JP2020062683A - プレス装置、及び楕円筒状部材の製造方法 - Google Patents

プレス装置、及び楕円筒状部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】形状精度の高い楕円筒状部材を形成できるプレス装置を提供する。【解決手段】本開示の一態様は、平板状の金属素材を楕円筒状にプレスするプレス装置である。プレス装置は、楕円柱状の第1の型と、第1の型を内部に配置可能な楕円柱状空間の一部を構成する第1凹部を有する第2の型と、第1凹部と組み合わされることで楕円柱状空間を構成する第2凹部を有する第3の型と、平板状の金属素材が重ねられた第2の型の第1凹部に、第1の型を径方向に沿って挿入することで、金属素材をプレスする第1プレス機構と、第1凹部に挿入された第1の型に対する第3の型の相対移動により、第1凹部と第2凹部とによって構成される楕円柱状空間に、第1の型と金属素材とを閉じ込めることで、金属素材のうち第1凹部に挿入されていない未プレス部位をプレスする第2プレス機構と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、プレス装置、及び楕円筒状部材の製造方法に関する。
楕円筒状の金属部材を製造する方法として、内部に芯金を入れた真円筒体を上型と下型とでプレスする方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2011−161446号公報
上述の方法では、筒体のうち、楕円の長軸と交わる頂点部分(つまり、曲率半径が最小の部分)の内側に芯金が当接しないため、この部分のプレス成型が不十分となる。そのため、得られる部材の形状精度が低下する。
本開示の一局面は、形状精度の高い楕円筒状部材を形成できるプレス装置を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、平板状の金属素材を楕円筒状にプレスするプレス装置である。プレス装置は、楕円柱状の第1の型と、第1の型を内部に配置可能な楕円柱状空間の一部を構成する第1凹部を有する第2の型と、第1凹部と組み合わされることで楕円柱状空間を構成する第2凹部を有する第3の型と、平板状の金属素材が重ねられた第2の型の第1凹部に、第1の型を径方向に沿って挿入することで、金属素材をプレスする第1プレス機構と、第1凹部に挿入された第1の型に対する第3の型の相対移動により、第1凹部と第2凹部とによって構成される楕円柱状空間に、第1の型と金属素材とを閉じ込めることで、金属素材のうち第1凹部に挿入されていない未プレス部位をプレスする第2プレス機構と、を備える。
このような構成によれば、楕円筒における長軸と交わる頂点部分において第1の型を金属素材に内側から当接させつつ、第2の型及び第3の型によって金属素材を楕円筒状にプレスできるので、楕円筒状部材の上記頂点部分における形状精度の低下を抑制できる。その結果、楕円筒状部材の形状精度を高めることができる。
本開示の一態様では、第2プレス機構は、第1の型の中心軸方向から視て、楕円における長軸と交わる頂点で金属素材の端部同士を突き合わせてもよい。このような構成によれば、長軸と交わる頂点部分の形状精度の低下をより確実に抑制できる。
本開示の一態様では、第1の型の外周面のうち、第1凹部と対面する部分の曲率半径は、第1凹部のうち、この部分と対面する部分の曲率半径よりも小さくてもよい。このような構成によれば、楕円筒状部材の頂点部分の形状精度を維持しつつ、第1プレス機構によって第1の型と共に第1凹部内に配置された部分にて金属素材が閉じる方向に力を作用させることができる。そのため、金属素材のうち、第1プレス機構によって第1の型と共に第2凹部内に配置された部分のスプリングバックを抑制することができる。その結果、楕円筒状部材の形状精度をより高めることができる。
本開示の一態様は、第1の型が第1凹部に挿入された状態で、金属素材の未プレス部位を第1の型に向けてガイドするガイド機構をさらに備えてもよい。このような構成によれば、第2プレス機構の稼働時に、金属素材の未プレス部位を第2凹部内に容易かつ確実に誘導できる。その結果、楕円筒状部材の生産性を高めることができる。
本開示の別の態様は、平板状の金属素材を用いた楕円筒状部材の製造方法である。楕円筒状部材の製造方法は、楕円柱状の第1の型と、第1の型を内部に配置可能な楕円柱状空間の一部を構成する第1凹部を有する第2の型と、第1凹部と組み合わされることで楕円柱状空間を構成する第2凹部を有する第3の型と、を用意する工程と、第1凹部に平板状の金属素材を重ねる工程と、金属素材が重ねられた第2の型の第1凹部に、第1の型を径方向に沿って挿入することで、金属素材をプレスする工程と、第1凹部に挿入された第1の型に対する第3の型の相対移動により、第1凹部と第2凹部とによって構成される楕円柱状空間に、第1の型と金属素材とを閉じ込めることで、金属素材のうち第1凹部に挿入されていない未プレス部位をプレスする工程と、を備える。
このような構成によれば、楕円筒における長軸と交わる頂点部分において第1の型を金属素材に内側から当接させつつ、第2の型及び第3の型によって金属素材を楕円筒状にプレスできるので、楕円筒状部材の上記頂点部分における形状精度の低下を抑制できる。
図1は、実施形態におけるプレス装置の模式的な正面図である。 図2は、図1のプレス装置によってプレスされた金属素材から得られる楕円筒状部材の模式的な斜視図である。 図3は、図1のプレス装置における第1の型、第1凹部及び第2凹部の模式的な正面図である。 図4は、実施形態における楕円筒状部材の製造方法のフロー図である。 図5Aは、図1のプレス装置による金属素材のプレスの手順を説明する模式図であり、図5Bは、図5Aの次の手順を説明する模式図であり、図5Cは、図5Bの次の手順を説明する模式図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示すプレス装置1は、平板状の金属素材(つまりワーク)を楕円筒状にプレスする装置である。
プレス装置1を用いて楕円筒状にプレスされた金属素材を溶接することによって、図2に示す楕円筒状部材Pが得られる。楕円筒状部材Pは、例えば、自動車のマフラ等の排気部品に用いられる。
プレス装置1は、第1の型2と、第2の型3と、第3の型4と、第1プレス機構5と、第2プレス機構6と、ガイド機構7と、台座8とを備える。
<第1の型>
第1の型2は、楕円柱状の金属型である。第1の型2は、後述する第2の型3と第3の型4とによって形成される楕円柱状空間に配置可能な形状を有する。
第1の型2は、後述する第1プレス機構5によって支持されている。本実施形態では、
第1の型2は、楕円柱の中心軸方向(つまり長手方向)が水平方向と平行となり、かつ、楕円の長軸が鉛直方向と平行となる向きで支持されている。
<第2の型>
第2の型3は、第1の型2を内部に配置可能な楕円柱状空間の一部を構成する第1凹部3Aと、金属素材を載置する載置面3Bとを有する金属型である。
第2の型3は、台座8に支持されている。本実施形態では、第2の型3は、第1の型2の下方に配置されている。第1凹部3Aは、第1の型2の長手方向(つまり、図1中の紙面と垂直な方向)に沿って溝状に延伸している。また、第1凹部3Aは、最も深い点が最下点となる向き、つまり楕円柱状空間の長軸が鉛直方向と平行となる向きに形成されている。
載置面3Bは、プレスを行う金属素材が載置される平面である。本実施形態では、載置面3Bは、水平方向と平行(つまり、水平面)である。また、載置面3Bは、プレス時に第3の型4と当接する。
本実施形態では、第2の型3は移動せずに定位置に固定される。したがって、第1の型2及び第3の型4が第2の型3に対して相対移動することで、金属素材が楕円柱状にプレスされる。
<第3の型>
第3の型4は、第1凹部3Aと組み合わされることで楕円柱状空間を構成する第2凹部4Aと、第2の型3と当接する下面4Bとを有する金属型である。
第3の型4は、後述する第2プレス機構6によって支持されている。本実施形態では、第3の型4は、第1の型2の上方に配置されている。第2凹部4Aは、第1の型2の長手方向に沿って溝状に延伸している。また、第2凹部4Aは、最も深い点が最上点となる向き、つまり楕円柱状空間の長軸が鉛直方向と平行となる向きに形成されている。
図3に示すように、第1凹部3Aと第2凹部4Aとは、楕円の短軸の近傍において、短軸と平行な平面で楕円柱状空間を2分割した形状である。また、第2の型3と第3の型4との突き合わせ面(つまり、載置面3B及び下面4B)は、楕円柱状空間の短軸と平行である。
<第1プレス機構>
第1プレス機構5は、平板状の金属素材が載置面3Bに重ねられた第2の型3の第1凹部3Aに、第1の型2の第1部分2Aを径方向に沿って挿入することで、金属素材をプレスする機構である。
本実施形態では、第1プレス機構5は、楕円柱状空間の長軸と平行な方向に沿って(具体的には下方に向かって)、第1の型2を第1凹部3Aに挿入する。この第1の型2の移動によって、第1の型2の外周面及び第1凹部3Aの内面に沿って金属素材が湾曲され、楕円筒の下半分が形成される。
<第2プレス機構>
第2プレス機構6は、第1プレス機構5によって第1凹部3Aに挿入された第1の型2に対する第3の型4の相対移動により、第1凹部3Aと第2凹部4Aとによって構成される楕円柱状空間に、第1の型2と金属素材とを閉じ込める。
つまり、第2プレス機構6は、第3の型4の第2凹部4Aに、第1の型2のうち、第1凹部3Aに挿入されていない第2部分2Bを金属素材と共に径方向に沿って挿入する。これにより、第2プレス機構6は、金属素材のうち第1凹部3Aに挿入されていない未プレス部位をプレスする。
本実施形態では、第2プレス機構6は、楕円柱状空間の長軸と平行な方向に沿って(具体的には下方に向かって)、第3の型4を第1の型2及び第2の型3の上に重ね合わせるように移動させる。これにより、第1凹部3Aと第2凹部4Aとが組み合わさって楕円柱状空間が形成される。
第1プレス機構5によってプレスされなかった金属素材の未プレス部位は、楕円柱状空間内で第1の型2の外周面及び第2凹部4Aの内面に沿って湾曲される。これにより、金属素材全体が楕円筒状に加工される。
また、本実施形態では、第2プレス機構6は、第1の型2の中心軸方向(つまり図1の紙面と垂直な方向)から視て、第3の型4の相対移動により、楕円における長軸と交わる頂点S(図2参照)で金属素材の端部同士を突き合わせる。この突き合わせた端部同士を溶接することで、楕円筒状部材Pが得られる。
第1の型2の外周面のうち、第1凹部3Aと対面する部分(例えば、頂点部分)の曲率半径R1は、第1凹部3Aのうち、この部分と対面する部分の曲率半径R2よりも小さい。また、第1の型2の外周面と第1凹部3Aの内面との間にはクリアランスCが設けられる。
つまり、第1の型2は、第1凹部3A内に挿入される第1部分2Aにおける外周面の曲率半径R1が、第2凹部4Aに挿入される第2部分2Bにおける外周面の曲率半径R2よりも小さい。換言すれば、短軸から同じ距離における幅(つまり、短軸と平行な方向の長さ)を比較すると、第1部分2Aの幅W1は第2部分2Bの幅W2よりも小さい。
なお、第1の型2の中心軸と垂直な断面形状は、楕円の長軸を対称軸とする線対称の形状である。また、第1の型2の上記断面形状は、中心軸方向に沿って一定であり、変化しない。
<ガイド機構>
ガイド機構7は、第1の型2が第1凹部3Aに挿入された状態で、金属素材の未プレス部位を第1の型2に向けてガイドする機構である。
具体的には、ガイド機構7は、第1の型2の短軸と平行な方向(つまり水平方向)にスライド可能な部位を有する。また、ガイド機構7は、第2プレス機構6に取り付けられており、第3の型4と共に上下方向に移動する。
ガイド機構7は、例えば、第1の型2に向かってスライドすることにより金属素材を第1の型2に押し当て、第2プレス機構6の稼働時に金属素材を第2凹部4Aに誘導する。また、ガイド機構7は、金属素材の先端部が第2凹部4Aに進入した後、第1の型2から離間する。
[1−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)楕円筒における長軸と交わる頂点部分において第1の型2を金属素材に内側から当接させつつ、第2の型3及び第3の型4によって金属素材を楕円筒状にプレスできる
ので、楕円筒状部材の上記頂点部分における形状精度の低下を抑制できる。その結果、楕円筒状部材の形状精度を高めることができる。
(1b)第2プレス機構6によって楕円における長軸と交わる頂点Sにおいて金属素材の端部同士を突き合わせることで、上記頂点部分の形状精度の低下をより確実に抑制できる。
(1c)第1の型2の外周面のうち、第1凹部3Aと対面する部分の曲率半径R1を、第1凹部3Aのうち、この部分と対面する部分の曲率半径R2よりも小さくすることで、楕円筒状部材の頂点部分の形状精度を維持しつつ、第1プレス機構5によって第1の型2と共に第1凹部3A内に配置された部分にて金属素材が閉じる方向に力を作用させることができる。そのため、金属素材のうち、第1プレス機構5によって第1の型2と共に第2凹部4A内に配置された部分のスプリングバックを抑制することができる。その結果、楕円筒状部材の形状精度をより高めることができる。
(1d)第1の型2の第1凹部3Aと対面する部分の曲率半径R1を第1凹部3Aの曲率半径R2よりも小さくすると共に、第2プレス機構6によって頂点Sにおいて金属素材の端部同士を突き合わせることで、第2プレス機構6によるプレスの際、楕円における短軸と交わる頂点で突き合わせるのに比べ、金属素材の未プレス部位のうち、曲率半径の大きい部分からプレスできる。そのため、未プレス部位がプレスされた後のスプリングバックが抑制され、上記頂点部分の形状精度の低下をより確実に抑制できる。その結果、楕円筒状部材の形状精度を高めることができる。
(1e)ガイド機構7によって、第2プレス機構6の稼働時に、金属素材の未プレス部位を第2凹部4A内に容易かつ確実に誘導できる。その結果、楕円筒状部材の生産性を高めることができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.構成]
図4に示す楕円筒状部材の製造方法は、平板状の金属素材を用いて図2の楕円筒状部材Pを得る方法である。
楕円筒状部材の製造方法は、型用意工程S10と、金属素材配置工程S20と、第1プレス工程S30と、第2プレス工程S40と、型外し工程S50と、溶接工程S60とを備える。
<型用意工程>
本工程では、第1の型2と、第2の型3と、第3の型4とを用意する。つまり、図1のプレス装置1を用意し、プレスが可能な運転状態にする。
<金属素材配置工程>
本工程では、第2の型3の載置面3Bに金属素材を配置することで、第1凹部3Aに平板状の金属素材を重ねる。
<第1プレス工程>
本工程では、図5Aに示すように、金属素材Rが重ねられた第2の型3の第1凹部3Aに、第1の型2を径方向に沿って挿入することで、金属素材Rを部分的にプレスする。本工程により、金属素材Rは、2つの端部が上方を向くように湾曲される。
<第2プレス工程>
本工程では、図5Bに示すように、第1凹部3Aに挿入された第1の型2に対する第3の型4の相対移動により、第1凹部3Aと第2凹部4Aとによって構成される楕円柱状空間に、第1の型2と金属素材Rとを閉じ込めることで、金属素材Rのうち第1凹部3Aに挿入されていない未プレス部位をプレスする。
このとき、ガイド機構7によって、金属素材Rの未プレス部位を第1の型2に向けてガイドする。その後、第3の型4を第2の型3と当接する位置まで移動させることで、楕円柱状空間が形成され、楕円柱状空間内で金属素材Rが第1の型2の外周面を覆うように曲げられる。これにより、金属素材Rのプレスが完了する。
<型外し工程>
本工程では、図5Cに示すように、プレス後の金属素材Rから各型を外し、楕円筒状に加工された金属素材Rをプレス装置1から取り出す。
具体的には、第2の型3、第3の型4、及び第1の型2の順で型を外す。本実施形態では、最初に第3の型4と第1の型2とを同時に上方に移動させることで、第2の型3を外す。その後、第3の型4のみを上方に移動させることで、第3の型4を外す。最後に、第1の型2に対し、楕円筒状の金属素材Rを中心軸方向にスライドさせることで、第1の型2を外す。
なお、第2の型3及び/又は第3の型4を外す際に、ガイド機構7によって金属素材Rを第1の型2に押し付けてもよい。これにより、金属素材Rのスプリングバックや、第1の型2からの脱落が抑制できる。
<溶接工程>
本工程では、金属素材Rの端部の突き合わせ部分を楕円筒の中心軸方向に沿って溶接することで、金属素材Rを環状に加工する。これにより、楕円筒状部材Pが得られる。
[2−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)楕円筒における長軸と交わる頂点部分において第1の型2を金属素材に内側から当接させつつ、第2の型3及び第3の型4によって金属素材を楕円筒状にプレスできるので、楕円筒状部材の上記頂点部分における形状精度の低下を抑制できる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(3a)上記実施形態のプレス装置1において、必ずしも楕円における長軸と交わる頂点で金属素材の端部同士を突き合わせなくてもよい。つまり、短軸と交わる頂点で端部同士を突き合わせてもよいし、頂点以外の部分で端部同士を突き合わせてもよい。
(3b)上記実施形態のプレス装置1において、第1凹部3Aと対面する部分の曲率半径R1は、必ずしも、第1凹部3Aのうち、この部分と対面する部分の曲率半径R2よりも小さくなくてもよい。
(3c)上記実施形態のプレス装置1は、必ずしもガイド機構7を備えなくてもよい。また、上記実施形態の楕円筒状部材の製造方法において、第2プレス工程で必ずしも金属素材Rの未プレス部位が第1の型2に向けて押圧されなくてもよい。
例えば、第3の型4における第2凹部4Aの開口側の端部を部分的に拡幅する(つまり、ガイド用の切欠きを設ける)ことで、金属素材Rを第2凹部4Aに誘導することができる。この場合、第2の型3には、上記切欠きを埋める凸部が設けられてもよい。
(3d)上記実施形態のプレス装置1において、第1凹部3Aと第2凹部4Aとは、楕円柱状空間を長軸と平行な平面で2分割した形状であってもよい。つまり、第1の型2は、第1凹部3Aに短軸と平行な方向に沿って挿入されてもよい。
また、第1プレス機構5は、第1の型2を固定したまま第2の型3を移動させてもよいし、第1の型2と第2の型3との両方を移動させてもよい。同様に、第2プレス機構6は、第3の型4を固定したまま、第1の型2と第2の型3とを動かしてもよいし、全ての型を移動させてもよい。
さらに、第1の型2、第2の型3、及び第3の型4の移動方向(つまりプレス方向)は、上下方向に限定されない。つまり、これらの型の移動方向は、水平方向であってもよいし、上下方向及び水平方向以外の方向であってもよい。
(3e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…プレス装置、2…第1の型、2A…第1部分、2B…第2部分、3…第2の型、
3A…第1凹部、3B…載置面、4…第3の型、4A…第2凹部、4B…下面、
5…第1プレス機構、6…第2プレス機構、7…ガイド機構、8…台座。

Claims (5)

  1. 平板状の金属素材を楕円筒状にプレスするプレス装置であって、
    楕円柱状の第1の型と、
    前記第1の型を内部に配置可能な楕円柱状空間の一部を構成する第1凹部を有する第2の型と、
    前記第1凹部と組み合わされることで前記楕円柱状空間を構成する第2凹部を有する第3の型と、
    平板状の金属素材が重ねられた前記第2の型の前記第1凹部に、前記第1の型を径方向に沿って挿入することで、前記金属素材をプレスする第1プレス機構と、
    前記第1凹部に挿入された前記第1の型に対する前記第3の型の相対移動により、前記第1凹部と前記第2凹部とによって構成される前記楕円柱状空間に、前記第1の型と前記金属素材とを閉じ込めることで、前記金属素材のうち前記第1凹部に挿入されていない未プレス部位をプレスする第2プレス機構と、
    を備える、プレス装置。
  2. 請求項1に記載のプレス装置であって、
    前記第2プレス機構は、前記第1の型の中心軸方向から視て、楕円における長軸と交わる頂点で前記金属素材の端部同士を突き合わせる、プレス装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプレス装置であって、
    前記第1の型の外周面のうち、前記第1凹部と対面する部分の曲率半径は、前記第1凹部のうち、この部分と対面する部分の曲率半径よりも小さい、プレス装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプレス装置であって、
    前記第1の型が前記第1凹部に挿入された状態で、前記金属素材の前記未プレス部位を前記第1の型に向けてガイドするガイド機構をさらに備える、プレス装置。
  5. 平板状の金属素材を用いた楕円筒状部材の製造方法であって、
    楕円柱状の第1の型と、前記第1の型を内部に配置可能な楕円柱状空間の一部を構成する第1凹部を有する第2の型と、前記第1凹部と組み合わされることで前記楕円柱状空間を構成する第2凹部を有する第3の型と、を用意する工程と、
    前記第1凹部に平板状の金属素材を重ねる工程と、
    前記金属素材が重ねられた前記第2の型の前記第1凹部に、前記第1の型を径方向に沿って挿入することで、前記金属素材をプレスする工程と、
    前記第1凹部に挿入された前記第1の型に対する前記第3の型の相対移動により、前記第1凹部と前記第2凹部とによって構成される前記楕円柱状空間に、前記第1の型と前記金属素材とを閉じ込めることで、前記金属素材のうち前記第1凹部に挿入されていない未プレス部位をプレスする工程と、
    を備える、楕円筒状部材の製造方法。
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