JP2020056888A - エンドレスベルト及び定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め、定着ベルト100の内周面に潤滑剤110を設ける構成であっても、定着ベルト100の外周面に潤滑剤が付着しにくい構成を提供する。【解決手段】定着ベルト100は、無端状の基層と、基層の外周面に設けられた離型層とを備える。そして、基層の内周面のうち、幅方向の少なくとも一方の端縁から幅方向の所定の範囲A、Bを除く内周面の全周、または前記内周面の周方向の少なくとも一部分に潤滑剤110が塗布されている。これにより、梱包した定着ベルト100を工場から輸送している途中に潤滑剤110が梱包材と触れにくく、梱包材に付着した潤滑剤110が定着ベルト100の外周面に付着してしまうことなどを抑制できる。【選択図】図7

Description

本発明は、定着装置に使用されるエンドレスベルト、及び、このようなエンドレスベルトを備えた定着装置に関する。
トナー像を担持した記録材を加熱加圧することで、トナー像を記録材に定着させる定着装置として、無端状のベルト(エンドレスベルト)として定着ベルトを用いた構成が知られている。このような定着ベルトを用いた構成では、定着ベルトと回転体とを当接させて、記録材を加熱加圧する加熱ニップ部を形成する。また、加熱ニップ部を形成すべく、定着ベルトの内周面に摺擦部を摺擦させるようにしている。更に、定着ベルトと摺擦部との間の摺擦抵抗を低減すべく、定着ベルトを摺擦部に組み付ける前に、予め、定着ベルトの内周面の周方向一部の幅方向全域にグリスなどの潤滑剤を塗布する構成が提案されている(特許文献1)。
特開2015−165281号公報
特許文献1のように、予め、定着ベルトの内周面の周方向の一部の幅方向全域に潤滑剤を塗布している構成の場合、次のような問題がある。まず、工場からの輸送中にベルトの端部が梱包材と触れることで、梱包材が潤滑剤で汚れ、梱包材に付着した潤滑剤がベルト表面(外周面)に付着してしまう虞がある。また、定着ベルトを組み付ける作業中に、ベルトの端部の潤滑剤が手に付着して、手からベルト表面に潤滑剤が移転したり、ベルト表面に指紋をつけてしまう虞もある。このように、ベルト表面に潤滑剤が付着すると、画像不良が生じる虞がある。
本発明は、予め、エンドレスベルトの内周面に潤滑剤を設ける構成であっても、エンドレスベルトの外周面に潤滑剤が付着しにくい構成を提供することを目的とする。
本発明は、定着装置に使用されるエンドレスベルトにおいて、無端状の基層と、前記基層の外周面に設けられた離型層と、を備え、前記基層の内周面のうち、幅方向の少なくとも一方の端縁から前記幅方向の所定の範囲を除く前記内周面の全周、または前記内周面の周方向の少なくとも一部分に潤滑剤が塗布されていることを特徴とする。
また、本発明は、定着装置に使用されるエンドレスベルトにおいて、無端状の基層と、前記基層の外周面に設けられた離型層と、を備え、前記基層の内周面の全周、または前記内周面の周方向の少なくとも一部分に潤滑剤が塗布されており、前記潤滑剤は、前記内周面のうち、幅方向の両方の端縁からそれぞれ前記幅方向の所定の範囲の厚みが、前記所定の範囲を除く領域の厚みよりも小さいことを特徴とする。
また、本発明は、定着装置に使用されるエンドレスベルトにおいて、無端状の基層と、前記基層の外周面に設けられた離型層と、を備え、前記基層の内周面の全周、または前記内周面の周方向の少なくとも一部分に潤滑剤が塗布されており、前記潤滑剤は、前記内周面のうち、幅方向の一方の端縁から前記幅方向の第1所定の範囲の厚みが、前記幅方向の他方の端縁から前記幅方向の第2所定の範囲及び前記第1所定の範囲を除く領域の厚みよりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、予め、エンドレスベルトの内周面に潤滑剤を設ける構成であっても、エンドレスベルトの外周面に潤滑剤が付着しにくい構成を提供できる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 第1の実施形態に係る定着装置の概略構成断面図。 図2のX−X断面図。 第1の実施形態に係る定着装置の概略構成斜視図。 第1の実施形態に係る定着ベルトの一部を示す断面図。 第1の実施形態に係る潤滑剤塗布装置を、(a)定着ベルトの回転軸線方向から見た模式図、(b)回転軸線方向に沿って定着ベルトを切断した状態で示す模式図。 第1の実施形態に係る定着ベルトを、(a)回転軸線方向に直交する方向に切断した断面図、(b)回転軸線方向に沿った方向に切断した断面図。 第2の実施形態に係る定着ベルトを、(a)回転軸線方向に直交する方向に切断した断面図、(b)回転軸線方向に沿った方向に切断した断面図。 他の実施形態に係る定着ベルトを、(a)回転軸線方向に直交する方向に切断した断面図、(b)回転軸線方向に沿った方向に切断した断面図。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図7を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
図1に示すように、画像形成装置1は、中間転写ベルト31に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光ドラム11(Y)にイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト31に転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム11(M)にマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト31に転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム11(C)、11(K)にそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて、中間転写ベルト31に順次転写される。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、それぞれの現像装置14で用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、イエローの画像形成部PYについて説明し、他の画像形成部PM、PC、PKに関する重複した説明を省略する。
画像形成部PYは、像担持体としての円筒状の感光体、即ち、感光ドラム11が配設されている。感光ドラム11は、図中矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11の周囲には、コロナ帯電器12、露光装置13、現像装置14、転写ブレード17、及びドラムクリーニング装置15が配置されている。帯電手段としてのコロナ帯電器12は、感光ドラム11の表面を一様な電位に帯電させる。露光装置13は、レーザービームを走査して感光ドラム11に画像の静電像を書き込む。現像装置14は、静電像を現像して感光ドラム11にトナー像を形成する。転写ブレード17は、電圧を印加されて感光ドラム11のトナー像を中間転写ベルト31へ転写させる。ドラムクリーニング装置15は、転写後の感光ドラム11の表面を清掃する。
中間転写体としての中間転写ベルト31は、複数のローラにより張架されて図中矢印R2方向に回転する。また、中間転写ベルト31を張架する二次転写内ローラ34と中間転写ベルト31を挟んで対向する位置には二次転写外ローラ35が配置され、中間転写ベルト31上のトナー像を記録材Pに転写する二次転写部T2を構成している。二次転写部T2の記録材搬送方向下流には定着装置40が配置される。
記録材Pは、記録材カセット20から1枚ずつ取り出されてレジストローラ23まで搬送されて待機する。記録材Pは、レジストローラ23によって中間転写ベルト31上のトナー像にタイミングを合わせて二次転写部T2へ給送されて、中間転写ベルト31からトナー像を二次転写される。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置40へ搬送され、定着装置40で加熱加圧を受けてトナー像を定着された後に、排出ローラ63によって外部トレイ64へ排出される。
一方、記録材Pの両面に画像形成する場合、定着装置40で一方の面にトナー像を定着された記録材Pは、切換部材61によって上方へ案内される。記録材Pは、搬送路73においてスイッチバック搬送されることにより表裏反転され、その後、両面搬送路70を搬送されて、レジストローラ23で待機する。そして、二次転写部T2で他方の面にもトナー像を形成され、定着装置40によってトナー像を定着された後に、外部トレイ64へ排出される。なお、記録材Pとしては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
[定着装置]
次に、図2ないし図5を用いて、定着装置40について詳しく説明する。図2に示すように、定着装置40は、エンドレスベルトの一例である定着ベルト100と、回転体の一例である加圧ローラ101と、摺擦部106とを備える。定着ベルト100は、薄肉中空のエンドレスベルトであって、摺擦部106を構成する加圧部材103によって内周面を支持されている。定着ベルト100は、例えば、後述する、摺擦部106、ベルトフレーム104やベルトガイド105に対して着脱自在であり、寿命などにより交換可能となっている。
加圧ローラ101は、弾性層を有するローラ部材であって、後述するように加圧部材103によって加圧ローラ101に向けて加圧された定着ベルト100の外周面に当接する。また、加圧ローラ101は、定着ベルト100の外周面に当接して回転し、定着ベルト100は、加圧ローラ101の回転に従動して回転する。
図3に示すように、定着ベルト100の内側には、定着ベルト100の幅方向(定着ベルト100の長手方向、回転軸線方向、図3の左右方向)に沿って梁状にベルトフレーム104が配置されている。そして、ベルトフレーム104の幅方向両端部には、ベルトガイド105が配置されている。
ベルトガイド105は、定着ベルト100の幅方向端部の回転をガイドすると共に、定着ベルト100の幅方向の位置を規制する。即ち、ベルトガイド105は、円筒状のガイド部105aと、ガイド部105aの端部に設けられたフランジ状の規制部105bとを有する。ガイド部105aは、定着ベルト100の幅方向端部の内側に挿入され、定着ベルト100の幅方向端部を内側から円筒状態に保持しつつ、定着ベルト100の回転を案内している。規制部105bは、定着ベルト100の幅方向端部と対向して、定着ベルト100の幅方向の移動を規制する。
図4に示すように、加圧ローラ101は、定着フレーム115に固定したベアリング116によって回転自在に支持されている。定着ベルト100の両端部に配置されたベルトガイド105は、上方から圧縮バネ113によって加圧レバー112を介して加圧ローラ101へ向かって加圧される。
加圧レバー112は、中心軸111を中心にして揺動可能に定着フレーム115の幅方向両端部にそれぞれ支持され、揺動端を圧縮バネ113によって下方へ付勢されている。一対の加圧レバー112により加圧された一対のベルトガイド105は、ベルトフレーム104及び後述する摺擦部106(図2、3参照)を介して、定着ベルト100の外周面を加圧ローラ101に圧接させて、記録材Pの加熱ニップ部Nを形成する。
加圧ローラ101は、定着装置40の運転中、不図示のモータなどの定着駆動部からギア117を通じて回転駆動される。そして、加圧ローラ101の回転に伴って、定着ベルト100が従動回転する。
加圧レバー112は、ギア121を通じて手動操作により駆動されるカム120の回転に伴い、中心軸111を中心にして揺動回転する。加圧レバー112の揺動端が押し上げられると、定着ベルト100が加圧ローラ101から離間して、加熱ニップ部Nが開放される。定着装置40の運転中、記録材Pが搬送されている時にジャムを起こした場合、ユーザが加熱ニップ部Nを離間する機構を操作することで、定着ベルト100と加圧ローラ101との間に挟み込まれて停止した記録材を容易に除去できる。
摺擦部106は、定着ベルト100が着脱自在であり、定着ベルト100を装着した状態で定着ベルト100の内側に非回転に配置される。そして、摺擦部106は、定着ベルト100の内周面に摺擦して、定着ベルト100の外周面を加圧ローラ101に当接させて、定着ベルト100と加圧ローラ101との間で記録材Pを加熱する加熱ニップ部Nを形成する。
このような摺擦部106は、定着ベルト100を加圧ローラ101に向けて加圧する加圧部材103と、加圧部材103に設けられ、加熱ニップ部Nを通る記録材Pを加熱する加熱部材102とを有する。具体的には、加圧部材103の下面(加熱ニップ部N側の面)に長手方向(定着ベルト100の幅方向)に連続した凹所が形成されており、凹所内に加熱部材102が配置されている。加熱部材102は、面状の抵抗加熱素子であり、定着ベルト100を介して記録材Pの画像面を加熱する。
上述したように、摺擦部106を構成する加圧部材103は、圧縮バネ113によって加圧レバー112、ベルトガイド105及びベルトフレーム104を介して加圧ローラ101に向けて加圧される。この際、加圧部材103は、加圧ローラ101によって押圧されて弓状に変形しようとする。但し、加圧部材103の加熱ニップ部Nと反対側にはベルトフレーム104が配置されているため、このベルトフレーム104が、加圧部材103を抑え付けて弓状に変形しようとする加圧部材103を直線状に保持する。
このように構成される定着装置40は、図2に示すように、加熱ニップ部Nによって記録材Pを挟持搬送する過程で、加熱部材102から定着ベルト100を介して熱エネルギーを記録材Pに与える。これと共に、記録材Pが定着ベルト100と加圧ローラ101との間で加圧される。これにより、記録材P上の未定着トナー像が溶融されて、記録材P上に定着される。記録材Pは、加熱ニップ部Nを通過したのち、定着ベルト100から分離して排出される。
次に、定着ベルト100、加圧ローラ101及び加熱部材102について詳しく説明する。まず、上述のように定着装置40に使用される定着ベルト100は、図5に示すように、無端状の基層100aと、基層100aの外周面に設けられた離型層100bとを備える。また、基層100aの内周面には潤滑剤110が塗布されている。
基層100aは、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、厚みを総厚100μm以下、好ましくは60μm以下20μm以上としたポリイミド、ピーク等の耐熱樹脂を採用することが望ましい。また、基層100aの記録材Pに接する側の面(外周面)に設けられた離型層100bは、トナーの離型性が高いシート又はコート層である。
本実施形態では、基層100aとして、厚み50μmのポリイミドを用いて定着ベルト100の内径をφ30mmとしている。また、離型層100bとして、厚み10μmのフッ素樹脂層であるPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)層を設けた。しかし、定着ベルト100は、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミドアミド等に代表される耐熱性の高いシート状部材を基層とし、その上に導電層、さらにその上に離型層を積層したものでもよい。
加圧ローラ101は、鉄、アルミ等の金属製の円柱状芯金の外周面にスポンジやシリコンゴムなどの弾性層を配置し、弾性層の表面に離型層を設けて記録材Pの分離性を高めることが望ましい。ここでは、軟鋼材料の芯金の表面を、ブラスト加工して表面状態を荒らした後、洗浄を行った。次いで芯金を筒型に挿入して、液状のシリコンゴムを型内に注入して加熱硬化させた。この時、加圧ローラ101の表面層に離型層としてPFA樹脂チューブ層を設けるために、型内に予め内面に接着材料を塗布したチューブ材料を挿入しておいた。これにより、ゴムの加熱硬化と並行してチューブ材料とゴム弾性層との接着を行う。このようにして成型された加圧ローラは脱型処理後、二次加硫を行って必要な硬度に調整した。二次加硫はオーブンで一定時間部品を加熱して行われる。このように形成される加圧ローラ101は、本実施形態では外径がφ30mm、芯金径が約φ22mm、弾性層の厚みが4mm、離型層の厚みが50μmである。
加熱部材102は、セラミックヒータである。この加熱部材102は、細長薄板状の熱伝導が良好なAlN基板上にAg・Pdペーストを厚膜印刷し焼成することで発熱体を形成する。そして、発熱体の上に摺動絶縁部材として50〜60μm程度の厚さのガラスコーティング層を一体に設けて、セラミックヒータを構成している。一方、AlN基板を挟んで発熱体が設けられている側と反対側の基板上には、サーミスタが設けられている。サーミスタは、不図示のバネ等の加圧手段により基板に所定の圧力で当接するように固定されている(不図示)。
[潤滑剤の塗布]
上述したように、摺擦部106を構成する加熱部材102及び加圧部材103は、定着ベルト100の内周面を摺擦する。即ち、図2を参照して図5に示すように、定着ベルト100は、無端状に形成されて、非回転の加圧部材103及び加熱部材102に対して内周面が加圧状態で摺擦する。また、加圧部材103及び加熱部材102は、定着ベルト100の回転方向に直角な幅方向に連続した当接面で定着ベルト100の内周面に摺擦する。
このため、本実施形態では、加熱部材102及び加圧部材103の摺擦面と定着ベルト100の内周面との間に、摩擦力を低減する目的で、予め、潤滑剤110を塗布している。この潤滑剤110の塗布について、図2、5を参照しつつ、図6及び図7を用いて説明する。
本実施形態では、図5に示すように、定着ベルト100の基層100aの内周面に、摺擦部106やベルトフレーム104に組み付ける前に、予め、潤滑剤(耐熱グリス)110を塗布している。例えば、工場で、定着ベルト100の内周面に潤滑剤110を塗布している。工場で潤滑剤110が塗布された定着ベルト100は、梱包されて出荷される。
特に本実施形態では、図7(a)、(b)に示すように、潤滑剤110を、定着ベルト100の基層100a(図7では省略)の内周面のうち、幅方向の両方の端縁からそれぞれ幅方向の所定の範囲A、Bを除く内周面の全周に塗布している。潤滑剤110としては、本実施形態では、パーフロロポリエーテルを基油として、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を増調剤として添加したものを用いている。
定着ベルト100は、次のように形成される。まず、円柱状の型に樹脂液を塗布乾燥させて膜化させた樹脂層を基層100a(図5)とする。そして、円柱状の型に形成されて膜化している状態の基層100aの外周面にフッ素樹脂材料をディッピングやスプレー等により塗布して、離型層100b(図5)としている。
次に、このように基層100aの外周面に離型層100bを形成した定着ベルト100を円柱状の型から外した後、図6(a)、(b)に示すように、潤滑剤塗布装置80により定着ベルト100の内周面に潤滑剤110を塗布する。
潤滑剤塗布装置80は、ベルト支持ローラ81と、ノズル83を有するディスペンサ82とを有する。定着ベルト100は、2本のベルト支持ローラ81により支持され、一定速度で図6(a)の矢印方向に回転する。また、定着ベルト100の内側に横長のノズル83を侵入させ、ノズル83の先端から潤滑剤110を一定の吐出量で落下させながら、ノズル83を矢印R4方向に一定速度でスライドさせる。この際、定着ベルト100を回転させながらノズル83をスライドさせることで、潤滑剤110を定着ベルト100の幅方向及び周方向に略均一に供給可能にしている。
ノズル83のスライドは、ボールねじとモータによる位置制御を行いつつディスペンサ82の吐出ポンプの吐出タイミングをモータと同期制御させている。塗布量管理は、吐出口の形と耐熱グリスの流量センサの指示値により管理する。これらにより、定着ベルト100の内周面における潤滑剤110を所定の塗布厚みに塗布することを可能としている。また、定着ベルト100の幅方向の両方の端縁から所定の範囲A、Bは、潤滑剤110の未塗布領域としており、このために、この領域では流量センサの指示値を0にしている。
この結果、図7(a)、(b)に示すように、定着ベルト100の幅方向両端部から所定の範囲A、Bには潤滑剤110が塗布されず、所定の範囲A、Bを除いた範囲に潤滑剤110が定着ベルト100の内周面全域に塗布厚みCになるように塗布される。
本実施形態では、所定の範囲A、Bをそれぞれ3mmとし、潤滑剤110の塗布厚みCは20μm〜30μm(20μm以上30μm以下)になるように、潤滑剤塗布装置80を制御した。なお、潤滑剤110の塗布厚みCは、5μm以上であれば、定着ベルト100の設計寿命(A4普通紙で15万枚)を損なうことがない。
本実施形態の場合、予め、定着ベルト100の内周面に潤滑剤を設ける構成であっても、定着ベルト100の外周面に潤滑剤が付着しにくい。即ち、定着ベルト100の幅方向両端部に潤滑剤110の未塗布領域を設けているため、梱包した定着ベルト100を工場から輸送している途中に潤滑剤110が梱包材と触れにくい。このため、梱包材が潤滑剤110で汚れ、梱包材に付着した潤滑剤110が定着ベルト100の外周面に付着してしまうことを抑制できる。
また、定着ベルト100の交換など、定着ベルト100を摺擦部106やベルトフレーム104に組み付ける作業中などに、ベルト端部の潤滑剤110が手に付着して、手からベルトの外周面に潤滑剤110が移転することも抑制できる。また、この際に、指紋を定着ベルト100の外周面につけてしまうことも抑制できる。よって、定着ベルト100に潤滑剤110が付着することによる画像不良を低減することができる。
また、交換する定着ベルト100に、予め、潤滑剤110が塗布してあるので、定着ベルト100の保守交換時の潤滑剤110の塗布作業を無くして、作業の効率性を高めることができる。また、保守による部品交換時に潤滑剤110塗り忘れがない。更に、予め、このように潤滑剤110を定着ベルト100の内周面に塗布しておくことで、塗りムラを低減でき、交換後の潤滑剤110のなじみムラによる定着ベルト100の温度ムラを小さくすることができる。
なお、本実施形態では、流量センサの指示値を制御することで潤滑剤110の未塗布領域を設けたが、所定の範囲A、Bをマスキングすることで潤滑剤110の未塗布領域を設けても良い。
また、本実施形態では、定着ベルト100の幅方向両端部の所定の範囲A、Bに潤滑剤110の未塗布領域を設けているが、定着ベルトの一方の端部の所定の範囲A又はBのみに未塗布領域を設ける構成であっても良い。即ち、潤滑剤110は、定着ベルト100の内周面内周面のうち、幅方向の少なくとも一方の端縁から幅方向の所定の範囲を除く定着ベルト100の内周面の全周に塗布されていれば良い。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図8を用いて説明する。上述の第1の実施形態では、定着ベルト100の幅方向両端部の所定の範囲A、Bを、潤滑剤110を塗布していない未塗布領域としている。これに対して本実施形態では、所定の範囲A、Bに、所定の範囲A、Bを除く領域の厚みよりも小さい厚みの潤滑剤110を塗布している。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様であるため、同様の構成には同じ符号を付して、説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
前述の図3に示したように、定着ベルト100の幅方向端部をガイドするベルトガイド105は、定着ベルト100の幅方向端部内周面と摺擦する。ここで、第1の実施形態のように、定着ベルト100の幅方向両端部に潤滑剤110を塗布しない場合、ベルトガイド105と定着ベルト100の摺擦部がそれぞれ摩耗する場合がある。ベルトガイド105の摩耗が進行すると、その摩耗粉が潤滑剤110に混じり潤滑性が損なわれ、定着ベルト100のスリップによる画像不良や、スティックスリップによる異音が生じる可能性がある。
そこで本実施形態では、定着ベルト100の幅方向の両端部から所定の範囲A、Bにそれぞれ塗布厚みD、Eの潤滑剤110a、110bを塗布し、所定の範囲A、Bを除く内周面全域には潤滑剤110を塗布厚みCで塗布している。また、潤滑剤110a、110bの塗布厚みD、Eは、潤滑剤110の塗布厚みCより薄くなるように塗布している。
即ち、本実施形態の場合、定着ベルト100の基層100a(図5)の内周面の全周に、幅方向全域に亙って潤滑剤110、110a、110bが塗布されている。但し、定着ベルト100の内周面のうち、幅方向の両方の端縁から幅方向の所定の範囲A、Bに塗布された潤滑剤110a、110bの厚みD、Eを、所定の範囲A、Bを除く領域に塗布された潤滑剤110の厚みCよりも小さくしている。
本実施形態では、所定の範囲A、Bをそれぞれ3mmとし、潤滑剤110の塗布厚みCは20μm〜30μm、潤滑剤110a、110bの塗布厚みD、Eをそれぞれ3μmになるように、潤滑剤塗布装置80(図6)の流量センサの指示値を制御している。潤滑剤110の塗布厚みCは、5μm以上であれば、定着ベルト100の設計寿命(A4普通紙で15万枚)を損なうことがない。
また、定着ベルト100の両端部の潤滑剤110a、110bの塗布厚みD、Eは、0μmよりも厚く、5μm未満とすることが好ましい。塗布厚みD、Eが5μm未満であれば、塗布厚みが非常に薄いため、ベルト端部が梱包材の触れても、梱包材に潤滑剤110a、110bが付着しにくい。よって、定着ベルト100の外周面に潤滑剤が付着することによる画像不良を低減できる。
また、本実施形態では、定着ベルト100の幅方向の両端部から所定の範囲A、Bにそれぞれ潤滑剤110a、110bを塗布し、ベルトガイド105と定着ベルト100間の摺動抵抗を低減している。このため、ベルトガイド105と定着ベルト100の摺擦による摩耗を抑制できる。よって、摩耗粉が潤滑剤110に混じって潤滑性が損なわれることを抑制でき、定着ベルト100のスリップによる画像不良や、スティックスリップによる異音が生じることを低減できる。
なお、本実施形態では、定着ベルト100の幅方向両端部の所定の範囲A、Bに、塗布厚みCより薄い塗布厚みD、Eの潤滑剤塗布領域を設けている。但し、定着ベルトの一方の端部の所定の範囲A又はBのみに塗布厚みCより薄い塗布厚みの潤滑剤塗布領域を設ける構成であっても良い。即ち、潤滑剤は、定着ベルト100の内周面のうち、幅方向の一方の端縁から幅方向の第1所定の範囲の厚みが、幅方向の他方の端縁から幅方向の第2所定の範囲及び第1所定の範囲を除く領域の厚みよりも小さければ良い。この場合、他方の端縁から幅方向の第2所定の範囲は、潤滑剤を塗布しないようにしても良いし、塗布厚みCと同じ厚みの潤滑剤を塗布しても良い。更には、第2所定の範囲に、塗布厚みCよりも塗布厚みが小さく、第1所定の範囲の塗布厚みよりも大きい厚みの潤滑剤を塗布しても良い。
例えば、定着ベルト100の両端部の内周面のうち、所定の範囲A(第1所定の範囲)の潤滑剤の塗布厚みDを、所定の範囲A、Bを除く領域の潤滑剤の塗布厚みCよりも小さくし、所定の範囲B(第2所定の範囲)には潤滑剤を塗布しないようにしても良い。また、この場合も、塗布厚みCは、5μm以上、塗布厚みDは、0μmよりも厚く、5μm未満とすることが好ましい。
また、所定の範囲A(第1所定の範囲)の潤滑剤の塗布厚みDを、所定の範囲A、Bを除く領域の潤滑剤の塗布厚みCよりも小さくし、所定の範囲B(第2所定の範囲)の潤滑剤の塗布厚みEを、塗布厚みCよりも小さく且つ塗布厚みDよりも大きくしても良い。この場合も、塗布厚みCは、5μm以上、塗布厚みDは、0μmよりも厚く、5μm未満とすることが好ましい。また、塗布厚みEは、5μm未満とすることが好ましいが、塗布厚みCよりも小さければ、5μm以上であっても良い。但し、この場合でも、塗布厚みEは、10μm以下とすることが好ましい。
<他の実施形態>
上述の各実施形態では、潤滑剤110が定着ベルト100の内周面の全周に塗布されている。但し、図9(a)に示すように定着ベルト100の内周面の周方向の少なくとも一部に潤滑剤の未塗布領域200を設けているような構成においても同様の効果が得られることは言うまでもない。言い換えれば、潤滑剤110が定着ベルト100の内周の周方向の少なくとも一部分に塗布されていても良い。この場合も、図9(b)に示すように、所定の範囲A、Bの少なくとも一方の範囲を除いた範囲に潤滑剤110を塗布する。図9(a)、(b)は、未塗布領域200がある以外は第1の実施形態と同様である。
また、このように未塗布領域200がある構成で、第2の実施形態と同様に、所定の範囲A、Bの少なくとも一方の範囲に塗布された潤滑剤の厚みを、この範囲を除く領域に塗布された潤滑剤の厚みよりも小さくするようにしても良い。また、所定の範囲A、Bの他方の範囲には潤滑剤を塗布しないようにしても良い。要は、定着ベルト100の内周面の周方向の一部に潤滑剤の未塗布領域200がある構成であっても、第1、第2の実施形態と同様に構成しても良い。
上述の各実施形態では、交換用の定着ベルト100を想定した実施形態であるが、初期の定着装置の工場組立工程に使用する定着ベルト100に実施しても構わない。
上述の各実施形態では、画像の加熱側にエンドレスベルトを具備した定着装置40について説明したが、定着装置は、この定着方式に限定したものではない。例えば、本発明は、画像と反対の加圧側に、上述したように内周面に潤滑剤が塗布されているエンドレスベルトを具備した定着方式でも実施できる。また、定着ベルトに当接して加熱ニップ部を形成する回転体は、ローラ部材に限らずエンドレスベルトでも良い。この場合、何れのエンドレスベルトについても、上述したように内周面に潤滑剤が塗布されている構成としても良い。
また、画像形成装置に搭載される定着装置においては、熱源は電磁誘導加熱でも、ランプヒータでも、面状発熱抵抗体でも良い。即ち、加熱ニップ部の加熱方法は、抵抗加熱に限らず、輻射加熱、誘導加熱、ガス燃焼、ヒートパイプ等でも良い。定着装置は、画像の光沢や表面性を調整する加熱処理装置を含む。
また、画像形成装置は、フルカラーの画像形成装置に限らず、モノクロの画像形成装置であっても良い。また、画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ、複写機、これらの複数の機能を有する複合機の何れであっても良い。
40・・・定着装置/100・・・定着ベルト(エンドレスベルト)/100a・・・基層/100b・・・離型層/101・・・加圧ローラ(回転体)/102・・・加熱部材/103・・・加圧部材/106・・・摺擦部/110、110a、110b・・・潤滑剤/N・・・加熱ニップ部/P・・・記録材

Claims (7)

  1. 定着装置に使用されるエンドレスベルトにおいて、
    無端状の基層と、
    前記基層の外周面に設けられた離型層と、を備え、
    前記基層の内周面のうち、幅方向の少なくとも一方の端縁から前記幅方向の所定の範囲を除く前記内周面の全周、または前記内周面の周方向の少なくとも一部分に潤滑剤が塗布されている、
    ことを特徴とするエンドレスベルト。
  2. 前記潤滑剤は、前記基層の内周面のうち、前記幅方向の両方の端縁からそれぞれ前記幅方向の所定の範囲を除く前記内周面の全周、または前記内周面の周方向の少なくとも一部分に塗布されている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエンドレスベルト。
  3. 定着装置に使用されるエンドレスベルトにおいて、
    無端状の基層と、
    前記基層の外周面に設けられた離型層と、を備え、
    前記基層の内周面の全周、または前記内周面の周方向の少なくとも一部分に潤滑剤が塗布されており、
    前記潤滑剤は、前記内周面のうち、幅方向の両方の端縁からそれぞれ前記幅方向の所定の範囲の厚みが、前記所定の範囲を除く領域の厚みよりも小さい、
    ことを特徴とするエンドレスベルト。
  4. 前記所定の範囲における前記潤滑剤の厚みは、0μmよりも厚く、5μm未満である、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のエンドレスベルト。
  5. 定着装置に使用されるエンドレスベルトにおいて、
    無端状の基層と、
    前記基層の外周面に設けられた離型層と、を備え、
    前記基層の内周面の全周、または前記内周面の周方向の少なくとも一部分に潤滑剤が塗布されており、
    前記潤滑剤は、前記内周面のうち、幅方向の一方の端縁から前記幅方向の第1所定の範囲の厚みが、前記幅方向の他方の端縁から前記幅方向の第2所定の範囲及び前記第1所定の範囲を除く領域の厚みよりも小さい、
    ことを特徴とするエンドレスベルト。
  6. 回転するエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトの外周面に当接して回転する回転体と、
    前記エンドレスベルトが着脱自在であり、前記エンドレスベルトを装着した状態で前記エンドレスベルトの内側に非回転に配置され、前記エンドレスベルトの内周面に摺擦して、前記エンドレスベルトの外周面を前記回転体に当接させて、前記エンドレスベルトと前記回転体との間で記録材を加熱する加熱ニップ部を形成する摺擦部と、を備えた定着装置において、
    前記エンドレスベルトが、請求項1ないし5の何れか1項に記載のエンドレスベルトである、
    ことを特徴とする定着装置。
  7. 前記摺擦部は、前記エンドレスベルトを前記回転体に向けて加圧する加圧部材と、前記加圧部材に設けられ、前記加熱ニップ部を通る記録材を加熱する加熱部材と、を有する、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の定着装置。
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