された領域とは、前記受付部にて受け付けた領域であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  10. 前記筐体に設けられ、情報を報知する報知部を備え、
    前記制御部は、
    前記検出処理において、前記第1識別コードを検出できなかった場合、前記報知部に前記第1識別コードが含まれていないとのエラーを報知させる報知処理を実行することを特徴とする請求項2乃至請求項9の何れかに記載の画像処理装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第1情報を前記プログラムに対応付けて前記メモリに記憶させる第2記憶処理と、
    前記画像出力部に、前記第1情報をコード化した前記第2識別コードを合成した合成画像データに基づく画像をシートに印刷させる印刷処理と、を実行することを特徴とする請求項2乃至請求項10の何れかに記載の画像処理装置。
  12. 前記制御部は、前記印刷処理において、
    前記第1識別コードを合成した前記合成画像データに基づく画像を印刷させることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記筐体に設けられる操作部と、
    前記筐体に設けられる開始キーと、備え、
    前記制御部は、
    前記操作部を介して、前記受付処理の実行指示を受付ける信号が入力されている間に前記開始キーを介した信号が入力された場合、前記受付処理を開始し、
    前記操作部を介して、前記受付処理の実行指示を受付ける信号が未入力である間に前記開始キーを介した信号が入力された場合、設定に従って、前記画像出力部に画像データの出力を開始させることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れかに記載の画像処理装置。
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