JP2020058016A - 画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】よりユーザの利便性を向上することが可能な、画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理システム(印刷システム)において、画像形成装置は、当該画像形成装置を使用するユーザを特定するユーザ特定部と、ユーザ特定部が特定したユーザの画像形成装置に関する使用履歴を取得する使用履歴取得部と、使用履歴取得部が取得した使用履歴に基づいて、表示情報を表示する表示制御部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、ユーザを認証等により特定し、この特定したユーザに印刷等の機能を提供する画像形成装置が知られている。ユーザを特定することにより、例えば、そのユーザに対応する印刷ジョブを印刷したり、そのユーザの権限に対応する機能のみを提供したりすること等が可能となる。
このような、ユーザの特定を行ってから処理を行う画像形成装置の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の技術では、ユーザを特定すると、このユーザについて予め設定してある画面を表示することができる。
しかしながら、特許文献1に開示の技術等の一般的な技術では、ユーザの利便性を向上する余地があるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、よりユーザの利便性を向上することが可能な、画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明により提供される画像形成装置は、画像形成装置であって、当該画像形成装置を使用するユーザを特定するユーザ特定部と、前記ユーザ特定部が特定した前記ユーザの画像形成装置に関する使用履歴を取得する使用履歴取得部と、前記使用履歴取得部が取得した前記使用履歴に基づいて、表示情報を表示する表示制御部と、を備える。
本発明によれば、よりユーザの利便性を向上することが可能な、画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの全体構成と、各装置間で送受される情報を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る印刷システムに含まれる、画像形成装置、認証サーバ、プリントサーバ、及び管理サーバそれぞれのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る印刷システムに含まれる、画像形成装置、認証サーバ、プリントサーバ、及び管理サーバそれぞれの機能的構成のうち、機能選択処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態において利用される使用履歴の一例を、テーブルとして示す図である。 本発明の一実施形態における機能選択処理の流れを説明するフローチャートである。 画像形成装置が選択した機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における機能選択処理の後処理の流れを説明するフローチャートである。 使用履歴記憶部に記憶されているユーザによるアプリの使用履歴の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における機能選択処理におけるデータの送受信を説明するシーケンス図である。 本発明の一実施形態における機能選択処理において選択され、表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例として、印刷システム及び印刷システム内の1つ以上の装置が行う情報処理方法等について、図面を用いて詳細に説明する。
[システム構成]
図1は、本実施形態に係る印刷システムSの全体構成と、各装置間で送受される情報とを示す模式図である。図1に示すように、印刷システムSは、画像形成装置10、認証サーバ20、プリントサーバ30、及び管理サーバ40を含む。これら各装置の台数は特に限定されず、印刷システムSに、各装置が複数台含まれていてもよい。印刷システムSは情報処理装置により実現されるためこれを情報処理システムという場合がある。
画像形成装置10は、ユーザが印刷等の機能を使用する画像形成装置である。画像形成装置10は、例えば、コピー機能、印刷機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を有する複合機により実現される。
また、認証サーバ20は、画像形成装置10の機能を使用するユーザを認証するサーバである。
更に、プリントサーバ30は、画像形成装置10が印刷を行うための印刷ジョブを蓄積するサーバである。
更に、管理サーバ40は、各ユーザの設定情報等を管理するサーバである。これらサーバは、例えば、汎用のサーバ装置に、各サーバとして機能させるためのソフトウェアを搭載することにより実現される。
また、これら各装置は、ネットワーク50を介して相互に通信可能に接続される。ネットワーク50は、例えば、インターネットや、LAN(Local Area Network)等のネットワークの何れか又はこれらを組み合わせたネットワークにより実現される。このネットワーク50における通信方式は特に限定されず、これら各装置は、任意の通信方式に準拠して通信を実行することができる。
このような構成を有する印刷システムSは、機能選択処理を行う。ここで、機能選択処理とは、ユーザの画像形成装置10に関する使用履歴等に基づいて、何れの機能についての情報を表示するのか選択する一連の処理である。より具体的には、印刷システムSは、機能選択処理において、ユーザの画像形成装置10に関する使用履歴等に基づいて、ユーザに関連性が高い機能を選択する。また、印刷システムSは、その選択した機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースを、ユーザに対して表示する表示情報として選択する。そして、印刷システムSは、その選択したユーザインタフェースをユーザに対して表示する。これにより、印刷システムSは、よりユーザに適した機能を提供することができる。
この機能選択処理の概要について、図1に示す各装置間で送受される情報を参照して説明をする。
<(1)認証要求>
まず、画像形成装置10は、ユーザからのログイン操作に応じて、認証サーバ20に対して認証要求を行う。
<(2)認証結果・使用履歴送信>
認証要求を受けた認証サーバ20は、ユーザの認証を行う。そして、認証サーバ20は、認証結果(すなわち、認証に成功したか、それとも認証に失敗したか)を画像形成装置10に対して送信する。また、認証サーバ20は、認証に成功した場合には、この認証したユーザの画像形成装置10に関する使用履歴を送信する。この場合に、認証サーバ20は、画像形成装置10が複数台存在する場合は、この認証したユーザの、これら複数台の画像形成装置10の使用実績に基づいた使用履歴を送信する。
なお、仮に認証に失敗した場合は、以下の処理は行われない。
<(3)機器状態取得>
次に、画像形成装置10は、画像形成装置10自身の状態(以下、「機器状態」と称する。)を取得する。機器状態は、例えば、画像形成装置10に故障や紙詰まりの発生の有無という状態や、トナーや印刷用紙の残量の状態や、ユーザによる現在の操作状態等を含む。
<(4)機能選択>
次に、画像形成装置10は、上述<(2)認証結果・使用履歴送信>において取得した使用履歴と、上述<(3)機器状態取得>において検出した機器状態と、所定の選択基準とに基づいて、ユーザとの関連性が高い機能を選択する。例えば、画像形成装置10は、ユーザの使用回数がもっとも多い機能や、ユーザが直近に使用した機能や、認証前にユーザが選択していた機能を、ユーザとの関連性が高い機能として選択する。また、画像形成装置10は、この選択した機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースを、ユーザに対して表示する表示情報として選択する。そして、画像形成装置10は、その選択したユーザインタフェースをユーザに対して表示する。
このように、本実施形態では、ユーザの煩雑な操作を要することなく、ユーザに関連性が高い機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースをユーザに対して表示することができる。そのため、ユーザは、容易な操作によりユーザに関連性が高い機能を実行することができる。
つまり、本実施形態によれば、よりユーザに適した機能を提供することが可能となる、という効果を奏する。
<(5)印刷ジョブ取得要求>
ここで、一例として、上述<(4)機能選択>において、印刷機能が選択され、ユーザが印刷機能の実行を指示したとする。この場合、画像形成装置10は、プリントサーバ30に対して、ユーザに対応する印刷ジョブの取得要求を行う。
<(6)印刷ジョブ送信>
プリントサーバ30は、この印刷ジョブの取得要求に対応して、ユーザに対応する印刷ジョブを画像形成装置10に対して送信する。これにより、画像形成装置10は、ユーザに対応した印刷ジョブを印刷することができる。
<(7)使用実績送信>
また、画像形成装置10は、印刷機能に限らず、ユーザからの操作に応じて何らかの機能を実行した場合には、この機能の使用実績を認証サーバ20に対して送信する。認証サーバ20は、受信した使用実績により、ユーザの使用履歴を更新する。
<(8)ユーザ設定通知>
また、本実施形態では、上述<(4)機能選択>において機能を選択する選択基準を、ユーザ毎に設定することができる。この場合、例えば、管理サーバ40にユーザの設定を記憶しておく。そして、管理サーバ40は、画像形成装置10に対してユーザの設定を送信する。この場合に、管理サーバ40は、画像形成装置10が複数台存在する場合は、複数の画像形成装置10それぞれに対してユーザの設定を送信する。これにより、画像形成装置10では、ユーザの設定に対応した選択基準に基づいて、上述<(4)機能選択>において機能を選択することが可能となる。従って、よりユーザの意図を反映した機能を選択することが可能となる。
[ハードウェア構成]
次に、図2を参照して、本実施形態における各装置のハードウェア構成について説明をする。図2は、印刷システムSに含まれる、画像形成装置10、認証サーバ20、プリントサーバ30、及び管理サーバ40それぞれのハードウェア構成を示すブロック図である。なお、図2及び後述の図3では、これら各装置が接続された図1のネットワーク50について、図示を省略する。
画像形成装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD14、通信I/F(Interface)15、操作I/F16、表示I/F17、及びエンジン部18を含む。これら各部は、バス接続により相互に通信可能に接続される。
CPU11は、画像形成装置10全体を統括的に制御する。具体的には、CPU11は、RAM13をワークエリア(すなわち、作業領域)として、ROM12やHDD14等に格納されたOS(Operating System)や各種のプログラム(例えば、上述した機能選択処理を実現するためのプログラム)に基づいた演算処理を行う。そして、CPU11は、この演算処理の結果に基づいて、画像形成装置10に含まれる各ハードウェアを制御する。
ROM12及びHDD14は、OSや各種のプログラムや、これらのプログラムにおいて利用する各種のデータ(例えば、上述した機能選択処理において利用する各種のデータ)を記憶する。
RAM13は、上述したように、CPU11のワークエリアとして機能する。
通信I/F15は、画像形成装置10が、ネットワーク50を介して、各装置と通信するためのインターフェースである。
操作I/F16は、ユーザの操作を受け付けるためのデバイスが接続されるインターフェースである。操作I/F16には、ユーザの操作を受け付けるデバイスとして、例えば、マウスやキーボード等が接続される。操作I/F16は、これらのデバイスが受け付けた、ユーザの操作の内容をCPU11に対して出力する。
表示I/F17は、情報をユーザに対して表示するためのデバイスが接続されるインターフェースである。表示I/F17は、情報(例えば、印刷ジョブを作成等するためのユーザインタフェース)をユーザに対して表示するためのデバイスとして、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro Luminescence Display)が接続される。
なお、これらは一例に過ぎず、操作I/F16及び表示I/F17には、例えば、タッチパネル等の他のデバイスが接続されてもよい。
エンジン部18は、画像形成装置10に、印刷機能、スキャナ機能、コピー機能、及びファクシミリ機能等の各種機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を実行するハードウェアである。エンジン部18は、例えば、原稿をスキャンして読み取るスキャナ、印刷用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ、ファクス通信を行うファクス部等のハードウェアを含む。また他にも、エンジン部18は、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送する自動原稿給送装置(ADF:Auto Document Feeder)のような特定のハードウェアをオプションとして含んでいてもよい。
認証サーバ20は、CPU21、ROM22、RAM23、HDD24、通信I/F25を含む。これら各部は、バス接続により相互に通信可能に接続される。
また、プリントサーバ30は、CPU31、ROM32、RAM33、HDD34、通信I/F35を含む。これら各部は、バス接続により相互に通信可能に接続される。
更に、管理サーバ40は、CPU41、ROM42、RAM43、HDD44、及び通信I/F45を含む。これら各部は、バス接続により相互に通信可能に接続される。
これら、認証サーバ20、プリントサーバ30、及び管理サーバ40に含まれる各ハードウェアは、画像形成装置10における、符号のみが異なる同名のハードウェアと同等のハードウェアである。そのため、重複する説明を省略する。
[機能的構成]
次に、図2を参照して上述した各ハードウェアによって実現される機能的構成について図3を参照して説明をする。図3は、印刷システムSに含まれる、画像形成装置10、認証サーバ20、プリントサーバ30、及び管理サーバ40の機能的構成のうち、機能選択処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
なお、これら機能ブロックは、上述した画像形成装置10、認証サーバ20、プリントサーバ30、及び管理サーバ40に含まれる各CPU(すなわち、CPU11、CPU21、CPU31、及びCPU41)が、機能選択処理を実現するためのプログラムに基づいて、各装置に含まれる各ハードウェアを統括的に制御することにより実現される。
まず、画像形成装置10の機能ブロックについて説明をする。
機能選択処理が実行される場合、図3に示すように、画像形成装置10のCPU11において、ユーザ特定部111と、使用履歴取得部112と、状態検出部113と、表示制御部114と、機能実行部115と、設定部116とが機能する。
また、機能選択処理が実行される場合、画像形成装置10のHDD14の一領域には、選択基準記憶部141が記憶される。
ユーザ特定部111は、画像形成装置10を利用するユーザを特定する。特定は、例えば、ユーザが携帯する電子機器やICカードとの近距離無線通信(NFC:Near field communication)による認証情報の取得や、ユーザが入力したID及びパスワードによる照合や、生体認証等により実現できる。本実施形態では、一例として、ユーザ特定部111は、このようにして取得したユーザの情報を、認証依頼として認証サーバ20に送信し、
更に認証サーバ20を利用した認証を行うことによりユーザを特定する。
使用履歴取得部112は、認証サーバ20から、ユーザ特定部111が特定したユーザの画像形成装置10に関する使用履歴を受信することにより取得する。なお、ユーザ特定部111は、上述したように、画像形成装置10が複数台存在する場合は、これら複数台の画像形成装置10の使用実績に基づいた使用履歴を、認証サーバ20から受信して取得する。
状態検出部113は、画像形成装置10自身の状態である機器状態を検出することにより、機器状態を取得する。機器状態は、例えば、画像形成装置10に故障や紙詰まりの発生の有無という状態や、トナーや印刷用紙の残量の状態や、ユーザによる現在の操作状態等を含む。
表示制御部114は、使用履歴取得部112が取得した使用履歴と、状態検出部113が検出した機器状態と、選択基準記憶部141が記憶する選択基準とに基づいて、ユーザとの関連性が高い機能を選択する。なお、機能を選択するとは、機能に対応するアプリケーションソフトウェアを選択することを含む。
選択基準(すなわち、選択をするためのアルゴリズム)は、様々に設定することができる。例えば、ユーザの使用回数がもっとも多い機能を選択するという選択基準や、ユーザが直近に使用した機能を選択するという選択基準としてもよい。またこの場合に、認証前に(ユーザを特定する以前に)ユーザが何らかの機能を選択していた場合は、この選択していた機能を優先して選択するという選択基準としてもよい。これにより、ユーザと関連性の高い機能を選択することができる。
また、この選択基準は、全てのユーザにおいて共通であってもよいが、例えば、ユーザの設定等に応じて、ユーザ毎に異なっていてもよい。これにより、各ユーザの意図を反映した機能を選択することができる。
更に、この選択基準は、例えば、ユーザが利用する画像形成装置10毎に異なっていてもよい。例えば、第1の画像形成装置10では、ユーザの使用回数がもっとも多い機能を選択するという選択基準とし、第2の画像形成装置10では、他の所定の機能を選択するという選択基準としてもよい。これにより、画像形成装置10が設置された場所毎に異なる、ユーザの使用実績を反映した機能を選択することができる。あるいは、第1の画像形成装置10では、第1の画像形成装置10における使用履歴に基づいて機能を選択するという選択基準とする。その一方で、第2の画像形成装置10では、第2の画像形成装置10における使用履歴に基づいて機能を選択するという選択基準としてもよい。これにより、ユーザが利用する場所毎に異なるユーザの使用実績を反映した機能を選択することができる。
更に、この選択基準は、例えば、ユーザが画像形成装置10を利用する時間帯や時期毎に異なっていてもよい。例えば、昼間の時間帯と、夜の時間帯を区別し、昼間の時間帯は昼間の時間帯における使用履歴に基づいて機能を選択するという選択基準とし、夜の時間帯は夜の時間帯における使用履歴に基づいて機能を選択するという選択基準としてもよい。あるいは、例えば、月末の時期に特定の機能を使用するような場合に、毎月の月末の時期における使用履歴に基づいて機能を選択するという選択基準としてもよい。これにより、ユーザが利用する時間帯や時期毎に異なるユーザの使用実績を反映した機能を選択することができる。
そして、表示制御部114は、このようにして選択した機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースを、表示I/F17に接続されたディスプレイにおいてユーザに対して表示する表示情報として選択する。また、表示制御部114は、選択したユーザインタフェースを表示I/F17に接続されたディスプレイにおいてユーザに対して表示する。例えば、表示制御部114は、選択した機能の実行指示操作を行うためのユーザインタフェースを選択して、ディスプレイにおいてユーザに対して表示する。あるいは、表示制御部114は、選択した機能の実行対象(例えば、印刷機能の実行対象となる印刷ジョブ)の選択を行うためのユーザインタフェースを選択して、ディスプレイにおいてユーザに対して表示する。あるいは、表示制御部114は、選択した機能の実行に先立って行われる設定(例えば、印刷に先立って行われる用紙サイズ等の設定)を行うためのユーザインタフェースを選択して、ディスプレイにおいてユーザに対して表示する。
ただし、この場合に、表示制御部114は、状態検出部113が検出した機器状態に基づいて、選択した機能を実行できないと判定した場合には、エラーが発生したことを示すエラーダイアログを表示するようにするとよい。例えば、状態検出部113が印刷用紙の紙切れを検出した場合に、選択した機能が印刷機能であった場合には、紙切れを示すエラーダイアログを表示する。あるいは、例えば、状態検出部113がネットワーク障害を検出した場合に、選択した機能がサーバとの通信を必要とする機能であった場合には、ネットワーク障害を示すエラーダイアログを表示する。
機能実行部115は、ユーザによる機能の実行指示操作があった場合に、選択されている機能を実行する。機能実行部115が実行する機能は、例えば、印刷機能、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能等の複合機としての機能である。また、機能実行部115は、画像形成装置10単体で行われる機能以外にも、他の装置(例えば、図1に示す各サーバや図示を省略した他の装置)と、画像形成装置10とが連携して実現される機能を実行してもよい。例えば、所定の機能を実行するためのアプリケーションソフトウェアが機能する他の装置と、画像形成装置10とが連携して、このアプリケーションソフトウェアを実行してもよい。
また、機能実行部115は、何れかの機能を実行した場合に、この機能の使用実績を、ユーザ特定部111が特定したユーザの使用実績として、認証サーバ20に対して送信する。認証サーバ20では、この機能実行部115から受信した使用実績に基づいて、ユーザ特定部111が特定したユーザの使用履歴を更新することができる。
設定部116は、選択基準記憶部141に記憶されている選択基準を設定する。設定部116は、例えば、画像形成装置10において受け付けたユーザからの操作や、管理サーバ40やユーザが利用するパーソナルコンピュータ(図示省略)等からの通信I/F15を介した通信に基づいて選択基準を設定する。この選択基準は、上述したようにユーザ毎や画像形成装置10毎に異なっていてもよいので、この場合、設定部116は、ユーザ毎や画像形成装置10毎に異なる選択基準を設定する。
次に、認証サーバ20の機能ブロックについて説明をする。
機能選択処理が実行される場合、図3に示すように、認証サーバ20のCPU21において、認証部211と、履歴管理部212と、実績取得部213とが機能する。
また、機能選択処理が実行される場合、認証サーバ20のHDD24の一領域には、認証用情報記憶部241と、使用履歴記憶部242とが記憶される。
認証部211は、ユーザ特定部111からの認証依頼に応じて、画像形成装置10を使用するユーザの認証を行う。認証は、例えば、画像形成装置10が近距離無線通信で取得した認証情報の正当性の確認や、画像形成装置10が受け付けたID及びパスワードの照合や、画像形成装置10が検出したユーザの生体情報に基づいた生体認証により行われる。これらの認証は、認証用情報記憶部241に記憶されている認証用の情報(例えば、IDの正当性を確認するための情報や、ID及びパスワードの正しい組み合わせを示す情報や、ユーザの生体情報)に基づいて行われる。なお、認証用情報記憶部241に記憶されている認証用情報は、例えば、認証サーバ20を管理する管理者により適宜設定及び更新される。
認証部211は、認証結果(すなわち、認証に成功したか、それとも認証に失敗したか)を画像形成装置10に対して送信する。また、認証部211は、認証に成功した場合には、この認証したユーザの画像形成装置10に関する使用履歴を使用履歴記憶部242から読み出す。そして、認証部211は、読み出した使用履歴を画像形成装置10に対して送信する。
履歴管理部212は、使用履歴記憶部242に格納されている、ユーザの画像形成装置10に関する使用履歴を管理する。具体的に、履歴管理部212は、画像形成装置10の機能実行部115が送信した使用実績を実績取得部213が受信すると、この使用実績に基づいて、対応されているユーザの使用履歴記憶部242に記憶されている使用履歴を更新する。実績取得部213は、ユーザによる画像形成装置10に関する使用実績を取得する。単に送信される使用実績を受信してもよいし、実績取得部213が画像形成装置10に要求してその応答として使用実績を受信してもよい。
この使用履歴記憶部242に記憶される使用履歴について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態において利用される使用履歴の一例を、テーブルとして示す図である。
図4に示すように、使用履歴には、印刷、スキャン、コピーといった各機能と、各機能の累積使用回数と、各機能の直近の使用時刻(すなわち、各機能を最後に使用した時刻)とが、それぞれ紐付けて格納される。本実施形態では、このように管理される使用履歴を利用することにより、上述したような選択基準に基づいた機能の選択を行うことができる。
なお、実績取得部213は、画像形成装置10が複数台存在する場合は、これら複数台の画像形成装置10それぞれから使用実績を受信する。そのため、使用履歴記憶部242に記憶されている使用履歴は、各ユーザにおける、これら複数台の画像形成装置10全ての使用履歴となる。また、上述したように、選択基準を画像形成装置10毎や、時間帯や時期毎に異ならせる場合がある。このような場合には、使用履歴記憶部242は、何れの画像形成装置10の使用実績であるか、何れの時間帯や時期の使用実績であるか、等が判別できるように、使用履歴を更新する。
次に、プリントサーバ30の機能ブロックについて説明をする。
機能選択処理が実行される場合、図3に示すように、プリントサーバ30のCPU31において、印刷ジョブ管理部311が機能する。
また、機能選択処理が実行される場合、プリントサーバ30のHDD34の一領域には、印刷ジョブ記憶部341が記憶される。
印刷ジョブ管理部311は、印刷ジョブ記憶部341に記憶される印刷ジョブを管理する。ここで、印刷ジョブは、印刷対象ファイルを画像形成装置10で印刷可能な所定の形式に変換した印刷データと、この印刷データの印刷を実行する際の印刷設定情報を含んで作成される。
印刷対象ファイルは、例えば、PDF(Portable Document Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の形式に準拠した画像やテキストファイル、文書作成ソフトにより作成されたドキュメントファイル等である。また、印刷設定情報は、例えば、印刷における用紙のサイズや種類、印刷における解像度、白黒印刷とカラー印刷の何れかを行うのかについての指定、ステープルの有無といった、設定の設定情報である。
印刷ジョブ管理部311は、この印刷ジョブを、例えば、ユーザが利用するパーソナルコンピュータ(図示省略)等からの通信I/F15を介した通信により取得する。そして、印刷ジョブ管理部311は、取得した印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部341に記憶させる。また、印刷ジョブ管理部311は、画像形成装置10から印刷ジョブの取得要求があった場合には、画像形成装置10に対して、印刷ジョブ記憶部341が記憶している印刷ジョブを送信する。この場合に、印刷ジョブ管理部311は、印刷ジョブの取得要求がユーザを指定したものであれば、このユーザに対応する印刷ジョブを、画像形成装置10に対して送信する。また、この場合に、印刷ジョブそのものの要求ではなく、印刷ジョブのリストの要求であれば、印刷ジョブ管理部311は、印刷ジョブ記憶部341に記憶されている印刷ジョブのリストを作成し、作成したリストを、画像形成装置10に対して送信する。
最後に、管理サーバ40の機能ブロックについて説明をする。
機能選択処理が実行される場合、図3に示すように、管理サーバ40のCPU41において、ユーザ設定管理部411が機能する。
また、機能選択処理が実行される場合、管理サーバ40のHDD44の一領域には、ユーザ設定記憶部441が記憶される。
ユーザ設定管理部411は、ユーザ設定記憶部441に記憶されるユーザに関する設定情報を管理する。ユーザ設定管理部411は、ユーザに関する種々の設定についての設定情報を管理してよいが、例えば、画像形成装置10の設定部116が選択基準を設定するための設定情報を管理する。ユーザ設定管理部411は、この選択基準を設定するための設定情報を、例えば、ユーザが利用するパーソナルコンピュータ(図示省略)等からの通信I/F15を介した通信により取得する。そして、ユーザ設定管理部411は、取得した設定情報をユーザ設定記憶部441に記憶させる。
また、ユーザ設定管理部411は、画像形成装置10に対して、ユーザ設定記憶部441に記憶されている設定情報を送信する。これにより、画像形成装置10は、ユーザの設定を反映した選択基準を設定することができる。このユーザ設定管理部411による設定情報の送信は、ユーザ設定記憶部441に新たな設定情報が記憶される都度行われてもよい。また、画像形成装置10がユーザを特定した場合に、画像形成装置10がこのユーザの設定情報をユーザ設定管理部411に確認するようにし、この確認に応じて、ユーザ設定管理部411による設定情報の送信が行われるようにしてもよい。
[動作]
次に、本実施形態における機能選択処理の流れについて説明をする。なお、下記の説明にて特に言及しない場合であっても、図3を参照して上述した各機能ブロックは、機能選択処理に必要となる処理を適宜実行する。
(機能選択処理)
図5は、機能選択処理の流れを説明するフローチャートである。機能選択処理は、例えば、画像形成装置10において、ユーザによるログイン指示操作がなされた場合に実行される。
ステップS11において、ユーザ特定部111は、認証サーバ20に対して認証依頼を行う。
ステップS12において、認証サーバ20の認証部211は、認証依頼に応じて、認証処理を実行する。
ステップS13において、ユーザ特定部111は、認証サーバ20からの認証結果を受信し、認証処理において認証が成功したか否かを判定する。認証が成功した場合は、ステップS13においてYesと判定され、処理はステップS14に進む。
一方で、認証に失敗した場合は、ステップS13においてNoと判定され、本機能選択処理は終了する。この場合、ユーザは、自身の操作により機能を選択して、機能を利用することができる。
ステップS14において、使用履歴取得部112は、認証サーバ20からユーザの使用履歴を受信して取得する。
ステップS15において、状態検出部113は、画像形成装置10の機器状態を検出することにより、機器状態を取得する。
ステップS16において、表示制御部114は、ステップS15にて検出した機器状態に基づいて、本機能選択処理の認証開始前に、ユーザが何らかの機能を事前に選択していたか否かを判定する。認証開始前に、ユーザが何らかの機能を事前に選択していた場合は、ステップS16においてYesと判定され、処理はステップS17に進む。一方で、認証開始前にユーザが何らかの機能を事前に選択していなかった場合は、ステップS16においてNoと判定され、処理はステップS18に進む。なお、ユーザによる選択基準の設定等によっては、ステップS16及びステップS18を省略し、ステップS15から直接ステップS17に進むようにしてもよい。
ステップS17において、表示制御部114は、選択基準記憶部141に記憶されている選択基準に基づいて、機能を選択する。一方で、ステップS18において、表示制御部114は、認証開始前にユーザが事前に選択していた機能を選択(すなわち、同じ機能を再選択)する。
ステップS19において、表示制御部114は、ステップS15にて検出した機器状態に基づいて、ステップS17又はステップS18にて選択した機能を実行できるか否かを判定する。選択した機能を実行できる場合は、ステップS19においてYesと判定され、処理はステップS20に進む。一方で、選択した機能を実行できない場合は、ステップS19においてNoと判定され、処理はステップS21に進む。
ステップS20において、表示制御部114は、選択した機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースを表示I/F17に接続されたディスプレイにおいてユーザに対して表示する表示情報として選択する。また、表示制御部114は、選択したユーザインタフェースを表示I/F17に接続されたディスプレイにおいてユーザに対して表示する。図6にディスプレイに表示されたユーザインタフェースを示す。これにより、本機能選択処理は終了する。
ステップS21において、表示制御部114は、エラーダイアログを表示I/F17に接続されたディスプレイに表示する。ユーザは、このエラーダイアログを参照することによりエラーの原因(例えば、印刷用紙の紙切れ)に対応することができる。
図6は、画像形成装置が選択した機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースの一例を示す。まず、図6(a)は、ログイン画面500の一例を示す。ログイン画面500には「ログインするにはICカードでリーダーに触れてください」というメッセージ501、ゲストボタン502、PINログインボタン503、及び、キーボード入力でログインボタン504を有している。ゲストボタン502は、ユーザがログインなしで画像形成装置10を使用するためのボタンである(ユーザはログインしないのでユーザも特定されない)。PINログインボタン503はPIN(Private Identification Number)でユーザがログインするためのボタンである。キーボード入力でログインボタン504は、キーボードからユーザ名とパスワードをユーザが入力してログインするためのボタンである。本実施形態ではどの方法でログインしてもよい。ユーザがログイン画面500でログインし、画像形成装置10がユーザの設定に対応した選択基準を選択すると、設定画面510が表示される。
図6(b)は選択基準が適用されて表示される印刷の設定画面510(ユーザインタフェース)の一例である。図6(b)では、表示制御部114が印刷という機能を選択して表示したため、印刷の設定画面510を示している。この設定画面510は、部数欄511、片面/両面欄512、カラー/モノクロ欄513を有している。部数欄511、片面/両面欄512、カラー/モノクロ欄513には、使用履歴に基づく値が、設定画面の初期値として表示される。例えば、後述する図8により、片面/両面欄512には「両面(2sided)」が、カラー/モノクロ欄513には「モノクロ(B&W)」が設定されている。
以上説明した機能選択処理により、ユーザの煩雑な操作を要することなく、ユーザに関連性が高い機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースをユーザに対して表示することができる。そのため、ユーザは、容易な操作によりユーザに関連性が高い機能を実行することができる。
つまり、本実施形態によれば、よりユーザに適した機能を提供することが可能となる、という効果を奏する。
(後処理)
図7は、後処理の流れを説明するフローチャートである。後処理は、例えば、画像形成装置10において、ユーザによる機能の使用が終了し、ログアウト指示操作がなされた場合に実行される。
ステップS31において、ユーザ特定部111は、認証サーバ20に対してログアウト依頼を送信する。
ステップS32において、機能実行部115は、認証サーバ20に対してユーザが使用した機能に対応する使用実績を送信する。
ステップS33において、認証部211は、ログアウト依頼に応じて、ログアウト処理を実行する。
ステップS34において、実績取得部213は、ステップS32にて機能実行部115が送信した使用実績を受信し、この使用実績に基づいて、使用履歴記憶部242に記憶されている使用履歴を更新する。使用履歴の更新について図8にて説明する。
ステップS35において、ユーザ特定部111は、認証サーバ20からのログアウト結果を受信し、これにより、本後処理は終了する。本後処理によれば、ユーザの使用実績に基づいて、ユーザの使用履歴を適切に更新することができる。
図8は、使用履歴記憶部242に記憶されているユーザによるアプリの使用履歴の一例を示す。図8のような使用履歴がユーザごとに記録されている。使用履歴は、アプリ、累積使用回数、直近使用時刻、及び、直近使用設定の各項目を有している。アプリの項目はアプリ名、アプリIDなど、アプリの識別情報である。累積使用回数は、アプリの過去の使用回数を累積したものである。履歴管理部212は直近の一定期間の使用回数を累積してもよいし、過去の全ての使用回数を累積してもよい。直近使用時刻は、ユーザがアプリを最も最近使用した時刻である。直近使用設定は、ユーザがアプリを最も最近使用した時に画像形成装置10に設定した設定情報である。図8では一部の設定情報しか示されていないが、各アプリでユーザが設定可能な設定情報が記録される。例えば、印刷のアプリであれば、部数、用紙サイズ、集約、印刷向きなどである。
履歴管理部212はアプリの使用実績に基づいて、使用履歴を更新する。すなわち、累積使用回数を1つ増やし、直近使用時刻を使用実績に含まれるジョブの実行時刻又は使用実績を受信した時刻に更新し、直近使用設定を使用実績に含まれる設定情報に更新する。
なお、図8の使用履歴によれば、アプリ選択基準が前回使用アプリ、前回の設定を使用する設定の場合、機能実行部115は印刷アプリを起動し、表示制御部114はモノクロ/両面設定で表示する。
[データの送受信]
次に図9を参照して、本実施形態における各装置間のデータの送受信について説明する。図9は、機能選択処理におけるデータの送受信を説明するシーケンス図である。
ステップS41において、ユーザ60から、画像形成装置10に対してログイン指示操作が行われる。
ステップS42において、画像形成装置10から、認証サーバ20に対して認証依頼が送信される。また、これに応じて、認証サーバ20から画像形成装置10に対して認証結果とユーザの使用履歴とが送信される。これは、上述したステップS11からステップS15において処理されるデータに相当する。
ステップS43において、画像形成装置10の内部処理で機器状態が検出される。これは、上述したステップS15において処理されるデータに相当する。
ステップS44において、画像形成装置10の内部処理でユーザに関連性が高い機能が選択されると共に、選択された機能に対応する表示情報が選択されて表示される。これは、上述したステップS16からステップS18までにて処理されるデータに相当する。ここで、仮に選択した機能が印刷機能であったとする。
すると、ステップS45において、画像形成装置10の内部処理で機器状態に基づいて、印刷機能を実行できるか否かが判定される。これは、上述したステップS19からステップS21までにて処理されるデータに相当する。ここで、仮に印刷機能が実行できるとする。
ステップS46において、画像形成装置10とプリントサーバ30が通信を行うことにより印刷ジョブが取得される。また、ステップS47において印刷ジョブに基づいて、印刷が実行される。これは、上述したステップS21における表示を参照したユーザの実行指示操作に基づいて、画像形成装置10が印刷機能を実行した場合に処理されるデータに相当する。
ステップS51において、ユーザ60から、画像形成装置10に対してログアウト指示操作が行われる。
ステップS52において、画像形成装置10から、認証サーバ20に対してログアウト依頼と、使用実績とが送信される。また、これに応じて、認証サーバ20から画像形成装置10に対して認証結果とユーザの使用履歴とが送信される。これは、上述したステップS31からステップS32において処理されるデータに相当する。
ステップS53において、認証サーバ20の内部処理でログアウト処理が行われると共に、使用履歴が更新される。また、認証サーバ20から、画像形成装置10に対してログアウト結果が送信される。これは、上述したステップS33からステップS35までにて処理されるデータに相当する。
以上説明したようにデータが送受信されることにより、本実施形態の処理は実現される。
[変形例]
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
[第1の変形例]
上述の実施形態では、表示制御部114が、ユーザの使用履歴と、機器状態と、選択基準とに基づいて、何れかの機能を選択していた。これに限らず、他の選択を更にするようにしてもよい。例えば、表示制御部114は、機能を選択した場合に、ユーザの使用履歴等に基づいて、このユーザに関連性が高い設定内容も選択するようにしてもよい。
より詳細には、表示制御部114は、例えば、印刷機能を選択した場合に、ユーザの使用履歴において、もっとも選択されている用紙のサイズや、印刷におけるカラーの設定等を選択するようにしてもよい。同様に、表示制御部114は、例えば、スキャナ機能を選択した場合に、ユーザの使用履歴において、もっとも選択されているフォルダを、スキャナ機能により生成されたスキャンデータの格納先となるフォルダとして選択してもよい。
また、表示制御部114は、ユーザの使用履歴に基づいて、更に詳細な設定内容を選択するようにしてもよい。この点について図10を参照して説明する。図10は、機能選択処理における選択に基づいて表示されるワークフロー設定画面520の一例を示す図である。
図10では、ユーザの設定に基づいて、各種の機能を使用するためのワークフローを作成する、という機能が選択された場合を例に取って説明する。ワークフローとは予め決まっている一連の処理をシステムがデータに対し順に施すこと又は一連の処理をいう。
選択基準の適用により、ワークフローという機能が選択され、ワークフロー設定画面520が表示されている。また、ユーザが業務に応じて複数のワークフローを設定できることが一般的であり、図10では選択基準により、本実施形態で説明した、一連の処理をユーザが設定するワークフロー(以下、ログインワークフローという)の設定画面が表示されている。ログインワークフローは、ユーザがログインした場合に、画像形成装置10が選択基準に応じたアプリを起動して、選択基準に応じた値を設定するワークフローである。
管理者はワークフロー設定画面520により、ログイン時の起動アプリの選択基準を設定できる。ワークフロー設定画面520は表示領域AR1、AR3、AR4を有している。例えば、図10の表示領域AR1は、使用アプリや印刷ジョブ数等の処理に関する情報の設定指示を受け付ける。また、図10の表示領域AR3は、選択基準の設定を受け付ける。表示領域AR3は、プルダウンメニューに「前回使用したアプリ」「最も使用したアプリ」「印刷」「スキャン」「コピー」を表示する。「前回使用したアプリ」又は「最も使用したアプリ」が選択されると、本実施形態で説明したように選択基準に応じて画像形成装置10がアプリを起動する。「印刷」「スキャン」「コピー」が選択されると、選択基準に関係なく画像形成装置10が「印刷」「スキャン」又は「コピー」を起動する。図10で設定された設定指示はユーザに対応づけて選択基準記憶部141に記憶される。
加えて、図10の表示領域AR4は、現在のユーザの設定を図式化して表示する。例えば、この表示では、ユーザがログインすると、画像形成装置10がアプリを起動し、処理を終了するというログインワークフローの流れが図式化されている。従って、ユーザは視覚的にログインワークフローの流れを把握できる。
表示制御部114は、ユーザの使用履歴に基づいて、この図10のような詳細な設定内容を選択するようにしてもよい。例えば、ユーザが直近において図10のような設定内容を設定した場合には、本機能選択時に、この設定内容も選択するようにしてもよい。
[第2の変形例]
上述した実施形態では、表示制御部114が機能を選択した場合に、この選択した機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースを選択していた。そして、表示制御部114が選択したユーザインタフェースを表示していた。そして、このユーザインタフェースを参照したユーザの実行操作指示に応じて、選択した機能を実行していた。これに限らず、表示制御部114が機能を選択した場合に、表示以外の他の処理を更に行うようにしてもよい。
例えば、表示制御部114が機能を選択した場合に、表示制御部114による表示に加えて、機能実行部115がこの選択された機能を速やかに使用するための前処理を行うようにしてもよい。例えば、印刷機能が選択された場合に、印刷に対応するハードウェアが消費電力の抑制のためにスリープ状態であれば、このハードウェアをスタンバイ状態にする処理を行うようにしてもよい。
あるいは、表示制御部114が機能を選択した場合に、ユーザの操作を待つことなく、機能実行部115がこの選択された機能を自動実行するようにしてもよい。
[第3の変形例]
例えば、図1に図示した全体構成は一例に過ぎず、例えば、認証サーバ20、プリントサーバ30、及び管理サーバ40の内の2つ以上のサーバの機能を、1台のサーバ装置により実現するようにしてもよい。
更に他にも、例えば、認証サーバ20、プリントサーバ30、及び管理サーバ40それぞれの機能を、複数台のサーバ装置により実現するようにしてもよい。例えば、プリントサーバ30の機能を、複数のクラウドサーバが協働することにより実現される、クラウド上に設けられたオンラインストレージを利用して実現するようにしてもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、画像形成装置10を、コピー機能、印刷機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を有する複合機として説明したが、これに限られない。画像形成装置10は、スキャナ機能やファクシミリ機能を必ずしも備えていなくてよい。あるいは、画像形成装置10は、他の機能を更に備えていてもよい。
[第4の変形例]
上述の実施形態では、認証サーバ20が、ユーザの使用履歴の管理及び記憶をしていた。これに限らず、他の装置でユーザの使用履歴の管理及び記憶をするようにしてもよい。例えば、画像形成装置10がユーザの使用履歴の管理及び記憶をするようにしてもよい。
[他の変形例]
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。すなわち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が印刷システムSに含まれる各装置に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。例えば、本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現される。
本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものを含む。また、他にも、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。
光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている、図2の、ROM12、ROM22、ROM32及びROM42や、HDD14、HDD24、HDD34、及びHDD44等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
S 印刷システム
10 画像形成装置
20 認証サーバ
30 管理サーバ
40 プリントサーバ
50 ネットワーク
60 ユーザ
11、21、31、41 CPU
12、22、32、42 ROM
13、23、33、43 RAM
14、24、34、44 HDD
15、25、35、45 通信I/F
16 操作I/F
17 表示I/F
18 エンジン部
111 ユーザ特定部
112 使用履歴取得部
113 状態検出部
114 表示制御部
115 機能実行部
116 設定部
141 選択基準記憶部
211 認証部
212 履歴管理部
241 認証用情報記憶部
242 使用履歴記憶部
311 印刷ジョブ管理部
312 印刷ジョブ記憶部
411 ユーザ設定管理部
441 ユーザ設定記憶部
特開2011−034714号公報

Claims (10)

  1. 画像形成装置であって、
    当該画像形成装置を使用するユーザを特定するユーザ特定部と、
    前記ユーザ特定部が特定した前記ユーザの画像形成装置に関する使用履歴を取得する使用履歴取得部と、
    前記使用履歴取得部が取得した前記使用履歴に基づいて、表示情報を表示する表示制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記表示制御部は、前記使用履歴に基づいて、前記ユーザとの関連性が高い機能を特定し、該特定した機能に関する情報を、前記表示情報として表示する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示制御部は、前記ユーザ特定部がユーザを特定する以前に何れかの機能の実行が行われていた場合には、前記何れかの機能に関する情報を、前記表示情報として表示する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示制御部は、機能の実行に関する操作を行うためのユーザインタフェースを、前記表示情報として表示する請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 当該画像形成装置の機器状態を検出する状態検出部を更に備え、
    前記表示制御部は、前記使用履歴に加えて、前記状態検出部が検出した前記機器状態にも基づいて、前記表示情報を表示する、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示情報はアプリによって生成され、
    前記表示制御部が前記アプリを選択する選択基準を、受け付けた設定指示に基づいて変更する設定部を更に備える請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記設定部は、前記受け付けた設定指示に基づいて、前記選択基準をユーザ毎に異なる選択基準に変更する請求項6に記載の画像形成装置。
  8. サーバと、画像形成装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記サーバは、
    ユーザによる画像形成装置に関する使用実績を取得する実績取得部と、
    前記実績取得部が取得した画像形成装置に関する使用実績の履歴である使用履歴を、ユーザ毎に蓄積する履歴管理部と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    当該画像形成装置を使用するユーザを特定するユーザ特定部と、
    前記ユーザ特定部が特定した前記ユーザの画像形成装置に関する使用履歴を前記サーバから取得する使用履歴取得部と、
    前記使用履歴取得部が取得した前記使用履歴に基づいて、表示情報を表示する表示制御部と、を備える、情報処理システム。
  9. 画像形成装置が行う情報処理方法であって、
    当該画像形成装置を使用するユーザを特定するユーザ特定ステップと、
    前記ユーザ特定ステップにて特定した前記ユーザの画像形成装置に関する使用履歴を取得する使用履歴取得ステップと、
    前記使用履歴取得ステップにて取得した前記使用履歴に基づいて、表示情報を表示する表示制御ステップと、
    を有する情報処理方法。
  10. 画像形成装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    当該画像形成装置を使用するユーザを特定するユーザ特定部と、
    前記ユーザ特定部が特定した前記ユーザの画像形成装置に関する使用履歴を取得する使用履歴取得部と、
    前記使用履歴取得部が取得した前記使用履歴に基づいて、表示情報を表示する表示制御部と、
    を備える画像形成装置として前記コンピュータを機能させるプログラム。
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