JP2020067278A - 温度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】温度測定の応答性を向上させやすい温度センサを提供する。【解決手段】温度センサは、感温素子と一対の素子電極線3と一対のターミナル4とを備える。素子電極線3の重なり線部31は、ターミナル4に重なり方向Zに重なってターミナル4に接続されている。重なり線部31の側面311には、ターミナル4における重なり線部31側の主面である特定主面411から這い上がるよう形成された一対のフィレット片51を有するフィレット部5が配されている。フィレット部5を通るセンサ軸方向に直交する温度センサの断面において、フィレット部5の幅方向Yの最大長さをフィレット最大幅A、一対のフィレット片51と特定主面411との一対の境界部6の間における幅方向Yの長さを境界幅Bと定義する。このとき、フィレット部5を通るセンサ軸方向に直交する温度センサの断面として、B≦Aを満たす特定断面を少なくともセンサ軸方向の一部に有する。【選択図】図4

Description

本発明は、温度センサに関する。
特許文献1には、エンジンの排ガスの温度を測定するための温度センサが開示されている。特許文献1に記載の温度センサは、排ガスの温度を検出するためのサーミスタ等の温度センサ素子と、温度センサ素子から延びる一対の電極線と、一対の前記電極線と外部出力用の一対のリード線とを中継する端子金具とを有する温度センサが開示されている。
特許文献1に記載の温度センサにおいて、電極線と端子金具とは、センサ軸方向に直交する方向に重なっており、互いにろう付けにより接続されている。そして、特許文献1の図4等から分かるように、電極線の側面には、電極線と端子金具とのろう付けの際に形成されるフィレット部が配されている。
特開2011−127938号公報
しかしながら、特許文献1に記載の温度センサにおいて、フィレット部は、電極線と端子金具との重なり方向における端子金具側に向かうほど幅広となる末広がり形状を有する。それゆえ、フィレット部と端子金具との接触面積が大きく、温度センサ素子の熱が電極線からフィレット部を介してターミナルへ逃げやすい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、フィレット部を介した、素子電極線からターミナルへの熱引きを抑制することができる温度センサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、温度を検出するための感温素子(2)と、
前記感温素子に接続された一対の素子電極線(3)と、
一対の前記素子電極線にそれぞれ接続される一対のターミナル(4)と、を備え、
前記素子電極線は、前記ターミナルにセンサ軸方向(X)に直交する重なり方向(Z)に重なって前記ターミナルに接続される重なり線部(31)を有し、
前記重なり線部の側面(311)には、前記ターミナルにおける前記重なり線部側の主面である特定主面(411)から這い上がるよう形成された一対のフィレット片(51)を有するフィレット部(5)が配されており、
前記センサ軸方向と前記重なり方向との双方に直交する方向を幅方向(Y)とし、かつ、前記フィレット部を通る前記センサ軸方向に直交する断面において、前記フィレット部の前記幅方向の最大長さをフィレット最大幅A、一対の前記フィレット片と前記特定主面との一対の境界部(6)の間における前記幅方向の長さを境界幅Bとしたとき、
前記フィレット部を通る前記センサ軸方向に直交する断面として、B≦Aを満たす特定断面を少なくとも前記センサ軸方向の一部に有する、温度センサ(1)にある。
前記態様の温度センサは、フィレット部を通るセンサ軸方向に直交する断面として、B≦Aを満たす特定断面を少なくともセンサ軸方向の一部に有する。それゆえ、フィレット部の根本部分の、重なり方向に直交する面積を小さくすることができる。これにより、フィレット部を介した、素子電極線からターミナルへの熱引きを抑制することができる。
以上のごとく、前記態様によれば、フィレット部を介した、素子電極線からターミナルへの熱引きを抑制することができる温度センサを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、温度センサの一部を断面とした正面図。 実施形態1における、温度センサのフィレット部周辺の拡大正面図。 実施形態1における、温度センサのフィレット部周辺の拡大側面図。 図2の、IV−IV線矢視断面図。 実施形態1における、フィレット片の厚みを説明するための温度センサのフィレット片周辺の拡大断面図。 比較形態を示すための図であって、図4の断面に対応する断面図。 実験例3における、B/Cと63%応答時間との関係を示す線図。
(実施形態1)
温度センサの実施形態につき、図1〜図5を用いて説明する。
本実施形態の温度センサ1は、図1に示すごとく、温度を検出するための感温素子2と、感温素子2に接続された一対の素子電極線3と、一対の素子電極線3にそれぞれ接続される一対のターミナル4と、を備える。
図1〜図4に示すごとく、素子電極線3は、重なり線部31を有する。重なり線部31は、ターミナル4にセンサ軸方向Xに直交する重なり方向Zに重なってターミナル4に接続されている。なお、センサ軸方向Xは、温度センサ1の中心軸が延びる方向である。また、センサ軸方向Xと重なり方向Zとの双方に直交する方向を幅方向Yという。
図4に示すごとく、重なり線部31の幅方向Yの両側の側面311には、ターミナル4における重なり線部31側の主面である特定主面411から這い上がるよう形成された一対のフィレット片51を有するフィレット部5が配されている。
ここで、フィレット部5を通るセンサ軸方向Xに直交する温度センサ1の断面において、フィレット部5の幅方向Yの最大長さをフィレット最大幅A、一対のフィレット片51と特定主面411との一対の境界部6の間における幅方向Yの長さを境界幅Bと定義する。このとき、フィレット部5を通るセンサ軸方向Xに直交する温度センサ1の断面として、B≦Aを満たす特定断面を少なくともセンサ軸方向Xの一部に有する。図4は、特定断面の一例である。
以後、本実施形態につき詳説する。
以後、センサ軸方向XをX方向、重なり方向ZをZ方向、幅方向YをY方向ということもある。また、X方向において、ターミナル4に対して感温素子2が配された側をX1側といい、その反対側をX2側という。また、Z方向において、ターミナル4における、素子電極線3の重なり線部31が配される側をZ1側といい、その反対側をZ2側という。
本形態の温度センサ1は、例えば、燃料電池自動車(いわゆるFCV)等に用いられる水素タンクに取り付けられる。温度センサ1は、水素タンクへ水素を充填する際に水素タンク内の温度を検出する。水素タンクへの水素の充填速度は、温度センサ1による水素タンク内の温度の検出結果に基づいて制御される。水素タンク内には、水素の充填によって、衝撃及び圧力が生じるため、温度センサ1は、これに耐え得る強度を有するよう設計される。
図1に示すごとく、温度センサ1は、一対のターミナル4を保持するハウジング7を備える。ハウジング7は、樹脂製とすることができる。例えば、ハウジング7は、ポリアミド樹脂(PA66樹脂)にガラス繊維を33wt%含有した樹脂で構成することができる。ハウジング7を樹脂で構成することで、軽量化、低コスト化を図ることができる。なお、ハウジング7は、ターミナル4との絶縁性が確保されていれば金属等の導体で構成することも可能である。
ハウジング7は、一対のターミナル4を金型内に配置したインサート成形によって形成することができる。ハウジング7は、一対のターミナル4のX1側の端部であるターミナル突出部41を突出させつつ、一対のターミナル4を保持している。ハウジング7は、一対のターミナル4におけるターミナル突出部41の根本部分を囲む一対の囲み部71を有する。囲み部71は、ハウジング7のX1側端部からX1側に突出し、X1側に向かうほど縮径する形状を有する。
一対のターミナル4は、互いに間隔を設けつつ、X方向に長尺に形成されている。一対のターミナル4は、X2側において外部機器に電気接続され、X1側において素子電極線3に電気接続される。
ターミナル4は、ステンレス鋼によって構成することができる。例えば、ターミナル4は、SUS304によって構成することができる。ターミナル4の融点は、素子電極線3の融点よりも200℃以上低いものとすることができる。
一対のターミナル突出部41は、ハウジング7からX1側に突出している。一対のターミナル突出部41は、互いに平行に形成されている。一対のターミナル突出部41は、Y方向に間隔を設けて配されている。
図1〜図3に示すごとく、各ターミナル突出部41は、Z方向に厚みを有するとともに、X方向に長尺な板状に形成されている。図2、図3に示すごとく、各ターミナル突出部41のX1側端部のY方向の両側の角部412は、X1側に向かうほどY方向のターミナル突出部41の内側へ向かうテーパ状に面取りされている。
図2、図3に示すごとく、一対のターミナル突出部41のZ1側の主面である特定主面411に、一対の素子電極線3の重なり線部31が重なり、接合されている。ターミナル突出部41のZ1側の主面は、ターミナル突出部41のZ1側に形成された面のうち、フィレット部5の表面を除く面であり、フィレット部5の表面に隣接する面である。
素子電極線3は、白金合金からなる。白金合金は、Ptを基材とし、Irを20wt%含有したものとすることができる。図4に示すごとく、素子電極線3は、断面円形の丸線状に形成されている。なお、素子電極線3は、断面四角形等の線状等、他の形状に形成されていてもよい。
図1に示すごとく、素子電極線3のX2側端部が、ターミナル突出部41のX2側端部にZ方向に重なる重なり線部31である。重なり線部31とターミナル突出部41とは、抵抗溶接により接合されている。
図2〜図4に示すごとく、重なり線部31のZ1側には、Z方向に直交する平面部312が形成されている。平面部312は、重なり線部31とターミナル突出部41とを抵抗溶接する際に、抵抗溶接用の電極で重なり線部31が加圧されることで形成されるものである。平面部312は、重なり線部31におけるX1側端縁よりややX2側の部位から、X2側端縁までにわたって形成されている。なお、図1においては平面部の図示を省略している。
図4に示すごとく、重なり線部31のZ2側の端部は、一対の境界部6よりもZ2側に配されるようターミナル4に埋設されている。すなわち、重なり線部31のZ2側端部の位置は、特定主面411よりもZ2側に位置している。なお、本実施形態においては、重なり線部31は、重なり線部31のX方向の全体において、ターミナル4に埋設されているが、重なり線部31のX方向の少なくとも一部の領域がターミナル4に埋設されていればよい。
図2、図4に示すごとく、重なり線部31のY方向の両側に、一対のフィレット片51からなるフィレット部5が形成されている。一対のフィレット片51は、後述する製造方法によって、互いに略同等の形状に形成される。フィレット部5は、ターミナル4を構成する材料(すなわちSUS304)を含有する。なお、図3においては、便宜上、フィレット部5にハッチングを施している。フィレット部5は、X方向における重なり線部31が形成された全領域に、形成されている。
図2に示すごとく、フィレット部5の表面は、X方向の中央へ向かうほど、Y方向における重なり線部31から遠ざかる側に向かって膨らむよう形成されている。また、図4に示すごとく、特定断面において、各フィレット片51の表面は、Y方向における重なり線部31側の反対側に膨らむ円弧状に形成されている。特定断面において、各フィレット片51の表面は、Z方向の略中央部が、最もY方向における重なり線部31側と反対側に突出しており、Z2側端部はY方向の重なり線部31側にくびれている。
前述のように、図4に示すごとく、フィレット部5を通るX方向に直交する温度センサ1の断面として、フィレット最大幅Aと境界幅Bとが、B≦Aを満たす特定断面を少なくともX方向の一部に有する。フィレット部5を通るX方向に直交する温度センサ1の断面はX方向の無数の箇所に存在するが、当該無数の箇所の断面の少なくとも1つが特定断面である。
少なくともX方向の一部に位置する特定断面において、境界幅Bは、フィレット最大幅Aよりも小さくなっている。すなわち、少なくともX方向の一部に位置する特定断面において、境界幅Bとフィレット最大幅Aとは、A>Bの関係を満たす。さらに、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、フィレット最大幅Aと境界幅Bとは、A/B≧1.05を満たす。
なお、図4に示すごとく、フィレット部5は、一対のフィレット片51からなっているが、フィレット最大幅Aは、フィレット部5におけるY方向の一方側に配されたフィレット片51のY方向の一方側の端部から、Y方向の他方側に配されたフィレット片51のY方向の他方側の端部までのY方向の長さを意味する。
図5に示すごとく、少なくともX方向の一部に位置する特定断面において、一対のフィレット片51のうちの少なくとも一方のフィレット片51は、特定主面411側(すなわちZ2側)の端部の厚みT1よりも厚みの大きい部位を有する。
ここで、特定断面におけるフィレット片51の厚みは、重なり線部31の側面311の法線方向におけるフィレット片51の長さである。図5において、特定断面におけるフィレット片51のZ2側の端部の厚みを両向き矢印T1で表しており、フィレット片51の最大厚みを両向き矢印T2で表している。矢印T1は、境界部6を通るよう、重なり線部31の側面311の法線方向に形成されている。本実施形態においては、少なくともX方向の一部に位置する特定断面において、一対のフィレット片51のそれぞれが、特定主面411側の端部の厚みよりも厚みの大きい部位を有する。
図4に示すごとく、フィレット部5を通るX方向に直交する温度センサ1の断面において、重なり線部31の直径を電極線径Cとする。このとき、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、境界幅Bと電極線径Cとは、B/C≦6を満たす。
ここで、本実施形態においては、重なり線部31が平面部312を有するため、特定断面における重なり線部31の直径は真円ではない。このような場合において、特定断面における重なり線部31の直径とは、Y方向における重なり線部31の直径を意味する。
図4に示すごとく、少なくともX方向の一部に位置する特定断面において、一対のフィレット片51のうちの少なくとも一方のフィレット部5は、重なり線部31のZ方向の中央31cよりもZ1側まで形成されている。本実施形態では、特定断面において、一対のフィレット片51のそれぞれが、重なり線部31のZ方向の中央31cよりもZ1側まで形成されている。
図4に示すごとく、フィレット部5を通るX方向に直交する温度センサ1の断面において、フィレット部5のZ方向の長さをフィレット高さDとする。また、フィレット部5を通るX方向に直交する温度センサ1の断面において、Z方向における重なり線部31のZ2側の端部の位置と一対の境界部6との間のZ方向の最短長さを埋まり高さEとする。このとき、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、一対のフィレット片51のうちの少なくとも一方のフィレット片51のフィレット高さDと埋まり高さEとは、D/E≧2を満たす。
なお、フィレット部5を通るX方向に直交する温度センサ1の断面において、フィレット部5を構成する一対のフィレット片51のZ方向の長さが互いに異なっている場合、一対のフィレット高さDは、Z方向の長さが長い側のフィレット片51のZ方向の長さを意味する。
図1に示すごとく、一対の素子電極線3のX1側端部のそれぞれは、感温素子2に接続されている。感温素子2は、一対の素子電極線3によってY方向の両側から挟まれた状態で固定されている。感温素子2と一対の素子電極線3のそれぞれとは接合されている。感温素子2は、例えばサーミスタによって構成されている。なお、これに限られず、感温素子2は、熱電対、或いは白金等からなる測温抵抗体によって構成することもできる。
図1に示すごとく、一対の素子電極線3は、タブレット11を貫通している。タブレット11は、フォルステライトを基材とするセラミックス材料を円柱状に形成してなる。図示は省略するが、タブレット11は、X方向に貫通形成された一対の挿入孔を備える。一対の挿入孔に、一対の素子電極線3が挿入されている。
図1に示すごとく、タブレット11からX1側に、ガラス封止体12が形成されている。ガラス封止体12は、タブレット11のX1側端部から、X1側に膨らむよう形成された略半球状を呈している。ガラス封止体12は、感温素子2を内側に埋設している。ガラス封止体12は、絶縁性のガラス材料からなる。ガラス封止体12は、例えば、酸化ホウ素を添加したホウケイ酸ガラス等によって構成することが可能である。
図1に示すごとく、ハウジング7には、感温素子2を覆うカバー13が取り付けられている。カバー13は、X2側端部の全周において、ハウジング7に接合されている。カバー13は、樹脂製とすることができる。例えば、カバー13は、ハウジング7と同様に、ポリアミド樹脂(PA66樹脂)にガラス繊維を33wt%含有した樹脂で構成することができる。カバー13の壁部には、複数の貫通孔131が形成されている。温度センサ1使用時においては、温度センサ1の温度測定対象のガス(本実施形態においては水素)が貫通孔131を介してカバー13内の感温素子2周囲に導入される。
次に、重なり線部31とターミナル突出部41とを抵抗溶接する方法の一例につき説明する。
まず、ターミナル突出部41のZ1側の面に素子電極線3の重なり線部31を配置する。この状態においては、ターミナル突出部41のZ1側の面にはフィレット部5が形成されておらず、ターミナル突出部41のZ1側の面はZ方向に直交する平面状に形成されている。
次いで、重なり線部31及びターミナル突出部41のZ方向の両側に、抵抗溶接用の一対の電極を配置する。そして、一対の電極で重なり線部31及びターミナル突出部41を挟み込んで加圧するとともに、一対の電極間に電流を流し、ターミナル突出部41における重なり線部31との接触部周辺を溶融させる溶融工程を行う。
溶融工程においては、ターミナル突出部41における重なり線部31との接触部が溶融し、一対の電極の加圧力によって重なり線部31がターミナル突出部41に若干埋め込まれる。また、これと同時に、ターミナル突出部41の溶融部が重なり線部31の側面311に沿ってZ1側に這い上がって、フィレット部5の形状となる。次いで、一対の電極間の通電を停止し、ターミナル突出部41の溶融部を凝固させることで、フィレット部5が形成される。
ここで、溶融工程において、ターミナル突出部41の溶融部の温度が過度に高くなってしまうと、溶融部の流動性(濡れ性)が高くなるため、溶融部が重なり線部31の側面311を這い上がりにくい。そのため、溶融部が本形態のフィレット部5の形状にならず、図6に示すような、Z2側に向かうほどY方向の幅が広くなるような末広がり形状のフィレット部9になる。
そのため、溶融工程においては、ターミナル突出部41の溶融部の温度が過度に高くなって溶融部の流動性(濡れ性)が高くならないよう、一対の電極間に流す電流は低めに設定する。これにより、溶融部が、重なり線部31の側面311を這い上がりやすくなり、本形態のフィレット部5の形状を形成することができる。
さらに、一旦溶融部が本形態のフィレット部5の形状に形成されたとしても、溶融工程の時間(すなわち、一対の電極間に電流を流す時間)が長すぎると、溶融部の形状が本形態のフィレット部5の形状から崩れ、図6に示すような前述の末広がり形状のフィレット部9になることも考えられる。そのため、溶融工程の時間は、一度本形態のフィレット部5の形状に形成された溶融部の形状が崩れない程度に短い時間に設定される。以上のように、重なり線部31とターミナル突出部41とが抵抗溶接される。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本形態の温度センサ1は、フィレット部5を通るX方向に直交する断面として、B≦Aを満たす特定断面を少なくともX方向の一部に有する。それゆえ、フィレット部5の根本部分の、Z方向に直交する面積を小さくすることができる。これにより、フィレット部5を介した、素子電極線3からターミナル4への熱引きを抑制することができる。その結果、温度センサ1における温度測定の応答性の向上や、温度測定の精度の向上を図ることができる。
また、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、フィレット最大幅Aと境界幅Bとは、A/B≧1.05を満たす。これにより、重なり線部31は、フィレット部5から剥がれ落ちにくく、耐久性の高い温度センサ1を得ることができる。なお、前述の数値に関しては、後述する実験例によって裏付けられる。
また、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、境界幅Bと電極線径Cとは、B/C≦6を満たす。それゆえ、フィレット部5を介した、素子電極線3からターミナル4への熱引きを抑制することができ、温度センサ1における温度測定の応答性の向上や、温度測定の精度の向上を図ることができる。なお、前述の数値に関しては、後述する実験例によって裏付けられる。
また、少なくともX方向の一部に位置する特定断面において、一対のフィレット片51のうちの少なくとも一方のフィレット片51は、素子電極線3の重なり線部31におけるZ方向の中央31cよりも、Z1側まで形成されている。すなわち、重なり線部31の側面311は、広い範囲においてフィレット部5に覆われている。それゆえ、重なり線部31がフィレット部5から剥がれ落ちにくい。
また、重なり線部31のZ2側の端部は、境界部6よりもZ2側に配されるようターミナル4に埋設されている。そして、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、一対のフィレット片51のうちの少なくとも一方のフィレット片51のフィレット高さDと埋まり高さEとは、D/E≧2を満たす。これにより、重なり線部31は、フィレット部5から剥がれ落ちにくく、耐久性の高い温度センサ1を得ることができる。なお、前述の数値に関しては、後述する実験例によって裏付けられる。
また、少なくともX方向の一部に位置する特定断面において、一対のフィレット片51のうちの少なくとも一方のフィレット片51は、Z2側の端部の厚みよりも厚みの大きい部位を有する。換言すると、少なくともX方向の一部に位置する特定断面において、一対のフィレット片51のうちの少なくとも一方のフィレット片51は、Z2側の端部の厚みが、フィレット片51の最大厚みを構成していない。それゆえ、フィレット部5の根本部分の、Z方向に直交する面積を一層小さくすることができる。これにより、フィレット部5を介した、素子電極線3からターミナル4への熱引きを一層抑制しやすい。その結果、温度センサ1における温度測定の応答性の向上や、温度測定の精度の向上を図ることができる。
以上のごとく、本形態によれば、フィレット部を介した、素子電極線からターミナルへの熱引きを抑制することができる温度センサを提供することができる。
なお、以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
(実験例1)
本例においては、後述の中央断面において、境界幅Bに対するフィレット最大幅Aの比率であるA/Bを種々変更した複数の試料につき、素子電極線3とターミナル4との接合強度を評価した実験例である。中央断面は、フィレット部のX方向の中央を通るとともにX方向に直交する温度センサ1の断面である。
本例においては、基本構成を実施形態1の温度センサ1と同様としつつ、中央断面における比率A/Bを互いに異ならせた試料1〜4の4つの試料を準備した。中央断面において、試料1は比率A/Bが0.8であり、試料2は比率A/Bが1.0であり、試料3は比率A/Bが1.05であり、試料4は比率A/Bが1.2である。試料1〜4のそれぞれにおける中央断面の比率A/Bは、温度センサ1製造時における前述の溶融工程において、重なり線部31及びターミナル突出部41に対する一対の電極の加圧力及び一対の電極間に流す電流値を変化させることで調整した。
各試料の素子電極線3は、いずれも実施形態1と同様、Ptを基材とし、Irを20wt%含有した白金合金で構成した。各試料の素子電極線3の直径は、いずれも0.25mmとした。また、各試料のターミナル4は、実施形態1と同様、いずれもSUS304で構成した。各試料のターミナル4は、いずれも、Z方向の寸法である板厚を0.6mmとし、Y方向の寸法である幅を1.5mmとした。
次に、本例の試験条件につき説明する。
本例においては、水素タンクへの水素充填時の衝撃により温度センサ1に働く振動ストレスを模擬し、加速度20Gにて振動数を一次共振周波数付近の周波数帯でスイープさせて各試料をZ方向に振動させた。振動回数は、温度センサ1を取り付けた車両が15年繰り返し水素タンクへの水素充填を行った場合に、温度センサ1が振動する回数とした。なお、一次共振周波数は、レーザードップラー振動計で測定した感温素子2の一次共振周波数である。
次に、素子電極線3とターミナル4との接合強度の評価方法につき説明する。
本例においては、試験後において、素子電極線3とターミナル4との間に断線が生じていないものは評価を「可」とし、素子電極線3とターミナル4との間に断線が生じているものは評価を「不可」とした。
結果を表1に表す。
Figure 2020067278
表1から、中央断面における比率A/Bが1以下である試料1、2については、評価が不可となっていることが分かる。すなわち、中央断面における比率A/Bが1以下の試料1、2については、素子電極線3とターミナル4との間に断線が生じていることが分かった。試料1、2においては、試験後において、いずれも素子電極線3の重なり線部31とターミナル4との間の接合部に断線が起きていることを確認している。
一方、中央断面における比率A/Bが1.05以上である試料3、4については、評価が可となっていることが分かる。すなわち、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、フィレット最大幅Aと境界幅Bとが、A/B≧1.05を満たすことにより、重なり線部31がフィレット部5から剥がれ落ちにくく、耐久性の高い温度センサ1を得ることができることが分かる。
(実験例2)
本例においては、中央断面において、埋まり高さEに対するフィレット高さDの比率であるD/Eを種々変更した複数の試料につき、素子電極線3とターミナル4との接合強度を評価した実験例である。
本例においては、基本構成を実施形態1の温度センサ1と同様としつつ、中央断面における比率D/Eを互いに異ならせた試料5〜8の4つの試料を準備した。中央断面において、試料5は比率D/Eが1.2であり、試料6は比率D/Eが1.8であり、試料7は比率D/Eが2.0であり、試料8は比率D/Eが3.0である。試料1〜4のそれぞれにおける中央断面の比率D/Eは、温度センサ1製造時における前述の溶融工程において、重なり線部31及びターミナル突出部41に対する一対の電極の加圧力及び一対の電極間に流す電流値を変化させることで調整した。
各試料は、いずれも、中央断面において、境界幅Bに対するフィレット最大幅Aの比率であるA/Bが、A/B≧1を満たしている。具体的には、中央断面における各試料のA/Bは、いずれも1.2とした。各試料の素子電極線3及びターミナル4の材料、形状については、実験例1で示したものと同様である。また、試験条件、及び、素子電極線3とターミナル4との接合強度の評価方法については、実験例1と同様である。
結果を表2に示す。
(表2)
Figure 2020067278
表2から、中央断面における比率D/Eが1.8以下である試料5、6については、評価が不可となっていることが分かる。すなわち、中央断面における比率D/Eが1.8以下の試料5、6については、素子電極線3とターミナル4との間に断線が生じていることが分かった。試料5、6においては、試験後において、いずれも素子電極線3の重なり線部31とターミナル4との間の接合部に断線が起きていることを確認している。
一方、中央断面における比率D/Eが2.0以上である試料7、8については、評価が可となっていることが分かる。それゆえ、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、フィレット高さDと埋まり高さEとが、D/E≧2を満たすことにより、重なり線部31がフィレット部5から剥がれ落ちにくく、耐久性の高い温度センサ1を得ることができることが分かる。これは、フィレット部5を通るX方向に直交する温度センサ1の断面において、比率D/Eが大きくなるほど、フィレット部5が素子電極線3の重なり線部31を包み込む状態になり、Z方向の振動に対する耐久性が向上したためであると考えられる。
(実験例3)
本例は、中央断面において、電極線径Cに対する境界幅Bの比率であるB/Cを種々変更した複数の試料につき、温度センサ1における温度測定の応答性を評価した実験例である。
本例においては、基本構成を実施形態1の温度センサ1と同様としつつ、中央断面における比率B/Cを互いに異ならせた7つの試料を準備した。中央断面における各試料のB/Cは、図7の横軸で表している。これら7つの試料における中央断面の比率B/Cは、温度センサ1製造時における前述の溶融工程において、重なり線部31及びターミナル突出部41に対する一対の電極の加圧力及び一対の電極間に流す電流値を変化させることで調整した。
各試料は、いずれも、中央断面において、境界幅Bに対するフィレット最大幅Aの比率であるA/Bが、A/B≧1.05を満たしている。具体的には、中央断面における各試料のA/Bは、いずれも1.2とした。各試料の素子電極線3及びターミナル4の材料、形状については、実験例1で示したものと同様である。
次に、本例の試験条件つき説明する。
本例においては、各試料につき、63%応答時間を測定することにより、温度センサ1の温度測定の応答性の評価を行った。具体的には、まず、各試料の感温素子2周辺の温度を25℃の状態にする。そして、この状態から各試料の感温素子2周辺部を、ガス温度100°、流速10m/secのガス流路中に配置し、各試料の63%応答時間を測定した。本例においては、25℃から100℃までの温度変化量を100%にしたときの63%の変化量が、(100℃−25℃)×0.63=47.25℃である。そのため、63%応答時間は、試験開始時の温度25℃に47.25℃を足した72.25℃を各試料が示すまでの時間を意味する。63%応答時間が短い試料ほど、温度センサ1における温度測定の応答性が高いといえる。図7の縦軸に、63%応答時間を示している。
結果を、図7に示す。
図7から分かるように、中央断面においてB/C≦6を満たす試料は、中央断面においてB/C>6を満たす試料よりも63%応答時間が短くなっていることが分かる。それゆえ、X方向におけるフィレット部5の中央に位置する特定断面において、境界幅Bと電極線径Cとが、B/C≦6を満たすことにより、温度センサ1における温度測定の応答性が高くなることが分かる。これは、フィレット部5を通るX方向に直交する温度センサ1の断面において、電極線径Cに対して境界幅Bが小さくなるほど、フィレット部5の根本部分のZ方向に直交する面積が小さくなりやすく、フィレット部5を介した、素子電極線3からターミナル4への熱引きを抑制することができるからであると考えられる。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
例えば、ターミナルは、表面にメッキが施されていてもよい。この場合、メッキも含めてターミナルと呼ぶ。メッキは、ニッケルメッキ等を採用することが可能である。この場合、フィレット部は、主としてメッキが溶融することによって形成され、メッキを構成する金属を含有する。また、フィレット部は、ターミナルのメッキ以外の部位の材料とメッキの材料との固溶硬化により、強度を確保することもできる。
1 温度センサ
2 感温素子
3 素子電極線
31 重なり線部
311 重なり線部の側面
4 ターミナル
5 フィレット部
51 フィレット片
6 境界部

Claims (6)

  1. 温度を検出するための感温素子(2)と、
    前記感温素子に接続された一対の素子電極線(3)と、
    一対の前記素子電極線にそれぞれ接続される一対のターミナル(4)と、を備え、
    前記素子電極線は、前記ターミナルにセンサ軸方向(X)に直交する重なり方向(Z)に重なって前記ターミナルに接続される重なり線部(31)を有し、
    前記重なり線部の側面(311)には、前記ターミナルにおける前記重なり線部側の主面である特定主面(411)から這い上がるよう形成された一対のフィレット片(51)を有するフィレット部(5)が配されており、
    前記センサ軸方向と前記重なり方向との双方に直交する方向を幅方向(Y)とし、かつ、前記フィレット部を通る前記センサ軸方向に直交する断面において、前記フィレット部の前記幅方向の最大長さをフィレット最大幅A、一対の前記フィレット片と前記特定主面との一対の境界部(6)の間における前記幅方向の長さを境界幅Bとしたとき、
    前記フィレット部を通る前記センサ軸方向に直交する断面として、B≦Aを満たす特定断面を少なくとも前記センサ軸方向の一部に有する、温度センサ(1)。
  2. 前記センサ軸方向における前記フィレット部の中央を通る前記センサ軸方向に直交する断面は、前記特定断面であり、前記センサ軸方向における前記フィレット部の中央に位置する前記特定断面において、前記フィレット最大幅Aと前記境界幅Bとは、A/B≧1.05を満たす、請求項1に記載の温度センサ。
  3. 前記センサ軸方向における前記フィレット部の中央を通る前記センサ軸方向に直交する断面は、前記特定断面であり、前記フィレット部を通る前記センサ軸方向に直交する断面において、前記重なり線部の直径を電極線径Cとしたとき、前記センサ軸方向における前記フィレット部の中央に位置する前記特定断面において、前記境界幅Bと前記電極線径Cとは、B/C≦6を満たす、請求項2に記載の温度センサ。
  4. 少なくとも前記センサ軸方向の一部に位置する前記特定断面において、一対の前記フィレット片のうちの少なくとも一方の前記フィレット片は、前記素子電極線の前記重なり線部における前記重なり方向の中央(31c)よりも、前記重なり方向における前記ターミナルから遠い側(Z1)まで形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の温度センサ。
  5. 前記センサ軸方向における前記フィレット部の中央を通る前記センサ軸方向に直交する断面は、前記特定断面であり、前記重なり方向における前記重なり線部に対する前記ターミナル側を埋設側(Z2)としたとき、前記重なり線部の前記埋設側の端部は、一対の前記境界部よりも前記埋設側に配されるよう前記ターミナルに埋設されており、前記フィレット部を通る前記センサ軸方向に直交する断面において、前記フィレット部の前記重なり方向の長さをフィレット高さD、前記重なり線部の前記埋設側の端部の位置と一対の前記境界部との間の前記重なり方向の最短長さを埋まり高さEとしたとき、前記センサ軸方向における前記フィレット部の中央に位置する前記特定断面において、一対の前記フィレット片のうちの少なくとも一方の前記フィレット片の前記フィレット高さDと前記埋まり高さEとは、D/E≧2を満たす、請求項1〜4のいずれか一項に記載の温度センサ。
  6. 少なくとも前記センサ軸方向の一部に位置する前記特定断面において、一対の前記フィレット片のうちの少なくとも一方の前記フィレット片は、前記特定主面側の端部の厚み(T1)よりも厚みの大きい部位を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の温度センサ。
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