JP2020068517A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部等を介した画像ファイルの保存先情報の入力に要するユーザーの手間と時間とを省くことができる画像読取装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1において、画像読取装置2は、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部11と、画像データから画像ファイルを生成する制御部10と、予め定められるアイコン画像を示すアイコンデータと、画像ファイルの保存先を示すパスとを対応付けて予め記憶するHDD19と、を備える。制御部10は、画像データに基づいて、アイコンデータによって示されるアイコン画像が原稿に含まれると判定した場合に、当該アイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、画像データから生成された画像ファイルを保存する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置に関し、特に、画像ファイルを保存するための技術に関する。
一般的に、画像ファイルの保存又は送信を行なう場合、ユーザーは、操作部等を介して、画像ファイルの保存先又は送信先を示す情報の入力を行なうことによって、保存先又は送信先等の設定を行なう。このような場合、ユーザーは、画像ファイルの保存又は送信を行なう都度、上記の入力を行なう必要があるため、手間及び時間がかかるという問題がある。
特許文献1には、キー操作による宛先情報の入力の煩わしさを解消するために、宛先情報が登録されているQRコード(登録商標)が記載されている送信用マークシートを読取り、QRコードを解析することによって得られる宛先情報に対して、自動発呼を行なうファクシミリ装置が開示されている。
特開2007−110421号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術は、QRコードに登録されている宛先に対して画像ファイルを送信する技術であり、QRコード以外の記号を用いて上記した問題を解決することはできない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、操作部等を介した画像ファイルの保存先情報の入力に要するユーザーの手間と時間とを省くことを目的とする。
本発明の一局面に係る画像読取装置は、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部と、画像データから画像ファイルを生成する制御部と、予め定められる記号を示す記号情報と、画像ファイルの保存先を示す保存先情報とを対応付けて予め記憶する記憶部と、を備える。制御部は、画像データに基づいて、記号情報によって示される記号が原稿に含まれると判定した場合に、記号情報に対応する保存先情報によって示される保存先に、画像データから生成された画像ファイルを保存する。
本発明によれば、ユーザーは、原稿に記号を記載しておくのみで、保存先を指定する作業を行わなくても、記号に対応する保存先に画像ファイルを保存させることができる。したがって、操作部等を介した画像ファイルの保存先情報の入力に要するユーザーの手間と時間とを省くことができるので、ユーザーの利便性が向上する。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置を含む画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置を含む画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の情報の一例を示す図である。 第2の情報の一例を示す図である。 画像ファイル保存処理を示すフローチャートである。 ホーム画面の一例を示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 原稿の一例を示す図である。 画像ファイルの保存方法を指定するときの設定画面の状態を示す図である。 優先順位の範囲を指定するときの設定画面の一例を示す図である。 優先順位を指定するときの設定画面の一例を示す図である。 グループを指定するときの設定画面の一例を示す図である。 エラー画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像読取装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置を含む画像形成装置の外観を示す斜視図である。図1を参照して、画像形成装置1は、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンター機能、及びスキャナー機能等の複数の機能を兼ね備える複合機である。
画像形成装置1は、スキャナー機能によって生成される画像ファイルを、原稿に含まれるアイコン画像に対応するフォルダーに保存する画像ファイル保存機能を備える。本実施の形態において、画像形成装置1は、例えば、営業部、人事部、及び開発部等の部門を含む会社に設置されている。当該会社の従業員は、画像ファイル保存機能を利用することによって、例えば、営業部を示すアイコンを原稿に記載しておくのみで、当該原稿に基づいて生成される画像ファイルを、操作部等を介して保存先に関する情報を入力することなく、営業部の構成員が利用する共有フォルダーに保存することができる。以下、画像ファイル保存機能を実現するための具体的構成について説明する。
図1を参照して、画像形成装置1の筐体7には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の機器が収容されている。例えば、筐体7には、画像読取部11、画像形成部12(図1には図示しない。)、定着部13(図1には図示しない。)、及び給紙部14等が収容されている。
画像読取部11は、原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6により搬送される原稿又は不図示のコンタクトガラスに載置される原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含むADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿を読み取って画像データを生成する。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含む。画像形成部12は、画像読取部11によって生成される画像データ、ネットワークを介して接続されるPC(Personal Computer)から送られる画像データ、又は他のファクシミリ装置から送られる画像データ等に基づいて、給紙部14から供給される記録紙にトナー像によって構成される画像を形成する。
定着部13は、画像形成部12によって表面にトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙に定着させる。定着部13によってトナー像が定着された記録紙は排紙トレイ8に排出される。
給紙部14は、用紙カセットに収容される記録紙、又は手差しトレイに載置される記録紙を図示しないピックアップローラーによって1枚ずつ引出して画像形成部12へと送り出す。
画像形成装置1は、操作部15を備える。ユーザーは、操作部15を介して、画像形成装置1によって実行可能な各種機能についての指示等を入力する。操作部15はまた、表示部16を含む。表示部16は、液晶ディスプレイを含む表示装置である。表示部16は、画像形成装置1によって実行可能な各種機能に関する各種の画面を表示する。操作部15はさらに、表示部16に重ねて配置されるタッチパネル15Aを含む。操作部15は、特許請求の範囲における入力部の一例である。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置を含む画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置1は、制御ユニット100を含む。制御ユニット100は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含む。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。制御ユニット100は、内蔵するROM又はHDD(Hard Disk Drive)19に記憶されている制御プログラムが上記のプロセッサーによって実行されることにより、制御部10として機能する。
制御ユニット100は、原稿搬送部6、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、操作部15、画像処理部17、画像メモリー18、HDD19、ファクシミリ通信部20、及び通信部21等と電気的に接続される。本実施の形態において、原稿搬送部6、画像読取部11、操作部15、表示部16、HDD19、及び制御ユニット100は、画像読取装置2として機能する。
制御部10は、画像形成装置1の全体制御を司る。より詳細には、制御部10は、画像形成装置1の各部の動作、及び、ネットワークを介して接続されるPC又はサーバー等の情報処理装置22との通信等を制御する。また、制御部10として、画像ファイル保存処理(詳細は後述)を実行する。
画像処理部17は、画像読取部11によって生成される画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。
画像メモリー18は、画像読取部11によって生成される印刷対象の画像データを一時的に記憶する領域を含む。
HDD19は、画像読取部11によって生成される画像データに基づく画像ファイルを含む各種データを記憶する大容量の記憶装置である。HDD19は、画像形成装置1の一般的な動作を実現するための各種制御プログラムを記憶する。HDD19は、特許請求の範囲における記憶部の一例である。
HDD19は、本実施の形態に係る画像ファイル保存処理を実行するための画像ファイル保存プログラムを記憶する。上記のプロセッサーは、画像ファイル保存プログラムに従って動作することにより、制御部10として、画像ファイル保存処理を実行する。画像ファイル保存プログラムは、上記制御プログラムに含まれているものとする。
なお、制御部10は、制御プログラムに基づく動作によらず、ハード回路により動作可能に構成されてもよいし、2つ以上の制御ユニットによって実現される構成であってもよい。
HDD19は、予め定められるアイコン画像を示す画像データ(以下「アイコンデータ」と記す。)と、スキャナー機能によって生成される画像ファイルの保存先のフォルダーを示すディレクトリーパス(以下、単に「パス」と記す。)と、保存先の優先順位を示す順位情報と、を対応付けて、第1の情報として予め記憶する。アイコンデータは、特許請求の範囲における記号情報の一例である。パスは、特許請求の範囲における保存先情報の一例である。
第1の情報は、ユーザーによって、操作部15等を介して入力される。ユーザーは、保存先のフォルダーの使用頻度、又は、保存先のフォルダーの重要度等に応じて、優先順位を設定することができる。
図3Aは、第1の情報の一例を示す図である。図3Aを参照して、本実施の形態において、HDD19は、第1の情報30として、複数の情報31乃至37を記憶している。HDD19は、例えば、情報31として、営業部を示すアイコン画像を示すアイコンデータと、「A:\hh\sales」というパスと、「第1位」という優先順位とを対応付けて予め記憶している。HDD19はまた、情報32として、企画部を示すアイコン画像を示すアイコンデータと、「B:\ii\planning」というパスと、「第2位」という優先順位とを対応付けて予め記憶している。
HDD19は、グループを特定するためのグループ名と、グループに属する複数のアイコンデータと、を対応付けて、第2の情報として予め記憶する。グループ名は、特許請求の範囲におけるグループ情報の一例である。ユーザーは、操作部15を介した入力によって、予め登録されている複数のアイコンデータを指定して、グループとして登録できる。
図3Bは、第2の情報の一例を示す図である。図3Bを参照して、本実施の形態において、HDD19は、第2の情報40として、情報41乃至43を記憶している。HDD19は、例えば、情報41として、「第1グループ」というグループ名と、人事部を示すアイコン画像を示すアイコンデータ、経理部を示すアイコン画像を示すアイコンデータ、及び総務部を示すアイコン画像を示すアイコンデータと、を対応付けて予め記憶している。HDD19はまた、情報42として、「第2グループ」というグループ名と、営業部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータ、企画部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータ、及び開発部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータと、を対応付けて予め記憶している。
ファクシミリ通信部20は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像データの送受信を行なう。
通信部21は、LANボード等の通信モジュールを含む。画像形成装置1は、通信部21を介して、ネットワーク上のPC又はサーバー等の情報処理装置22とデータ通信を行なう。
画像形成装置1の各部には図示しない電源が接続され、この電源から電力が供給されることによって、画像形成装置1の各部が動作する。
[動作]
図4は、画像ファイル保存処理を示すフローチャートである。以下、画像ファイル保存処理を実行するために、画像形成装置1で実行される画像ファイル保存プログラムの制御構造について、画像形成装置1の動作と併せて説明する。画像ファイル保存プログラムは、画像読取部11による原稿の読取りを開始する指示を入力するための後述するスタートキーが押下されることによって実行される。
画像形成装置1の電源が投入されると、制御部10は、表示部16に、画像形成装置1によって実行可能な複数の機能のうちのいずれかを選択するためのホーム画面を表示させる。図5は、ホーム画面の一例を示す図である。図5を参照して、ホーム画面50は、ソフトキーとして、コピー機能を選択するためのキー52、送信機能を選択するためのキー54、ファクシミリ機能を選択するためのキー56、及び、画像ファイル保存機能を選択するためのキー58等を含む。
ユーザーは、画像ファイル保存機能の利用を所望して、ホーム画面50のキー58を押下したものとする。制御部10は、タッチパネル15Aを介してキー58の押下を検知すると、表示部16に、画像ファイルの保存先を設定するための設定画面を表示させる。
図6は、設定画面の一例を示す図である。図6を参照して、設定画面60は、優先度の設定を有効にするためのチェックボックス61と、優先度の設定を無効にするためのチェックボックス62と、を含む。設定画面60に基づくユーザーによる操作で、優先度が有効に設定され、当該有効の設定が制御部10に受け付けられている場合には、制御部10は、HDD19に記憶されている順位情報又はグループ情報を用いて、画像ファイルの保存先を設定する。設定画面60に基づくユーザーによる操作で、優先度が無効に設定され、当該無効の設定が制御部10に受け付けられている場合は、制御部10は、順位情報又はグループ情報を用いた画像ファイルの保存先の設定を行なわない。
設定画面60は、現在指定されている画像ファイルの保存方法を表示するための領域63と、現在指定されている優先順位又はグループ名を表示するための領域64と、HDD19に記憶されている第1の情報によって示される情報を表示する領域65と、を含む。設定画面60は、ソフトキーとして、画像読取部11による原稿の読取りを開始する指示を入力するためのスタートキー66を含む。
(1)優先度が無効に設定されている場合
図6を参照して、ユーザーは、設定画面60を確認して、チェックボックス62にチェックを入力し、これによって、優先度を無効に設定する指示がタッチパネル15Aを介して制御部10に受け付けられているものとする。チェックの入力後、ユーザーは、画像読取部11の図略のコンタクトガラスに原稿を載置して、スタートキー66を押下したものとする。
図7は、原稿の一例を示す図である。図7を参照して、原稿70は、保存の対象となる、文字群71A及び画像71Bを含む。原稿70はまた、営業部を示すアイコン画像72と、企画部を示すアイコン画像73と、人事部を示すアイコン画像74と、経理部を示すアイコン画像75と、情報システム部を示すアイコン画像76と、開発部を示すアイコン画像77と、総務部を示すアイコン画像78と、を含む。アイコン画像72乃至78は、原稿70において、アイコン画像を含む領域として予め定められるフッター領域79に含まれる。
図4を参照して、制御部10は、タッチパネル15Aを介してスタートキー66の押下を検知すると、画像読取部11に対し、図略のコンタクトガラスに載置されている原稿70を読み取らせて画像データを生成させる(ステップS10)。画像データの生成後、制御部10は、優先度が有効に設定されているか否かを判定する(ステップS11)。
この場合、上記のようにして受け付けた優先度を無効に設定する指示に従って、制御部10は、優先度が無効に設定されていると判定し(ステップS11にてNO)、HDD19に記憶されている全てのアイコンデータを読出す(ステップS12)。この場合、制御部10は、図3Aに示す情報31乃至37にそれぞれ含まれるアイコンデータを、HDD19から読出す。
アイコンデータの読出し後、制御部10は、生成された画像データに基づいて、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在するか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、制御部10は、読出されたアイコンデータを用いて、生成された画像データに対して一般的なテンプレートマッチングを行なうことによって、ステップS13の判定を行なう。
このとき、制御部10は、例えば既知のパターンマッチング技術により、原稿に含まれる画像の色及び形状と、アイコンデータによって示されるアイコン画像の色及び形状とが一致するか否かを判定する。制御部10は、原稿に含まれる画像の色及び形状と、アイコンデータによって示されるアイコン画像の色及び形状とが一致すると判定した場合に、原稿に含まれる画像を、アイコンデータによって示されるアイコン画像として認識する。なお、制御部10は、パターンマッチング技術により上記判定を行う場合、原稿に含まれる画像の色及び形状と、アイコンデータによって示されるアイコン画像の色及び形状との同一性が予め定められた値(例えば80%)に達していれば、上記両画像が一致していると判定してもよい。
この場合、制御部10は、原稿70に含まれるアイコン画像72乃至78を、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識する。したがって、制御部10は、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在すると判定し(ステップS13にてYES)、生成された画像データを用いて、例えばPDF(Portable Document Format)形式の画像ファイルを生成する(ステップS14)。
このとき、制御部10は、フッター領域79に含まれるアイコン画像72乃至78を上記生成された画像データから削除し、当該アイコン画像72乃至78が削除された画像データを用いて画像ファイルを生成する。すなわち、生成された画像ファイルは、文字群71A及び画像71Bのみを示す。
画像ファイルの生成後、制御部10は、原稿に含まれていると認識されたアイコン画像を示すアイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、生成された画像ファイルを保存する(ステップS15)。この場合、制御部10は、情報31乃至37に含まれるパスによって示される7つのフォルダーに、生成された画像ファイルを記憶させる。
なお、読出されたアイコンデータのうちに、原稿に含まれていると認識されていないアイコン画像を示すアイコンデータが存在する場合、当該アイコンデータに対応するフォルダーには、画像ファイルは保存されない。
(2)優先度が有効に設定されている場合
(2−1)指定されている優先順位の範囲に対応するフォルダーに画像ファイルを保存する場合
ユーザーは、設定画面60を確認して、チェックボックス61にチェックを入力し、これによって、優先度を有効に設定する指示がタッチパネル15Aを介して制御部10に受け付けられているものとする。チェックの入力後、ユーザーは、画像ファイルの保存方法を指定するために、ボタン67を押下したものとする。
図8は、画像ファイルの保存方法を指定するときの設定画面の状態を示す図である。図8を参照して、制御部10は、タッチパネル15Aを介してボタン67の押下を検知すると、設定画面60上に、プルダウンリスト81を表示させる。プルダウンリスト81は、画像ファイルの保存方法を示す項目として、「指定順位まで」という方法を示す第1項目と、「指定順位のみ」という方法を示す第2項目と、「指定グループ」という方法を示す第3項目と、を含む。
ここで、「指定順位まで」という方法は、指定されている優先順位の範囲に対応するフォルダーに画像ファイルを保存する方法を示す。本実施の形態において、上記優先順位の範囲とは、第1位から指定されている優先順位までの範囲を示す。「指定順位のみ」という方法は、指定されている優先順位に対応するフォルダーに画像ファイルを保存する方法を示す。「指定グループ」という方法は、指定されているグループに属するフォルダーに画像ファイルを保存する方法を示す。
ユーザーは、プルダウンリスト81を確認して、第1項目が表示されている領域を押下し、これによって、第1項目に対応する保存方法を設定する指示がタッチパネル15Aを介して制御部10に受け付けられているものとする。制御部10は、タッチパネル15Aを介して当該領域の押下を検知すると、領域63に「指定順位まで」という保存方法を示す情報を表示させる。ユーザーは、領域63に表示されている保存方法を確認して、優先順位の範囲を指定するために、ボタン68を押下したものとする。
図9は、優先順位の範囲を指定するときの設定画面の一例を示す図である。図9を参照して、制御部10は、タッチパネル15Aを介してボタン68の押下を検知すると、設定画面60上に、プルダウンリスト91を表示させる。プルダウンリスト91は、HDD19に記憶されている全ての順位情報によって示される順位をそれぞれ示す項目を含む。この場合、プルダウンリスト91は、第1位から第7位までの順位をそれぞれ示す項目を含む。
設定画面60はまた、順位を示す項目をプルダウンリスト91に全て表示できない場合に、ユーザーによる操作にしたがって、プルダウンリスト91に表示される設定内容を変更するためのスクロールバー92を含む。
ユーザーは、プルダウンリスト91を確認して、「第2位」という優先順位が表示されている領域91Aを押下したものとする。制御部10は、タッチパネル15Aを介して領域91Aの押下を検知すると、領域64に「第2位」という優先順位を示す情報を表示させる。ユーザーは、領域64に表示されている優先順位を確認して、画像読取部11の図略のコンタクトガラスに原稿70を載置して、スタートキー66を押下したものとする。
図4を参照して、制御部10は、スタートキー66の押下を検知すると、画像読取部11に対し、図略のコンタクトガラスに載置されている原稿70を読み取らせて画像データを生成させる(ステップS10)。画像データの生成後、制御部10は、優先度が有効に設定されているか否かを判定する(ステップS11)。
この場合、上記のようにして受け付けた優先度を有効に設定する指示に従って、制御部10は、優先度が有効に設定されていると判定し(ステップS11にてYES)、第1項目が指定されているか否かを判定する(ステップS16)。
この場合、上記のようにして受け付けた第1項目に対応する保存方法を設定する指示に従って、制御部10は、第1項目が指定されていると判定し(ステップS16にてYES)、指定されている優先順位の範囲に対応するアイコンデータをHDD19から読出す(ステップS17)。具体的には、制御部10は、タッチパネル15Aから出力される信号に基づいて、指定されている優先順位を特定し、第1位から特定された優先順位までの範囲に含まれる複数の順位情報のそれぞれに対応するアイコンデータをHDD19から読出す。
この場合、ユーザーによって「第2位」という優先順位が指定されているので、制御部10は、第1位に対応する、営業部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータと、第2位に対応する、企画部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータと、をHDD19から読出す。なお、指定されている優先順位が「第1位」である場合、制御部10は、第1位に対応するアイコンデータのみを読出す。
アイコンデータの読出し後、制御部10は、生成された画像データに基づいて、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在するか否かを判定する(ステップS13)。この場合、制御部10は、原稿70に含まれるアイコン画像72,73を、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識する。したがって、制御部10は、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在すると判定し(ステップS13にてYES)、生成された画像データを用いて、例えばPDF形式の画像ファイルを生成する(ステップS14)。
画像ファイルの生成後、制御部10は、原稿に含まれていると認識されたアイコン画像を示すアイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、生成された画像ファイルを保存する(ステップS15)。この場合、制御部10は、情報31,32に含まれるパスによって示されるフォルダーに、生成された画像ファイルを記憶させる。
(2−2)指定されている優先順位に対応するフォルダーに画像ファイルを保存する場合
ユーザーは、設定画面60を確認して、チェックボックス61にチェックを入力し、これによって、優先度を有効に設定する指示がタッチパネル15Aを介して制御部10に受け付けられているものとする。チェックの入力後、ユーザーは、画像ファイルの保存方法を指定するために、ボタン67を押下したものとする。
制御部10は、タッチパネル15Aを介してボタン67の押下を検知すると、設定画面60上に、プルダウンリスト81を表示させる。ユーザーは、プルダウンリスト81を確認して、第2項目が表示されている領域を押下し、これによって、第2項目に対応する保存方法を設定する指示がタッチパネル15Aを介して制御部10に受け付けられているものとする。制御部10は、タッチパネル15Aを介して当該領域の押下を検知すると、領域63に「指定順位のみ」という保存方法を示す情報を表示させる。ユーザーは、領域63に表示されている保存方法を確認して、優先順位を指定するために、ボタン68を押下したものとする。
図10は、優先順位を指定するときの設定画面の一例を示す図である。図10を参照して、制御部10は、タッチパネル15Aを介してボタン68の押下を検知すると、設定画面60上に、プルダウンリスト101を表示させる。プルダウンリスト101は、HDD19に記憶されている全ての順位情報によって示される順位をそれぞれ示す項目を含む。この場合、プルダウンリスト101は、第1位から第7位までの順位をそれぞれ示す項目を含む。
設定画面60はまた、順位を示す項目をプルダウンリスト101に全て表示できない場合に、ユーザーによる操作にしたがって、プルダウンリスト101に表示される設定内容を変更するためのスクロールバー102を含む。
ユーザーは、プルダウンリスト101を確認して、「第3位」という優先順位が表示されている領域101Aを押下したものとする。制御部10は、タッチパネル15Aを介して領域101Aの押下を検知すると、領域64に「第3位」という優先順位を示す情報を表示させる。ユーザーは、領域64に表示されている優先順位を確認して、画像読取部11の図略のコンタクトガラスに原稿70を載置して、スタートキー66を押下したものとする。
図4を参照して、制御部10は、スタートキー66の押下を検知すると、画像読取部11に対し、図略のコンタクトガラスに載置されている原稿70を読み取らせて画像データを生成させる(ステップS10)。画像データの生成後、制御部10は、優先度が有効に設定されているか否かを判定する(ステップS11)。
この場合、上記のようにして受け付けた優先度を有効に設定する指示に従って、制御部10は、優先度が有効に設定されていると判定し(ステップS11にてYES)、第1項目が指定されているか否かを判定する(ステップS16)。
この場合、上記のようにして受け付けた第2項目に対応する保存方法を設定する指示に従って、制御部10は、第1項目が指定されていないと判定し(ステップS16にてNO)、第2項目が指定されているか否かを判定する(ステップS18)。制御部10は、第2項目が指定されていると判定し(ステップS18にてYES)、指定されている優先順位に対応するアイコンデータをHDD19から読出す(ステップS19)。
具体的には、制御部10は、タッチパネル15Aから出力される信号に基づいて、指定されている優先順位を特定し、特定した優先順位を示す順位情報に対応するアイコンデータをHDD19から読出す。この場合、ユーザーによって「第3位」という優先順位が指定されているので、制御部10は、第3位に対応する、人事部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータをHDD19から読出す。
アイコンデータの読出し後、制御部10は、生成された画像データに基づいて、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在するか否かを判定する(ステップS13)。この場合、制御部10は、原稿70に含まれるアイコン画像74を、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識する。したがって、制御部10は、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在すると判定し(ステップS13にてYES)、生成された画像データを用いて、例えばPDF形式の画像ファイルを生成する(ステップS14)。
画像ファイルの生成後、制御部10は、原稿に含まれていると認識されたアイコン画像を示すアイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、生成された画像ファイルを保存する(ステップS15)。この場合、制御部10は、情報33に含まれるパスによって示されるフォルダーに、生成された画像ファイルを記憶させる。
(2−3)指定されているグループに対応するフォルダーに画像ファイルを保存する場合
ユーザーは、設定画面60を確認して、チェックボックス61にチェックを入力し、これによって、優先度を有効に設定する指示がタッチパネル15Aを介して制御部10に受け付けられているものとする。チェックの入力後、ユーザーは、画像ファイルの保存方法を指定するために、ボタン67を押下したものとする。
制御部10は、タッチパネル15Aを介してボタン67の押下を検知すると、設定画面60上に、プルダウンリスト81を表示させる。ユーザーは、プルダウンリスト81を確認して、第3項目が表示されている領域を押下し、これによって、第3項目に対応する保存方法を設定する指示がタッチパネル15Aを介して制御部10に受け付けられているものとする。制御部10は、タッチパネル15Aを介して当該領域の押下を検知すると、領域63に「指定グループ」という保存方法を示す情報を表示させる。ユーザーは、領域63に表示されている保存方法を確認して、グループを指定するために、ボタン68を押下したものとする。
図11は、グループを指定するときの設定画面の一例を示す図である。図11を参照して、制御部10は、タッチパネル15Aを介してボタン68の押下を検知すると、設定画面60上に、プルダウンリスト111を表示させる。プルダウンリスト111は、HDD19に記憶されている全てのグループ情報によって示されるグループ名をそれぞれ示す項目を含む。この場合、プルダウンリスト111は、第1グループから第3グループまでのグループ名をそれぞれ示す項目を含む。
ユーザーは、プルダウンリスト111を確認して、「第2グループ」というグループ名が表示されている領域111Aを押下したものとする。制御部10は、タッチパネル15Aを介して領域111Aの押下を検知すると、領域64に「第2グループ」というグループ名を示す情報を表示させる。ユーザーは、領域64に表示されているグループ名を確認して、画像読取部11の図略のコンタクトガラスに原稿70を載置して、スタートキー66を押下したものとする。
図4を参照して、制御部10は、スタートキー66の押下を検知すると、画像読取部11に対し、図略のコンタクトガラスに載置されている原稿70を読み取らせて画像データを生成させる(ステップS10)。画像データの生成後、制御部10は、優先度が有効に設定されているか否かを判定する(ステップS11)。
この場合、上記のようにして受け付けた優先度を有効に設定する指示に従って、制御部10は、優先度が有効に設定されていると判定し(ステップS11にてYES)、第1項目が指定されているか否かを判定する(ステップS16)。
この場合、上記のようにして受け付けた第3項目に対応する保存方法を設定する指示に従って、制御部10は、第1項目が指定されていないと判定し(ステップS16にてNO)、第2項目が指定されているか否かを判定する(ステップS18)。制御部10は、第2項目が指定されていない、すなわち、第3項目が指定されていると判定し(ステップS18にてNO)、指定されているグループ名に対応するアイコンデータをHDD19から読出す(ステップS20)。
具体的には、制御部10は、タッチパネル15Aから出力される信号に基づいて、指定されているグループ名を特定し、特定したグループ名に対応するアイコンデータをHDD19から読出す。この場合、ユーザーによって「第2グループ」というグループ名が指定されているので、制御部10は、営業部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータと、企画部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータと、開発部を示すアイコン画像に対応するアイコンデータと、をHDD19から読出す。
アイコンデータの読出し後、制御部10は、生成された画像データに基づいて、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在するか否かを判定する(ステップS13)。この場合、制御部10は、原稿70に含まれるアイコン画像72,73,77を、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識する。したがって、制御部10は、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在すると判定し(ステップS13にてYES)、生成された画像データを用いて、例えばPDF形式の画像ファイルを生成する(ステップS14)。
画像ファイルの生成後、制御部10は、原稿に含まれていると認識されたアイコン画像を示すアイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、生成された画像ファイルを保存する(ステップS15)。この場合、制御部10は、情報31,32,36に含まれるパスによって示されるフォルダーに、生成された画像ファイルを記憶させる。
(3)アイコン画像が認識されない場合
制御部10は、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像として認識される画像が原稿に存在しないと判定した場合(ステップS13にてNO)、表示部16に、エラー画面を表示させる(ステップS21)。
ここで、原稿に含まれる画像に、上記アイコン画像として認識される画像が存在しないと判定される場合とは、例えば、原稿に含まれる画像の形状と、読出されたアイコンデータによって示されるアイコン画像の形状とが一致するものの、原稿に含まれる画像の色と、上記アイコン画像の色とが一致しない場合等がある。
図12は、エラー画面の一例を示す図である。図12を参照して、エラー画面120は、「アイコンが検出されません。」というメッセージ122を含む。エラー画面120は、ソフトキーとして、画像ファイル保存処理を再度実行する指示を入力するためのキー124と、画像ファイル保存処理を中止する指示を入力するためのキー126と、を含む。エラー画面120の表示後、制御部10は、キー124又はキー126が押下されるまで待機する(ステップS22にてNO、ステップS23にてNO)。
ユーザーは、エラー画面120を確認して、例えば、原稿70とは異なる原稿を用いて画像ファイル保存処理を実行するために、キー124を押下したものとする。制御部10は、タッチパネル15Aを介してキー124の押下を検出すると、画像ファイル保存処理を再度実行する指示を受け付けたと判定し(ステップS22にてYES)、表示部16に、設定画面60を表示させる(ステップS24)。
このとき、ステップS10の実行時における設定内容はリセットされず維持されたままであり、制御部10は、設定画面60を、上記設定内容が反映された状態で表示部16に表示させる。設定画面60の表示後、制御部10は、画像ファイル保存処理を終了させる。
一方、ユーザーが画像ファイル保存処理の中止を所望して、キー126を押下した場合、制御部10は、タッチパネル15Aを介してキー126の押下を検出して、画像ファイル保存処理を中止する指示を受け付けたと判定し(ステップS23にてYES)、画像ファイル保存処理を終了させる。画像ファイル保存処理の終了後、制御部10は、表示部16にホーム画面50を表示させる。
上記実施の形態によれば、制御部10は、画像データに基づいて、予めHDD19に記憶されているアイコンデータによって示されるアイコン画像が原稿に含まれると判定した場合に、当該アイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、画像データから生成された画像ファイルを保存する。
これによって、ユーザーは、原稿にアイコン画像を記載しておくのみで、保存先を指定する作業を行わなくても、アイコン画像に対応する保存先に画像ファイルを保存させることができる。したがって、操作部15を介した画像ファイルの保存先情報の入力に要するユーザーの手間と時間とを省くことができるので、ユーザーの利便性が向上する。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、操作部15を介して優先順位が指定された場合に、画像データに基づいて、指定された優先順位を示す順位情報に対応するアイコンデータによって示されるアイコン画像が原稿に含まれると判定した場合に、アイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、画像データから生成された画像ファイルを保存する。
これによって、ユーザーは、操作部15を介して優先順位を指定するのみで、指定された優先順位に対応する保存先に画像ファイルを保存させることができるので、ユーザーの利便性がさらに向上する。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、操作部15を介して優先順位の範囲が指定された場合に、画像データに基づいて、指定された範囲に含まれる複数の順位情報のそれぞれに対応する複数のアイコンデータのうちの少なくともいずれか1つによって示されるアイコン画像が原稿に含まれると判定した場合に、少なくともいずれか1つのアイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、画像データから生成された画像ファイルを保存する。
これによって、ユーザーは、操作部15を介して優先順位の範囲を指定するのみで、指定された範囲に対応する複数の保存先に画像ファイルを保存させることができるので、ユーザーの利便性がさらに向上する。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、操作部15を介してグループ名が指定された場合に、画像データに基づいて、指定されたグループ名に対応する複数のアイコンデータのうちの少なくともいずれか1つによって示されるアイコン画像が原稿に含まれると判定した場合に、少なくともいずれか1つのアイコンデータに対応するパスによって示されるフォルダーに、画像データから生成された画像ファイルを保存する。
これによって、ユーザーは、操作部15を介してグループ名を指定するのみで、指定されたグループ名に対応する複数の保存先に画像ファイルを保存させることができるので、ユーザーの利便性がさらに向上する。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、画像データに基づいて、原稿に含まれる画像の色及び形状と、アイコンデータによって示されるアイコン画像の色及び形状とが一致する場合に、原稿に含まれる画像にアイコン画像が含まれると判定する。
これによって、アイコンデータによって示されるアイコン画像との類似性の高い画像が原稿に含まれる場合にのみ画像ファイルが保存されるので、安全性をより一層高めることができる。
(その他の変形例)
上記実施の形態によれば、記号としてアイコン画像が用いられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、記号として、複数の英数字から構成されるキーコード、又は、アイコン画像とは異なる図形が用いられてもよい。
また上記実施の形態によれば、グループ情報としてグループ名が用いられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、グループ情報として、グループを特定するための番号が用いられてもよい。
また上記実施の形態によれば、画像ファイルは、文字群71A及び画像71Bのみを示すように生成されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、画像ファイルの生成時にアイコン画像72乃至78が削除されず、画像ファイルが、文字群71A及び画像71Bと、アイコン画像72乃至78とを示すように生成されてもよい。
また上記実施の形態によれば、ユーザーは、優先順位の下位のみを指定することによって、優先順位の範囲として、第1位から指定されている優先順位までの範囲を設定したが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、ユーザーが優先順位の上位から下位までを指定することによって、優先順位の範囲を設定する構成であってもよい。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、画像データからPDF形式の画像ファイルを生成したが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、制御部10は、TIFF(Tagged Image File Format)形式又はJPEG形式(Joint Photographic Experts Group)形式の画像ファイルを生成してもよい。
また上記実施の形態によれば、アイコン画像72乃至78は、アイコン画像を含む領域として予め定められるフッター領域79に含まれていたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、アイコン画像が、原稿のヘッダー領域に含まれる構成であってもよい。また、アイコン画像が、原稿の余白部分として設定されている原稿の左端部若しくは右端部、又は、左端部及び右端部の両方に含まれる構成であってもよい。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、本発明に係る画像読取装置の一実施形態としてカラー複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機、コピー機、又はファクシミリ装置等の他の電子機器であってもよい。
また、図1乃至図12を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 画像読取装置
10 制御部
11 画像読取部
15 操作部
19 HDD
100 制御ユニット

Claims (5)

  1. 原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部と、
    前記画像データから画像ファイルを生成する制御部と、
    予め定められる記号を示す記号情報と、前記画像ファイルの保存先を示す保存先情報とを対応付けて予め記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像データに基づいて、前記記号情報によって示される記号が前記原稿に含まれると判定した場合に、前記記号情報に対応する前記保存先情報によって示される保存先に、前記画像データから生成された前記画像ファイルを保存する、画像読取装置。
  2. ユーザーによる指示が入力される入力部をさらに備え、
    前記記憶部はさらに、複数の前記記号情報のそれぞれについて、対応する前記保存先の優先順位を示す順位情報を対応付けて予め記憶し、
    前記制御部は、前記入力部を介して前記優先順位が指定された場合に、前記画像データに基づいて、指定された前記優先順位を示す前記順位情報に対応する前記記号情報によって示される記号が前記原稿に含まれると判定した場合に、前記記号情報に対応する前記保存先情報によって示される保存先に、前記画像データから生成された前記画像ファイルを保存する、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記入力部を介して前記優先順位の範囲が指定された場合に、前記画像データに基づいて、指定された前記範囲に含まれる複数の前記順位情報のそれぞれに対応する複数の前記記号情報のうちの少なくともいずれか1つによって示される記号が前記原稿に含まれると判定した場合に、前記少なくともいずれか1つの前記記号情報に対応する前記保存先情報によって示される保存先に、前記画像データから生成された前記画像ファイルを保存する、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. ユーザーによる指示が入力される入力部をさらに備え、
    前記記憶部はさらに、グループを特定するためのグループ情報を、前記グループに属する複数の前記記号情報と対応付けて予め記憶し、
    前記制御部は、前記入力部を介して前記グループ情報が指定された場合に、前記画像データに基づいて、指定された前記グループ情報に対応する複数の前記記号情報のうちの少なくともいずれか1つによって示される記号が前記原稿に含まれると判定した場合に、前記少なくともいずれか1つの前記記号情報に対応する前記保存先情報によって示される保存先に、前記画像データから生成された前記画像ファイルを保存する、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記画像データに基づいて、前記原稿に含まれる画像の色及び形状と、前記記号情報によって示される記号の色及び形状とが一致する場合に、前記原稿に含まれる画像に前記記号が含まれると判定する、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
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