JP2020067236A - グリルおよびグリル付きコンロ - Google Patents

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JP2020067236A JP2018200933A JP2018200933A JP2020067236A JP 2020067236 A JP2020067236 A JP 2020067236A JP 2018200933 A JP2018200933 A JP 2018200933A JP 2018200933 A JP2018200933 A JP 2018200933A JP 2020067236 A JP2020067236 A JP 2020067236A
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Sukemasa Kakiuchi
資正 垣内
貴啓 横川
Takahiro Yokogawa
貴啓 横川
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Abstract

【課題】光を十分にグリル庫内に照射して、グリル庫内の状態を確実に視認することが可能なグリルおよびグリル付きコンロを提供する。【解決手段】発光部30と、発光部で発生させた光をグリル庫G1内に導くための導光体40を備え、導光体は、複数の光ファイバーを束ねた態様の、光ファイバーの集合体からなり、かつ、グリル庫の奥行き方向と略直交する端面であって導光体に光が入射する入射面と、入射面から入射された光を、グリル庫の奥行き方向の奥側に向かって出射する出射面とを備え、発光部は、グリル扉G2の外側の所定の位置に、発光部で発生した光が、グリル庫の奥行き方向と略直交する方向から導光体の入射面に入射する態様で配設されており、導光体が、入射面から入射した光を出射面からグリル庫の奥側に向かって出射させるように構成する。【選択図】図4

Description

本発明は、グリルおよびグリル付きコンロに関し、詳しくは、グリル扉に窓を設けてグリル庫内部を視認できるように構成されたグリルおよび該グリルを備えたコンロに関する。
グリルの中には、グリル扉に窓を設け、グリル庫の内部を視認して被調理物の調理状態などを確認することができるように構成されたグリルが広く用いられている。そして、そのようなガスグリルの1つに、特許文献1に記載されているようなグリル(ガスグリル)がある。
すなわち、特許文献1には、前面パネルの後方に配設され、閉止状態のグリル扉の存在側に向けて光を照射する発光体と、発光体から照射された光を把持部に導く導光部と、把持部に配設され、導光部によって導かれた光を窓の存在する後方に向けて偏向する偏向部を備え、発光体からの光が、把持部に配設された偏向部から窓の存在する後方に向けて照射され、窓を透過してグリル庫内に照射されるように構成されたグリル(ガスグリル)が記載されている。
この特許文献1のグリル(ガスグリル)の場合、 グリル庫内を確実に照明して、被調理物の調理状態の確認などを容易に行うことが可能で、しかも、発光部および偏向部の耐熱性に関する問題の発生抑制することができる点で、有意義である。
特開2017−196018号公報
ところで、上述の特許文献1に記載のグリルにおいては、発光体からの光が、把持部に配設された偏向部から窓の存在する後方に向けて照射され、窓を透過してグリル庫内に照射されるように構成されており、窓にはガラス(耐熱ガラス)が配設されている。
したがって、偏向部から窓の存在する後方に向けて照射された光が、ガラス(耐熱ガラス)が配設された窓を透過してグリル庫内に照射される際に、光がガラスの表面で反射する(すなわち、ガラスの表面に対して垂直に入射する光は反射しにくいが、垂直の方向に対して角度を持って斜めに入射した光は、垂直に入射する光に比べて、高い割合で反射する)ことになる。
その結果、偏向部からガラスの配設された窓の存在する後方に向けて照射された光のうち、窓に嵌め込まれたガラスの表面で反射せず、ガラスを通過した光だけがグリル庫内に照射されることになり、グリル庫内を十分に照明できない場合が生じることが考えられる。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、光を十分にグリル庫内に照射して、グリル庫内の状態を確実に視認することが可能なグリルおよびグリル付きコンロを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のグリルは、
前面に開口を備えたグリル庫と、
前記グリル庫の前記開口を開閉するグリル扉であって、光を透過させる材料からなる透光窓を備え、前記透光窓を経て前記グリル庫の内部を視認できるように構成されたグリル扉と
を備えたグリルであって、
(a)前記グリル庫内に照射すべき光を発生させる発光部と、前記発光部で発生させた光を前記グリル庫内に導くための導光体とを具備し、
(b)前記導光体は、複数の光ファイバーを束ねた態様の、前記光ファイバーの集合体からなり、かつ、前記グリル庫の奥行き方向と略直交する端面であって前記導光体に光が入射する入射面と、前記入射面から入射された光を、前記グリル庫の前記奥行き方向の奥側に向かって出射する出射面とを備え、
(c)前記発光部は、前記グリル扉の外側の所定の位置に、前記発光部で発生した光が、前記グリル庫の前記奥行き方向と略直交する方向から前記導光体の前記入射面に入射する態様で配設されており、
(d)前記入射面から前記導光体に入射した光を、前記出射面から前記グリル庫の前記奥行き方向の奥側に向かって出射させることにより、前記グリル庫の内部が、前記出射面から出射した光により照射されるように構成されていること
を特徴としている。
本発明のグリルにおいては、
前記グリル扉には、前記導光体の前記出射面から出射される光を前記グリル庫内に向けて通過させる光通過孔が配設され、
前記光通過孔には、前記導光体の前記出射面から出射される光を前記グリル庫内に向けて透過させ、かつ、前記グリル庫内の熱気が前記光通過孔から外部に溢出することを阻止する、シリコーンゴムまたはフッ素ゴムからなるシール部材が配設されていること
が好ましい。
また、本発明のグリル付きコンロは、
上記本発明のグリルと、コンロとが、コンロ本体部に装着されたグリル付きコンロであって、
前記グリル庫が備える前記開口の左右両側のうちの一方側に配設された、前記グリルに対する調理設定に係る操作を行うためのグリル用設定操作部であって、前記奥行き方向に直交する水平方向を回動軸方向として前後に回動することで開閉が行われるように構成された開閉式のグリル用設定操作部と、
前記開口の左右両側の他方側に配設された、前記コンロに対する調理設定に係る操作を行うためのコンロ用設定操作部であって、前記奥行き方向に直交する水平方向を回動軸方向として前後に回動することで開閉が行われるように構成された開閉式のコンロ用設定操作部と、
前記グリル用設定操作部の、前記開口に近い側に配設されたグリル用設定操作部用側壁と、
前記コンロ用設定操作部の、前記開口に近い側に配設されたコンロ用設定操作部用側壁と
を備えているとともに、
前記発光部として、前記グリル用設定操作部用側壁に隣接して前記グリル用設定操作部側に設けられた第1発光部と、前記コンロ用設定操作部用側壁に隣接して前記コンロ用設定操作部側に設けられた第2発光部とを備え、
前記導光体として、前記第1発光部からの光を前記グリル庫に導くための第1導光体と、前記第2発光部からの光を前記グリル庫に導くための第2導光体とを備え、
前記グリル用設定操作部用側壁は、前記第1発光部からの光が通過する側壁第1光通過孔を備え、
前記コンロ用設定操作部用側壁は、前記第2発光部からの光が通過する側壁第2光通過孔を備え、
前記側壁第1光通過孔が、前記グリル用設定操作部が開いた開き状態、前記グリル用設定操作部が閉じた閉じ状態、および、前記開き状態から前記閉じ状態にいたるまでの中間状態のいずれの状態においても、前記第1発光部からの光を前記第1導光体の前記入射面に向かって通過させ、
前記側壁第2光通過孔が、前記コンロ用設定操作部が開いた開き状態、前記コンロ用設定操作部が閉じた閉じ状態、および、前記開き状態から前記閉じ状態にいたるまでの中間状態のいずれの状態においても、前記第2発光部からの光を前記第2導光体の前記入射面に向かって通過させるように構成されていること
を特徴としている。
本発明のグリルは、上述のように構成されており、発光部で発生させた光を、導光体の入射面から導光体内に入射させ、出射面からグリル庫の奥行き方向の奥側に向かって出射させるようにしているので、グリル庫の内部を、導光体を経て出射された光により十分に照射することが可能になる。その結果、グリル庫内の状態を、透光窓を通して十分に視認することが可能なグリルを提供することができる。
また、入射面から入射した光を出射面からグリル庫の奥行き方向の奥側に向かって出射させるようにしているので、光が意図しない方向に出射されてしまうことを抑制して、光を効率よく、確実にグリル庫内に向けて出射させることが可能になる。
また、導光体として、複数の光ファイバーを束ねた態様の、光ファイバーの集合体からなる導光体を用いているので、光の方向を変えるために光の通路に反射面を設けることが不要で、精度の高い機械加工などが不要になり、コストの削減を図ることができる。
また、光ファイバーの集合体からなる導光体は、湾曲性などの変形性に優れており、グリル扉の内部の、部品などの存在しない空間領域に容易に配設することが可能になり、グリルへの取り付け作業性を向上させることができる。
また、グリル扉には、導光体の出射面から出射される光をグリル庫内に向けて通過させる光通過孔が配設され、光通過孔には、導光体の出射面から出射される光をグリル庫内に向けて透過させ、かつ、グリル庫内の熱気が光通過孔から外部に溢出することを阻止する、シリコーンゴムまたはフッ素ゴムを用いて形成したシール部材が配設された構成とすることにより、導光体が、グリル庫内の熱気が光通過孔から、導光体の出射面が存在する方向(すなわち前方)に溢出することを、上記シール部材によって阻止することができるので、特に、導光体として、十分に耐熱温度が高くない樹脂製の光ファイバーを用いている場合にも、導光体の耐熱性に関する問題が生じることを抑制、防止することができる。
ただし、本発明においては、樹脂製の光ファイバーに比べて耐熱性の高いガラス製の光ファイバーを用いて導光体を構成することも可能である。
なお、上述のシリコーンゴムやフッ素ゴムは、耐熱性に優れているとともに、必要な光を透過させることが可能な透明あるいは半透明の材料であることから、本発明におけるシール部材として好適に用いることができる。
また、本発明のグリル付きコンロは、本発明にかかるグリルと、コンロとが、コンロ本体部に装着されたグリル付きコンロであって、上述のような構成を備えているので、グリル用設定操作部の開き状態、閉じ状態、および、開き状態から閉じ状態にいたるまでの中間状態のいずれの状態においても、また、コンロ用設定操作部の開き状態、閉じ状態、および、開き状態から閉じ状態にいたるまでの中間状態のいずれの状態においても、第1発光部、第2発光部からの光を、第1導光体,第2導光体の出射面からグリル庫内に向けて出射させてグリル庫の内部を十分に照射することが可能になる。その結果、グリル庫内の状態を十分に視認することが可能なグリル付きコンロを提供することができるようになる。
本発明の実施形態にかかるグリルを備えたコンロ(グリル付きコンロ)を示す平面図である。 本発明の実施形態にかかるグリルを備えたコンロ(グリル付きコンロ)を示す正面図である。 本発明の実施形態にかかるグリルを備えたコンロ(グリル付きコンロ)を示す側面図である。 本発明の実施形態にかかるグリルが備えるグリル扉の斜視図である。 本発明の実施形態にかかるグリルが備えるグリル扉を示す図であって、(a)は側断面図、(b)は背面図である。 本発明の実施形態にかかるグリルが備えるグリル扉の分解斜視図である。 本発明の実施形態にかかるグリルが備える第1導光体(右導光体)を示す図であって、(a)は背面図、(b)は側面図である。 本発明の実施形態にかかるグリルが備える第2導光体(左導光体)を示す図であって、(a)は背面図、(b)は側面図である。 本発明の実施形態にかかるグリルが備えるシール部材を示す図であって、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は(b)のVIIc−VIIc線断面図である。 本発明の実施形態にかかるガスグリルを備えたグリル付きコンロの、グリル用設定操作部の斜視図である。 本発明の実施形態にかかるガスグリルを備えたグリル付きコンロの、グリル用設定操作部の閉じ状態における切り欠き側面図である。 本発明の実施形態にかかるガスグリルを備えたグリル付きコンロの、グリル用設定操作部の中間状態における切り欠き側面図である。 本発明の実施形態にかかるガスグリルを備えたグリル付きコンロの、グリル用設定操作部の開き状態における切り欠き側面図である。
以下、本発明の実施形態を示して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
なお、本実施形態では、ガスを熱源とするガスグリルとガスコンロとを備えたグリル付きコンロを例にとって説明する。
<グリル付きコンロの全体構成>
本実施形態にかかるグリル付きコンロAは、キッチンカウンタに形成したコンロ装着口に上方から挿入して組み付ける、いわゆるビルトインタイプのガスコンロであり、コンロ本体Hの上部の周縁部には、キッチンカウンタに載置される鍔部H1が形成されている(図1B、図1C参照)。
そして、本実施形態にかかるグリル付きコンロAは、図1A、図1B、図1Cに示すように、コンロ本体Hの上面部の前方側の左右にコンロバーナ10(10a、10b)を備えるとともに、中央の後方にコンロバーナ10(10c)を備えている。
また、グリル付きコンロAは、コンロ本体Hの内部にグリルGを備えており、グリルGは前面に開口G3を有するグリル庫G1とともに、開口G3を開閉するグリル扉G2を備えている。グリル扉G2は、グリル付きコンロAの使用者がグリルGの内部を視認するための透光窓G21を備えている(図1B、図2、図3、図4)。
また、コンロ本体Hの上部には、ガラス製の天板11が配設され、天板11の後方側(奥側)箇所には、グリルGの調理排気を排出するためのグリル排気口12(図1A)が形成されている。
また、天板11の上部には、コンロバーナ10により加熱される鍋などの被加熱物を載置するための五徳13が、左右および後方の各コンロバーナ10(10a、10b、10c)のそれぞれに対応して設けられている(図1A、図1B、図1C)。
さらに、各コンロバーナ10(10a、10b、10c)の中央部には、図1A、図1B、図1Cに示すように、鍋などの被加熱物の存在および被加熱物の底壁温度を検出するコンロバーナセンサ14が設けられている。
また、コンロ本体Hの上面に配設された天板11の手前側箇所には、左右および後方の各コンロバーナ10(10a、10b、10c)のそれぞれの点消火や火力調整を手動で行うためのコンロ用操作具20(図1A)が設けられている。
さらに、コンロ本体Hの前面部の右側箇所には、グリルGに対するグリル用設定操作部(調理設定操作部)21が、下方側を支軸(回動軸)Sとする前後揺動により開閉することが可能な態様で(すなわち、グリル庫奥行き方向に直交する水平方向を回動軸方向として前後に回動させることが可能な態様で)設けられている。なお、図1A、図1B、図1Cは、グリル用設定操作部21が閉じた状態を示している。
また、コンロ本体Hの前面部の左側箇所には、左右および後方の各コンロバーナ10(10a、10b、10c)に対するコンロ用設定操作部(調理設定操作部)22が、下方側を支軸(図示せず)とした前後揺動により開閉することができる(すなわち、グリル庫奥行き方向に直交する水平方向を回動軸方向として前後に回動させることができる)ように設けられている。なお、図1A、図1B、図1Cは、コンロ用設定操作部22が閉じた状態を示している。
<特徴的構成>
本実施形態にかかるグリル付きコンロAを構成するグリルGは、上述のように、前面に開口G3を備えたグリル庫G1と、グリル庫G1の開口G3を開閉するグリル扉G2とを備えている(図1A、図1B、図1C、図4参照)。
また、本実施形態にかかるグリル付きコンロAは、グリル庫G1内に照射すべき光を発生させる発光部30と、発光部30で発生した光を所定の経路を経てグリル庫G1内に導く導光体40を備えている(図3,図4、図5、図6)。
そして、本実施形態にかかるグリル付きコンロAは、発光部30として、第1発光部30aと第2発光部30bとを備えている。
なお、発光部30(30a、30b)としては、例えばLEDが用いられている。
また、本実施形態にかかるグリル付きコンロAは、上述の導光体40として、第1発光部30aからの光をグリル庫G1に導くための第1導光体40aと、第2発光部30bからの光をグリル庫G1に導くための第2導光体40bとを備えている。
導光体40、すなわち、第1導光体40aと、第2導光体40bとは、図5および図6などに示すように、樹脂からなる複数の光ファイバー140を束ねた形態の、光ファイバー140の集合体によって構成されている。
なお、樹脂からなる光ファイバーとしては、例えば、コア材料としてポリメチルメタクリレート(PMMA)を用いた光ファイバーなどが例示される。
ただし、本実施形態では、樹脂からなる光ファイバー140を用いて導光体を構成しているが、ガラスからなる光ファイバーを用いるように構成することも可能である。
光ファイバー140の集合体である導光体40(40a、40b)は、図5、図6などに示すように、本実施形態においては、その、光の通過方向と直交する断面が略矩形となるように束ねられているが、導光体40(40a、40b)の、光の通過方向と直交する断面が矩形以外の、円形や楕円形となるように束ねて導光体40(40a、40b)を構成することも可能である。
なお、導光体40(40a、40b)を構成する光ファイバー140の、光の通過方向と直交する断面の形状を工夫して、略矩形にしたり、円形や楕円形としたりすることにより、グリル扉G2内の空間を効率よく利用することが可能になり、好ましい。
また、第1導光体40aは、図5に示すように、グリル庫G1の奥行き方向(すなわち、図1C、図3(a)、図4において矢印Yで示す方向)と略直交する端面であって、第1導光体40aに第1発光部30aからの光が入射する入射面141aと、入射面141aから入射した光をグリル庫G1の奥行き方向(Y方向)における奥側に向かって出射する出射面142aとを備えている。
また、第2導光体40bは、図6に示すように、グリル庫G1の奥行き方向(図1C、図3(a)、図4において矢印Yで示す方向)と略直交する端面であって、第2導光体40bに第2発光部30bからの光が入射する入射面141bと、入射面141bから入射した光を、グリル庫G1の奥行き方向(Y方向)における奥側に向かって出射する出射面142bとを備えている。
第1導光体40aおよび第2導光体40bは、グリル扉G2の内部の、グリル庫G1の開口G3の左右両側に、互いに左右対称の関係になるように配設されている(図3、図4参照)。
なお、第1導光体40aの出射面142aおよび第2導光体40bの出射面142bは、グリル庫G1の奥行き方向(Y方向)と直交する(グリル庫G1の開口G3と正対する)ように構成されており、出射面142aおよび142bから出射された光が、効率よくグリル庫G1の奥行き方向(Y方向)の奥側に照射されるように構成されている。
また、グリル扉G2には、第1導光体40aの出射面142aから出射した光を通過させる第1光通過孔G2aと、第2導光体40bの出射面142bから出射した光を通過させる第2光通過孔G2bが形成されている。
なお、図4に示すように、第1導光体40a、第2導光体40bは、グリル扉G2の内部に収容されており、第1光通過孔G2aと、第2光通過孔G2bは、グリル扉G2の後壁に形成されている。
また、本実施形態においては、上述のように、グリル扉G2に設けられた第1光通過孔G2aと第2光通過孔G2bには、第1導光体40aおよび第2導光体40bの出射面142a、142bから出射される光をグリル庫G1内に向けて透過させ、かつ、グリル庫G1内の熱気が第1光通過孔G2a、第2光通過孔G2bから外部に溢出することを阻止するシール部材50(図4参照)が配設されている。
なお、シール部材50としては、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの耐熱性に優れ、かつ、光を透過させる透光性を備えた材料を好適に用いることができる。
シール部材50は、図7に示すように、第1導光体40a、第2導光体40bの、出射面142a、142b(図5、図6)が形成された先端部が挿入される凹部50aと、グリル扉G2の後面に配設された第1光通過孔G2a、第2光通過孔G2bに挿入される凸部50bを備えた構成とされている。
そして、第1導光体40a、第2導光体40bの、出射面142a、142b(図5、図6)が形成された先端部が、シール部材50の凹部50aに挿入され、かつ、シール部材50の凸部50bが、グリル扉G2の後面に配設された第1光通過孔G2a、第2光通過孔G2bに挿入されることにより、シール部材50は、第1導光体40a、第2導光体40bと、第1光通過孔G2a、第2光通過孔G2bとの隙間をシールする態様で、第1光通過孔G2a、第2光通過孔G2bに確実に保持されるように構成されている。
因みに、導光体40(40a、40b)の、光の通過方向と直交する断面を、矩形以外の、円形や楕円形となるように束ねて構成した場合には、シール部材50の凹部50aの形状も矩形以外の、円形や楕円形となるように構成することが好ましいのは、いうまでもない。
本実施形態にかかるグリル付きガスコンロが備えるグリルGは上述のように構成されており、第1発光部30aおよび第2発光部30bで発生させた光が、第1導光体40aおよび第2導光体40bを介してグリル庫G1内に向けて出射されるため、グリル庫G1の内部を、確実に照射することが可能になる。
その結果、使用者が、グリル庫G1内のグリル調理の状態などを、透光窓G21を通して十分に視認することが可能なグリルを提供することが可能になる。
また、本実施形態においては、出射面142a、142bが、グリル庫G1の奥行き方向(Y方向)と直交する(グリル庫G1の開口G3と正対する)ように構成されているため、出射面142a、142bから出射された光を、効率よく、確実にグリル庫G1の奥行き方向(Y方向)の奥側に照射することが可能で、よりグリル庫G1内の視認性に優れたグリル(ガスグリル)Gを実現することができる。
さらに、本実施形態にかかるグリル付きガスコンロにおいては、第1光通過孔G2aと第2光通過孔G2bにシリコーンゴムやフッ素ゴムからなるシール部材50を配設するようにしているので、第1導光体40aの出射面142a、第2導光体40bの出射面142bが、グリル庫G1の熱気に曝されることを阻止することができる。したがって、導光体を構成する光ファイバーが樹脂を用いて形成されている場合にも、第1導光体40a、第2導光体40bが、グリル庫G1の熱気に直接曝されて、熱的に劣化することを抑制、防止することができる。
なお、導光体を構成する光ファイバーがガラスを用いて形成されている場合であっても、導光体の一部に樹脂が用いられている場合があり、そのような場合にも、導光体が、グリル庫の熱気に直接曝されて、熱的に劣化することを抑制、防止することができる。
<グリル付きコンロに特有の構成について>
本実施形態にかかるグリル付きコンロAは、上述のように構成されたグリル(ガスグリル)Gを、ガスコンロと組み合わせることにより構成されている。
ここでは、上記の説明と一部重複するが、本実施形態にかかるグリル付きコンロAとしての特徴的な構成をまとめて説明する。
本実施形態にかかるグリル付きコンロAにおいては、上述のように、グリル庫G1の前面の開口G3の右側に隣接して、グリル用設定操作部(調理設定操作部)21が配設され、開口G3の左側に隣接してコンロ用設定操作部(調理設定操作部)22が配設されている(図1B参照)。
そして、グリル用設定操作部(調理設定操作部)21とコンロ用設定操作部(調理設定操作部)22とは、それぞれの下方側の支軸Sを回動軸とした前後揺動により開閉することができる(すなわち、グリル庫G1の奥行き方向(Y方向)に直交する水平方向を回動軸方向として前後に回動させることができる)ように設けられている(図1B、図8〜図11参照)。
具体的には、グリル用設定操作部21は、グリル用設定操作部開閉体31aに装備されており(図1B、図8参照)、コンロ用設定操作部22は、コンロ用設定操作部開閉体31bに装備されており(図1B参照)、グリル用設定操作部開閉体31aとコンロ用設定操作部開閉体31bとが、支軸Sを回動軸とした前後揺動により開閉されるように構成されている(図1B、図8〜図11参照)。
すなわち、グリル用設定操作部開閉体31aは、図8〜図11に示すように、支軸Sに枢支されており、コンロ本体Hにグリル用設定操作部21が収納された状態であるグリル用設定操作部21の閉じ状態、および、コンロ本体Hの前方にグリル用設定操作部21が突出した状態であるグリル用設定操作部21の開き状態の間で回動させることが可能で、かつ、グリル用設定操作部21の閉じ状態と開き状態との中間の状態である中間状態となるように回動させることができるように構成されている。
また、コンロ用設定操作部開閉体31b(図1B参照)も、特に図示しないが、グリル用設定操作部開閉体31aと同様に、支軸(図示せず)に枢支されており、コンロ本体Hにコンロ用設定操作部22が収納された状態である閉じ状態、および、コンロ本体Hの前方にコンロ用設定操作部22が突出した状態である開き状態、および、コンロ用設定操作部22の閉じ状態と開き状態との中間の状態である中間状態となるように回動させることができるように構成されている。
なお、グリル用設定操作部開閉体31aとコンロ用設定操作部開閉体31bとは、互いに回転対称の関係になるように構成されており、コンロ用設定操作部22が装備されたコンロ用設定操作部開閉体31bの構成および動作は、グリル用設定操作部21が装備されたグリル用設定操作部開閉体31aの構成および動作に準じるものであることから、ここでは図示を省略している。
また、グリル用設定操作部21は、グリル庫G1に近い側にグリル用設定操作部用側壁21a(図1B、図8〜図11)を備え、コンロ用設定操作部22は、グリル庫G1に近い側にコンロ用設定操作部用側壁22a(図1B)を備えている。
そして、グリル用設定操作部用側壁21aに隣接してグリル用設定操作部21側に第1発光部30aが配設されており、コンロ用設定操作部用側壁22aに隣接してコンロ用設定操作部22側に第2発光部30bが配設されている。
この第1発光部30aおよび第2発光部30bは、グリル扉G2の外部であって、開口G3の左右両側の位置に配設されている(図1B、図3、図4など参照)。なお、図1Bにおいては、第1発光部30aおよび第2発光部30bの配設位置をハッチングにて示している。
また、グリル用設定操作部用側壁21aには、第1発光部30aからの光が通過する側壁第1光通過孔21bが形成され、コンロ用設定操作部用側壁22aには、第2発光部30bからの光が通過する側壁第2光通過孔(図示せず)が形成されている。
そして、側壁第1光通過孔21bは、グリル用設定操作部21が開いた開き状態、グリル用設定操作部21が閉じた閉じ状態、および、開き状態から閉じ状態にいたるまでの中間状態のいずれの状態においても第1発光部30aからの光を通過させるように構成されている(図8〜図11参照)。
また、側壁第2光通過孔(図示せず)も、コンロ用設定操作部22が開いた開き状態、コンロ用設定操作部22が閉じた閉じ状態、および、開き状態から閉じ状態にいたるまでの中間状態のいずれの状態においても第2発光部30bからの光を通過させるように構成されている。
本実施形態にかかるグリル付きコンロAは、このように構成されており、グリル用設定操作部21の開き状態、閉じ状態、および、開き状態と閉じ状態との間の中間状態のいずれにおいても、また、コンロ用設定操作部22の開き状態、閉じ状態、および、開き状態と閉じ状態との間の中間状態のいずれにおいても、グリル扉G2に設けた導光体(第1導光体40a、第2導光体40b)を介して、グリル扉G2の後方(グリル庫G1の奥側)に向けて光を出射させ、グリル庫G1内の照明を適切に行うことができる。
上記の実施形態では、グリル付きガスコンロとして、ガスグリル付きのガスコンロを例に挙げて説明したが、本発明は、電気グリルと電気コンロを組み合わせた電気グリル付きの電気コンロとして構成することも可能である。
また、本発明は、グリル付きコンロに限られるものではなく、ガスグリルや電気グリルなどのグリル単能機にも適用することが可能である。
また、上記実施形態では、第1発光部30aと、第2発光部30bの2つの発光部を備えるとともに、第1導光体40a、第2導光体40bの2つの導光体を備えている場合(すなわち、発光部と導光体の対を2つ備えている場合)を例にとって説明したが、発光部および導光体の対数は1であってもよく、場合によっては3以上であってもよい。
本発明は、さらにその他の点においても上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、発明の範囲内において、種々の変形を加えることが可能である。
10(10a、10b、10c) コンロバーナ
11 天板
12 グリル排気口
13 五徳
14 コンロバーナセンサ
20 コンロ用操作具
21 グリル用設定操作部(調理設定操作部)
21a グリル用設定操作部用側壁
21b 側壁第1光通過孔
22 コンロ用設定操作部(調理設定操作部)
22a コンロ用設定操作部用側壁
30 発光部
30a 第1発光部
30b 第2発光部
31a グリル用設定操作部開閉体
31b コンロ用設定操作部開閉体
40 導光体
40a 第1導光体
40b 第2導光体
50 シール部材
50a シール部材の凹部
50b シール部材の凸部
140 光ファイバー
141a 第1導光体の入射面
142a 第1導光体の出射面
141b 第2導光体の入射面
142b 第2導光体の出射面
A コンロ(グリル付きコンロ)
G グリル
G1 グリル庫
G2 グリル扉
G3 開口
G2a 第1光通過孔
G2b 第2光通過孔
G21 透光窓
H コンロ本体
H1 鍔部
Y グリル庫の奥行き方向(を示す矢印)

Claims (3)

  1. 前面に開口を備えたグリル庫と、
    前記グリル庫の前記開口を開閉するグリル扉であって、光を透過させる材料からなる透光窓を備え、前記透光窓を経て前記グリル庫の内部を視認できるように構成されたグリル扉と
    を備えたグリルであって、
    (a)前記グリル庫内に照射すべき光を発生させる発光部と、前記発光部で発生させた光を前記グリル庫内に導くための導光体とを具備し、
    (b)前記導光体は、複数の光ファイバーを束ねた態様の、前記光ファイバーの集合体からなり、かつ、前記グリル庫の奥行き方向と略直交する端面であって前記導光体に光が入射する入射面と、前記入射面から入射された光を、前記グリル庫の前記奥行き方向の奥側に向かって出射する出射面とを備え、
    (c)前記発光部は、前記グリル扉の外側の所定の位置に、前記発光部で発生した光が、前記グリル庫の前記奥行き方向と略直交する方向から前記導光体の前記入射面に入射する態様で配設されており、
    (d)前記入射面から前記導光体に入射した光を、前記出射面から前記グリル庫の前記奥行き方向の奥側に向かって出射させることにより、前記グリル庫の内部が、前記出射面から出射した光により照射されるように構成されていること
    を特徴とするグリル。
  2. 前記グリル扉には、前記導光体の前記出射面から出射される光を前記グリル庫内に向けて通過させる光通過孔が配設され、
    前記光通過孔には、前記導光体の前記出射面から出射される光を前記グリル庫内に向けて透過させ、かつ、前記グリル庫内の熱気が前記光通過孔から外部に溢出することを阻止する、シリコーンゴムまたはフッ素ゴムからなるシール部材が配設されていること
    を特徴とする請求項1記載のグリル。
  3. 請求項1または2記載のグリルと、コンロとが、コンロ本体部に装着されたグリル付きコンロであって、
    前記グリル庫が備える前記開口の左右両側のうちの一方側に配設された、前記グリルに対する調理設定に係る操作を行うためのグリル用設定操作部であって、前記奥行き方向に直交する水平方向を回動軸方向として前後に回動することで開閉が行われるように構成された開閉式のグリル用設定操作部と、
    前記開口の左右両側の他方側に配設された、前記コンロに対する調理設定に係る操作を行うためのコンロ用設定操作部であって、前記奥行き方向に直交する水平方向を回動軸方向として前後に回動することで開閉が行われるように構成された開閉式のコンロ用設定操作部と、
    前記グリル用設定操作部の、前記開口に近い側に配設されたグリル用設定操作部用側壁と、
    前記コンロ用設定操作部の、前記開口に近い側に配設されたコンロ用設定操作部用側壁と
    を備えているとともに、
    前記発光部として、前記グリル用設定操作部用側壁に隣接して前記グリル用設定操作部側に設けられた第1発光部と、前記コンロ用設定操作部用側壁に隣接して前記コンロ用設定操作部側に設けられた第2発光部とを備え、
    前記導光体として、前記第1発光部からの光を前記グリル庫に導くための第1導光体と、前記第2発光部からの光を前記グリル庫に導くための第2導光体とを備え、
    前記グリル用設定操作部用側壁は、前記第1発光部からの光が通過する側壁第1光通過孔を備え、
    前記コンロ用設定操作部用側壁は、前記第2発光部からの光が通過する側壁第2光通過孔を備え、
    前記側壁第1光通過孔が、前記グリル用設定操作部が開いた開き状態、前記グリル用設定操作部が閉じた閉じ状態、および、前記開き状態から前記閉じ状態にいたるまでの中間状態のいずれの状態においても、前記第1発光部からの光を前記第1導光体の前記入射面に向かって通過させ、
    前記側壁第2光通過孔が、前記コンロ用設定操作部が開いた開き状態、前記コンロ用設定操作部が閉じた閉じ状態、および、前記開き状態から前記閉じ状態にいたるまでの中間状態のいずれの状態においても、前記第2発光部からの光を前記第2導光体の前記入射面に向かって通過させるように構成されていること
    を特徴とするグリル付きコンロ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113143042A (zh) * 2021-01-28 2021-07-23 宁波方太厨具有限公司 一种具有照明功能的烹饪内胆结构及蒸烤一体机

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