JP2020059520A - 増締め装置並びに増締め方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡便な構成で非ロック式のポンプキャップの吐出ノズルを指向させる方向を規制しつつ、正常な増締めを実行することのできる増締め装置並びに増締め方法を提供する。【解決手段】 ポンプキャップ10が仮締めされた吐出容器5が供給される本締め作業位置Mの上方において、チャック昇降機構の駆動により鉛直方向に昇降可能、かつチャック回転機構の駆動により正逆回転可能に吊り下げられた巻締め手段に3本以上のチャックアーム21が正逆回転可能に配設された増締め装置1であって、前記チャック昇降機構の駆動により、巻締め手段20の降下時には、容器本体6に対する所定方向に吐出ノズル13が指向する位置と容器本体6の口部周りに反巻締め方向に離間した位置との間の領域からなる指向領域Sを挟んで区画し、容器本体6の口部周りに回転する吐出ノズル13が当接可能な位置に進出する一対のストッパ28,29を配設する。【選択図】 図1

Description

本発明は、キャップ本体に配設された押蓋の押し下げ操作により前記押蓋に形成された吐出ノズルから所定量の充填液を吐出させるポンプキャップを、前記吐出ノズルを容器に対する所定方向へ指向させた状態で前記容器の口部に増締めを完了させる増締め装置、並びに、その増締め方法に関する。
従来より、前記吐出ノズルが形成された押蓋の押し下げ操作によるポンピングにより、容器に充填されたシャンプー、ヘアコンディショナー、液体ソープなどの液体液を吸い上げ、吐出させるポンプ式の吐出容器が利用されている。
このようなポンプ式の吐出容器には、消費者が使用を開始する前の流通・販売時に、前記押蓋を下限位置に強制ロックさせた状態のもの(本発明の明細書等においては、便宜的に、ロック式ポンプキャップという。)と、前記押蓋を上限位置に位置させ、当該押蓋とキャップ本体との間にストッパを介装させて押蓋の下降を防止した状態のもの(本発明の明細書等においては、便宜的に、非ロック式ポンプキャップという。)とがあるが、いずれのタイプのポンプ式の吐出容器においても、ポンプキャップをその押蓋に設けられた吐出ノズルが前記容器本体に対する所定方向へ向くようにして容器本体の口部に巻締めた状態で流通・販売に供される。
よって、ポンプキャップを容器本体に巻締める巻締め装置も、巻締め工程後に吐出ノズルの方向調整のための工程や装置を省略するべく、前記吐出ノズルが前記容器本体に対する所定方向へ指向させた状態となっているようにして巻締めを完了させることが要求されており、そのための巻締め装置も種々開発されている。
例えば、特許文献1に記載の従来装置は、吐出ノズルの指向方向を所定の方向に保持するように押蓋を挟持する一対の開閉式クランプフィンガーと、キャップ本体を回転させて容器本体の口部に螺合締付けるようにキャップ本体の外周の複数位置(4箇所(4本))に設けられる弾接ローラとを備えている。
そして、前工程で充填液が注入された容器本体の口部に吐出ノズルを所定の方向に指向させたキャップ本体を仮に被せた状態で吐出容器が当該増締め装置の所定位置に搬送されると、押蓋をクランプフィンガーにより側方から挟持し、吐出ノズルを所定の方向に指向させた姿勢でキャップ本体を保持し、次いで、複数本の弾性ローラをキャップ本体の外周面に圧接させ、回転させることにより、キャップ本体を回転させて容器本体の口部に巻締める。
特開昭61−127485号公報
ところが、この巻締め装置は、キャップ本体を容器の口部に巻締めるための複数本の弾接ローラとその駆動部の他、吐出ノズルを指向させる方向を規制するべく、一対の開閉式クランプフィンガーとその駆動部をも設けるものであるため、装置の構成が大型になってしまう。
また、容器の口部に対するキャップの増締めを、軽く締める「仮締め」の状態とする巻締め工程と、仮締めからさらに巻締めをして正常なトルクで締める「本締め」の状態とする増締め工程とを経て行うことは、キャップと容器との正しい螺合状態の確保とキャップの開栓トルクの付与とをそれぞれの工程の目的として常に行われていることである。その本締め(増締め工程)には、前述の様な樹脂製のキャップ本体の外周面に圧接させた弾性ローラで巻締めを行うと、キャップ本体や、場合によっては容器の口部までもがその圧接によって歪み、巻締めのトルクが安定せず、閉栓不良となる事象が散見された。
さらに、非ロック式のポンプキャップは、キャップ本体が回転に供されるときには、キャップ本体とともに押蓋も回転し、キャップ本体の容器の口部に対する巻締めが完了した際には押蓋もその位置が定まる一方で、押蓋のみを回転させる力が作用すると、キャップ本体とは別個にキャップ本体に対して自由回転するように挿設されているので、押蓋の吐出ノズルの指向方向の規制をその指向方向の調整用の装置を用いずに、巻締め時に簡便に行うことはなかなか困難であったことは前述の通りである。
そこで、本発明は、巻締めの工程の中でも、特に、増締めに特化し、簡便な構成で非ロック式のポンプキャップの吐出ノズルを指向させる方向を規制しつつ、正常な増締めを実行することのできる増締め装置並びに増締め方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明の本発明の増締め装置は、キャップ本体の外方へ突出する吐出ノズルが形成された押蓋を有するポンプキャップが開栓トルクを生じさせない程度に仮締めされた吐出容器が供給される本締め作業位置の上方において、チャック昇降機構の駆動により鉛直方向に昇降可能、かつチャック回転機構の駆動により正逆回転可能に吊り下げられた巻締め手段に、前記ポンプキャップのキャップ本体を協働して保持する3本以上のチャックアームが正逆回転可能に配設された増締め装置であって、前記チャック昇降機構の駆動により、巻締め手段の降下時には、前記容器の容器本体に対する所定方向に吐出ノズルが指向する位置と前記容器の口部周りに反巻締め方向に離間した位置との間の領域からなる指向領域を区画して挟み、、前記容器の口部周りに回転する吐出ノズルが当接可能な位置に進出する一対のストッパを有することを特徴とする。
このように構成された増締め装置によれば、簡便な構成で、後述の巻締め方法を簡単に実行できる。
そして、前記一対のストッパは、押し蓋の回転による吐出ノズルの当接の負荷が許容範囲を逸脱したときにその回転方向へ逃れて過剰な負荷がかかることを回避する構成とされていることを特徴とする。
このような構成を備えることにより、装置自体および又はポンプキャップを含む吐出容器に必要以上の力が作用することを回避できるので、故障や充填不良の発生を防止することができる。
また、本発明の増締め方法は、キャップ本体に対し、自身で回転可能に挿設され、キャップ本体の外方へ突出する吐出ノズルが形成された押蓋の押し下げ操作によるポンピングにより、容器に充填された充填液を吸い上げ、吐出ノズルから吐出させるポンプキャップであって、押蓋とキャップ本体との間にストッパを介装させて押蓋の下降を防止した状態のポンプキャップを前記吐出ノズルを容器本体に対する所定方向へ指向させた状態で容器に対する増締めを完了させるポンプキャップの増締め方法であって、吐出ノズルを前記所定方向に吐出ノズルが指向する位置(巻締め方向端)と、前記容器の口部周りに反巻締め方向に離間した位置(反巻締め方向端)との間の領域からなる指向領域内に位置させ、キャップ本体を容器の口部に対し、開栓トルクが生じない程度に増締める仮締め工程と、
吐出ノズルを前記所定方向へ指向させ、キャップ本体を容器の口部に対し、開栓トルクを生じさせるように増締める本締め工程とからなり、
前記本締め工程においては、
1:前記仮締め工程が完了した容器を本締め作業位置に配置し、前記キャップ本体の外周を巻締め手段が備える3本以上のチャックアームを用いて挟持するとともに、
2:一対のストッパを、前記容器本体に対する前記指向領域Sを挟み、前記容器の口部周りに回転する吐出ノズルが当接する位置に進出させ、
3:チャックアームでキャップ本体を把持した巻締め手段を反巻締め方向へ回転駆動させて、キャップ本体を前記指向領域Sの吐出ノズルの回転角度をX度とした場合のX度よりもさらに大きい角度で反巻締め方向へ回転させ、
4:続いて、前記巻締め手段を巻締め方向へ回転駆動させて、キャップ本体を前記反巻締め方向への回転よりもさらに大きい角度で巻締め方向へ回転させ、開栓トルクを生じさせるように増締め、
5:巻締め手段のチャックアームによるキャップ本体の挟持を解除し、前記ストッパを退去させる
ことを特徴とする。
本締め工程において、巻締め手段を反巻締め方向へ回転駆動させて、キャップ本体を前記指向領域Sの吐出ノズルの回転角度をX度とした場合のX度よりもさらに大きい角度で反巻締め方向へ回転させる際、押し蓋は反回転方向へ回転するが、指向領域Sの反回転方向に位置させたストッパに当接してそこに留まり、キャップ本体のみがX度よりも大きい角度で回転する。このようにして、一旦、キャップ本体の巻締めを緩めた後、続いて、巻締め手段のチャックアームを巻締め方向へ回転駆動させて、キャップ本体を前記反巻締め方向への回転よりもさらに大きい角度で巻締め方向へ回転させると、押し蓋も回転方向へ回転し、指向領域Sの回転方向に位置させたストッパに当接して、前記所定方向に吐出ノズルが指向する位置に留まる。その後、キャップ本体のみがX度よりもさらに大きい角度で回転することにより、開栓トルクを得られるように増締める。
その際、キャップ本体を、巻締め手段が備える3本以上のチャックアームを用いて挟持し、前記巻締め手段を回転させることにより、キャップ本体が樹脂製であっても、その巻締め時にキャップ本体が撓んだり、変形することを防止することができ、安定した巻締めトルクで閉栓することができる。
また、本締めの際に、押し蓋の吐出ノズルを指向領域Sの回転方向に位置させたストッパに当接させた状態で閉栓することにより、吐出容器は吐出ノズルを前記所定方向に指向させた状態で巻締めが完了したものとなる。
このように、本発明のポンプキャップの増締め方法ならびにその巻締め装置によれば、簡便な構成で吐出ノズルを指向させる方向を規制しつつ、正常な増締めを実行することができる。
本発明の一実施形態の巻締め装置の要部構成を示す説明図であり、チャックアームを閉じた状態を示す。 図1の巻締め装置の要部構成を示す説明図であり、チャックアームを開いた状態を示す。 非ロック式の吐出容器の構成の1例を示す部分透過説明図 図1および図2の巻締め装置を用いた増締め方法における押蓋(吐出ノズル)とキャップ本体の回転方向と回転角度の説明図
図1および図2に示す本実施形態の増締め装置1は、非ロック式のポンプキャップ10を増締めの工程でその吐出ノズル13の指向方向を揃え、適切な開栓トルクが得られるようなキャッピングを行うための増締め装置1である。
この非ロック式のポンプキャップ10は、図3に示すように、容器本体6の口部7に形成されたねじ部8に螺合させるねじ部12が内周壁に形成された樹脂製の円筒状のキャップ本体11と、キャップ本体11を容器本体6の口部7に螺合させた状態でキャップ本体11の上方に位置するとともに外方へ突出する吐出ノズル13が形成された押蓋14と、キャップ本体11の下面側に固定され、容器本体6の口部7から内部に向けて垂設されるシリンダ15と、シリンダの内部で上下動するピストン(不図示)と、シリンダ15を介して吐出ノズル13と連通する揚液管16と、複数の逆止弁(不図示)等が一体的に組み付けられて形成されており、押蓋14とピストンは、キャップ本体11の天板中央部に開設された開口部を貫通する筒状のステム17によって連結され、シリンダ15に対して一体的に上下動可能で、シリンダ15とピストンの間に介装されたコイルスプリング(不図示)のバネ力によって常には上方に付勢された状態で、キャップ本体11に対して相互に回動自在に挿設されている。そして、コイルスプリングの付勢力により上限位置に維持されている押蓋14及びピストンは、押蓋14とキャップ本体11との間にストッパ18が介装されていない状態において、コイルスプリングの付勢力に抗して押蓋14を上方から押し下げることにより、その下限位置にまで押し下げることができるように形成されている。
そして、本実施形態の増締め装置1は、制御部(不図示)の制御により駆動するモータや減速機等の駆動系が配設されたチャック昇降機構(不図示)を構成し、前記駆動系により鉛直方向に昇降するシャフト41と、そのシャフト41を内在させて同心に配設され、制御部(不図示)の制御により駆動するモータや減速機等の駆動系が配設されたチャック回転機構(不図示)の前記駆動系によりシャフト41の外周を正逆回転する回転軸40とを有しており、前記チャック回転機構には、3本のチャックアーム21が配設された巻締め手段20を回転軸40の下端に備えている。
チャックアーム21は、チャック本体23に対し、把持するポンプキャップ10の円筒状のキャップ本体11の周方向に等間隔で、かつ、各チャックアーム21の開放先端に配設されたキャップ把持部22をキャップ本体11の中心から放射方向に回動可能に、軸24によって軸支されており、ガータスプリング25によって開く方向に付勢されている。そして、各チャックアーム21の先端部にはゴム製のキャップ把持部22が取付けられており、チャック本体23の内部に位置する各チャックアーム21の端部にはカムローラ(不図示)が設けられている。
各チャックアーム21を開閉させるための構成は特に限るものではないが、本実施形態においては、チャック本体23の内部に、下端部に円錐形のカム部が形成されたピストンを、軸方向に摺動自在で、常には付勢部材(不図示)によりチャック本体23の内部上方へ付勢されるように設け、ピストンの上端側には空気圧等の圧力を供給可能な圧力室を設ける構成を例示できる。巻締め手段20は、圧力室に空気圧等の圧力が供給されていない場合には、ガータスプリング25の付勢力によってチャックアーム21が開いた状態となり、圧力室に空気圧等の圧力が供給された場合には、ピストンを下降させ、カムローラをカム部に沿って押し上げ、チャックアーム21をガータスプリング25の付勢力に抗しつつ軸24で回動させ、閉じた状態とする。
また、チャック本体23の先端面から下方へ突出するシャフト41の先端にはキヤツプ当接部材30が設けられており、その先端面中央部には、下方へ突出する当接凸部27が形成されている。さらに、本実施形態においては、このキャップ当接部材30の先端面には、吐出ノズル13の位置を規制する一対の回転ストッパ28,29(図4参照)が配設されている。
ここで、本実施形態の増締め装置1においては、チャックアーム21の先端部の下方に本締め作業位置Mを設け、ここに充填液が充填され、ポンプキャップ10が仮締めされた容器本体6を一定の方向に整え、吐出ノズル13を当該容器本体6に対する指向領域Sへ向け、キャップ本体11がチャック本体23の中心下に位置させた状態で配置させる。
よって、本実施形態において、一対のストッパ28、29は、本締め作業位置Mに配置される吐出容器5の容器本体6に対する所定方向に吐出ノズル13が指向する位置(巻き締め方向端)と、容器本体6の口部7の周りに反巻締め方向に離間した位置(反巻締め方向端)との間の回転領域からなる指向領域Sを挟んで区画する位置において、巻締め作業時には、巻締め手段20とともにシャフト41が降下することで、容器本体6の口部7の周りに回転する吐出ノズル13が当接可能な位置まで下降し、巻締め作業時以外は、巻締め手段20とともに前記シャフト41が上昇することで、当該位置から退避可能に配設されている。
なお、本実施形態において、一対のストッパ28、29は、押蓋14の回転による吐出ノズル13の当接の負荷が許容範囲を逸脱したときにその回転方向へ逃れて過剰な負荷がかかることを回避するように、可撓領域31を有する可撓ピンとして形成され、キャップ当接部材30の先端面から垂設されている。
次に、本実施形態の巻締め装置を用いた増締め方法について説明する。
まず、本実施形態の増締め装置1を用いた増締め工程の作業の前に、仮締め工程において、吐出容器5を本締め作業位置Mに載置されたときに、その吐出ノズル13が指向領域S内に位置するように、キャップ本体11を容器の口部7に対して開栓トルクが生じない程度に増締める。
次に、チャックアーム21の先端部の下方に設けられた本締め作業位置Mに、容器本体6を一定の方向に整え、吐出ノズル13を当該容器本体6に対する指向領域Sへ向け、キャップ本体11がチャック本体23の中心下に位置させた状態で、仮締めされた吐出容器5を配置する。
この状態で、巻締め手段20をチャック昇降機構の駆動により下降させ、ポンプキヤツプ10の押蓋14の上面にキャップ当接部材30の当接凸部27を当接させるとともに、一対のストッパ28、29を、前記容器本体6に対する前記指向領域Sを挟み、前記容器の口部7周りに回転する吐出ノズル13が当接する位置へ進出させる。これにより、仮締めされた吐出容器5の吐出ノズル13は指向領域S内、すなわち、一対の回転ストッパ28,29間に位置することとなる(図4(1)参照)。
次に、前記圧力室に空気等の圧を加え、ピストンを下降させ、カムローラをカム部に沿って押し上げ、チャックアーム21をガータスプリング25の付勢力に抗しつつ軸24の周りで回動させて閉じる。そして、各チャックアーム21の先端部のキャップ把持部22をキャップ本体11の外周面に当接させ、このキャップ本体11を挟持する(図1参照)。
この状態で、前記チャック回転機構の駆動系により回転軸40を逆回転(図4(2)の反時計方向矢印に示す)させ、巻締め手段20を反巻締め方向へ回転駆動させる。このとき、図4(1)に示すように、指向領域Sの吐出ノズル13の回転角度をX度とした場合、図4(2)に示すように、キャップ本体11をX度よりもさらに大きい角度(X+α)で反巻締め方向へ回転させ、一旦、キャップ本体11の巻締め状態を緩める。このとき、押蓋14も反回転方向へ回転するが、図4(3)に示すように、吐出ノズル13は指向領域Sの反回転方向に位置させたストッパ29に当接してそこに留まり、キャップ本体11のみがX度よりも大きい角度で回転する。
続いて、前記チャック回転機構の駆動系により回転軸40を正回転(図4(4)の時計方向矢印に示す)させ、巻締め手段20を巻締め方向へ回転駆動させて、図4(4)に示すように、キャップ本体11を前記反巻締め方向への回転角度((X+α)よりもさらに大きい角度(X+β、α<β)で巻締め方向へ回転させる。このとき、押蓋14も回転方向へ回転し、図4(5)に示すように、指向領域Sの回転方向に位置させたストッパ28に当接して、前記所定方向に吐出ノズル13が指向する位置に留まる。その後、キャップ本体11のみがさらに回転することにより、開栓トルクを得られるように強く増締めることができる。
その後、巻締め手段20のチャックアーム21によるキャップ本体11の挟持を解除し、巻締め手段20をチャック昇降機構の駆動により上昇させ、当接凸部27の押蓋14の上面に対する当接を解除するとともに、一対のストッパ28,29を退去させる(図2参照)。
この増締め方法によれば、仮締め工程における突出ノズル13の指向規制は出荷時ほどの精度は必要ない。つまり、仮締めされた突出容器5における突出ノズル13は、吐出容器5を本締め作業位置Mに載置されたときに、指向領域S内に位置するように規制すればよい。そして、増締めの際に、押蓋14の吐出ノズル13を指向領域Sの回転方向に位置させたストッパ28に当接させた状態で閉栓することにより、吐出容器5は吐出ノズル13を厳密に前記所定方向に指向させた状態で巻締めを完了させることができる。
なお、指定領域Sは、前記所定方向から反巻締め方向へ向かう、仮締めされたキャップ本体11の巻締めが一旦弛む程度の角度の領域とする。その角度は吐出ノズル13の形状等にもよるが、前記所定方向から最大で80°程度、好ましくは50°の領域を指定領域Sとして設定することで、仮締めされ、本締め作業位置Mに載置された吐出容器5の吐出ノズル13をその巻締め方向と反巻締め方向とで一対の回転ストッパ28,29により挟んで位置させることが容易となり、本締め(増締め)の駆動動作も確実かつ迅速に実行することができる。
また、その際、キャップ本体11を、巻締め手段20が備える3本以上のチャックアーム21を用いて挟持し、前記巻締め手段20を回転させることにより、キャップ本体11が樹脂製であっても、その巻締め時にキャップ本体11が撓んだり、変形することを防止することができ、安定した巻締めトルクで閉栓することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できる。
また、仮締め工程において用いる巻締め装置の構成には拘泥しない。本発明の本締め工程における巻締め方法においては、弾接ローラのキャップチャックは不適であることは前述の通りであるが、巻締めのトルクが小さい仮締めの工程においては、弾接ローラを用いた巻締め装置を用いてもよい。
1 増締め装置
5 吐出容器
6 容器本体
7 口部
8 ねじ部
10 ポンプキャップ
11 キャップ本体
12 ねじ部
13 吐出ノズル
14 押蓋
15 シリンダ
16 揚液管
17 ステム
18 ストッパ
20 巻締め手段
21 チャックアーム
22 キャップ把持部
23 チャック本体
24 軸
25 ガータスプリング
27 当接凸部
28 (巻締め方向端の)回転ストッパ
29 (反巻締め方向端)回転ストッパ
30 キャップ当接部材
31 可撓領域
40 回転軸
41 シャフト
M 本締め作業位置
S 指向領域

Claims (3)

  1. キャップ本体の外方へ突出する吐出ノズルが形成された押蓋を有するポンプキャップが開栓トルクを生じさせない程度に仮締めされた吐出容器が供給される本締め作業位置の上方において、チャック昇降機構の駆動により鉛直方向に昇降可能、かつチャック回転機構の駆動により正逆回転可能に吊り下げられた巻締め手段に、前記ポンプキャップのキャップ本体を協働して保持する3本以上のチャックアームが正逆回転可能に配設された増締め装置であって、
    前記チャック昇降機構の駆動により、巻締め手段の降下時には、前記容器の容器本体に対する所定方向に吐出ノズルが指向する位置と、前記容器の口部周りに反巻締め方向に離間した位置との間の領域からなる指向領域を区画して挟み、前記容器の口部周りに回転する吐出ノズルが当接可能な位置に進出する一対のストッパを有することを特徴とする増締め装置。
  2. 前記一対のストッパは、押し蓋の回転による吐出ノズルの当接の負荷が許容範囲を逸脱したときにその回転方向へ逃れて過剰な負荷がかかることを回避可能な構成とされていることを特徴とする請求項1に記載の増締め装置。
  3. キャップ本体に対し回転可能に挿設され、キャップ本体の外方へ突出する吐出ノズルが形成された押蓋の押し下げ操作によるポンピングにより、容器に充填された充填液を吸い上げ、吐出ノズルから吐出させるポンプキャップであって、押蓋とキャップ本体との間にストッパを介装させて押蓋の下降を防止した状態のポンプキャップを、前記吐出ノズルを容器本体に対する所定方向へ指向させた状態で容器に対する増締めを完了させるポンプキャップの増締め方法であって、
    前記吐出ノズルを前記容器本体に対する前記所定方向に吐出ノズルが指向する位置と、前記容器の口部周りに反巻締め方向に離間した位置との間の領域からなる指向領域内に位置させて、キャップ本体を容器の口部に対し、開栓トルクが生じない程度に増締める仮締め工程と、
    吐出ノズルを前記所定方向へ指向させ、キャップ本体を容器の口部に対し、開栓トルクを生じさせるように増締める本締め工程とからなり、
    前記本締め工程においては、
    1:前記仮締め工程が完了した容器を本締め作業位置に配置し、前記キャップ本体の外周を巻締め手段が備える3本以上のチャックアームを用いて挟持するとともに、
    2:一対のストッパを、前記容器本体に対する前記指向領域を挟み、前記容器の口部周りに回転する吐出ノズルが当接する位置に進出させ、
    3:チャックアームでキャップ本体を把持した巻締め手段を反巻締め方向へ回転駆動させて、キャップ本体を前記指向領域Sの吐出ノズルの回転角度をX度とした場合のX度よりもさらに大きい角度で反巻締め方向へ回転させ、
    4:続いて、前記巻締め手段を巻締め方向へ回転駆動させて、キャップ本体を前記反巻締め方向への回転よりもさらに大きい角度で巻締め方向へ回転させ、開栓トルクを生じさせるように増締め、
    5:巻締め手段のチャックアームによるキャップ本体の挟持を解除し、前記ストッパを退去させること
    を特徴とする、
    ポンプキャップの増締め方法。
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