JP2005523213A - 偏心制御装置を備える容器把持装置 - Google Patents
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- B67C3/24—Devices for supporting or handling bottles
- B67C3/242—Devices for supporting or handling bottles engaging with bottle necks
Abstract
容器把持装置は、回転可能な台座(3)に固定された第1の顎部(1)と、制御アーム(7)を備えかつ第1の顎部に対して回動するように取り付けられた第2の顎部(5)とを有する挟み込み部材と、第2の顎部(5)の制御アーム(7)に作用を及ぼすように回転可能な台座と一体に移動するように構成された軸(11)を偏心して回動するように取り付けられているロック部材(10)とを備え、ロック部材が、固定フレーム要素(15)に坦持された開放作動部材(13)及び閉鎖作動部材(14)に面するようになるように配置された駆動部材(12)を備えている。
Description
本発明は、容器を把持する把持装置に関し、とりわけ、キャップのねじ込み部署において容器を把持する把持装置に関する。
包装機械に取り付けられた容器把持装置として数多くのものが知られている。多くの場合、顎部が閉鎖位置に弾性的に戻るようになった把持用挟み込み部材を用いることができる。この場合、容器は、容器の導入領域または取り出し領域に隣接して適切に配置されたガイド用傾斜路を用いて挟み込み部材に導入されるか、挟み込み部材から取り出される。充填ノズルまたはキャップのヒートシール・ヘッドに対して容器を垂直に維持するために、一般にこのような挟み込み部材を使用することができる。
しかしながら、キャップねじ込み部署では、容器をキャップねじ込みヘッドに対して垂直に維持するだけでなく、キャップを締めるトルクが加わった時に容器が回転しないようにする必要もある。既存の装置は、容器をキャップねじ込みユニットに導入する時に容器を形成する材料の中に食い込む突起部を有する部材を一般に備えている。この装置は、容器の一部を傷つけるという欠点を有する。さらに、容器の導入と取り出しによって突起部が徐々に摩耗するため、ロック部材が回転阻止機能を果たし続けるようにするためには、ある程度の回数使用した後に突起部付きのロック部材を交換する必要がある。
そこで、本発明の目的は、これらの欠点を持たない容器把持装置を提案することである。
そのため、本発明によれば、回転可能な台座に固定された第1の顎部と、制御アームを備えかつ第1の顎部に対して回動するように取り付けられた第2の顎部とを有する挟み込み部材と、第2の顎部の制御アームに作用を及ぼすように回転可能な台座と一体に移動するように構成された軸を偏心して回動するように取り付けられているロック部材とを備え、ロック部材が、固定フレーム要素に坦持された開放作動部材及び閉鎖作動部材に面するようになるように配置された駆動部材を備えている容器把持装置を提案する。
このように、固定された顎部は、容器の基準位置として機能する。ロック部材の形状と位置によって挟み込み部材の顎部の締まり具合が決まる。その締まり具合は、挟み込み部材が閉じられた時、容器が回転するのを防ぐが、その容器が傷むことはないようにするのにちょうど必要な力をその容器に及ぼすことができる程度にする。
本発明の有利な態様によれば、第2の顎部とロック部材は第1の顎部によって坦持されている。したがって、容器把持装置は、分解して再び組み立てるという単一の操作で挟み込み部材を変更することにより、異なる容器に対応させることができる。
本発明の別の有利な態様によれば、顎部が閉じられた状態の時、ロック部材の最も大きく偏心した点が、第2の顎部の制御アームによって坦持される制御ローラと接触するように、ロック部材の駆動部材及び閉鎖作動部材が配置されている。したがって挟み込み部材が不可逆的に締め付けられる。すなわち、容器からの開けようとする力が、顎部のこの状態に対して効果を及ぼすことがない。
本発明の他の特徴ならびに利点は、添付の図面を参照した以下の具体的な実施態様に関する説明を読むことによって明らかになろう。ただし本発明がこの実施態様に限定されることはない。
図面を参照すると、本発明の容器把持装置は、第1の顎部1を有する挟み込み部材を備えている。この第1の顎部1は、複数のボルト4によって回転可能な台座3に固定された柱部材2に強固に取り付けられている。第2の顎部5は、第1の顎部1によって坦持されており、かつこの第1の顎部1に対して軸6回りで回動できるように取り付けられている。第2の顎部5は、制御ローラ8が取り付けられた制御アーム7を有している。制御ローラ8は、大きな圧縮力に耐えられるよう、例えばニードル軸受により、軸9回りを回動できるように取り付けられている。
制御ローラ8は、ロック部材に面して延びている。このロック部材は、図示した実施態様では、第1の顎部1によって坦持されたピンの軸11回りで偏心して回動するように取り付けられた円形カム10で形成されている。ロック部材は、この例では、カム10がその回りで回動する軸11からずれた位置にカム10に固定したプレート12で形成された駆動部材を備えている。さらに、この駆動部材は、把持装置の固定フレーム要素を形成しているプレート15の下に固定された、開放作動ローラ13と、閉鎖作動ローラ14とに交互に面するように配置されている。
この実施態様では、開放作動部材13及び閉鎖作動部材14は、台座3が回転した時にカム10に追従される軌跡のいずれかの側に配置されている。
顎部1及び5は、これら顎部1、5の間に配置されているバネ16によって開放位置に戻る。それにより、制御アーム7の制御ローラ8は、カム10に当接した状態で保持されている。
本発明の好ましいこの実施態様によると、プレート12と開放作動部材13は、図1に示したように、プレート12が開放作動部材13に面するように位置する時、カム10の最も大きく偏心した点が、カム10が回動する軸11と制御ローラ8が回動する軸9とを通る一平面に垂直な方向を向くようにカム10が配置されている。この状態の時には、駆動部材12が閉鎖作動部材14に面する直前に、容器17を顎部1と顎部5の間に導入することができる。駆動部材12が閉鎖作動部材14に当接すると、駆動部材12は、図3に示したように向きを変えてカム10を4分の1回転だけ回動させ、カムの最も大きく偏心した点が、制御アーム7によって坦持された制御ローラ8と接触する。この状態だと、顎部1、5を容器17に対して締め付けることによって制御ローラ8がカム10に及ぼす力がカム10の軸11を通るため、カム10が顎部1、5を緩める方向に回動する危険はない。したがって、顎部1、5は不可逆的に締め付けられる。
当然、本発明がここに説明した実施態様に限定されることはなく、請求の範囲に規定した本発明の範囲内でさまざまな実施態様を実現することができる。
特に、一実施態様として、第2の顎部5とカム10を第1の顎部によって坦持することにより、分解して再び組み立てるという単一の操作を実行して挟み込み部材を完全に変更することのできる場合について本発明を説明したが、第2の顎部5とカム10を別々に回転可能な台座3に直接的に取り付けることによって本発明を実現することもできる。
円形カムの形態のロック部材を用い、カムが顎部の開放位置と顎部の閉鎖位置の間で4分の1回転だけ回動するように駆動部材と作動部材を配置することで、安価な構造を利用して顎部を迅速かつ正確に移動させることができると同時に、不可逆的な締め付けが保証されるようにしたものについて本発明を説明したが、より複雑な形態のカム(例えば卵形のカム)を用いて本発明を実現することや、偏心構造を有するまったく別のロック部材(例えばレバーによって坦持されていて、制御アームの開口部と噛み合う突起部)を使用することができる。
Claims (6)
- 容器把持装置において、
回転可能な台座(3)に固定された第1の顎部(1)と、制御アーム(7)を備えかつ前記第1の顎部に対して回動するように取り付けられた第2の顎部(5)とを有する挟み込み部材と、前記第2の顎部(5)の前記制御アーム(7)に作用を及ぼすように前記回転可能な台座と一体に移動するように構成された軸(11)を偏心して回動するように取り付けられているロック部材(10)とを備え、前記ロック部材が、固定フレーム要素(15)に坦持された開放作動部材(13)及び閉鎖作動部材(14)に面するようになるように配置された駆動部材(12)を備えていることを特徴とする容器把持装置。 - 前記第2の顎部(5)と前記ロック部材(10)が、前記第1の顎部(1)によって坦持されていることを特徴とする請求項1に記載の容器把持装置。
- 前記顎部が閉じられた状態の時、前記ロック部材の最も大きく偏心した点が、前記制御アーム(7)によって坦持された前記制御ローラ(8)と接触するように、前記駆動部材及び前記閉鎖作動部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の容器把持装置。
- 前記ロック部材が、第2の顎部(5)の前記制御アーム(7)によって坦持された回動する制御ローラ(8)に作用を及ぼすカム(10)であることを特徴とする請求項1に記載の容器把持装置。
- 前記カム(10)が円形であることを特徴とする請求項4に記載の容器把持装置。
- 前記カム(10)が前記顎部の開放位置と閉鎖位置の間で4分の1回転だけ回動するように前記駆動部材(12)と前記作動部材(13、14)が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の容器把持装置。
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