JP2020054174A - ステータユニット、モータ、及び送風装置 - Google Patents

ステータユニット、モータ、及び送風装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カバー部材がブラケット部から離れることを防止する。【解決手段】ステータユニットは、中心軸を中心として回転可能なロータを駆動可能であるステータと、少なくともステータの上部を収容する有蓋筒状のカバー部材30と、少なくともカバー部材の内部において該カバー部材とステータとの間に充填される充填部と、筒部31の下端部を覆う有蓋筒状のブラケット部60と、カバー部材の筒部及びブラケット部の外壁部63のうちの一方部から他方部に向かう軸方向一方における該一方部の端部から軸方向に延びる延出部81と、筒部及び外壁部のうちの他方部の内側面から内方に突出する凸部82と、を備える。延出部は、凸部よりも軸方向一方に設けられる止め部81bを有する。止め部は、凸部と軸方向に接触する、又は、凸部と軸方向に対向する。【選択図】図2

Description

本発明は、ステータユニット、モータ、及び送風装置に関する。
ステータの防水性を高めるため、有蓋筒状のカバー部材と該カバー部材の開口部分を覆うブラケット部とでステータを覆う技術が知られている。たとえば、特開2007−174896号公報は、ステータを収容するケーシングをベースに接合することにより、ステータを完全に覆うモータを開示する。ケーシングは、螺合方法又は嵌合方法などによってベースに接合される。接合後、ケーシング及びベース間には、ベースの欠け口から充填体が充填される。
特開2007−174896号公報
しかしなから、充填体を硬化させる前に、ケーシング(カバー部材に対応)に力が作用すると、ケーシングがベース(ブラケット部に対応)から離れる方向に浮く虞があった。そのため、ケーシングが、ベースから離れる虞があった。
本発明は、カバー部材がブラケット部から離れることを防止することを目的とする。
本発明の例示的なステータユニットは、上下方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータを駆動可能であるステータと、軸方向に延びる筒部を有する有蓋筒状であり、且つ、少なくとも前記ステータの上部を収容するカバー部材と、少なくとも前記カバー部材の内部において該カバー部材と前記ステータとの間に充填される充填部と、軸方向に延びる筒状の外壁部を有する有蓋筒状であり、且つ、前記筒部の下端部を覆うブラケット部と、前記筒部及び前記外壁部のうちの一方部から他方部に向かう軸方向一方における前記一方部の端部から軸方向に延びる延出部と、前記筒部及び前記外壁部のうちの前記他方部の内側面から内方に突出する凸部と、を備える。前記延出部は、前記凸部よりも軸方向一方に設けられる止め部を有する。前記止め部は、前記凸部と軸方向に接触する、又は、前記凸部と軸方向に対向する。
また、本発明の例示的なモータは、上下方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータと、前記ロータを駆動可能なステータを有する上記ステータユニットと、を備える。
また、本発明の例示的な送風装置は、上記モータと、前記モータのロータとともに、上下方向に延びる中心軸を中心として回転可能な羽根部と、を備える。
本発明の例示的なステータユニット、モータ、及び送風装置によれば、カバー部材がブラケット部から離れることを防止することができる。
図1は、実施形態に係る送風装置の構成例を示す断面図である。 図2は、実施形態に係る送風装置の離れ防止部付近における拡大図である。 図3は、実施形態に係るブラケット部の内側を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係るブラケット部の下面を示す斜視図である。 図5は、第1変形例に係る離れ防止部付近の部分的な構造例を示す断面図である。 図6は、第2変形例に係るブラケット部の内側を示す斜視図である。
以下に図面を参照して本発明の例示的な実施形態を説明する。
なお、本明細書では、送風装置100において、中心軸CAと平行な方向を「軸方向」と呼ぶ。軸方向のうち、後述するキャップ72からシャフトホルダ12への向きを「上方」と呼び、シャフトホルダ12からキャップ72への向きを「下方」と呼ぶ。各々の構成要素において、上方における端部を「上端部」と呼び、軸方向における上端部の位置を「上端」と呼ぶ。さらに、下方における端部を「下端部」と呼び、軸方向における下端部の位置を「下端」と呼ぶ。また、各々の構成要素の表面において、上方を向く面を「上面」と呼び、下方を向く面を「下面」と呼ぶ。
また、中心軸CAに直交する方向を「径方向」と呼ぶ。径方向のうち、中心軸CAへと近づく向きを「内方」と呼び、中心軸CAから離れる向きを「外方」と呼ぶ。各々の構成要素において、内方における端部を「内端部」と呼び、径方向における内端部の位置を「内端」と呼ぶ。さらに、外方における端部を「外端部」と呼び、径方向における外端部の位置を「外端」と呼ぶ。また、各々の構成要素の側面において、内方を向く側面を「内側面」と呼び、外方を向く側面を「外側面」と呼ぶ。
また、中心軸CAを中心とする回転方向を「周方向」と呼ぶ。
また、本明細書において、「環状」は、中心軸CAを中心とする周方向の全周に渡って切れ目の無く連続的に一繋がりとなる形状のほか、中心軸CAを中心とする全周の一部に切れ目を有する円弧状を含む。
なお、以上に説明した方向、端部、位置、面などの名称、及び、「環状」の定義は、本明細書における説明に用いるための名称、及び形状の定義であり、実際の機器に組み込まれた場合での名称及び形状を限定するものではない。
<1.実施形態>
<1−1.送風装置>
図1は、実施形態に係る送風装置100の構成例を示す断面図である。なお、図1は、中心軸CAを含む仮想の平面で送風装置100を切断した場合での送風装置100の断面構造を示す。
送風装置100は、羽根部200と、モータ1と、を備える。羽根部200は、モータ1の後述するロータ10とともに、上下方向に延びる中心軸CAを中心として回転可能である。モータ1は、羽根部200を駆動して回転させる。送風装置100は、羽根部200の回転により、軸方向に流れる気流を発生させる。
また、送風装置100は、ハウジング300をさらに備える。ハウジング300は、ハウジング筒部301と、スポーク部302と、を含む。ハウジング筒部301は、軸方向に延びる筒状である。ハウジング筒部301は、モータ1及び羽根部200を収容する。ハウジング筒部301は、送風装置100の軸方向下部において、スポーク部302により、モータ1の下部と接続される。たとえば、スポーク部302の外端部は、ハウジング筒部301の内側面に接続される。スポーク部302の内端部は、モータ1の後述するブラケット部60の外端部に接続される。ハウジング筒部301は、スポーク部302を介して、モータ1を支持する。
なお、送風装置100は、本実施形態では、軸方向に気流を送出する軸流ファンであるが、この例示に限定されない。たとえば、送風装置100は、径方向に気流を送出する遠心ファンであってもよい。
<1−2.モータ>
次に、図1を参照して、モータ1の構成を説明する。モータ1は、ロータ10と、ステータユニット20と、を備える。ロータ10は、上下方向に延びる中心軸CAを中心として回転可能である。ステータユニット20は、ロータ10を駆動可能な後述のステータ21を有する。
<1−2−1.ロータ>
ロータ10は、シャフト11と、シャフトホルダ12と、保持部材13と、ヨーク14と、マグネット15と、を有する。
シャフト11は、ロータ10の回転軸である。シャフト11は、シャフトホルダ12、保持部材13、ヨーク14、マグネット15、及び羽根部200とともに、中心軸CAを中心にして回転可能である。なお、この例示に限定されず、シャフト11は、ステータユニット20に取り付けられる固定軸であってもよい。なお、シャフト11が固定軸である場合、シャフト11とシャフトホルダ12との間にベアリングが設けられる。
シャフトホルダ12は、モータ1の軸方向上部において、シャフト11に取り付けられる。本実施形態では、シャフトホルダ12は、シャフト11の上端部に取り付けられ、シャフト11の外側面から外方に広がる。
保持部材13は、有蓋筒状である。保持部材13は、ロータ蓋部131とロータ胴部132とを有する。ロータ蓋部131は、中心軸CAを中心とする環状且つ径方向に広がる板状である。ロータ蓋部131は、ロータ胴部132の上端部を覆う。ロータ蓋部131の内端部には、シャフトホルダ12の外端部が接続される。ロータ胴部132は、ロータ蓋部131の外端部から下方に延びる円筒状である。ロータ胴部132の外側面には、複数の羽根部200が設けられる。ロータ胴部132の内側面には、ヨーク14が設けられる。
ヨーク14は、軸方向に延びる筒状であり、マグネット15を保持する。ヨーク14の内側面には、マグネット15が設けられる。
マグネット15は、ステータユニット20のステータ21よりも外方に位置し、ステータ21の外側面と径方向に対向する。マグネット15は、互いに異なる磁極を有する。各磁極は、周方向において交互に並ぶ。マグネット15は、中心軸CAを中心とする環状であってもよい。或いは、マグネット15は、周方向に並ぶ複数のマグネット片であってもよい。
<1−2−2.ステータユニット>
ステータユニット20は、前述のステータ21の他に、カバー部材30と、基板40と、充填部50と、ブラケット部60と、軸受ホルダ71と、キャップ72と、延出部81と、凸部82と、を備える。また、ステータユニット20は、延出部81及び凸部82を含む離れ防止部80を備える。なお、離れ防止部80、延出部81、及び凸部82は、後に説明する。
ステータ21は、中心軸CAを中心とする環状であり、軸受ホルダ71に支持される。前述の如く、ステータユニット20は、ステータ21を備える。ステータ21は、上下方向に延びる中心軸CAを中心として回転可能なロータ10を駆動可能である。より具体的には、ステータ21は、モータ1が駆動される際にロータ10を駆動して周方向に回転させる。
ステータ21は、ステータコア211と、インシュレータ212と、複数のコイル部213と、を有する。ステータコア211は、中心軸CAを中心とする環状の磁性体であり、本実施形態では板状の電磁鋼板が複数積層された積層体である。ステータコア211は、軸受ホルダ71に固定される。本実施形態では、ステータコア211の内端部は、軸受ホルダ71の外側面に固定される。ステータコア211の外側面は、マグネット15と径方向に対向する。インシュレータ212は、樹脂材料などを用いた絶縁部材であり、ステータコア211の少なくとも一部を覆う。複数のコイル部213はそれぞれ、導線がインシュレータ212を介してステータコア211に巻き付けられた巻線部材である。導線の端部は、基板40と電気的に接続される。
カバー部材30は、軸方向に延びる筒部31を有する有蓋筒状であり、且つ、少なくともステータ21の上部を収容する。また、カバー部材30は、カバー蓋部32と、壁部33と、をさらに有する。
筒部31は、カバー胴部311と、鍔部312と、を有する。カバー胴部311は、軸方向に延び、ステータ21の外側面を覆う。鍔部312は、カバー胴部311の下端部から外方に広がる。
筒部31の下端部は、好ましくは、ブラケット部60の後述する外壁部63の上端部に接する。本実施形態では、鍔部312の下面が、ブラケット部60の外壁部63の上端部と直接的に接する。但し、この例示に限定されず、鍔部312の下面が、接着剤などを介して間接的に、外壁部63の上端部と接してもよい。こうすれば、筒部31の下端部と外壁部63の上端部との間を経由してステータユニット20の外部から内部に、水、塵埃が進入することを抑制できる。さらに、たとえば硬化前の充填部50が、筒部31の下端部と外壁部63の上端部との間を経由してステータユニット20の内部から外部に漏れることを抑制できる。特に、筒部31の下端部の全てが外壁部63の上端部と軸方向に接していれば、上述のような水、塵埃の進入、硬化前の充填部50の漏れなどをより効果的に抑制できる。
次に、カバー蓋部32は、筒部31の上端部を覆い、特にカバー胴部311の上端部を覆う。カバー蓋部32の外端部は、カバー胴部311の上端部に接続される。カバー蓋部32の内端部は、軸受ホルダ71の外側面に接する。
また、上述の如く、カバー部材30は、壁部33をさらに有する。壁部33は、本実施形態では、筒部31の下端部から下方に延びる。より具体的には、壁部33は、鍔部312の下面から下方に突出し、周方向に延びる。本実施形態では、壁部33の周方向端部は、延出部81に接続される。
次に、基板40は、コイル部213の導線、及び、ハウジング300の外部に引き出される接続線(図示省略)と電気的に接続される。基板40は、本実施形態ではコイル部213よりも下方に配置される。
また、前述の如く、ステータユニット20は、充填部50を備える。充填部50は、少なくともカバー部材30の内部において、該カバー部材30とステータ21との間に充填される。充填部50の充填材料は、たとえばシリコーン系樹脂などの樹脂材料である。充填部50は、ステータ21の表面を充填材料で覆う。たとえば、充填部50は、ステータコア211の外側面、インシュレータ212、及びコイル部213などを覆う。
また、前述の如く、ステータユニット20は、ブラケット部60を備える。ブラケット部60は、軸方向に延びる筒状の外壁部63を有する有蓋筒状であり、且つ、筒部31の下端部を覆う。また、ブラケット部60は、下蓋部61と、軸受ホルダ保持部62と、をさらに有する。
下蓋部61は、中心軸CAを中心とする環状且つ径方向に広がる板状である。下蓋部61の内端部には、軸受ホルダ保持部62が設けられる。下蓋部61の外端部には、外壁部63が設けられる。このように、前述の如く、ブラケット部60は、下蓋部61をさらに有する。下蓋部61は、外壁部63の下端部を覆う。
また、下蓋部61には、貫通孔61aと、孔部61bと、が設けられる。貫通孔61a及び孔部61bは、後に説明する。
軸受ホルダ保持部62は、下蓋部61の内端部から上方に突出し、周方向に延びる。軸受ホルダ保持部62は、軸受ホルダ71を保持する。軸受ホルダ保持部62は、本実施形態では、中心軸CAを中心として軸方向に延びる筒状である。軸受ホルダ保持部62の内側面は、軸受ホルダ71と接する。
外壁部63は、下蓋部61の外端部から上方に突出し、周方向に延びる。外壁部63は、本実施形態では、中心軸CAを中心とする筒状である。外壁部63の上端部には、ブラケット凹部63aが設けられる。
本実施形態では図1に示すように、ブラケット凹部63aは、外壁部63の内端部において、外壁部63の上面から下方に凹む。言い換えると、ブラケット凹部63aは、外壁部63の上端部において、外壁部63の内側面から外方に凹む。さらに、ブラケット凹部63aは、周方向に延びる。また、ブラケット凹部63aの形成により、外壁部63の上端部には、周壁部63bが形成される。周壁部63bは、本実施形態では、軸方向に延びる筒状であり、外壁部63の外端部において外壁部63の上面から上方に突出する。
ブラケット凹部63aには、壁部33が軸方向に嵌め込まれる。周壁部63bの内側面は、壁部33の外側面と径方向に対向する。周壁部63bと壁部33との間には、弾性部材631が設けられる。言い換えると、径方向において、壁部33は、弾性部材631を介して外壁部63の側面と接し、本実施形態では弾性部材631を介して外壁部63の内側面と接する。
こうすれば、カバー部材30がブラケット部60から離れる方向に移動しても、弾性部材631の変形により、壁部33が外壁部63から上述の離れる方向に離れ難くなる。なお、上述の離れる方向は、たとえば軸方向であり、図1では上方である。また、弾性部材631により、壁部33と外壁部63との間に隙間が発生し難くなる。従って、壁部33及び外壁部63間を経由してステータユニット20の外部から内部に、水、塵埃が進入することをさらに抑制できる。また、たとえば硬化前の充填部50が、壁部33及び外壁部63間を経由してステータユニット20の内部から外部に漏れることをさらに抑制できる。
なお、弾性部材631は、好ましくは、弾性を有する接着剤、及び、弾性ゴムのうちのいずれかである。たとえば、該接着剤により、壁部33の外側面とブラケット凹部63aの内側面とが接着される。或いは、弾性ゴムにより、壁部33の外側面とブラケット凹部63aの内側面との間が封止される。こうすれば、たとえばシリコーン系の接着剤を用いて壁部33を外壁部63の側面に接着できる。或いは、ゴム製のOリングなどを用いて、壁部33と外壁部63との間を封止できる。
また、外壁部63の内側面には、溝部63cが設けられる(後述する図2参照)。溝部63cは、外壁部63の内側面から外方に凹み、ブラケット凹部63aの内側の上面から下方に延びる。
次に、軸受ホルダ71は、軸方向に延びる筒状であり、軸受ホルダ保持部62の内方に設けられる。軸受ホルダ71の外側面は、軸受ホルダ保持部62の内側面に接する。組み立ての際、軸受ホルダ71は、ブラケット部60の筒状の軸受ホルダ保持部62に挿通され、該軸受ホルダ保持部62内に固定される。また、軸受ホルダ71は、ステータ21を支持する。軸受ホルダ71には、ステータ21の内端部が固定される。軸受ホルダ71の内部には、モータ1の軸方向上部及び軸方向下部において、ベアリング710が設けられる。さらに、軸受ホルダ71及びベアリング710には、シャフト11が挿入される。軸受ホルダ71は、ベアリング710を介してシャフト11を回転可能に支持する。なお、ベアリング710は、本実施形態ではボールベアリングであるが、この例示に限定されず、たとえばスリーブベアリングなどであってもよい。
キャップ72は、軸受ホルダ71の下端部に嵌め込まれ、該下端部を覆う。
<1−2−3.延出部と凸部とを含む離れ防止部>
次に、延出部81と凸部82とを含む離れ防止部80を説明する。図2は、実施形態に係る送風装置100の離れ防止部80付近における拡大図である。
<1−2−3−1.延出部>
前述の如く、ステータユニット20は、延出部81を備える。延出部81は、筒部31及び外壁部63のうちの一方部の軸方向一方における端部から軸方向に延びる。ここで、軸方向一方は、軸方向のうち、筒部31及び外壁部63のうちの一方部から他方部に向かう向きである。本実施形態では、延出部81は、筒部31の下端部から下方に延びる。より具体的には、延出部81は、鍔部312の下面から下方に延びる。さらに、延出部81は、溝部63cへ軸方向に挿通され、溝部63c内に収容される。また、延出部81は、本実施形態では筒部31と一体構造である。但し、この例示に限定されず、延出部81は、筒部31とは別の部材であってもよい。
延出部81は、開口81aと、止め部81bと、を有する。開口81aは、延出部81を径方向に貫通する。開口81aの内側には、凸部82が位置する。つまり、カバー部材30がブラケット部60に取り付けられる際、開口81aは、凸部82を収容する。なお、止め部81bは、後に説明する。
<1−2−3−2.凸部>
また、前述の如く、ステータユニット20は、凸部82を備える。凸部82は、筒部31及び外壁部63のうちの他方部の内側面から内方に突出する。本実施形態では、凸部82は、外壁部63に設けられ、外壁部63の内側面から内方に突出する。より具体的には、凸部82は、溝部63cの内側における内側面に設けられ、該側面から内方に突出する。なお、凸部82は、本実施形態では外壁部63と一体構造である。但し、この例示に限定されず、凸部82は、外壁部63とは別の部材であってもよい。
こうすれば、止め部81b及び凸部82は、外壁部63よりも内方に設けられる。従って、ステータユニット20の径方向サイズの増大を抑制できる。さらに、本実施形態では、送風装置100に搭載されるモータ1にステータユニット20が用いられる。この場合、ステータユニット20の外側面に沿う気流の流れを阻害することを防止できる。なお、この例示に限定されず、凸部82は、外壁部63の外側面から外方に突出してもよい。
<1−2−3−3.止め部>
また、前述の如く、延出部81は、凸部82よりも上述の軸方向一方に設けられる止め部81bを有する。なお、軸方向一方は、軸方向のうち、筒部31及び外壁部63のうちの一方部から他方部に向かう向きである。本実施形態では、止め部81bは、開口81aの下方に設けられ、凸部82よりも下方に位置する。止め部81bは、本実施形態では凸部82と軸方向に対向する。たとえば、止め部81bの上面は、凸部82の下面との間に間隔を有する。或いは、この例示に限定されず、止め部81bは、凸部82と軸方向に接触してもよい。たとえば、止め部81bは、凸部82の下面の一部と軸方向に接触してもよいし、凸部82の下面の全てと軸方向に接触してもよい。
こうすれば、カバー部材30に力が作用しても、凸部82に向かう軸方向への止め部81bの移動が、凸部82によって抑制される。たとえば、充填部50の材料が注入されたり、充填部50の硬化前にカバー部材30がハンドリングされたり、充填部50の硬化中に充填部50が膨張したりすると、カバー部材30に力が作用する。この際、カバー部材30とブラケット部60との間の取付強度が低いと、ブラケット部60に対してカバー部材30が上方に移動する虞がある。このような場合でも、図2に示すように、筒部31の下端部から下方に延びる延出部81が有する止め部81bの上方への移動が、外壁部63の内側面から内方に突出する凸部82により抑制される。従って、カバー部材30が、ブラケット部60から上方に離れることを防止できる。よって、カバー部材30は、特にブラケット部60から外れ難くなる。
より具体的には、図1のように、止め部81bが凸部82と軸方向に対向する場合、カバー部材30に上方向きの力が作用すると、カバー部材30は、ブラケット部60に対してより上方に移動することがある。この際、止め部81bは、上方に移動し、凸部82に近付く。なお、図1において、上方は、カバー部材30がブラケット部60から離れる方向である。このような移動より、カバー部材30に作用する上方向きの力が緩和される。止め部81bの上面が凸部82の下面に接触するまでの間に、上方向きの力が十分に緩和されると、ブラケット部60に対するカバー部材30の上方への移動は止まる。或いは、上方向きの力が十分に緩和されなくても、止め部81bの上面が凸部82の下面に接触すると、止め部81bの上方への移動が凸部82によって止まるため、ブラケット部60に対するカバー部材30の上方への移動は止まる。従って、カバー部材30に作用する力を緩和することにより、カバー部材30がブラケット部60から離れることをより確実に防止できる。つまり、カバー部材30がブラケット部60から外れることをより確実に防止できる。
さらに、図1に示すように、軸方向において止め部81bと凸部82との間には、間隔が設けられる。そのため、離れ防止部80に含まれる構成要素の寸法の公差、及びその配置位置の公差の影響を該間隔で緩和・吸収できる。従って、これらの公差の影響を受けることなく、カバー部材30とブラケット部60との取り付け部分に離れ防止部80をより確実に設けることができる。つまり、開口81aと止め部81bとを含む延出部81、及び凸部82の寸法の公差、及びこれらが設けられる位置の公差などに関わらず、カバー部材30がブラケット部60に取り付けられる際、凸部82は、延出部81の開口部81a内に挿入されて、止め部81bと軸方向に対向できる。よって、上述のような公差の影響を受けることなく、カバー部材30がブラケット部60から離れることを防止できる。
或いは、図1とは異なり、止め部81bが凸部82と軸方向に接する場合、カバー部材30に上方向きの力が作用しても、止め部81bの上方への移動が凸部82によって防止されるため、ブラケット部60に対するカバー部材30の上方への移動が防止される。従って、カバー部材30がブラケット部60から離れることを直ちに防止できる。さらに、カバー部材30がブラケット部60から浮くことを防止できる。
また、前述の如く、止め部81bは、凸部82と軸方向に対向する。本実施形態では、軸方向において、充填部50の一部が、止め部81bと凸部82との間に設けられる。より具体的には、止め部81bと凸部82との間の間隔の少なくとも一部に充填部50の一部が設けられる。こうすれば、止め部81bと凸部82との間における隙間の発生を抑制できる。従って、カバー部材30に力が作用しても、凸部82に向かう軸方向への止め部81bの移動が、止め部81b及び凸部82間に介在する一部の充填部50によってさらに抑制される。従って、カバー部材30がブラケット部60から軸方向に離れることをさらに防止できる。よって、カバー部材30がブラケット部60からさらに外れ難くなる。なお、本実施形態の例示に限定されず、止め部81bと凸部82との間の間隔には、充填部50の一部が設けられなくてもよい。つまり、止め部81bと凸部82との間は、全て隙間であってもよい。
<1−2−3−4.離れ防止部>
離れ防止部80は、凸部82に対する延出部81の止め部81bのスナップフィット機構である。より具体的には、カバー部材30がブラケット部60に取り付けられる際、延出部81が弾性変形によって径方向に反ることにより、止め部81bが、凸部82を乗り越えて開口81a内に嵌りこみ、凸部82と軸方向に対向する。これにより、カバー部材30が上方に移動しても、止め部81bが凸部82と軸方向に当接することにより、カバー部材30がブラケット部60から軸方向に離れることが防止される。離れ防止部80は、好ましくは、充填部50で覆われる。
離れ防止部80は、好ましくは、周方向に複数設けられる。より具体的には、止め部81b及び凸部82はそれぞれ、好ましくは、複数である。たとえば、本実施形態では、離れ防止部80、止め部81b、及び凸部82の数は、それぞれ6つである。こうすれば、離れ防止部80を周方向において複数個所設けることができる。従って、カバー部材30がブラケット部60から軸方向に離れることをより効果的に防止できる。よって、カバー部材30をブラケット部60から外れ難くする効果がより向上する。但し、この例示に限定されず、離れ防止部80の数は、単数であってもよい。
また、離れ防止部80は、好ましくは、周方向において等間隔に配置される。より具体的には、止め部81b及び凸部82はそれぞれ、好ましくは、周方向において等間隔に設けられる。こうすれば、止め部81b及び凸部82がそれぞれ周方向において等間隔に設けられない場合と比べて、組み立ての際に、ブラケット部60に対するカバー部材30の周方向位置が限定されない。従って、カバー部材30をブラケット部60に容易に取り付けることができる。よって、組み立て時の作業性が向上する。また、上述のように止め部81b及び凸部82を周方向において等間隔に配置することにより、カバー部材30とブラケット部60とのスナップフィット機構を周方向において偏りなく等間隔に設けることができる。つまり、カバー部材30がブラケット部60から離れることを防止する効果を周方向において均等に得ることができる。但し、この例示に限定されず、離れ防止部80は、周方向において等間隔に配置されなくてもよい。つまり、止め部81b及び凸部82はそれぞれ、周方向において等間隔に設けられなくてもよい。
<1−2−4.貫通孔、孔部>
次に、図3及び図4を参照して、貫通孔61a及び孔部61bを説明する。図3は、実施形態に係るブラケット部60の内側を示す斜視図である。図4は、実施形態に係るブラケット部60の下面を示す斜視図である。なお、図3は、図1の破線A−Aを含む軸方向に垂直な仮想の平面でモータ1を切断している。また、図3では、充填部50の図示は省略している。
図3及び図4に示すように、貫通孔61a及び孔部61bはそれぞれ、下蓋部61を軸方向に貫通する。
本実施形態では、貫通孔61aは、軸方向から見て凸部82の全てと重なる位置に設けられる。こうすれば、金型を用いてブラケット部60の凸部82を成型する際、該金型を上下に外すことができる。つまり、径方向に外れる部品を金型の一部として使用する必要がない。従って、ブラケット部60がより成型し易くなる。
また、孔部61bは、充填部の材料を注入するために下蓋部61に設けられる。孔部61bの開口面積は、好ましくは貫通孔61aの開口面積よりも広い。本実施形態では、孔部61bの径方向位置及び周方向位置は、貫通孔61aの径方向位置及び周方向位置とは異なる。
<1−3.第1変形例>
次に、実施形態の第1変形例について説明する。第1変形例では、離れ防止部80の凸部82は筒部31側に設けられ、離れ防止部80の止め部81bはブラケット部60側に設けられる。以下では、第1変形例のうち、上述の実施形態とは異なる構成を説明する。また、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図5は、第1変形例に係る離れ防止部80付近の部分的な構造例を示す断面図である。なお、図5は、図1の破線で囲まれた部分Bにおけるモータ1の断面に対応する。
第1変形例では図5に示すように、ブラケット凹部63aは、外壁部63の外端部において、外壁部63の上面から下方に凹む。言い換えると、ブラケット凹部63aは、外壁部63の上端部において外壁部63の外側面から内方に凹み、周方向に延びる。また、ブラケット凹部63aの形成により、外壁部63の上端部には、周壁部63bが形成される。周壁部63bは、第1変形例では、軸方向に延びる筒状であり、外壁部63の内端部において外壁部63の上面から上方に突出する。
また、筒部31は、カバー外壁部313をさらに有する。言い換えると、カバー部材30は、カバー外壁部313を有する。カバー外壁部313は、第1変形例では軸方向に延びる筒状であり、筒部31の外端部において該筒部31の下端部から下方に延びる。言い換えると、カバー外壁部313は、鍔部312の外端部において該鍔部312の下端部から下方に延びる。
カバー外壁部313の下端部には、壁部33が設けられる。壁部33は、筒部31の下端部から下方に延びる。より具体的には、壁部33は、カバー外壁部313の外端部においてカバー外壁部313の下面から下方に突出し、周方向に延びる。第1変形例では、壁部33は、軸方向に延びる筒状である。
ブラケット凹部63aには、壁部33が軸方向に嵌め込まれる。周壁部63bの内側面は、壁部33の内側面と径方向に対向する。両者間には、弾性部材631が設けられる。言い換えると、径方向において、壁部33は、弾性部材631を介して外壁部63の外側面と接する。より具体的には、壁部33は、弾性部材631を介して周壁部63bの外側面と接する。こうすれば、カバー部材30がブラケット部60から離れる方向に移動しても、弾性部材631の変形により、壁部33が外壁部63から上述の離れる方向に離れ難くなる。なお、上述の離れる方向は、図5では上方である。また、弾性部材631により、壁部33と外壁部63との間に隙間が発生し難くなる。従って、壁部33及び外壁部63間を経由してステータユニット20の外部から内部に、水、塵埃が進入することをさらに抑制できる。また、たとえば硬化前の充填部50が、壁部33及び外壁部63間を経由してステータユニット20の内部から外部に漏れることをさらに抑制できる。
また、第1変形例において、延出部81は、外壁部63の上端部から上方に延びる。より具体的には、延出部81は、周壁部63bの上端部から延びる。また、延出部81は、本実施形態では外壁部63と一体構造である。但し、この例示に限定されず、延出部81は、外壁部63とは別の部材であってもよい。
また、第1変形例において、凸部82は、筒部31の内側面から内方に突出する。より具体的には、凸部82は、カバー外壁部313の内側面に設けられ、該内側面から内方に突出する。なお、凸部82は、本実施形態では筒部31のカバー外壁部313と一体構造である。但し、この例示に限定されず、凸部82は、筒部31のカバー外壁部313とは別の部材であってもよい。
こうすれば、止め部81b及び凸部82は、カバー外壁部313よりも内方に設けられる。従って、ステータユニット20の径方向サイズの増大を抑制できる。さらに、第1変形例では、送風装置100に搭載されるモータ1にステータユニット20が用いられる。この場合、ステータユニット20の外側面に沿う気流の流れを阻害することを防止できる。なお、この例示に限定されず、凸部82は、カバー外壁部313の外側面から外方に突出してもよい。
また、延出部81の止め部81bは、凸部82よりも上方に設けられる。本実施形態では、止め部81bは、延出部81に設けられた開口81aの上方に設けられ、凸部82よりも上方に位置する。さらに、止め部81bは、本実施形態では凸部82と軸方向に対向する。たとえば、止め部81bの下面は、凸部82の上面との間に間隔を有する。或いは、この例示に限定されず、止め部81bは、凸部82と軸方向に接触してもよい。たとえば、止め部81bは、凸部82の上面の一部と軸方向に接触してもよいし、凸部82の上面の全てと軸方向に接触してもよい。こうすれば、カバー部材30に力が作用しても、凸部82に向かう軸方向への止め部81bの移動が、凸部82によって抑制される。たとえば図5に示すように、外壁部63の上端部から上方に延びる延出部81が有する止め部81bの下方への移動が、筒部31の内側面から内方に突出する凸部82により抑制される。従って、カバー部材30がブラケット部60から上方に離れることを防止できる。よって、カバー部材30がブラケット部60から外れ難くなる。
より具体的には、図5のように、止め部81bが凸部82と軸方向に対向する場合、カバー部材30に上方向きの力が作用すると、カバー部材30は、ブラケット部60に対してより上方に移動することがある。この際、凸部82は、上方に移動し、止め部81bに近付く。なお、図5において、上方は、カバー部材30がブラケット部60から離れる方向である。このような移動より、カバー部材30に作用する上方向きの力が緩和される。凸部82の上面が止め部81bの下面に接触するまでの間に、上方向きの力が十分に緩和されると、ブラケット部60に対するカバー部材30の上方への移動は止まる。或いは、上方向きの力が十分に緩和されなくても、凸部82の上面が止め部81bの下面に接触すると、凸部82の上方への移動が止め部81bによって止まるため、ブラケット部60に対するカバー部材30の上方への移動は止まる。従って、カバー部材30に作用する力を緩和することにより、カバー部材30がブラケット部60から離れることをより確実に防止できる。つまり、カバー部材30がブラケット部60から外れることをより確実に防止できる。
さらに、図5に示すように、軸方向において止め部81bと凸部82との間には、間隔が設けられる。そのため、離れ防止部80に含まれる構成要素の寸法の公差、及びその配置位置の公差の影響を該間隔で緩和・吸収できる。従って、これらの公差の影響を受けることなく、カバー部材30とブラケット部60との取り付け部分に離れ防止部80をより確実に設けることができる。つまり、開口81aと止め部81bとを含む延出部81、及び凸部82の寸法の公差、及びこれらが設けられる位置の公差などに関わらず、カバー部材30がブラケット部60に取り付けられる際、凸部82は、延出部81の開口部81a内に挿入されて、止め部81bと軸方向に対向できる。よって、上述のような公差の影響を受けることなく、カバー部材30がブラケット部60から離れることを防止できる。
或いは、図5とは異なり、止め部81bが凸部82と軸方向に接する場合、カバー部材30に上方向きの力が作用しても、凸部82の上方への移動が止め部81bによって防止されるため、ブラケット部60に対するカバー部材30の上方への移動が防止される。従って、カバー部材30がブラケット部60から離れることを直ちに防止できる。さらに、カバー部材30がブラケット部60から浮くことを防止できる。
このほか、第1変形例では、貫通孔61a(図2参照)に代えて、貫通孔312aが設けられる。貫通孔312aは、鍔部312を軸方向に貫通する。また、貫通孔312aは、軸方向から見て凸部82の全てと重なる位置に設けられる。こうすれば、金型を用いてカバー部材30の凸部82を成型する際、該金型を上下に外すことができる。つまり、径方向に外れる部品を金型の一部として使用する必要がない。従って、カバー部材30がより成型し易くなる。
<1−4.第2変形例>
次に、第2実施形態の変形例について説明する。以下では、第2変形例のうち、上述の実施形態及び第1変形例とは異なる構成を説明する。また、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図6は、第2変形例に係るブラケット部60の内側を示す斜視図である。なお、図6は、図1の破線A−Aを含む軸方向に垂直な仮想の平面でモータ1を切断している。なお、図6では、充填部50の図示は省略している。
第2変形例では、少なくとも1つの貫通孔61aに代えて、下蓋部61には、該下蓋部61を軸方向に貫通する孔部61bが設けられる。該孔部61bは、軸方向から見て凸部82の全てと重なる。つまり、該孔部61bの周方向位置及び径方向位置は、凸部82の周方向位置及び径方向位置を含む。
こうすれば、凸部82と同じ周方向位置及び径方向位置に、充填部50の材料を注入するための孔部61bを設けることができる。従って、側面に凸部82が設けられるブラケット部60を金型を用いて形成する際に該金型を上下に引く抜くための貫通孔61aとは別に、孔部61bを設けなくてもよい。従って、ブラケット部60の形成に用いる金型の形状を簡略にすることができる。
<2.その他>
以上、本発明の実施形態を説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で上述の実施形態に種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態で説明した事項は、矛盾を生じない範囲で適宜任意に組み合わせることができる。
本発明は、ステータにカバー部材が取り付けられるステータユニットを含むモータ、送風装置に有用である。
100・・・送風装置、200・・・羽根部、300・・・ハウジング、301・・・ハウジング筒部、302・・・スポーク部、1・・・モータ、10・・・ロータ、11・・・シャフト、12・・・シャフトホルダ、13・・・保持部材、131・・・ロータ蓋部、132・・・ロータ胴部、14・・・ヨーク、15・・・マグネット、20・・・ステータユニット、21・・・ステータ、211・・・ステータコア、212・・・インシュレータ、213・・・コイル部、30・・・カバー部材、31・・・筒部、311・・・カバー胴部、312・・・鍔部、312a・・・貫通孔、313・・・カバー外壁部、32・・・カバー蓋部、33・・・壁部、40・・・基板、50・・・充填部、60・・・ブラケット部、61・・・下蓋部、61a・・・貫通孔、61b・・・孔部、62・・・軸受ホルダ保持部、63・・・外壁部、63a・・・ブラケット凹部、63b・・・周壁部、63c・・・溝部、631・・・弾性部材、71・・・軸受ホルダ、710・・・ベアリング、72・・・キャップ、80・・・離れ防止部、81・・・延出部、82a・・・開口、82b・・・止め部、82・・・凸部、CA・・・中心軸

Claims (9)

  1. 上下方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータを駆動可能であるステータと、
    軸方向に延びる筒部を有する有蓋筒状であり、且つ、少なくとも前記ステータの上部を収容するカバー部材と、
    少なくとも前記カバー部材の内部において該カバー部材と前記ステータとの間に充填される充填部と、
    軸方向に延びる筒状の外壁部を有する有蓋筒状であり、且つ、前記筒部の下端部を覆うブラケット部と、
    前記筒部及び前記外壁部のうちの一方部から他方部に向かう軸方向一方における前記一方部の端部から軸方向に延びる延出部と、
    前記筒部及び前記外壁部のうちの前記他方部の内側面から内方に突出する凸部と、
    を備え、
    前記延出部は、前記凸部よりも軸方向一方に設けられる止め部を有し、
    前記止め部は、前記凸部と軸方向に接触する、又は、前記凸部と軸方向に対向する、ステータユニット。
  2. 前記止め部は、前記凸部と軸方向に対向し、
    軸方向において、前記充填部の一部が、前記止め部と前記凸部との間に設けられる、請求項1に記載のステータユニット。
  3. 前記筒部の下端部は、前記外壁部の上端部と軸方向に接する、請求項1又は請求項2に記載のステータユニット。
  4. 前記カバー部材は、前記筒部の下端部から下方に延びる壁部をさらに備え、
    径方向において、前記壁部は、弾性部材を介して前記外壁部の側面と接する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のステータユニット。
  5. 前記弾性部材は、弾性を有する接着剤、及び、弾性ゴムのうちのいずれかである、請求項4に記載のステータユニット。
  6. 前記ブラケット部は、前記外壁部の下端部を覆う下蓋部をさらに有し、
    前記凸部は、前記外壁部に設けられ、
    前記下蓋部には、該下蓋部を軸方向に貫通する孔部が設けられ、
    軸方向から見て、前記孔部は、前記凸部の全てと重なる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のステータユニット。
  7. 前記止め部及び前記凸部はそれぞれ、周方向において等間隔に複数設けられる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のステータユニット。
  8. 上下方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータと、
    前記ロータを駆動可能なステータを有する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のステータユニットと、
    を備える、モータ。
  9. 請求項8に記載のモータと、
    前記モータのロータとともに、上下方向に延びる中心軸を中心として回転可能な羽根部と、
    を備える、送風装置。
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