JP2020063731A - 頂部に給気弁を備えたエンジンのシリンダーオイル注油システム - Google Patents

頂部に給気弁を備えたエンジンのシリンダーオイル注油システム Download PDF

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Abstract

【課題】従来のシリンダーオイル注油装置は、ピストンがエンジン行程の特定の位置にある時にタイミング注油している場合が多いが、高速でシリンダー1b内を常時移動しているピストンに正確に注油するのは難しい。また、装置構成が複雑になり高額である。また、従来のような単一的な機能の注油システムでは、潤滑環境の異なるシリンダー1bの上部と下部に対して、それぞれに適切な注油を行うことは難しい。【解決手段】従来のシリンダー1bの頂部に設けられていた排気弁に代えて給気弁9を設置した往復動エンジンにおいて、シリンダー1bの下部に対しては、ピストンが下死点付近に到達した時に、ピストンに必要にして充分なシリンダーオイルを供給し、また、シリンダー1bの上部に対しては、給気弁9から供給する給気にシリンダーオイルを添加してシリンダー1b内に供給して、効果的に潤滑できる装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンのシリンダー1bの下部に油溜13fを設けて、ピストンクラウン2aがこの油溜13fの位置に到達した時に、ピストンクラウン2aとピストンリング2cの間隙に、シリンダーオイルを供給(以下、注油という)すること、並びにシリンダー1bの頂部に設置したシリンダーオイル供給弁13bより、給気に適度な量のシリンダーオイルを添加して、給気を利用してシリンダー1bの内部にシリンダーオイルを供給する装置に関するものである。
クロスヘッド型エンジンのシリンダーオイルの注油方法は、エンジンメーカーがその時々に最適と思われる方法を開発し市場に供給しているが、現在もシリンダーのどの位置にピストンがある時に注油するのが最適か、また、エンジンの運転状態に応じてどの程度の量のシリンダーオイルを注油するのが最適かなど、いろいろ試行錯誤的に行われているのが現状である。
前記の注油方法の中には、近年シリンダーオイルに高圧を付与(例:60Bar)して、ピストンがシリンダー1bの行程の上部エリアにある時に、注油ノズルからシリンダー1bの内部にシリンダーオイルを噴霧する方法も行われている。また、シリンダーオイルに高圧を付与して、ピストンがシリンダー1bの行程の上部エリアの指定された位置に到達した時に、ピストンクラウン2aやピストンリング2cに注油する方法も行われている。また、一方では一定の量のシリンダーオイルをピストン位置に関係なく、シリンダー1b内に注油する方法も行われている。
特許第4402609号 特開2015−165104
従来の往復動エンジンで行われているようなシリンダーオイルに高圧を付与し、エンジン行程に同期させて霧状にシリンダー表面に散布する方法は、高圧を発生させる装置や、エンジン行程と同期して注油する装置が複雑である。また、シリンダーオイルに高圧を付与してシリンダー表面に噴霧する方法は、シリンダー1b内にある空気中や燃焼ガス中にシリンダーオイルが飛散してシリンダーの外部に排出され、有効に使用されない場合もある。
また、エンジン行程に同期してピストンクラウン2aに注油する方法は、このピストンの位置を外部より何らかの方法で検知することができても、常時シリンダー1b内を高速で移動しているピストンクラウン2aに正確に注油するのは、注油配管系の圧力−流量過度特性なども含めた注油タイミングを考慮する必要があるので、正確にピストンクラウン2aに注油するのは難しいし、実際にこのピストンクラウン2aに、シリンダーオイルがどのように注油されたかを確認することも事実上不可能である。
また、前記の理由により、シリンダーオイルの注油位置が不正確になり、最上位のピストンリング2cより上側に供給されたシリンダーオイルは、最上位のピストンリング2cにより不必要に掻き上げられて燃焼行程で焼失したり、あるいは最下位のピストンリング2cより下側に供給されたシリンダーオイルは、最下位のピストンリング2cにより不必要に掻き下げられてドレンとしてエンジン外に排出され、本来の潤滑に使用されないまま、無駄に消費されているシリンダーオイルも存在しているはずであるが、その実態はまだ解明されていない。
そこで、本発明は、無駄なく確実にシリンダーオイルを供給するため、ピストンの瞬時速度が最も遅く、当然、同一位置での滞在時間が最も長いエンジン行程の下死点(以下、BDCという)付近にピストンが到来した時に、必要にして充分な量のシリンダーオイルを確実にピストンに供給する。また、このピストンのBDC位置における注油方式と併せて、給気弁9よりシリンダーオイルを給気に添加してシリンダー内に供給することにより、潤滑環境の異なるシリンダー1bの上部と下部のシリンダーオイルの必要量に合わせて、合理的にシリンダーオイルを供給する。
本発明では、ピストンがBDC付近にあることをクランク角度信号61eにより検出し、ピストンの瞬時スピードが最も遅く、従って滞在時間も最も長いBDC付近において、ピストンクラウン2aとピストンリング2cにシリンダーオイルを供給するので、低圧(例:数Bar)で確実なシリンダーオイルの供給が可能となる。従って従来の高圧注油システムに比べて、格段に注油装置の構造を簡素化できるので、経済的であり、また、故障も少なく維持も容易である。
また、本発明では、ピストンがBDC付近にある時に、ピストンクラウン2aとピストンリング2cの隙間にシリンダーオイルが正確に供給できるので、従来の注油方法のように、シリンダーオイルが、最上位のピストンリング2cの上側に注油されることにより、ピストンリング2cに不必要に掻き上げられて燃焼行程で焼失したり、あるいは最下位のピストンリングの下側に注油されて、ピストンリング2cに不必要に掻き下げられて、未使用のままドレンとして排出されることによる無駄なシリンダーオイルの消費を防止できるので、経済的なシリンダー注油が行える。
また、本発明では、給気弁9がシリンダー1b内に給気を供給する時に、同時にその給気に適度な量のシリンダーオイルを、この給気に添加してシリンダー1bの内部に供給できるので、シリンダーオイルを低圧でシリンダー1b内に一様に散布することが可能であり、特にシリンダー1bの上部内面の潤滑や酸性物質の中和などの表面保護が効果的に行える。また、注油圧も低く、注油装置の構造を簡素化できるので経済的であり、また、当然故障発生の確率も少なく維持も容易である。
また、本発明では、潤滑や前記の表面保護の要求度が異なるシリンダー1bの下部と上部を、それぞれ異なる注油器の13Tと13Lを使用して、それぞれの部位に必要な油量でシリンダーオイルを供給でき、また、そのシリンダーオイルの供給量もそれぞれ把握管理できるので、合理的なシリンダー注油管理が行える。
注油システムの全体構成を示す。 各部の断面図と平面図を示す。それぞれの図面は下記の状態を示す。(1)平面図:油溜13fや給油配管13eなどの構成と配置を示す。(2)断面図:油溜13fとピストンクラウン2aとピストンリング2cの位置関係を示す。(3)展開図:油溜13fをシリンダー1b全周に展開した状態を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
従来の頂部排気弁方式を頂部給気弁方式に変更し、燃料の燃焼のための空気と燃焼ガスを掃気するための空気を、シリンダー1bの上部に設置した給気弁9から供給し、排気ガスを逆止弁8dで管制する往復動エンジンにおける本発明の注油装置の構成を図1に示す。なお、この逆止弁8dに代えて、固定式ピストンスカートなど他の装置で排気管制を行う往復動エンジンにも本発明は勿論適用可能である。
ピストンクラウン2aがBDC付近に到達した時に、下部注油器13Lから供給されたシリンダーオイルは、この油溜13fを経てピストンクラウン2aと、ピストンリング2cの隙間に供給される。油溜13fには常時シリンダーオイルが蓄えられているので、ピストンクラウン2aとピストンリング2cが、この油溜13fの位置に到来した時には、毛細管現象等によりシリンダーオイルはピストンクラウン2aとピストンリング2cの隙間に侵入するが、同時に、下部給油装置13Lも作動し、必要にして充分はシリンダーオイルが供給される。
下部注油器13Lは、調節器57Lに入力されるクランク角度信号61eにより駆動される。下部注油器13Lは、注油器タンク13Cよりシリンダーオイルを吸引して、注油表示器62aL、逆止弁62bL、油分配管13eを経由して、油溜13fにシリンダーオイルを供給する。
ピストンクラウン2aが油溜13fの位置に到達した時、油溜13fに溜まっているシリンダーオイルは、ピストンクラウン2aとピストンリング2cの隙間に流れ込む。この時のピストンクラウン2aとピストンリング2cと油溜13fの位置関係を図2の(2)に示す。なお、図2では説明の便宜上、油溜13fはシリンダー1bの周囲に4箇所設置しているが、必要に応じて油溜13fの数や寸法は増減できる。
上部注油器13Hは、調節器57Hに入力されるクランク角度信号61eと、給気弁9の開閉信号61gにより駆動される。上部注油器13Tは、注油器オイルタンク13cよりシリンダーオイルを吸引して、注油点検器62aT、逆止弁62bT、注油弁13b、旋回付与羽根9aおよび給気弁9を経由して、シリンダー1bの内部にシリンダーオイルを供給する。シリンダーオイルのシリンダー1b内における散布範囲は、シリンダーオイル供給弁13bへの供給圧力、開弁期間、および旋回付与羽根9aの羽根角度で調節できる。なお、上部注油器13Tは、主にエンジン使用燃料に硫黄分を多く含む低質重油燃料が燃焼して発生する酸性物質を、このシリンダーオイルで中和することを念頭に設置しているので、燃料に天然ガスを使用する場合など、その必要がなければ、この上部注油器13Hは使用を体止する。
1b シリンダー
2a ピストンクラウン
2c ピストンリング
2d ピストンロッド
2e 気密装置
6 エンジン架台
7 給気ダクト
8 排気ダクト
8d 排気逆止弁
9 給気弁
9a 旋回付与羽根
13b シリンダーオイル供給弁
13c 注油器オイルタンク
13d 自動オイル補給装置
13e 給油配管
13f 油溜
13g シリンダー給油孔
13i 積算流量計
13T 上部注油器
13L 下部注油器
57T 上部注油調節器
57L 下部注油調節器
60d 注油器駆動用電力線
61e クランク角度信号
61g 給気弁開閉信号
62aT 上部注油表示器
62aL 下部注油表示器
62bT 上部逆止弁
62bL 下部逆止弁

Claims (3)

  1. シリンダー1bの頂部に、燃料の燃焼のための空気と燃焼ガスを掃気するための空気(以下、これらを総称して給気という)を供給する給気弁9を装置した往復動エンジンにおいて、ピストンクラウン2aが下死点付近に到達した時に、シリンダー1bの下部に設けた油溜13fより、ピストンクラウン2aと、これに装備されているピストンリング2cの間隙部分にシリンダーオイルを供給することを特徴とするシリンダーオイル供給システム。
  2. 前記の給気を、給気弁9からシリンダー1bの内部に供給する時に、給気ダクト7内に設置したシリンダーオイル供給弁13bより、適度な量のシリンダーオイルをこの給気に添加して、この給気を使用してシリンダー1bの内部にシリンダーオイルを供給することを特徴とする請求項1に記載のシリンダーオイル供給システム。
  3. 前記のシリンダーオイル供給弁13bより、給気弁9を経由してシリンダー1b内にシリンダーオイルを供給する時に、給気弁9の弁傘上部を含む給気弁9の上流側に設置した旋回付与羽根9aにより、給気に適度な旋回力を与えてシリンダー1b内に供給し、シリンダーオイルがシリンダー1bの内壁面に一様に散布されるようにすることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のシリンダーオイル供給システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115370443A (zh) * 2021-05-20 2022-11-22 日本发动机股份有限公司 气缸注油系统

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