JP2020056203A - キッチン用シンク - Google Patents

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雅弘 大山
Masahiro Oyama
雅弘 大山
馨 和泉田
Kaoru Izumida
馨 和泉田
徹 石川
Toru Ishikawa
徹 石川
昌広 梅島
Masahiro Umeshima
昌広 梅島
久美子 吉田
Kumiko Yoshida
久美子 吉田
園子 吉田
Sonoko Yoshida
園子 吉田
正人 柳
Masato Yanagi
正人 柳
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Abstract

【課題】清浄性の確保と共に利便性を高める。【解決手段】シンク100は、左端部において幅方向に延びる主領域(第1領域)Ar1と、右端部において2分割された第2領域Ar2、第3領域Ar3を有する。第1領域Ar1は最も深く、第3領域Ar3は最も浅く、第2領域Ar2は、その中間の深さを有する。第1領域Ar1の底壁6(1)は排水口8に向けて傾斜している。第2領域Ar2の底壁6(2)は第1領域Ar1に向けて傾斜している。第3領域Ar3の底壁6(3)は第1領域Ar1又は第2領域Ar2に向けて傾斜している。第1領域Ar1はシンク100の幅方向に延びる一対のリブ14を有し、この一対のリブ14によって水切りプレートやまな板を水平に且つ任意の箇所に設置できる。【選択図】図2

Description

本発明は調理場の流し台つまり食器や食材の洗い場を構成するシンクに関する。
生活様式の変遷に伴い対面式のキッチンが普及している(特許文献1)。対面式のキッチンは、システムキッチンを囲んで挟んで、調理学習や家族が一緒に調理を楽しむ場を提供できる。
日本は、伝統的に新鮮な食材をお刺身として生で食べたり、魚をさばいたり、野菜を千切りにして食べるなどの食文化を有しているため調理場に対して清浄性を求める。
特許文献2は外周縁に段部を備えたシンクを提案している。このシンクの段部はシンクの全周に連続しており、この段部に水切り板を設置することを提案している。水切り板は段部に支持された状態で左右にスライド可能である。
特許文献3は、システムキッチンのシンクにおいて、その全周に亘って延びる段部を有している。また、シンクはシステムキッチンのコンロ部まで延長されており、このコンロ部に相当するシンク底壁から複数のガス管を起立させて、この複数のガス管の上端にバーナヘッドを装着することを提案している。そして、シンクの全周に亘って延びる段部を利用して、複数のバーナヘッドを覆うコンロトップを段部に掛け渡すことを提案している。また、特許文献3のシンクは、段部に掛け渡した板状の作業台を有し、この作業台は、左右にスライド可能である。コンロ部の底部分がシンクの一部を構成していることから、コンロ部を水洗いすることができる。また、後片づけした後、作業台、コンロトップは、シンクの壁に立て掛けることができる。
特開2006−149727号公報 実開平2−66878号公報 特開2008−154730号公報
特許文献2、3は水を使って清浄に保つことができることから、日本の食文化に合致したシンクであると言うことができる。
本発明の目的は、日本の食文化に合致した清浄性の確保と共に利便性を高めることのできるキッチン用シンクを提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
排水口に向けて水が流れ落ちるように傾斜した底壁を備えた主領域と、
該主領域よりも浅い少なくとも1つの他の領域とを有し、
該他の領域の底壁が前記主領域に向けて傾斜していることを特徴とするキッチン用シンクを提供することにより達成される。
本発明によれば、主領域よりも浅い他の領域の底壁が主領域に向けて傾斜していることから、該他の領域の水は自然に主領域に流れ落ち、主領域の水は排水口を通じて外部に排出される。したがって、シンクの全領域を水洗いして清潔に保つことができる。また、主領域で洗った食器や食材を他の領域に仮置きすることで水切りすることができる。
例えば、他の領域を深さの異なる2つの領域で構成し、主領域、この主領域よりも浅い第2領域、この第2領域よりも浅い第3領域でシンクを構成し、第2領域の底壁を主領域に向けて傾斜させ、第3領域の底壁を主領域に向けて傾斜させることで、複数人で作業を行う場合に、第1の者が主領域で作業し、第2の者が第2領域で作業を行い、第3領域を仮置き場として利用することができる。第3領域の底壁を第2領域に向けて傾斜させ、第3領域の水を第2領域を介して主領域に流れ落ちるようにしてもよい。
本発明の他の目的、作用効果は、後に説明する本発明の複数の具体例の詳しい説明から明らかになろう。
第1実施例のシンクの平面図である。 第1実施例のシンクの斜視図である。 図1のIII−III線に沿って切断した断面図である。 第1実施例のシンクの主領域である第1領域にプレート部材(水切りプレート)を設置した状態を説明するための図であり、図1に対応した平面図である。 図4と同様に第1実施例のシンクの主領域である第1領域にプレート部材(水切りプレート)を設置した状態を示す図であり、プレート部材を第1領域の任意の箇所に設置可能であることを説明するための図である。 第1実施例のシンクをシステムキッチンに組み込んだ例を説明するための図である。 第2実施例のシンクの平面図である。 第2実施例のシンクの斜視図である。 第2実施例のシンクにおいて、主領域である第1領域およびこれに隣接した第2領域の夫々にプレート部材を配置した例を説明するための図である。 図9に対応して、第1領域に水切りプレートを設置し、第2領域にまな板を設置した例を説明するための図である。 第3実施例のシンクの平面図である。 第3実施例のシンクの斜視図である。 第3実施例のシンクの主領域つまり第1領域にプレート部材を設置した状態を説明するための平面図である。 図13に対応した斜視図である。 第4実施例のシンクの平面図である。 第4実施例のシンクの斜視図である。 第4実施例のシンクの主領域である第1領域にプレート部材を設置した状態を説明するための平面図である。 図17に対応した斜視図である。 第4実施例のシンクの第1領域に隣接した第2領域又は第3領域に設けられた格子部にプレート部材を立てた状態で収容した状態を説明するための斜視図である。 第5実施例のシンクの平面図である。 第5実施例のシンクの斜視図である。 図21に対応する図であり、主領域つまり第1領域に隣接した排水領域に立体形状の目皿を配置した例を説明するための図である。 第6実施例のシンクの平面図である。 第6実施例のシンクの斜視図である。 第6実施例のシンクの主領域である第1領域にプレート部材を配置した状態を説明するための平面図である。 第6実施例のシンクの第1領域に隣接した第5領域(排水口を備えた領域)に設けられた複数段のリブの各段毎にプレート部材を収容した状態を説明するための斜視図である。
以下に、添付の図面に基づいて本発明に従うシンクを説明する。
第1実施例(図1ないし図6)
図1ないし図5は第1実施例のシンク100を示し、図6はシンク100の適用例を示す。図1は平面図である。図2は斜視図である。シンク100は平面視横長の矩形の形状を有する。シンク100は、その開口上端に、外方に広がる周囲フランジ2を有し、周囲フランジ2は、シンク100の全周に亘って連続して延びている。シンク100は、周囲フランジ2よりも低位に且つその内周側近傍に周囲段部4を有し、周囲段部4はシンク100の全周に亘って連続して延びている。なお、周囲段部4は必須ではなく、シンク100から周囲段部4を省いてもよい。
以下の説明において、シンク100の特定において、図1の左右方向を「長手方向」と呼び、図1の上下方向を「幅方向」と呼ぶ。シンク100は、その底壁が段付き構造を有している。以下の説明において、シンク100の主なる領域を「第1領域Ar1」と呼び、この第1領域Ar1よりも浅い領域を「第2領域Ar2」と呼び、この第2領域Ar2よりも浅い領域を「第3領域Ar3」と呼ぶ。
第1実施例のシンク100について具体的に説明すると、シンク100は、その底壁の高さ位置つまり深さの相違によって第1ないし第3の3つの領域Ar1ないしAr3に区分されている。図1を参照して、シンク100は、長手方向つまり左右方向に2分割されている。長手方向の一端部である左側の比較的大きな平面視矩形の主領域である第1領域Ar1はシンク100の幅方向に一杯に延びている。シンク100の長手方向の他端部である右側は、シンク100の幅方向に2分割され、これにより比較的小さな平面視矩形の第2領域Ar2、第3領域Ar3が形成されている。
図示の例では、第2領域Ar2と第3領域Ar3とは平面視したときに同じ大きさを有しているが、例えば第2領域Ar2を比較的大きく、第3領域Ar3を相対的に小さく設計してもよい。変形例として、左側と右側とを反転させ、シンク100の長手方向他端部である右側に第1領域Ar1を設け、シンク100の長手方向一端部である左側に第2、第3領域Ar2、Ar3を設けてもよい。また、図1において、第2領域Ar2がシンク100の幅方向一端部である上に図示され、第3領域Ar3がシンク100の幅方向他端部である下に図示されているが、変形例として、この配置を反転させて、図1において、第2領域Ar2をシンク100の幅方向他端部(図1において下方)に、第3領域Ar3をシンク100の幅方向一端部(図1において上方)に配置してもよい。
第1領域Ar1、第2領域Ar2、第3領域Ar3は、前述したように、深さが異なっており、主領域である第1領域Ar1の底壁6(1)が最も低位に位置している。そして、第3領域Ar3が最も浅く、第2領域Ar2は、第1領域Ar1と第3領域Ar3の中間の深さを有している。各領域の深さを具体的に説明すると、第1領域Ar1は約350mmの深さを有し、第2領域Ar2は約200mmの深さを有し、第3領域Ar3は約50mmの深さを有する。
主領域の第1領域Ar1には、シンク100の幅方向中央部分に排水口8が設けられている。第1領域Ar1の底壁6(1)は、排水口8に向けて若干傾斜した形状を有し、第1領域Ar1の水は排水口8に向けて自然に流れることができる。第2領域Ar2の底壁6(2)は第1領域Ar1に向けて傾斜している。また、第3領域Ar3の底壁6(3)は、第1領域Ar1又は第2領域Ar2に向けて傾斜している。これにより、最も底が浅い第3領域Ar3の水は自然に第1領域Ar1又は第2領域Ar2に流れ落ち、また、第2領域Ar2の水は自然に第1領域Ar1に流れ落ちることができる。
上記のように、シンク100は、深さの異なる3つの領域Ar1ないしAr3を有し、そして、各領域Ar1ないしAr3の水が自然に主領域つまり第1領域Ar1を通じて排水口8に流れ落ちるように構成されている。この構成により、水を使って各領域Ar1ないしAr3を清浄に保つことができるだけでなく、例えば第1領域Ar1で洗った食器や食材を第2領域Ar2、第3領域Ar3に仮置きすることで水切りすることができる。また、複数人で作業を行う場合、第1の者が第1領域Ar1で作業し、第2の者が第2領域Ar2で作業を行い、第3領域Ar3を仮置き場として利用することができる。
図3を参照して、主領域である第1領域Ar1において、シンク100の長手方向端壁10と、第1領域Ar1と第2及び第3領域Ar2、Ar3との境界を構成する長手方向中間壁12と、の夫々にリブ14が形成されている。一対のリブ14は、シンク100の幅方向に延びている。一対のリブ14は、図3から分かるように、プレート部材Pmを水平に維持する支持機能を有している。一対のリブ14の代わりに、これを段部で構成してもよい。リブ14又はこれに代わる段部を総称する用語として「支持部」という。第1実施例では、一対の支持部(リブ14)が第1領域Ar1においてシンク100の幅方向に一杯に延びている。
プレート部材Pmは、第1領域Ar1をシンク100の幅方向(図1の上下方向)に2等分したときの面積と略等しい大きさを有する平面視矩形の形状を有している。換言すれば、プレート部材Pmは、第2領域Ar2または第3領域Ar3の面積と略等しい大きさを有している。したがって、プレート部材Pmを第1領域Ar1に配置すると、このプレート部材Pmは一対のリブ14に掛け渡された状態で、この一対のリブ14によって第1領域Ar1の底壁6(1)から上方に離れた高さレベルで水平状態に支持される(図3)。
プレート部材Pmは平面視矩形のステンレス製の板部材であり、数多くの透孔を備えた水切りプレート、まな板、複数のバーを互いに平行に配置した格子状部材がプレート部材Pmとして用意される。
このプレート部材Pmは第1領域Ar1において、図4、図5から分かるように、一対のリブ14つまり「支持部」によって水平に支持される。そして、プレート部材Pmはシンク100の幅方向(図1の上下方向)にスライド可能であり、シンク100の幅方向において任意の箇所に設置可能である。図示の例では、水切りプレートがプレート部材Pmとして図示されている。図中、Thは水切りプレートの透孔を示す。
第1実施例のシンク100は、図6から分かるように、対面式のシステムキッチン20に組み込むことが可能である。システムキッチン20は、シンク100に対応して第1、第2の水栓22、24が配置される。第1の水栓22は、第1領域Ar1の左隣りに配置され、好ましくはシンク100の幅方向中央に配置される。第2水栓24は、第2、第3領域Ar2、Ar3の右隣りに配置され、好ましくは第2、第3領域Ar2、Ar3の境界に配置される。
第1実施例のシンク100の使い方を例示すれば、主領域つまり第1領域Ar1で野菜や食器を洗い、また、第1領域Ar1で例えば泥付きの野菜を洗うときに、プレート部材Pmとして水切りプレートや格子状の部材を使って、第1の水栓22から水を流しながらプレート部材Pmの上で野菜を洗うことができる。また、第1領域Ar1に、プレート部材Pmとしてまな板を設置し、このまな板の上で野菜を切る、あるいは魚をさばくことができる。
第1領域Ar1で使用していないプレート部材Pmは、第2領域Ar2や第3領域Ar3に置き、洗浄後の野菜や食器の仮置き場として利用することができる。
勿論、上記の使用例は一例に過ぎない。例えば、第2領域Ar2の底壁6(2)に、水切りプレート、格子状部材、まな板から選択した任意のプレート部材Pmを配置し、その上で、野菜の水洗いや、まな板の上で、底壁6(2)を傷つけることなく、魚をさばく作業を第2水栓24から水を流しながら行うことができる。
第2実施例(図7〜図10)
図7〜図10は第2実施例のシンク200を示す。図7は平面図である。図8は斜視図である。第2実施例のシンク200は、長手方向に略2等分割された第1領域Ar1と第2領域Ar2とを有し、主領域である第1領域Ar1は更に図7において右上の角隅部に比較的小さな第4領域(排水領域)Ar4を有し、この第4領域Ar4に排水口8が設けられている。第4領域つまり排水領域Ar4は、主領域つまり第1領域Ar1よりも更に深い。ちなみに、このシンク200において、第1領域Ar1の深さは約220mmであり、第2領域Ar2の深さは約120mmである。図示のシンク200は、第1実施例で説明した周囲段部4を備えていないが、図7に仮想線で図示したように周囲段部4を備えていてもよい。
図7を参照して、第1領域Ar1がシンク200の長手方向他端部(図7において右側)に設けられ、第2領域Ar2がシンク200の長手方向一端部(図7において左側)に設けられているが、この配置を反転させて、第1領域Ar1を図7において左側に配置させてもよい。
図7、図8を参照して、第2領域Ar2はその底壁6(2)が第1領域Ar1に向けて傾斜しており、第2領域Ar2の水は自然に第1領域Ar1に流れ落ちるように設計されている。また、第1領域Ar1の底壁6(1)は、第4領域Ar4に向けて傾斜しており、第1領域Ar1の水は自然に第4領域Ar4に流れ落ちて排水口8を通じて外部に排出される。
第2実施例のシンク200は、深さの異なる2つの領域Ar1、Ar2を有し、そして、各領域Ar1、Ar2の水が自然に主領域つまり第1領域Ar1を通じて排水口8に流れ落ちるように構成されている。この構成により、水を使って各領域Ar1、Ar2を清浄に保つことができるだけでなく、例えば第1領域Ar1で洗った食器や食材を第2領域Ar2に仮置きすることで水切りすることができる。
第2実施例のシンク200において、第1領域Ar1は、その上方に向けた開口の周縁において、第2領域Ar2に連続する部分を除いて3方の周縁が段部30で構成され、この段部30は、第2領域Ar2の底壁6(2)と実質的に同じ高さレベルに配置されている。
図8、図9を参照して、シンク200の周囲フランジ2において、シンク200の幅方向に互いに対抗して平行に延びるフランジ部分2a、2bを利用してプレート部材Pmが設置可能である。換言すれば、平面視長方形のプレート部材Pmは、その長さ寸法Lp(L)(図9)が、一対の互いに平行に延びるフランジ部分2a、2bの間の離間距離と実質的に同じになるように設計されている。これにより、プレート部材Pmの長手方向をシンク200の幅方向(図9において上下方向)に整合させることで、プレート部材Pmを一対のフランジ部分2a、2bに掛け渡した状態で配置することができる。好ましくは、プレート部材Pmの長手方向寸法Lp(L)(図9)が、第1領域Ar1の長手方向寸法Lar(1)(図7)よりも若干長く設計されている。これにより、プレート部材Pmの長手方向をシンク200の長手方向に整合させた状態で、第1領域Ar1の長手方向他端部(図9の右端部)に位置する段部30と第2領域Ar2の底壁6(2)との間に掛け渡すことができる(図9、図10)。
なお、図9は、第2領域Ar2にプレート部材Pmとして水切りプレートを配置し、主領域である第1領域Ar1にプレート部材Pmとしてまな板を設置した例を図示しているが、まな板を第2領域Ar2に設置し、水切りプレートを第1領域Ar1に設置してもよい(図10)。
この第2実施例のシンク200の変形例として、シンク200の幅方向に互いに対抗する側壁32、34(図8)において、同じ高さレベルに、図3を参照して説明したリブ14を設けてもよい。このリブは、第2領域Ar2だけであってもよいが、好ましくは、第2領域Ar2から第1領域Ar1に亘ってシンク200の長手方向に連続して延びていてもよい。これにより、一対のリブ14を使ってプレート部材Pmをシンク200の長手方向の一端から他端までの任意の位置に配置させることができる。
第3実施例(図11〜図14)
図11〜図14は第3実施例のシンク300を示す。図11は平面図である。図12は斜視図である。シンク300は長手方向に2分割されて第1領域Ar1と第3領域Ar3とを含み、第1領域Ar1は排水口8を備えている。この排水口8は、好ましくは、主領域つまり第1領域Ar1よりも更に深い第4領域Ar4に設けるのがよい。変形例として、第3領域Ar3を第2領域Ar2に置換してもよいし、また、2つの第3領域Ar3で第1領域Ar1を挟む構成を採用してもよい。
図11を参照して、第3領域Ar3に比べて、主領域つまり第1領域Ar1が相当に大きな面積を占めている。第3領域Ar3の底壁6(3)は、第1領域Ar1に傾斜しており、第3領域Ar3の水は自然に第1領域Ar1に流れ落ちることができる。
第3実施例のシンク300は、大きな主領域つまり第1領域Ar1の隣に、比較的浅い且つ相対的に小さな第3領域Ar3を有し、この第3領域Ar3の水が自然に主領域つまり第1領域Ar1を通じて排水口8に流れ落ちるように構成されている。この構成により、水を使って各領域Ar1、Ar3を清浄に保つことができるだけでなく、例えば第1領域Ar1で洗った食器や食材を第3領域Ar3に仮置きすることで水切りすることができる。
第3実施例のシンク300は周囲フランジ2および周囲段部4を備えている。シンク300の全周に亘って延びる周囲段部4のうちシンク300の幅方向に対抗する段部部分4aと4b(図11)は、プレート部材Pmを支持する機能が付与されている。すなわち、プレート部材Pmは、互いに対抗する段部部分4aと4bとの間の距離に相当する幅寸法Wp(図13)を有し、プレート部材Pmは、シンク300の長手方向の一端から他端までの任意の箇所に配置することができる。
また、第3領域Ar3は、第1領域Ar1で洗浄した食器や食材を置くための水切り棚として利用できるし、プレート部材Pmとしてのまな板を第3領域Ar3に配置させて、このまな板の上で食材を切ったり、魚をさばいたりすることもできる。
第4実施例(図15〜図19)
図15〜図19は第4実施例のシンク400を示す。図15は平面図である。図16は斜視図である。シンク400は、その長手方向に2分割され、主領域つまり第1領域Ar1と、第2領域Ar2又は第3領域Ar3と、を有する。図示の例では、第2領域Ar2又は第3領域Ar3が長手方向一端部(図15において左側)に配置されているが、この第2領域Ar2又は第3領域Ar3を長手方向他端部(図15において右側)に配置してもよい。第2領域Ar2又は第3領域Ar3の底壁6(2)又は6(3)は、第1領域Ar1に向けて傾斜しており、第2領域Ar2又は第3領域Ar3の水は自然に第1領域Ar1に流れ落ちることができる。主領域つまり第1領域Ar1の角隅部(第2領域Ar2又は第3領域Ar3から離れた箇所)には排水口8が設けられており、この排水口8の部分を、第1領域Ar1よりも更に深い第4領域(排水領域)Ar4として構成してもよい。
シンク400は、第2領域Ar2又は第3領域Ar3において、周囲フランジ2よりも若干低位の高さレベルに配置され且つシンク400の幅方向に直線状に延び且つシンク400の長手方向に離間した複数のバー40aで構成された格子部40を有する。すなわち、各バー40aはシンク400の幅方向に直線状に延びている。また、プレート部材Pmは平面視長方形の形状を有する。
第4実施例のシンク400は、主領域つまり第1領域Ar1の隣に、格子部40を備えた第2領域Ar2又は第3領域Ar3を有し、この第2領域Ar2又は第3領域Ar3の水が自然に第1領域Ar1に流れ落ちることから、第1領域Ar1で水洗いした食材や食器を格子部40に置くことで水切りすることができる。
シンク400において、第1領域Ar1を規定する長手方向端壁42(図16)には、前述した格子部40と同じ高さレベルにリブ又は段部44が形成され、このリブ又は段部44は、シンク400の幅方向に一杯に延びている。
プレート部材Pmの長手方向寸法Lp(L)(図17)は次のように設定されている。第1領域Ar1の端壁42のリブ又は段部44と、格子部40を構成するバー40aのうち最も第1領域Ar1に近いバー40a(1)とにプレート部材Pmを掛け渡すことできる寸法となるように、プレート部材Pmの長手方向寸法Lp(L)が設定されている。
これにより、プレート部材Pmの長手方向をシンク400の長手方向に整合させてリブ又は段部44と格子部40とに掛け渡すことで、プレート部材Pmを第1領域Ar1に設置することができる(図17、図18)。これにより、主領域つまり第1領域Ar1において、この第1領域Ar1に配置した水栓から水を流しながら、プレート部材Pmとしてまな板を使って野菜や魚を切ることができる。
また、第2領域Ar2又は第3領域Ar3の格子部40は、洗浄した後の食器や食材の仮置き場として利用できるだけでなく、プレート部材Pmを立てた状態で収納することができる(図19)。好ましくは、第2領域Ar2又は第3領域Ar3の幅方向の寸法つまりシンク400の幅方向の寸法は、プレート部材Pmの長手方向寸法Lp(L)と略等しいか又は若干大きい寸法に設定するのが好ましい。これにより、プレート部材Pmの長手方向をシンク400の幅方向に整合させた状態(図19)で格子部40に収納することができる。なお、プレート部材Pmを第2領域Ar2又は第3領域Ar3の底壁6(2)又は6(3)の上に収容することもできる。
第5実施例(図20〜図22)
図20〜図22は第5実施例のシンク500を示す。図20は平面図である。図21は斜視図である。シンク500は、主領域つまり第1領域Ar1に加えて、これよりも更に深い第4領域つまり排水領域Ar4を有している。第4領域Ar4は図20において左上に配置され、この右隣にデッキ50が設けられている。主領域つまり第1領域Ar1の底壁6(1)は第4領域(排水領域)Ar4に向けて傾斜している。
すなわち、第4領域Ar4は、図示の例では、主領域つまり第1領域Ar1の長手方向左端部の角部において、これをシンク500の幅方向に拡大する形態で配置されている。すなわち、シンク500はデッキ50を有し、デッキ50の側壁52と、これに対抗する側壁54(図21)とで第1領域Ar1が規定され、そして、デッキ50の欠落部分(図20の左上の箇所)に第4領域(排水領域)Ar4が配置されている。
デッキ50の側壁52には、第1領域Ar1に臨んで開口する凹部56(図21)が設けられており、この凹部56に例えば食器洗い用のスポンジなどを収納することができる。
第4領域Ar4は、立体的な形状に成型された目皿58(図22)で覆い隠されており、この目皿58は洗剤ボトルの置き場として利用可能である。また、目皿58によって外から排水口を見えないようにすることができる。
図20ないし図22において参照符号60は水栓の設置孔を示し、水栓設置孔60はデッキ50に形成されている。
第5実施例のシンク500の変形例として、第1領域Ar1をシンク500の長手方向に分割して、第4領域Ar4つまり排水領域とは反対側(図20において右側)に第2領域Ar2又は第3領域Ar3を設け、この第2領域Ar2又は第3領域Ar3の水が自然に第1領域Ar1に流れ落ちるように傾斜した底壁6(2)又は6(3)にするのがよい。また、例えば、図20において、左側に第1領域Ar1、その右側に第2領域Ar2、その右側に第3領域Ar3を設け、各領域Ar1、Ar2、Ar3の水が自然に排水口8に流れ落ちるように構成してもよい。
このように、主領域つまり第1領域Ar1の隣りに、第2領域Ar2や第3領域Ar3を設けることにより、第1領域Ar1で水洗いした食材や食器を第2領域Ar2や第3領域Ar3に置くことで水切りすることができる。
第6実施例(図23〜図26)
図23〜図26は第6実施例のシンク600を示す。図23は平面図である。図24は斜視図である。シンク600は、主領域つまり第1領域Ar1と第5領域Ar5とを有し、図示の例では、シンク600は、全域において、実質的の同じ高さレベルの底壁6を有している。そして、底壁6は、排水口8に向けて傾斜している。これにより、底壁6の水は自然に排水口8に流れ落ちることができる。変形例として、シンク600は、上述した深さの異なる第2、第3領域Ar2、Ar3の少なくとも一方の領域を含んでいてもよい。
第5領域Ar5は、主領域つまり第1領域Ar1の長手方向端部において、これを幅方向に拡大する形態で配置されている。図23において右側に片寄せして配置された第5領域Ar5は、第5実施例などで説明した第4領域(排水領域)Ar4と同様に排水口8が設けられており、この第5領域Ar5を上述した第4領域Ar4と同様に、第1領域Ar1よりも更に深くなるように設計してもよい。
第5領域Ar5を規定し且つシンク600の長手方向に互いに対抗する第5領域Ar5の2つの側壁62、64(図24、図26)には、上下方向に離間した複数のリブ66が形成されている。そしてこの複数段のリブ66によって複数のプレート部材Pmを上下に離間した状態で収容することができる(図26)。
この第5領域Ar5に例えば水切りプレートや格子状部材のプレート部材Pmを設置することで、主領域つまり第1領域Ar1で水洗いした食材や食器を水切りプレートや格子状部材の上に置いて水切りすることができる。
シンク600において、主領域つまり第1領域Ar1の幅方向に対抗する側壁68、70(図24)には、シンク600の長手方向且つ水平に延びるリブ72が設けられ(図23)、第1領域Ar1において、この一対のリブ72によってプレート部材Pmを支持することができる(図25)。
プレート部材Pmは平面視長方形の形状を有し、その長手方向長さ寸法Lp(L)(図25)は、上記一対のリブ72の離間距離つまり側壁68、70(図24)の離間距離と実質的に同じである。更に、第5領域Ar5の2つの側壁62、64(図26)の間の離間距離をプレート部材Pmの長手方向長さ寸法Lp(L)と実質的に同じに設計することにより、第5領域Ar5の上下複数段のリブ66を使ってまな板、格子状部材などの複数種類のプレート部材Pmを上下に離間した状態で収容することができる。
第6実施例のシンク600の変形例として、主領域つまり第1領域Ar1を分割して、図25において左側に第2領域Ar2又は第3領域Ar3を設けてもよい。この変形例によれば、シンク600は、左側に第2又は第3領域Ar2又はAr3、右側に第1領域Ar1を有し、この第1領域Ar1を拡大する形態で第5領域Ar5を有する。
このように、主領域つまり第1領域Ar1の隣りに第2領域Ar2又は第3領域Ar3を設けることにより、第1領域Ar1で水洗いした食材や食器を第2領域Ar2や第3領域Ar3に置くことで水切りすることができる。
100 第1実施例のシンク
200 第2実施例のシンク
300 第3実施例のシンク
400 第4実施例のシンク
500 第5実施例のシンク
600 第6実施例のシンク
2 周囲フランジ
4 周囲段部
Ar1 第1領域(主領域)
Ar2 第2領域(主領域よりも浅い)
Ar3 第3領域(第2領域よりも浅い)
Ar4 第4領域(排水領域)
6(1) 第1領域の底壁
6(2) 第2領域の底壁
6(3) 第3領域の底壁
8 排水口
10 長手方向端壁(リブが設置されている)
12 長手方向中間壁(リブが設置されている)
14 第1領域の一対のリブ
Pm プレート部材(まな板、水切りプレート、格子状部材)
Ar5 第6実施例の第5領域(排水領域)
62 第5領域Ar5の側壁
64 第5領域Ar5の側壁
66 第6実施例において第5領域に設けられた一対のリブ
72 第6実施例において第1領域に設けられた一対のリブ

Claims (5)

  1. 排水口に向けて水が流れ落ちるように傾斜した底壁を備えた主領域と、
    該主領域よりも浅い少なくとも1つの他の領域とを有し、
    該他の領域の底壁が前記主領域に向けて傾斜していることを特徴とするキッチン用シンク。
  2. 前記主領域に隣接して、該主領域よりも深い排水領域を更に有し、
    該排水領域に排水口が設けられている、請求項1に記載のキッチン用シンク。
  3. 前記主領域を規定する互いに平行に且つ対抗する側壁が、水平に延びる一対の支持部を有し、
    該一対の支持部によってプレート部材を支持可能である、請求項1又は2に記載のキッチン用シンク。
  4. 前記シンクの開口周縁に周方向に連続して延び且つ外方に向けて延びる周囲フランジと、
    該周囲フランジに隣接して周方向に延びる周囲段部とを有し、
    該周囲段部のうち互いに対抗して位置し且つ平行に延びる段部部分によってプレート部材を支持可能である、請求項1又は2に記載のキッチン用シンク。
  5. 前記プレート部材が、平面視矩形のまな板、水切りプレート又は格子状部材である、請求項3又は4に記載のキッチン用シンク。
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