JP2020066167A - 中空構造体及び貫通治具 - Google Patents
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Description
上記課題を解決するため、本発明は、上記の中空構造体に連通孔を形成するための貫通治具であって、長尺状に形成され、その先端には、周面の少なくとも一部に沿って延びる切断刃が形成されていることを特徴とする。
図1(a)に示すように、本実施形態の中空構造体10は、内部に複数のセルSが並設された中空板材としてのコア層20と、コア層20の主面20aに接合されたシート状のスキン層30と、コア層20の主面20bに接合されたシート状のスキン層40とで構成されている。本実施形態のコア層20及びスキン層30、40は、熱可塑性樹脂製とされている。
中空構造体10を製造する方法は、折り畳み工程と、スキン層接合工程と、連通孔成形工程とからなる。折り畳み工程は、所定の凹凸形状に真空形成されたシート材を折り畳み成形して中空板材としてのコア層20を形成する工程である。スキン層接合工程は、コア層20の主面20a、20bにスキン層30、40を接合して中間体50を形成する工程である。連通孔成形工程は、中間体50におけるスキン層30側の面に、セルSの内外を連通させるように連通孔15を形成する工程である。
図3(a)に示すように、第1シート材100は、塑性を有する1枚の熱可塑性樹脂製(ポリプロピレン樹脂製)のシートを所定の形状に成形することにより形成されている。第1シート材100には、帯状をなす平面領域110及び膨出領域120が、第1シート材100の長手方向(X方向)に交互に配置されている。膨出領域120には、上面と一対の側面とからなる断面下向溝状をなす第1膨出部121が膨出領域120の延びる方向(Y方向)の全体にわたって形成されている。なお、第1膨出部121の上面と側面とのなす角は90度であることが好ましく、その結果として、第1膨出部121の断面形状は下向コ字状となる。また、第1膨出部121の幅(上面の短手方向の長さ)は平面領域110の幅と等しく、かつ第1膨出部121の膨出高さ(側面の短手方向の長さ)の2倍の長さとなるように設定されている。
図4(a)に示すように、折り畳み工程によって得られたコア層20の主面20a、20bには、それぞれ熱可塑性樹脂製の第2シート材200が熱溶着により接合されることにより中間体50が形成される。コア層20に接合される第2シート材200は、コア層20を形成する第1シート材100より厚く形成されている。
折り畳み工程及びスキン層接合工程によって得られた中間体50は、その後、貫通治具60を用いた連通孔成形工程に供される。
(1)上記実施形態では、中空構造体10の各セルSの閉塞壁(スキン層30及びコア層20の上壁部21)に、セルSの内外を連通させる連通孔15が貫通形成されている。連通孔15は、第1の連通孔15aと第2の連通孔15bを備え、第1の連通孔15aでは閉塞壁が完全に切断されている。また、第2の連通孔15bでは閉塞壁の一部が切断され、残りの部分には切断された閉塞壁がセルSの内方に曲げられた曲がり部17が形成されている。
・連通孔15は各セルSに1箇所ずつ形成されているものでなくてもよい。各セルSの複数箇所形成されていてもよく、形成されていないセルSが混在していてもよい。また、中空構造体10の上下両面に連通孔15が形成されていてもよい。
・上記実施形態では、第2の連通孔15bに形成された曲がり部17は、スキン層30が切断されて曲げられた部分と上壁部21が切断されて曲げられた部分とが一体になっているが、スキン層30と上壁部21の両方が曲げられていなくてもよい。例えば、コア層20において側壁部23が形成された部分に連通孔15が形成されると、貫通治具60を貫通させる際に側壁部23が閉塞壁を下支えする状態となり、スキン層30は連通孔15の周縁の形状の全周に沿って切断され、コア層20のみに曲がり部17が形成される場合がある。また、スキン層30を形成する第2シート材200がコア層20を形成する第1シート材100より厚く形成されていることから、スキン層30が上壁部21より剛性が高く、この剛性の違いによってスキン層30がより切断されやすくなる場合がある。
・貫通治具60の先端形状は、切断刃61が形成されていれば特に限定されない。例えば、先端縁が軸方向に凹凸形状とされて複数の切断刃が形成されていてもよい。
・コア層20を形成する第1シート材100は、コア層20に接合される第2シート材200より薄く形成されていなくてもよい。つまり、コア層20を形成する第1シート材100は、スキン層30、40と同じ厚みとされていてもよく、スキン層30、40より厚く形成されていてもよい。
・コア層20、スキン層30、及びスキン層40を構成する熱可塑性樹脂に対して、例えば、難燃性の樹脂を添加して難燃性を高めるなどのように、機能性の樹脂を添加してもよい。中空構造体10に異なる機能を付与することができ、中空構造体10の汎用性が向上する。
(イ)塑性を有する1枚のシートから所定の凹凸形状を有するように成形されたシート材を折り畳んでコア層を形成する折り畳み工程と、コア層の上下両面にスキン層を接合して中間体を形成するスキン層接合工程と、中間体の一方の面に連通孔を形成する連通孔成形工程を備え、連通孔成形工程では、周面の少なくとも一部に沿って延びる切断刃が先端に形成された長尺状の貫通治具を使用して連通孔を形成する。
Claims (4)
- 内部に並設された複数のセルを閉塞する閉塞壁を備え、
前記閉塞壁には、前記セルの内外を連通する連通孔が形成され、
前記連通孔の周縁の少なくとも一部には、前記閉塞壁が前記周縁の形状に沿って切断された切断縁が形成されていることを特徴とする中空構造体。 - 前記連通孔は、その周縁の全部に前記切断縁が形成されている第1の連通孔と、その周縁の一部に前記切断縁が形成されているとともに前記切断縁が形成された部分以外には前記閉塞壁が前記セルの内方に向かって曲げられた曲がり部が形成されている第2の連通孔とを有していることを特徴とする請求項1に記載の中空構造体。
- 内部に複数のセルが並設された中空板材の少なくとも一方の主面にスキン層が積層されて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の中空構造体。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の中空構造体に前記連通孔を形成するための貫通治具であって、
長尺状に形成され、その先端には、周面の少なくとも一部に沿って延びる切断刃が形成されていることを特徴とする貫通治具。
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JPH10109299A (ja) * | 1996-10-03 | 1998-04-28 | Mita Ind Co Ltd | 孔明けパンチのパンチ刃形状 |
JP3160687U (ja) * | 2010-04-21 | 2010-07-01 | 大同工業株式会社 | 孔明け装置 |
JP2015047653A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | トタニ技研工業株式会社 | プラスチックフィルム打ち抜き装置 |
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