JP2020055768A - 有機エレクトロルミネッセンス素子及び材料 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子及び材料 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明が解決しようとする課題は、素子に使用した場合に低い駆動電圧、高い発光効率、高い発光の色純度及び長い発光寿命を有する青色のリン光発光性金属錯体を提供することである。さらに、当該金属錯体を含む有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することである。【解決手段】 本願発明は下記の一般式(I)ML1mL2n(I)で表される化合物を提供し、併せて当該化合物を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は有機エレクトロルミネッセンス素子及び材料に関する。
有機エレクトロルミネッセンス素子は、有機(金属)化合物からなる発光材料を含む発光層、電子輸送層、正孔輸送層及び電極によって構成される。発光層に電子及びホールを注入することによって、注入された電子とホールが再結合しエネルギーが発生する。当該素子は、そのエネルギーが発光材料を励起させ発光する現象を利用した素子である。
有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率を向上させる目的で、種々のリン光発光性金属錯体が開発されてきた(特許文献1、2)。これまでに、種々の青色発光を示すリン光発光性金属錯体が報告されてきたが、それらは素子に使用した場合の駆動電圧、電流効率、発光の色純度及び素子寿命が十分ではなかった(特許文献3、4、5)。
US6303238B1号公報 US2002/0034656A1号公報 US2015/0014675A1号公報 特開2015−113283号公報 US2016/0133861A1号公報 特開2004−067658号広報 特表2004−533430号広報
本発明が解決しようとする課題は、素子に使用した場合に低い駆動電圧、高い電流効率、高い発光の色純度及び長い発光寿命を有する青色のリン光発光性金属錯体を提供することである。さらに、当該金属錯体を含む有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意研究を行った結果、下記の一般式(I)で表される化合物の開発に至った。すなわち、本願発明は一般式(I)
ML (I)
(式中、Mは元素周期表における8族から11族の金属を表し、
は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1)
Figure 2020055768
(式中、破線はMとの結合位置を表し、
、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子又は置換基を表すが、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び/又は=C(R)−は各々独立して=N−を表しても良く、RとR、RとR、RとR、RとR及び/又はRとRとが縮合環を形成しても良く、但し、R、R、R、R、R及びRのうち少なくとも1つはRで表される置換されても良いアミノ基を表す。)で表される基を表し、
は複数存在する場合は各々独立してMと結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
mは1から3の整数を表し、
nは0から2の整数を表すが、m+nは2又は3を表す。)で表される化合物を提供し、併せて当該化合物を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子、当該化合物を用いた樹脂、樹脂添加剤、オイル、フィルター、接着剤、粘着剤、油脂、インキ、医薬品、化粧品、洗剤、建築材料、包装材、液晶材料、有機EL材料、有機半導体材料、電子材料、表示素子、照明素子、電子デバイス、通信機器、自動車部品、航空機部品、機械部品、電子部品、試薬、水素化還元用触媒、改質触媒、選択酸化触媒、燃料電池用電極触媒、光電変換材料、農薬及び食品を提供する。
本願発明の化合物は、素子に使用した場合に低い駆動電圧、高い電流効率、高い発光の色純度及び長い発光寿命を有することから、有機エレクトロルミネッセンス素子の構成部材として有用である。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の構成の一例を模式的に示す図
本願発明は一般式(I)で表される化合物を提供し、併せて当該化合物を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子、当該化合物を用いた樹脂、樹脂添加剤、オイル、フィルター、接着剤、粘着剤、油脂、インキ、医薬品、化粧品、洗剤、建築材料、包装材、液晶材料、有機EL材料、有機半導体材料、電子材料、表示素子、照明素子、電子デバイス、通信機器、自動車部品、航空機部品、機械部品、電子部品、試薬、水素化還元用触媒、改質触媒、選択酸化触媒、燃料電池用電極触媒、光電変換材料、農薬及び食品を提供する。
一般式(I)において、Mは元素周期表における8族から11族の金属を表す。金属錯体の発光効率、素子寿命、合成の容易さ、原料の入手の容易さの観点から、Mはイリジウム、ロジウム、パラジウム、白金、金、オスミウム又はルテニウムから選ばれる金属であることが好ましく、Mはイリジウム、白金、金又はオスミウムから選ばれる金属であることがより好ましく、Mはイリジウム、白金又は金から選ばれる金属であることがさらに好ましく、Mはイリジウム又は白金から選ばれる金属であることがさらにより好ましく、Mはイリジウムであることが特に好ましい。
一般式(I)において、Lは下記の一般式(I−L1)
Figure 2020055768
(式中、破線はMとの結合位置を表し、
、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子又は置換基を表すが、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び/又は=C(R)−は各々独立して=N−を表しても良く、RとR、RとR、RとR、RとR及び/又はRとRとが縮合環を形成しても良く、但し、R、R、R、R、R及びRのうち少なくとも1つはRで表される置換されても良いアミノ基を表す。)で表される基を表す。
一般式(I)において、R、R、R、R、R及びRのうち少なくとも1つはRで表される置換されても良いアミノ基を表す。金属錯体の発光効率、素子寿命、蒸着の容易さ、安定性、合成の容易さ、原料の入手の容易さの観点から、R、R、R、R、R及びRのうち1つから4つがRで表される置換されても良いアミノ基を表すことが好ましく、R、R、R、R、R及びRのうち1つから3つがRで表される置換されても良いアミノ基を表すことがより好ましく、R、R、R、R、R及びRのうち1つ又は2つがRで表される置換されても良いアミノ基を表すことがさらに好ましく、R、R、R、R、R及びRのうち1つがRで表される置換されても良いアミノ基を表すことが特に好ましい。
一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(L1)
Figure 2020055768
(式中、R、R、R、R、R及びRは各々一般式(I)におけるR、R、R、R、R及びRと同様の意味を表すが、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び/又は=C(R)−は各々独立して=N−を表しても良く、RとR、RとR、RとR、RとR及び/又はRとRとが縮合環を形成しても良く、但し、R、R、R、R、R及びRのうち少なくとも1つはRで表される置換されても良いアミノ基を表す。)で表される化合物を配位子として有する。
1位の窒素原子上にアリール基を置換基として有する1,2,3−トリアゾール環を配位子として有する金属錯体は、HOMOエネルギー準位が比較的低いことが知られている。そのため、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光層に用いた場合、ホール及び電子の注入バランスが悪く、その結果、素子の発光効率が低いこと及び発光寿命が短いことが問題であった。発明者らは、1位の窒素原子上にアリール基を置換基として有する1,2,3−トリアゾール環を配位子として有する金属錯体の配位子上に置換されても良いアミノ基を導入することにより、金属錯体のHOMOエネルギー準位を高くすることが可能であり、且つ、HOMO−LUMOエネルギー差を大きくすることが可能であることを見出した。その結果、ホール及び電子の注入バランスが改善され、より色純度の高い青色発光を示し、より長い素子寿命を示すリン光発光性金属錯体及び当該金属錯体を使用した有機エレクトロルミネッセンス素子の開発に至った。
一般式(L1)で表される化合物は1位の窒素原子上にアリール基を置換基として有する1,2,3−トリアゾール環によって構成される。一般式(L1)で表される配位子と金属化合物とを原料として一般式(I)で表される化合物を製造する反応において、1,2,3−トリアゾール環における2位又は3位の窒素原子が金属原子に配位した遷移状態が生じうる。1,2,3−トリアゾール環における2位の窒素原子が金属原子に配位した場合のみ、目的物を生じるが、1位の窒素原子上に置換したアリール基による立体障害のため、2位の窒素原子よりも3位の窒素原子が金属原子に配位する可能性が高い。そのため、1位にアリール基を置換基として有する1,2,3−トリアゾール環が金属原子に配位した金属錯体を合成する場合、反応が極めて低収率であることが知られている(Organometallics誌、2009年、28号、5478−5488頁)。一般式(L1)で表される配位子と金属化合物とを原料として一般式(I)で表される化合物を製造する場合、Rで表される基は1,2,3−トリアゾール環における3位の窒素原子が金属原子に配位しにくくなるように、立体的に嵩高い基であることが好ましい。
一般式(I)において、Rは水素原子又は置換基を表すが、上述の収率の観点及び金属錯体の発光効率、素子寿命、蒸着の容易さ、安定性、色純度、合成の容易さ、原料の入手の容易さの観点から、Rはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルキルチオ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアルキルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキニルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニル基、置換されていても良いアルケニルカルボニル基、置換されていても良いアルキニルカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルケニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルキニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いアリールチオ基、置換されていても良いアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールチオ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことが好ましく、Rはフッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことがより好ましく、Rはフッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことがさらに好ましく、Rは置換されていても良い炭素原子数3から10の分岐状アルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことがさらにより好ましく、Rは置換されていても良い炭素原子数3から6の分岐状アルキル基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことが特に好ましい。
一般式(I)において、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子又は置換基を表す。青色発光を示すリン光発光性金属錯体を目的とする場合、金属錯体の発光効率、素子寿命、蒸着の容易さ、安定性、合成の容易さ、原料の入手の容易さの観点から、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルキルチオ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアルキルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキニルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニル基、置換されていても良いアルケニルカルボニル基、置換されていても良いアルキニルカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルケニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルキニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いアリールチオ基、置換されていても良いアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールチオ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことが好ましく、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことがより好ましく、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子、フッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことがさらに好ましく、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことがさらにより好ましく、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、又は、Rで表される置換されても良いアミノ基を表すことが特に好ましい。有機エレクトロルミネッセンス素子の発光寿命を特に重視する場合、R、R、R、R及びRはハロゲン原子以外の基を表すことが特に好ましい。
一般式(I)において、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−は各々=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−を表すか、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−のうち1つ又は2つが=N−を表すことが好ましく、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−は各々=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−を表すか、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−のうち1つが=N−を表すことがより好ましく、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−は各々=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−を表すことが特に好ましい。
ここで、一般式(I)において、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び/又は=C(R)−は各々独立して=N−を表しても良く、とは、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−を含む環において、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び=C(R)−のうち任意の1つ以上が=N−に置き換わっても良いことを意味する。例えば、一般式(I)において=C(R)−及び=C(R)−が=N−に置き換わる場合、一般式(I−L1)で表される基は、下記の式(1a)
Figure 2020055768
で表される基を意味する。
また、一般式(I)において、RとR、RとR、RとR、RとR及び/又はRとRとが縮合環を形成しても良く、とは、RとR、RとR、RとR、RとR及び/又はRとRとが直接又は結合基を介して結合し1つの縮合環を形成しても良いことを意味する。具体例として、一般式(I)においてRとRとが縮合環を形成する場合、下記の式(1b)及び式(1c)
Figure 2020055768
で表される基が挙げられ、一般式(I)においてRとRとが縮合環を形成する場合、下記の式(1d)及び式(1e)
Figure 2020055768
で表される基を意味する。また、これらの縮合環はさらに置換されていても良い。本願発明において、縮合環を形成しても良く、又は、環を形成しても良くとは、以下同様の意味を表す。
一般式(I)において、Rは置換されても良いアミノ基を表す。金属錯体の発光効率、素子寿命、蒸着の容易さ、安定性、色純度、合成の容易さ、原料の入手の容易さの観点から、Rは下記の式(RA−1)又は式(RA−2)
Figure 2020055768
(式中、式(RA−1)において破線は結合位置を表し、式(RA−2)において任意の位置に結合手を1つ有し、RB1、RB2及びRB3は各々独立して水素原子、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基又は置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、当該アルキル基、非芳香族炭化水素環基、芳香族炭化水素環基、非芳香族複素環基及び非芳香族複素環基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、1個の−CH−又は2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−に置き換えられても良く、存在するRB1とRB2、RB2とRB3又はRB3とRB1とが環又は縮合環を形成しても良い。)から選ばれる基を表すことが好ましい。さらに、深い青色発光を示す金属錯体を目的とする場合、Rは下記の式(RA−1−1)から式(RA−2−3)
Figure 2020055768
(式中、破線は結合位置を表し、RC1及びRC2は各々独立して炭素原子数1から20の直鎖状アルキル基、炭素原子数3から20の分岐状アルキル基又は炭素原子数3から20の環状アルキル基を表すが、当該直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基及び環状アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、1個の−CH−又は2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−に置き換えられても良く、存在するRC1とRC2とが環を形成しても良く、ArC1、ArC2及びArC3は各々独立して置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基又は置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、存在するArC1とArC2、ArC2とArC3及び/又はArC3とArC1とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれるRA1で表される基を表すことが好ましく、Rは下記の式(RA−1−11)から式(RA−2−31)
Figure 2020055768
(式中、破線は結合位置を表し、RC11及びRC21は各々独立して炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基、炭素原子数3から10の分岐状アルキル基又は炭素原子数3から10の環状アルキル基を表すが、当該直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基及び環状アルキル基中の1個の−CH−又は2個以上の−CH−が各々独立して−O−に置き換えられても良く、存在するRC11とRC21とが環を形成しても良く、ArC11、ArC21及びArC31は各々独立して下記の式(ARC−1)から式(ARC−17)
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(式中、任意の位置に結合手を1つ有し、任意の−CH=は各々独立して−N=に置き換えられても良く、−CH−は各々独立して−O−、−S−、−NR−(式中、Rは水素原子又は炭素原子数1から20のアルキル基を表す。)、−CS−又は−CO−に置き換えられても良いが、−O−O−結合を含まない。また、これらの基は無置換又は1つ以上のLによって置換されても良く、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すが、当該アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されていても良く、Lが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)から選ばれる基を表すが、存在するArC11とArC21ArC21とArC31、ArC31とArC11とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれる基を表すことがより好ましく、Rは下記の式(RA−1−12)から式(RA−2−32)
Figure 2020055768
(式中、破線は結合位置を表し、RC12及びRC22は各々独立して炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基又は炭素原子数3から10の分岐状アルキル基を表すが、存在するRC12とRC22とが環を形成しても良く、ArC12、ArC22及びArC32は各々独立して下記の式(ARC−1−1)から式(ARC−15−1)
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(式中、任意の位置に結合手を1つ有し、任意の−CH=は各々独立して−N=に置き換えられても良く、−CH−は各々独立して−O−、−S−、−NR−(式中、Rは水素原子又は炭素原子数1から20のアルキル基を表す。)、−CS−又は−CO−に置き換えられても良いが、−O−O−結合を含まない。また、これらの基は無置換又は1つ以上の上述のLによって置換されても良い。)から選ばれる基を表すが、存在するArC12とArC22ArC22とArC32、ArC32とArC12とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれる基を表すことがさらに好ましく、Rは下記の式(RA−1−13)から式(RA−1−33)
Figure 2020055768
(式中、破線は結合位置を表し、RC13及びRC23は各々独立して炭素原子数1から8の直鎖状アルキル基、炭素原子数3から8の分岐状アルキル基又は炭素原子数3から8の環状アルキル基を表すが、存在するRC13とRC23とが環又は縮合環を形成しても良く、ArC13及びArC23は各々独立して下記の式(ARC−1−2)から式(ARC−7−2)
Figure 2020055768
(式中、任意の位置に1つ結合手を有する。また、これらの基は無置換又は1つ以上のLT1によって置換されても良く、LT1はフッ素原子、炭素原子数1から8の直鎖状又は分岐状アルキル基、炭素原子数1から7の直鎖状又は分岐状アルコキシ基を表すが、LT1が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)から選ばれる基を表すが、存在するArC13とArC23とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれる基を表すことがさらにより好ましく、Rは下記の式(RA−1−14)又は式(RA−1−34)
Figure 2020055768
(式中、破線は結合位置を表し、RC14及びRC24は各々独立して炭素原子数1から3の直鎖状アルキル基又は炭素原子数3から5の分岐状アルキル基を表すが、RC14とRC24とが環を形成しても良く、ArC14及びArC24は各々独立して下記の式(ARC−1−3)から式(ARC−7−3)
Figure 2020055768
(式中、任意の位置に結合手を1つ有する。また、これらの基は無置換又は1つ以上のLT11によって置換されても良く、LT11は炭素原子数1から3の直鎖状アルキル基又は炭素原子数3から5の分岐状アルキル基を表すが、LT11が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)から選ばれる基を表すが、ArC14とArC24とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれる基を表すことが特に好ましい。Rで表される基の具体例としては、下記の式(ra11−1)から式(ra23−76)
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
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Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(式中、破線は結合位置を表す。)で表される構造が挙げられる。
一般式(I)において、R、R、R、R、R及びRのうち少なくとも1つはRで表される置換されても良いアミノ基を表す。種々の特性のうち、より色純度の高い青色発光を特に重視する場合、HOMO−LUMOエネルギー差が大きくなることから、少なくとも1つのRで表される基はR又はRの位置に置換していることが好ましい。ホール及び電子の注入バランスを特に重視する場合、HOMOエネルギー準位が高くなることから、少なくとも1つのRで表される基はRの位置に置換していることが好ましい。色純度の高い青色発光とホール及び電子の注入バランスの両方を重視する場合、HOMO−LUMOエネルギー差が大きく、HOMOエネルギー準位が高いことから、少なくとも1つのRで表される基はR又はRの位置に置換していることが好ましい。
一般式(I)において、LはMと結合する一価アニオン性の二座配位子を表す。金属錯体の発光効率、素子寿命、蒸着の容易さ、安定性、色純度、合成の容易さ、原料の入手の容易さの観点から、LにおいてMと配位する原子は、Lが複数存在する場合は各々独立して炭素原子と窒素原子、酸素原子と酸素原子、酸素原子と窒素原子又は炭素原子と炭素原子であることが好ましく、LにおいてMと配位する原子は、Lが複数存在する場合は各々独立して炭素原子と窒素原子、酸素原子と酸素原子又は酸素原子と窒素原子であることが特に好ましい。Lとしては、Lで表される配位子以外の配位子であれば良いが、例えば下記の一般式(I−L2−1)及び一般式(I−L2−2)
Figure 2020055768
(式中、破線はMとの結合位置を表し、環Cは少なくとも1つの窒素原子を有する複素環基を表し、環Dは少なくとも1つの炭素原子を有する炭化水素環基又は複素環基を表す。)から選ばれる基又はジケトン、含窒素複素環を有するカルボン酸、含窒素複素環が置換した芳香族化合物、ヒドロキシル基を有するシッフ塩基、ヒドロキシル基を有する含窒素複素環化合物が挙げられる。Lの具体例としては、下記の式(I−L2−1−1)から式(I−L2−2−4)
Figure 2020055768
(式中、破線はMとの結合位置を表し、任意の=CH−は=CR−に置き換えられても良く、任意の−NH−は−NR−に置き換えられても良く(R及びRは置換基を表す。)、さらに環が縮合していても良い。)及び式(L2−1)から式(L2−11)
Figure 2020055768
(式中、破線はMとの結合位置を表す。)で表される基が挙げられる。
一般式(I)において、mは1から3の整数を表し、nは0から2の整数を表すが、m+nは2又は3を表す。Mがイリジウム、ロジウム、ルテニウム又はオスミウムを表す場合、m+nは3を表し、Mがパラジウム、白金又は金を表す場合、m+nは2を表す。金属錯体の発光効率、素子寿命、安定性、色純度、合成の容易さ、原料の入手の容易さの観点から、m+nが3を表す場合、mは2又は3を表すことが好ましく、mは3を表すことが特に好ましく、m+nが2を表す場合、mは1又は2を表すことが好ましく、mは2を表すことが特に好ましい。
金属錯体の発光効率、素子寿命、安定性、色純度、合成の容易さ、原料の入手の容易さの観点から、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i)
11 m121 n1 (I−i)
(式中、Mはイリジウム、ロジウム、パラジウム、白金、金、オスミウム又はルテニウムから選ばれる金属を表し、
11は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i)
Figure 2020055768
(式中、破線はMとの結合位置を表し、
11はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルキルチオ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアルキルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキニルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニル基、置換されていても良いアルケニルカルボニル基、置換されていても良いアルキニルカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルケニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルキニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いアリールチオ基、置換されていても良いアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールチオ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基、又は、下記の式(RA−1−1)から式(RA−2−3)
Figure 2020055768
(式中、破線は結合位置を表し、RC1及びRC2は各々独立して炭素原子数1から20の直鎖状アルキル基、炭素原子数3から20の分岐状アルキル基又は炭素原子数3から20の環状アルキル基を表すが、当該直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基及び環状アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、1個の−CH−又は2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−に置き換えられても良く、存在するRC1とRC2とが環を形成しても良く、ArC1、ArC2及びArC3は各々独立して置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基又は置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、存在するArC1とArC2、ArC2とArC3及び/又はArC3とArC1とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれるRA1で表される基を表し、
21、R31、R41、R51及びR61は各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルキルチオ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアルキルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキニルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニル基、置換されていても良いアルケニルカルボニル基、置換されていても良いアルキニルカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルケニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルキニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いアリールチオ基、置換されていても良いアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールチオ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基、又は、RA1で表される基を表すが、=C(R31)−、=C(R41)−、=C(R51)−及び/又は=C(R61)−は各々独立して=N−を表しても良く、R11とR21、R21とR31、R31とR41、R41とR51及び/又はR51とR61とが縮合環を形成しても良いが、R11、R21、R31、R41、R51及びR61のうち少なくとも1つはRA1で表される基を表す。)で表される基を表し、
21は複数存在する場合は各々独立してMと結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
m1は1から3の整数を表し、
n1は0から2の整数を表すが、m1+n1は2又は3を表す。)で表される化合物であることが好ましい。
より色純度の高い青色発光を特に重視する場合、及び、有機溶媒への溶解性と熱安定性とのバランスを特に重視する場合、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−1)
11111 m11211 n11 (I−i−1)
(式中、M11はイリジウム、白金、金又はオスミウムから選ばれる金属を表し、
111は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−1)
Figure 2020055768
(式中、破線はM11との結合位置を表し、
211、R311、R411、R511及びR611は各々独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、=C(R311)−、=C(R411)−、=C(R511)−及び/又は=C(R611)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA11は上記の式(RA−1−11)から式(RA−2−31)から選ばれる基を表すが、RA11とR211、R211とR311、R311とR411、R411とR511及び/又はR511とR611とが縮合環を形成しても良く、
211はM11と結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
m11は1から3の整数を表し、
n11は0又は1を表すが、m11+n11は2又は3を表す。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−11)
1111111 m1112111 n111 (I−i−11)
(式中、M111はイリジウム、白金又は金から選ばれる金属を表し、
1111は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−11)
Figure 2020055768
(式中、破線はM111との結合位置を表し、
2111、R3111、R4111及びR5111は各々独立して水素原子、フッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R3111)−、=C(R4111)−及び/又は=C(R5111)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA111は上記の式(RA−1−12)から式(RA−2−32)から選ばれる基を表すが、RA111とR2111、R2111とR3111、R3111とR4111及び/又はR4111とR5111とが縮合環を形成しても良く、
2111はM111と結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
m111は1から3の整数を表し、
n111は0又は1を表すが、Mがイリジウムを表す場合、m111+n111は3を表し、Mが白金又は金を表す場合、m111+n111は2を表す。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−12)
Figure 2020055768
(式中、R3112、R4112及びR5112は各々独立して水素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R3112)−、=C(R4112)−及び/又は=C(R5112)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA112は上記の式(RA−1−13)から式(RA−1−33)から選ばれる基を表し、
2112はイリジウムと結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
m112は2又は3を表し、
n112は0又は1を表すが、m112+n112は3を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−13)
Figure 2020055768
(式中、RA113は上記の式(RA−1−14)又は式(RA−1−34)から選ばれる基を表し、
2113はイリジウムと結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
m113は2又は3を表し、
n113は0又は1を表すが、m113+n113は3を表す。)で表される化合物であることが特に好ましい。
より色純度の高い青色発光を特に重視する場合、及び、金属錯体の有機溶媒への溶解性を特に重視する場合、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−2)
11112 m11211 n11 (I−i−2)
(式中、M11、L211、m11及びn11は各々一般式(I−i−1)におけるM11、L211、m11及びn11と同様の意味を表し、
112は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−2)
Figure 2020055768
(式中、破線はM11との結合位置を表し、
112はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表し、
312、R412、R512及びR612は各々独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、=C(R312)−、=C(R412)−、=C(R512)−及び/又は=C(R612)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA12は上記の式(RA−1−11)から式(RA−2−31)から選ばれる基を表すが、R112とRA12、RA12とR312、R312とR412、R412とR512及び/又はR512とR612とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−21)
1111121 m1112111 n111 (I−i−21)
(式中、M111、L2111、m111及びn111は各々一般式(I−i−11)におけるM111、L2111、m111及びn111と同様の意味を表し、
1121は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−21)
Figure 2020055768
(式中、破線はM111との結合位置を表し、
1121はフッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表し、
3121、R4121及びR5121は各々独立して水素原子、フッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R3121)−、=C(R4121)−及び/又は=C(R5121)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA121は上記の式(RA−1−12)から式(RA−2−32)から選ばれる基を表すが、R1121とRA121、RA121とR3121、R3121とR4121及び/又はR4121とR5121とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−22)
Figure 2020055768
(式中、L2112、m112及びn112は各々一般式(I−i−12)におけるL2112、m112及びn112と同様の意味を表し、
1122は置換されていても良い炭素原子数3から10の分岐状アルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基を表し、
3122、R4122及びR5122は各々独立して水素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R3122)−、=C(R4122)−及び/又は=C(R5122)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA122は上記の式(RA−1−13)から式(RA−1−33)から選ばれる基を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−23)
Figure 2020055768
(式中、L2113、m113及びn113は各々一般式(I−i−13)におけるL2113、m113及びn113と同様の意味を表し、RA123は上述の式(RA−1−14)又は式(RA−1−34)から選ばれる基を表す。)で表される化合物であることが特に好ましい。
色純度の高い青色発光とホール及び電子の注入バランスの両方を重視する場合、及び、昇華性の高さを重視する場合、下記の一般式(I−i−3)
11113 m11211 n11 (I−i−3)
(式中、M11、L211、m11及びn11は各々一般式(I−i−1)におけるM11、L211、m11及びn11と同様の意味を表し、
113は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−3)
Figure 2020055768
(式中、破線はM11との結合位置を表し、
113はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表し、
213、R413、R513及びR613は各々独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、=C(R413)−、=C(R513)−及び/又は=C(R613)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA13は上記の式(RA−1−11)から式(RA−2−31)から選ばれる基を表すが、R113とR213、R213とRA13、RA13とR413、R413とR513及び/又はR513とR613とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−31)
1111131 m1112111 n111 (I−i−31)
(式中、M111、L2111、m111及びn111は各々一般式(I−i−11)におけるM111、L2111、m111及びn111と同様の意味を表し、
1131は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−31)
Figure 2020055768
(式中、破線はM111との結合位置を表し、
1131はフッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表し、
1131、R2131、R4131及びR5131は各々独立して水素原子、フッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R4131)−及び/又は=C(R5131)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA131は上記の式(RA−1−12)から式(RA−2−32)から選ばれる基を表すが、R1131とR2131、R2131とRA131、RA131とR4131及び/又はR4131とR5131とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−32)
Figure 2020055768
(式中、L2112、m112及びn112は各々一般式(I−i−12)におけるL2112、m112及びn112と同様の意味を表し、
1132は置換されていても良い炭素原子数3から10の分岐状アルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基を表し、
4132及びR5132は各々独立して水素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R4132)−及び/又は=C(R5132)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA1311は上述の式(RA−1−13)から式(RA−1−33)から選ばれる基を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−33)
Figure 2020055768
(式中、L2113、m113及びn113は各々一般式(I−i−13)におけるL2113、m113及びn113と同様の意味を表し、RA133は上述の式(RA−1−14)又は式(RA−1−34)から選ばれる基を表す。)で表される化合物であることが特に好ましい。
ホール及び電子の注入バランスを特に重視する場合、及び、熱安定性を特に重視する場合、下記の一般式(I−i−4)
11114 m11211 n11 (I−i−4)
(式中、M11、L211、m11及びn11は各々一般式(I−i−1)におけるM11、L211、m11及びn11と同様の意味を表し、
114は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−4)
Figure 2020055768
(式中、破線はM11との結合位置を表し、
114はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表し、
214、R314、R514及びR614は各々独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、=C(R314)−、=C(R514)−及び/又は=C(R614)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA14は上記の式(RA−1−11)から式(RA−2−31)から選ばれる基を表すが、R114とR214、R214とR314、R314とRA14、RA14とR514及び/又はR514とR614とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−41)
1111141 m1112111 n111 (I−i−41)
(式中、M111、L2111、m111及びn111は各々一般式(I−i−11)におけるM111、L2111、m111及びn111と同様の意味を表し、
1141は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−41)
Figure 2020055768
(式中、破線はM111との結合位置を表し、
1141はフッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表し、
2141、R3141及びR5141は各々独立して水素原子、フッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R3141)−及び/又は=C(R5141)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA141は上記の式(RA−1−12)から式(RA−2−32)から選ばれる基を表すが、R1141とR2141、R2141とR3141、R3141とRA141及び/又はRA141とR5141とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−42)
Figure 2020055768
(式中、L2112、m112及びn112は各々一般式(I−i−12)におけるL2112、m112及びn112と同様の意味を表し、
1142は置換されていても良い炭素原子数3から10の分岐状アルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基を表し、
3142及びR5142は各々独立して水素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R3142)−及び/又は=C(R5142)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA142は上記の式(RA−1−13)から式(RA−1−33)から選ばれる基を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−43)
Figure 2020055768
(式中、L2113、m113及びn113は各々一般式(I−i−13)におけるL2113、m113及びn113と同様の意味を表し、RA143は上述の式(RA−1−14)又は式(RA−1−34)から選ばれる基を表す。)で表される化合物であることが特に好ましい。
色純度の高い青色発光とホール及び電子の注入バランスの両方を重視する場合、及び、熱安定性を特に重視する場合、HOMO(最高被占軌道)エネルギーの高さとホール及び電子の輸送性の高さとのバランスを重視する場合、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−5)
11115 m11211 n11 (I−i−5)
(式中、M11、L211、m11及びn11は各々一般式(I−i−1)におけるM11、L211、m11及びn11と同様の意味を表し、
115は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−5)
Figure 2020055768
(式中、破線はM11との結合位置を表し、
115はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表し、
215、R315、R415及びR615は各々独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、=C(R315)−、=C(R415)−及び/又は=C(R615)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA15は上記の式(RA−1−11)から式(RA−2−31)から選ばれる基を表すが、R115とR215、R215とR315、R315とR415、R415とRA15及び/又はRA15とR615とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物であることが好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−51)
1111151 m1112111 n111 (I−i−51)
(式中、M111、L2111、m111及びn111は各々一般式(I−i−11)におけるM111、L2111、m111及びn111と同様の意味を表し、
1151は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−51)
Figure 2020055768
(式中、破線はM111との結合位置を表し、
1151はフッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表し、
2151、R3151及びR4151は各々独立して水素原子、フッ素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルケニル基、置換されていても良い炭素原子数2から10のアルキニル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R3151)−及び/又は=C(R4151)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA151は上記の式(RA−1−12)から式(RA−2−32)から選ばれる基を表すが、R1151とR2151、R2151とR3151及び/又はR3151とR4151とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物であることがより好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−52)
Figure 2020055768
(式中、L2112、m112及びn112は各々一般式(I−i−12)におけるL2112、m112及びn112と同様の意味を表し、
1152は置換されていても良い炭素原子数3から10の分岐状アルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基を表し、
3152及びR4152は各々独立して水素原子、置換されていても良い炭素原子数1から10のアルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、=C(R3152)−及び/又は=C(R4152)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA152は上記の式(RA−1−13)から式(RA−1−33)から選ばれる基を表す。)で表される化合物であることがさらに好ましく、一般式(I)で表される化合物は、下記の一般式(I−i−53)
Figure 2020055768
(式中、L2113、m113及びn113は各々一般式(I−i−13)におけるL2113、m113及びn113と同様の意味を表し、RA153は上述の式(RA−1−14)又は式(RA−1−34)から選ばれる基を表す。)で表される化合物であることが特に好ましい。
一般式(I)で表される化合物としては、下記の式(I−1−1)から式(I−5−80)
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
で表される化合物が挙げられる。
本願発明の化合物は以下の製法で製造することができる。
(製法1)配位子の製造
(製法1−1)式(S−4)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
(式中、R、R、R、R、R及びRは各々一般式(I)におけるR、R、R、R、R及びRと同様の意味を表し、Xはハロゲン原子又はハロゲン等価体を表す。)
式(S−1)で表される化合物をヨウ化銅(I)存在下、トリメチルシリルアセチレン及びアジ化ナトリウムと反応させることによって、式(S−2)で表される化合物を得ることができる。
式(S−2)で表される化合物をN−ブロモスクシンイミドと反応させることによって、式(S−3)で表される化合物を得ることができる。
式(S−3)で表される化合物にRで表される基を導入することによって、式(S−4)で表される化合物を得ることができる。反応条件としては、鈴木−宮浦カップリング、Buckwald−Hartwigカップリング等が挙げられる。
(製法1−2)式(S−8)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
(式中、R、R、R、R、R及びRは各々一般式(I)におけるR、R、R、R、R及びRと同様の意味を表し、Xはハロゲン原子又はハロゲン等価体を表す。)
式(S−5)で表される化合物をヨウ化銅(I)存在下、式(S−6)で表される化合物及びアジ化ナトリウムと反応させることによって、式(S−7)で表される化合物を得ることができる。
式(S−7)で表される化合物にRで表される基を導入することによって、式(S−8)で表される化合物を得ることができる。反応条件としては、鈴木−宮浦カップリング、Buckwald−Hartwigカップリング等が挙げられる。
(製法1−3)式(S−12)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
(式中、R、R、R、R、R及びRは各々一般式(I)におけるR、R、R、R、R及びRと同様の意味を表し、X及びXは各々独立してハロゲン原子又はハロゲン等価体を表す。)
式(S−9)で表される化合物をヨウ化銅(I)存在下、式(S−10)で表される化合物及びアジ化ナトリウムと反応させることによって、式(S−11)で表される化合物を得ることができる。
式(S−11)で表される化合物にRで表される基を導入することによって、式(S−12)で表される化合物を得ることができる。反応条件としては、鈴木−宮浦カップリング、Buckwald−Hartwigカップリング等が挙げられる。
(製法1−4)式(S−16)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
(式中、R、R、R、R、R及びRは各々一般式(I)におけるR、R、R、R、R及びRと同様の意味を表し、X及びXは各々独立してハロゲン原子又はハロゲン等価体を表す。)
式(S−13)で表される化合物をヨウ化銅(I)存在下、式(S−14)で表される化合物及びアジ化ナトリウムと反応させることによって、式(S−15)で表される化合物を得ることができる。
式(S−15)で表される化合物にRで表される基を導入することによって、式(S−16)で表される化合物を得ることができる。反応条件としては、鈴木−宮浦カップリング、Buckwald−Hartwigカップリング等が挙げられる。
(製法1−5)式(S−20)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
(式中、R、R、R、R、R及びRは各々一般式(I)におけるR、R、R、R、R及びRと同様の意味を表し、X及びXは各々独立してハロゲン原子又はハロゲン等価体を表す。)
式(S−17)で表される化合物をヨウ化銅(I)存在下、式(S−18)で表される化合物及びアジ化ナトリウムと反応させることによって、式(S−19)で表される化合物を得ることができる。
式(S−19)で表される化合物にRで表される基を導入することによって、式(S−20)で表される化合物を得ることができる。反応条件としては、鈴木−宮浦カップリング、Buckwald−Hartwigカップリング等が挙げられる。
(製法2)式(S−24)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
(式中、R、R、R、R、R及びRは各々一般式(I)におけるR、R、R、R、R及びRと同様の意味を表す。)
式(S−21)で表される化合物を塩化イリジウム(III)水和物と反応させることによって、式(S−22)で表される化合物を得ることができる。
式(S−23)で表される化合物をトリフルオロメタンスルホン酸銀存在下、式(S−22)で表される化合物と反応させることによって、式(S−24)で表される化合物を得ることができる。
製法1及び製法2の各工程において記載した以外の反応条件として、例えば実験化学講座(日本化学会編、丸善株式会社発行)、Organic Syntheses(A John Wiley & Sons,Inc.,Publication)、Beilstein Handbook of Organic Chemistry(Beilstein−Institut fuer Literatur der Organischen Chemie、Springer−Verlag Berlin and Heidelberg GmbH & Co.K)、Fiesers’ Reagents for Organic Synthesis(John Wiley & Sons,Inc.)等の文献に記載の条件又はSciFinder(Chemical Abstracts Service,American Chemical Society)又はReaxys(Elsevier Ltd.)等のオンライン検索サービスから提供される条件が挙げられる。
また、各工程において適宜反応溶媒を用いることができる。溶媒としては目的の化合物を与えるものであれば制限は無いが、例えばイソプロピルアルコール、シクロヘキサノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メトキシエタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、メタノール、エタノール、プロパノール、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、アセトン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、キシレン、酢酸エチル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ピリジン、1−メチル−2−ピロリジノン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン等が挙げられる。有機溶媒及び水の二相系で反応を行う場合、相間移動触媒を添加することも可能である。相間移動触媒としては、例えば、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウラート[Tween 20]、ソルビタンモノオレアート[Span 80]等が挙げられる。
また、各工程において必要に応じて精製を行うことができる。精製方法としてはクロマトグラフィー、再結晶、蒸留、昇華、再沈殿、吸着、分液処理等が挙げられる。精製剤を用いる場合、精製剤としてシリカゲル、アルミナ、活性炭、活性白土、セライト、ゼオライト、メソポーラスシリカ、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、備長炭、木炭、グラフェン、イオン交換樹脂、酸性白土、二酸化ケイ素、珪藻土、パーライト、セルロース、有機ポリマー、多孔質ゲル等が挙げられる。
一般式(I)において、Mがイリジウム、ロジウム、ルテニウム又はオスミウムを表す場合、facial体又はmeridional体のいずれであっても良く、facial体及びmeridional体の混合物であっても良い。色純度の高さ及び素子寿命の高さの観点から、当該化合物中におけるfacial体の含有率が50質量%から100質量%であることが好ましく、90質量%から100質量%であることがより好ましく、99質量%から100質量%であることがさらに好ましく、99.9質量%から100質量%であることがさらにより好ましく、99.99質量%から100質量%であることが特に好ましい。
本願発明の化合物は有機エレクトロルミネッセンス素子における発光層に使用することが好ましく、本願発明の化合物をドーパント材料としホスト材料に添加して使用することが特に好ましい。ホスト材料はホールと電子の再結合を促し、再結合により生じた励起エネルギーをドーパント材料に移動させる。ホスト材料としては、アミン誘導体、ホスフィンオキシド誘導体、スルホン誘導体、シラン誘導体、複素環化合物等が挙げられ、具体的には、下記の式(X−14−1)から式(X−14−100)
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
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Figure 2020055768
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Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
で表される化合物等が挙げられる。
発光層において、本願発明の化合物とホスト材料とを含む場合、発光層における本願発明の化合物の含有量は1重量%から50重量%であることが好ましい。
発光層の膜厚は、発光層の均一性の観点から、1nm以上であることが好ましく、5nm以上であることがより好ましく、10nm以上であることが特に好ましい。また、駆動電圧の観点から、500nm以下であることが好ましく、100nm以下であることがより好ましく、50nm以下であることが特に好ましい。
本願発明の化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子は、基板上に作製することが好ましい。基板としてはソーダ石灰ガラス、バリウム・ストロンチウム含有ガラス、鉛ガラス、アルミノケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラス、石英、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、セロファン、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートフタレート、セルロースナイトレート、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルアルコール、シンジオタクティックポリスチレン、ノルボルネン樹脂、ポリメチルペンテン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトンイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、ナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリアリレート、アートン(JSR社製)、アペル(三井化学社製)、ポリエーテルサルファイド、ポリサルフォン、ポリイミド等が挙げられる。水分、酸素等から有機エレクトロルミネッセンス素子を保護するために、基板の表面にバリア膜を形成しても良い。バリア膜としては、酸化ケイ素、二酸化ケイ素、窒化ケイ素等の無機材料であっても、ガスバリアフィルム等の有機材料であっても良く、無機材料と有機材料を積層しても良い。バリア膜の形成方法としては、真空蒸着、スパッタリング、反応性スパッタリング、分子線エピタキシー、クラスターイオンビーム、イオンプレーティング、プラズマ重合、大気圧プラズマ重合、プラズマCVD、レーザーCVD、熱CVD、コーティング等が挙げられる。基板上に作製した有機エレクトロルミネッセンス素子は、基板から剥離して単体で用いても、剥離せずに用いても良い。また、有機エレクトロルミネッセンス素子を積層しても、他の基板に貼り合わせて用いても良い。
本願発明の化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子は、陽極及び陰極を有する。発光層で発生した光を基板側から取り出す場合、高い透過率を有する電極が好ましい。陽極としては、4eV以上の仕事関数を有する金属、導電性材料等であることが好ましく、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(NESA)、金、銀、白金、銅等が挙げられる。陽極のシート抵抗は数百Ω/m以下であることが好ましい。膜厚は1nmから1000nmであることが好ましく、10nmから200nmであることが特に好ましい。
陰極としては、4eV以下の仕事関数を有する金属、導電性材料等であることが好ましく、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシウム、リチウム、マグネシウム/銅混合物、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミニウム/酸化アルミニウム混合物、インジウム、リチウム/アルミニウム混合物、希土類金属等が挙げられる。陰極のシート抵抗は数百Ω/m以下であることが好ましい。膜厚は10nmから5000nmであることが好ましく、50nmから200nmであることが特に好ましい。
陽極から発光層へのホール注入を向上させるためにホール注入層を設けても良い。ホール注入層には、低いイオン化ポテンシャルを有する材料が好ましく、具体的には、下記の式(X−11−1)から式(X−11−5)
Figure 2020055768
で表される化合物等が挙げられる。
陰極から発光層への電子注入特性を向上させるために電子注入層を設けても良い。電子注入層に使用される化合物として、具体的には、酸化リチウム、リチウム、フッ化リチウム、フッ化セシウム等のアルカリ金属化合物が挙げられる。電子注入層の膜厚は0.1nmから5μmであることが好ましい。
陽極から発光層へのホール輸送特性を向上させるためにホール輸送層を設けても良い。これらの層には、大きなホール移動度及び低いイオン化ポテンシャルを有する材料を使用することが好ましく、含窒素複素環化合物、トリアリールアミン誘導体等が挙げられ、具体的には下記の式(X−12−1)から式(X−12−53)
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
で表される化合物等が挙げられる。ホール輸送層の膜厚は1nmから5μmであることが好ましく、5nmから200nmであることが特に好ましい。ホール輸送層は単一の材料から構成されても、複数の材料から構成されても良い。
陰極から発光層への電子輸送特性を向上させるために電子輸送層を設けても良い。これらの層には、電子移動度が大きい材料が好ましく、フルオレン誘導体、キノン誘導体、複素環化合物、キノリノール誘導体の金属錯体等が挙げられ、具体的には、下記の式(X−13−1)から式(X−13−44)
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
で表される化合物等が挙げられる。電子輸送層の膜厚は1nmから5μmであることが好ましく、5nmから200nmであることが特に好ましい。電子輸送層は単一の材料から構成されても、複数の材料から構成されても良い。また、複数の層が積層した積層構造であっても良い。
本願発明の化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子の素子構成としては、下記の素子(XD−1)から素子(XD−6)で表される構造等が挙げられる。
Figure 2020055768
これらの素子は、さらにホール注入層及び/又は電子注入層を有しても良い。発光効率を向上させるために、発光層と隣接するホール輸送層との間に電子阻止層を設けても良い。また、複数の発光層を有する場合、複数の発光層が互いに隣接して積層されていても、中間層を介して積層されていても良い。有機エレクトロルミネッセンス素子の構成例として上記の素子(XD−4)を基板上に作製した場合の断面を図1に示す。図1において、1は基板、2は陽極、3はホール注入層、4はホール輸送層、5は発光層、6は電子輸送層、7は陰極を表す。
本願発明の化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子の各層の成膜方法としては、真空蒸着、スパッタリング、プラズマCVD、イオンプレーティング、スピンコーティング、ディッピング、フローコーティング、インクジェット印刷、レリーフ印刷、オフセット印刷等が挙げられる。全ての層が同一の成膜方法であっても、異なる成膜方法を組み合わせても良い。
以下、実施例を挙げて本発明を更に記述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。各工程において酸素及び/又は水分に不安定な物質を取り扱う際は、窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガス中で作業を行うことが好ましい。以下具体的に記載されている作業に加えて必要に応じて、当業者間において通常行われている反応のクエンチ、分液・抽出、中和、洗浄、分離、精製、乾燥、濃縮等の作業を行っても良い。各化合物の純度はUPLC(Waters ACQUITY UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7μm、アセトニトリル/水又は0.1%ギ酸含有アセトニトリル/水、PDA、カラム温度40℃)、GC(Agilent 6890A、J&W DB−1、30m/0.25mm/0.25μm、キャリアガス He、FID、100℃(1分)→昇温10℃/分→300℃(12分))又はH NMR(日本電子、400MHz)によって決定した。
(実施例1)式(L1−1−11)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−1−11−1)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム3.8g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、トリメチルシリルアセチレン7.2gを滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−1−11−2)で表される化合物7.5gを得た。
反応容器に式(L1−1−11−2)で表される化合物7.5g、アセトニトリル180mL、N−ブロモスクシンイミド18.3gを加え、16時間加熱還流させた。反応液をチオ硫酸ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−1−11−3)で表される化合物6.1gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−1−11−3)で表される化合物6.1g、式(L1−1−11−4)で表される化合物5.1g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド4.0g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−1−11)で表される化合物6.0gを得た。
LC−MS:313[M+1]
(実施例2)式(L1−1−3)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−1−3−1)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム3.8g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、1−ヨード−2−(トリメチルシリル)アセチレン16.5gを滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−1−3−2)で表される化合物11.8gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−1−3−2)で表される化合物11.8g、式(L1−1−3−3)で表される化合物4.2g、炭酸カリウム7.1g、テトラヒドロフラン50mL、水50mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.4gを加え、15時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−1−3−4)で表される化合物7.0gを得た。
反応容器に式(L1−1−3−4)で表される化合物7.0g、アセトニトリル180mL、N−ブロモスクシンイミド12.8gを加え、16時間加熱還流させた。反応液をチオ硫酸ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−1−3−5)で表される化合物5.8gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−1−3−5)で表される化合物5.8g、式(L1−1−3−6)で表される化合物3.0g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド4.0g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−1−3)で表される化合物4.7gを得た。
LC−MS:349[M+1]
(実施例3)式(L1−1−27)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−1−27−1)で表される化合物10.0g、式(L1−1−27−2)で表される化合物6.0g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド5.1g、トルエン80mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−1−27−3)で表される化合物5.8gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−1−27−3)で表される化合物10.0g、ビス(ピナコラト)ジボロン8.6g、酢酸カリウム4.5g、ジメチルスルホキシド100mL、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.5gを加え、90℃で8時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−1−27−4)で表される化合物9.2gを得た。
実施例1と同様の方法によって、式(L1−1−27−7)で表される化合物を製造した。窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−1−27−7)で表される化合物5.6g、式(L1−1−27−4)で表される化合物9.2g、炭酸カリウム5.1g、テトラヒドロフラン60mL、水60mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.3gを加え、15時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−1−27)で表される化合物6.7gを得た。
LC−MS:389[M+1]
(実施例4)式(L1−2−5)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−5−1)で表される化合物10.0g、トリメチルシリルアセチレン6.7g、トリエチルアミン10mL、N,N−ジメチルホルムアミド30mL、ヨウ化銅(I)0.2g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.6gを加え、90℃で15時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、トルエンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、トルエン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−2−5−2)で表される化合物7.7gを得た。
反応容器に式(L1−2−5−2)で表される化合物7.7g、炭酸カリウム7.8g、メタノール100mLを加え、室温で8時間撹拌した。反応液を水に注ぎ、トルエンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、トルエン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−2−5−3)で表される化合物4.4gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−5−3)で表される化合物4.4g、テトラヒドロフラン50mLを加えた。−78℃で、1.6Mブチルリチウム/ヘキサン溶液26mLを滴下し、−78℃で1時間撹拌した。−78℃で、ヨウ素9.5gをテトラヒドロフラン30mLに溶解させた溶液を滴下し、−78℃で2時間撹拌した。さらに室温で5時間撹拌した。反応液を5%塩酸に注ぎ、トルエンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、トルエン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−2−5−4)で表される化合物7.0gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−5−5)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム3.8g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、式(L1−2−5−4)で表される化合物12.5gをジメチルスルホキシド60mLに溶解させた溶液を滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−2−5−6)で表される化合物12.9gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−5−6)で表される化合物12.9g、式(L1−2−5−7)で表される化合物3.2g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド4.0g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−2−5)で表される化合物8.0gを得た。
LC−MS:333[M+1]
(実施例5)式(L1−2−6)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
実施例2と同様の方法によって、式(L1−2−6−2)で表される化合物を製造した。窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−6−2)で表される化合物10.0g、式(L1−2−6−3)で表される化合物4.3g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド4.3g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−2−6)で表される化合物7.4gを得た。
LC−MS:365[M+1]
(実施例6)式(L1−2−20)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−20−1)で表される化合物10.0g、式(L1−2−20−2)で表される化合物5.2g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド4.0g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−2−20−3)で表される化合物9.1gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−20−3)で表される化合物9.1g、ビス(ピナコラト)ジボロン6.4g、酢酸カリウム3.1g、ジメチルスルホキシド80mL、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.2gを加え、90℃で8時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−2−20−4)で表される化合物7.1gを得た。
実施例2と同様の方法によって、式(L1−2−20−6)で表される化合物を製造した。反応容器に式(L1−2−20−6)で表される化合物10.0g、テトラヒドロフラン50mLを加えた。氷冷しながら、1Mテトラブチルアンモニウムフルオリド/テトラヒドロフラン溶液29.1mLを滴下し、室温で5時間撹拌した。反応液を5%塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−2−20−7)で表される化合物6.3gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−20−7)で表される化合物6.3g、式(L1−2−20−4)で表される化合物11.3g、炭酸カリウム4.8g、テトラヒドロフラン80mL、水80mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.3gを加え、15時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−2−20)で表される化合物8.2gを得た。
LC−MS:501[M+1]
(実施例7)式(L1−2−29)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−29−1)で表される化合物10.0g、ビス(ピナコラト)ジボロン9.5g、酢酸カリウム4.6g、ジメチルスルホキシド100mL、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.5gを加え、90℃で8時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−2−29−2)で表される化合物8.0gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−29−3)で表される化合物10.0g、テトラヒドロフラン50mLを加えた。−78℃で、1.6Mブチルリチウム/ヘキサン溶液91mLを滴下し、−78℃で1時間撹拌した。−78℃で、ヨウ素34.0gをテトラヒドロフラン100mLに溶解させた溶液を滴下し、−78℃で2時間撹拌した。さらに室温で5時間撹拌した。反応液を5%塩酸に注ぎ、トルエンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。溶媒を減圧留去し乾燥させることによって、式(L1−2−29−4)で表される化合物15.2gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−29−5)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム3.8g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、式(L1−2−29−4)で表される化合物11.2gをジメチルスルホキシド30mLに溶解させた溶液を滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−2−29−6)で表される化合物11.2gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−2−29−6)で表される化合物11.2g、式(L1−2−29−2)で表される化合物12.7g、炭酸カリウム7.1g、テトラヒドロフラン60mL、水60mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.3gを加え、15時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−2−29)で表される化合物10.6gを得た。
LC−MS:443[M+1]
(実施例8)式(L1−3−11)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−11−1)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム4.6g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、式(L1−3−11−2)で表される化合物4.3gをジメチルスルホキシド10mLに溶解させた溶液を滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−11−3)で表される化合物3.0gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−11−3)で表される化合物3.0g、式(L1−3−11−4)で表される化合物2.0g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド1.5g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−11)で表される化合物2.7gを得た。
LC−MS:369[M+1]
(実施例9)式(L1−3−35)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−35−1)で表される化合物10.0g、式(L1−3−35−2)で表される化合物3.0g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド5.1g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−35)で表される化合物4.8gを得た。
LC−MS:271[M+1]
(実施例10)式(L1−3−7)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−7−1)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム4.6g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、トリメチルシリルアセチレン5.2gをジメチルスルホキシド10mLに溶解させた溶液を滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−7−2)で表される化合物5.2gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−7−2)で表される化合物5.2g、式(L1−3−7−3)で表される化合物3.7g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド2.5g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−7)で表される化合物4.5gを得た。
LC−MS:427[M+1]
(実施例11)式(L1−3−51)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−51−1)で表される化合物10.0g、式(L1−3−51−2)で表される化合物4.7g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド5.1g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−51−3)で表される化合物6.8gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−51−3)で表される化合物6.8g、ビス(ピナコラト)ジボロン7.5g、酢酸カリウム3.6g、ジメチルスルホキシド60mL、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.5gを加え、90℃で8時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−51−4)で表される化合物6.4gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−51−5)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム4.6g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、式(L1−3−51−6)で表される化合物3.5gをジメチルスルホキシド10mLに溶解させた溶液を滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−51−7)で表される化合物4.7gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−51−7)で表される化合物4.7g、式(L1−3−51−4)で表される化合物5.7g、炭酸カリウム3.7g、テトラヒドロフラン60mL、水60mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.3gを加え、15時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−51)で表される化合物4.7gを得た。
LC−MS:381[M+1]
(実施例12)式(L1−3−70)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−70−1)で表される化合物10.0g、式(L1−3−70−2)で表される化合物6.0g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド5.1g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−70−3)で表される化合物8.0gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−70−3)で表される化合物8.0g、ビス(ピナコラト)ジボロン7.5g、酢酸カリウム3.6g、ジメチルスルホキシド60mL、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.5gを加え、90℃で8時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−70−4)で表される化合物7.3gを得た。
実施例10と同様の方法によって、式(L1−3−70−6)で表される化合物を製造した。窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−3−70−6)で表される化合物5.9g、式(L1−3−70−4)で表される化合物7.3g、炭酸カリウム4.1g、テトラヒドロフラン60mL、水60mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.3gを加え、15時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−3−70)で表される化合物5.5gを得た。
LC−MS:461[M+1]
(実施例13)式(L1−4−5)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−4−5−1)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム3.4g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、式(L1−4−5−2)で表される化合物5.8gをジメチルスルホキシド10mLに溶解させた溶液を滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−4−5−3)で表される化合物4.9gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−4−5−3)で表される化合物4.9g、式(L1−4−5−4)で表される化合物1.8g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.3g、ナトリウムtert−ブトキシド2.5g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−4−5)で表される化合物2.5gを得た。
LC−MS:287[M+1]
(実施例14)式(L1−4−47)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−4−47−1)で表される化合物10.0g、式(L1−4−47−2)で表される化合物5.9g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド5.1g、トルエン80mL、酢酸パラジウム(II)0.2gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−4−47−3)で表される化合物8.0gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−4−47−3)で表される化合物8.0g、ビス(ピナコラト)ジボロン7.5g、酢酸カリウム3.6g、ジメチルスルホキシド60mL、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.5gを加え、90℃で8時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−4−47−4)で表される化合物7.3gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−4−47−5)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム4.6g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、式(L1−4−47−6)で表される化合物4.3gをジメチルスルホキシド10mLに溶解させた溶液を滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−4−47−7)で表される化合物6.9gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−4−47−7)で表される化合物6.9g、式(L1−4−47−4)で表される化合物9.1g、炭酸カリウム5.1g、テトラヒドロフラン60mL、水60mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.3gを加え、15時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−4−47)で表される化合物7.7gを得た。
LC−MS:443[M+1]
(実施例15)式(L1−5−4)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−5−4−1)で表される化合物10.0g、L−アスコルビン酸ナトリウム1.0g、ヨウ化銅(I)0.9g、N,N’−ジメチルエチレンジアミン0.7g、アジ化ナトリウム4.6g、ジメチルスルホキシド100mL、水20mLを加えた。15℃で、式(L1−5−4−2)で表される化合物4.3gをジメチルスルホキシド10mLに溶解させた溶液を滴下し、室温で10時間撹拌した。反応液を28%アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−5−4−3)で表される化合物6.9gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−5−4−3)で表される化合物6.9g、式(L1−5−4−4)で表される化合物4.6g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド3.6g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−5−4)で表される化合物6.4gを得た。
LC−MS:271[M+1]
(実施例16)式(L1−5−11)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
実施例15と同様の方法によって、式(L1−5−11−3)で表される化合物を製造した。窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−5−11−3)で表される化合物6.9g、式(L1−5−11−4)で表される化合物4.6g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド3.6g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−5−11)で表される化合物6.4gを得た。
LC−MS:369[M+1]
(実施例17)式(L1−5−27)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−5−27−1)で表される化合物10.0g、式(L1−5−27−2)で表される化合物7.7g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.5g、ナトリウムtert−ブトキシド5.1g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.1gを加え、5時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−5−27−3)で表される化合物8.7gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−5−27−3)で表される化合物8.7g、ビス(ピナコラト)ジボロン7.5g、酢酸カリウム3.3g、ジメチルスルホキシド100mL、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.5gを加え、90℃で8時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(アルミナ、酢酸エチル)により精製を行うことによって、式(L1−5−27−4)で表される化合物7.9gを得た。
実施例15と同様の方法によって、式(L1−5−27−7)で表される化合物を製造した。窒素雰囲気下、反応容器に式(L1−5−27−7)で表される化合物5.5g、式(L1−5−27−4)で表される化合物7.9g、炭酸カリウム4.1g、テトラヒドロフラン50mL、水50mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.2gを加え、10時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再結晶(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(L1−5−27)で表される化合物6.5gを得た。
LC−MS:473[M+1]
(実施例18から実施例52)
実施例1において、式(L1−1−11−1)で表される化合物を下表の式(L1−1−x−1)で表される化合物に、式(L1−1−11−4)で表される化合物を下表の式(L1−1−x−4)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−1−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例53から実施例55)
実施例2において、式(L1−1−3−1)で表される化合物を下表の式(L1−1−x−1)で表される化合物に、式(L1−1−3−3)で表される化合物を下表の式(L1−1−x−3)で表される化合物に、式(L1−1−3−6)で表される化合物を下表の式(L1−1−x−6)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−1−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例56から実施例94)
実施例3において、式(L1−1−27−1)で表される化合物を下表の式(L1−1−x−1)で表される化合物に、式(L1−1−27−2)で表される化合物を下表の式(L1−1−x−2)で表される化合物に、式(L1−1−27−5)で表される化合物を下表の式(L1−1−x−5)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−1−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例95から実施例114)
実施例4において、式(L1−2−5−3)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−3)で表される化合物に、式(L1−2−5−5)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−5)で表される化合物に、式(L1−2−5−7)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−7)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−2−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例115から実施例118)
実施例4において、式(L1−2−5−1)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−1)で表される化合物に、式(L1−2−5−5)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−5)で表される化合物に、式(L1−2−5−7)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−7)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−2−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
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(実施例119から実施例121)
実施例5において、式(L1−2−6−1)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−1)で表される化合物に、式(L1−2−6−3)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−3)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−2−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
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(実施例122から実施例148)
実施例7において、式(L1−2−29−1)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−1)で表される化合物に、式(L1−2−29−3)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−3)で表される化合物に、式(L1−2−29−5)で表される化合物を下表の式(L1−2−x−5)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−2−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例149から実施例181)
実施例8において、式(L1−3−11−1)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−1)で表される化合物に、式(L1−3−11−2)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−2)で表される化合物に、式(L1−3−11−4)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−4)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−3−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例182から実施例185)
実施例10において、式(L1−3−7−1)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−1)で表される化合物に、式(L1−3−7−3)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−3)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−3−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
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(実施例186から実施例220)
実施例11において、式(L1−3−51−3)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−3)で表される化合物に、式(L1−3−51−5)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−5)で表される化合物に、式(L1−3−51−6)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−6)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−3−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例221から実施例223)
実施例12において、式(L1−3−70−1)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−1)で表される化合物に、式(L1−3−70−2)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−2)で表される化合物に、式(L1−3−70−5)で表される化合物を下表の式(L1−3−x−5)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−3−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
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(実施例224から実施例251)
実施例13において、式(L1−4−5−1)で表される化合物を下表の式(L1−4−x−1)で表される化合物に、式(L1−4−5−2)で表される化合物を下表の式(L1−4−x−2)で表される化合物に、式(L1−4−5−4)で表される化合物を下表の式(L1−4−x−4)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−4−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例252から実施例279)
実施例14において、式(L1−4−47−3)で表される化合物を下表の式(L1−4−x−3)で表される化合物に、式(L1−4−47−5)で表される化合物を下表の式(L1−4−x−5)で表される化合物に、式(L1−4−47−6)で表される化合物を下表の式(L1−4−x−6)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−4−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例280から実施例321)
実施例15において、式(L1−5−4−1)で表される化合物を下表の式(L1−5−x−1)で表される化合物に、式(L1−5−4−2)で表される化合物を下表の式(L1−5−x−2)で表される化合物に、式(L1−5−4−4)で表される化合物を下表の式(L1−5−x−4)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−5−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例322から実施例356)
実施例17において、式(L1−5−27−3)で表される化合物を下表の式(L1−5−x−3)で表される化合物に、式(L1−5−27−5)で表される化合物を下表の式(L1−5−x−5)で表される化合物に、式(L1−5−27−6)で表される化合物を下表の式(L1−5−x−6)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(L1−5−x)で表される化合物を製造した。
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(実施例357)式(I−1−11)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−1−11)で表される化合物3.0g、塩化イリジウム(III)水和物1.4g、2−エトキシエタノール56mL、イオン交換水18mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−1−11−1)で表される化合物2.6gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−1−11−1)で表される化合物2.6g、トリフルオロメタンスルホン酸銀0.8g、式(L1−1−11)で表される化合物4.8g、ジエチレングリコールジメチルエーテル8mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−1−11)で表される化合物1.4gを得た。
LC−MS:1127[M+1]
(実施例358)式(I−1−3)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−1−3)で表される化合物6.0g、塩化イリジウム(III)水和物2.4g、2−エトキシエタノール97mL、イオン交換水32mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−1−3−1)で表される化合物3.8gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−1−3−1)で表される化合物3.8g、トリフルオロメタンスルホン酸銀1.1g、式(L1−1−3)で表される化合物7.2g、ジエチレングリコールジメチルエーテル11mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−1−3)で表される化合物1.0gを得た。
LC−MS:1236[M+1]
(実施例359)式(I−1−27)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−1−27)で表される化合物4.0g、塩化イリジウム(III)水和物1.5g、2−エトキシエタノール58mL、イオン交換水19mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−1−27−1)で表される化合物3.3gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−1−27−1)で表される化合物3.3g、トリフルオロメタンスルホン酸銀0.8g、式(L1−1−27)で表される化合物6.4g、ジエチレングリコールジメチルエーテル10mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−1−27)で表される化合物1.8gを得た。
LC−MS:1355[M+1]
(実施例360)式(I−2−5)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−2−5)で表される化合物7.0g、塩化イリジウム(III)水和物3.0g、2−エトキシエタノール119mL、イオン交換水40mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−2−5−1)で表される化合物3.0gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−2−5−1)で表される化合物3.0g、トリフルオロメタンスルホン酸銀0.9g、式(L1−2−5)で表される化合物5.6g、ジエチレングリコールジメチルエーテル9mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−2−5)で表される化合物1.2gを得た。
LC−MS:1188[M+1]
(実施例361)式(I−2−6)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−2−6)で表される化合物7.0g、塩化イリジウム(III)水和物2.7g、2−エトキシエタノール108mL、イオン交換水36mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−2−6−1)で表される化合物2.9gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−2−6−1)で表される化合物2.9g、トリフルオロメタンスルホン酸銀0.8g、式(L1−2−6)で表される化合物5.6g、ジエチレングリコールジメチルエーテル9mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−2−6)で表される化合物1.2gを得た。
LC−MS:1284[M+1]
(実施例362)式(I−2−20)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−2−20)で表される化合物10.0g、塩化イリジウム(III)水和物2.8g、2−エトキシエタノール113mL、イオン交換水38mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−2−20−1)で表される化合物5.9gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−2−20−1)で表される化合物5.9g、トリフルオロメタンスルホン酸銀1.2g、式(L1−2−20)で表される化合物12.0g、ジエチレングリコールジメチルエーテル18mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−2−20)で表される化合物0.8gを得た。
LC−MS:1692[M+1]
(実施例363)式(I−2−29)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−2−29)で表される化合物7.0g、塩化イリジウム(III)水和物2.2g、2−エトキシエタノール89mL、イオン交換水30mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−2−29−1)で表される化合物4.2gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−2−29−1)で表される化合物4.2g、トリフルオロメタンスルホン酸銀1.0g、式(L1−2−29)で表される化合物8.4g、ジエチレングリコールジメチルエーテル13mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−2−29)で表される化合物1.7gを得た。
LC−MS:1518[M+1]
(実施例364)式(I−3−11)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−3−11)で表される化合物10.0g、塩化イリジウム(III)水和物3.8g、2−エトキシエタノール153mL、イオン交換水51mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−3−11−1)で表される化合物5.2gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−3−11−1)で表される化合物5.2g、トリフルオロメタンスルホン酸銀1.4g、式(L1−3−11)で表される化合物10.0g、ジエチレングリコールジメチルエーテル16mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−3−11)で表される化合物1.4gを得た。
LC−MS:1296[M+1]
発光極大波長λmax=473nm(励起波長350nm,THF)
CIE(x,y)(THF溶液)=(0.210,0.274)
(実施例365)式(I−3−35)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−3−35)で表される化合物5.0g、塩化イリジウム(III)水和物2.6g、2−エトキシエタノール104mL、イオン交換水35mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−3−35−1)で表される化合物2.8gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−3−35−1)で表される化合物2.8g、式(I−3−35−2)で表される化合物1.9g、炭酸カリウム2.6g、2−エトキシエタノール140mLを加え、室温で40時間撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−3−35)で表される化合物0.8gを得た。
LC−MS:831[M+1]
(実施例366)式(I−3−7)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−3−7)で表される化合物5.0g、塩化イリジウム(III)水和物1.7g、2−エトキシエタノール66mL、イオン交換水22mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−3−7−1)で表される化合物3.5gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−3−7−1)で表される化合物3.5g、トリフルオロメタンスルホン酸銀0.8g、式(L1−3−7)で表される化合物7.0g、ジエチレングリコールジメチルエーテル11mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−3−7)で表される化合物1.9gを得た。
LC−MS:1470[M+1]
(実施例367)式(I−3−51)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−3−51)で表される化合物6.0g、塩化イリジウム(III)水和物2.2g、2−エトキシエタノール89mL、イオン交換水30mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−3−51−1)で表される化合物4.4gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−3−51−1)で表される化合物4.4g、トリフルオロメタンスルホン酸銀1.4g、メタノール5mL、ジクロロメタン50mLを加え、室温で30時間撹拌した。析出物をろ過により除去し、溶媒を減圧留去することによって、式(I−3−51−2)で表される化合物2.5gを得た。
WO2013/088959A1号公報に記載の方法によって、式(I−3−51−3)で表される化合物を製造した。アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−3−51−2)で表される化合物2.5g、式(I−3−51−3)で表される化合物4.2g、エタノール50mLを加え、120時間加熱還流させた。反応液を水に注ぎ、析出した固体をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−3−51)で表される化合物0.8gを得た。
LC−MS:1199[M+1]
(実施例368)式(I−3−70)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−3−70)で表される化合物5.0g、ジクロロビス(ベンゾニトリル)白金(II)2.6g、ベンゾニトリル100mLを加え、50時間加熱還流させた。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−3−70)で表される化合物1.9gを得た。
LC−MS:1114[M+1]
(実施例369)式(I−4−5)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−4−5)で表される化合物5.0g、塩化イリジウム(III)水和物2.5g、2−エトキシエタノール99mL、イオン交換水33mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−4−5−1)で表される化合物4.5gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−4−5−1)で表される化合物4.5g、トリフルオロメタンスルホン酸銀1.4g、式(L1−4−5)で表される化合物8.0g、ジエチレングリコールジメチルエーテル13mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−4−5)で表される化合物1.8gを得た。
LC−MS:1049[M+1]
(実施例370)式(I−4−47)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−4−47)で表される化合物5.0g、塩化イリジウム(III)水和物1.6g、2−エトキシエタノール64mL、イオン交換水21mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−4−47−1)で表される化合物4.0gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−4−47−1)で表される化合物4.0g、式(I−4−47−2)で表される化合物2.2g、炭酸カリウム2.5g、2−エトキシエタノール200mLを加え、室温で40時間撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−4−47)で表される化合物1.7gを得た。
LC−MS:1198[M+1]
(実施例371)式(I−5−4)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−5−4−1)で表される化合物7.0g、塩化イリジウム(III)水和物3.5g、2−エトキシエタノール141mL、イオン交換水47mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−5−4−2)で表される化合物6.3gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−5−4−2)で表される化合物6.3g、トリフルオロメタンスルホン酸銀2.1g、式(I−5−4−1)で表される化合物11.2g、ジエチレングリコールジメチルエーテル19mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)及び再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−5−4−3)で表される化合物3.3gを得た。
窒素雰囲気下、反応容器に式(I−5−4−3)で表される化合物3.3g、式(I−5−4−4)で表される化合物0.8g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhos)0.9g、ナトリウムtert−ブトキシド1.4g、トルエン50mL、酢酸パラジウム(II)0.2gを加え、5時間加熱還流させた。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−5−4)で表される化合物1.6gを得た。
LC−MS:1001[M+1]
発光極大波長λmax=495nm(励起波長350nm,THF)
CIE(x,y)(THF溶液)=(0.236,0.434)
(実施例372)式(I−5−11)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−5−11)で表される化合物5.0g、塩化イリジウム(III)水和物1.9g、2−エトキシエタノール77mL、イオン交換水26mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−5−11−1)で表される化合物4.2gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−5−11−1)で表される化合物4.2g、トリフルオロメタンスルホン酸銀1.1g、式(L1−5−11)で表される化合物8.0g、ジエチレングリコールジメチルエーテル13mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−5−11)で表される化合物2.2gを得た。
LC−MS:1296[M+1]
発光極大波長λmax=471nm,497nm(励起波長350nm,THF)
CIE(x,y)(THF溶液)=(0.213,0.421)
(実施例373)式(I−5−27)で表される化合物の製造
Figure 2020055768
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(L1−5−27)で表される化合物5.0g、塩化イリジウム(III)水和物1.5g、2−エトキシエタノール60mL、イオン交換水20mLを加え、120℃で24時間加熱撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ過した後、水で洗浄した。得られた固体をジクロロメタンに溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去した後、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)により精製を行うことによって、式(I−5−27−1)で表される化合物4.0gを得た。
アルゴン雰囲気下、反応容器に式(I−5−27−1)で表される化合物4.0g、トリフルオロメタンスルホン酸銀0.9g、式(L1−5−27)で表される化合物8.0g、ジエチレングリコールジメチルエーテル12mLを加え、160℃で60時間加熱撹拌した。反応液をエタノール及び水(4:1)の混合溶媒に注ぎ、析出した固体をろ過した後、混合溶媒で洗浄した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル)、再沈殿(ジクロロメタン/ヘキサン)及び昇華により精製を行うことによって、式(I−5−27)で表される化合物1.6gを得た。
LC−MS:1608[M+1]
(実施例374から実施例400)
実施例357において、式(L1−1−11)で表される化合物を下表の式(L1−1−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−1−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例401から実施例422)
実施例365において、式(L1−3−35)で表される化合物を下表の式(L1−1−x)で表される化合物に、式(I−3−35−2)で表される化合物を下表の式(I−1−x−2)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−1−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例423から実施例430)
実施例367において、式(L1−3−51)で表される化合物を下表の式(L1−1−x)で表される化合物に、式(I−3−51−3)で表される化合物を下表の式(I−1−x−3)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−1−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例431から実施例450)
実施例368において、式(L1−3−70)で表される化合物を下表の式(L1−1−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−1−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例451から実施例476)
実施例357において、式(L1−1−11)で表される化合物を下表の式(L1−2−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−2−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例477から実施例492)
実施例365において、式(L1−3−35)で表される化合物を下表の式(L1−2−x)で表される化合物に、式(I−3−35−2)で表される化合物を下表の式(I−2−x−2)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−2−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例493から実施例496)
実施例367において、式(L1−3−51)で表される化合物を下表の式(L1−2−x)で表される化合物に、式(I−3−51−3)で表される化合物を下表の式(I−2−x−3)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−2−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
(実施例497から実施例506)
実施例368において、式(L1−3−70)で表される化合物を下表の式(L1−2−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−2−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
(実施例507から実施例531)
実施例357において、式(L1−1−11)で表される化合物を下表の式(L1−3−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−3−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例532から実施例548)
実施例365において、式(L1−3−35)で表される化合物を下表の式(L1−3−x)で表される化合物に、式(I−3−35−2)で表される化合物を下表の式(I−3−x−2)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−3−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例549から実施例559)
実施例367において、式(L1−3−51)で表される化合物を下表の式(L1−3−x)で表される化合物に、式(I−3−51−3)で表される化合物を下表の式(I−3−x−3)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−3−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例560から実施例578)
実施例368において、式(L1−3−70)で表される化合物を下表の式(L1−3−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−3−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例579から実施例607)
実施例357において、式(L1−1−11)で表される化合物を下表の式(L1−4−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−4−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例608から実施例620)
実施例365において、式(L1−3−35)で表される化合物を下表の式(L1−4−x)で表される化合物に、式(I−3−35−2)で表される化合物を下表の式(I−4−x−2)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−4−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例621から実施例626)
実施例367において、式(L1−3−51)で表される化合物を下表の式(L1−4−x)で表される化合物に、式(I−3−51−3)で表される化合物を下表の式(I−4−x−3)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−4−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例627から実施例636)
実施例368において、式(L1−3−70)で表される化合物を下表の式(L1−4−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−4−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
(実施例637から実施例663)
実施例357において、式(L1−1−11)で表される化合物を下表の式(L1−5−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−5−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例664から実施例682)
実施例365において、式(L1−3−35)で表される化合物を下表の式(L1−5−x)で表される化合物に、式(I−3−35−2)で表される化合物を下表の式(I−5−x−2)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−5−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例683から実施例693)
実施例367において、式(L1−3−51)で表される化合物を下表の式(L1−5−x)で表される化合物に、式(I−3−51−3)で表される化合物を下表の式(I−5−x−3)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−5−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例694から実施例713)
実施例368において、式(L1−3−70)で表される化合物を下表の式(L1−5−x)で表される化合物に置き換えた以外は同様の方法によって、下表の式(I−5−x)で表される化合物を製造した。
Figure 2020055768
Figure 2020055768
(実施例714から実施例1053及び比較例1から比較例5)
実施例374から実施例713に記載の式(I−1−1)から式(I−5−80)で表される化合物及び特許文献3に記載の化合物(R−1)、特許文献4に記載の化合物(R−2)、特許文献5に記載の化合物(R−3)、特許文献6に記載の化合物(R−4)及び特許文献7に記載の化合物(R−5)を評価対象の化合物とした。
Figure 2020055768
膜厚150nmのITO(インジウムスズオキシド)からなる陽極を有するガラス基板上に、真空度5.0×10−4Paで、HAT−CN(30nm)、α−NPD(30nm)を蒸着した。評価対象の化合物と26DCzppyとを、評価対象の化合物の濃度が17%となるよう、異なる蒸着源から30nmの厚さで共蒸着した。次に、ETL−A(ケミプロ化成社製)とLiqとを、ETL−Aの濃度が50%となるよう、異なる蒸着源から35nmの厚さで共蒸着した。次に、Liq(0.5nm)及びアルミニウム(80nm)を順に蒸着し、評価対象の有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
Figure 2020055768
評価対象の化合物と評価対象の有機エレクトロルミネッセンス素子との関係を下表に示す。
Figure 2020055768
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評価対象の各有機エレクトロルミネッセンス素子について、素子寿命[h](LT50(500nit))及び発光色を測定した。比較例1の素子(D−R−1)の素子寿命[h](LT50(500nit))を1とした場合の、評価対象の各素子の素子寿命及び発光色を下表に示す。比較例4及び比較例5の素子(D−R−4)及び素子(R−R−5)については、発光色が橙及び赤であったため、素子寿命の測定を省略した。また、本願発明の化合物を使用した素子(D−1−1)から素子(D−5−80)はいずれも比較例1から比較例3の素子(D−R−1)から素子(D−R−3)と比較して、0.6倍から0.9倍と低い駆動電圧[V]及び1.1倍から1.6倍と高い電流効率[cd/A]を示した。
Figure 2020055768
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表より、本願発明の化合物を使用した素子は、比較例の素子と比較して長い素子寿命を示すことがわかる。また、本願発明の化合物を使用した素子は、比較例の素子と比較してより深い青色発光を示すことから高い色純度を示すことがわかる。
以上の結果から、本願発明の化合物は、素子に使用した場合に低い駆動電圧、高い電流効率、高い発光の色純度及び長い発光寿命を有することから、有機エレクトロルミネッセンス素子の構成部材として有用である。
1,基板
2,陽極
3,ホール注入層
4,ホール輸送層
5,発光層
6,電子輸送層
7,陰極

Claims (24)

  1. 下記の一般式(I)
    ML (I)
    (式中、Mは元素周期表における8族から11族の金属を表し、
    は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1)
    Figure 2020055768
    (式中、破線はMとの結合位置を表し、
    、R、R、R、R及びRは各々独立して水素原子又は置換基を表すが、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び/又は=C(R)−は各々独立して=N−を表しても良く、RとR、RとR、RとR、RとR及び/又はRとRとが縮合環を形成しても良く、但し、R、R、R、R、R及びRのうち少なくとも1つはRで表される置換されても良いアミノ基を表す。)で表される基を表し、
    は複数存在する場合は各々独立してMと結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
    mは1から3の整数を表し、
    nは0から2の整数を表すが、m+nは2又は3を表す。)で表される化合物。
  2. Mがイリジウム、ロジウム、パラジウム、白金、金、オスミウム又はルテニウムから選ばれる、請求項1に記載の化合物。
  3. が、複数存在する場合は各々独立して、下記の式(RA−1)又は式(RA−2)
    Figure 2020055768
    (式中、式(RA−1)において破線は結合位置を表し、式(RA−2)において任意の位置に結合手を1つ有し、RB1、RB2及びRB3は各々独立して水素原子、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基又は置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、当該アルキル基、非芳香族炭化水素環基、芳香族炭化水素環基、非芳香族複素環基及び非芳香族複素環基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、1個の−CH−又は2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−に置き換えられても良く、存在するRB1とRB2、RB2とRB3又はRB3とRB1とが環又は縮合環を形成しても良い。)から選ばれる基を表す、請求項1又は請求項2に記載の化合物。
  4. 下記の一般式(I−i)
    11 m121 n1 (I−i)
    (式中、Mはイリジウム、ロジウム、パラジウム、白金、金、オスミウム又はルテニウムから選ばれる金属を表し、
    11は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i)
    Figure 2020055768
    (式中、破線はMとの結合位置を表し、
    11はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルキルチオ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアルキルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキニルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニル基、置換されていても良いアルケニルカルボニル基、置換されていても良いアルキニルカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルケニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルキニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いアリールチオ基、置換されていても良いアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールチオ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基、又は、下記の式(RA−1−1)から式(RA−2−3)
    Figure 2020055768
    (式中、破線は結合位置を表し、RC1及びRC2は各々独立して炭素原子数1から20の直鎖状アルキル基、炭素原子数3から20の分岐状アルキル基又は炭素原子数3から20の環状アルキル基を表すが、当該直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基及び環状アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されても良く、1個の−CH−又は2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−に置き換えられても良く、存在するRC1とRC2とが環を形成しても良く、ArC1、ArC2及びArC3は各々独立して置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数6から20の芳香族炭化水素環基又は置換されていても良く、縮合環を形成しても良い炭素原子数3から20の芳香族複素環基を表すが、存在するArC1とArC2、ArC2とArC3及び/又はArC3とArC1とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれるRA1で表される基を表し、
    21、R31、R41、R51及びR61は各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ペンタフルオロスルファニル基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルキルチオ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアルキルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキニルオキシカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニル基、置換されていても良いアルケニルカルボニル基、置換されていても良いアルキニルカルボニル基、置換されていても良いアルキルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルケニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアルキニルカルボニルオキシ基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いアリールチオ基、置換されていても良いアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニル基、置換されていても良いアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールチオ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニル基、置換されていても良いヘテロアリールカルボニルオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基、又は、RA1で表される基を表すが、=C(R31)−、=C(R41)−、=C(R51)−及び/又は=C(R61)−は各々独立して=N−を表しても良く、R11とR21、R21とR31、R31とR41、R41とR51及び/又はR51とR61とが縮合環を形成しても良いが、R11、R21、R31、R41、R51及びR61のうち少なくとも1つはRA1で表される基を表す。)で表される基を表し、
    21は複数存在する場合は各々独立してMと結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
    m1は1から3の整数を表し、
    n1は0から2の整数を表すが、m1+n1は2又は3を表す。)で表される化合物。
  5. 下記の一般式(I−i−3)
    11113 m11211 n11 (I−i−3)
    (式中、M11はイリジウム、白金、金又はオスミウムから選ばれる金属を表し、
    113は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−3)
    Figure 2020055768
    (式中、破線はM11との結合位置を表し、
    113はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表し、
    213、R413、R513及びR613は各々独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、=C(R413)−、=C(R513)−及び/又は=C(R613)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA13は下記の式(RA−1−11)から式(RA−2−31)
    Figure 2020055768
    (式中、破線は結合位置を表し、RC11及びRC21は各々独立して炭素原子数1から10の直鎖状アルキル基、炭素原子数3から10の分岐状アルキル基又は炭素原子数3から10の環状アルキル基を表すが、当該直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基及び環状アルキル基中の1個の−CH−又は2個以上の−CH−が各々独立して−O−に置き換えられても良く、存在するRC11とRC21とが環を形成しても良く、ArC11、ArC21及びArC31は各々独立して下記の式(ARC−1)から式(ARC−17)
    Figure 2020055768
    Figure 2020055768
    (式中、任意の位置に結合手を1つ有し、任意の−CH=は各々独立して−N=に置き換えられても良く、−CH−は各々独立して−O−、−S−、−NR−(式中、Rは水素原子又は炭素原子数1から20のアルキル基を表す。)、−CS−又は−CO−に置き換えられても良いが、−O−O−結合を含まない。また、これらの基は無置換又は1つ以上のLによって置換されても良く、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、ニトロ基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表すが、当該アルキル基中の任意の水素原子はフッ素原子に置換されていても良く、Lが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)から選ばれる基を表すが、存在するArC11とArC21ArC21とArC31、ArC31とArC11とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれる基を表すが、R113とR213、R213とRA13、RA13とR413、R413とR513及び/又はR513とR613とが縮合環を形成しても良く、
    211はM11と結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
    m11は1から3の整数を表し、
    n11は0又は1を表すが、m11+n11は2又は3を表す。)で表される化合物。
  6. 下記の一般式(I−i−5)
    11115 m11211 n11 (I−i−5)
    (式中、M11はイリジウム、白金、金又はオスミウムから選ばれる金属を表し、
    115は複数存在する場合は各々独立して下記の一般式(I−L1−i−5)
    Figure 2020055768
    (式中、破線はM11との結合位置を表し、
    115はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表し、
    215、R315、R415及びR615は各々独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、置換されていても良いシリル基、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアルケニル基、置換されていても良いアルケニルオキシ基、置換されていても良いアルキニル基、置換されていても良いアリールオキシ基、置換されていても良いヘテロアリールオキシ基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族炭化水素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い非芳香族複素環基、置換されていても良く、縮合環を形成しても良い芳香族複素環基を表すが、=C(R315)−、=C(R415)−及び/又は=C(R615)−は各々独立して=N−を表しても良く、RA15は式(RA−1−11)から式(RA−2−31)から選ばれる基を表すが、R115とR215、R215とR315、R315とR415、R415とRA15及び/又はRA15とR615とが縮合環を形成しても良く、
    211はM11と結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
    m11は1から3の整数を表し、
    n11は0又は1を表すが、m11+n11は2又は3を表す。)で表される化合物。
  7. 下記の一般式(I−i−33)
    Figure 2020055768
    (式中、RA133は下記の式(RA−1−14)又は式(RA−1−34)
    Figure 2020055768
    (式中、破線は結合位置を表し、RC14及びRC24は各々独立して炭素原子数1から3の直鎖状アルキル基又は炭素原子数3から5の分岐状アルキル基を表すが、RC14とRC24とが環を形成しても良く、ArC14及びArC24は各々独立して下記の式(ARC−1−3)から式(ARC−7−3)
    Figure 2020055768
    (式中、任意の位置に結合手を1つ有する。また、これらの基は無置換又は1つ以上のLT11によって置換されても良く、LT11は炭素原子数1から3の直鎖状アルキル基又は炭素原子数3から5の分岐状アルキル基を表すが、LT11が複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)から選ばれる基を表すが、ArC14とArC24とが縮合環を形成しても良い。)から選ばれる基を表し、
    2113はイリジウムと結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
    m113は2又は3を表し、
    n113は0又は1を表すが、m113+n113は3を表す。)で表される化合物。
  8. 下記の一般式(I−i−53)
    Figure 2020055768
    (式中、RA153は式(RA−1−14)又は式(RA−1−34)から選ばれる基を表し、
    2113はイリジウムと結合する一価アニオン性の二座配位子を表し、
    m113は2又は3を表し、
    n113は0又は1を表すが、m113+n113は3を表す。)で表される化合物。
  9. 下記の一般式(L1)
    Figure 2020055768
    (式中、R、R、R、R、R及びRは各々一般式(I)におけるR、R、R、R、R及びRと同様の意味を表すが、=C(R)−、=C(R)−、=C(R)−及び/又は=C(R)−は各々独立して=N−を表しても良く、RとR、RとR、RとR、RとR及び/又はRとRとが縮合環を形成しても良く、但し、R、R、R、R、R及びRのうち少なくとも1つはRで表される置換されても良いアミノ基を表す。)で表される化合物。
  10. が、複数存在する場合は各々独立して、請求項3に記載の式(RA−1)又は式(RA−2)から選ばれる基を表す、請求項9に記載の化合物。
  11. 下記の一般式(L1−i)
    Figure 2020055768
    (式中、R11、R21、R31、R41、R51及びR61は各々一般式(I−i)におけるR11、R21、R31、R41、R51及びR61と同様の意味を表すが、=C(R31)−、=C(R41)−、=C(R51)−及び/又は=C(R61)−は各々独立して=N−を表しても良く、R11とR21、R21とR31、R31とR41、R41とR51及び/又はR51とR61とが縮合環を形成しても良いが、R11、R21、R31、R41、R51及びR61のうち少なくとも1つは請求項4に記載の式(RA−1−1)から式(RA−2−3)から選ばれるRA1で表される基を表す。)で表される基を表す。)で表される化合物。
  12. 下記の一般式(L1−i−3)
    Figure 2020055768
    (式中、R113、R213、R413、R513、R613及びRA13は各々一般式(I−i−iii)におけるR113、R213、R413、R513、R613及びRA13と同様の意味を表すが、=C(R413)−、=C(R513)−及び/又は=C(R613)−は各々独立して=N−を表しても良く、R113とR213、R213とRA13、RA13とR413、R413とR513及び/又はR513とR613とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物。
  13. 下記の一般式(L1−i−5)
    Figure 2020055768
    (式中、R115、R215、R315、R415、R615及びRA15は各々一般式(I−i−v)におけるR115、R215、R315、R415、R615及びRA15と同様の意味を表すが、=C(R315)−、=C(R415)−及び/又は=C(R615)−は各々独立して=N−を表しても良く、R115とR215、R215とR315、R315とR415、R415とRA15及び/又はRA15とR615とが縮合環を形成しても良い。)で表される化合物。
  14. 下記の一般式(L1−i−33)
    Figure 2020055768
    (式中、RA133は一般式(I−i−33)におけるRA133と同様の意味を表す。)で表される化合物。
  15. 下記の一般式(L1−i−53)
    Figure 2020055768
    (式中、RA153は一般式(I−i−53)におけるRA153と同様の意味を表す。)で表される化合物。
  16. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物を含有する組成物。
  17. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子用組成物。
  18. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物を部分構造として有する重合体。
  19. 請求項18に記載の重合体を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子用組成物。
  20. 陽極及び陰極により挟持された発光層を有する有機エレクトロルミネッセンス素子であって、
    前記発光層が請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物、又は、請求項16から請求項19のいずれか一項に記載の組成物又は重合体を含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  21. 発光層がさらにホスト材料を含有する、請求項20に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  22. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物を使用した樹脂、樹脂添加剤、オイル、フィルター、接着剤、粘着剤、油脂、インキ、医薬品、化粧品、洗剤、建築材料、包装材、液晶材料、有機EL材料、有機半導体材料、電子材料、表示素子、照明素子、電子デバイス、通信機器、自動車部品、航空機部品、機械部品、電子部品、試薬、水素化還元用触媒、改質触媒、選択酸化触媒、燃料電池用電極触媒、光電変換材料、農薬及び食品。
  23. 請求項20又は請求項21のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備えることを特徴とする表示装置。
  24. 請求項20又は請求項21のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備えることを特徴とする照明装置。
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