JP2020056537A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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熊倉 英二
Eiji Kumakura
英二 熊倉
岩田 育弘
Yasuhiro Iwata
育弘 岩田
古庄 和宏
Kazuhiro Kosho
和宏 古庄
竜介 藤吉
Ryusuke Fujiyoshi
竜介 藤吉
松岡 弘宗
Hiromune Matsuoka
弘宗 松岡
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Abstract

【課題】冷媒回路に中間インジェクション管及びエコノマイザ熱交換器が設けられている冷凍サイクル装置において、中間インジェクション管を流れる冷媒の流量の増加を抑えつつ、利用側熱交換器の蒸発能力を大きくする。【解決手段】メイン冷媒が循環するメイン冷媒回路(20)に、中間インジェクション管(31)及びエコノマイザ熱交換器(32)を設けるだけでなく、メイン冷媒回路(20)とは別のサブ冷媒が循環するサブ冷媒回路(80)を設けている。そして、サブ冷媒回路(80)に設けられたサブ冷媒の蒸発器として機能する第1サブ利用側熱交換器(85)を、中間インジェクション管(31)を流れるメイン冷媒の冷却器として機能するように、メイン冷媒回路(20)に設けている。【選択図】図1

Description

圧縮機、熱源側熱交換器、膨張機構及び利用側熱交換器を有する冷媒回路に、熱源側熱交換器と膨張機構との間を流れる冷媒を分岐して圧縮機の圧縮行程の途中部分に送る中間インジェクション管、及び、熱源側熱交換器と膨張機構との間を流れる冷媒を中間インジェクション管を流れる冷媒との熱交換によって冷却するエコノマイザ熱交換器、が設けられている冷凍サイクル装置
従来より、圧縮機、熱源側熱交換器、膨張機構及び利用側熱交換器を有する冷媒回路を含む冷凍サイクル装置がある。このような冷凍サイクル装置として、特許文献1(特開2013−139938号公報)に示すように、冷媒回路に、熱源側熱交換器と膨張機構との間を流れる冷媒を分岐して圧縮機に送る中間インジェクション管、及び、熱源側熱交換器と膨張機構との間を流れる冷媒を中間インジェクション管を流れる冷媒との熱交換によって冷却するエコノマイザ熱交換器、が設けられているものがある。
上記従来の冷凍サイクル装置では、冷媒回路に中間インジェクション管及びエコノマイザ熱交換器が設けられているため、熱源側熱交換器と膨張機構との間を流れる冷媒を、熱源側熱交換器と膨張機構との間から分岐されて圧縮機に送られる冷媒によって冷却することができる。そして、このような中間インジェクション管及びエコノマイザ熱交換器による冷却動作によって、利用側熱交換器に送られる冷媒のエンタルピが低下し、利用側熱交換器における冷媒の蒸発によって得られる熱交換能力(利用側熱交換器の蒸発能力)を大きくすることができる。
しかし、利用側熱交換器の蒸発能力を大きくするためにエコノマイザ熱交換器における冷却能力を高めようとすると、中間インジェクション管を流れる冷媒の流量を増加させなければならないため、これに伴い、圧縮機の消費動力が大きくなる。
このため、冷媒回路に中間インジェクション管及びエコノマイザ熱交換器が設けられている冷凍サイクル装置においては、中間インジェクション管を流れる冷媒の流量の増加を抑えつつ、利用側熱交換器の蒸発能力を大きくできるようにすることが望まれる。
第1の観点にかかる冷凍サイクル装置は、メイン冷媒回路と、サブ冷媒回路と、を有している。メイン冷媒回路は、メイン圧縮機と、メイン熱源側熱交換器と、メイン利用側熱交換器と、メイン膨張機構と、中間インジェクション管と、エコノマイザ熱交換器と、を有している。メイン圧縮機は、メイン冷媒を圧縮する圧縮機である。メイン熱源側熱交換器は、メイン冷媒の放熱器として機能する熱交換器である。メイン利用側熱交換器は、メイン冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。メイン膨張機構は、メイン熱源側熱交換器とメイン利用側熱交換器との間を流れるメイン冷媒を減圧する膨張機構である。中間インジェクション管は、メイン熱源側熱交換器とメイン膨張機構との間を流れるメイン冷媒を分岐してメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分に送る冷媒管である。エコノマイザ熱交換器は、メイン熱源側熱交換器とメイン膨張機構との間を流れるメイン冷媒を中間インジェクション管を流れるメイン冷媒との熱交換によって冷却する熱交換器である。また、メイン冷媒回路は、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒の冷却器として機能する第1サブ利用側熱交換器を有している。サブ冷媒回路は、サブ圧縮機と、サブ熱源側熱交換器と、第1サブ利用側熱交換器と、を有している。サブ圧縮機は、サブ冷媒を圧縮する圧縮機である。サブ熱源側熱交換器は、サブ冷媒の放熱器として機能する熱交換器である。第1サブ利用側熱交換器は、サブ冷媒の蒸発器として機能して中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する熱交換器である。
ここでは、上記のように、メイン冷媒が循環するメイン冷媒回路に従来と同様の中間インジェクション管及びエコノマイザ熱交換器を設けるだけでなく、メイン冷媒回路とは別のサブ冷媒が循環するサブ冷媒回路を設けている。そして、サブ冷媒回路に設けられたサブ冷媒の蒸発器として機能する第1サブ利用側熱交換器を、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒の冷却器として機能するように、メイン冷媒回路に設けている。このため、ここでは、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を第1サブ利用側熱交換器において冷却した後にエコノマイザ熱交換器に送ることができるようになり、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒の流量の増加を抑えつつ、エコノマイザ熱交換器における冷却能力を高めることができる。そして、これにより、メイン利用側熱交換器に送られるメイン冷媒のエンタルピが低下し、メイン利用側熱交換器の蒸発能力を大きくすることができる。
このように、ここでは、冷媒回路に中間インジェクション管及びエコノマイザ熱交換器が設けられている冷凍サイクル装置において、中間インジェクション管を流れる冷媒の流量の増加を抑えつつ、利用側熱交換器の蒸発能力を大きくすることができる。
第2の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第1の観点にかかる冷凍サイクル装置において、メイン圧縮機が、圧縮行程の途中で外部からメイン冷媒を導入する中間インジェクションポートを有する圧縮要素を含んでいる。中間インジェクション管は、中間インジェクションポートに接続されている。
ここでは、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を、単段圧縮機であるメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分(中間インジェクションポート)に送ることができるため、メイン圧縮機において冷凍サイクルにおける中間圧まで圧縮されたメイン冷媒の温度を低下させることができる。
第3の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第1の観点にかかる冷凍サイクル装置において、メイン圧縮機が、メイン冷媒を圧縮する低段側圧縮要素と、低段側圧縮要素から吐出されたメイン冷媒を圧縮する高段側圧縮要素と、を含んでいる。中間インジェクション管は、高段側圧縮要素の吸入側に接続されている。
ここでは、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を、多段圧縮機であるメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分(低段側圧縮要素と高段側圧縮要素との間)に送ることができるため、メイン圧縮機において冷凍サイクルにおける中間圧まで圧縮されたメイン冷媒の温度を低下させることができる。
第4の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第1〜第3の観点のいずれかにかかる冷凍サイクル装置において、メイン冷媒回路及びサブ冷媒回路が、サブ冷媒の蒸発器として機能してメイン膨張機構とメイン利用側熱交換器との間を流れるメイン冷媒を冷却する第2サブ利用側熱交換器を有している。
ここでは、上記のように、サブ冷媒回路に設けられたサブ冷媒の蒸発器として機能する第2サブ利用側熱交換器を、メイン膨張機構とメイン利用側熱交換器との間を流れるメイン冷媒を冷却する熱交換器として機能するように、メイン冷媒回路に設けている。このため、ここでは、サブ冷媒回路を使用して中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却するだけでなく、サブ冷媒回路を使用してメイン膨張機構とメイン利用側熱交換器との間を流れるメイン冷媒を冷却することができる。
これにより、ここでは、メイン利用側熱交換器に送られるメイン冷媒のエンタルピがさらに低下し、メイン利用側熱交換器の蒸発能力をさらに大きくすることができる。
第5の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第4の観点にかかる冷凍サイクル装置において、サブ冷媒回路において、第1サブ利用側熱交換器と第2サブ利用側熱交換器とが、直列に配置されている。
これにより、ここでは、サブ冷媒回路を循環するサブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器及び第2サブ利用側熱交換器に順次流すことができる。
第6の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第5の観点にかかる冷凍サイクル装置において、サブ冷媒回路が、第1サブ利用側熱交換器にサブ冷媒を流すかどうかを切り換える第1サブ熱交切換機構を有している。
これにより、ここでは、第1サブ利用側熱交換器において中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する必要がある場合だけ、サブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器に流すことができる。
第7の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第6の観点にかかる冷凍サイクル装置において、第1サブ熱交切換機構が、第1サブ利用側熱交換器をバイパスする第1サブ熱交バイパス管と、第1サブ熱交バイパス管に設けられた第1サブ熱交バイパス弁と、サブ冷媒回路のうち第1サブ熱交バイパス管の分岐部分から合流部分までの間に設けられた第1サブ熱交開閉弁と、を有している。
ここでは、第1サブ利用側熱交換器において中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する必要がある場合に、第1サブ熱交バイパス弁を閉止し、かつ、第1サブ熱交開閉弁を開けることによって、サブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器に流すことができる。また、第1サブ利用側熱交換器において中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する必要がない場合には、第1サブ熱交バイパス弁を開け、かつ、第1サブ熱交開閉弁を閉止することによって、サブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器に流さずにバイパスさせることができる。
第8の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第7の観点にかかる冷凍サイクル装置において、第1サブ熱交開閉弁が、流量調整弁である。
これにより、ここでは、第1サブ熱交開閉弁によって第1サブ利用側熱交換器を流れるサブ冷媒の流量を変化させて、第1サブ利用側熱交換器における冷却能力、ひいては、エコノマイザ熱交換器における冷却能力を調節することができる。
第9の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第7又は第8の観点にかかる冷凍サイクル装置において、第1サブ熱交切換機構を制御する制御部をさらに有しており、制御部が、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器の出口における温度、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分における温度に基づいて、第1サブ熱交切換機構を制御する。
ここで、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器の出口における温度やメイン冷媒のメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分における温度は、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒の流量やエコノマイザ熱交換器における冷却能力を示す指標、すなわち、第1サブ利用側熱交換器において中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する必要があるかどうかの指標となる。
このため、ここでは、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器の出口における温度、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分における温度に基づいて、第1サブ利用側熱交換器において中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する必要があるかどうかを判断し、この判断に基づいて、第1サブ熱交切換機構を適切に制御することができる。
第10の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第4の観点にかかる冷凍サイクル装置において、サブ冷媒回路において、第1サブ利用側熱交換器と第2サブ利用側熱交換器とが、並列に配置されている。
これにより、ここでは、サブ冷媒回路を循環するサブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器及び第2サブ利用側熱交換器に分配して流すことができる。
第11の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第10の観点にかかる冷凍サイクル装置において、サブ冷媒回路が、第1サブ利用側熱交換器に対応して設けられた第1サブ熱交開閉弁を有している。
これにより、ここでは、第1サブ利用側熱交換器において中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する必要がある場合だけ、サブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器に流すことができる。
第12の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第11の観点にかかる冷凍サイクル装置において、第1サブ熱交開閉弁が、流量調整弁である。
これにより、ここでは、第1サブ熱交開閉弁によって第1サブ利用側熱交換器を流れるサブ冷媒の流量を変化させて、第1サブ利用側熱交換器における冷却能力、ひいては、エコノマイザ熱交換器における冷却能力を調節することができる。
第13の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第11又は第12の観点にかかる冷凍サイクル装置において、第1サブ熱交開閉弁を制御する制御部をさらに有しており、制御部が、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器の出口における温度、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分における温度に基づいて、第1サブ熱交開閉弁を制御する。
ここで、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器の出口における温度やメイン冷媒のメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分における温度は、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒の流量やエコノマイザ熱交換器における冷却能力を示す指標、すなわち、第1サブ利用側熱交換器において中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する必要があるかどうかの指標となる。
このため、ここでは、中間インジェクション管を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器の出口における温度、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機の圧縮行程の途中部分における温度に基づいて、第1サブ利用側熱交換器において中間インジェクション管を流れるメイン冷媒を冷却する必要があるかどうかを判断し、この判断に基づいて、第1サブ熱交開閉弁を適切に制御することができる。
第14の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第11〜第13の観点のいずれかにかかる冷凍サイクル装置において、サブ冷媒回路が、第2サブ利用側熱交換器に対応して設けられた第2サブ熱交開閉弁を有している。
ここでは、第2サブ利用側熱交換器においてメイン利用側熱交換器に送られるメイン冷媒を冷却する必要がある場合だけ、サブ冷媒を第2サブ利用側熱交換器に流すことができる。
第15の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第14の観点にかかる冷凍サイクル装置において、第2サブ熱交開閉弁が、流量調整弁である。
これにより、ここでは、第2サブ熱交開閉弁によって第2サブ利用側熱交換器を流れるサブ冷媒の流量を変化させて、第2サブ利用側熱交換器における冷却能力を調節することができる。
第16の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第1〜第15の観点のいずれかにかかる冷凍サイクル装置において、メイン冷媒が、二酸化炭素であり、サブ冷媒が、GWPが750以下のHFC冷媒、HFO冷媒、又は、HFC冷媒とHFO冷媒との混合冷媒である。
ここでは、上記のように、メイン冷媒及びサブ冷媒とともに、低GWPの冷媒を使用しているため、地球温暖化等の環境負荷を低減することができる。
第17の観点にかかる冷凍サイクル装置は、第1〜第15の観点のいずれかにかかる冷凍サイクル装置において、メイン冷媒が、二酸化炭素であり、サブ冷媒が、二酸化炭素よりも成績係数が高い自然冷媒である。
ここでは、上記のように、サブ冷媒として二酸化炭素よりも成績係数が高い自然冷媒を使用しているため、地球温暖化等の環境負荷を低減することができる。
本開示の一実施形態にかかる冷凍サイクル装置の概略構成図である。 中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転時における冷凍サイクル装置内の冷媒の流れを示す図である。 中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転時の冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図である。 中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時における冷凍サイクル装置内の冷媒の流れを示す図である。 中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時の冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図である。 中間インジェクション冷却動作の有無を切り換える制御のフローチャートである。 変形例2にかかる冷凍サイクル装置の概略構成図である。 変形例2の中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転時における冷凍サイクル装置内の冷媒の流れを示す図である。 変形例2の中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転時の冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図である。 変形例2の中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時における冷凍サイクル装置内の冷媒の流れを示す図である。 変形例2の中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時の冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図である。 変形例3にかかる冷凍サイクル装置の概略構成図である。 変形例4にかかる冷凍サイクル装置の概略構成図である。 変形例4の中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転時における冷凍サイクル装置内の冷媒の流れを示す図である。 変形例4の中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転時の冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図である。 変形例4の中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時における冷凍サイクル装置内の冷媒の流れを示す図である。 変形例4の中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時の冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図である。 変形例7にかかる冷凍サイクル装置の概略構成図である。 変形例7にかかる冷凍サイクル装置の概略構成図である。 変形例7にかかる冷凍サイクル装置の概略構成図である。
以下、冷凍サイクル装置について、図面に基づいて説明する。
(1)構成
図1は、本開示の一実施形態にかかる冷凍サイクル装置1の概略構成図である。
<回路構成>
冷凍サイクル装置1は、メイン冷媒が循環するメイン冷媒回路20と、サブ冷媒が循環するサブ冷媒回路80と、を有しており、室内の空調(ここでは、冷房)を行う装置である。
−メイン冷媒回路−
メイン冷媒回路20は、主として、メイン圧縮機21、22と、メイン熱源側熱交換器25と、メイン利用側熱交換器72a、72bと、メイン膨張機構27と、中間インジェクション管31と、エコノマイザ熱交換器32と、第1サブ利用側熱交換器85と、を有している。また、メイン冷媒回路20は、中間熱交換器26と、メイン利用側膨張機構71a、71bと、を有している。そして、メイン冷媒回路20には、メイン冷媒として、二酸化炭素が封入されている。
メイン圧縮機21、22は、メイン冷媒を圧縮する機器である。第1メイン圧縮機21は、ロータリやスクロール等の低段側圧縮要素21aをモータやエンジン等の駆動機構によって駆動する圧縮機である。第2メイン圧縮機22は、ロータリやスクロール等の高段側圧縮要素22aをモータやエンジン等の駆動機構によって駆動する圧縮機である。メイン圧縮機21、22は、低段側の第1メイン圧縮機21においてメイン冷媒を圧縮した後に吐出し、そして、第1メイン圧縮機21から吐出されたメイン冷媒を高段側の第2メイン圧縮機22で圧縮する多段(ここでは、2段)圧縮機を構成している。
中間熱交換器26は、メイン冷媒と室外空気とを熱交換させる機器であり、ここでは、第1メイン圧縮機21と第2メイン圧縮機22との間を流れるメイン冷媒の冷却器として機能する熱交換器である。
メイン熱源側熱交換器25は、メイン冷媒と室外空気とを熱交換させる機器であり、ここでは、メイン冷媒の放熱器として機能する熱交換器である。メイン熱源側熱交換器25は、一端(入口)が第2メイン圧縮機22の吐出側に接続されており、他端(出口)がエコノマイザ熱交換器32(第1エコノマイザ流路32aの一端)に接続されている。
中間インジェクション管31は、メイン冷媒が流れる冷媒管であり、ここでは、メイン熱源側熱交換器25とメイン膨張機構27との間を流れるメイン冷媒を分岐してメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分に送る冷媒管である。具体的には、中間インジェクション管31は、メイン熱源側熱交換器25とメイン膨張機構27との間を流れるメイン冷媒を分岐して第2メイン圧縮機22の吸入側に送る冷媒管であり、第1中間インジェクション管31aと第2中間インジェクション管31bと第3中間インジェクション管31cとを有している。第1中間インジェクション管31aは、一端がメイン熱源側熱交換器25の他端とエコノマイザ熱交換器32(第1エコノマイザ流路32aの一端)との間に接続されており、他端が第1サブ利用側熱交換器85(第2サブ流路85bの一端)に接続されている。第2中間インジェクション管31bは、一端が第1サブ利用側熱交換器85(第2サブ流路85bの他端)に接続されており、他端がエコノマイザ熱交換器32(第2エコノマイザ流路32bの一端)に接続されている。第3中間インジェクション管31cは、一端がエコノマイザ熱交換器32(第2エコノマイザ流路32bの他端)に接続されており、他端が中間熱交換器26の出口と第2メイン圧縮機22の吸入側との間に接続されている。
また、中間インジェクション管31は、中間インジェクション膨張機構33を有している。中間インジェクション膨張機構33は、第2中間インジェクション管31bに設けられている。中間インジェクション膨張機構33は、メイン冷媒を減圧する機器であり、ここでは、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を、第1サブ利用側熱交換器85(第2サブ流路85b)を通過した後で、かつ、エコノマイザ熱交換器32(第2エコノマイザ流路32b)を通過する前のメイン冷媒を減圧する膨張機構である。中間インジェクション膨張機構33は、例えば、電動膨張弁である。
エコノマイザ熱交換器32は、メイン冷媒同士を熱交換させる機器であり、ここでは、メイン熱源側熱交換器25とメイン膨張機構27との間を流れるメイン冷媒を中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒との熱交換によって冷却する熱交換器である。具体的には、エコノマイザ熱交換器32は、メイン熱源側熱交換器25とメイン膨張機構27との間を流れるメイン冷媒を、第1サブ利用側熱交換器85(第2サブ流路85b)を通過したメイン冷媒(第2中間インジェクション管31bを流れるメイン冷媒)との熱交換によって冷却する熱交換器である。エコノマイザ熱交換器32は、メイン熱源側熱交換器25とメイン膨張機構27との間を流れるメイン冷媒を流す第1エコノマイザ流路32aと、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を流す第2エコノマイザ流路32bと、を有している。第1エコノマイザ流路32aは、一端(入口)がメイン熱源側熱交換器25の他端に接続されており、他端(出口)がメイン膨張機構27の入口に接続されている。第2エコノマイザ流路32bは、一端(入口)が第2中間インジェクション管31bの他端に接続されており、他端(出口)が第3中間インジェクション管31cの一端に接続されている。
第1サブ利用側熱交換器85は、メイン冷媒とサブ冷媒とを熱交換させる機器であり、ここでは、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の冷却器として機能する熱交換器である。具体的には、第1サブ利用側熱交換器85は、エコノマイザ熱交換器32(第2エコノマイザ流路32b)を通過する前の中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒(第1中間インジェクション管31aを流れるメイン冷媒)を冷却する熱交換器である。
メイン膨張機構27は、メイン冷媒を減圧する機器であり、ここでは、メイン熱源側熱交換器25とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を減圧する膨張機構である。具体的には、メイン膨張機構27は、エコノマイザ熱交換器32(第1エコノマイザ流路32a)の他端(出口)とメイン利用側膨張機構71a、71bとの間に設けられている。メイン膨張機構27は、例えば、電動膨張弁である。尚、メイン膨張機構27は、メイン冷媒を減圧して動力を発生させる膨張機でもよい。
メイン利用側膨張機構71a、71bは、メイン冷媒を減圧する機器であり、ここでは、メイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を減圧する膨張機構である。具体的には、メイン利用側膨張機構71a、71bは、メイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bの一端(入口)との間に設けられている。メイン利用側膨張機構71a、71bは、例えば、電動膨張弁である。
メイン利用側熱交換器72a、72bは、メイン冷媒と室内空気とを熱交換させる機器であり、ここでは、メイン冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。メイン利用側熱交換器72a、72bは、一端(入口)がメイン利用側膨張機構71a、71bに接続されており、他端(出口)が第1圧縮機21の吸入側に接続されている。
−サブ冷媒回路−
サブ冷媒回路80は、主として、サブ圧縮機81と、サブ熱源側熱交換器83と、第1サブ利用側熱交換器85と、を有している。また、サブ冷媒回路80は、サブ膨張機構84を有している。そして、サブ冷媒回路80には、サブ冷媒として、GWP(温暖化係数)が750以下のHFC冷媒(R32等)、HFO冷媒(R1234yfやR1234ze等)、又は、HFC冷媒とHFO冷媒との混合冷媒(R452B等)が封入されている。尚、サブ冷媒は、これらに限定されるものではなく、二酸化炭素よりも成績係数が高い自然冷媒(プロパンやアンモニア等)であってもよい。
サブ圧縮機81は、サブ冷媒を圧縮する機器である。サブ圧縮機81は、ロータリやスクロール等の圧縮要素81aをモータやエンジン等の駆動機構によって駆動する圧縮機である。
サブ熱源側熱交換器83は、サブ冷媒と室外空気とを熱交換させる機器であり、ここでは、サブ冷媒の放熱器として機能する熱交換器である。サブ熱源側熱交換器83は、一端(入口)がサブ圧縮機81の吐出側に接続されており、他端(出口)がサブ膨張機構84に接続されている。
サブ膨張機構84は、サブ冷媒を減圧する機器であり、ここでは、サブ熱源側熱交換器83と第1サブ利用側熱交換器85との間を流れるサブ冷媒を減圧する膨張機構である。具体的には、サブ膨張機構84は、サブ熱源側熱交換器83の他端(出口)と第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85aの一端)との間に設けられている。サブ膨張機構84は、例えば、電動膨張弁である。
第1サブ利用側熱交換器85は、上記のように、メイン冷媒とサブ冷媒とを熱交換させる機器であり、ここでは、サブ冷媒の蒸発器として機能して、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する熱交換器である。具体的には、第1サブ利用側熱交換器85は、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を、中間インジェクション膨張機構33及びエコノマイザ熱交換器32を通過させる前に、サブ冷媒回路80を流れる冷媒によって冷却する熱交換器である。第1サブ利用側熱交換器85は、サブ膨張機構84とサブ圧縮機81の吸入側との間を流れるサブ冷媒を流す第1サブ流路85aと、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を流す第2サブ流路85bと、を有している。第1サブ流路85aは、一端(入口)がサブ膨張機構84に接続されており、他端(出口)がサブ圧縮機81の吸入側に接続されている。第2サブ流路85bは、一端(入口)が第1中間インジェクション管31aの他端に接続されており、他端(出口)が第2中間インジェクション管31bの一端に接続されている。
<ユニット構成>
上記のメイン冷媒回路20及びサブ冷媒回路80の構成機器は、熱源ユニット2と、複数の利用ユニット7a、7bと、サブユニット8と、に設けられている。利用ユニット7a、7bはそれぞれ、メイン利用側熱交換器72a、72bに対応して設けられている。
−熱源ユニット−
熱源ユニット2は、室外に配置されている。第1サブ利用側熱交換器85、メイン利用側膨張機構71a、71b及びメイン利用側熱交換器72a、72bを除くメイン冷媒回路20が、熱源ユニット2に設けられている。
また、熱源ユニット2には、メイン熱源側熱交換器25及び中間熱交換器26に室外空気を送るための熱源側ファン28が設けられている。熱源側ファン28は、プロペラファン等の送風要素をモータ等の駆動機構によって駆動するファンである。
また、熱源ユニット2には、各種のセンサが設けられている。具体的には、第1メイン圧縮機21の吸入側におけるメイン冷媒の圧力及び温度を検出する圧力センサ91及び温度センサ92が設けられている。第1メイン圧縮機21の吐出側におけるメイン冷媒の圧力を検出する圧力センサ93が設けられている。第2メイン圧縮機22の吸入側におけるメイン冷媒の温度を検出する温度センサ36が設けられている。第2メイン圧縮機21の吐出側におけるメイン冷媒の圧力及び温度を検出する圧力センサ94及び温度センサ95が設けられている。メイン熱源側熱交換器25の他端(出口)側におけるメイン冷媒の温度を検出する温度センサ96が設けられている。メイン膨張機構27の出口におけるメイン冷媒の圧力及び温度を検出する圧力センサ97及び温度センサ98が設けられている。第3中間インジェクション管31cにおけるメイン冷媒の温度を検出する温度センサ35が設けられている。室外空気の温度(外気温度)を検出する温度センサ99が設けられている。
−利用ユニット−
利用ユニット7a、7bは、室内に配置されている。メイン冷媒回路20のメイン利用側膨張機構71a、71b及びメイン利用側熱交換器72a、72bが利用ユニット7a、7bに設けられている。
また、利用ユニット7a、7bには、メイン利用側熱交換器72a、72bに室内空気を送るための利用側ファン73a、73bが設けられている。室内ファン73a、73bは、遠心ファンや多翼ファン等の送風要素をモータ等の駆動機構によって駆動するファンである。
また、利用ユニット7a、7bには、各種のセンサが設けられている。具体的には、メイン利用側熱交換器72a、72bの一端(入口)側におけるメイン冷媒の温度を検出する温度センサ74a、74bと、メイン利用側熱交換器72a、72bの他端(出口)側におけるメイン冷媒の温度を検出する温度センサ75a、75bと、が設けられている。
−サブユニット−
サブユニット8は、室外に配置されている。サブ冷媒回路80、及び、メイン冷媒回路20を構成する冷媒管の一部(第1サブ利用側熱交換器85に接続されるメイン冷媒が流れる冷媒管の一部)が、サブユニット8に設けられている。
また、サブユニット8には、サブ熱源側熱交換器83に室外空気を送るためのサブ側ファン86が設けられている。サブ側ファン86は、プロペラファン等の送風要素をモータ等の駆動機構によって駆動するファンである。
ここでは、サブユニット8が熱源ユニット2に隣接して設けられており、実質的にサブユニット8と熱源ユニット2とが一体化した構成になっているが、これに限定されるものではなく、サブユニット8を熱源ユニット2から離して設けてもよいし、また、サブユニット8の構成機器をすべて熱源ユニット2に設けて、サブユニット8を省略してもよい。
また、サブユニット8には、各種のセンサが設けられている。具体的には、サブ圧縮機81の吸入側におけるサブ冷媒の圧力及び温度を検出する圧力センサ101及び温度センサ102が設けられている。サブ圧縮機81の吐出側におけるサブ冷媒の圧力及び温度を検出する圧力センサ103及び温度センサ104が設けられている。室外空気の温度(外気温度)を検出する温度センサ106が設けられている。
−メイン冷媒連絡管−
熱源ユニット2と利用ユニット7a、7bとは、メイン冷媒回路20の一部を構成するメイン冷媒連絡管11、12によって接続されている。
第1メイン冷媒連絡管11は、メイン膨張機構27とメイン利用側膨張機構71a、71bとの間を接続する配管の一部である。
第2メイン冷媒連絡管12は、メイン利用側熱交換器72a、72bの他端と第1メイン圧縮機21の吸入側との間を接続する配管の一部である。
−制御部−
そして、上記のメイン冷媒回路20及びサブ冷媒回路80の構成機器を含めた熱源ユニット2、利用ユニット7a、7b及びサブユニット8の構成機器は、制御部9によって制御されるようになっている。制御部9は、熱源ユニット2、利用ユニット7a、7b及びサブユニット8に設けられた制御基板等が通信接続されることによって構成されており、各種センサ35、36、74a、74b、75a、75b、91〜99、101〜104、106の検出信号等を受けることができるように構成されている。尚、図1においては、便宜上、熱源ユニット2、利用ユニット7a、7b及びサブユニット8等とは離れた位置に制御部9を図示している。このように、制御部9は、各種センサ35、36、74a、74b、75a、75b、91〜99、101〜104、106等の検出信号等に基づいて、冷凍サイクル装置1の構成機器21、22、27、28、33、71a、71b、73a、73b、81、84、86の制御、すなわち、冷凍サイクル装置1全体の運転制御を行うようになっている。
(2)動作
次に、冷凍サイクル装置1の動作について、図2〜図6を用いて説明する。ここで、図2は、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転時における冷凍サイクル装置内の冷媒の流れを示す図である。図3は、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転時の冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図である。図4は、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時における冷凍サイクル装置内の冷媒の流れを示す図である。図5は、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時の冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図である。図6は、中間インジェクション冷却動作の有無を切り換える制御のフローチャートである。
冷凍サイクル装置1は、室内の空調として、中間インジェクション管31及びエコノマイザ熱交換器32を使用しつつメイン利用側熱交換器72a、72bがメイン冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却する冷房運転(冷却運転)を行うことができる。そして、ここでは、冷房運転時に、第1サブ利用側熱交換器85を使用して中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する中間インジェクション冷却動作を行うかどうか、すなわち、中間インジェクション冷却動作の有無を切り換えることができる。尚、中間インジェクション冷却動作の有無の切り換えを含む冷房運転の動作は、制御部9によって行われる。
<中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転>
中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転は、第1サブ利用側熱交換器85を使用して中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却しない冷房運転である。このため、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流さないようにするために、ここでは、サブ圧縮機81の運転が停止されて、サブ冷媒回路80にはサブ冷媒が循環しない状態になっている。
このメイン冷媒回路20の状態において、冷凍サイクルにおける低圧(LPh)のメイン冷媒(図2及び図3の点A参照)は、第1メイン圧縮機21に吸入され、第1メイン圧縮機21において、冷凍サイクルにおける中間圧(MPh1)まで圧縮されて吐出される(図2及び図3の点B参照)。
第1メイン圧縮機21から吐出された中間圧のメイン冷媒は、中間熱交換器26に送られ、中間熱交換器26において、熱源側ファン28によって送られる室外空気と熱交換を行って冷却される(図2及び図3の点C参照)。
中間熱交換器26において冷却された中間圧のメイン冷媒は、中間インジェクション管31(第3中間インジェクション管31c)から第2メイン圧縮機22の吸入側に送られる中間圧のメイン冷媒と合流することでさらに冷却される(図2及び図3の点D参照)。
中間インジェクション管31からメイン冷媒のインジェクションがなされた中間圧のメイン冷媒は、第2メイン圧縮機22に吸入され、第2メイン圧縮機22において、冷凍サイクルにおける高圧(HPh)まで圧縮されて吐出される(図2及び図3の点E参照)。ここで、第2メイン圧縮機22から吐出された高圧のメイン冷媒は、メイン冷媒の臨界圧を超える圧力になっている。
第2メイン圧縮機22から吐出された高圧のメイン冷媒は、メイン熱源側熱交換器25に送られ、メイン熱源側熱交換器25において、熱源側ファン28によって送られる室外空気と熱交換を行って冷却される(図2及び図3の点F参照)。
メイン熱源側熱交換器25において冷却された高圧のメイン冷媒は、その一部が中間インジェクション膨張機構33の開度に応じて中間インジェクション管31に分岐され、残りがエコノマイザ熱交換器32(第1エコノマイザ流路32a)に送られる。
中間インジェクション管31に分岐された高圧のメイン冷媒は、第1サブ利用側熱交換器85(第2サブ流路85b)を通過した後に(図2及び図3の点J参照)、中間インジェクション膨張機構33において中間圧(MPh1)まで減圧されて気液二相状態になり(図2及び図3の点K参照)、エコノマイザ熱交換器32(第2エコノマイザ流路32b)に送られる。尚、ここでは、サブ圧縮機81が停止されており、第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)にサブ冷媒が流れていないため、メイン冷媒が第1サブ利用側熱交換器85(第2サブ流路85b)を通過する際に、メイン冷媒が冷却されることはない。
エコノマイザ熱交換器32において、第1エコノマイザ流路32aを流れる高圧のメイン冷媒は、第2エコノマイザ流路32bを流れる中間圧の気液二相状態のメイン冷媒と熱交換を行って冷却される(図2及び図3の点G参照)。逆に、第2エコノマイザ流路32bを流れる中間圧の気液二相状態のメイン冷媒は、第1エコノマイザ流路32aを流れる高圧のメイン冷媒との熱交換によって加熱されて(図2及び図3の点L参照)、上記のように、中間熱交換器26において冷却された中間圧のメイン冷媒と合流して(図2及び図3の点D参照)、第2メイン圧縮機22の吸入側に送られる。
エコノマイザ熱交換器32において冷却された高圧のメイン冷媒は、メイン膨張機構27に送られ、メイン膨張機構27において、冷凍サイクルにおける中間圧(MPh2)まで減圧されて、気液二相状態になる(図2及び図3の点H参照)。
メイン膨張機構27において減圧された中間圧のメイン冷媒は、第1メイン冷媒連絡管11を通じて、メイン利用側膨張機構71a、71bに送られ、メイン利用側膨張機構71a、71bにおいて、低圧(LPh)まで減圧されて、気液二相状態になる(図2及び図3の点I参照)。
メイン利用側膨張機構71a、71bにおいて減圧された低圧のメイン冷媒は、メイン利用側熱交換器72a、72bに送られ、メイン利用側熱交換器72a、72bにおいて、利用側ファン73a、73bによって送られる室内空気と熱交換を行って加熱されて、蒸発する(図2及び図3の点A参照)。逆に、室内空気は、メイン利用側熱交換器72a、72bを流れる低圧の気液二相状態のメイン冷媒と熱交換を行って冷却されて、これにより、室内の冷房が行われる。
メイン利用側熱交換器72a、72bにおいて蒸発した低圧のメイン冷媒は、第2メイン冷媒連絡管12を通じて、第1メイン圧縮機21の吸入側に送られ、再び、第1メイン圧縮機21に吸入される。このようにして、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転が行われる。
<中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転>
中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転は、第1サブ利用側熱交換器85を使用して中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する冷房運転である。このため、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流すようにするために、ここでは、サブ圧縮機81の運転がなされ、サブ冷媒回路80にはサブ冷媒が循環する状態になっている。
このメイン冷媒回路20の状態において、冷凍サイクルにおける低圧(LPh)のメイン冷媒(図4及び図5の点A参照)は、第1メイン圧縮機21に吸入され、第1メイン圧縮機21において、冷凍サイクルにおける中間圧(MPh1)まで圧縮されて吐出される(図4及び図5の点B参照)。
第1メイン圧縮機21から吐出された中間圧のメイン冷媒は、中間熱交換器26に送られ、中間熱交換器26において、熱源側ファン28によって送られる室外空気と熱交換を行って冷却される(図4及び図5の点C参照)。
中間熱交換器26において冷却された中間圧のメイン冷媒は、中間インジェクション管31(第3中間インジェクション管31c)から第2メイン圧縮機22の吸入側に送られる中間圧のメイン冷媒と合流することでさらに冷却される(図4及び図5の点D参照)。
中間インジェクション管31からメイン冷媒のインジェクションがなされた中間圧のメイン冷媒は、第2メイン圧縮機22に吸入され、第2メイン圧縮機22において、冷凍サイクルにおける高圧(HPh)まで圧縮されて吐出される(図4及び図5の点E参照)。ここで、第2メイン圧縮機22から吐出された高圧のメイン冷媒は、メイン冷媒の臨界圧を超える圧力になっている。
第2メイン圧縮機22から吐出された高圧のメイン冷媒は、メイン熱源側熱交換器25に送られ、メイン熱源側熱交換器25において、熱源側ファン28によって送られる室外空気と熱交換を行って冷却される(図2及び図3の点F参照)。
第2メイン圧縮機22から吐出された高圧のメイン冷媒は、メイン熱源側熱交換器25に送られ、メイン熱源側熱交換器25において、熱源側ファン28によって送られる室外空気と熱交換を行って冷却される(図4及び図5の点F参照)。
メイン熱源側熱交換器25において冷却された高圧のメイン冷媒は、その一部が中間インジェクション膨張機構33の開度に応じて中間インジェクション管31に分岐され、残りがエコノマイザ熱交換器32(第1エコノマイザ流路32a)に送られる。
中間インジェクション管31に分岐された高圧のメイン冷媒は、第1サブ利用側熱交換器85(第2サブ流路85b)に送られる。
一方、サブ冷媒回路80においては、冷凍サイクルにおける低圧(LPs)のサブ冷媒(図4及び図5の点R参照)は、サブ圧縮機81に吸入され、サブ圧縮機81において、冷凍サイクルにおける高圧(HPs)まで圧縮されて吐出される(図4及び図5の点S参照)。
サブ圧縮機81から吐出された高圧のサブ冷媒は、サブ熱源側熱交換器83に送られ、サブ熱源側熱交換器83において、サブ側ファン86によって送られる室外空気と熱交換を行って冷却される(図4及び図5の点T参照)。
サブ熱源側熱交換器83において冷却された高圧のサブ冷媒は、サブ膨張機構84に送られ、サブ膨張機構84において、低圧まで減圧されて、気液二相状態になる(図4及び図5の点U参照)。
そして、第1サブ利用側熱交換器85において、第2サブ流路85bを流れる高圧のメイン冷媒は、第1サブ流路85aを流れる低圧の気液二相状態のサブ冷媒と熱交換を行って冷却される(図4及び図5の点J参照)。逆に、第1サブ流路85aを流れる低圧の気液二相状態のサブ冷媒は、第2サブ流路85bを流れる中間圧のメイン冷媒と熱交換を行って加熱されて(図4及び図5の点R参照)、再び、サブ圧縮機81の吸入側に吸入される。
第1サブ利用側熱交換器85において冷却された高圧のメイン冷媒は、中間インジェクション膨張機構33において中間圧(MPh1)まで減圧されて気液二相状態になり(図4及び図5の点K参照)、エコノマイザ熱交換器32(第2エコノマイザ流路32b)に送られる。
エコノマイザ熱交換器32において、第1エコノマイザ流路32aを流れる高圧のメイン冷媒は、第2エコノマイザ流路32bを流れる中間圧の気液二相状態のメイン冷媒と熱交換を行って冷却される(図4及び図5の点G参照)。逆に、第2エコノマイザ流路32bを流れる中間圧の気液二相状態のメイン冷媒は、第1エコノマイザ流路32aを流れる高圧のメイン冷媒との熱交換によって加熱されて(図4及び図5の点L参照)、上記のように、中間熱交換器26において冷却された中間圧のメイン冷媒と合流して(図4及び図5の点D参照)、第2メイン圧縮機22の吸入側に送られる。
エコノマイザ熱交換器32において冷却された高圧のメイン冷媒は、メイン膨張機構27に送られ、メイン膨張機構27において、冷凍サイクルにおける中間圧(MPh2)まで減圧されて、気液二相状態になる(図4及び図5の点H参照)。
メイン膨張機構27において減圧された中間圧のメイン冷媒は、第1メイン冷媒連絡管11を通じて、メイン利用側膨張機構71a、71bに送られ、メイン利用側膨張機構71a、71bにおいて、低圧(LPh)まで減圧されて、気液二相状態になる(図4及び図5の点I参照)。
メイン利用側膨張機構71a、71bにおいて減圧された低圧のメイン冷媒は、メイン利用側熱交換器72a、72bに送られ、メイン利用側熱交換器72a、72bにおいて、利用側ファン73a、73bによって送られる室内空気と熱交換を行って加熱されて、蒸発する(図4及び図5の点A参照)。逆に、室内空気は、メイン利用側熱交換器72a、72bを流れる低圧の気液二相状態のメイン冷媒と熱交換を行って冷却されて、これにより、室内の冷房が行われる。
メイン利用側熱交換器72a、72bにおいて蒸発した低圧のメイン冷媒は、第2メイン冷媒連絡管12を通じて、第1メイン圧縮機21の吸入側に送られ、再び、第1メイン圧縮機21に吸入される。このようにして、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転が行われる。
<中間インジェクション冷却動作の有無の切り換え>
次に、冷房運転(冷却運転)時における中間インジェクション冷却動作の有無の切り換えについて説明する。
中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転(図2及び図3参照)において、メイン利用側熱交換器72a、72bの蒸発能力を大きくするためにエコノマイザ熱交換器32における冷却能力を高めようとすると、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量を増加させなければならない。このため、メイン圧縮機21、22の消費動力、特に、第2メイン圧縮機22の消費動力が大きくなる。例えば、外気温度が高い運転条件では、メイン熱源側熱交換器25におけるメイン冷媒の放熱能力が低下するため、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量を大幅に増加させなければならなくなる。特に、HFC冷媒等に比べて成績係数が低い二酸化炭素を冷媒として使用する場合には、この傾向が顕著になる。これに対して、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転(図4及び図5参照)においては、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を第1サブ利用側熱交換器85において冷却した後にエコノマイザ熱交換器32に送ることができるため、外気温度が高い運転条件であっても、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量の増加を抑えつつ、エコノマイザ熱交換器32における冷却能力を高めることができる。このため、メイン圧縮機21、22の消費動力、特に、第2メイン圧縮機22の消費動力の増加を抑えることができる。ところが、外気温度が低い運転条件のように、中間インジェクション冷却動作を行わなくても(すなわち、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を第1サブ利用側熱交換器85において冷却しなくても)、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量を増加させることなく、エコノマイザ熱交換器32における冷却能力を高めることができる場合もある。
そこで、ここでは、図6に示すように、制御部9が、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2に応じて、中間インジェクション冷却動作の有無を切り換えるようにしている。
制御部9に対して冷房運転を行う旨の指令がなされると、まず、ステップST1において、制御部9が、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転を行う。すなわち、制御部9は、サブ圧縮機81を停止させた状態(すなわち、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流さない状態)で、中間インジェクション管31及びエコノマイザ熱交換器32を使用した冷房運転を開始する。このとき、中間インジェクション膨張機構33の開度は、所定開度に制御される。ここで、所定開度は、例えば、中間インジェクション管33を通じてメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分に戻すメイン冷媒として適した流量が得られる開度である。
次に、制御部9は、ステップST2において、中間インジェクション冷却動作を行う条件(第1切換条件)を満たすかどうかを判定する。
ここで、第1切換条件とは、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転から中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転に切り換えるかどうかを判定する中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2の条件である。
外気温度が高くなる等によって、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転では、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量やエコノマイザ熱交換器32における冷却能力が不足するようになると、メイン利用側熱交換器72a、72bに送られるメイン冷媒のエンタルピが低下しにくくなる。このため、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転に切り換えることが好ましい。
そこで、ここでは、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転から中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転に切り換える条件を、第1切換条件として規定している。そして、第1切換条件を満たすかどうかを判定するための状態量として、上記のように、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2が使用される。これらの温度は、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量やエコノマイザ熱交換器32における冷却能力を示す指標、すなわち、第1サブ利用側熱交換器85において中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する必要があるかどうかの指標となる。ここで、温度Th1は、温度センサ35により検出され、温度Th2は、温度センサ36により検出される。
そして、制御部9は、ステップST2において、温度Th1が第1温度Th1t1以上である場合、又は、温度Th2が第2温度Th2t1以上である場合には、第1切換条件を満たすものと判定する。すなわち、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転では、メイン利用側熱交換器72a、72bに送られるメイン冷媒のエンタルピが十分に低下しないものと判定するのである。
そして、制御部9は、ステップST2において、温度Th1又は温度Th2が第1切換条件を満たさない場合には、ステップST1の中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転を継続し、温度Th1又は温度Th2が第1切換条件を満たす場合には、ステップST3の処理に移行して、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転から中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転に切り換える。すなわち、制御部9は、サブ圧縮機81を運転させることによって第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流して中間インジェクション冷却動作を行う。
次に、制御部9は、ステップST4において、中間インジェクション冷却動作を停止する条件(第2切換条件)を満たすかどうかを判定する。
ここで、第2切換条件とは、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転から中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転に切り換えるかどうかを判定する中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2の条件である。
外気温度が低くなる等によって、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転によって、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量やエコノマイザ熱交換器32における冷却能力が確保できるようになると、メイン利用側熱交換器72a、72bに送られるメイン冷媒のエンタルピが低下しやすくなる。このため、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転に切り換えることが好ましい。
そこで、ここでは、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転から中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転に切り換える条件を、第2切換条件として規定している。第2切換条件を満たすかどうかを判定するための状態量としては、第1切換条件と同様に、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2が使用される。
そして、制御部9は、ステップST4において、温度Th1が第3温度Th1t2以下である場合、又は、温度Th2が第4温度Th2t2以下である場合には、第2切換条件を満たすものと判定する。すなわち、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転によってメイン利用側熱交換器72a、72bに送られるメイン冷媒のエンタルピが十分に低下するものと判定するのである。ここで、第3温度Th1t2や第4温度Th2t2は、第1温度Th1t1や第2温度Th2t1よりも低い温度に設定される。
そして、制御部9は、ステップST4において、温度Th1又は温度Th2が第2切換条件を満たさない場合には、ステップST3の中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転を継続し、温度Th1又は温度Th2が第2切換条件を満たす場合には、ステップST1の処理に移行して、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転から中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転に切り換える。すなわち、制御部9は、サブ圧縮機81を停止させることによって第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流さないようにして中間インジェクション冷却動作を停止する。
このように、ここでは、温度Th1又は温度Th2が第1切換条件を満たす場合には、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転を行い、温度Th1又は温度Th2が第2切換条件を満たす場合には、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転を行うようにしている。また、温度Th1又は温度Th2が第1切換条件と第2切換条件との間である場合には、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転又は中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転を行うようにしている。
(3)特徴
次に、冷凍サイクル装置1の特徴について説明する。
<A>
ここでは、上記のように、メイン冷媒が循環するメイン冷媒回路20に従来と同様の中間インジェクション管31及びエコノマイザ熱交換器32を設けるだけでなく、メイン冷媒回路20とは別のサブ冷媒が循環するサブ冷媒回路80を設けている。そして、サブ冷媒回路80に設けられたサブ冷媒の蒸発器として機能する第1サブ利用側熱交換器85を、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の冷却器として機能するように、メイン冷媒回路20に設けている。このため、ここでは、図4及び図5に示すように、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を第1サブ利用側熱交換器85において冷却し(中間インジェクション冷却動作)、その後に、エコノマイザ熱交換器32に送ることができるようになり、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量の増加を抑えつつ、エコノマイザ熱交換器32における冷却能力を高めることができる。そして、これにより、メイン利用側熱交換器72a、72bに送られるメイン冷媒のエンタルピが低下し、メイン利用側熱交換器72a、72bの蒸発能力を大きくすることができる。
このように、ここでは、冷媒回路20に中間インジェクション管31及びエコノマイザ熱交換器32が設けられている冷凍サイクル装置1において、中間インジェクション管31を流れる冷媒の流量の増加を抑えつつ、利用側熱交換器72a、72bの蒸発能力を大きくすることができる。
<B>
また、ここでは、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を、多段圧縮機であるメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分(低段側圧縮要素21aと高段側圧縮要素22aとの間)に送ることができるため、図3及び図5に示すように、第1メイン圧縮機21において冷凍サイクルにおける中間圧MPh1まで圧縮されたメイン冷媒の温度を低下させることができる。
<C>
また、ここでは、上記のように、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2に基づいて、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転と中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転とを切り換えるようにしている。このため、ここでは、温度Th1や温度Th2のような、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量やエコノマイザ熱交換器32における冷却能力を示す指標となる状態量に基づいて、第1サブ利用側熱交換器85において中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する必要があるかどうかを判断し、この判断に基づいて、サブ冷媒回路80を適切に制御することができる。
<D>
また、ここでは、上記のように、メイン冷媒として二酸化炭素を使用し、サブ冷媒として低GWPの冷媒や二酸化炭素よりも成績係数が高い自然冷媒を使用しているため、地球温暖化等の環境負荷を低減することができる。
(4)変形例
<変形例1>
上記実施形態の中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時(ステップST3)においては、サブ膨張機構84によって第1サブ利用側熱交換器85を流れるサブ冷媒の流量を変化させて、第1サブ利用側熱交換器85における冷却能力、ひいては、エコノマイザ熱交換器32における冷却能力を調節してもよい。
具体的には、サブ冷媒回路80の低圧LPsに基づいてサブ圧縮機81の運転容量を調節しつつ、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1又はメイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2に基づいてサブ膨張機構84の開度を調節する。例えば、制御部9が、低圧LPsが目標値LPstになるように、サブ圧縮機81の運転容量(運転周波数や回転数)を制御する。尚、低圧LPsは、圧力センサ101により検出される。また、制御部9が、温度Th1が目標値Th1t3になるように、又は、温度Th2が目標値Th2t3になるように、サブ膨張機構84の開度を制御する。ここで、目標値Th1t3は、第3温度Th1t2と第1温度Th1t1との間の温度に設定され、目標値Th2t3は、第4温度Th2t2と第2温度Th2t1との間の温度に設定される。
これにより、ここでは、温度Th1が目標値Th1t3になるように、又は、温度Th2が目標値Th2t3になるように、第1サブ利用側熱交換器85を流れるサブ冷媒の流量が調節される。この制御では、温度Th1、Th2が目標値よりも高くなると、第1サブ利用側熱交換器85サブ冷媒の流量を増加させるためにサブ膨張機構84の開度が大きくなり、温度Th1、Th2が目標値よりも低くなると、第1サブ利用側熱交換器85を流れるサブ冷媒の流量を低下させるためにサブ膨張機構84の開度が小さくなる。そして、このサブ膨張機構84の開度制御を行っても、温度Th1が第3温度Th1t2まで低下する場合又は温度Th2が第4温度Th2t2まで低下する場合、すなわち、ステップST4における第2切換条件を満たす場合には、上記実施形態と同様に、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転から中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転に切り換える(ステップST1)。すなわち、第1サブ利用側熱交換器85を流れるサブ冷媒の流量を低下させても温度Th1又は温度Th2が低下している場合には、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転であっても、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒の流量やエコノマイザ熱交換器32における冷却能力が確保できるものと判断して、中間インジェクション冷却動作を停止するのである。
<変形例2>
上記実施形態及び変形例1において、図7に示すように、メイン冷媒回路20及びサブ冷媒回路80が、サブ冷媒の蒸発器として機能してメイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却する第2サブ利用側熱交換器87をさらに有していてもよい。
具体的には、第2サブ利用側熱交換器87は、メイン冷媒とサブ冷媒とを熱交換させる機器であり、メイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72b(メイン利用側膨張機構71a、71b)との間を流れるメイン冷媒を冷却する熱交換器である。ここでは、サブ冷媒回路80において、第1サブ利用側熱交換器85と第2サブ利用側熱交換器87とが、直列に配置されている。そして、第2サブ利用側熱交換器87は、サブ膨張機構84と第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)との間を流れるサブ冷媒を流す第1サブ流路87aと、メイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を流す第2サブ流路87bと、を有している。第1サブ流路87aは、一端(入口)がサブ膨張機構84に接続されており、他端(出口)が第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85aの一端)に接続されている。第2サブ流路87bは、一端(入口)がメイン膨張機構27に接続されており、他端(出口)がメイン利用側膨張機構71a、71bに接続されている。すなわち、第2サブ利用側熱交換器87(第1サブ流路87a)は、サブ冷媒回路80におけるサブ冷媒の流れに対して、第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)の上流側に配置されている。
また、サブ冷媒回路80は、第1サブ利用側熱交換器85にサブ冷媒を流すかどうかを切り換える第1サブ熱交切換機構88を有している。第1サブ熱交切換機構88は、第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)をバイパスする第1サブ熱交バイパス管88aと、第1サブ熱交バイパス管88aに設けられた第1サブ熱交バイパス弁88bと、サブ冷媒回路80のうち第1サブ熱交バイパス管88aの分岐部分から合流部分までの間に設けられた第1サブ熱交開閉弁88cと、を有している。第1サブ熱交バイパス管88aは、一端が第2サブ利用側熱交換器87(第1サブ流路87a)の他端と第1サブ熱交開閉弁88cとの間に接続されており、他端が第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)の他端とサブ圧縮機81の吸入側との間に接続されている。第1サブ熱交バイパス弁88bは、例えば、電磁開閉弁である。第1サブ熱交開閉弁88cは、第1サブ熱交バイパス管88aの分岐部分と第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)の一端との間に設けられており、例えば、電磁開閉弁である。
尚、二方弁からなる第1サブ熱交バイパス弁88b及び第1サブ熱交開閉弁88cに代えて、第1サブ熱交バイパス管88aの分岐部分に設けられた三方弁を採用してもよい。この場合には、第1サブ熱交切換機構88が、第1サブ熱交バイパス管88a及び三方弁によって構成されることになる。
この場合においても、上記実施形態及び変形例1と同様に、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転及び中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転を行うことができる。しかも、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転及び中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転の両運転時に、第2サブ利用側熱交換器87を使用してメイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却することができる。
以下に、図8〜図11を用いて、本変形例における中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転、及び、その切り換えについて説明する。尚、ここでは、上記実施形態及び変形例1と同じ動作については説明を省略し、上記実施形態及び変形例1と異なる動作について説明を行うものとする。
−中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転(図8、9参照)−
中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転は、第2サブ利用側熱交換器87を使用してメイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却し、かつ、第1サブ利用側熱交換器85を使用せずに中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却しない冷房運転である。このため、第2サブ利用側熱交換器87の第1サブ流路87aにサブ冷媒を流し、かつ、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流さないようにするために、ここでは、第1サブ熱交バイパス弁88bが開けられ、かつ、第1サブ熱交開閉弁88cが閉止されることによって、サブ冷媒が第1サブ熱交バイパス管88aに流れる状態になっている。
そして、この場合においては、サブ圧縮機81を停止させるのではなく、サブ圧縮機81を運転してサブ冷媒回路80をサブ冷媒が循環している状態で、第1サブ熱交切換機構88によって第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)をバイパスさせて、第1サブ利用側熱交換器85にサブ冷媒を流さないようにしている点で、上記実施形態及び変形例1とは異なる。
また、この場合においては、上記実施形態及び変形例1とは異なり、メイン膨張機構27において減圧された中間圧のメイン冷媒が、第2サブ利用側熱交換器87において冷却されるようになっている。具体的には、サブ冷媒回路80において、サブ膨張機構84において低圧まで減圧されたサブ冷媒(図8及び図9の点U参照)は、第2サブ利用側熱交換器87(第1サブ流路87a)に送られる。そして、第2サブ利用側熱交換器87において、第2サブ流路87bを流れる中間圧のメイン冷媒は、第1サブ流路87aを流れる低圧の気液二相状態のサブ冷媒と熱交換を行って冷却される(図8及び図9の点M参照)。逆に、第1サブ流路87aを流れる低圧の気液二相状態のサブ冷媒は、第2サブ流路87bを流れる中間圧のメイン冷媒と熱交換を行って加熱される(図8及び図9の点V参照)。第2サブ利用側熱交換器87を通過したサブ冷媒は、第1サブ熱交切換機構88の第1サブ熱交バイパス管88aを通過して、再び、サブ圧縮機81の吸入側に吸入される。
−中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転(図10、11参照)−
中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転は、第2サブ利用側熱交換器87を使用してメイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却し、かつ、第1サブ利用側熱交換器85を使用して中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する冷房運転である。このため、第2サブ利用側熱交換器87の第1サブ流路87aにサブ冷媒を流し、かつ、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流すようにするために、ここでは、第1サブ熱交バイパス弁88bが閉止され、かつ、第1サブ熱交開閉弁88cが開けられることによって、サブ冷媒が第1サブ流路85aに流れる状態になっている。
そして、この場合においては、サブ圧縮機81を運転させるだけでなく、サブ圧縮機81を運転してサブ冷媒回路80をサブ冷媒が循環している状態で、第1サブ熱交切換機構88によって第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)にサブ冷媒を流すようにしている点で、上記実施形態及び変形例1とは異なる。また、ここでは、第2サブ利用側熱交換器87(第1サブ流路87a)を通過することで加熱されたサブ冷媒(図10及び図11の点V参照)が第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)を流れる点で、上記実施形態及び変形例1とは異なる。
また、この場合においては、上記実施形態及び変形例1とは異なり、メイン膨張機構27において減圧された中間圧のメイン冷媒が、第2サブ利用側熱交換器87において冷却されるようになっている。具体的には、サブ冷媒回路80において、サブ膨張機構84において低圧まで減圧されたサブ冷媒(図8及び図9の点U参照)は、第2サブ利用側熱交換器87(第1サブ流路87a)に送られる。そして、第2サブ利用側熱交換器87において、第2サブ流路87bを流れる中間圧のメイン冷媒は、第1サブ流路87aを流れる低圧の気液二相状態のサブ冷媒と熱交換を行って冷却される(図8及び図9の点M参照)。逆に、第1サブ流路87aを流れる低圧の気液二相状態のサブ冷媒は、第2サブ流路87bを流れる中間圧のメイン冷媒と熱交換を行って加熱される(図8及び図9の点V参照)。第2サブ利用側熱交換器87を通過したサブ冷媒は、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転とは異なり、第1サブ熱交切換機構88の第1サブ熱交開閉弁88cを通じて、第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)に送られる。そして、第1サブ流路85aに送られたサブ冷媒は、第2サブ流路85bを流れる高圧のメイン冷媒と熱交換を行って加熱され(図8及び図9の点R参照)、再び、サブ圧縮機81の吸入側に吸入される。
−中間インジェクション冷却動作の有無の切り換え(図8、図10及び図6参照)−
この場合においては、サブ圧縮機81の運転/停止ではなく、上記のように、サブ圧縮機81を運転してサブ冷媒回路80をサブ冷媒が循環している状態で、第1サブ熱交切換機構88によって第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)にサブ冷媒を流すかどうかを切り換えるようにしている点で、上記実施形態及び変形例1とは異なる。
すなわち、ステップST2において第1切換条件を満たす場合には、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流さないようにするために、第1サブ熱交バイパス弁88bが開けられ、かつ、第1サブ熱交開閉弁88cが閉止される。また、ステップST4において第2切換条件を満たす場合には、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流すようにするために、第1サブ熱交バイパス弁88bが閉止され、かつ、第1サブ熱交開閉弁88cが開けられる。尚、第1及び第2切換条件を満たすかどうかの判定は、上記実施形態及び変形例1と同様である。
このように、ここでは、基本的には、上記実施形態及び変形例1と同様の作用効果を得ることができる。
また、ここでは、上記のように、サブ冷媒回路80に設けられたサブ冷媒の蒸発器として機能する第2サブ利用側熱交換器87を、メイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却する熱交換器として機能するように、メイン冷媒回路20に設けている。このため、ここでは、図10及び図11に示すように、サブ冷媒回路80を使用して中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却するだけでなく、サブ冷媒回路80を使用してメイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却することができる。
これにより、ここでは、メイン利用側熱交換器72a、72bに送られるメイン冷媒のエンタルピがさらに低下し、メイン利用側熱交換器72a、72bの蒸発能力をさらに大きくすることができる。
また、ここでは、上記のように、サブ冷媒回路80において、第1サブ利用側熱交換器85と第2サブ利用側熱交換器87とが、直列に配置されているため、サブ冷媒回路80を循環するサブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器85及び第2サブ利用側熱交換器87に順次流すことができる。ここで、メイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒のほうが中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒よりも温度が低いことを考慮すると、本変形例のように、第1サブ利用側熱交換器85よりも先にサブ冷媒を第2サブ利用側熱交換器87に流すことが好ましい。
また、ここでは、上記のように、サブ冷媒回路80が、第1サブ利用側熱交換器85にサブ冷媒を流すかどうかを切り換える第1サブ熱交切換機構88を有しているため、第1サブ利用側熱交換器85において中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する必要がある場合だけ、サブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器85に流すことができる。
具体的には、第1サブ熱交切換機構88が、第1サブ熱交バイパス管88aと、第1サブ熱交バイパス弁88bと、第1サブ熱交開閉弁88cと、を有している。このため、第1サブ利用側熱交換器85において中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する必要がある場合に、第1サブ熱交バイパス弁88bを閉止し、かつ、第1サブ熱交開閉弁88cを開けることによって、サブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器85に流すことができる。また、第1サブ利用側熱交換器85において中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する必要がない場合には、第1サブ熱交バイパス弁88bを開け、かつ、第1サブ熱交開閉弁88cを閉止することによって、サブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器85に流さずにバイパスさせることができる。
また、ここでは、上記のように、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2に基づいて、第1サブ利用側熱交換器85において中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する必要があるかどうかを判断することができる。そして、この判断に基づいて、第1サブ熱交切換機構88を適切に制御することができる。
<変形例3>
上記変形例2の中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転時(ステップST3)においては、サブ膨張機構84によって第1サブ利用側熱交換器85を流れるサブ冷媒の流量を変化させて、第1サブ利用側熱交換器85における冷却能力、ひいては、エコノマイザ熱交換器32における冷却能力を調節してもよい。
具体的には、上記変形例1と同様に、サブ冷媒回路80の低圧LPsに基づいてサブ圧縮機81の運転容量を調節しつつ、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1又はメイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2に基づいてサブ膨張機構84の開度を調節するのである。
また、第1サブ熱交開閉弁88cによって第1サブ利用側熱交換器85における冷却能力を調節してもよい。具体的には、図12に示すように、第1サブ熱交開閉弁88cを、電磁開閉弁ではなく、電動膨張弁のような流量調整弁で構成して、サブ膨張機構84に代えて、第1サブ熱交開閉弁88cによって第1サブ利用側熱交換器85を流れるサブ冷媒の流量を変化させるようにしてもよい。
<変形例4>
上記変形例2、3では、メイン冷媒回路20及びサブ冷媒回路80が第2サブ利用側熱交換器87を有する構成を採用するのにあたり、サブ冷媒回路80において、第1サブ利用側熱交換器85と第2サブ利用側熱交換器87とを、直列に配置している。しかし、これに限定されるものではなく、サブ冷媒回路80において、第1サブ利用側熱交換器85と第2サブ利用側熱交換器87とを、並列に配置してもよい。
具体的には、図13に示すように、サブ熱源側熱交換器83において放熱したサブ冷媒を、第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)と第2サブ利用側熱交換器87(第1サブ流路87a)とに分岐し、各サブ利用側熱交換器85、87に対応するサブ熱交開閉弁89a、89bを設けるようにしている。ここで、サブ熱交開閉弁89a、89bは、電磁開閉弁であってもよいが、図13に示すように、サブ熱交開閉弁89a、89bを電動膨張弁のような流量調整弁で構成することが好ましい。
この場合においても、上記変形例2、3と同様に、第2サブ利用側熱交換器87を使用してメイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却するとともに、中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転及び中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転を行うことができる。
以下に、図14〜図17を用いて、本変形例における中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転、中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転、及び、その切り換えについて説明する。尚、ここでは、上記変形例2、3と同じ動作については説明を省略し、上記変形例2、3と異なる動作について説明を行うものとする。
−中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転(図14、15参照)−
中間インジェクション冷却動作を伴わない冷房運転は、第2サブ利用側熱交換器87を使用してメイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却し、かつ、第1サブ利用側熱交換器85を使用せずに中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却しない冷房運転である。このため、第2サブ利用側熱交換器87の第1サブ流路87aにサブ冷媒を流し、かつ、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流さないようにするために、ここでは、第2サブ熱交開閉弁89bが開けられ、かつ、第1サブ熱交開閉弁89aが閉止される。
そして、この場合においては、第1サブ熱交切換機構88によって第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)をバイパスさせるのではなく、第1サブ熱交開閉弁89aを閉止している点で、上記変形例2、3とは異なる。
また、この場合においては、上記変形例2、3とは異なり、サブ熱源側熱交換器83において放熱したサブ冷媒が、第2サブ利用側熱交換器87(第1サブ流路87a)だけに送られて(図14及び図15の点U参照)、メイン冷媒と熱交換を行うようになっている(図14及び図15の点R参照)。そして、第2サブ利用側熱交換器87を通過したサブ冷媒は、再び、サブ圧縮機81の吸入側に吸入される。
−中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転(図16、17参照)−
中間インジェクション冷却動作を伴う冷房運転は、第2サブ利用側熱交換器87を使用してメイン膨張機構27とメイン利用側熱交換器72a、72bとの間を流れるメイン冷媒を冷却し、かつ、第1サブ利用側熱交換器85を使用して中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する冷房運転である。このため、第2サブ利用側熱交換器87の第1サブ流路87aにサブ冷媒を流し、かつ、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流すようにするために、ここでは、第1サブ熱交開閉弁89a及び第2サブ熱交開閉弁89bが開けられる。
そして、この場合においては、サブ熱源側熱交換器83において放熱したサブ冷媒を、第2サブ利用側熱交換器87(第1サブ流路87a)、第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)の順に直列に送るのではなく、第1サブ利用側熱交換器85と第2サブ利用側熱交換器87とに分岐して(図14及び図15の点U参照)、各サブ利用側熱交換器85、87に並列に送る点で、上記変形例2、3とは異なる。そして、各サブ利用側熱交換器85、87に送られたサブ冷媒は、メイン冷媒と熱交換を行い(図14及び図15の点R参照)、その後合流して、再び、サブ圧縮機81の吸入側に吸入される。
−中間インジェクション冷却動作の有無の切り換え(図14、図16及び図6参照)−
この場合においては、第1サブ利用側熱交換器85及び第2サブ利用側熱交換器87を並列に配置して、各サブ利用側熱交換器85、87に対応して設けられたサブ熱交開閉弁89a、89bの開閉動作によって、第1サブ利用側熱交換器85(第1サブ流路85a)にサブ冷媒を流すかどうかを切り換えるようにしている点で、上記変形例2、3とは異なる。
すなわち、ステップST2において第1切換条件を満たす場合には、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流さないようにするために、第1サブ熱交開閉弁89aが閉止される。また、ステップST4において第2切換条件を満たす場合には、第1サブ利用側熱交換器85の第1サブ流路85aにサブ冷媒を流すようにするために、第1サブ熱交開閉弁89aが開けられる。尚、第1及び第2切換条件を満たすかどうかの判定は、上記変形例2、3と同様である。
このように、ここでは、基本的には、上記変形例2、3と同様の作用効果を得ることができる。
また、ここでは、上記のように、サブ冷媒回路80において、第1サブ利用側熱交換器85と第2サブ利用側熱交換器87とが、並列に配置されているため、サブ冷媒回路80を循環するサブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器85及び第2サブ利用側熱交換器87に分配して流すことができる。ここで、上記変形例2、3のように、第1サブ利用側熱交換器85よりも先にサブ冷媒を第2サブ利用側熱交換器87に流すように直列に配置すると、第2サブ利用側熱交換器87において加熱されたサブ冷媒が第1サブ利用側熱交換器85に流れるため、第1サブ利用側熱交換器85における冷却能力が低下する傾向にあるが、第1サブ利用側熱交換器85と第2サブ利用側熱交換器87とを並列に配置する場合には、第1サブ利用側熱交換器85における冷却能力が低下しにくくなる。
また、ここでは、上記のように、サブ冷媒回路80が、第1サブ利用側熱交換器85に対応して設けられた第1サブ熱交開閉弁89aを有しているため、第1サブ利用側熱交換器85において中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する必要がある場合だけ、サブ冷媒を第1サブ利用側熱交換器85に流すことができる。尚、ここでは、上記変形例2、3のように、第1サブ利用側熱交換器85と第2サブ利用側熱交換器87とが直列に配置される場合とは異なり、バイパス管88a及びバイパス弁88bが不要である。このとき、第1サブ熱交開閉弁89aが流量調整弁であれば、上記変形例3と同様に、第1サブ熱交開閉弁89aによって第1サブ利用側熱交換器85を流れるサブ冷媒の流量を変化させて、第1サブ利用側熱交換器85における冷却能力、ひいては、エコノマイザ熱交換器32における冷却能力を調節することができる。例えば、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒のエコノマイザ熱交換器32の出口における温度Th1、又は、メイン冷媒のメイン圧縮機21、22の圧縮行程の途中部分における温度Th2に基づいて、第1サブ利用側熱交換器85において中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を冷却する必要があるかどうかを判断し、この判断に基づいて、第1サブ熱交開閉弁89aを適切に制御することができる。
また、ここでは、サブ冷媒回路80が、第2サブ利用側熱交換器87に対応して設けられた第2サブ熱交開閉弁89bを有しているため、第2サブ利用側熱交換器87においてメイン利用側熱交換器72a、72bに送られるメイン冷媒を冷却する必要がある場合だけ、サブ冷媒を第2サブ利用側熱交換器87に流すことができる。このとき、第2サブ熱交開閉弁が流量調整弁であれば、第2サブ熱交開閉弁89bによって第2サブ利用側熱交換器87を流れるサブ冷媒の流量を変化させて、第2サブ利用側熱交換器87における冷却能力を調節することができる。
<変形例5>
上記実施形態及び変形例1〜4では、複数のメイン圧縮機21、22によって、多段圧縮機を構成しているが、これに限定されるものではなく、圧縮要素21a、21bを有する1台のメイン圧縮機によって多段圧縮機を構成してもよい。
<変形例6>
上記実施形態及び変形例1〜5では、第1メイン圧縮機21と第2メイン圧縮機22との間にメイン冷媒を冷却する中間熱交換器26が設けられた構成を採用しているが、これに限定されるものではなく、中間熱交換器26が設けられていなくてもよい。
<変形例7>
上記変形例6のように中間熱交換器26を有しない構成を採用する場合には、多段圧縮機をメイン圧縮機として採用しなくてもよい。例えば、図18〜図20に示すように、メイン圧縮機121として、圧縮行程の途中で外部からメイン冷媒を導入する中間インジェクションポート121bを有する圧縮要素121aを含む単段圧縮機を採用し、中間インジェクションポート121bに中間インジェクション管31を接続してもよい。
この場合においても、中間インジェクション管31を流れるメイン冷媒を、単段圧縮機であるメイン圧縮機121の圧縮行程の途中部分(中間インジェクションポート121b)に送ることができるため、上記実施形態及び変形例1〜6と同様に、メイン圧縮機121において冷凍サイクルにおける中間圧(MPh1)まで圧縮されたメイン冷媒の温度を低下させることができる。
<変形例8>
上記実施形態及び変形例1〜7では、冷房運転(冷却運転)を行う回路構成を例に挙げて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、冷房運転及び暖房運転(加熱運転)を行うことが可能な回路構成であってもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能であることが理解されるであろう。
本開示は、圧縮機、熱源側熱交換器、膨張機構及び利用側熱交換器を有する冷媒回路に、熱源側熱交換器と膨張機構との間を流れる冷媒を分岐して圧縮機の圧縮行程の途中部分に送る中間インジェクション管、及び、熱源側熱交換器と膨張機構との間を流れる冷媒を中間インジェクション管を流れる冷媒との熱交換によって冷却するエコノマイザ熱交換器、が設けられている冷凍サイクル装置に対して、広く適用可能である。
1 冷凍サイクル装置
9 制御部
20 メイン冷媒回路
21、22、121 メイン圧縮機
21a 低段側圧縮要素
22a 高段側圧縮要素
121a 圧縮要素
121b 中間インジェクションポート
25 メイン熱源側熱交換器
27 メイン膨張機構
31 中間インジェクション管
32 エコノマイザ熱交換器
72a、72b メイン利用側熱交換器
80 サブ冷媒回路
81 サブ圧縮機
83 サブ熱源側熱交換器
85 第1サブ利用側熱交換器
87 第2サブ利用側熱交換器
88 第1サブ熱交切換機構
88a 第1サブ熱交バイパス管
88b 第1サブ熱交バイパス弁
88c、89a 第1サブ熱交開閉弁
89b 第2サブ熱交開閉弁
特開2013−139938号公報

Claims (17)

  1. メイン冷媒を圧縮するメイン圧縮機(21、22、121)と、
    前記メイン冷媒の放熱器として機能するメイン熱源側熱交換器(25)と、
    前記メイン冷媒の蒸発器として機能するメイン利用側熱交換器(72a、72b)と、
    前記メイン熱源側熱交換器と前記メイン利用側熱交換器との間を流れる前記メイン冷媒を減圧するメイン膨張機構(27)と、
    前記メイン熱源側熱交換器と前記メイン膨張機構との間を流れる前記メイン冷媒を分岐して前記メイン圧縮機の圧縮行程の途中部分に送る中間インジェクション管(31)と、
    前記メイン熱源側熱交換器と前記メイン膨張機構との間を流れる前記メイン冷媒を前記中間インジェクション管を流れる前記メイン冷媒との熱交換によって冷却するエコノマイザ熱交換器(32)と、
    を有する、メイン冷媒回路(20)を備えており、
    前記メイン冷媒回路は、前記中間インジェクション管を流れる前記メイン冷媒の冷却器として機能する第1サブ利用側熱交換器(85)を有しており、
    サブ冷媒を圧縮するサブ圧縮機(81)と、
    前記サブ冷媒の放熱器として機能するサブ熱源側熱交換器(83)と、
    前記サブ冷媒の蒸発器として機能して前記中間インジェクション管を流れる前記メイン冷媒を冷却する前記第1サブ利用側熱交換器と、
    を有する、サブ冷媒回路(80)をさらに備えている、
    冷凍サイクル装置(1)。
  2. 前記メイン圧縮機は、前記圧縮行程の途中で外部から前記メイン冷媒を導入する中間インジェクションポート(121b)を有する圧縮要素(121a)を含んでおり、
    前記中間インジェクション管は、前記中間インジェクションポートに接続されている、
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記メイン圧縮機は、前記メイン冷媒を圧縮する低段側圧縮要素(21a)と、前記低段側圧縮要素から吐出された前記メイン冷媒を圧縮する高段側圧縮要素(22a)と、を含んでおり、
    前記中間インジェクション管は、前記高段側圧縮要素の吸入側に接続されている、
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記メイン冷媒回路及び前記サブ冷媒回路は、前記サブ冷媒の蒸発器として機能して前記メイン膨張機構と前記メイン利用側熱交換器との間を流れる前記メイン冷媒を冷却する第2サブ利用側熱交換器(87)を有している、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記サブ冷媒回路において、前記第1サブ利用側熱交換器と前記第2サブ利用側熱交換器とは、直列に配置されている、
    請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記サブ冷媒回路は、前記第1サブ利用側熱交換器に前記サブ冷媒を流すかどうかを切り換える第1サブ熱交切換機構(88)を有している、
    請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記第1サブ熱交切換機構は、前記第1サブ利用側熱交換器をバイパスする第1サブ熱交バイパス管(88a)と、前記第1サブ熱交バイパス管に設けられた第1サブ熱交バイパス弁(88b)と、前記サブ冷媒回路のうち前記第1サブ熱交バイパス管の分岐部分から合流部分までの間に設けられた第1サブ熱交開閉弁(88c)と、を有している、
    請求項6に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記第1サブ熱交開閉弁は、流量調整弁である、
    請求項7に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記第1サブ熱交切換機構を制御する制御部(9)をさらに備えており、
    前記制御部は、前記中間インジェクション管を流れる前記メイン冷媒の前記エコノマイザ熱交換器の出口における温度、又は、前記メイン冷媒の前記メイン圧縮機の圧縮行程の途中部分における温度に基づいて、第1サブ熱交切換機構を制御する、
    請求項7又は8に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記サブ冷媒回路において、前記第1サブ利用側熱交換器と前記第2サブ利用側熱交換器とは、並列に配置されている、
    請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記サブ冷媒回路は、前記第1サブ利用側熱交換器に対応して設けられた第1サブ熱交開閉弁(89a)を有している、
    請求項10に記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記第1サブ熱交開閉弁は、流量調整弁である、
    請求項11に記載の冷凍サイクル装置。
  13. 前記第1サブ熱交開閉弁を制御する制御部(9)をさらに備えており、
    前記制御部は、前記中間インジェクション管を流れる前記メイン冷媒の前記エコノマイザ熱交換器の出口における温度、又は、前記メイン冷媒の前記メイン圧縮機の圧縮行程の途中部分における温度に基づいて、前記第1サブ熱交開閉弁を制御する、
    請求項11又は12に記載の冷凍サイクル装置。
  14. 前記サブ冷媒回路は、前記第2サブ利用側熱交換器に対応して設けられた第2サブ熱交開閉弁(89b)を有している、
    請求項11〜13のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  15. 前記第2サブ熱交開閉弁は、流量調整弁である、
    請求項14に記載の冷凍サイクル装置。
  16. 前記メイン冷媒は、二酸化炭素であり、
    前記サブ冷媒は、GWPが750以下のHFC冷媒、HFO冷媒、又は、HFC冷媒とHFO冷媒との混合冷媒である、
    請求項1〜15のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  17. 前記メイン冷媒は、二酸化炭素であり、
    前記サブ冷媒は、二酸化炭素よりも成績係数が高い自然冷媒である、
    請求項1〜15のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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