JP2020054971A - 液処理装置および液処理方法 - Google Patents

液処理装置および液処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020054971A
JP2020054971A JP2018188552A JP2018188552A JP2020054971A JP 2020054971 A JP2020054971 A JP 2020054971A JP 2018188552 A JP2018188552 A JP 2018188552A JP 2018188552 A JP2018188552 A JP 2018188552A JP 2020054971 A JP2020054971 A JP 2020054971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
liquid
processing
port
specific gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018188552A
Other languages
English (en)
Inventor
章寛 谷井
Akihiro Tanii
章寛 谷井
知恵子 金山
Chieko Kanayama
知恵子 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugino Machine Ltd filed Critical Sugino Machine Ltd
Priority to JP2018188552A priority Critical patent/JP2020054971A/ja
Publication of JP2020054971A publication Critical patent/JP2020054971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】高比重液の廃棄量を減少できる液処理装置および液処理方法を提供する。【解決手段】液処理装置は、処理槽17と、処理槽17の底部に配置され、処理液に気体を混入して微細気泡を発生させる発生器25と、処理槽17と底部で接続された分離槽15と、処理槽17と底部で接続された清浄槽19と、処理槽17の液面の上方に開口する吸入口33および分離槽15へ排出する吐出口37を有するポンプ35と、分離槽15の上部に配置され、低比重液および浮遊物が排出する排出口21と、清浄槽19の上部に配置され、高比重液が回収される回収口23と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は液処理装置および液処理方法に関する。
槽と、この槽内に設置されたマイクロバブル発生体と、外部に存在する廃液又は前記槽内の液体或いはその両方を前記マイクロバブル発生体に供給する供給装置と、前記マイクロバブル発生体に空気等のガス体を供給するガス供給装置とを備え、前記マイクロバブル発生体を旋回剪断型のマイクロバブル発生体とし、当該マイクロバブル発生体から出たマイクロバブルによって前記マイクロバブル発生体の出口付近で前記液中のエマルジョンを解乳化し、相互に親和性のない少なくとも2種類の液に分離するとともに一方の液体を前記マイクロバブルとともに浮上させるエマルジョン解乳化装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2015−155092号公報
特許文献1の油水分離タンクを洗浄機の洗浄液や工作機械のクーラントに適用した場合に、浮上した液A(低比重液)中に含まれる液B(高比重液)の量が大きい場合がある。この場合、除去する低比重液と共に利用価値の高い高比重液である洗浄液やクーラントが廃棄される。
本発明は、高比重液の廃棄量を減少できる液処理装置および液処理方法を提供することを課題とする。
本発明の第1側面は、液処理装置であって、
処理槽と、
前記処理槽の底部に配置され、処理液に気体を混入して微細気泡を発生させる微細気泡発生器と、
前記処理槽と底部で接続された分離槽と、
前記処理槽と底部で接続された清浄槽と、
前記処理槽の液面の上方に開口する吸入口および前記分離槽へ排出する吐出口を有するポンプと、
前記分離槽の上部に配置され、低比重液および浮遊物が排出する排出口と、
前記清浄槽の上部に配置され、高比重液が回収される回収口と、
を備えている。
本発明の第2側面は、液処理方法であって、
処理液を処理槽へ送り、
前記処理液内に微細気泡を発生させ、
前記微細気泡が前記処理液中の浮遊物を吸着して浮上し、
前記処理液と浮上した前記微細気泡を吸引して前記分離槽へ送り、
分離槽内で低比重液および前記浮遊物が高比重液と分離し、
分離した前記高比重液が前記処理槽へ戻り、
前記処理槽から前記高比重液が排出する、方法。
本発明の液処理装置は、ポンプを持ち、処理液を貯留する貯留槽に適用される。貯留槽は、例えば工作機械のクーラントタンクや洗浄機の洗浄液タンクである。処理液としては、例えば水溶液が利用される。処理液は、例えば工作機械の水性クーラント、又は水性洗浄液である。処理液は高比重液に該当する。処理液には、低比重液である油分や微細な切りくず等が浮遊している。
微細気泡発生器が処理液中に発生させた微細気泡は、処理液中に混濁する浮遊物等に吸着し、浮上させる。気泡と共に浮上した浮遊物や油分等は、吸入口からポンプによって吸い上げられ、吸引時に気泡が消滅して分離槽へ吐き出される。分離槽内で高比重液と低比重液および浮遊物とが分離する。分離した浮遊物等は排出口から排出される。
高比重液は再び処理槽内へ戻り、処理槽の底部から清浄槽へ移動する。回収口から清浄化された処理液が貯留槽へ戻る。
本発明によれば、高比重液の廃棄量を減少できる液処理装置および液処理方法を提供することができる。
第1実施形態の液処理装置の構成図 第1実施形態の液処理装置の斜視図 第1実施形態の処理槽の平面図 図3のIV−IV線断面図 図4のV部拡大図 図5のVI−VI線断面図 液処理方法のフローチャート 実施例の処理時間に対する不純物量を示すグラフ 第2実施形態の液処理装置の構成図 第2実施形態の分離槽、浮上槽および清浄槽の平面図 第2実施形態の吸引口の斜視図
(第1実施形態)
図1は本実施形態の液処理装置10を示す。液処理装置10は、分離槽15、処理槽17、清浄槽19、微細気泡発生器(以下、「発生器25」という。)およびポンプ35を備える。液処理装置10はドレンタンク39およびポンプ13を含んでも良い。
液処理装置10は処理液を貯留する貯留槽11に適用される。ポンプ13は貯留槽11から処理液を汲み上げ、処理液注入管(以下、「注入管27」という。)を介して発生器25に送る。
図1ないし図4に示すように、分離槽15、処理槽17および清浄槽19は単一の箱状の槽に一体として形成されてよい。分離槽15、処理槽17および清浄槽19は共通の傾斜する底板14を持つ。底板14は図3の右端において最も低く、左端において最も高い。平面視で、分離槽15は、矩形の一つの隅部(図3の右辺隅部)に配置される。平面視で、清浄槽19は分離槽15と離れた矩形の一辺(図3の左辺)に沿って配置される。中央部の残りの部分が処理槽17である。
清浄槽19は、清浄槽接続口(以下、「接続口20」という。)を介して処理槽17と接続する。清浄槽19は回収口23を持つ。
回収口23は清浄槽19の上部に配置される。回収口23の設置高さが清浄槽19及び処理槽17の液面22の高さ(以下、「液面高さ」ともいう。)を決定づける。清浄槽19の液面22は貯留槽11の液面12の上方に位置する。回収口23は貯留槽11と接続する。
分離槽15は底部で処理槽17と接続する。分離槽15の上部に排出口21が配置される。排出口21は固定部21aおよび調整部21bを持つ。固定部21aは分離槽15の底板14から鉛直方向に立ち上がる。固定部21aは丸パイプである。固定部21aの上端部には雄ねじ21cが配置される。調整部21bは丸パイプである。調整部21bの内側には、雄ねじ21cと噛み合う雌ねじ21dが配置される。調整部21bは固定部21aにねじ込まれる。調整部21bを回転させると調整部21bが上下に進退する。調整部21bの上面から浮遊物および低比重液(例えば油分)が排出される。排出物はドレンタンク39に回収される。調整部21bの上端の高さは、液面高さよりも若干高く調整される。
なお、排出口21と回収口23の構造を互いに入れ替えても良い。つまり、回収口23は底板から立ち上がる固定部とねじによって調整できる調整部を含み、排出口21は分離槽15の側面上方に固定されても良い。
分離槽15の底板14にドレン口41が配置されて良い。ドレン口41は底板14の最深部に配置される。ドレン口41にバルブ43が配置される。バルブ43は常時閉じられている。ドレン口41はバルブ43を介してドレンタンク39に接続する。分離槽15に排出された処理液と泡は分離槽15の内部で低比重液と高比重液に分離する。また、微細気泡が付着して気泡と共に浮上した異物は、分離槽15の内部で沈降する。沈降した異物は傾斜した底板14に沿って最深部へ移動し、やがてドレンタンク39に回収される。バルブ43を開けたときに分離槽15に溜まった異物を排出できる。
処理槽17は平面図において矩形をなす。処理槽17は曝気槽17aと気泡浮上槽(以下、「浮上槽17b」という。)を含んでよい。
このとき、曝気槽17aは処理槽17の深い部分に、浮上槽17bは浅い部分に配置される。曝気槽17aに発生器25が配置される。曝気槽17aと浮上槽17bは連通口17c(流入口)で接続する。つまり、連通口17cは浮上槽17bの一端部に配置される。連通口17cは液面22の上方から底板14まで開口して設けられる。すなわち、連通口17cにおいて、曝気槽17aと浮上槽17bとを区画する壁が存在していない。
曝気槽17aはその深さが浅い部分に連通口17cを、その深さが深い部分に分離槽接続口(以下、「接続口16」という。)を持つ。接続口16は曝気槽17aを分離槽15に接続する。接続口16は、底部に配置される。好ましくは、接続口16は曝気槽17aの最深部に配置される。
好ましくは、接続口16と連通口17cは、平面視において曝気槽17aの対角に配置される。
浮上槽17bには液面22の下方に断面U字状の細長い通路17dが形成される。通路17dは蛇行状に折り返されてコンパクトに構成されている。例えば、平面視で浮上槽17bは全体として矩形をなし、平行に並べられた複数の仕切り板18が配置される。仕切り板18は高さ方向において、液面22のわずかに下方から底板14までを仕切る。平面視で仕切り板18は一方の側面から他方の側面付近まで伸びて、他方側に開口18aを持つ。開口18aは両側面の端部のうち、隣り合う仕切り板18に対して交互の端部に配置される。接続口20(流出口)は、処理槽17(浮上槽17b)の他端部(図3において左端部)の底部に設けられる。
仕切り板18が液面22の下方にあるため、曝気槽17aおよび浮上槽17bで浮上した気泡が吸入口33へ速やかに移動できる。
ポンプ35は吸入口33および吐出口37を持つ。ポンプ35は負圧を発生させて吸引し、吐出口37から吐き出す。ポンプ35は例えばエジェクタポンプ、ダイヤフラムポンプ、ロータリーポンプを利用できる。
図3および図4に示すように、吸入口33は、処理槽17の他端部(図3の左端部)に設けられる。吸入口33は丸管又は角管でよい。吸入口33は液面22の上方に開口する。好ましくは、吸入口33の一部は処理槽17の液面22の下方に開口する。吸入口33は液面に対して角度θだけ傾斜して配置する。角度θは好ましくは30度以上50度以下である。角度θが50度を超えると、吸引した処理液が吸入口33に逆流しやすい。角度θが30度未満では、設置面積が増加する。
吸入口33の一部が液面22の下方に開口しているため、ポンプ35が処理液を吸い込み、処理液と共に処理液に浮遊している気泡が吸入口33に向かって移動する。気泡には、浮遊物および低比重液(例えば油分)が吸着している。気泡が吸入口33へ向かって移動するため、吸入口33には気泡が次々に吸い上げられる。
吐出口37は分離槽15に配置される。吐出口37は分離槽15の液面22の下方に開口する。
発生器25は既知の発生器を利用できる。発生器25は、空気せん断型を利用できる。望ましくは、発生器25は、20ないし50μmの気泡を生成する。
発生器25は処理槽17の一端部に配置される。発生器25は、処理槽17の底部に配置される。発生器25は処理槽17の液面22から槽深さの例えば3/4ないし4/5の深さに配置される。好ましくは発生器25の下方に空間が生じるように発生器25が配置される。発生器25は、平面視において、連通口17cから遠方に配置される。
図5および図6に示すように、発生器25は、ボディ25a、空気流入穴25b、気泡発生口25cおよび液体流入口25dを持つ。ボディ25aは、丸管の端部を板で密閉したドラム形状である。空気流入穴25bと気泡発生口25cはボディ25aの両端面の中央に配置される。空気流入穴25bは丸穴である。気泡発生口25cは丸穴である。液体流入口25dは、ボディ25aの長さの中央よりも空気流入穴25bに近い側に配置される。横断面において、液体流入口25dはボディ25aの内周面の接線方向に開口する。液体流入口25dは注入管27と接続する。
導気管29の一端は空気流入穴25bと接続する。導気管29の他端は液面22より上方に開口する。
処理液の一部は処理液供給口31から処理槽17へ供給されてよい。処理液供給口31は、ポンプ13と接続する。発生器25を通過する処理液の流量は、発生器25の寸法と処理液の圧力に応じて定まる。発生器25を経由しない処理液供給口31を設けることで、発生器25を通過する流量よりも大きい量の処理液を処理できる。
図7に従って、液処理方法を説明する。ポンプ13が処理液を処理槽17へ送る。処理液は、処理液供給口31及び発生器25から供給される(S1)。
注入管27から送られた処理液の旋回流により発生器25内部が負圧になる。これにより、発生器25は導気管29から空気流入穴25bを通して空気を吸入する。処理液の旋回流は空気をせん断し、気泡発生口25cから微細気泡として噴出する(S2)。
微細気泡の直径は20〜50μmが好ましい。微細気泡は、曝気槽17a内で処理液とよく混合される。微細気泡は処理液中の浮遊物や処理液中に分散する油滴に付着する。処理液は処理槽17の一端部から他端部へ流れる。この間に、微細気泡は油滴や浮遊物と共に浮上する。処理槽17内に通路17dが配置された場合、処理液は通路17dに沿って流れるため、処理液は長い距離を移動する。処理液が浮上槽17bの終端に到着するまでの間に、微細気泡が完全に浮上する(S3)。
ポンプ35は浮遊物や油滴に付着して浮上した気泡を吸入口33から処理液と共に吸引する。ポンプ35が処理液と共に気泡を吸引するため、吸入口33から遠い位置に浮かんだ気泡も吸入口33付近に移動し、速やかに吸引される。通路17dが配置された場合であっても、仕切り板18が液面22の下方にあるため、浮かんだ気泡は吸入口33付近へ移動しやすい。吸引時に減圧されて気泡は消滅する。気泡が消滅した処理液は吐出口37から分離槽15へ送られる(S4)。
分離槽15へ送られた処理液は、浮遊物、低比重液および高比重液を含む。低比重液はステップS1ないしS4の過程において液滴が大きくなっている。成長した液滴は分離槽15の内部で早く上昇する。分離槽15に送られた浮上物および低比重液は高比重液と2相に分離する。浮遊物および低比重液は高比重液の上方へ浮かぶ。これにより、処理液は二液に分離される(S5)。
分離槽15の内部で浮かんだ低比重液と浮遊物は排出口21から排出される(S6)。
分離槽15の下方に沈んだ高比重液は、底部の接続口16を通って処理槽17へ戻る(S7)。処理槽17へ戻った高比重液はステップS1ないしステップS6を繰り返して処理される。
微細気泡と接触し、微細気泡の吸着および浮上により浄化された高比重液は、接続口20から清浄槽19へ移動する(S8)。清浄槽19は高比重液で満たされる。
分離槽15および清浄槽19の内部で異物等の沈降物が沈殿する(S9)。沈降物は底板14に沿ってドレン口41に移動し、ドレン口41から排出される(S10)。
回収口23から処理済みの高比重液が回収される(S11)。回収された高比重液は貯留槽11へ戻る。
このように、本実施形態によれば、除去する低比重液と共に利用価値の高い高比重液が廃棄されることを抑制することが可能である。すなわち、高比重液の廃棄量を減少できる液処理装置および液処理方法を提供することができる。
(実施例)
図8は、処理時間に対する油分等の不純物量を示す。ここで、処理液は水系洗浄液(ユシロ化学社製ユシロクリーナーW185の2%希釈水溶液)を用いた。処理液中には鉄粉および油分が混入している。微細気泡の直径は顕微鏡で観察した結果、20〜30μmであった。処理槽17の容量は20Lとした。処理槽17内で微細気泡の発生を開始後、1分、2分、3分、5分、10分、15分後に処理液を処理槽から100mL採取した。予め乾燥質量を測定した20μmフィルタ(Merck社製ナイロンネットフィルタ)で採取した処理液をろ過した。ろ過後のフィルタを乾燥し、ろ過後の質量を測定する。ろ過後のフィルタの質量とろ過前のフィルタの乾燥質量の差を不純物量とした。経過時間に対する不純物量をプロットした。
図8によれば、処理時間に対して指数関数的に不純物量が減少している。処理時間が1分で60%程度除去される。処理時間が2分で75%程度除去される。処理時間が3分で80〜85%除去される。処理時間が5分経過後はほとんど変化が見られず、10分経過後も86〜93%であった。図8から、処理時間は1分〜3分が好ましく、特に2分〜3分がより好ましい。
図8の処理時間は、処理液が処理槽17へ連続的に流入する場合、処理槽17内部での処理液の滞留時間に相当する。したがって、処理液の処理槽17における滞留時間は1分〜3分が好ましく、特に2分〜3分(全て両端含む)が好ましい。滞留時間は、処理槽17の容積(L)を処理槽17に流入する処理液の流量(L/min)で割った商として得られる。
(第2実施形態)
図9ないし図11は本実施形態の液処理装置110を示す。液処理装置110では、処理槽17が、上方に設置された曝気槽117aと、下方に設置された浮上槽117bに分離している。浮上槽117bは分離槽15と分離槽接続口(以下、「接続口116」という。)で接続している。浮上槽117bは清浄槽119と清浄槽接続口(以下、「接続口120」という。)で接続している。
曝気槽117aには発生器25が配置される。曝気槽117aはオーバーフロー口117gを有する。オーバーフロー口117gの設置高さが曝気槽117aの液面122aの高さを決定づける。オーバーフロー口117gと浮上槽117bはオーバーフロー通路117cで接続される。オーバーフロー通路117cは、オーバーフロー口117gと浮上槽117bの一端部とを接続する。オーバーフロー通路117cのオーバーフロー口117gとは反対側の開口は、浮上槽117bの一端部に配置され曝気槽117aと接続する流入口に該当する。
図9に示すように、分離槽15、浮上槽117bおよび清浄槽119は一体となって箱型の下段槽151に形成される。平面視で、分離槽15は下段槽151の矩形の隅部に形成される。平面視で、清浄槽119は分離槽15が配置されていない矩形の一辺に配置される。
浮上槽117bは、液面122bの下方に断面U字状の細長い通路17dを含んでも良い。浮上槽117bの一端部の底部に接続口116が配置される。接続口116は分離槽15と接続される。他端部に接続口120(流出口)が配置される。接続口120は清浄槽119と接続する。
吸入口133は浮上槽117bの他端部に配置される。図11に示すように、吸入口133は液面122bに沿って伸びるスリットをなす。高さ方向において、吸入口133の一部は液面122bの下方に沈められている。吸入口133はスリットであるため、広い範囲から浮上した気泡を吸入できる。
清浄槽119は、下仕切り板119aおよび上仕切り板119bを含んでよい。平面視で、下仕切り板119aおよび上仕切り板119bは平行に配置される。下仕切り板119aは上仕切り板119bよりも接続口120に近い。下仕切り板119aは、槽深さの中央部から槽底までを仕切る。すなわち、下仕切り板119aは、底板14から液面122b付近までを仕切る。下仕切り板119aは液面122bを仕切らない。上仕切り板119bは液面122bの上方から槽深さの中央部までを仕切る。清浄槽119に流入した高比重液は、下仕切り板119aに遮られて、液面122b付近から上仕切り板119bへ向かい、上仕切り板119bの下方から回収口23へ流れ込む。
清浄槽119において、高比重液が下仕切り板119aおよび上仕切り板119bを超えて回収口23から流出することで、高比重液中の比重の高い異物が下方へ沈み、回収口23から流出する高比重液中の異物量が減少する。
ドレン口41は、バルブ43を介してドレンカプセル(以下、単に「カプセル45」)と接続する。カプセル45はバルブ43に接続する接続口を持った密閉容器である。カプセル45はバルブ43から取り外しできる。例えば、カプセル45はフランジ継手、ユニオン継手やヘルール継手を介してバルブ43に接続する。バルブ43は常時開く。沈降物は、ドレン口41、バルブ43を通ってカプセル45に落下する。バルブ43を閉じたときにカプセル45を取り外し、カプセル45内に溜まった異物を回収できる。例えば微細な切りくずなどの金属を回収できる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に記載した構成に限定されるものではない。本発明は、前記実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
10,110 液処理装置
15 分離槽
17 処理槽
17a,117a 曝気槽
17b,117b 浮上槽
17c 連通口(流入口)
17d 通路
19,119 清浄槽
20,120 接続口(流出口)
21 排出口
23 回収口
25 発生器(微細気泡発生器)
31 処理液供給口
33,133 吸入口
35 ポンプ
37 吐出口
41 ドレン口
43 バルブ
45 カプセル(ドレンカプセル)
117g オーバーフロー口
117c オーバーフロー通路

Claims (11)

  1. 処理槽と、
    前記処理槽の底部に配置され、処理液に気体を混入して微細気泡を発生させる微細気泡発生器と、
    前記処理槽と底部で接続された分離槽と、
    前記処理槽と底部で接続された清浄槽と、
    前記処理槽の液面の上方に開口する吸入口および前記分離槽へ排出する吐出口を有するポンプと、
    前記分離槽の上部に配置され、低比重液および浮遊物が排出する排出口と、
    前記清浄槽の上部に配置され、高比重液が回収される回収口と、
    を備える液処理装置。
  2. 前記吸入口の一部は前記処理槽の液面下に開口する、
    請求項1の液処理装置。
  3. 前記吸入口の開口方向は前記処理槽の液面に対して傾斜している、
    請求項1又は請求項2の液処理装置。
  4. 前記吸入口の開口方向と前記処理槽の液面とは30度以上50度以下の角度をなす、
    請求項3の液処理装置。
  5. 前記処理槽は、
    前記微細気泡発生器が配置される曝気槽と、
    前記曝気槽と接続する流入口が配置された一端部、及び、前記清浄槽と接続する流出口および前記吸入口が配置された他端部を有し、前記処理槽の液面の下方に設けられた断面U字状の細長い通路をもつ気泡浮上槽と、を有する、
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項の液処理装置。
  6. 前記曝気槽はオーバーフロー口を有し、前記気泡浮上槽の上方に配置され、
    前記オーバーフロー口と前記気泡浮上槽の一端部とを接続するオーバーフロー通路を更に備え、
    前記分離槽は前記気泡浮上槽と底部で接続する、
    請求項5の液処理装置。
  7. 更に、
    前記処理液が前記処理槽へ供給される処理液供給口を備える、
    請求項1ないし請求項6のいずれか一項の液処理装置。
  8. 前記清浄槽は、槽深さの中央部から槽底までを仕切る仕切り板を有する、
    請求項1ないし請求項7のいずれか一項の液処理装置。
  9. 前記分離槽の底部に設置されたドレン口と、
    前記ドレン口に接続するバルブと、
    前記バルブに着脱自在に設置され、前記バルブを介して前記ドレン口と接続するカプセルと、
    を更に備える請求項1ないし請求項8のいずれか一項の液処理装置。
  10. 処理液を処理槽へ送り、
    前記処理液内に微細気泡を発生させ、
    前記微細気泡が前記処理液中の浮遊物を吸着して浮上し、
    前記処理液と浮上した前記微細気泡を吸引して分離槽へ送り、
    前記分離槽内で低比重液および前記浮遊物が高比重液と分離し、
    分離した前記高比重液が前記処理槽へ戻り、
    前記処理槽から前記高比重液が排出する、
    液処理方法。
  11. 前記微細気泡が浮上する時間は1分以上3分以下である請求項10の液処理方法。
JP2018188552A 2018-10-03 2018-10-03 液処理装置および液処理方法 Pending JP2020054971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188552A JP2020054971A (ja) 2018-10-03 2018-10-03 液処理装置および液処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188552A JP2020054971A (ja) 2018-10-03 2018-10-03 液処理装置および液処理方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021001567U Continuation JP3232849U (ja) 2021-04-27 2021-04-27 液処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020054971A true JP2020054971A (ja) 2020-04-09

Family

ID=70105927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018188552A Pending JP2020054971A (ja) 2018-10-03 2018-10-03 液処理装置および液処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020054971A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020203761A1 (ja) 2019-03-29 2020-10-08 キヤノン株式会社 吸光遮熱膜、吸光遮熱部材、および物品、並びにそれらの製造方法
JP2020185565A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 株式会社スギノマシン 液処理装置および液処理方法
CN113842677A (zh) * 2020-06-25 2021-12-28 杉野机械股份有限公司 液体处理装置以及液体处理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020203761A1 (ja) 2019-03-29 2020-10-08 キヤノン株式会社 吸光遮熱膜、吸光遮熱部材、および物品、並びにそれらの製造方法
JP2020185565A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 株式会社スギノマシン 液処理装置および液処理方法
CN113842677A (zh) * 2020-06-25 2021-12-28 杉野机械股份有限公司 液体处理装置以及液体处理方法
JP2022022513A (ja) * 2020-06-25 2022-02-07 株式会社スギノマシン 液処理装置および液処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6309090B2 (ja) 加圧浮上装置
JP2020054971A (ja) 液処理装置および液処理方法
KR100919367B1 (ko) 고효율 기체용해탱크를 이용한 부상분리장치
ES2349639T3 (es) Separador ciclónico de objetos extraños que separa objetos extraños por fuerza.
RU182736U1 (ru) Устройство для очистки нефтесодержащих сточных вод
JP3546359B2 (ja) 油水分離装置
JP5074689B2 (ja) ノズル
JP2011131117A (ja) マイクロバブル濃縮装置及び生成装置並びにそれらの方法
CN111905412B (zh) 液体处理装置以及液体处理方法
JP3232849U (ja) 液処理装置
KR101270236B1 (ko) 기포를 이용한 유분 분리장치
JP3210936U (ja) 排水処理装置
JP6912550B2 (ja) 液処理装置および液処理方法
JP6496931B2 (ja) 加工液処理システム
KR102078657B1 (ko) 산업기기용 유수 분리장치
JP2004298861A (ja) 微細泡発生器と、それを用いた濾過装置
JP6912630B1 (ja) 液処理装置および液処理方法
KR102666455B1 (ko) 마이크로버블 혼화율이 개선된 가압부상조
JPS587325B2 (ja) ユスイブンリソウチ
JP3772860B2 (ja) 気体溶解装置
JP7062121B1 (ja) 液処理装置
KR900008562B1 (ko) 여과지 거품수집 및 제거장치
RU181416U1 (ru) Устройство для очистки жидкости
WO2011028159A1 (en) A separator for separating particles from a flow, use of such a separator and a method to separate particles from a flow
JP4530573B2 (ja) フロス処理装置