JP2020062146A - 飲料製造装置 - Google Patents

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【課題】本発明は、飲料原料の入れられたカップに、自動的にミルクや水などの液体を添加し、切削撹拌を行なうことで飲料を製造することのできる飲料製造装置を提供する。【解決手段】本発明に係る飲料製造装置10は、カップ70に入れられた飲料原料71を切削撹拌する調理具21と、調理具の上部を覆い、調理具と一体に昇降するカバー26とを具える調理ユニット20と、調理ユニットの下方に配置され、カップを保持するホルダーユニット40と、調理具とホルダーユニットを相対的に接近、離間させる昇降手段24,44と、を具え、昇降手段によってカバーの下縁とホルダーユニットに保持されたカップの上縁を接近させ、カバーとカップの内部に調理空間50を形成する飲料製造装置であって、カップに液体72を注入する注液手段60を具え、注液手段からカップに注液を行なう状態で、調理空間を外気と連通させる通気部51を具える。【選択図】図8

Description

本発明は、カップに入れられた野菜、果物等の飲料原料にミルクや水などの液体を注いで切削撹拌等により飲料を製造する飲料製造装置に関するものである。
カップに野菜などの飲料原料を入れ、撹拌翼で切削撹拌し飲料を製造する飲料製造装置が提案されている。たとえば、特許文献1では、撹拌翼の下方に飲料原料が入れられたカップを載置し、撹拌翼を降下させてカップ内に侵入させ、撹拌翼を回転することで、飲料原料を切削撹拌し、飲料を製造している。
特開2013−81514号公報
特許文献1では、カップに飲料原料と共に予め水や濃縮ジュースなどの液体を入れた状態で、カップを飲料製造装置に載置する。飲料製造装置には、カップを載置する前に予めカップに飲料原料と共に液体を入れる必要があり手間が掛かる。また、カップを載置する際に飲料用液体等がこぼれてしまうこともある。このため、カップに自動的に液体が添加される装置が求められている。
本発明の目的は、飲料原料の入れられたカップに、自動的にミルクや水などの液体を添加し、切削撹拌を行なうことで飲料を製造することのできる飲料製造装置を提供することである。
本発明に係る飲料製造装置は、
カップに入れられた飲料原料を切削撹拌する調理具と、前記調理具の上部を覆い、前記調理具と一体に昇降するカバーとを具える調理ユニットと、
前記調理ユニットの下方に配置され、前記カップを保持するホルダーユニットと、
前記調理具と前記ホルダーユニットを相対的に接近、離間させる昇降手段と、
を具え、
前記昇降手段によって前記カバーの下縁と前記ホルダーユニットに保持された前記カップの上縁を接近させ、前記カバーと前記カップの内部に調理空間を形成する、
飲料製造装置であって、
前記カップに液体を注入する注液手段を具え、
前記注液手段から前記カップに注液を行なう状態で、前記調理空間を外気と連通させる通気部を具える。
前記昇降手段は、前記カバーの下縁と前記カップの上縁との間に隙間が形成されるよう前記調理ユニットと前記ホルダーユニットを接近させるものであり、
前記隙間を前記通気部とすることができる。
前記調理具を回転させる回転駆動手段を具え、
前記回転駆動手段により前記調理具を回転させることにより、前記カップに入れられた前記飲料原料を切削撹拌する間、前記昇降手段は、前記カバーの下縁と前記カップの上縁を密着させることが望ましい。
前記注液手段は、前記カバーに連通した配管により前記調理空間に前記液体を供給する構成とすることができる。
前記注液手段は、前記調理空間に空気を注入可能であり、
前記カップに入れられた前記飲料原料を前記調理具により切削撹拌する前に、前記注液手段は、前記配管に空気を注入し、前記配管内の液体を排出することが望ましい。
前記配管は、前記液体が排出された後、外気と連通して通気孔を形成する構成とすることができる。
本発明の飲料製造装置によれば、カップに注液を行なう際に、通気部により調理空間を外気と連通させることで、調理空間の内圧の上昇を抑えて、調理空間からの液漏れを防ぐことができる。通気部をカバーの下縁とカップの上縁との間に形成した隙間とすることで、通気部として別途特別な構成を付加する必要はない。
図1は、本発明の一実施形態に係る飲料製造装置の本体の外観斜視図である。 図2は、飲料製造ユニットの要部断面図であって初期状態を示している。 図3は、飲料製造ユニットの要部断面図であってカップ載置状態を示している。 図4は、飲料製造ユニットの要部断面図であって洗浄容器離間状態を示している。 図5は、飲料製造ユニットの要部断面図であって洗浄容器後退状態を示している。 図6は、飲料製造ユニットの要部断面図であってホルダーユニット上昇途上状態を示している。 図7は、飲料製造ユニットの要部断面図であって図6に続くホルダーユニット上昇途上状態を示している。 図8は、飲料製造ユニットの要部断面図であって注液状態を示している。 図9は、飲料製造ユニットの要部断面図であって切削撹拌状態を示している。 図10は、飲料製造ユニットの要部断面図であってホルダーユニット下降途上状態を示している。 図11は、飲料製造ユニットの要部断面図であって図10に続くホルダーユニット下降途上状態を示している。 図12は、飲料製造ユニットの要部断面図であってホルダーユニットの下降が完了し洗浄容器を装着してカップを取出可能な状態を示している。 図13は、飲料製造ユニットの要部断面図であって撹拌翼の洗浄状態を示している。 図14は、飲料製造装置の主要構成の一実施形態に係るブロック図を示している。
以下、本発明の一実施形態に係る飲料製造装置10について図面を参照しながら説明を行なう。本発明の飲料製造装置10は、たとえばコンビニエンスストアやオフィス、スーパー、サービスエリアなどに設置され、ユーザーが予め飲料原料が入れられたカップ70を購入し、当該カップ70を飲料製造装置10内に配置して、調理具によって飲料原料71を粉砕、切断、撹拌等(以下「切削撹拌」という)することにより、所望の飲料73を製造する装置である。
飲料原料71として、たとえばスティック状の野菜、果物やこれらの冷凍物を例示でき、これに氷を加えたり、水、ミルクなどの液体72を添加することで、野菜ジュース、果物ジュース、スープなどのペースト状或いはジュース状の飲料73が得られる。なお、飲料原料は、これらに限らず、アイスクリーム、ゼリー、生クリームなどであってもよい。
調理具として、以下では複数枚のブレードを具える撹拌翼21を図示し、撹拌翼21によって飲料原料を切削撹拌するようにしている。もちろん、調理具はホイッパー、ヘラなどであってもよく、また、これらを付け替えて使用することもできる。
図1は、飲料製造装置10の本体ケーシング13を示す斜視図、図2乃至図13は、本体ケーシング13内に収容される飲料製造ユニット11の要部断面図、図14は飲料製造装置10の主要構成のブロック図である。
本体ケーシング13は、図1に外観を示すように、略縦長矩形のケーシング14の前方に扉15が取り付けられている。扉15は、マグネットやレバーなどによりロック及びロック解除可能となっており、ユーザーは、ロック解除状態で扉15を開き、本体ケーシング13の内部に配置されたホルダーユニット40(図2参照)にカップ70(図3参照)を載置し、また、カップ70の取出しを行なうことができる。本体ケーシング13の前面には、扉15の上部にユーザーが飲料製造装置10の操作を行なう操作部とその動作状況を示す表示部を兼ねた操作・表示部16が設けられている。操作・表示部16はたとえばタッチパネルとすることができる。
本体ケーシング13の内部には、図2乃至図13、ブロック図14に示すような飲料製造ユニット11が収容される。飲料製造ユニット11は、主要構成として、調理具となる撹拌翼21を具える調理ユニット20と、調理ユニット20の下方にカップ70を保持するホルダーユニット40を具える。
図面について簡単に説明すると、図2は飲料製造ユニット11の初期状態、図3はユーザーがカップ70をホルダーユニット40に載置した状態、図4は洗浄容器30が調理ユニット20から離間した状態、図5は洗浄容器30が後退した状態、図6及び図7はホルダーユニット40の上昇途上状態、図8は調理空間50への注液状態、図9は飲料原料71の切削撹拌状態を示している。また、図10及び図11はホルダーユニット40の下降途上状態、図12はホルダーユニット40の下降が完了し洗浄容器30を装着してカップ70を取出可能な状態、図13は撹拌翼21の洗浄状態を示している。図14は、飲料製造装置10の主要構成のブロック図である。
調理ユニット20は、図2等に示すように、複数枚のブレードを具える撹拌翼21を回転軸211の先端に取り付けて構成され、回転軸211は、回転駆動手段となる回転駆動モーター22にプーリー221,221及びベルト222を介して連繋されている。回転駆動モーター22は、たとえばHIhg/Low切替可能、正逆回転可能及び/又は間欠回転可能なモーターを採用することができる。回転駆動モーター22の回転速度を可変とすることで、飲料原料71の種類や硬さ、或いは、ユーザーの嗜好に応じて高速、低速で撹拌翼21を回転させることができる。また、回転駆動モーター22として正逆回転や間欠回転可能なものを用いることで、撹拌翼21を洗浄する際の洗浄効率を高めることができる。もちろん、回転駆動モーター22はこれに限らず、たとえば等速回転のものを採用してもよいし、正逆回転はクラッチ機構により行なうこともできる。
調理ユニット20は、昇降手段である昇降モーター24により回転するボールネジ241によって昇降可能となっている。調理ユニット20の位置は、図2等に示す位置検出センサー242,242と昇降モーター24のパルスセンサー243(図14参照)により検知できるようにしている。位置検出センサー242は、調理ユニット20の昇降移行路に接近して配置することができ、上側の位置検出センサー242は、図4に示す洗浄容器30の出没時に調理ユニット20が退避する退避位置を検出し、下側の位置検出センサー242は、図8に示す注液状態における調理ユニット20の位置を検出する位置に設けることができる。位置検出センサー242により検出された調理ユニット20の位置からパルスセンサー243のパルス数をカウントすることで、調理ユニット20が何れの位置にあるかを判断することができる。
調理ユニット20は、撹拌翼21の上部を覆うカバー26を具える。カバー26は、調理ユニット20に対して上下にスライド可能且つ下向きに付勢された状態で装着されている。カバー26は、ドーム形状とすることができ、下縁には、外向きに突出した環状のフランジ261と、フランジ261の内縁側から下向きに突出した環状のシール部262が形成されている。フランジ261は、後述する図8及び図8に示すようにカップ70の上縁と接近して当接する際に、シール部262はカップ70の内側に僅かに侵入して、注液や切削撹拌の際に飲料原料71や液体がこぼれ出ることを防止する。カバー26は、図9に示すように、カップ70と当接した状態で、撹拌翼21によって飲料原料71が切削撹拌される調理空間50を形成する。
カバー26には、図2等に示すように、カバー26内部に向けて配管27が配設されている。配管27は、図14に示す注液手段60に連繋されており、カバー26内にミルクや水などの液体72、空気などを送給する。配管27は、図2等に示すように、撹拌翼21に向けて液体が放出されるように配置することが望ましい。これにより、注液手段60から配管27を通じてミルクなどの液体を調理空間50内に放出する際に、撹拌翼21により液体を分散させてカップ70に注液でき、また、撹拌翼21の洗浄の際には、配管27から水を直接撹拌翼21に当てることができ、洗浄効率を高めることができる。
たとえば、カバー26を調理ユニット20に対して上下にスライド可能とする構成として、カバー26の上部に筒状のスライダー263を装着すると共に、スライダー263の周面に図示省略する突起を設け、調理ユニット20にスライダー263をスライド可能に支持する筒状のスライダー支持部23とスライダー263の突起が嵌まる縦長のスライド溝231を具えた構成を例示できる。また、カバー26を調理ユニット20に下向きに付勢する構成として、スライダー263の内部に収容され、カバー26の上面と調理ユニット20の天面近傍に設けた圧縮コイルバネなどのカバー付勢手段264を例示できる。
カバー26は、上記構成により、カバー26の下縁がホルダーユニット40に当接していない状態では、調理ユニット20に対して下スライドした位置にあり、カバー26がホルダーユニット40に当接した状態(図9参照)は、カバー付勢手段264が縮んで相対的に撹拌翼21が下方に飛び出す。
調理ユニット20の下方には、図2乃至図4、図13示すように、撹拌翼21の昇降移行路に出没する洗浄容器30を具える。洗浄容器30は、撹拌翼21やカバー26の内部を洗浄する際に水の飛散を防止し、また、水を貯留する容器である。洗浄容器30は、洗浄容器移動手段によって略水平方向、図示では左右方向に移動可能となっている。
洗浄容器30として、上縁がカバー26の下縁に密着する碗状形状のものを例示でき、底面には排水配管31が設けられている。排水配管31は、図14に示す排水タンク610に連繋されている。洗浄容器移動手段は、たとえば洗浄容器移動モーター33と、当該洗浄容器移動モーター33によって回転するカム331と、カム331の回転により洗浄容器30を調理ユニット20の下方に出没させるレバー332から構成することができる。洗浄容器30の位置は、図14に示す2つの位置検出センサー333によって検知することができ、図2に示す初期状態や図3に示すカップ載置状態、図12に示すカップ70を取出可能な状態では、調理ユニット20の下方に進出して、撹拌翼21や配管27からの液だれを防止すると共に、カップ70の出し入れなどの際に撹拌翼21に直接ユーザーの手が触れないように保護している。
洗浄容器30に接続される排水配管31は、洗浄容器30からの排水を効率的に行なうことができるように、図2乃至図4、図13に示すように斜め向きに配置し、その開口となる排水孔32を広く採ることが望ましい。また、排水配管31には、洗浄容器30内に水を溜めて撹拌翼21の洗浄を行なうことができるように弁を設けることができる。たとえば、排水配管31を可撓性のチューブとし、弁としてピンチバルブ34を例示することができる。ピンチバルブ34は、ソレノイド341の如き往復駆動部材により、図13に示すように排水配管31を外側から折り曲げ又は押し潰して流路を塞ぐ構成を例示できる。
具体的には、ピンチバルブ34は、排水配管31に対して略直交する方向からスライドプッシャー342を押し付ける構成とすることができる。スライドプッシャー342は、ソレノイド341の先端に、コ字状のフレーム343の先端を架橋するよう装着できる。また、ソレノイド341のケースにはプランジャーの出没方向に向けて上下に凹部345を有する固定プッシャー344が配備されている。そして、ソレノイド341に通電を行なって、スライドプッシャー342を引き付ける方向に移動させ、排水配管31を押圧することで押し潰し、閉状態とすることができる。ソレノイド341への通電を解除すると、スライドプッシャー342は排水配管31への付勢を解き、排水配管31は弾性復帰して開状態となって、排水の流通を許容する。このように排水配管31の弁にピンチバルブ34を採用することで、排水配管31内に可動部分を有する弁構造を有さないから、飲料原料71を切削撹拌して残留する残渣の詰まりを防止することができる。
排水配管31は、図14に示す排水タンク610に連繋される。排水タンク610は、重力作用によって洗浄容器30内の排水が排出されるように洗浄容器30よりも下方の位置に設けることができる。もちろん、排水配管31にポンプなどを配置して強制的に洗浄容器30から排水を行なう構成としてもよい。
ホルダーユニット40は、図2に示すように調理ユニット20の下方に配置され、図3に示すようにカップ70が載置されて、図8に示す注液状態、図9に示す切削撹拌状態でカップ70を保持するユニットである。ホルダーユニット40は、カップ70の下部を保持する第1ホルダー41と、第1ホルダー41が上下にスライド可能に嵌まり、カップ70の上縁を保持する第2ホルダー42を具える。また、第2ホルダー42は、底面中央に押出孔421が貫通開設されており、第1ホルダー41の昇降移行路に向けて下方から突設された押出部材43が挿通可能となっている。第2ホルダー42は、ホルダー昇降手段となるホルダー昇降モーター44と当該ホルダー昇降モーター44により回転するボールネジ441によって昇降可能となっており、第2ホルダー42の昇降位置は、図2等に示すように位置検出センサー442,442により検知される。なお、本実施形態において、前述した調理ユニット20の昇降モーター24とホルダーユニット40のホルダー昇降モーター44が昇降手段を構成する。
より詳細には、第1ホルダー41は、有底短筒状形状であり、カップ70の底近傍の形状に合わせて下方がやや縮径した内周形状を有している。第1ホルダー41は、ユーザーがカップ70を掴んで載置し、また、載置されたカップ70を取り出しし易い高さに形成され、また、載置されたカップ70が倒れない程度の高さとしている。図示の実施形態では、第1ホルダー41の高さは、カップ70の高さの約1/3程度としており、カップ70は上半分が少なくとも露出する高さとすることが望ましい。第1ホルダー41には、図14に示すようにカップ70の有無を検知するカップ有無検出センサー411を具える。カップ有無検出センサー411はたとえば光電センサーを採用できる。
第2ホルダー42は、第1ホルダー41の外径よりも内径の大きい円筒形状であり、第1ホルダー41が上下にスライド可能に嵌まっている。第2ホルダー42の上縁は、カップ70の上縁近傍の形状に合わせて拡大すると共に、図9に示すようにカップ70の上縁を挟んで上記したカバー26の下縁と当接し、液密な状態で調理空間50を形成する。第2ホルダー42の上縁内周面には、1又は複数箇所、或いは、環状にゴムなどの滑り止め部材422が装着されており、撹拌翼21によりカップ70内の飲料原料71を切削撹拌する際に、カップ70の追従回転を防止する。第2ホルダー42の内面には、第1ホルダー41の下方側スライド範囲を規制する押え部材423が形成されている。押え部材423は、カップ70の載置された第1ホルダー41が第2ホルダー42に対して下方にスライドしたときに、カップ70の底面が第1ホルダー41の底面に当接しつつ、カップ70の上縁が第2ホルダー42の上縁に当接する位置としている。
上記のとおり、カップ70は、底近傍を第1ホルダー41に保持され、上縁近傍を第2ホルダー42に保持されるが、その保持力は、第2ホルダー42の方が強くなるように構成することが望ましい。後述する切削撹拌状態の後、ホルダーユニット40を降下させたときに、カップ70がカバー26に貼り付かず、確実に引き離されるようにするためである。第1ホルダー41と第2ホルダー42のカップ70の保持力は、カップ70との径差、内周面の素材や凹凸などにより設定することができる。
注液手段60は、配管27から調理空間50又は洗浄容器30に向けて水やミルクなどの液体や圧縮空気を供給する手段である。その一実施形態を図14にブロック図で示す。注液手段60は、複数の電磁弁やポンプ、センサー等から構成することができ、本実施形態では、液体は、水とミルクである。水は水道619から水タンク611を通じて配管27から供給され、ミルクは冷却機能を具えるミルクタンク621から供給するようにしている。水は、飲料原料71の濃度調整や、撹拌翼21等の洗浄に用いられる。
注液手段60は、主として、水タンク611から調理空間50に水を供給する水ルート61、ミルクタンク621からミルクを供給するミルクルート62、圧縮空気を供給する空気ルート63を具え、水ルート61、ミルクルート62及び空気ルート63は下流側で合流して配管27に繋がっている。もちろん、水ルート61、ミルクルート62、空気ルート63は本実施形態の構成に限定されるものではない。
まず、水ルート61について説明すると、水は、図14に示すように、水道619に直結された2ポートの電磁弁68を介して水タンク611に供給される。水タンク611は水位センサー613を具備し、水位が所定の設定値よりも低くなると電磁弁68を開放して水タンク611に水を導入する。水タンク611の下流側には、水タンク611から水を吸い上げるダイヤフラムポンプの如きポンプ612を具え、さらに下流側に空気ルート63と合流する電磁弁66が配備されている。電磁弁66は、たとえばNCポート(ノーマルクローズポート)を水ルート61、NOポート(ノーマルオープンポート)を空気ルート63とし、下流側がCOMポート(共通ポート)である2ウェイ弁を採用できる。電磁弁66は、水を供給する場合にはNCポートを開放し、COMポートと接続する。
電磁弁66の下流側には電磁弁69のCOMポートが接続されている。電磁弁69は、ミルクルート62の洗浄の際に、ミルクルート62に水を供給するための切替弁であり、ミルクルート62にはNCポートが接続されている。電磁弁69のNOポートは、下流側に加熱手段となるボイラー614を具え、水ルート61を通過する水を加熱又は蒸気化して下流側に供給する。ボイラー614によって水ルート61を通過する水を加熱することで、加熱した飲料の提供を行なうこともできる。また、加熱された水或いは蒸気によって調理空間50の洗浄等を行なうことができる。ボイラー614は、サーモスタット615とサーミスタ616によってその温度調整が行なわれる。
ボイラー614の下流側には、電磁弁65のNCポートが接続されている。電磁弁65は、NCポートに接続された水ルート61と、NOポートに接続されたミルクルート62を合流させる弁であり、COMポートが下流側のチューブポンプ617に接続されている。
チューブポンプ617は、キープソレノイド618により開閉が制御され、ミルクを供給する場合にはチューブポンプ617を作動させて、ミルクタンク621からミルクを配管27を経由して調理空間50に供給するポンプである。チューブポンプ617は、キープソレノイド618により水や蒸気、圧縮空気を供給する間は開放し、これらの流通を許容する。
チューブポンプ617の下流側は、カバー26に設けられた配管27(図2等参照)に繋がっている。
ミルクルート62は、ミルクタンク621から配管27に延びるルートである。ミルクタンク621は、ミルククーラー623により冷却を受けて、ミルクタンク621内のミルクを冷却状態で維持する。ミルクタンク621の温度は温度センサー624により検知される。また、ミルクタンク621には重量センサー625を具え、ミルクタンク621内のミルク量を測定し、ミルク量が減少すると操作・表示部16に警告等を発することができる。ミルクは、ミルクタンク621から逆止弁622を介してミルクルート62に接続されており、ミルクルート62は、水ルート61の電磁弁65のNOポートに接続されている。また、上記した電磁弁69のNCポートがミルクルート62に接続されている。ミルクルート62を洗浄する際には、電磁弁69から水をミルクルート62に供給し、ミルクの残留を阻止する。
空気ルート63は、空気ポンプとなるエアーブロー装置631を具える。エアーブロー装置631は、電磁弁67のNCポートに接続されており、COMポートが電磁弁66のNOポートに接続されている。電磁弁67のNOポートは排水タンク610に接続されている。
上記モーター、位置検出センサー、電磁弁等のすべての電気的な制御は、本体ケーシング13の適所に配置された制御部によって行なわれる。以下、本発明の飲料製造装置10の動作について説明する。
まず、初期状態では、図2に示すように、ホルダーユニット40は、第2ホルダー42が下降した位置にあり、第1ホルダー41は押出部材43に載っている。また、調理ユニット20は、撹拌翼21が上昇した位置にあり、洗浄容器30が撹拌翼21の下方に進出し、撹拌翼21を覆っている。また、電磁弁は何れもNOポートがCOMポートに接続されている。
初期状態では、扉15はロック解除されている。ユーザーは、予め飲料原料71となるスティック状の野菜、果物やこれらの冷凍物が収容されたカップ70を準備し、本体ケーシング13の扉15を開いて、図3に示すように、第1ホルダー41にカップ70を載置する。
続いて、扉15を閉め、操作・表示部16を操作することで扉15はロックされ、飲料原料71の調理が開始される。調理は、まず、図4及び図5に示すように、調理ユニット20を一旦上昇させて洗浄容器30を後退させる。具体的には、昇降モーター24を駆動させて、図4に示すように調理ユニット20が上側の位置検出センサー242により検知されるまで上昇させ、洗浄容器30の移行路から撹拌翼21及びカバー26を退避させる。そして、洗浄容器移動モーター33を駆動させて、洗浄容器30(図5には示さず)を撹拌翼21の昇降移行路から後退させる。
洗浄容器30の後退が完了すると、ホルダー昇降モーター44を駆動して、図6に示すように第2ホルダー42を上昇させる。第2ホルダー42が上昇を続けることで、図7にしめすように、第2ホルダー42の押え部材423が第1ホルダー41の底面に当接し、第2ホルダー42は、第1ホルダー41をカップ70と共に上昇させる。このとき、第2ホルダー42の上縁はカップ70の上縁と当接する。
この状態からさらに、図8に示すように、ホルダーユニット40が上側の位置検出センサー442に検知されるまでホルダーユニット40を上昇させ、カップ70をカバー26に接近させる。また、洗浄容器30の退避のために上昇していた調理ユニット20は、昇降モーター24を駆動することで降下させる。そして、注液手段60から配管27を通じて調理空間50に液体を供給する。
このとき、カップ70がカバー26に密着するまで調理ユニット20とホルダーユニット40を接近させると、カバー26のシール部262によって調理空間50は気密となる。この状態で注液手段60から液体72を調理空間50に供給すると、調理空間50が高圧になって、液体72をスムーズに調理空間50に導入できないことがある。このため、本発明では、調理空間50に液体を導入する間、調理空間50は、通気部を介して外気と連通させて、その圧力上昇を抑えることが望ましい。そこで、本実施形態では、図8に示すように、カバー26とカップ70を当接させず、これらの間に通気部として隙間51を設けるようにしている。隙間51は、カバー26のシール部262がカップ70に僅かに侵入する程度とすることが望ましい。隙間51が調理空間50に形成されることで、調理空間50は大気圧を維持することができ、液体72のスムーズな導入を図ることができる。隙間51は、たとえば、ホルダーユニット40が、上側の位置検出センサー442に検知されるまでホルダー昇降モーター44を駆動させると共に、調理ユニット20は、ホルダーユニット40に当接する位置よりも上側で調理ユニット20を検出する下側の位置検出センサー442によって検知されるまで昇降モーター24を駆動させることで形成することができる。
図8に示すように、調理空間50に隙間51が形成された状態で、注液手段60から調理空間50に液体72が供給される。注液手段60からミルクルート62を通じて調理空間50にミルクを供給する場合、電磁弁65をNOポートに切り替えると共に、キープソレノイド618を動作してチューブポンプ617を作動させ、ミルクタンク621から配管27を通じてカップ70内にミルクを供給する。また、注液手段60から水ルート61を通じて調理空間50に水を供給する場合は、電磁弁66と電磁弁65をNCポートに切り替え、チューブポンプ617を開にすると共に、ポンプ612を作動させる。これにより、水タンク611からカップ70内に水が供給される。なお、水を加熱した状態で供給する場合には、ボイラー614を作動させればよい。
本発明では、ミルクや水などの液体を供給する際、上記のとおり、調理空間50は気密な状態ではなく、隙間51によって大気圧を維持できるから、液体72はスムーズに導入され、調理空間50の内圧上昇を防止できる。なお、隙間51に代えて弁などにより調理空間50を大気圧に維持することもできるが、隙間51を形成するのであれば、追加の構成は不要であり、構成の簡略化を図ることができる。
注液は、図8に示すように、配管27を撹拌翼21に向けて液体72が放出されるように配置することで、液体が撹拌翼21に当たって分散するから、カップ70内の飲料原料71に略均等に振りかけることができる。また、カバー26のシール部262はカップ70内に侵入しているから、液体72が隙間51から外部に飛散することもない。
カップ70への注液が完了した状態で、配管27内にはミルク又は水が残留している。このままの状態で、続く切削撹拌のために調理ユニット20をさらに下降させて、調理空間50を密閉状態に移行させると、切削撹拌により飲料原料71の体積が増えて、調理空間50が高圧になる虞がある。調理空間50が高圧になると、後工程においてカップ70をカバー26から離したときに、飲料73がカップ70外に飛散することがある。このため、注液手段60は、電磁弁67と電磁弁65をNCポート切り替え、エアーブロー装置631を作動させて、配管27に圧縮空気を導入し、配管27内のミルクや水をカップ70内に注ぎ込み、配管27を空にすることが望ましい。そして、配管27が空になると、電磁弁67をNOポートに戻す。これにより、空気ルートは調理空間50を大気圧である排水タンク610と接続することになるから、続く工程において飲料原料71の切削撹拌を行なって調理空間50の内圧が上昇しそうになったときに、空気ルート63が通気孔として作用して脱気し、調理空間50の内圧上昇を防止できる。
次に、飲料原料71の調理となる切削撹拌が行なわれる。切削撹拌に際し、まず、昇降モーター24をパルスセンサー243が所定のパルス数をカウントするまで駆動して、調理ユニット20をホルダーユニット40に向けて下降させて、カバー26とカップ70との間に形成されていた隙間51を塞ぐ。これにより、調理空間50が上記した空気ルート63を除き、略気密に閉じられる。そして、カバー26の下縁が第2ホルダー42の上縁及びカップ70に当接した状態で、さらに調理ユニット20を下降させる。これにより、スライド可能に下向き付勢されているカバー26は、カップ70及び第2ホルダー42の上縁に当接して下降が阻止されるが、調理ユニット20はカバー付勢手段264の付勢力に抗して下降が許容される結果、図9に示すように、撹拌翼21をカップ70の内部まで深く侵入させることができる。この状態で回転駆動モーター22を駆動することで撹拌翼21をカップ70内で回転させ、飲料原料71を液体72と共に切削撹拌し、飲料原料71をペースト状或いはジュース状に調理して飲料73を製造することができる。飲料原料71の切削撹拌の際に、飲料原料71が膨張しても、調理空間50は空気ルート63が通気孔として作用することで、内圧の膨張を抑えることができる。
なお、カップ70は、カバー26のフランジ261と第2ホルダー42に挟まれると共に、第2ホルダー42の滑り止め部材422に外周が当接している。このため、撹拌翼21が回転してもカップ70は追従回転することはない。また、カバー26から下向きに形成された環状のシール部262がカップ70内に侵入しているから、飲料73がカップ70の上縁からこぼれることはなく、また、カップ70の上縁に付着することも防止できる。
切削撹拌は、回転駆動モーター22の回転速度をHIhg/Low切り替えすることで、飲料原料71の種類や硬さ、或いは、ユーザーの嗜好に応じた状態で飲料原料71を切削撹拌することができる。
飲料原料71の切削撹拌が完了すると、回転駆動モーター22を止め、ホルダー昇降モーター44を駆動して、図10に示すように、ホルダーユニット40を下降させると共に、昇降モーター24を駆動して、調理ユニット20を上昇させる。上記のとおり、カップ70は、第1ホルダー41と第2ホルダー42に保持され、また、空気ルート63は調理空間50の通気孔として調理空間50を大気圧に維持されている。さらにはカップ70内に重量物である飲料が入っている。従って、調理ユニット20とホルダーユニット40を離間させたときに、カップ70はカバー26側には貼り付かず、ホルダーユニット40と共にカバー26から引き離すことができる。また、第1ホルダー41よりも第2ホルダー42のカップ保持力を強くすることで、第1ホルダー41とカップ70がカバー26に貼り付いた状態で第2ホルダー42のみが下降することも阻止できる。なお、調理ユニット20とホルダーユニット40の離間の際に、カバー26は、カバー付勢手段264の付勢力により撹拌翼21の先端側に移動する。
この状態からさらにホルダーユニット40を下降させると、図11に示すように、まず、第2ホルダー42は押出孔421が押出部材43を通過するが、第1ホルダー41は、底面が押出部材43に当たって第2ホルダー42の下降に追従することなく停止する。そして、第2ホルダー42が初期状態に戻って位置検出センサー442に検知されるとホルダー昇降モーター44を停止する。その結果、カップ70は第2ホルダー42から離脱した第1ホルダー41により上部が臨出した状態となる。
飲料73の調理が完了し、カップ70がホルダーユニット40から臨出した状態となることで、カップ70をユーザーが取り出せる状態になる。なお、このままでは、撹拌翼21がカップ70の上部に露出しており、ユーザーが誤って撹拌翼21に触れてしまう虞があり、また、撹拌翼21やカバー26に付着した飲料が滴り落ちてユーザーや機器に付着してしまうことがある。そこで、扉15をロック解除する前に、図12に示すように、洗浄容器30でカバー26を閉じ、撹拌翼21を覆うことが望ましい。具体的には、昇降モーター24を駆動させて、調理ユニット20を一旦上昇させると共に、洗浄容器移動モーター33を駆動させて、洗浄容器30を撹拌翼21の昇降移行路に進出させる。そして、洗浄容器30の進出が完了すると、昇降モーター24を駆動させて、上昇した調理ユニット20を初期状態の位置まで戻す。なお、この工程は、ホルダー昇降モーター44が停止してから行なってもよいし、時間短縮を図るために、洗浄容器30の移行路よりも下方にカップ70の上縁が移動した状態から始めてもよい。このように、撹拌翼21及びカバー26を洗浄容器30で覆うことにより、撹拌翼21の露出を防止でき、これらから滴り落ちる飲料73は洗浄容器30で受け止めることができ、衛生的である。
洗浄容器30により撹拌翼21及びカバー26が覆われると、扉15のロック解除を行なって、ユーザーは扉15を開いて飲料73の入ったカップ70を取り出すことができる。
撹拌翼21やカバー26には、飲料の調理により、飲料原料71の残渣などが付着している。また、ミルクを供給した場合には、ミルクルートにミルクが付着している。従って、次に調理を開始するまでに、これらを洗浄する必要がある。本発明では、これらの洗浄を水タンク611の水を用いて実施することで、手入れの手間を可及的に削減できるようにしている。
具体的には、まず、ミルクルートの洗浄を行なう。ミルクルートの洗浄は、電磁弁65をNOポートのまま、電磁弁66、電磁弁69をNCポートに切り替え、ポンプ612を作動させることで、水タンク611からミルクルートに水を供給し、配管27から洗浄容器30に排出させる。これにより、ミルクルートは内部に付着したミルクが除去される。なお、このとき、洗浄容器30は、ピンチバルブ34を開状態とすることで排水配管31から排水を行なうことができる。
また、撹拌翼21やカバー26は、注液手段60から水ルートを通じて水を供給することで洗浄する。具体的には、電磁弁66、電磁弁65をNCポートに接続し、ポンプ612を作動させることで、図13に示すように、配管27から撹拌翼21に水721を吹き付ける。配管27は、撹拌翼21に向けて注水可能となるように配置することで、撹拌翼21に直接水が吹き付けられ、洗浄効率を高めることができる。洗浄の間、回転駆動モーター22を正逆回転、さらには、間欠回転させることで、慣性により残渣を除去することができる。とくに、撹拌翼21を逆回転させることで、回転方向に付着した残渣を効率的に行なうことができる。なお、図13に示すように、ピンチバルブ34を閉状態として排水配管31を閉じることで(符号311)、洗浄容器30内に水721を溜めることができ、さらに効率的に洗浄を行なうことができる。洗浄が完了すると、回転駆動モーター22を止め、ピンチバルブ34を開状態として洗浄容器30から排水を行なう。排水配管31は、排水孔32が広く採れるように斜め向きに配置することで、排水効率を高め、残渣の詰まりを防止することができる。なお、必要に応じてボイラー614を作動させ、熱湯や蒸気により洗浄を行なうこともできる。
洗浄が完了すると、注液手段60内の水の残留を防ぐために、電磁弁67と電磁弁65をNCポート切り替え、エアーブロー装置631を作動させて、配管27に圧縮空気を導入し、配管27に残留する水は洗浄容器30を介して排水配管31から排出することが望ましい。そして、飲料製造装置10は図2に示す初期状態に戻り、新たなカップ70を受け入れることができる。
飲料製造装置10は、上記のように自動で撹拌翼21やカバー26の内部、注液手段60等を洗浄することができるから衛生的であり、また、手入れの手間も可及的に削減できる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
10 飲料製造装置
11 飲料製造ユニット
20 調理ユニット
21 撹拌翼(調理具)
24 昇降駆動モーター(昇降手段)
30 洗浄容器
40 ホルダーユニット
41 第1ホルダー
42 第2ホルダー
44 ホルダー昇降モーター(昇降手段)
60 注液手段
70 カップ

Claims (6)

  1. カップに入れられた飲料原料を切削撹拌する調理具と、前記調理具の上部を覆い、前記調理具と一体に昇降するカバーとを具える調理ユニットと、
    前記調理ユニットの下方に配置され、前記カップを保持するホルダーユニットと、
    前記調理具と前記ホルダーユニットを相対的に接近、離間させる昇降手段と、
    を具え、
    前記昇降手段によって前記カバーの下縁と前記ホルダーユニットに保持された前記カップの上縁を接近させ、前記カバーと前記カップの内部に調理空間を形成する、
    飲料製造装置であって、
    前記カップに液体を注入する注液手段を具え、
    前記注液手段から前記カップに注液を行なう状態で、前記調理空間を外気と連通させる通気部を具える、
    飲料製造装置。
  2. 前記昇降手段は、前記カバーの下縁と前記カップの上縁との間に隙間が形成されるよう前記調理ユニットと前記ホルダーユニットを接近させるものであり、
    前記隙間が前記通気部となる、
    請求項1に記載の飲料製造装置。
  3. 前記調理具を回転させる回転駆動手段を具え、
    前記回転駆動手段により前記調理具を回転させることにより、前記カップに入れられた前記飲料原料を切削撹拌する間、前記昇降手段は、前記カバーの下縁と前記カップの上縁を密着させる、
    請求項2に記載の飲料製造装置。
  4. 前記注液手段は、前記カバーに連通した配管により前記調理空間に前記液体を供給する、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の飲料製造装置。
  5. 前記注液手段は、前記調理空間に空気を注入可能であり、
    前記カップに入れられた前記飲料原料を前記調理具により切削撹拌する前に、前記注液手段は、前記配管に空気を注入し、前記配管内の液体を排出する、
    請求項4に記載の飲料製造装置。
  6. 前記配管は、前記液体が排出された後、外気と連通して通気孔を形成する、
    請求項5に記載の飲料製造装置。
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