JP2020062431A - 噴霧器および噴霧器の製造方法 - Google Patents

噴霧器および噴霧器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高出力率を達成できる噴霧器およびそのような噴霧器の製造方法を提供する。【解決手段】エアロゾル発生器6と噴霧室5と放出口16とを備える噴霧器であって、前記エアロゾル発生器6は、エアロゾルを前記噴霧室5に放出するよう構成され、前記放出口16は、前記噴霧室5からの前記エアロゾルの除去を可能にするよう構成され、前記噴霧室5には湿潤面2が設けられ、前記湿潤面2は、プラスチック部品上に設けられ、前記噴霧室5は、フィルタ領域を備え、前記フィルタ領域は、前記湿潤面2を備え、前記噴霧室5は、バッフル面を備え、前記バッフル面は、前記湿潤面2を備える前記フィルタ領域を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エアロゾル発生器を備える噴霧器および噴霧器の製造方法に関する。
噴霧室に配置されたノズルと噴霧室に突き出る空気取入管とを備える噴霧器がDE 19602628 A1から公知である。
本発明の目的は、高出力率を達成することができる噴霧器およびそのような噴霧器の製造方法を提供することである。この目的は、請求項1の特徴を有する噴霧器によって、および請求項11の特徴を有する方法によって解決される。
一実施形態に従って、当該目的は、エアロゾル発生器と噴霧室と放出口とを備える噴霧器によっても解決され、当該エアロゾル発生器は、エアロゾルを当該噴霧室に放出するよう構成され、当該放出口は、当該噴霧室からの当該エアロゾルの除去を可能にするよう構成され、当該噴霧室には湿潤面が設けられ、当該湿潤面は、プラスチック部品上に設けられる。
出力率は、ある期間にわたって放出口を通過するエアロゾルの量として理解されるべきである。
エアロゾルは、気体中に懸濁している粒子の混合物である。懸濁粒子は、固体であってもよく、または液体であってもよい。固体懸濁粒子も液体懸濁粒子も存在し得る。エアロゾル液滴は、気体中の液滴である。
噴霧器は、エアロゾルを提供および放出するよう構成された装置である。
エアロゾル発生器は、エアロゾルを発生させるよう構成された装置である。エアロゾル発生器は、好ましくは、液滴を発生させてこれらを気体と混合するよう構成された装置である。エアロゾル発生器は、好ましくは、噴霧器、アトマイザ、加湿器、圧縮空気噴霧器、エアーアトマイザ、電子噴霧器、超音波噴霧器、電気流体力学噴霧器、静電噴霧器、膜噴霧器、振動膜を有する噴霧器、振動膜を有する電子噴霧器、メッシュ噴霧器、ノズル噴霧器、吸入器(MDI)、パウダーアトマイザ(DPI)、またはそれらの組み合わせを含む。一実施形態では、吸入器は、薬剤および噴射剤を含む加圧キャニスタを備える。当該キャニスタは、便宜上、手で操作可能なアクチュエータに接続される。吸入器は、起動時に特定の量の薬剤をエアロゾルの形態で放出するよう構成されることが有利である。一実施形態では、エアロゾル発生装置は、通風機で使用するよう構成される。
噴霧室は、エアロゾルが流れることができるよう構成された空間である。噴霧室は、エアロゾルを少なくとも一時的に収容するよう構成された空間であってもよい。
放出口は、エアロゾルが噴霧室から出ることを可能にするよう提供される装置である。当該放出口は、便宜上、吸い口またはマスクなどの部品に接続されるよう構成される。
プラスチック部品は、プラスチックを含む部品である。当該部品は、全面的にプラスチックでできていてもよい。プラスチックは、単量体有機分子または生体高分子から合成的
または半合成的に製造された有機高分子固体であってもよい。プラスチックは、熱可塑性物質、熱硬化性物質またはエラストマであってもよい。プラスチック部品は、例えばポリプロピレンを含んでもよい。
湿潤面は、液体によって湿らされるよう構成された面である。湿潤は、液体が湿潤面と90度以下の接触角を形成するときに起こる。
一実施形態では、湿潤面は、少なくとも一時的に、好ましくは永久的に、32〜5000ミリニュートンメートル(mN/m)の表面張力を有する。表面張力は、好ましくは35〜400ミリニュートンメートル(mN/m)、特に好ましくは44〜73ミリニュートンメートル(mN/m)である。表面張力は、50〜72ミリニュートンメートル(mN/m)であってもよい。
湿潤面は、湿潤材料を含んでもよい。好ましい湿潤材料は、金属およびガラスである。一実施形態では、湿潤面は、ABSを含む。
湿潤面は、予め定められた表面粗さを有してもよい。平均粗さ値Rは、6.3〜0.006であってもよい。平均粗さ値Rは、好ましくは1.6〜0.01、特に好ましくは0.5〜0.006である。表面粗さは、好ましくは、射出成形金型またはダイカスト金型などの対応して構成された金型および対応する製造プロセスによって提供される。
湿潤面は、洗浄されてもよい。
湿潤面は、20〜80℃、好ましくは40〜50℃の温度を有してもよい。
湿潤面は、表面処理を有してもよい。
湿潤面は、好ましくは印刷またはコーティングされ、湿潤面がラッカー塗装またはラミネート加工されることが特に好ましい。
湿潤面は、ブラスト処理されてもよい。湿潤面は、特に砂、ガラス玉、セラミック、鋼、ドライアイス、コランダム、スチールグリット、スチールボール、カットワイヤ、エメリ、ブロンズグリット、高炉スラグ、炭酸カルシウム顆粒、またはプラスチックでブラスト処理されてもよい。
湿潤面は、コロナ処理、火炎処理、フッ素化、プラズマ処理、特に酸素プラズマ処理または低圧プラズマ処理、オゾン処理、またはUV光処理されてもよい。湿潤面がフッ素化された湿潤面であることが特に好ましい。フッ素化された湿潤面は、好ましくは、高分子鎖の水素原子をフッ素原子と置換することによって得られた。フッ素化された面またはフッ素化された湿潤面は、フッ素、便宜上フッ素混合物にさらされた。これは、好ましくは、室温、特に好ましくは25℃で行われた。それによって温度ピークが生じなければ好都合である。基板へのフッ素原子の浸透の深さは、好ましくは、分子範囲内である。基材の特性は、好ましくは、変化のないままであった。基材は、プラスチックを含み、基材は、好ましくは、ABS、EPDM、再生可能資源からのプラスチック、NBR、HNBR、PEEK、PMMA、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、LDPE、UHMW−PE、POM、PET、EPDM、PBT、ポリカーボネート、ポリフェニルスルフィド、ポリシロキサンエラストマ、ガラス繊維を含むポリマ、コポリマ、ポリプロピレン、シリコーン、ゴム、またはTPEを含む。湿潤面の表面エネルギは、液体の表面エネルギに合わせられたであろう。液体は、好ましくは、食塩水または薬剤を含む。
一実施形態では、フッ素化された湿潤面は、気相フッ素化によって得られた。気相フッ素化中、物体または部品は、最外表層において水素原子がフッ素原子に置換されるように
気体の形態のフッ素、便宜上フッ素混合物にさらされる。それによって、部品の表面は、その形状とは比較的関係なく処理されることができる。フッ素化された湿潤面は、好ましくは、真空反応器において成分を処理することによって達成された。フッ素化された成分は、好ましくは円筒形の室においてバルク材として処理されたであろう。バスケット、メッシュボックスまたは特定の荷物キャリアにおける好ましくは立方体の室にフッ素化された成分を挿入したことが有利である。フッ素化された成分は、連続流反応器において処理されたであろう。
一実施形態では、フッ素化された湿潤面は、射出成形または吹込み成形によってフッ素化された粉末または顆粒をさらに処理することによって得られた。それによって、粉末または顆粒は、フッ素原子が粉末粒子または顆粒の外側領域にだけ位置するようにフッ素化されたであろう。また、フッ素原子は、粉末粒子もしくは顆粒により深く貫入したか、または粉末粒子もしくは顆粒の全領域に位置し得る。粉末または顆粒は、便宜上、気相フッ素化を用いてフッ素化された。この目的のために、ポリオレフィン粉末または顆粒が好ましくは使用された。粉末または顆粒のフッ素化は、好ましくは、スコップ部品を有する回転ドラムまたは可動撹拌器を有する反応器において行われた。反応器が円筒形であり、撹拌器が回転するよう構成されることが好都合である。
それによって、長期間にわたって活性である高極性の性質を有する面が、基材に影響を及ぼすことなく達成されたであろう。面のフッ素化は、好ましくは、非可逆性である。障壁層、好ましくは透過層が形成されたであろう。透過、拡散、移動、摩擦、粘着性および接着性は、減少したであろう。付着性、フィルム形成、粘着性および湿潤性は、増加したであろう。液体の排出の向上、乾燥の迅速化、印刷品質の向上、ダート粒子の付着がないという事実による清浄度の向上、石灰化および金型形成の減少、組立可能性の向上、または光学的により魅力的な面が達成されたであろう。障壁層により、プラスチック材料からなる部品が面から拡散すること、または容器の中身が壁を貫通することを防止できる。不快なにおい、環境負荷、膨張、脂で汚れた面、およびラベルの剥離を防止できる。達成される特性は、洗浄および滅菌プロセス後でさえ、長期安定性を有することができる。被加工物の面は、被加工物の寸法がフッ素化前後で同じであるようにフッ素化されてもよい。抗菌または抗微生物効果が達成されたであろう。抗菌または抗微生物効果は、一時的であってもよい。
湿潤面は、表面活性化を受けたであろう。
湿潤面を設けることによって、噴霧室の面に到達する液滴が湿潤面上に集まることを達成できる。液体フィルムが形成されてもよい。液体が面から滑り落ちるという効果を達成することも可能である。
これは有利である。なぜなら、湿潤可能でないかまたはわずかに湿潤可能であるだけである面上では、面から遠くに突き出る液滴が生じ得るからである。この結果、噴霧室の流動可能断面は縮小され得る。断面の縮小の結果、より多くのエアロゾル液滴が噴霧室の面および面上に既に存在する液滴に当たって付着し得る。その結果、これらのエアロゾル液滴は、放出口に到達することができない。
さらに、大きな液滴は、わずかに湿潤可能な面から分離し得て、エアロゾルが流れている空間を通って落下し得る。エアロゾル液滴は、それとともに運ばれ、その結果、もはや放出口に到達することができない。その結果、出力率は減少する。
一実施形態では、湿潤面は、液体フィルムをその上に形成でき、当該液体フィルムと衝突する液滴がさらなる液滴を生成することができるように設けられる。
1つの構成では、呼吸率は、最大30%増加させることができる。この目的のために、好ましくは、ノズルアタッチメントおよび噴霧器の下部で表面処理が行われる。好ましい構成では、治療期間を20%減少させることができ、残留量を減少させることができ、患者はより短期間でより高用量の薬剤を受けることができ、噴霧器の効率を向上させることができる。これらの特性は、好ましくは、食洗機での洗浄および134℃での10回のオートクレーブサイクル後でさえ残存している。
一実施形態では、エアロゾル発生器は、ノズルを備える。ノズルとの組み合わせでは、ノズルが直径差の大きな粒子を有するエアロゾルを発生させ得るので、湿潤面を設けることが特に好都合である。その結果、噴霧室の面に付着するのは、むしろ非常に大きな液滴である。これらは、流れが通過する断面を大幅に縮小させる可能性があり、出力率を大幅に減少させる可能性がある。
ノズルは、好ましくは、液体供給部を備え、気体が流れることができるよう構成される。ノズルは、内部混合による二物質ノズルとして構成されてもよく、または外部混合による二物質ノズルとして構成されてもよい。
噴霧室が、エアロゾル発生器を放出口に接続するエアロゾル誘導部を備え、エアロゾル誘導部が、湿潤面を備えることが好都合である。したがって、放出口に誘導されるのに適したエアロゾルの大部分は、放出口に到達することができる。
エアロゾル誘導部は、好ましくは、発生したエアロゾルが放出口に到達するために通過しなければならない中空空間である。エアロゾル誘導部は、便宜上、連続的な経路を備え、当該連続的な経路に沿ってエアロゾルがエアロゾル誘導部を通過することができる。
エアロゾル誘導部は、部分的に湿潤面を備えていてもよく、好ましくは湿潤面で全面的にコーティングされる。
一実施形態では、エアロゾル誘導部の面は、湿潤面を備える。面は処理が容易であるので、エアロゾル誘導部の断面は、少なくとも大半が単純な態様で維持可能である。
面は、好ましくは、本体の二次元境界面である。面は平坦であってもよく、面は湾曲していてもよい。
エアロゾル誘導部の端縁が湿潤面を有する場合、液体が当該端縁に特によく集まることを達成できる。湿潤面は、好ましくは、液体が端縁から十分に離れていくよう構成される。端縁をシフトさせるように液体が端縁に蓄積するという現象を低減または防止することができる。
これは、ある機能を有する端縁の場合に特に望ましい。当該機能は、アパーチャの場合などのように規定された断面を提供することであってもよい。また、機能は、エアロゾル中の望ましくない成分を濾過して除去するための規定された経路を提供することであってもよい。それによって、端縁は、予め定められた直径を有するエアロゾル液滴をエアロゾル流から濾過して除去するように設けられる下記のフィルタ領域を区切ることができる。
一実施形態では、エアロゾル誘導部は、通路を備え、当該通路は、湿潤面を有する。この結果、エアロゾル誘導部の断面が、出力率にとって特に重要である位置にほとんどまたは完全に維持されることを達成できる。
通路は、好ましくは、隣接する領域よりも小さな断面を有するエアロゾル誘導部におけ
る領域である。通路は、ノズルまたはアパーチャなどの、そこを流れる流体の圧力または速度に影響を及ぼすよう構成された狭窄であってもよい。
噴霧室が湿潤面を備える区切り壁を有することが有利である。これによって、比較的大量の液体が素早く貯蔵器に戻されることを達成できる。さらに、使用後に噴霧器に残っているが患者が利用できない残留量をそのようにして特に十分に減少させることができる。
区切り壁は、噴霧室をその環境から区切る壁である。
噴霧室は、湿潤面を有する空気供給部を備えてもよい。したがって、供給される空気は、特に正確に誘導されることができる。
空気供給部は、周囲空気が噴霧室に入ることを可能にするよう構成される。一実施形態では、空気供給部は、エアロゾル発生器を通り越して放出口に周囲空気を導くよう構成される。それによって、エアロゾルは、効果的に放出口に誘導されることができる。
空気供給部は、好ましくは、空気取入管として構成される。
一実施形態では、噴霧室は、バッフル面を備え、当該バッフル面は、湿潤面を備える。このようにして、バッフル面に適用されたエアロゾル液滴がバッフル面の面および輪郭に及ぼす影響の程度が最小限であることを達成できる。バッフル面の不変の機能を達成することができる。
バッフル面は、エアロゾルがそれに対して移動するよう構成された面である。エアロゾル液滴は、バッフル面と接触すると、より小さなエアロゾル液滴に分解し得る。
バッフル面は、空気流制御装置上に設けられてもよい。空気流制御装置は、流体ストリームの放出口に設けられてもよい。一実施形態では、空気流制御装置は、排出開口の反対側の流体ストリームに配置される。排出開口は、便宜上、ノズル、好ましくは気体ノズルの排出開口である。
バッフル面は、バッフル上に設けられてもよい。バッフルは、エアロゾル発生器に隣接して配置される部品である。
バッフルは、好ましくは、予め定められた直径よりも大きな直径を有するエアロゾル液滴がバッフルと衝突し得るように配置される。この目的のために、一実施形態では、バッフルは、少なくともエアロゾル発生器の周囲の平面に延びている。バッフルは、特に円筒形、円錐台形または円錐形の態様で構成されてもよい。
バッフル上に湿潤面を設けることは、特に小さな流動可能断面がバッフル上に設けられるようにエアロゾル誘導部が設計される場合に特に有利であり得る。付着する液体は、この断面をさらに縮小させ、その結果、放出口まで流れることができるエアロゾルが少なくなる。バッフル上に湿潤面を設けることによって、バッフルに到達する液体がより大きな程度までバッフル上に集まって、より素早くバッフルから除去できることを達成できる。
一実施形態では、噴霧室は、フィルタ領域を備え、当該フィルタ領域は、湿潤面を備える。
フィルタの機能を実現できるようにするために、フィルタ領域は、主に大きな液滴がフィルタ領域と衝突し、小さな液滴がフィルタ領域を通り越して誘導されるように配置されてもよい。これは、エアロゾルが方向の変化を受けるように設計される領域にフィルタ領域を配置することによって達成できる。そのような領域では、大きな液滴および小さな液
滴は、一般に、大部分が特定のサブ領域に分散され、その結果、どちらの液滴が濾過されて除去されるかは、バッフル面の配置および構成によって決定可能である。
それによって、フィルタ領域の端縁は、どちらのエアロゾル液滴がさらに濾過されて除去され、どちらのエアロゾル液滴がフィルタ領域を通過し得るかを決定することができる。
フィルタ領域のこの機能により、フィルタ領域は、特に大量の液滴が供給される。しかし、この機能は、フィルタ領域の正確な形状も必要とする。フィルタ領域の形状は、そこに配設された液滴によって、濾過されて除去される液滴の液滴スペクトルが変更されるように変化させられてもよい。
液滴スペクトルは、エアロゾルにおける特定の直径を有する液滴の発生を特徴付ける。
フィルタ領域の形状の変化をできる限り小さく保つために、フィルタ領域に湿潤面を設けることが好都合である。その結果、フィルタ領域に適用された液滴は、フィルタ領域の形状をほとんど変化させないようにフィルタ領域上に集まることができる。さらに、湿潤面は、液滴がフィルタ領域から素早く除去されて液体がフィルタ領域にほとんど配設されないように十分に液滴が流れ出るよう構成され得る。
フィルタ領域は、噴霧室仕切り上に設けられてもよい。噴霧室仕切りは、好ましくは、エアロゾルが放出口に到達できるように方向の変化を受けなければならないように噴霧室を分割するよう構成される。この機能とともに、噴霧室仕切りは、上記の原理に従って、所望の液滴スペクトルを有するエアロゾルを望ましくない液滴スペクトルを有するエアロゾルから分離することができる。
フィルタ領域は、迷路のような誘導部上に設けられてもよい。迷路のような誘導部は、エアロゾルが流されるときに少なくとも1回、好ましくは少なくとも2回または3回方向を変化させることを必要とするエアロゾル誘導部である。この特性とともに、迷路のような誘導部は、上記の原理に従って、所望の液滴スペクトルを有するエアロゾルを望ましくない液滴スペクトルを有するエアロゾルから分離することができる。
フィルタ領域は、バッフル上に設けられてもよい。上記のように、バッフルは、好ましくは、予め定められた液滴スペクトルがバッフルに対して誘導されるように配置される。上記のように、この目的のために、一実施形態では、バッフルは、少なくともエアロゾル発生器の周囲の平面に延びている。バッフルは、特に円筒形、円錐台形または円錐形の態様で構成されてもよい。放出口に到達することができるように、エアロゾルは、便宜上、バッフルの領域、好ましくは面に隣接する領域、特にバッフルの端縁に隣接する領域において方向を変化させなければならない。
それによって、バッフルは、便宜上、上記の原理に従って、放出口に到達しないはずのエアロゾル液滴が経路に沿って放出口まで移動することを防止するように配置される。そのようなエアロゾル液滴は、バッフルの面に誘導され得て、その結果、バッフルの面と衝突してそこに付着し得る。一実施形態では、噴霧器は、吸入された空気がエアロゾル発生器を通り越してバッフルを通って内部を流れ、それによってエアロゾルと一緒になって、バッフルの端縁の周囲でバッフルの外側側面に沿って反対方向に流れ続けるよう構成される。それによって、この経路をたどるのには大き過ぎるエアロゾル液滴は、バッフルの内側側面上に配設される。バッフルの端縁の位置決めは、どちらのエアロゾル液滴がさらにバッフル上に配設され、どちらのエアロゾル液滴がさらに放出口の方向にさらに進むことができるかを決定する。したがって、ここでは、端縁の外寸が付着する液体によって変更されないことも、放出口に誘導されるエアロゾルの液滴スペクトルにとって重要である。
なぜなら、濾過されて除去される液滴のスペクトルは変化し得るからである。その結果、バッフルの端縁、バッフルの内側側面またはバッフル全体上に湿潤面を設けることが特に好都合である。
噴霧室が貯蔵器を備え、エアロゾル発生器が貯蔵器と協働するよう構成され、貯蔵器が湿潤面を備えることが好都合である。その結果、液体は、そのように意図された貯蔵器の領域に特によく集まることができる。
貯蔵器は、液体を貯蔵するため、特に薬剤を貯蔵するために設けられる貯蔵手段である。貯蔵器は、便宜上、液体をエアロゾル発生器に放出するよう構成される。噴霧室内の面上に配設された液体が貯蔵器に到達できるように噴霧器が構成されることが有利である。
さらに、当該目的は、湿潤面を有する噴霧器の製造方法によって解決され、当該方法は、エアロゾル発生器と噴霧室と放出口とを備える噴霧器を製造するステップを備え、上記エアロゾル発生器は、エアロゾルを当該噴霧室に放出するよう構成され、上記放出口は、当該噴霧室からの当該エアロゾルの除去を可能にするよう構成され、当該方法はさらに、当該噴霧室に湿潤面を設けるステップを備え、上記湿潤面は、フッ素化によって設けられる。
同封の図面を参照して、実施形態の例によって本発明を以下でより詳細に説明する。
空気取入管上に湿潤面を有する噴霧器の実施形態の例を示す。 湿潤面を持たない噴霧器の断面図を示す。 図1に示される噴霧器の断面図を示す。 噴霧室全体が湿潤面を備える噴霧器を示す。 バッフル上に湿潤面を有する噴霧器の実施形態の例を示す。 噴霧室と吸い口と膜エアロゾル発生器とを備える噴霧器を示す。
図1は、空気取入管3上に湿潤面2を有する噴霧器1の実施形態の例を示す。図1に示される噴霧器1は、噴霧室5を囲む区切り壁4を備える。噴霧室5には、二物質ノズル7として構成されるエアロゾル発生器6が配設されている。二物質ノズル7は、1つの気体チャネル8と3つの液体チャネル9とを備えるが、3つの液体チャネル9のうちの2つのみが図1に示されている。気体チャネル8は、不図示の圧縮空気源のための接続部を有する。液体チャネル9は、薬剤貯蔵器10と協働するよう構成される。気体チャネル8および液体チャネル9は、隣接して、二物質ノズル7の霧化領域11に開放している。気体チャネル8の出入口12の反対側には、空気流制御装置13が設けられている。
空気取入管3は、区切り壁4の取入口開口14から二物質ノズル7の方向に延びている。空気取入管3の外側側面15は、湿潤面2を備える。湿潤面2は、空気取入管3の長さ全体およびその周囲の半分にわたって延在している。それによって、湿潤面2は、区切り壁4に設けられた放出口16に面している空気取入管3の周囲の当該半分にわたって延在している。
噴霧器1の動作中、薬剤貯蔵器10からの液体薬剤は、液体チャネル9を通って霧化領域11に到達する。圧縮空気も、気体チャネル8を通って霧化領域11に到達する。吸入時、患者は、空気取入管3を通して霧化領域11に周囲空気を吸い込む。空気流制御装置13の助けを借りて、霧化領域11においてエアロゾルが生成される。吸入時、患者は、放出口16を通して噴霧器1からエアロゾルを吸い込む。この結果、薬剤液体は、区切り
壁4の内側側面および空気取入管3上に着地する。この薬剤液体は、区切り壁4と空気取入管3との間の通路18のサイズを縮小させる。その結果、患者に到達することができるエアロゾルが少なくなる。
この効果は、図2および図3によって以下で説明するように、湿潤面2では低くなる。
図2は、湿潤面を持たない噴霧器1の断面図を示す。区切り壁4および空気取入管3上には脂肪液滴17が配設される。区切り壁4と空気取入管3との間の通路18は、脂肪液滴17によってサイズが大幅に縮小される。この通路18を通って霧化領域11から放出口16の方向に誘導されるエアロゾル液滴の多くは、脂肪液滴17と衝突して、放出口16に到達することができない。
図3は、図1に示される噴霧器1の断面図を示す。この噴霧器1でも、区切り壁4および空気取入管3上には脂肪液滴17が配設される。しかし、湿潤面2の領域では、脂肪液滴17は見られず、平坦な液滴19が見られる。これは、湿潤面2の優れた湿潤性によって達成される。湿潤面2上に脂肪液滴17が存在しないという事実により、この領域では通路18の断面が大きくなる。平坦な液滴19と衝突するエアロゾル液滴は少なくなる。その結果、出力率は、湿潤面2を持たない噴霧器1よりも大きくなる。
図4は、噴霧室5全体が湿潤面2を備えた噴霧器1を示す。区切り壁4の内壁、空気取入管3、接続部24の内側、二物質ノズル7および空気流制御装置13が、湿潤面2を備える。
図5は、バッフル20上に湿潤面2を有する噴霧器1の実施形態の例を示す。図5に示される噴霧器1は、基本的には図1に示される噴霧器1に対応している。しかし、噴霧器1は、バッフル20とバッフルセクション21と誘導部セクション22とをさらに備える。
バッフル20は、霧化領域11の領域に配置されている。バッフル20は、基本的には中空円筒の形態を有しており、霧化領域11がバッフル20の長手方向軸のほぼ中央に配設されるように配置されている。その結果、バッフル20は、霧化領域11の周囲に延びている。バッフル20は、薬剤貯蔵器10の方向に向いたその端面23で開放している。放出口16の近くに配設されるバッフル20の端面23は、バッフルセクション21によって覆われている。
バッフルセクション21は、放出口16に隣接した領域では区切り壁4まで延びている。区切り壁4の反対側の領域とバッフル20との間には、通路18が設けられている。
誘導部セクション22は、バッフルセクション21から取入口開口14の方向に延びている。それによって、取入口開口14を有する区切り壁4と誘導部セクション22との間に通路18が残る。誘導部セクション22は、放出口16とその反対側の区切り壁4の領域との間で横方向に延びている。
図5に示される噴霧器1の動作時、図1に示される噴霧器1の動作と同じ原理に従ってエアロゾルが生成される。
吸入時、患者は、やはり放出口16を通して噴霧器1からエアロゾルを吸い込む。これが起こるためには、エアロゾルは、霧化領域11からバッフル20の開放端面23に移動しなければならない。次いで、エアロゾルは、方向を変化させて、バッフル20の外側側面15と区切り壁4との間の通路18を通過しなければならない。エアロゾルは、通路18から取入口開口14の方向に流れ、次いで誘導部セクション22の周囲から放出口16
に流れなければならない。
この予め定められた経路は、望ましくないエアロゾル液滴を濾過して除去する働きをする。予め定められたエアロゾル流をたどるには大き過ぎるエアロゾル液滴は、バッフル20または誘導部セクション22と衝突する。エアロゾルが通過するための小さな領域のみが、バッフル20と二物質ノズル7との間に設けられる。この領域は、薬剤貯蔵器10内の液体の水位に応じて薬剤によってさらに制限される。バッフル20の正確な形状は、濾過されて除去される液滴のスペクトルを決定する。バッフル20上に配設される液体により、エアロゾルが通過するための領域のサイズが縮小され、形状も変更される。この結果、より多くの液滴が濾過されて除去され、その結果、出力率が低くなる。濾過されて除去される液滴のスペクトルも変更される。
これらの影響を最小限にするために、バッフル20全体が湿潤面2を備える。図3に記載された原理に従って、湿潤面2を設けることにより、平坦な液滴19が形成されることが達成され、平坦な液滴19は、バッフル20の形状をほとんど変化させず、エアロゾルが通過するための領域のサイズをわずかに縮小させるだけである。
図1、図4および図5を参照して、二物質ノズルに関連して本発明を説明してきた。しかし、本発明は、このタイプのエアロゾル発生器を有する噴霧器に限定されるものではない。
図6は、噴霧室5と吸い口25と膜エアロゾル発生器26とを備える噴霧器1を示す。振動膜27は、例えば図に示されていない環状圧電要素によって振動させられ得る。噴霧器1の動作中、液体は、図6の上部における振動膜27の一方の側に配設され、液体は、振動膜27の開口を通して運ばれて、図6の下部における振動膜27の他方の側でエアロゾルとして噴霧室5に放出される。
噴霧室5は、湿潤面2を備える。
患者は、噴霧室5に配設されたエアロゾルを吸い口25で吸入することができる。患者がエアロゾルの吸入後に治療装置を下ろすことのないように、吸い口25は、可撓性弁要素29によって封止される吐出開口28を有する。患者が吸い口25、したがって噴霧室5に吐き出す場合、吐き出された空気が噴霧器1の内部から出ることができるように可撓性弁要素29は開く。吸入時には、周囲空気は、膜エアロゾル発生器26を通って流れる。
1 噴霧器;2 湿潤面;3 空気取入管;4 区切り壁;5 噴霧室;6 エアロゾル発生器;7 二物質ノズル;8 気体チャネル;9 液体チャネル;10 薬剤貯蔵器;11 霧化領域;12 出入口;13 空気流制御装置;14 取入口開口;15 外側側面;16 放出口;17 脂肪液滴;18 通路;19 平坦な液滴;20 バッフル;21 バッフルセクション;22 誘導部セクション;23 端面;24 接続部;25 吸い口;26 膜エアロゾル発生器;27 振動膜;28 吐出開口;29 弁要素。

Claims (11)

  1. エアロゾル発生器(6)と噴霧室(5)と放出口(16)とを備える噴霧器(1)であって、
    前記エアロゾル発生器(6)は、エアロゾルを前記噴霧室(5)に放出するよう構成され、前記放出口(16)は、前記噴霧室(5)からの前記エアロゾルの除去を可能にするよう構成され、
    前記噴霧室(5)には湿潤面(2)が設けられ、前記湿潤面は、プラスチック部品上に設けられる、噴霧器(1)。
  2. 前記エアロゾル発生器(6)はノズル(7)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の噴霧器(1)。
  3. 前記噴霧室(5)は、前記エアロゾル発生器(6)を前記放出口(16)に接続するエアロゾル誘導部を備え、前記エアロゾル誘導部は、前記湿潤面(2)を備えることを特徴とする、請求項1〜2のいずれか1項に記載の噴霧器(1)。
  4. 前記エアロゾル誘導部の面は、前記湿潤面(2)を備えることを特徴とする、請求項3に記載の噴霧器(1)。
  5. 前記エアロゾル誘導部の端縁は、前記湿潤面(2)を備えることを特徴とする、請求項3または4に記載の噴霧器(1)。
  6. 前記エアロゾル誘導部は、通路(18)を備え、前記通路(18)は、前記湿潤面(2)を備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の噴霧器(1)。
  7. 前記噴霧室(5)は、前記湿潤面(2)を備える区切り壁(4)を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の噴霧器(1)。
  8. 前記噴霧室(5)は、フィルタ領域を備え、前記フィルタ領域は、前記湿潤面(2)を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の噴霧器(1)。
  9. 前記噴霧室(5)は、バッフル面(20)を備え、前記バッフル面(20)は、前記湿潤面(2)を備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の噴霧器(1)。
  10. 前記噴霧室(5)は、貯蔵器(10)を備え、前記エアロゾル発生器(6)は、前記貯蔵器(10)と協働するよう構成され、前記貯蔵器(10)は、前記湿潤面(2)を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の噴霧器(1)。
  11. 湿潤面(2)を有する噴霧器(1)の製造方法であって、
    エアロゾル発生器(6)と噴霧室(5)と放出口(16)とを備える噴霧器(1)を製造するステップを備え、前記エアロゾル発生器(6)は、エアロゾルを前記噴霧室(5)に放出するよう構成され、前記放出口(16)は、前記噴霧室(5)からの前記エアロゾルの除去を可能にするよう構成され、前記方法はさらに、
    前記噴霧室(5)に湿潤面(2)を設けるステップを備え、前記湿潤面(2)は、フッ素化によって設けられる、方法。
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