JP2020057375A - 火災報知システムおよび火災報知方法 - Google Patents

火災報知システムおよび火災報知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】監視者がどの場所でも簡単に監視作業を行える火災報知システムを提供する。【解決手段】火災に関連する感知情報を検知する煙感知器や熱感知器等の火災感知端末よりの感知情報を受信して表示する受信機を有し、複数の監視者のそれぞれが携帯端末を携帯する。受信機が、その表示された感知情報を、Wifi用のアンテナが接続された社内LANで送信し、携帯端末は、受信機よりWifiで送信される感知情報を受信して表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、火災報知システムおよび火災報知方法に関するものである。
従来から、煙感知器や熱感知器等を火災感知端末として複数設置し、それらの火災感知端末からの感知情報により火災を感知して報知する火災報知システムが知られている。
従来の火災報知システムとしては、以下のような構成が知られている。
表示部を有する受信機に、煙感知器や熱感知器等の感知器が接続され、煙感知器や熱感知器等の感知情報が、受信機へ送られ、その感知情報が集約されて受信機の表示部に表示される構成となっていた。
そして、監視者は、その受信機の表示部に表示される感知情報により、火災等の監視を行っていた。
従来の火災報知システムには以下のような問題点があった。
特開2000−333160号公報 特開2000−87606号公報
従来の火災報知システムでは、特定の場所に設けられた受信機でのみ、感知情報を表示する構成となっていたので、監視者は、監視作業を遂行するためには、その特定の場所へ行って、受信機の表示部に表示される感知情報を確認しなければならなかった。そのため、監視者が簡単には感知情報を確認することはできず、監視者へ大きな負担を強いる事もあった。
また、感知情報の表示場所を増やすために、PC等の副表示器を設置する方法も提案されていたが、新たなPC等の副表示器を用意しなければならず、設備投資が必要となる上に、その副表示器を受信機に接続しなければならず、手間もかかるものであった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、監視者がどの場所でも簡単に監視作業を行えることにより、監視者による監視作業の負担を減らすことができる火災報知システムおよび火災報知方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、監視者毎に監視する感知情報を設定して表示することができる火災報知システムおよび火災報知方法を提供することである。
第1の発明は、火災に関連する感知情報を検知する感知手段と、前記感知手段よりの感知情報を受信して表示するため前記感知手段に接続されると共に、その表示された感知情報を無線で送信する送信手段を有する受信機と、前記受信機より無線で送信される感知情報を受信して表示する携帯端末とを有する火災報知システムである。
第2の発明は、第1の発明に係る火災報知システムにおいて、前記携帯端末が複数準備され、複数の監視者のそれぞれが前記携帯端末を携帯することである。
第3の発明は、第2の発明に係る火災報知システムにおいて、前記複数の携帯端末毎に、異なる表示制限を設定することである。
第4の発明は、第1、2の発明のいずれかに係る火災報知システムにおいて、前記受信機の送信手段が、Wifi用のアンテナが接続された社内LANを有することである。
第5の発明は、第1〜4の発明のいずれかに係る火災報知システムにおいて、前記受信機が、前記感知手段よりの感知情報を集約して火災の発生等を報知する動作の制御を行う制御部と、前記制御部よりの表示情報を表示するため前記制御部に接続された表示部と、前記制御部へ電源を供給するため前記制御部に接続された電源部および蓄電部を有していることである。
第6の発明は、第1〜5の発明のいずれかに係る火災報知システムにおいて、前記携帯端末が、前記感知情報等の表示動作を含む端末全体の制御を行う制御部と、前記制御部よりの表示情報を表示するため前記制御部に接続された表示部と、前記受信機の送信手段よりの表示情報を受信するための受信部と、前記制御部へ電源を供給するため前記制御部に接続された電源部および蓄電部とを有していることである。
第7の発明は、第1〜4の発明のいずれかに係る火災報知システムにおいて、前記携帯端末に、前記受信機より無線で送信される感知情報を受信して表示するための設定表示プログラムが記憶されていることである。
第8の発明は、火災に関連する感知情報を検知する感知手段と、前記感知手段よりの感知情報を受信して表示するため前記感知手段が接続される受信機と、監視者が携帯する携帯端末とを有する火災報知システムにおける火災報知方法であって、前記受信機が、その表示された感知情報を無線で送信する工程と、前記携帯端末が、前記受信機より無線で送信される感知情報を受信して表示する工程と、を有することである。
第9の発明は、第8の発明に係る火災報知システムにおいて、前記携帯端末が複数準備され、複数の監視者のそれぞれが前記携帯端末を携帯することである。
第10の発明は、第9の発明に係る火災報知システムにおいて、前記複数の携帯端末毎に、異なる表示制限を設定することである。
第11の発明は、火災に関連する感知情報を検知する感知手段と、前記感知手段よりの感知情報を受信して表示するため前記感知手段に接続されると共に、その表示された感知情報を無線で送信する送信手段を有する受信機と、前記受信機より無線で送信される感知情報を受信して表示する携帯端末とを有する火災報知システムにおいて、前記受信機の送信手段が、Wifi用のアンテナが接続された既設の社内LANを利用することである。
本発明によれば、監視者がどの場所でも簡単に監視作業を行えることにより監視者の監視作業の負担を減らすことができると共に、監視者の階層や役割に応じたきめ細かな監視体制を構築することができるという効果を奏する。
本発明に係る火災報知システムの一実施形態の概略機能説明図である。 図1に示した火災報知システム1における受信機3に接続される感知器および中継器等の説明図である。 図1に示した火災報知システム1における受信機3の表示部を示す説明図である。 図1に示した火災報知システム1における受信機3の内部構成図である。 携帯端末9の説明図であり、(a)は、携帯端末9の内部構成図であり、(b)は、その制御部9aの構成図である。 図1に示した火災報知システム1における火災報知方法の動作フローチャートである。 図1に示した火災報知システム1における携帯端末9の表示制限設定の一例の説明図である。 図1に示した火災報知システム1における携帯端末9の表示例の説明図である。 図1に示した火災報知システム1における受信機3と携帯端末9との間の通信シーケンスの説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係わる火災報知システムの一実施形態の概略機能説明図である。
図1に示すように、火災報知システム1は、後述する感知器および中継器等の感知手段が直列又は並列に接続された受信機3を有し、受信機3は、感知器および中継器等の感知手段より火災に関連する感知情報を集約して表示する。
そして、受信機3は、社内LAN5に接続され、社内LAN5には、複数のWifi用のアンテナ7が接続され、受信機3よりの感知情報が、Wifi用のアンテナ7から無線で発信される。
火災報知システム1は、さらに、Wifi用のアンテナ7よりの感知情報を受信して表示するための複数の携帯端末9を有している。
各携帯端末9は、それぞれの監視者11が携帯して使用する。
なお、社内LAN5は、火災報知システム1の設置される会社の社内LANを使用する。ここでは、社内LAN5は、Wifiに対応しており、Wifi用のアンテナ7を有しているものとする。社内LAN5は既設の設備を利用することによって設備投資を押さえても良い。
この実施形態では、受信機3よりの感知情報の送信手段として、火災報知システムの設置されるビルの社内LAN5を用いているが、これに限定されず、火災報知システム専用の無線通信装置を設けるようにしても良い。この場合、携帯端末9側にも、その無線通信装置に対応した通信手段を設ける。
次に、受信機3および受信機3に接続される感知器および中継器等の感知手段について詳しく説明する。
図2は、図1に示した火災報知システム1における受信機3に接続される感知器および中継器等の説明図である。
図2に示すように、受信機3には、感知器伝送線13が接続されており、その感知器伝送線13には、アイソレータ15を介して、煙感知器19、熱電対式検出器21、アドレスアダプタ23、一般感知器25、専用終端器27、熱感知器29、アドレス付発信機31−1、アドレスアダプタ接続用発信機31−2、終端抵抗33等が接続されている。なお、アドレス付発信機31−1とアドレスアダプタ接続用発信機31−2との間は電話線31−3で接続され、その電話線31−3は、受信機3に接続される。
また、受信機3には、中継器伝送線35が接続されており、その中継器伝送線35には、防排煙中継器37、監視中継器39、移信中継器41、ガス漏れ中継器43、地区中継器45、一般R型中継器47等の中継器が接続されており、各中継器には、防排煙機器37a、諸警報機器39a、他設備41a、ガス検知器43a、地区ベル45a、一般感知器47aが接続されている。
なお、上述した受信機3の構成および動作は、従来の一般的な受信機3と同様なので、詳細な説明は省略する。
図3は、図1に示した火災報知システム1における受信機3の表示部を示す説明図である。
図3に示すように、受信機3の前面には、感知情報を表示する表示灯部3aと、液晶画面からなる液晶表示部3bが設けられている。
なお、表示灯部3aには、例えば、非常放送設備のマイクスイッチの作動により点滅する非常放送中灯、発信機の押しボタンが押されると点滅する発信機灯、電話ジャックに電話機のプラグが挿入されると点滅する電話灯、受信機音響の強制停止機能が作動されると点滅する受信機音響強制停止灯、地区音響の強制停止状態になると点滅する地区音響強制停止灯、ベル一時停止スイッチが押されると点滅するベル一時停止灯、交流電源が入っていると点滅する交流電源灯、防排煙が作動していないと点滅する防排煙連動停止灯、いずれかのスイッチが通常の状態でないと点滅するスイッチ注意灯などが表示される。
また、液晶表示部3bには、例えば、火災表示の横に、火災場所等が表示され、トラブル表示の横に、トラブルの内容およびトラブル場所が表示され、監視表示の横に、監視場所等が表示される。
上述した受信機3における表示灯部3aおよび液晶表示部3bの表示は、後述する図8に示す携帯端末9におけるLED表示部9b1およびLCD表示部9b3の表示と対応しており、同様の内容となる。
図4は、図1に示した火災報知システム1における受信機3の内部構成図である。
図4に示すように、受信機3は、上述した感知器や中継器等からの感知信号に基づいて感知情報を集約して火災の発生等を報知する動作の制御を行う制御部3cと、制御部3cよりの表示情報を表示するため制御部3cに接続された表示部(表示灯部3aおよび液晶表示部3b)と、制御部3cよりの表示情報を社内LAN5等へ送信するため社内LAN5および制御部3cに接続された通信部3dと、制御部3cへ電源を供給するため制御部3cに接続された電源部3eおよび蓄電部3fとを有している。
次に、監視者11が携帯して使用する携帯端末9について説明する。この実施形態では、携帯端末9は、通話機能やインターネットを介した通信機能等を有するWifiに対応した一般的なスマートフォンやタブレット端末を使用する。
図5は、携帯端末9の説明図であり、(a)は、携帯端末9の内部構成図であり、(b)は、その制御部9aの構成図である。
図5(a)に示すように、携帯端末9は、後述する感知情報等の表示動作を含む端末全体の制御を行う制御部9aと、制御部9aよりの表示情報を表示するため制御部9aに接続された液晶画面からなる表示部9bと、社内LAN5と表示情報等を送受信するための送受信部9cと、制御部9aへ電源を供給するため制御部9aに接続された電源部9dおよび蓄電部9eとを有している。ここで、表示部9bの構成は液晶画面に限られず有機EL画面など表示情報等を表示できるものであればよい。
また、図5(b)に示すように、制御部9aは、CPU9a1、RAM9a3、ROM9a5を有しており、RAM9a3内には、後述する監視者毎に監視する感知情報を表示制限して表示する動作を行うための設定表示プログラムがダウンロードされて記憶され、監視者等の設定者の指示入力およびその設定表示プログラムに基づいて感知情報の表示動作が、CPU9a1により行われる。
なお、上述した設定表示プログラムからなるアプリケーションソフトは、予めROM9a5内に記憶させておいても良いし、特定の認証を介してインターネットからRAM9a3に取り込めるようにしても良い。
次に、図1に示した火災報知システム1の動作について説明する。
図6は、図1に示した火災報知システム1における火災報知方法の動作フローチャートである。
図6のステップ101において、各携帯端末9の初期設定が行われる。
すなわち、各携帯端末9に、設定表示プログラムからなるアプリケーションソフトがダウンロードされる。ここで、各携帯端末9に、設定表示プログラムからなるアプリケーションソフトをダウンロードし、感知情報の表示制限を設定することは、この火災報知システム1の監理者が行っても良いし、実際に監視作業を行う監視者が行っても良い。
設定表示プログラムからなるアプリケーションソフトのダウンロードが行われると、携帯端末9毎に感知情報の表示制限設定が行われる。
以下に、携帯端末9毎に行われる感知情報の表示制限設定の一例を説明する。
図7は、図1に示した火災報知システム1における携帯端末9の表示制限設定の一例の説明図である。なお、図7に示す携帯端末9の表示制限設定は、一具体例である。
複数の携帯端末9(この場合、5つ)のそれぞれが、図7に示すように、IP−A〜IP−Eの異なるIP番号を有している。
そして、IP−Aの携帯端末9は、レベル1の表示制限設定が行われ、IP−Bの携帯端末9は、レベル2の表示制限設定が行われ、IP−Cの携帯端末9は、レベル1の表示制限設定が行われ、IP−DDの携帯端末9は、レベル2の表示制限設定が行われ、IP−Eの携帯端末9は、レベル3の表示制限設定が行われる。
ここで、レベル1の表示制限設定は、火災とトラブルと監視の全ての表示内容が表示され、レベル2の表示制限設定は、火災とトラブルの表示内容が表示され、レベル3の表示制限設定は、火災のみの表示内容が表示される。
そして、後述するように、監視者による上記表示制限設定のレベル設定が行われる。
すなわち、ある監視者は、レベル1の火災とトラブルと監視の全ての表示内容を見ることができ、ある監視者は、レベル3の火災のみの表示内容を見ることができるように設定する。
図8は、図1に示した火災報知システム1における携帯端末9の表示部9bの表示例を示す説明図である。
図8に示すように、携帯端末9の表示部9bの上部には、赤色等の点滅によって種々の状態を知らせるLED表示部9b1が配置され、表示部9bの下部には、火災やトラブルや監視の状態を知らせるLCD表示部9b3が配置されている。
LED表示部9b1には、例えば、非常放送設備のマイクスイッチの作動により点滅する非常放送中灯、発信機の押しボタンが押されると点滅する発信機灯、電話ジャックに電話機のプラグが挿入されると点滅する電話灯、受信機音響の強制停止機能が作動されると点滅する受信機音響強制停止灯、地区音響の強制停止状態になると点滅する地区音響強制停止灯、ベル一時停止スイッチが押されると点滅するベル一時停止灯、交流電源が入っていると点滅する交流電源灯、防排煙が作動していないと点滅する防排煙連動停止灯、いずれかのスイッチが通常の状態でないと点滅するスイッチ注意灯などが表示される。
また、LCD表示部9b3には、例えば、火災表示の横に、火災場所等が表示され、トラブル表示の横に、トラブルの内容およびトラブル場所が表示され、監視表示の横に、監視場所等が表示される。
また、LCD表示部9b3の下には、いままでの表示部9bでの表示例を遡って表示するための履歴ボタン9b5が表示されており、この履歴ボタン9b5を操作する毎に、過去の表示例が遡って表示される。
図8に示すような携帯端末9の表示形態の場合、レベル1の表示制限設定が行われた携帯端末9では、火災とトラブルと監視の全ての表示内容が表示され、レベル2の表示制限設定が行われた携帯端末9では、火災とトラブルの表示内容が表示され、レベル3の表示制限設定が行われた携帯端末9では、火災のみの表示内容が表示されるようになる。
次に、ステップ103において、各携帯端末9に対して、その携帯端末9を携帯する監視者が、その携帯端末9の表示制限設定を行う。
すなわち、複数の監視者は、例えば、それぞれの社員証に、表示制限設定におけるレベル設定のためのQRコード(登録商標)のような設定コードを持っており、その設定コードに携帯端末9をかざすことにより、その携帯端末9は、その設定コードを認識し、その設定コードに従って、その携帯端末9における表示制限設定を行う。
ここで、社員証に設定コードを表記してもよい。また、携帯端末9内に社員証等の個人ID番号と設定コードの対比表を記憶させて、個人ID番号の読取りあるいは入力により設定コードを対比させて、表示制限設定の設定コードを決定してもよい。
例えば、レベル1の設定コードが書き込まれた社員証を有する監視者Aが、携帯する携帯端末9を、その社員証にかざすと、その携帯端末9は、その設定コードを認識し、その設定コードに従って、その携帯端末9にレベル1の表示制限設定を行う。
従って、監視者Aは、その携帯端末9に表示される火災とトラブルと監視の全ての表示内容を確認できることとなる。
また、レベル2の設定コードが書き込まれた社員証を有する監視者Bが、携帯する携帯端末9を、その社員証にかざすと、その携帯端末9は、その設定コードを認識し、その設定コードに従って、その携帯端末9にレベル2の表示制限設定を行う。
従って、監視者Bは、その携帯端末9に表示される火災とトラブルの表示内容を確認できることとなる。
また、レベル3の設定コードが書き込まれた社員証を有する監視者Cが、携帯する携帯端末9を、その社員証にかざすと、その携帯端末9は、その設定コードを認識し、その設定コードに従って、その携帯端末9にレベル3の表示制限設定を行う。
従って、監視者Cは、その携帯端末9に表示される火災のみの表示内容を確認できることとなる。
このように、この実施形態では、複数の監視者が、それぞれの社員証に、表示制限設定におけるレベル設定のための設定コードを持っており、その設定コードに携帯端末9をかざすことにより、その携帯端末9は、その設定コードを認識し、その設定コードに従って、その携帯端末9における表示制限設定を行うようにしているので、監視者毎に表示内容を変えて表示させることができる。
これにより、監視者の階級や役割毎に表示内容を変えられるので、監視者の階級や役割に応じたきめ細かな監視体制を構築することができるようになる。
なお、この実施形態では、監視者の社員証に設定コードを書き込むようにしていたが、これに限定されず、予め所定のレベルの設定コードを書き込んだ携帯端末9を、その所定レベルが判るように用意し、各監視者が、その所定レベルを確認して携帯するようにしても良い。
あるいは、予め所定のレベル、例えば、「火災のみ」の設定コードを携帯端末9に書き込んでおき、監視者の社員証の設定コードを認識させ、その設定コードに従って、その携帯端末9における表示制限設定の変更を行っても良い。
次に、ステップ105において、感知器等が火災等を感知して受信機3が火災検知したか否かが判定され、受信機3が火災検知すると、ステップ107において、受信機3は、その表示部3a、3bに、感知情報を表示すると共に、その通信部3dを介して表示情報を社内LAN5へ送信する。
ステップ109において、社内LAN5へ送信された表示情報は、Wifi用のアンテナ7を介して送信され、各携帯端末9によって受信される。
図9は、図1に示した火災報知システム1における受信機3と携帯端末9との間の通信シーケンスの説明図である。
図9に示すように、社内LAN5のWifiを介した通信は、受信機3側から感知情報が送信されると、携帯端末9が正常に受信した正常パターンの場合、携帯端末9から受信確認信号が受信機3側に返信される(図9の上側に示す)。
しかしながら、携帯端末9から受信確認信号が受信機3側に返信されない場合、例えば、3秒の所定時間毎に所定回数(例えば、3回)だけ受信機3側から感知情報が再送される(図9の下側に示す)。
ステップ111、113において、表示情報をWifiによって受信した各携帯端末9は、それぞれに設定された表示制限に基づいて感知情報の表示を行う。
すなわち、例えば、レベル1の設定コードが書き込まれた社員証を有する監視者Aは、その携帯端末9に、火災とトラブルと監視の全ての表示内容が表示されて確認でき、レベル2の設定コードが書き込まれた社員証を有する監視者Bは、その携帯端末9に、火災とトラブルの表示内容が表示されて確認でき、レベル3の設定コードが書き込まれた社員証を有する監視者Cは、その携帯端末9に、火災のみの表示内容が表示されて確認できることとなる。
このように、本実施形態によれば、社内LAN5のWifiを介して、監視者11の携帯する携帯端末9へ受信機3側から感知情報が送信され、各携帯端末9に感知情報が表示されるので、監視者がどの場所でも簡単に監視作業を行える。それにより、監視者の監視作業の負担を減らすことができる。
さらに、携帯端末9毎に表示制限設定を行うので、監視者毎に表示内容を変えて表示させることができ、監視者の階級や役割に応じたきめ細かな監視体制を構築することができるようになる。
本発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
上記実施形態では、監視者の社員証に設定コードを書き込むようにしていたが、これに限定されず、監視者の階級や役割に応じて、設定コードの書き込まれたカードを監視者へ配布するようにしても良い。あるいは、社員証やカードによる設定コードの認識ではなく、監視者が文字列をスマートフォンに表示されたキーボードから手動で入力することで設定コードを認識する方法でもよい。
上記実施形態では、携帯端末9は、Wifiに対応した一般的なスマートフォンを使用していたが、これに限定されず、専用の受信表示端末を使用しても良い。
1…火災報知システム
3…受信機
5…社内LAN
7…アンテナ
9…携帯端末
11…監視者
13…感知器伝送線
15…アイソレータ
19…煙感知器
21…熱電対式検出器
23…アドレスアダプタ
25…一般感知器
27…専用終端器
29…熱感知器
31…発信機
33…終端抵抗
35…中継器伝送線
37…防排煙中継器
39…監視中継器
41…移信中継器
43…ガス漏れ中継器
45…地区音響中継器
47…一般R型中継器

Claims (11)

  1. 火災に関連する感知情報を検知する感知手段と、前記感知手段よりの感知情報を受信して表示するため前記感知手段に接続されると共に、その表示された感知情報を無線で送信する送信手段を有する受信機と、前記受信機より無線で送信される感知情報を受信して表示する携帯端末とを有することを特徴とする火災報知システム。
  2. 前記携帯端末が複数準備され、複数の監視者のそれぞれが前記携帯端末を携帯することを特徴とする請求項1に記載の火災報知システム。
  3. 前記複数の携帯端末毎に、異なる表示制限を設定することを特徴とする請求項2に記載の火災報知システム。
  4. 前記受信機の送信手段が、Wifi用のアンテナが接続された社内LANを有することを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の火災報知システム。
  5. 前記受信機が、前記感知手段よりの感知情報を集約して火災の発生等を報知する動作の制御を行う制御部と、前記制御部よりの表示情報を表示するため前記制御部に接続された表示部と、前記制御部へ電源を供給するため前記制御部に接続された電源部および蓄電部を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の火災報知システム。
  6. 前記携帯端末が、前記感知情報等の表示動作を含む端末全体の制御を行う制御部と、前記制御部よりの表示情報を表示するため前記制御部に接続された表示部と、前記受信機の送信手段よりの表示情報を受信するための受信部と、前記制御部へ電源を供給するため前記制御部に接続された電源部および蓄電部とを有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の火災報知システム。
  7. 前記携帯端末に、前記受信機より無線で送信される感知情報を受信して表示するための設定表示プログラムが記憶されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の火災報知システム。
  8. 火災に関連する感知情報を検知する感知手段と、前記感知手段よりの感知情報を受信して表示するため前記感知手段が接続される受信機と、監視者が携帯する携帯端末とを有する火災報知システムにおける火災報知方法であって、
    前記受信機が、その表示された感知情報を無線で送信する工程と、
    前記携帯端末が、前記受信機より無線で送信される感知情報を受信して表示する工程と、を有することを特徴とする火災報知方法。
  9. 前記携帯端末が複数準備され、複数の監視者のそれぞれが前記携帯端末を携帯することを特徴とする請求項8に記載の火災報知方法。
  10. 前記複数の携帯端末毎に、異なる表示制限を設定することを特徴とする請求項9に記載の火災報知方法。
  11. 火災に関連する感知情報を検知する感知手段と、前記感知手段よりの感知情報を受信して表示するため前記感知手段に接続されると共に、その表示された感知情報を無線で送信する送信手段を有する受信機と、前記受信機より無線で送信される感知情報を受信して表示する携帯端末とを有する火災報知システムにおいて、前記受信機の送信手段が、Wifi用のアンテナが接続された既設の社内LANを利用することを特徴とする火災報知システム。
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